JP2003221169A - エレベータ制御装置 - Google Patents

エレベータ制御装置

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JP2003221169A
JP2003221169A JP2002019830A JP2002019830A JP2003221169A JP 2003221169 A JP2003221169 A JP 2003221169A JP 2002019830 A JP2002019830 A JP 2002019830A JP 2002019830 A JP2002019830 A JP 2002019830A JP 2003221169 A JP2003221169 A JP 2003221169A
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car
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JP2002019830A
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English (en)
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Masafumi Iwata
雅史 岩田
Naohiko Suzuki
直彦 鈴木
Koichi Sasagawa
耕一 笹川
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乗客到着前に呼びを発生させたり、乗客の操
作なしにサービスを受けることのできるエレベータ制御
装置を得る。 【解決手段】 かご装置を利用する乗客を検出する乗客
検出手段4と、乗客が検出された特定乗場に乗客が到着
する時刻を乗客到着時間推定値として演算する乗客到着
時間推定部5と、乗客が特定乗場に到着する前に事前呼
びを発生するとともに、かご装置1に関連した制御指令
を出力する事前呼び処理部6と、かご装置1および乗場
呼び装置2の各状態に基づいてかご装置1を制御すると
ともに、事前呼びおよび制御指令に応答してかご装置1
を制御するかご制御部3とを備え、事前呼び処理部6
は、乗客検出手段の検出結果および乗客到着時間推定値
に基づいて、特定乗場に対するかご装置の事前呼び処理
を行う事前呼び管理部を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、少なくとも1台
のかご装置を備えたエレベータシステムに適用されるエ
レベータ制御装置に関し、特に乗客到着前に呼びを発生
させたり、乗客の操作なしにサービスを受けることので
きる事前呼び機能または操作レス呼び機能を備えたエレ
ベータ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、エレベータシステムにおいて
は、乗客が乗場に到着したときに、乗客が乗場に設置さ
れた乗場ボタンを押すことによって乗場呼びを発生さ
せ、エレベータかご(以下、「かご装置」または単に
「かご」という)を乗客の待つ乗車階に呼び寄せてい
る。その後、乗客は、乗車階へのかごの到着後に、かご
内に乗車して、かご内の行き先階ボタンを押すことによ
って行き先階を指定し、サービスを受けている。
【0003】また、従来より、エレベータの乗場呼びボ
タンをエレベータホールよりも手前に設置すれば、呼び
が早く生成されるので、待ち時間を短縮させるという効
果を奏することが知られている。
【0004】たとえば、特公昭61−41822号公報
に記載の従来装置においては、乗場へのかごの到着時間
と乗客の到着時間とを比較し、乗客到着後にかごが乗場
に到着するようにかごを割当てることにより、待ち時間
の短縮を実現している。
【0005】また、特開昭63−247282号公報に
記載の従来装置においては、乗場到着前の乗客を事前に
検知して仮割当テーブルを作成し、実際に乗客が乗場に
到着した後に実割当を行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のエレベータ制御
装置は以上のように、乗客が乗場に到着する前に呼びを
発生させる事前呼び機能を備えているものの、乗客の到
着時刻よりも前に乗場に到着するかごに対しては、事前
呼びを割当てることができないという問題点があった。
【0007】また、乗客よりも先にかご(割当かご)が
乗車階に到着した場合に、呼びの割当直しや、先着した
割当かごを待機させることができないという問題点があ
った。
【0008】また、乗客環境やエレベータシステムの設
置環境などに応じて、乗客の乗場への到着時間を調整す
ることができないので、信頼性に欠けるという問題点が
あった。
【0009】また、乗客が実際に呼びボタンを押すこと
なく、サービスを受けることができないという問題点が
あった。さらに、事前に乗客を検知しても、その検知情
報をかごの運行に反映させることができないという問題
点があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、乗客到着前に呼びを発生させた
り、乗客の操作なしにサービスを受けることのできる事
前呼び機能または操作レス呼び機能を備えたエレベータ
制御装置を得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係るエレベー
タ制御装置は、複数階の乗場に設けられた乗場呼び装置
と、複数階の乗場の間で運行されるかご装置とを有する
エレベータシステムのためのエレベータ制御装置におい
て、かご装置を利用する乗客を検出する乗客検出手段
と、乗客が検出された特定乗場に乗客が到着する時刻を
乗客到着時間推定値として演算する乗客到着時間推定部
と、乗客が特定乗場に到着する前に事前呼びを発生する
とともに、かご装置に関連した制御指令を出力する事前
呼び処理部と、かご装置および乗場呼び装置の各状態に
基づいてかご装置を制御するとともに、事前呼びおよび
制御指令に応答してかご装置を制御するかご制御部とを
備え、事前呼び処理部は、乗客検出手段の検出結果およ
び乗客到着時間推定値に基づいて、特定乗場に対するか
ご装置の事前呼び処理を行う事前呼び管理部を含むもの
である。
【0012】また、この発明に係るエレベータ制御装置
のかご装置は、複数のかご装置からなり、事前呼び処理
部は、事前呼び管理部の出力情報に基づいて、特定乗場
に対する事前呼びを発生する事前呼び発生部と、事前呼
びに基づいて、特定乗場に対するかご装置の割当処理を
行う割当処理管理部と、かご制御部および割当処理管理
部の各出力情報に基づいて、かご装置の特定乗場へのか
ご到着時間予測値を演算するかご到着時間予測演算部
と、割当処理管理部およびかご到着時間予測演算部の各
出力情報に基づいて、かご装置の特定乗場への到着時間
予測値と乗客到着時間推定値との時間差を予測演算する
到着時間差予測部と、かご制御部および到着時間差予測
部の各出力情報に基づいて、事前呼びに対する割当かご
装置を決定する割当演算部とを含み、かご制御部は、割
当演算部の出力情報に基づいて割当かご装置を制御する
ものである。
【0013】また、この発明に係るエレベータ制御装置
の事前呼び処理部は、事前呼び管理部の出力情報に基づ
いて事前呼びの割当直しを行う割当見直し部を含み、割
当処理管理部は、事前呼び発生部および割当見直し部の
各出力情報に基づいて割当処理を行うものである。
【0014】また、この発明に係るエレベータ制御装置
の事前呼び処理部は、事前呼び管理部に関連した事前呼
び再処理手段を含み、事前呼び再処理手段は、乗客が特
定乗場に到着する前に割当かご装置が特定乗場を出発し
てしまった場合に、事前呼び管理部から事前呼びを再度
発生させるものである。
【0015】また、この発明に係るエレベータ制御装置
の事前呼び処理部は、事前呼び管理部に関連したかご待
機制御部を含み、かご待機制御部は、事前呼び管理部の
出力情報に基づいて、乗客が発生した階に停車中のかご
装置を待機させるものである。
【0016】また、この発明に係るエレベータ制御装置
は、乗客検出手段の検出結果と乗客の特定乗場への到着
時間予測値とを記憶し且つ学習する乗客到着時間記憶学
習部を備え、乗客到着時間推定部は、乗客検出手段の検
出結果と乗客到着時間記憶学習部内のデータとに基づい
て乗客到着時間推定値を演算するものである。
【0017】また、この発明に係るエレベータ制御装置
は、乗客の個人毎の出発階、行き先階または乗降車時間
を含む乗客属性情報を記憶する個人属性情報記憶部と、
乗客検出手段により検出された乗客の乗客属性情報を個
人属性情報記憶部から抽出する個人属性情報検索部とを
備え、事前呼び管理部は、個人属性情報検索部の出力情
報に基づいて事前呼びの発生処理を行うものである。
【0018】また、この発明に係るエレベータ制御装置
は、複数階の乗場に設けられた乗場呼び装置と、複数階
の乗場の間で運行されるかご装置とを有するエレベータ
システムのためのエレベータ制御装置において、かご装
置を利用する乗客を検出する乗客検出手段と、乗客検出
手段の検出結果に基づいて、乗客が本当にかご装置を利
用する確率を乗客乗車確率として演算する乗客乗車確率
推定部と、乗客が呼びボタンを押すことなく操作レス呼
びを発生するための操作レス呼び処理を行う操作レス呼
び処理部と、かご装置および乗場呼び装置の状態とに基
づいてかご装置を制御するとともに、操作レス呼びに応
答してかご装置を制御するかご制御部とを備え、操作レ
ス呼び処理部は、乗客検出手段の検出結果および乗客乗
車確率に基づいて操作レス呼び処理を行う操作レス呼び
管理部を含むものである。
【0019】また、この発明に係るエレベータ制御装置
のかご装置は、複数のかご装置からなり、操作レス呼び
処理部は、操作レス呼び管理部の出力情報に基づいて操
作レス呼びを発生する操作レス呼び発生部と、操作レス
呼びに基づいて、かご装置の割当処理を行う割当処理管
理部と、かご制御部および割当処理管理部の各出力情報
に基づいて、かご装置の特定乗場へのかご到着時間予測
値を演算するかご到着時間予測演算部と、割当処理管理
部およびかご到着時間予測演算部の各出力情報に基づい
て、特定乗場での待ち時間の期待値を演算する待ち時間
期待値演算部と、かご制御部および待ち時間期待値演算
部の各出力情報に基づいて操作レス呼びに対する割当か
ご装置を決定する割当演算部とを含み、かご制御部は、
割当演算部の出力情報に基づいて割当かご装置を制御す
るものである。
【0020】また、この発明に係るエレベータ制御装置
の操作レス呼び処理部は、操作レス呼び管理部に関連し
た呼びキャンセル部を含み、呼びキャンセル部は、乗客
乗車確率が所定の閾値よりも低い場合に操作レス呼びを
取り消すものである。
【0021】また、この発明に係るエレベータ制御装置
の操作レス呼び処理部は、操作レス呼び管理部に関連し
たかご待機制御部を含み、かご待機制御部は、乗客乗車
確率が所定の閾値以上を示す場合に、乗客が発生した階
に停車中のかご装置を待機させるものである。
【0022】また、この発明に係るエレベータ制御装置
は、乗客検出手段の検出結果と乗客検出時の乗客の乗場
確率とを記憶し且つ学習する乗客乗車確率記憶学習部を
備え、乗客乗車確率推定部は、乗客検出手段の検出結果
