JP7020191B2 - 車載用の電源装置 - Google Patents

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Description

本発明は、外部電源からの電力によりバッテリを充電する車載用の電源装置に関する。
従来、この種の車載用の電源装置としては、蓄電池からインバータへの電力線に取り付けられたシステムメインリレーと、外部電源のコネクタが接続されるインレットから電力線のシステムメインリレーよりもインバータ側への充電線に取り付けられた充電リレーと、インレットから充電リレーに至る経路の電圧を検出する電圧センサとを備えるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この電源装置では、急速充電が終了したとき、充電リレーの溶着故障を判定するために、システムメインリレーをオン制御したまま充電リレーの正極側および負極側の両極をオフ制御し、次に、充電リレーの正極側および負極側のうちの片極のみをオン制御する。このとき、電圧センサにより検出される電圧がHi状態に固定されているときには、両極溶着の可能性があると判断し、コネクタがインレットに接続されていないことを確認してシステムメインリレーをオフ制御する。そして、システムメインリレーのオフ制御によっても電圧センサが検出する電圧がHi状態のまま変化しなかったときには電圧センサに故障が生じたと判定し、Lo状態に変化したときには両極溶着が発生していると判定する。
特開2016-174468号公報
上述した車載用の電源装置では、コネクタがインレットに接続されていない状態でシステムメインリレーをオンオフ制御することで充電リレーの両極の溶着を判定する際の誤判定を防止することができる。しかしながら、コネクタがインレットに接続されている状態で充電リレーの片極の溶着を判定する際の誤判定を防止することについては何ら考慮されていない。
本発明の車載用の電源装置は、外部電源用コネクタにインレットが接続されている状態で充電リレーの片極の溶着を判定する際の誤判定を防止することを主目的とする。
本発明の車載用の電源装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車載用の電源装置は、
バッテリと、該バッテリから車両用駆動装置への電力ラインに取り付けられたシステムメインリレーと、外部電源用コネクタが接続されるインレットから前記電力ラインの前記システムメインリレーよりも前記車両用駆動装置側への充電ラインの正極側および負極側にそれぞれ取り付けられた充電リレーと、前記充電ラインの前記インレットと前記充電リレーとの間の正負極間の電圧を検出する電圧センサと、前記システムメインリレーと前記充電リレーとを制御する制御装置と、を備える車載用の電源装置であって、
前記制御装置は、前記外部電源用コネクタが前記インレットに接続されたことを含む所定の判定実行条件が成立すると、前記システムメインリレーをオフ制御すると共に前記充電リレーの正極側および負極側をオフ制御して前記電圧センサにより検出された電圧が所定電圧未満か否かにより前記充電リレーの両極が溶着しているか否かを判定する両極溶着判定を実行し、前記検出された電圧が前記所定電圧未満であると判定すると、前記システムメインリレーをオフ制御すると共に前記充電リレーの正極側および負極側のうちの一方のリレーをオン制御し他方のリレーをオフ制御して前記電圧センサにより検出された電圧が所定電圧未満か否かにより前記他方のリレーが溶着しているか否かを判定する片極溶着判定を実行し、前記片極溶着判定を開始してから判定を確定するまでの間に前記システムメインリレーをオン制御すると共に前記充電リレーの正極側および負極側をオフ制御して前記電圧センサにより所定電圧以上の電圧が検出されると、前記片極溶着判定の実行を停止する、
ことを要旨とする。
この本発明の車載用の電源装置では、外部電源用コネクタがインレットに接続されたことを含む所定の判定実行条件が成立すると、両極溶着判定と、片極溶着判定とを実行する。両極溶着判定は、システムメインリレーをオフ制御すると共に充電リレーの正極側および負極側をオフ制御して電圧センサにより検出された電圧が所定電圧未満か否かを判定することにより行なう。片極溶着判定は、両極溶着判定において検出された電圧が所定電圧未満のときに、システムメインリレーをオフ制御すると共に充電リレーの正極側および負極側のうちの一方のリレーをオン制御し他方のリレーをオフ制御して電圧センサにより検出された電圧が所定電圧未満か否かを判定することにより行なう。そして、片極溶着判定を開始してから判定を確定するまでの間に、システムメインリレーをオン制御すると共に充電リレーの正極側および負極側をオフ制御して電圧センサにより所定電圧以上の電圧が検出されると、片極溶着判定の実行を停止する。これにより、片極溶着判定を実行している最中に何らかの原因により外部電源からインレットに電圧が印加されても、これを検出して片極溶着判定の実行を停止することができる。この結果、片極溶着の誤判定を防止することができる。ここで、所定の判定実行条件には、前回に両極溶着判定または片極溶着判定の実行が正常に完了していない状態で、外部電源用コネクタがインレットに接続されたときに成立するものなどが含まれる。
本発明の一実施例としての車載用の電源装置20の構成の概略を示す構成図である。 コネクタ接続時溶着診断処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 溶着診断処理におけるコネクタ接続状態、印加電圧Vdc、システムメインリレーSMRB,SMRGおよび充電リレーDCRB,DCRGの状態の時間変化の様子を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての車載用の電源装置20の構成の概略を示す構成図である。実施例の電源装置20は、例えば電気自動車やハイブリッド自動車などの車両に搭載され、走行用のモータなどの電源として機能する。実施例では、説明の容易のためにハイブリッド自動車の電源として電源装置20が搭載されているものとして説明する。実施例の電源装置20は、図1に示すように、インレット21と、充電リレーDCRB,DCRGと、バッテリ30と、充電用電子制御ユニット(以下、充電ECUと称する。)24と、電池用電子制御ユニット(以下、電池ECUと称する。)34と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、HVECUと称する。)40と、を備える。