と乗客乗車確率記憶学習部内のデータとに基づいて乗客
乗車確率を演算するものである。
【0023】また、この発明に係るエレベータ制御装置
は、乗客の個人毎の出発階、行き先階または乗降車時間
を含む乗客属性情報を記憶する個人属性情報記憶部と、
乗客検出手段により検出された乗客の乗客属性情報を個
人属性情報記憶部から抽出する個人属性情報検索部とを
備え、操作レス呼び管理部は、個人属性情報検索部の出
力情報に基づいて操作レス呼びの発生処理を行うもので
ある。
【0024】また、この発明に係るエレベータ制御装置
は、複数階の乗場に設けられた乗場呼び装置と、複数階
の乗場の間で運行されるかご装置とを有するエレベータ
システムのためのエレベータ制御装置において、かご装
置を利用する乗客を検出する乗客検出手段と、乗客が検
出された特定乗場に乗客が到着する時刻を乗客到着時間
推定値として演算する乗客到着時間推定部と、乗客検出
手段の検出結果に基づいて、乗客が本当にかご装置を利
用する確率を乗客乗車確率として演算する乗客乗車確率
推定部と、乗客検出手段の検出結果、乗客到着時間推定
値および乗客乗車確率に基づいて、事前操作レス呼びを
発生するための事前操作レス呼び処理を行う事前操作レ
ス呼び処理部と、かご装置および乗場呼び装置の状態に
基づいてかご装置を制御するとともに、事前操作レス呼
びに応答してかご装置を制御するかご制御部とを備え、
事前操作レス呼び処理部は、乗客検出手段の検出結果、
乗客到着時間推定値および乗客乗車確率に基づいて事前
操作レス呼び処理を行う事前操作レス呼び管理部を含む
ものである。
【0025】また、この発明に係るエレベータ制御装置
の前操作レス呼び処理部は、事前呼び管理部の出力情報
に基づいて事前操作レス呼びを発生する事前操作レス呼
び発生部と、事前操作レス呼び発生部および事前呼び発
生部の各出力情報に基づいてかご装置の割当処理を行う
割当処理管理部と、かご制御部および割当処理管理部の
各出力情報に基づいて、かご装置の特定乗場へのかご到
着時間予測値を演算するかご到着時間予測演算部と、割
当処理管理部およびかご到着時間予測演算部の各出力情
報に基づいて、かご到着時間予測値と乗客到着時間推定
値との時間差期待値を演算する到着時間差期待値予測演
算部と、かご制御部および到着時間差期待値予測演算部
の各出力情報に基づいて、事前操作レス呼びに対する割
当かご装置を決定する割当演算部とを含み、かご制御部
は、割当演算部の出力情報に基づいて割当かご装置を制
御するものである。
【0026】また、この発明に係るエレベータ制御装置
は、乗客の個人毎の出発階、行き先階または乗降車時間
を含む乗客属性情報を記憶する個人属性情報記憶部と、
乗客の乗客属性情報を個人属性情報記憶部から抽出する
個人属性情報検索部とを備え、事前操作レス呼び管理部
は、個人属性情報検索部の出力情報に基づいて事前操作
レス呼びの発生処理を行うものである。
【0027】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、図面を参照
しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明
する。
【0028】図1はこの発明の実施の形態1による全体
構成を示すブロック図であり、図2は図1内の乗客検出
手段4の具体的構成例を示すブロック図、図3は図1内
の事前呼び処理部6の具体的構成例を示すブロック図で
ある。
【0029】図1において、1−1〜1−NはN台(N
は自然数)のかご装置、2−1〜2−MはM個(Mは自
然数)の乗場呼び装置であり、これらは、ビル内に設置
されたエレベータシステムを構成している。
【0030】3はかご制御部であり、かご装置1−1〜
1−Nおよび乗場呼び装置2−1〜2−Mの状態を取得
するとともに、かご装置1−1〜1−Nおよび乗場呼び
装置2−1〜2−Mを制御する。
【0031】4は乗客検出手段であり、センサ、電波発
信機、またはリモコンなどにより、乗場到着前の乗客を
事前に検出する。5は乗客到着時間推定部であり、乗客
検出手段4の検出結果とエレベータ乗場の位置情報とに
基づいて、乗客検出手段4で乗客を検出した後に、その
乗客がエレベータ乗場に到着する時刻を乗客到着時間推
定値として演算する。
【0032】6は事前呼び処理部であり、乗客検出手段
4の検出結果に基づいて事前呼びおよび制御指令を発生
する。事前呼び処理部6は、かご制御部3を介して入力
される情報(かご装置1−1〜1−Nおよび乗場呼び装
置2−1〜2−Mの状態)に基づき、乗客到着時間推定
値(または、乗客到着時間推定値の確率密度関数)を考
慮して、乗客がエレベータホールに到着する前に事前呼
びの登録やドア制御などを行う。
【0033】図2において、乗客検出手段4は、L個
(Lは自然数)の乗客検出デバイス41−1〜41−L
と、乗客検出デバイス41−1〜41−Lからの検出デ
ータを処理する乗客検出データ処理部42とにより構成
されている。
【0034】乗客検出デバイス41−1〜41−Lは、
同一位置に設置されてもよく、または、それぞれが離れ
た場所に設置されてもよい。乗客検出デバイス41−1
〜41−Lは、エレベータホールまたはエレベータホー
ルから離れた場所に設置され得る。
【0035】乗客検出デバイス41−1〜41−Lの構
成例としては、たとえば公知の光センサや音波センサと
電波発信器とを組み合わせて用いてもよく、または、無
線送信機および無線受信器やリモコンなどを用いてもよ
い。
【0036】乗客到着時間推定部5は、たとえば乗客検
出デバイス41−1〜41−Lのうちの1つの乗客検出
デバイス41−s(s=1、2、・・・、L)からの検
出結果を用いる場合、乗客検出デバイス41−sからエ
レベータホールまでの乗客到着時間推定値t(s)を、
以下の(1)式のように演算する。
【0037】
【数1】
【0038】ただし、(1)式において、d(s)は乗
客検出デバイス41−sからエレベータホールまでの距
離、vp(s)は乗客検出デバイス41−sによる検出
位置での乗客の基準歩行速度、bは乗客が乗客検出デバ
イス41−sで検出されてからの経過時間を表す。
【0039】ここで、乗客検出直後における経過時間b
は「0」である。また、基準歩行速度vb(s)を与え
て、これを用いて乗客到着時間推定値tとして出力して
もよい。
【0040】また、図2のように複数の乗客検出デバイ
ス41−1〜41−Lを持つ場合には、各乗客検出デバ
イス41−1〜41−Lの検出結果を用いて、乗客到着
時間推定値を演算することができる。
【0041】たとえば、乗客が乗客検出デバイス41−
s1で検出されたのち、乗客検出デバイス41−s2で
検出された場合には、乗客到着時間推定値t(s2)
は、以下の(2)式のように演算される。
【0042】
【数2】
【0043】ただし、(2)式において、Ts1は乗客
検出デバイス41−s1で乗客が検出された時刻、Ts
2は乗客検出デバイス41−s2で乗客が検出された時
刻である。また、vp′は時刻Ts2で検出された乗客
の歩行速度の瞬時値である。また、αは基準歩行速度荷
重、βは瞬時歩行速度荷重であり、α+β=1である。
【0044】また、(2)式においては基準歩行速度v
p(s2)を一定値としているが、各個人の歩行速度が
異なる点に着目して、基準歩行速度vp(s)または乗
客到着時間推定値t(s)を確率的な分布を有する値と
し、基準歩行速度vp(s)の確率密度関数θ(vp
(s))、または、乗客到着時間推定値t(s)の確率
密度関数φ(t(s))を与えることもできる。
【0045】この場合、乗客到着時間推定部5は、乗客
到着時間推定値t(s)の確率密度関数φ(t(s))
を出力することになる。したがって、事前呼び処理部6
は、上記(1)式または(2)式で得られた乗客到着時
間推定値t(s)またはその確率密度関数φ(t
(s))を考慮して、乗客がエレベータホールに到着す
る前に事前呼びの登録やドアの開制御などを行う。
【0046】図3において、事前呼び処理部6は、事前
呼び管理部61を有する。事前呼び管理部61は、かご
装置1−1〜1−Nおよび乗場呼び装置2−1〜2−M
の状態に基づく乗客到着時間推定値t(s)を考慮し
て、事前呼びの発生を決定するとともに、事前呼びが割
当てられた割当かご装置の待機の要否を判定し、各種の
決定結果および判定結果を出力する。
【0047】62は事前呼び発生部であり、事前呼び管
理部61の出力情報が事前呼びの発生有効を示す場合
に、事前呼びを発生して、かご制御部3に呼び登録指令
を出力する。
【0048】63はかご待機処理部であり、事前呼び管
理部61の出力情報が待機処理有効を示す場合に、呼び
発生階に停止中のかご装置に対する待機処理指令を生成
し、この待機処理指令をかご制御部3に入力する。
【0049】64は事前呼び再処理手段であり、乗客検
出部41−sで検出された呼びに対して応答すべき割当
かご装置が既に呼び発生階を出発してしまった場合に、
事前呼び管理部61に対して再度の呼びの発生指令を出
力する。
【0050】図4は事前呼び処理部6内の事前呼び管理
部61による動作アルゴリズムを示すフローチャートで
ある。図4において、事前呼び管理部61は、まず、乗
客が検出された階床(呼び発生階)にかご(割当かご装
置)が到着しているか否かを判定する(ステップS4
1)。
【0051】ステップS41において、かごが到着して
いる(すなわち、YES)と判定されれば、続いて、乗
客到着時間推定値t(s)と待機処理閾値THとを比較
し、t(s)<THであるか否かを判定する(ステップ
S42)。
【0052】ステップS42において、t(s)<TH
(すなわち、YES)と判定されれば、待機制御処理を
有効化させる待機制御有効信号を出力して(ステップS
43)、図4の処理ルーチンを終了し、t(s)≧TH
(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS43を
実行せずに図4の処理ルーチンを終了する。
【0053】なお、乗客到着時間推定値t(s)が確率
密度関数φ(t)で与えられる場合には、ステップS4
2において、乗客到着時間推定値t(s)の平均値E
(t(s))と待機処理閾値THとが比較される。
【0054】ここで、乗客到着時間推定値t(s)の平
均値E(t(s))は、確率密度関数φ(t(s))が
連続関数として与えられる場合には、以下の(3)式で
与えられる。
【0055】
【数3】
【0056】また、確率密度関数φ(t(s))が離散
的な値として与えられる場合には、乗客到着時間推定値
t(s)の平均値E(t(s))は、以下の(4)式で
与えられる。
【0057】
【数4】
【0058】このとき、ステップS42においては、乗
客到着時間推定値t(s)の平均値E(t(s))と待
機処理閾値THとが比較され、E(t(s))<THを
満たす場合に、待機制御有効処理(ステップS43)に
進むことになる。
【0059】一方、呼び発生階へのかご到着判定処理
(ステップS41)において、かごが到着していない
(すなわち、NO)と判定されれば、続いて、乗客が検
出された特定階床に呼びが発生しているか否かを判定す
る(ステップS44)。
【0060】ステップS44において、特定階床に呼び
が発生している(すなわち、YES)と判定されれば、
直ちに図4の処理ルーチンを終了し、呼びが発生してい
ない(すなわち、NO)と判定されれば、事前呼び発生
を有効化するための事前呼び発生有効信号を出力して
(ステップS45)、図4の処理ルーチンを終了する。
【0061】こうして事前呼び管理部61から生成され
た事前呼び発生有効信号および待機制御有効信号は、事
前呼び発生部62およびかご待機制御部63に入力され
る。以下、事前呼び発生部62は、事前呼び発生有効信
号に応答して事前呼びを発生し、かご待機処理部63
は、待機処理有効信号に応答して、呼び発生階に停止中
のかご装置に対する待機処理指令を出力する。
【0062】これにより、特定乗場への乗客の到着時間
を考慮した事前呼びが可能となり、乗客の待ち時間を短
縮させるとともに、エレベータシステムの運行効率を高
めて乗客に対するサービスを向上させることができる。
【0063】実施の形態2.なお、上記実施の形態1で
は、乗客到着時間の学習機能について考慮しなかった
が、乗客到着時間の履歴データを記憶し且つ学習する機
能を設けるとともに、乗客到着時間推定値とかご到着時
間予測値との時間差に基づいて割当かご装置を決定して
もよい。
【0064】以下、乗客到着時間の学習機能およびかご
到着時間予測演算部を備えたこの発明の実施の形態2に
ついて説明する。図5はこの発明の実施の形態2を示す
ブロック図であり、前述(図1〜図3参照)と同様のも
のについては、同一符号を付して、または符号の後に
「A」を付して、詳述を省略する。
【0065】図5において、乗客到着時間推定部5Aに
は、乗客到着時間記憶学習部7が設けられている。乗客
到着時間記憶学習部7は、乗客検出手段4の検出情報に
基づいて、乗客到着時間の履歴データを記憶するととも
に、この記憶データに基づいて乗客パラメータを学習
し、学習結果を乗客到着時間推定部5Aに入力する。
【0066】すなわち、乗客到着時間記憶学習部7は、
乗客検出手段4内の各乗客検出デバイス41−1〜41
−L(図2参照)の検出結果に基づいて、乗客の歩行速
度または歩行時間を各乗客検出デバイス41−1〜41
−L毎に記憶し、各乗客検出デバイス41−1〜41−
Lの位置における基準歩行速度vp(s)または基準歩
行時間tb(s)を学習する。
【0067】この学習方法としては、いくつか考えられ
るが、たとえば以下の(5)式により学習することがで
きる。
【0068】
【数5】
【0069】ただし、(5)式において、vp(s)
(new)は学習後の基準歩行速度、vp(s)(ol
d)は学習前の歩行速度である。また、vp(s)(n
ow)は、学習時点で、乗客検出デバイス41−sで乗
客が検出されてからエレベータに乗るまでの乗客の歩行
速度である。
【0070】また、χは慣性係数、δは学習係数であ
り、それぞれ、学習前の歩行速度vp(s)(old)
または学習時点での歩行速度vp(s)(now)の重
み係数に相当する。
【0071】さらに、基準歩行速度vp(s)や基準歩
行時間tbの確率密度関数が与えられる場合は、それぞ
れの確率密度関数θ(vp(s))またはφ(t
(s))を学習することになる。
【0072】こうして、乗客到着時間記憶学習部7で得
られた学習結果は、乗客到着時間推定部5Aに入力さ
れ、次回以降の乗客到着時間推定値の演算に用いられ
る。
【0073】事前呼び処理部6A内において、事前呼び
管理部61Aには、前述の事前呼び発生部62、かご待
機制御部63および事前呼び再処理手段64に加えて、
割当見直し部65が設けられている。
【0074】66は事前呼び発生部62および割当見直
し部65に関連した割当処理管理部であり、割当処理管
理部66には、かご到着時間予測演算部67、到着時間
差予測部68および割当演算部69が設けられている。
【0075】事前呼び発生部62は、事前呼び管理部6
1Aからの事前呼び発生有効信号に応答して事前呼びを
発生し、割当処理管理部66に呼び割当指令を出力す
る。
【0076】割当見直し部65は、事前呼び管理部61
Aからの事前呼び登録状況に応答して、定期的に割当見
直しの必要性を判定し、割当見直しが必要であれば、割
当処理管理部66に呼び割当指令を出力して、現在割当
てられているかご(割当かご装置)の割当信号を取り消
す。
【0077】図6は割当見直し部65による判定アルゴ
リズムを示すフローチャートである。図6において、ま
ず、事前呼びの方向(UPまたはDOWN)を示す変数
udを「UP(上昇)」に初期設定し(ステップS6
1)、事前呼びの階床を示す変数fLを「1」に初期設
定する(ステップS62)。
【0078】続いて、fL階でud方向の事前呼びが登
録されているか否かを判定し(ステップS63)、登録
されていない(すなわち、NO)と判定されれば、ステ
ップS71(後述する)に進み、登録されている(すな
わち、YES)と判定されれば、変数iを「1」に、変
数Kを「0」に、それぞれ初期設定する(ステップS6
4)。
【0079】なお、変数iは、乗客検出デバイス41−
sで検出され且つ隣接の乗客検出デバイス41−s+1
で検出されていない乗客に関する事前呼びが登録中の
「i番目の乗客」に対するインデックスである。また、
変数Kは、ステップS69(後述する)での比較判定に
用いられる「見直しを必要とする乗客数」である。
【0080】次に、初期化ステップS64に続いて、変
数iを乗客数の最大値J(s)と比較して、i<J
(s)+1を満たすか否かを判定し、全ての変数iにつ
いての見直し判定処理(ステップS66)が未完了の状
態か否かを判定する(ステップS65)。
【0081】ステップS65において、i≧J(s)+
1(すなわち、NO)と判定されればステップS69に
進み、i<J(s)+1(すなわち、YES)と判定さ
れれば、続いて、i番目の乗客に対する割当見直しの必
要性の有無を判定する(ステップS66)。
【0082】ステップS66における割当の見直し判定
処理は、たとえば、i番目の乗客が特定乗場に到着する
までに比較的長い時間があり、かご装置の到着時間予測
値と乗客の到着時間推定値との差が大きい場合に実行さ
れる。ステップS66においては、たとえば、以下の条
件判定が実行される。
【0083】 if (t(s,i)−u(i)>THp) and (|τ−t(s,i)+u(i)|>THc) then 「割当見直しを行う」 else 「割当見直しを行わない」
【0084】ただし、上記条件判定式において、t
(s,i)は、乗客検出デバイス41−sで検出され且
つ乗客検出デバイス41−s+1で検出されていない乗
客に関する事前呼びが登録中の「i番目の乗客」の乗客
到着時間推定値である。
【0085】また、u(i)は、「i番目の乗客」が乗
客検出デバイス41sで検出されてからの経過時間、T
Hpは割当見直し判定における乗客到着時間推定値t
(s,i)に対する閾値である。
【0086】また、τは、かご装置がfL階ud方向に
到着するまでに必要とする時間の予測値(かご到着時間
予測値)であり、かご装置ならび乗場呼び装置2−1〜
2−Mの状態に基づいて演算される。
【0087】さらに、THcは、かご到着時間予測値τ
と乗客到着時間推定値t(s,i)との時間差に関する
閾値である。
【0088】ステップS66において、上記条件判定式
の少なくとも一方を満たさない(すなわち、NO)と判
定されれば、変数iをインクリメントして(ステップS
67)、ステップS65に戻る。
【0089】また、上記条件判定式の両方を満たす(す
なわち、YES)と判定されれば、変数Kをインクリメ
ントして(ステップS68)、ステップS67を介し
て、ステップS65に戻る。
【0090】一方、ステップS65において、i≧J
(s)+1(すなわち、NO)と判定されれば、変数i
についての全ての見直し判定処理が完了しているので、
見直し乗客数に対応した変数Kと、変数Kに関する閾値
THKとを比較し、K>THKを満たすか否かを判定す
る(ステップS69)。
【0091】ステップS69において、K>THK(す
なわち、YES)と判定されれば、fL階ud方向の割
当見直し信号を有効として(ステップS70)、次のス
テップS71に進み、K≦THK(すなわち、NO)と
判定されれば、直ちにステップS71に進む。
【0092】ステップS71においては、事前呼びの階
床を示す変数fLが最上階に達したか否かを判定し、全
ての階床についての割当見直し判定処理が完了したか否
かを判定する。
【0093】もし、fL<最上階(すなわち、NO)と
判定されれば、全ての階床についての割当見直し判定処
理が完了していないので、変数fLをインクリメントし
て(ステップS72)、ステップS63に戻る。
【0094】また、ステップS71において、fL=最
上階(すなわち、YES)と判定されれば、続いて、事
前呼びの方向を示す変数udが「DOWN」であるか否
かを判定し、上下方向の両方について割当見直し判定処
理が行われたか否かを判定する(ステップS73)。
【0095】ステップS73において、ud=UP(す
なわち、NO)と判定されれば、下降方向の判定処理が
未完了なので、方向変数udを「DOWN」に変更設定
して(ステップS74)、ステップS62に戻る。一
方、ステップS73において、ud=DOWN(すなわ
ち、YES)と判定されれば、図6の処理ルーチンを終
了する。
【0096】以下、割当処理管理部66は、事前呼び発
生部62または割当見直し部65からの呼び割当指令に
したがって割当処理を行うために、かご到着時間予測演
算部67、到着時間差演算部68および割当演算部69
に対して、呼び登録情報、かご装置1−1〜1−Nおよ
び乗場呼び装置2−1〜2−Mの各状態を出力し、各種
の演算指令を行う。
【0097】これにより、かご到着時間予測演算部67
は、各階にかご装置が到着する時間を予測演算し、たと
えばかご装置cの到着時間予測値τ(c,fL,ud)
を出力する。
【0098】このとき、かご到着時間予測値τ(c,f
L,ud)は、将来発生する呼びや、途中の乗降車時間
の値など確率的な要素によって変動するので、τ(c,
fL,ud)の確率密度関数ψ(τ(c,fL,u
d))を演算して出力してもよい。
【0099】到着時間差演算部68は、事前呼び登録階
における乗客到着時間推定値t(s)またはt(s,
i)と、かご到着時間予測値τ(c,fL,ud)との
時間差γ(s,c)またはγ(s,i,c)を演算す
る。ここで、新規の事前呼び登録の場合の時間差γ
(s,c)は、以下の(6)式によって得られる。
【0100】
【数6】
【0101】また、割当見直しの場合の時間差γ(s,
i,c)は、以下の(7)式によって得られる。
【0102】
【数7】
【0103】また、乗客到着時間推定値t(s)、t
(s,i)およびかご到着時間予測値τ(c,fL,u
d)が確率密度関数で表わされる場合、各時間差γ
(s,c)、γ(s,i,c)は、以下の(8)式、
(9)式によって得られる。
【0104】
【数8】
【数9】
【0105】上記(6)〜(9)式から得られる時間差
に基づいて、fL階ud方向の事前呼びに対する到着時
間差評価値Γ(fL,ud)が算出される。到着時間差
評価値Γ(fL,ud)は、新規の事前呼び登録の場合
と割当見直しの場合とに対して、それぞれ、以下の(1
0)式、(11)式のように得られる。
【0106】
【数10】
【数11】
【0107】ただし、(10)式、(11)式におい
て、v(s)は乗客検出デバイス41−sで検出された
乗客に関する呼び登録フラグであり、呼びが登録中の場
合には「1」となり、その他の場合には「0」となる。
また、(10)式において、w(s)は、乗客検出デバ
イス41−sで検出された乗客に対する呼びに割当てら
れている割当かご装置である。
【0108】また、(11)式において、w(s,i)
は、乗客検出デバイス41−sで検出され且つ乗客検出
デバイス41−s+1で検出されていない事前呼びが登
録中の「i番目の乗客」に対する呼びに割当てられてい
る割当かご装置である。また、J(s)は乗客検出デバ
イス41−sで検出され且つ乗客検出デバイス41−s
+1で検出されていない事前呼びが登録中の乗客数であ
る。
【0109】割当演算部69は、たとえば、評価関数E
が最小となるように、事前呼びまたは割当見直し対象呼
びに対する割当かご装置w(s)を決定し、かご制御部
3Aに対して割当かごを出力する。評価関数Eは、以下
の(12)式により与えられる。
【0110】
【数12】
【0111】ただし、(12)式において、Ωは乗客検
出デバイス41−1〜41−ssが設置されている階の
集合である。
【0112】このように、割当かご装置を決定すること
により、乗客の到着時間を考慮した事前呼びを行うとと
もに、事前呼びに対する割当や、割当の見直しを行うこ
とができる。したがって、待ち時間を短縮させるととも
に、エレベータの運行効率をさらに高めて、乗客に対す
るサービスを向上させることができる。
【0113】実施の形態3.なお、上記実施の形態1で
は、検出された乗客が実際に乗車する確率について考慮
しなかったが、乗客乗車確率に基づいて、乗客による乗
場ボタンの操作がなくても操作レス呼びを発生するよう
にしてもよい。
【0114】図7は乗客乗車確率に基づいて操作レス呼
びを発生するようにしたこの発明の実施の形態3を示す
ブロック図である。また、図8は図7内の操作レス呼び
処理部9の具体的構成例を示すブロック図である。
【0115】図7において、前述(図1、図5参照)と
同様のものについては、同一符号を付して、または符号
の後に「B」を付して、詳述を省略する。8は乗客検出
手段4に関連した乗客乗車確率推定部であり、乗客検出
デバイス41−1〜41−L(図2参照)で検出された
乗客が実際に乗車する確率値を推定演算し、算出された
乗客乗車確率を操作レス呼び処理部9に入力する。
【0116】たとえば、乗客検出デバイス41−sで検
出された乗客乗車確率P(s)は、デバイス位置とエレ
ベータホール位置との距離や周りの設備の関係などか
ら、あらかじめ与えられている。
【0117】かご制御部3Bと関連した操作レス呼び処
理部9は、乗客検出手段4の検出結果および乗客乗車確
率P(s)の値に基づいて、乗客による乗場ボタンの操
作なしで、呼びを発生させる「操作レス呼び発生処理」
を実行するとともに、一度発生させた操作レス呼びのキ
ャンセルや、かご装置1−1〜1−Nの待機制御などを
行う。
【0118】図8において、操作レス呼び処理部9は、
操作レス呼び管理部91を有する。操作レス呼び管理部
91は、乗客乗車確率P(s)に基づいて、操作レス呼
びの発生およびキャンセルや、かご装置1−1〜1−N
の待機制御を決定し、各種の決定結果を制御指令として
出力する。
【0119】92は操作レス呼び発生部であり、操作レ
ス呼び管理部91の出力情報が操作レス呼び発生有効を
示す場合に操作レス呼びを発生し、かご制御部3Bに呼
び登録指令を出力する。
【0120】93はかご待機処理部であり、操作レス呼
び管理部91の出力情報が待機処理有効を示す場合に、
呼び発生階に停止中のかご装置に対する待機処理指令を
かご制御部3Bに出力する。
【0121】94は呼びキャンセル部であり、操作レス
呼び管理部91の出力情報が呼びキャンセル有効を示す
場合に、呼びをキャンセルして、かご制御部3Bに呼び
キャンセル指令を出力する。
【0122】図9は操作レス呼び管理部91による各種
の判定アルゴリズムを示すフローチャートである。図9
において、操作レス呼び処理部9は、まず、乗客乗車確
率推定部8からの乗客乗車確率P(s)の値を閾値TH
Pと比較して、P(s)≧THPであるか否かを判定す
る(ステップS91)。
【0123】ステップS91において、P(s)<TH
P(すなわち、NO)と判定されればステップS97
(後述する)に進み、P(s)≧THP(すなわち、Y
ES)と判定されれば、続いて、乗客が検出された階床
(乗客検出階)にかご装置が到着しているか否かを判定
する(ステップS92)。
【0124】ステップS92において、乗客検出階にか
ご装置が到着している(すなわち、YES)と判定され
れば、待機処理有効信号を出力して(ステップS9
3)、図9の処理ルーチンを終了する。
【0125】また、ステップS92において、乗客検出
階にかご装置が到着していない(すなわち、NO)と判
定されれば、続いて、乗客検出階に既に呼びが発生して
いるか否かを判定する(ステップS94)。
【0126】ステップS94において、呼びが発生して
いない(すなわち、NO)と判定されれば、操作レス呼
び発生有効信号を出力し(ステップS95)、続いて、
操作レス呼び登録データを保存して(ステップS9
6)、図9の処理ルーチンを終了する。
【0127】また、ステップS94において、既に呼び
が発生している(すなわち、YES)と判定されれば、
ステップS95を実行せずに、操作レス呼び登録データ
を保存して(ステップS96)、図9の処理ルーチンを
終了する。
【0128】ここで、ステップS96で保存される操作
レス呼び登録データとは、乗客が検出された乗客検出デ
バイス名「s」および時刻や、呼び発生階床などであ
る。また、乗客検出デバイス41−1〜41−Lが乗客
の個人IDを検出可能な場合には、その個人IDも操作
レス呼び登録データとして記録される。
【0129】一方、前述のステップS91において、P
(s)<THP(すなわち、NO)と判定されれば、続
いて、乗客検出デバイス41−1〜41−Lで検出され
た乗客に関する呼びが既に登録されているか否かを判定
する(ステップS97)。
【0130】ステップS97において、呼び登録されて
いない(すなわち、NO)と判定されれば、直ちに図9
の処理ルーチンを終了する。また、ステップS97にお
いて、既に呼びが登録されている(すなわち、YES)
と判定されれば、続いて、他の乗客も呼び発生させてい
るか否かを判定する(ステップS98)。
【0131】すなわち、ステップS98においては、検
出された乗客に関する呼びについて、他の乗客に関する
操作レス呼び登録、または、乗場呼び装置2−1〜2−
Mによる呼び登録が有るか否かを判定する。
【0132】ステップS98において、他の乗客による
呼び登録がある(すなわち、YES)と判定されれば、
図9の処理ルーチンを直ちに終了し、他の乗客による呼
び登録がない(すなわち、NO)と判定されれば、呼び
キャンセル有効信号を出力して(ステップS99)、図
9の処理ルーチンを終了する。
【0133】以下、操作レス呼び発生部92は、操作レ
ス呼び発生有効信号に応答して操作レス呼びを発生し、
かご待機処理部93は、待機処理有効信号に応答して待
機処理指令を出力し、呼びキャンセル部94は、呼びキ
ャンセル有効信号に応答して呼びキャンセル指令を出力
する。
【0134】このように、乗客乗車確率P(s)を考慮
して、操作レス呼びを発生させるとともに、操作レス呼
びに対する割当かご装置を制御することにより、乗客検
出デバイス41−1〜41−Lで乗客を検出するのみ
で、乗客によるボタン操作なしで、呼びを発生させるこ
とができ、乗客の操作性向上により、乗客に対するサー
ビスをさらに向上させることができる。
【0135】実施の形態4.なお、上記実施の形態3で
は、乗客乗車確率の学習機能について考慮しなかった
が、乗客乗車確率の履歴データを記憶し且つ学習する機
能を設けるとともに、乗客が検出された特定乗場での待
ち時間の期待値に基づいて割当かご装置を決定してもよ
い。
【0136】図10は乗客乗車確率の学習機能を備えた
この発明の実施の形態4を示すブロック図であり、前述
(図7、図8参照)と同様のものについては、同一符号
を付して、または符号の後に「C」を付して、詳述を省
略する。
【0137】図10において、10は乗客検出手段4に
関連した乗客乗車確率記憶学習部であり、乗客検出デバ
イス41−1〜41−L(図2参照)の検出結果から得
られた乗客の乗車確率を各乗客検出デバイス41−1〜
41−L毎に記憶して、各乗客検出デバイス41−1〜
41−Lの位置における乗客乗車確率P(s)を学習
し、学習結果を乗客乗車確率推定部8Cに入力する。
【0138】このときの乗客乗車確率P(s)の学習方
法としてはいくつか考えられるが、たとえば、以下の
(13)式によって学習することができる。
【0139】
【数13】
【0140】ただし、(13)式において、R(s、D
etect)は、乗客検出デバイス41−sで乗客が検
出された回数であり、R(S、GetOn)は、乗客検
出デバイス41−sで検出された乗客が実際にエレベー
タに乗車した回数である。
【0141】操作レス呼び処理部9Cは、操作レス呼び
管理部91Cに関連した操作レス呼び発生部92、かご
待機制御部93および呼びキャンセル部94に加えて、
操作レス呼び発生部92に関連した割当処理管理部95
と、割当処理管理部95に関連したかご到着時間予測演
算部96、待ち時間期待値演算部97および割当演算部
98とを備えている。
【0142】操作レス呼び発生部92は、操作レス呼び
管理部91Cの出力情報が操作レス呼び発生有効を示す
場合に、操作レス呼びを発生して、割当処理管理部95
に呼び登録指令を入力する。
【0143】割当処理管理部95は、操作レス呼び発生
部92から出力された呼び割当指令にしたがって割当処
理を行うために、かご到着時間予測演算部96、待ち時
間期待値演算部97および割当演算部98に対して、呼
び登録情報とともに、かご装置1−1〜1−Nおよび乗
場呼び装置2−1〜2−Mの各状態を出力し、演算指令
を行う。
【0144】かご到着時間予測演算部96は、前述(図
5参照)のかご到着時間予測演算部66と同一の機能を
有する。待ち時間期待値演算部97は、かご装置cのか
ご到着時間予測値τ(c,fL,ud)の乗客乗車確率
P(s)に基づいて、以下の(14)式により待ち時間
の期待値η(s,c)を演算する。
【0145】
【数14】
【0146】また、乗客到着時間推定値t(s)および
かご到着時間予測値τ(c,fL,ud)が確率密度関
数で表わされる場合、待ち時間期待値η(s,c)は、
以下の(15)式によって得られる。
【0147】
【数15】
【0148】上記(14)式または(15)式から算出
された待ち時間期待値η(s,c)に基づいて、fL階
ud方向の事前呼びに対する待ち時間期待評価値H(f
L,ud)は、以下の(16)式のように得られる。
【0149】
【数16】
【0150】ただし、(16)式において、w(s)
は、乗客検出デバイス41−sで検出された乗客に対す
る呼びに割当てられているかご装置、J(s)は乗客検
出デバイス41−sで検出され且つ乗客検出デバイス4
1−s+1で検出されていない事前呼びが登録中の乗客
数を表わす。
【0151】また、v(s)は、乗客検出デバイス41
−sで検出された乗客に関する呼び登録フラグであり、
呼びが登録中の場合には「1」となり、その他の場合に
は「0」となる。
【0152】割当演算部98は、たとえば、以下の(1
7)式で表される評価関数Eが最小となるように、事前
呼びまたは割当見直し対象呼びに対する割当かご装置w
(s)を決定し、かご制御部3Cに対して割当かご装置
を出力する。
【0153】
【数17】
【0154】ただし、(12)式において、Ωは乗客検
出デバイス41−1〜41−ssが設置されている階の
集合である。
【0155】このように、割当かご装置を決定すること
により、乗客の乗車確率を考慮した操作レス呼びを行う
とともに、操作レス呼びに対する割当や、呼びのキャン
セルを行うことができる。
【0156】したがって、エレベータの運行効率を低下
させることなく、乗客が操作なしに、乗客の乗車確率を
考慮して呼びを発生させることが可能となり、乗客に対
するサービスを向上させることができる。
【0157】実施の形態5.なお、上記実施の形態1で
は、乗客到着時間推定部5を設け、上記実施の形態3で
は、乗客乗車確率推定部8を設けたが、乗客到着時間推
定部5および乗客乗車確率推定部8の両方を設けてもよ
い。
【0158】図11は乗客到着時間推定部5および乗客
乗車確率推定部8の両方を備えたこの発明の実施の形態
5を示すブロック図であり、前述(図1、図7参照)と
同様のものについては、同一符号を付して、または符号
の後に「D」を付して、詳述を省略する。
【0159】図11において、11は事前操作レス呼び
処理部であり、乗客検出手段4、乗客到着時間推定部5
および乗客乗車確率推定部8に関連しており、乗客検出
デバイス41−1〜41−Lで検出された乗客が乗場に
到着する前に事前に呼びを発生させる事前呼び機能と、
その乗客が乗車する確率を推定して、乗客が操作するこ
となく操作レス呼びを発生させる機能とを備えている。
【0160】すなわち、事前操作レス呼び処理部11
は、かご制御部3Dから、かご装置1−1〜1−Nおよ
び乗場呼び装置2−1〜2−Mの各状態を取得して、前
述の(1)式または(2)式で得られた乗客到着時間推
定値t(s)、または、乗客到着時間推定値t(s)の
確率密度関数φ(t(s))と、乗客乗車確率P(s)
の値とに基づいて、乗客がエレベータホールに到着する
前に乗客が操作をすることなく事前操作レス呼びを発生
させる事前操作レス呼びの発生処理とともに、一度発生
させた操作レス呼びのキャンセルや、かご装置の待機処
理などを行う。
【0161】図12は事前操作レス呼び処理部11の具
体的構成例を示すブロック図である。図12において、
111は操作レス呼び管理部、112は事前操作レス呼
び発生部、113はかご待機制御部、114は呼びキャ
ンセル部、115は事前呼び再処理手段である。
【0162】事前操作レス呼び処理部11内において、
かご待機制御部113、呼びキャンセル部114および
事前呼び再処理手段115は、前述(図8、図3参照)
のかご待機制御部93、呼びキャンセル部94および事
前呼び再処理手段64と同一の機能を有している。
【0163】事前操作レス呼び管理部111は、乗客到
着時間推定値t(s)と乗客乗車確率P(s)とに基づ
いて、事前操作レス呼びの発生、キャンセル、および、
かご装置の待機制御などを決定し、事前操作レス呼び発
生部112、かご待機制御部113、呼びキャンセル部
114および事前呼び再処理手段115に対して各種指
令を入力する。
【0164】図13は事前操作レス呼び管理部111に
よる判定処理アルゴリズムを示すフローチャートであ
る。図13において、まず、乗客乗車確率P(s)の値
が閾値THP以上であるか否かを判定し(ステップS1
31)、P(s)≧THP(すなわち、YES)と判定
されればステップS132に進み、P(s)<THP
(すなわち、NO)と判定されればステップS138に
進む。
【0165】ステップS132においては、乗客が検出
された階床にかご装置が到着しているか否かを判定し、
かご装置が到着している(すなわち、YES)と判定さ
れればステップS133に進み、かご装置が到着してい
ない(すなわち、NO)と判定されればステップS13
5に進む。
【0166】ステップS133においては、乗客到着時
間推定値t(s)が待機処理閾値THよりも小さいか否
かを判定し、t(s)<TH(すなわち、YES)と判
定されれば、ステップS134に進み待機処理有効信号
を出力して図13の処理ルーチンを終了し、t(s)≧
TH(すなわち、NO)と判定されれば、ステップS1
34を実行せずに図13の処理ルーチンを終了する。
【0167】ステップS135においては、乗客が検出
された階床に既に呼びが発生しているか否かを判定し、
呼びが発生していない(すなわち、NO)と判定されれ
ばステップS136に進み、呼びが発生している(すな
わち、YES)と判定されればステップS137に進
む。
【0168】ステップS136においては、事前操作レ
ス呼び発生有効信号を出力して、ステップS137に進
む。ステップS137においては、事前操作レス呼び登
録データを保存して、図13の処理ルーチンを終了す
る。
【0169】ここで保存される事前操作レス呼び登録デ
ータとは、乗客が検出された乗客検出デバイス名s、時
刻、呼び発生階床などである。また、乗客検出デバイス
41−1〜41−Lが乗客の個人IDを検出可能な場合
には、その個人IDも登録データとして記録される。
【0170】一方、ステップS138においては、乗客
検出デバイス41−1〜41−Lで検出された乗客に関
する呼びが既に登録されているか否かを判定し、呼び登
録されていない(すなわち、NO)と判定されれば、直
ちに図13の処理ルーチンを終了する。
【0171】また、ステップS138において、既に呼
びが登録されている(すなわち、YES)と判定されれ
ば、続いて、他の乗客も呼び発生させているか否かを判
定し(ステップS139)。
【0172】すなわち、ステップS139においては、
検出された乗客に関する呼びについて、他の乗客に関す
る事前操作レス呼び登録、または、乗場呼び装置2−1
〜2−Mによる呼び登録が有るか否かを判定する。
【0173】ステップS139において、他の乗客によ
る呼び登録がある(すなわち、YES)と判定されれ
ば、図13の処理ルーチンを直ちに終了し、他の乗客に
よる呼び登録がない(すなわち、NO)と判定されれ
ば、呼びキャンセル有効信号を出力して(ステップS1
40)、図13の処理ルーチンを終了する。
【0174】以下、事前操作レス呼び発生部112は、
事前操作レス呼び管理部111の出力情報が事前操作レ
ス呼び発生有効を示す場合には事前操作レス呼びを発生
し、かご制御部3Dに呼び登録指令を入力する。
【0175】また、前述(図8内のかご待機処理部93
および呼びキャンセル部94)と同様に、かご待機処理
部113は、待機処理有効信号に応答して待機処理指令
を出力し、呼びキャンセル部114は、呼びキャンセル
有効信号に応答して呼びキャンセル指令を出力する。
【0176】以上のように構成することにより、乗客検
出デバイス41−1〜41−Lで乗客を検出するのみ
で、乗客が操作することなく、乗客の到着時間と乗客の
乗車確率とを考慮した事前操作レス呼びを発生させるこ
とができ、乗客の操作性向上および待ち時間の短縮を実
現するとともに、エレベータの運行効率を高めて、乗客
に対するサービスを向上させることができる。
【0177】実施の形態6.なお、上記実施の形態5で
は、乗客到着時間および乗客乗車確率の学習機能につい
て考慮しなかったが、乗客到着時間および乗客乗車確率
のそれぞれの学習機能を設けてもよい。
【0178】図14は乗客到着時間記憶学習部7Eおよ
び乗客乗車確率記憶学習部10Eを備えたこの発明の実
施の形態6を示すブロック図であり、前述(図5、図1
0、図11、図12参照)と同様のものについては、同
一符号を付して、または符号の後に「E」を付して、詳
述を省略する。
【0179】図14においては、乗客の個人IDが検出
可能な場合に鑑みて、さらに、個人毎の乗客属性情報に
基づくエレベータ制御機能を備えた場合を示している。
したがって、乗客検出手段4E内の乗客検出デバイス4
1−1〜41−Lの少なくとも一部は、乗客ID検出機
能を備えている。
【0180】たとえば、乗客検出デバイス41−1〜4
1−Lが電波受信機を有し、乗客が電波発信機を携帯し
ている場合を想定すると、乗客検出デバイス41−1〜
41−Lが電波発信機から発せられる乗客のID情報を
受信して乗客を検出した場合に、電波発信機は、乗客検
出デバイス41−1〜41−Lに向けて乗客ID情報を
出力することができる。
【0181】12は乗客検出手段4Eに関連した乗客属
性情報を検索する個人属性情報検索部、13は各学習部
7E、10および個人属性情報検索部12に関連した個
人属性情報記憶部であり、乗客の個人毎の出発階、行き
先階または乗降車時間を含む乗客属性情報を記憶する。
【0182】個人属性情報検索部12は、乗客検出手段
4Eを介して入力された乗客ID情報に基づいて、個人
属性情報記憶部13に蓄えられている乗客属性情報を検
索し、検索された乗客属性情報を事前操作レス処理部1
1Eに入力する。一方、乗客ID情報が入力されない場
合には、個人属性情報検索部12からは、なにも出力さ
れない。
【0183】ここで、乗客属性情報としては、たとえ
ば、乗客個人毎のID番号id、乗客到着時間t(s,
id)、基準歩行速度vp(s,id)、確率密度関数
θ(vp(s,i))、φ(t(s,i))、乗客乗車
確率P(s,i)、乗客検出デバイス41−sで検出さ
れたときの行き先階To(s,id)、車椅子運転や視
覚障害者向けガイダンス、高齢者向けの戸開閉動作など
を有効にするハンディキャップ信号HC(id)などが
含まれる。
【0184】また、乗客属性情報としては、乗客個々人
毎に対して、旅行時間最短、待ち時間最短、空いたかご
優先などに対応した、サービスの質を指定する希望サー
ビス種類信号Sv(id)や、個人割当優先度Pr(i
d)などの呼び割当に関するパラメータも含まれる。
【0185】ここで、行き先階To(s,id)、ハン
ディキャップ信号HC(id)、希望サービス種類信号
Sv(id)、個人割当優先度Pr(id)は、あらか
じめ設定されてもよく、乗客検出デバイス41−1〜4
1−Lを介して、乗客が持っている通信デバイスから入
力されてもよい。
【0186】乗客到着時間記憶学習部7Eは、前述のよ
うに、乗客検出デバイス41−1〜41−Lの検出結果
から得られた歩行速度(または、歩行時間)を各乗客検
出デバイス41−1〜41−L毎に記憶して、各乗客検
出デバイス41−1〜41−Lの位置における基準歩行
速度vp(s)、基準歩行時間tb(s)(または、そ
れらの確率密度関数θ(vp(s,i))、φ(t
(s,i)))を学習する。
【0187】また、乗客到着時間記憶学習部7Eは、乗
客IDが検出された場合には、乗客ID毎の乗客到着時
間t(s,id)、基準歩行速度vp(s,id)(ま
たは、確率密度関数θ(vp(s,i))、φ(t
(s,i)))を学習する。
【0188】乗客到着時間記憶学習部7Eによる学習処
理は、たとえば前述の(5)式などにしたがって実行さ
れる。また、乗客到着時間記憶学習部7Eによる乗客I
D毎の学習結果は、個人属性情報記憶部13に入力さ
れ、保存される。
【0189】乗客乗車確率学習記憶部10は、前述のよ
うに、乗客検出デバイス41−1〜41−Lの検出結果
から得られた乗客の乗車確率を乗客検出デバイス41−
1〜41−L毎に記憶し、各乗客検出デバイス41−1
〜41−Lの位置における乗客乗車確率P(s)を学習
するとともに、乗客IDが検出された場合には乗客ID
毎の乗客乗車確率P(s,i)を学習する。
【0190】乗客乗車確率学習記憶部10の学習処理
は、たとえば前述の(13)式などにしたがって実行さ
れる。また、乗客乗車確率学習記憶部10による乗客I
D毎の学習結果は、個人属性情報記憶部13に入力され
て保存される。
【0191】事前操作レス呼び処理部11Eは、かご制
御部3Eを介して、かご装置1−1〜1−Nおよび乗場
呼び装置2−1〜2−Mの各状態を取得し、乗客到着時
間推定値t(s)(または、乗客到着時間推定値t
(s)の確率密度関数φ(t(s)))と乗客乗車確率
P(s)との値に基づいて、乗客がエレベータホールに
到着する前に、乗客が操作することなしで事前操作レス
呼びを発生させる「事前操作レス呼び」の処理や割当見
直し、一度発生させた操作レス呼びのキャンセル、かご
装置の待機などを行う。
【0192】事前操作レス呼び処理部11E内におい
て、事前操作レス呼び発生部112、かご待機制御部1
13、呼びキャンセル部114、事前呼び再処理手段1
15および割当見直し部116は、前述と同一の機能を
有する。
【0193】117は割当処理管理部であり、事前操作
レス呼び管理部111E、事前操作レス呼び発生部11
2および割当見直し部116に関連している。118は
かご到着時間予測演算部、119は到着時間差期待値演
算部、120は割当演算部であり、割当処理管理部11
7に関連している。
【0194】事前操作レス呼び管理部111Eは、乗客
到着時間推定値t(s)および乗客乗車確率P(s)に
基づいて、事前操作レス呼びの発生、キャンセル、かご
装置の待機制御などを決定し、各種指令を出力する。
【0195】また、事前操作レス呼び管理部111E
は、個人属性情報検索部12から、乗客ID毎の乗客到
着時間推定値t(s,id)や乗客乗車確率P(s,i
d)が得られた場合には、これらの値を、乗客到着時間
推定値t(s)や乗客乗車確率P(s)に代入する。な
お、事前操作レス呼び管理部111Eによる判定処理ア
ルゴリズムは、前述(図13参照)のフローチャートで
表すことができる。
【0196】また、事前操作レス呼び管理部111E
は、個人属性情報検索部12から、標準行き先階To
(s,id)、車椅子運転や視覚障害者向けガイダン
ス、高齢者向けの戸開閉動作などを有効にするハンディ
キャップ信号HC(id)が入力された場合には、これ
らの信号をかご制御部3Eに入力し、車椅子動作、視覚
障害者向けガイダンス、高齢者向け戸開閉動作などを行
う。
【0197】さらに、事前操作レス呼び管理部111E
は、個人属性情報検索部12から、行き先階To(s,
id)、希望サービス種類信号Sv(id)、個人割当
優先度Pr(id)が入力された場合には、これらを割
当処理管理部117に入力する。
【0198】割当処理管理部117は、事前操作レス呼
び発生部112または割当見直し部116から出力され
た呼び割当指令にしたがって割当処理を行うために、か
ご到着時間予測演算部118、到着時間差期待値演算部
119、割当演算部120に対して、呼び登録情報、か
ご装置1−1〜1−Nおよび乗場呼び装置2−1〜2−
Mの各状態を出力し、演算指令を行う。
【0199】また、割当処理管理部117は、行き先階
To(s,id)、希望サービス種類信号Sv(i
d)、個人割当優先度Pr(id)が入力された場合に
は、これらを割当演算部120に入力する。また、割当
処理管理部117は、行き先階To(s,id)が得ら
れた場合には、これをかご到着時間予測演算部118に
入力してもよい。
【0200】かご到着時間予測演算部118は、前述
(図5参照)のかご到着時間予測演算部66と同一の機
能を有し、行き先階To(s,id)が入力された場合
には、行き先階To(s,id)を考慮して、かごcの
到着時間予測値τ(c,fL,ud)やその確率密度関
数ψ(τ(c,fL,ud))を演算してもよい。
【0201】到着時間差期待値演算部119は、事前呼
び登録階における乗客到着時間推定値t(s)またはt
(s,i)と、かご到着時間予測値τ(c,fL,u
d)との時間差γ(s,c)またはγ(s,i,c)
を、乗客乗車確率P(s)を考慮して演算する。
【0202】ここで、時間差γ(s,c)、γ(s,
i,c)は、新規の事前呼び登録の場合と、割当見直し
の場合とに応じて、それぞれ以下の(18)式、(1
9)式のように得られる。
【0203】
【数18】
【数19】
【0204】また、乗客到着時間推定値t(s)、t
(s,i)およびかご到着時間予測値τ(c,fL,u
d)が確率密度関数で表わされるとき、時間差γ(s,
c)、γ(s,i,c)は、新規の事前呼び登録の場合
と、割当見直しの場合とに応じて、それぞれ以下の(2
0)式、(21)式のように得られる。
【0205】
【数20】
【数21】
【0206】(20)式、(21)式により算出された
時間差γ(s,c)、γ(s,i,c)の値に基づい
て、fL階ud方向の事前呼びに対する到着時間差評価
値Γ(fL,ud)は、新規の事前呼び登録の場合、割
当見直しの場合とに応じて、以下の(22)式、(2
3)式のように得られる。
【0207】
【数22】
【数23】
【0208】ただし、(22)式、(23)式におい
て、w(s)は、乗客検出デバイス41−sで検出され
た乗客に対する呼びに割当てられているかご装置、w
(s,i)は、乗客検出デバイス41−sで検出され且
つ乗客検出デバイス41−s+1で検出されていない事
前呼びが登録中のi番目の乗客に対する呼びに割当てら
れているかご装置である。
【0209】また、J(s)は、乗客検出デバイス41
−sで検出され且つ乗客検出デバイス41−s+1で検
出されていない事前呼びが登録中の乗客数である。ま
た、v(s)は乗客検出デバイス41−sで検出された
乗客に関する呼びが登録中の場合に「1」を、その他の
場合に「0」となる。
【0210】割当演算部120は、以下の(24)式で
表される評価関数Eが最小となるように、事前呼び(ま
たは、割当見直し対象呼び)に対する割当かご装置w
(s)を決定し、かご制御部3Eに対して割当かご装置
を出力する。
【0211】
【数24】
【0212】ただし、(24)式において、Ωは乗客検
出デバイス41−1〜41−ssが設置されている階の
集合である。また、PR(f,ud)は、個人ID毎の
割当優先度に関する値であり、以下の(25)式のよう
な値をとる。
【0213】
【数25】
【0214】また、Y(f,ud)はサービス種類に関
する割当評価値であり、以下の(26)式のような値を
とる。
【0215】
【数26】
【0216】ただし、(26)式において、σ(c,
f,ud)は、かご装置cがf階ud方向で到着したと
きのかご内人数の予測値であり、かご装置1−1〜1−
Nおよび乗場呼び装置2−1〜2−Mの各状態から推定
される。
【0217】以下、割当演算部120は、行き先階To
(s,id)が入力されている場合にも、割当かご装置
w(s)に登録するように、かご制御部3Eに対する指
令を出力する。
【0218】以上のように、割当かご装置を決定するこ
とにより、乗客の到着時間を考慮した事前呼びを行うこ
とができ、事前呼びに対する割当や、割当の見直しを行
うことができる。したがって、待ち時間を短縮させると
ともに、エレベータの運行効率を高めて、乗客に対する
サービスを向上させることができる。
【0219】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、複数
階の乗場に設けられた乗場呼び装置と、複数階の乗場の
間で運行されるかご装置とを有するエレベータシステム
のためのエレベータ制御装置において、かご装置を利用
する乗客を検出する乗客検出手段と、乗客が検出された
特定乗場に乗客が到着する時刻を乗客到着時間推定値と
して演算する乗客到着時間推定部と、乗客が特定乗場に
到着する前に事前呼びを発生するとともに、かご装置に
関連した制御指令を出力する事前呼び処理部と、かご装
置および乗場呼び装置の各状態に基づいてかご装置を制
御するとともに、事前呼びおよび制御指令に応答してか
ご装置を制御するかご制御部とを備え、事前呼び処理部
は、乗客検出手段の検出結果および乗客到着時間推定値
に基づいて、特定乗場に対するかご装置の事前呼び処理
を行う事前呼び管理部を含むので、乗客到着前に呼びを
発生させることのできる事前呼び機能を備えたエレベー
タ制御装置が得られる効果がある。
【0220】また、この発明によれば、かご装置は、複
数のかご装置からなり、事前呼び処理部は、事前呼び管
理部の出力情報に基づいて、特定乗場に対する事前呼び
を発生する事前呼び発生部と、事前呼びに基づいて、特
定乗場に対するかご装置の割当処理を行う割当処理管理
部と、かご制御部および割当処理管理部の各出力情報に
基づいて、かご装置の特定乗場へのかご到着時間予測値
を演算するかご到着時間予測演算部と、割当処理管理部
およびかご到着時間予測演算部の各出力情報に基づい
て、かご装置の特定乗場への到着時間予測値と乗客到着
時間推定値との時間差を予測演算する到着時間差予測部
と、かご制御部および到着時間差予測部の各出力情報に
基づいて、事前呼びに対する割当かご装置を決定する割
当演算部とを含み、かご制御部は、割当演算部の出力情
報に基づいて割当かご装置を制御するようにしたので、
さらに効率的に乗客到着前に呼びを発生させることので
きる事前呼び機能を備えたエレベータ制御装置が得られ
る効果がある。
【0221】また、この発明によれば、事前呼び処理部
は、事前呼び管理部の出力情報に基づいて事前呼びの割
当直しを行う割当見直し部を含み、割当処理管理部は、
事前呼び発生部および割当見直し部の各出力情報に基づ
いて割当処理を行うようにしたので、事前呼び機能およ
び割当見直し機能を備えたエレベータ制御装置が得られ
る効果がある。
【0222】また、この発明によれば、事前呼び処理部
は、事前呼び管理部に関連した事前呼び再処理手段を含
み、事前呼び再処理手段は、乗客が特定乗場に到着する
前に割当かご装置が特定乗場を出発してしまった場合
に、事前呼び管理部から事前呼びを再度発生させるよう
にしたので、事前呼び機能および再割当機能を備えたエ
レベータ制御装置が得られる効果がある。
【0223】また、この発明によれば、事前呼び処理部
は、事前呼び管理部に関連したかご待機制御部を含み、
かご待機制御部は、事前呼び管理部の出力情報に基づい
て、乗客が発生した階に停車中のかご装置を待機させる
ようにしたので、事前呼び機能およびかご待機機能を備
えたエレベータ制御装置が得られる効果がある。
【0224】また、この発明によれば、乗客検出手段の
検出結果と乗客の特定乗場への到着時間予測値とを記憶
し且つ学習する乗客到着時間記憶学習部を備え、乗客到
着時間推定部は、乗客検出手段の検出結果と乗客到着時
間記憶学習部内のデータとに基づいて乗客到着時間推定
値を演算するようにしたので、信頼性の高い事前呼び機
能を実現したエレベータ制御装置が得られる効果があ
る。
【0225】また、この発明によれば、乗客の個人毎の
出発階、行き先階または乗降車時間を含む乗客属性情報
を記憶する個人属性情報記憶部と、乗客検出手段により
検出された乗客の乗客属性情報を個人属性情報記憶部か
ら抽出する個人属性情報検索部とを備え、事前呼び管理
部は、個人属性情報検索部の出力情報に基づいて事前呼
びの発生処理を行うようにしたので、さらに信頼性の高
い事前呼び機能を実現したエレベータ制御装置が得られ
る効果がある。
【0226】また、この発明によれば、複数階の乗場に
設けられた乗場呼び装置と、複数階の乗場の間で運行さ
れるかご装置とを有するエレベータシステムのためのエ
レベータ制御装置において、かご装置を利用する乗客を
検出する乗客検出手段と、乗客検出手段の検出結果に基
づいて、乗客が本当にかご装置を利用する確率を乗客乗
車確率として演算する乗客乗車確率推定部と、乗客が呼
びボタンを押すことなく操作レス呼びを発生するための
操作レス呼び処理を行う操作レス呼び処理部と、かご装
置および乗場呼び装置の状態とに基づいてかご装置を制
御するとともに、操作レス呼びに応答してかご装置を制
御するかご制御部とを備え、操作レス呼び処理部は、乗
客検出手段の検出結果および乗客乗車確率に基づいて操
作レス呼び処理を行う操作レス呼び管理部を含むので、
乗客の操作なしにサービスを受けることのできる操作レ
ス呼び機能を備えたエレベータ制御装置が得られる効果
がある。
【0227】また、この発明によれば、かご装置は、複
数のかご装置からなり、操作レス呼び処理部は、操作レ
ス呼び管理部の出力情報に基づいて操作レス呼びを発生
する操作レス呼び発生部と、操作レス呼びに基づいて、
かご装置の割当処理を行う割当処理管理部と、かご制御
部および割当処理管理部の各出力情報に基づいて、かご
装置の特定乗場へのかご到着時間予測値を演算するかご
到着時間予測演算部と、割当処理管理部およびかご到着
時間予測演算部の各出力情報に基づいて、特定乗場での
待ち時間の期待値を演算する待ち時間期待値演算部と、
かご制御部および待ち時間期待値演算部の各出力情報に
基づいて操作レス呼びに対する割当かご装置を決定する
割当演算部とを含み、かご制御部は、割当演算部の出力
情報に基づいて割当かご装置を制御するようにしたの
で、さらに効率的な操作レス呼び機能を実現したエレベ
ータ制御装置が得られる効果がある。
【0228】また、この発明によれば、操作レス呼び処
理部は、操作レス呼び管理部に関連した呼びキャンセル
部を含み、呼びキャンセル部は、乗客乗車確率が所定の
閾値よりも低い場合に操作レス呼びを取り消すようにし
たので、不要な操作レス呼び処理を回避したエレベータ
制御装置が得られる効果がある。
【0229】また、この発明によれば、操作レス呼び処
理部は、操作レス呼び管理部に関連したかご待機制御部
を含み、かご待機制御部は、乗客乗車確率が所定の閾値
以上を示す場合に、乗客が発生した階に停車中のかご装
置を待機させるようにしたので、操作レス呼び機能およ
びかご待機機能を備えたエレベータ制御装置が得られる
効果がある。
【0230】また、この発明によれば、乗客検出手段の
検出結果と乗客検出時の乗客の乗場確率とを記憶し且つ
学習する乗客乗車確率記憶学習部を備え、乗客乗車確率
推定部は、乗客検出手段の検出結果と乗客乗車確率記憶
学習部内のデータとに基づいて乗客乗車確率を演算する
ようにしたので、信頼性の高い操作レス呼び機能を実現
したエレベータ制御装置が得られる効果がある。
【0231】また、この発明によれば、乗客の個人毎の
出発階、行き先階または乗降車時間を含む乗客属性情報
を記憶する個人属性情報記憶部と、乗客検出手段により
検出された乗客の乗客属性情報を個人属性情報記憶部か
ら抽出する個人属性情報検索部とを備え、操作レス呼び
管理部は、個人属性情報検索部の出力情報に基づいて操
作レス呼びの発生処理を行うようにしたので、さらに信
頼性の高い操作レス呼び機能を実現したエレベータ制御
装置が得られる効果がある。
【0232】また、この発明によれば、複数階の乗場に
設けられた乗場呼び装置と、複数階の乗場の間で運行さ
れるかご装置とを有するエレベータシステムのためのエ
レベータ制御装置において、かご装置を利用する乗客を
検出する乗客検出手段と、乗客が検出された特定乗場に
乗客が到着する時刻を乗客到着時間推定値として演算す
る乗客到着時間推定部と、乗客検出手段の検出結果に基
づいて、乗客が本当にかご装置を利用する確率を乗客乗
車確率として演算する乗客乗車確率推定部と、乗客検出
手段の検出結果、乗客到着時間推定値および乗客乗車確
率に基づいて、事前操作レス呼びを発生するための事前
操作レス呼び処理を行う事前操作レス呼び処理部と、か
ご装置および乗場呼び装置の状態に基づいてかご装置を
制御するとともに、事前操作レス呼びに応答してかご装
置を制御するかご制御部とを備え、事前操作レス呼び処
理部は、乗客検出手段の検出結果、乗客到着時間推定値
および乗客乗車確率に基づいて事前操作レス呼び処理を
行う事前操作レス呼び管理部を含むので、事前呼び機能
および操作レス呼び機能を備えたエレベータ制御装置が
得られる効果がある。
【0233】また、この発明によれば、前操作レス呼び
処理部は、事前呼び管理部の出力情報に基づいて事前操
作レス呼びを発生する事前操作レス呼び発生部と、事前
操作レス呼び発生部および事前呼び発生部の各出力情報
に基づいてかご装置の割当処理を行う割当処理管理部
と、かご制御部および割当処理管理部の各出力情報に基
づいて、かご装置の特定乗場へのかご到着時間予測値を
演算するかご到着時間予測演算部と、割当処理管理部お
よびかご到着時間予測演算部の各出力情報に基づいて、
かご到着時間予測値と乗客到着時間推定値との時間差期
待値を演算する到着時間差期待値予測演算部と、かご制
御部および到着時間差期待値予測演算部の各出力情報に
基づいて、事前操作レス呼びに対する割当かご装置を決
定する割当演算部とを含み、かご制御部は、割当演算部
の出力情報に基づいて割当かご装置を制御するようにし
たので、信頼性の高い事前呼び機能および操作レス呼び
機能を実現したエレベータ制御装置が得られる効果があ
る。
【0234】また、この発明によれば、乗客の個人毎の
出発階、行き先階または乗降車時間を含む乗客属性情報
を記憶する個人属性情報記憶部と、乗客の乗客属性情報
を個人属性情報記憶部から抽出する個人属性情報検索部
とを備え、事前操作レス呼び管理部は、個人属性情報検
索部の出力情報に基づいて事前操作レス呼びの発生処理
を行うようにしたので、さらに信頼性の高い事前呼び機
能または操作レス呼び機能を実現したエレベータ制御装
置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示すブロック図で
ある。
【図2】 図1内の乗客検出手段の具体的構成例を示す
ブロック図である。
【図3】 図1内の事前予測値呼び処理部の具体的構成
例を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態1による事前呼び管理
部の処理動作を示すフローチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態2を示すブロック図で
ある。
【図6】 この発明の実施の形態2による割当見直し部
の処理動作を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3を示すブロック図で
ある。
【図8】 図7内の操作レス呼び処理部の具体的構成例
を示すブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態3による操作レス呼び
管理部の処理動作を示すフローチャートである。
【図10】 この発明の実施の形態4を示すブロック図
である。
【図11】 この発明の実施の形態5を示すブロック図
である。
【図12】 図11内の事前操作レス呼び処理部の具体
的構成例を示すブロック図である。
【図13】 この発明の実施の形態5による操作レス呼
び管理部の処理動作を示すフローチャートである。
【図14】 この発明の実施の形態6を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1−1〜1−N かご装置、2−1〜2−M 乗場呼び
装置、3、3A〜3Eかご制御部、4、4E 乗客検出
手段、41−1、41−L 乗客検出デバイス、5、5
E 乗客到着時間推定部、6、6A 事前呼び処理部、
61、61A事前呼び管理部、62 事前呼び発生部、
63、93、113 かご待機制御部、64、115
事前呼び再処理手段、65、116 割当見直し部、6
6、95、117 割当処理管理部、67、96、11
8 かご到着時間予測演算部、68 到着時間差予測
部、69、98、120 割当演算部、7、7E 乗客
到着時間学習記憶部、8、8C、8E 乗客乗車確率推
定部、9、9C 操作レス呼び処理部、91、91C、
111 操作レス呼び管理部、92 操作レス呼び発生
部、94、114 呼びキャンセル部、97 待ち時間
期待値演算部、10,10E 乗客乗車確率記憶学習
部、11、11E 事前操作レス呼び処理部、111E
事前操作レス呼び管理部、112 事前操作レス呼び
発生部、119 到着時間差期待値予測演算部、12
個人属性情報検索部、13 個人属性情報記憶部、J
(s) 事前呼び登録中の乗客数、K 乗客数に対応し
た変数、THK 乗客数の閾値、t(s) 乗客到着時
間推定値、TH 待機処理閾値、THP 乗客到着時間
推定値の閾値、P(s) 乗客乗車確率、THP 乗客
乗車確率の閾値、t(s,i) 乗客到着時間推定値、
THp 割当見直し判定における乗客到着時間推定値の
閾値、φ(t(s)) 乗客到着時間推定値の確率密度
関数、vp(s) 基準歩行速度、θ(vp(s))
基準歩行速度の確率密度関数、τ かご到着時間予測
値、THc かご到着時間予測値と乗客到着時間推定値
との時間差の閾値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 笹川 耕一 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3F002 AA05 AA06 AA07 BA01 BA02 BA08 BB08 CA01 FA03 FA05 FA10 GA04 GB01 GB02 3F303 AA05 BA05 BA06 CA14 CA15 CB30 CB52 DA08 DB11 DC05 DC06 EA06 FA05 FA14

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数階の乗場に設けられた乗場呼び装置
    と、前記複数階の乗場の間で運行されるかご装置とを有
    するエレベータシステムのためのエレベータ制御装置に
    おいて、 前記かご装置を利用する乗客を検出する乗客検出手段
    と、 前記乗客が検出された特定乗場に前記乗客が到着する時
    刻を乗客到着時間推定値として演算する乗客到着時間推
    定部と、 前記乗客が前記特定乗場に到着する前に事前呼びを発生
    するとともに、前記かご装置に関連した制御指令を出力
    する事前呼び処理部と、 前記かご装置および前記乗場呼び装置の各状態に基づい
    て前記かご装置を制御するとともに、前記事前呼びおよ
    び前記制御指令に応答して前記かご装置を制御するかご
    制御部とを備え、 前記事前呼び処理部は、前記乗客検出手段の検出結果お
    よび前記乗客到着時間推定値に基づいて、前記特定乗場
    に対する前記かご装置の事前呼び処理を行う事前呼び管
    理部を含むことを特徴とするエレベータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記かご装置は、複数のかご装置からな
    り、 前記事前呼び処理部は、 前記事前呼び管理部の出力情報に基づいて、前記特定乗
    場に対する事前呼びを発生する事前呼び発生部と、 前記事前呼びに基づいて、前記特定乗場に対する前記か
    ご装置の割当処理を行う割当処理管理部と、 前記かご制御部および前記割当処理管理部の各出力情報
    に基づいて、前記かご装置の前記特定乗場へのかご到着
    時間予測値を演算するかご到着時間予測演算部と、 前記割当処理管理部および前記かご到着時間予測演算部
    の各出力情報に基づいて、前記かご装置の前記特定乗場
    への到着時間予測値と前記乗客到着時間推定値との時間
    差を予測演算する到着時間差予測部と、 前記かご制御部および前記到着時間差予測部の各出力情
    報に基づいて、前記事前呼びに対する割当かご装置を決
    定する割当演算部とを含み、 前記かご制御部は、前記割当演算部の出力情報に基づい
    て前記割当かご装置を制御することを特徴とする請求項
    1に記載のエレベータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記事前呼び処理部は、前記事前呼び管
    理部の出力情報に基づいて前記事前呼びの割当直しを行
    う割当見直し部を含み、 前記割当処理管理部は、前記事前呼び発生部および前記
    割当見直し部の各出力情報に基づいて前記割当処理を行
    うことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ制御装
    置。
  4. 【請求項4】 前記事前呼び処理部は、前記事前呼び管
    理部に関連した事前呼び再処理手段を含み、 前記事前呼び再処理手段は、前記乗客が前記特定乗場に
    到着する前に前記割当かご装置が前記特定乗場を出発し
    てしまった場合に、前記事前呼び管理部から前記事前呼
    びを再度発生させることを特徴とする請求項1から請求
    項3までのいずれか1項に記載のエレベータ制御装置。
  5. 【請求項5】 前記事前呼び処理部は、前記事前呼び管
    理部に関連したかご待機制御部を含み、 前記かご待機制御部は、前記事前呼び管理部の出力情報
    に基づいて、前記乗客が発生した階に停車中のかご装置
    を待機させることを特徴とする請求項1から請求項4ま
    でのいずれか1項に記載のエレベータ制御装置。
  6. 【請求項6】 前記乗客検出手段の検出結果と前記乗客
    の前記特定乗場への到着時間予測値とを記憶し且つ学習
    する乗客到着時間記憶学習部を備え、 前記乗客到着時間推定部は、前記乗客検出手段の検出結
    果と前記乗客到着時間記憶学習部内のデータとに基づい
    て前記乗客到着時間推定値を演算することを特徴とする
    請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載のエレ
    ベータ制御装置。
  7. 【請求項7】 前記乗客の個人毎の出発階、行き先階ま
    たは乗降車時間を含む乗客属性情報を記憶する個人属性
    情報記憶部と、 前記乗客検出手段により検出された乗客の乗客属性情報
    を前記個人属性情報記憶部から抽出する個人属性情報検
    索部とを備え、 前記事前呼び管理部は、前記個人属性情報検索部の出力
    情報に基づいて前記事前呼びの発生処理を行うことを特
    徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記
    載のエレベータ制御装置。
  8. 【請求項8】 複数階の乗場に設けられた乗場呼び装置
    と、前記複数階の乗場の間で運行されるかご装置とを有
    するエレベータシステムのためのエレベータ制御装置に
    おいて、 前記かご装置を利用する乗客を検出する乗客検出手段
    と、 前記乗客検出手段の検出結果に基づいて、前記乗客が本
    当に前記かご装置を利用する確率を乗客乗車確率として
    演算する乗客乗車確率推定部と、 前記乗客が呼びボタンを押すことなく操作レス呼びを発
    生するための操作レス呼び処理を行う操作レス呼び処理
    部と、 前記かご装置および前記乗場呼び装置の状態とに基づい
    て前記かご装置を制御するとともに、前記操作レス呼び
    に応答して前記かご装置を制御するかご制御部とを備
    え、 前記操作レス呼び処理部は、前記乗客検出手段の検出結
    果および前記乗客乗車確率に基づいて前記操作レス呼び
    処理を行う操作レス呼び管理部を含むことを特徴とする
    エレベータ制御装置。
  9. 【請求項9】 前記かご装置は、複数のかご装置からな
    り、 前記操作レス呼び処理部は、 前記操作レス呼び管理部の出力情報に基づいて前記操作
    レス呼びを発生する操作レス呼び発生部と、 前記操作レス呼びに基づいて、前記かご装置の割当処理
    を行う割当処理管理部と、 前記かご制御部および前記割当処理管理部の各出力情報
    に基づいて、前記かご装置の前記特定乗場へのかご到着
    時間予測値を演算するかご到着時間予測演算部と、 前記割当処理管理部および前記かご到着時間予測演算部
    の各出力情報に基づいて、前記特定乗場での待ち時間の
    期待値を演算する待ち時間期待値演算部と、 前記かご制御部および前記待ち時間期待値演算部の各出
    力情報に基づいて前記操作レス呼びに対する割当かご装
    置を決定する割当演算部とを含み、 前記かご制御部は、前記割当演算部の出力情報に基づい
    て前記割当かご装置を制御することを特徴とする請求項
    8に記載のエレベータ制御装置。
  10. 【請求項10】 前記操作レス呼び処理部は、前記操作
    レス呼び管理部に関連した呼びキャンセル部を含み、 前記呼びキャンセル部は、前記乗客乗車確率が所定の閾
    値よりも低い場合に前記操作レス呼びを取り消すことを
    特徴とする請求項8または請求項9に記載のエレベータ
    制御装置。
  11. 【請求項11】 前記操作レス呼び処理部は、前記操作
    レス呼び管理部に関連したかご待機制御部を含み、 前記かご待機制御部は、前記乗客乗車確率が所定の閾値
    以上を示す場合に、前記乗客が発生した階に停車中のか
    ご装置を待機させることを特徴とする請求項8から請求
    項10までのいずれか1項に記載のエレベータ制御装
    置。
  12. 【請求項12】 前記乗客検出手段の検出結果と乗客検
    出時の前記乗客の乗場確率とを記憶し且つ学習する乗客
    乗車確率記憶学習部を備え、 前記乗客乗車確率推定部は、前記乗客検出手段の検出結
    果と前記乗客乗車確率記憶学習部内のデータとに基づい
    て前記乗客乗車確率を演算することを特徴とする請求項
    8から請求項11までのいずれか1項に記載のエレベー
    タ制御装置。
  13. 【請求項13】 前記乗客の個人毎の出発階、行き先階
    または乗降車時間を含む乗客属性情報を記憶する個人属
    性情報記憶部と、 前記乗客検出手段により検出された乗客の乗客属性情報
    を前記個人属性情報記憶部から抽出する個人属性情報検
    索部とを備え、 前記操作レス呼び管理部は、前記個人属性情報検索部の
    出力情報に基づいて前記操作レス呼びの発生処理を行う
    ことを特徴とする請求項8から請求項12までのいずれ
    か1項に記載のエレベータ制御装置。
  14. 【請求項14】 複数階の乗場に設けられた乗場呼び装
    置と、前記複数階の乗場の間で運行されるかご装置とを
    有するエレベータシステムのためのエレベータ制御装置
    において、 前記かご装置を利用する乗客を検出する乗客検出手段
    と、 前記乗客が検出された特定乗場に前記乗客が到着する時
    刻を乗客到着時間推定値として演算する乗客到着時間推
    定部と、 前記乗客検出手段の検出結果に基づいて、前記乗客が本
    当に前記かご装置を利用する確率を乗客乗車確率として
    演算する乗客乗車確率推定部と、 前記乗客検出手段の検出結果、前記乗客到着時間推定値
    および前記乗客乗車確率に基づいて、事前操作レス呼び
    を発生するための事前操作レス呼び処理を行う事前操作
    レス呼び処理部と、 前記かご装置および前記乗場呼び装置の状態に基づいて
    前記かご装置を制御するとともに、前記事前操作レス呼
    びに応答して前記かご装置を制御するかご制御部とを備
    え、 前記事前操作レス呼び処理部は、前記乗客検出手段の検
    出結果、前記乗客到着時間推定値および前記乗客乗車確
    率に基づいて前記事前操作レス呼び処理を行う事前操作
    レス呼び管理部を含むことを特徴とするエレベータ制御
    装置。
  15. 【請求項15】 前記前操作レス呼び処理部は、 前記事前呼び管理部の出力情報に基づいて事前操作レス
    呼びを発生する事前操作レス呼び発生部と、 前記事前操作レス呼び発生部および前記事前呼び発生部
    の各出力情報に基づいて前記かご装置の割当処理を行う
    割当処理管理部と、 前記かご制御部および前記割当処理管理部の各出力情報
    に基づいて、前記かご装置の前記特定乗場へのかご到着
    時間予測値を演算するかご到着時間予測演算部と、 前記割当処理管理部および前記かご到着時間予測演算部
    の各出力情報に基づいて、前記かご到着時間予測値と前
    記乗客到着時間推定値との時間差期待値を演算する到着
    時間差期待値予測演算部と、 前記かご制御部および前記到着時間差期待値予測演算部
    の各出力情報に基づいて、前記事前操作レス呼びに対す
    る割当かご装置を決定する割当演算部とを含み、 前記かご制御部は、前記割当演算部の出力情報に基づい
    て前記割当かご装置を制御することを特徴とする請求項
    14に記載のエレベータ制御装置。
  16. 【請求項16】 前記乗客の個人毎の出発階、行き先階
    または乗降車時間を含む乗客属性情報を記憶する個人属
    性情報記憶部と、 前記乗客の乗客属性情報を前記個人属性情報記憶部から
    抽出する個人属性情報検索部とを備え、 前記事前操作レス呼び管理部は、前記個人属性情報検索
    部の出力情報に基づいて前記事前操作レス呼びの発生処
    理を行うことを特徴とする請求項14または請求項15
    に記載のエレベータ制御装置。
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