インレット21には充電ライン22によりバッテリ30に接続されている。電源装置20は、外部電源としての急速充電設備10の接続コネクタ11がインレット21に接続されているときに、急速充電設備10から高圧の直流電圧を直接入力してバッテリ30を急速充電するように構成されている。充電ライン22の正極側および負極側にはそれぞれ充電リレーDCRB,DCRGが取り付けられており、充電リレーDCRB,DCRGは充電ECU24によってオンされることにより、急速充電設備10からの電力をバッテリ30側に供給する。
充電ECU24は、図示しないがCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートなどを備える。充電ECU24には、インレット21に急速充電設備10の接続コネクタ11が接続されているか否かを判定する接続スイッチ21aからの接続信号や、充電ライン22のインレット21と充電リレーDCRB,DCRGとの間の正負極間に取り付けられた電圧センサ25からの印加電圧Vdcなどが入力ポートを介して入力されている。また、充電ECU24からは、充電リレーDCRB,DCRGをそれぞれオンオフするための駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。充電ECU24は、接続コネクタ11がインレット21に接続されているときに急速充電設備10と通信可能に接続され、急速充電設備10に充電の開始を指示する充電開始指令を送信したり、バッテリ30の状態を送信したり、バッテリ30の異常時に急速充電設備10に充電の停止を指示する充電停止指令を送信したりする。また、充電ECU24は、HVECU40と通信をしており、充電ECU24により得た情報を必要に応じてHVECU40に送信している。
バッテリ30は、例えばリチウムイオン二次電池として構成されており、電力ライン32により図示しない走行用のモータを駆動するインバータINVなどの駆動装置に接続されている。電力ライン32の正極側および負極側には、それぞれシステムメインリレーSMRB,SMRGが取り付けられている。充電ライン22は電力ライン32のシステムメインリレー42とインバータINVとの間に接続されており、急速充電設備10からの電力は、充電リレーDCRB,DCRGとシステムメインリレーSMRB,SMRGとを順に介してバッテリ30に供給されるようになっている。バッテリ30は、電池ECU34によって管理されている。
電池ECU34は、図示しないがCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートなどを備える。電池ECU34には、バッテリ30の出力端子に接続された電力ライン32に取り付けられた電流センサ31からの電池電流Ibや、バッテリ30の端子間に設置された図示しない電圧センサからの電池電圧Vbなどが入力ポートを介して入力されている。電池ECU34は、入力した電池電流Ibの積算値に基づいてバッテリ30から放電可能な電力の容量の全容量に対する割合である蓄電割合SOCを演算している。また、電池ECU34は、HVECU40と通信しており、電池ECU34により得た情報を必要に応じてHVECU40に送信している。
HVECU40は、図示しないがCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROM,データを一時的に記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートなどを備える。HVECU40は、システム起動時にシステムメインリレーSMRB,SMRGをオンとし、ハイブリッド自動車全体のシステムを管理すると共に走行用のモータを駆動するインバータINVなどを駆動制御する。HVECU40は、上述したように、充電ECU24や電池ECU34と通信しており、充電ECU24や電池ECU34から必要な情報をやり取りしている。
なお、実施例の車載用の電源装置20としては、インレット21と、充電リレーDCRB,DCRGと、充電ECU24と、バッテリ30と、システムメインリレーSMRB,SMRGと、電池ECU34と、HVECU40とが相当する。
HVECU40は、急速充電設備10からの電力によるバッテリ30の充電中(急速充電中)にバッテリ30が満充電となったり所定の充電時間が経過したりしてバッテリ30の充電が終了すると、高電圧によって充電リレーDCRB,DCRGが溶着していないかの溶着診断を行なう。また、HVECU40は、接続コネクタ11がインレット21に接続されたとき、前回の充電の終了後、溶着診断が正常に終了しなかった場合にも、溶着診断を行なう。なお、充電の終了後に溶着診断が正常に終了しない場合としては、例えば、バッテリ50に異常が発生して充電が強制終了した場合や、急速充電設備10の図示しない緊急停止スイッチが操作されて充電が強制終了した場合などを挙げることができる。図2は、実施例のHVECU40により実行されるコネクタ接続時溶着診断処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。
コネクタ接続時溶着診断処理ルーチンでは、HVECU40は、まず、前回の溶着診断が正常に終了しなかったか否かを判定する(ステップS100)。前回の溶着診断が正常に終了したと判定すると、溶着診断を行なうことなく、本ルーチンを終了する。この場合、バッテリ30が満充電でなく異常も生じていなければ、接続コネクタ11のインレット21への接続により、バッテリ30への充電が開始される。一方、前回の溶着診断が正常に行なわれなかったと判定すると、システムメインリレーSMRB,SMRGおよび充電リレーDCRB,DCRGのオフ制御を行なう(ステップS110)。充電リレーDCRB,DCRGのオフ制御は、充電リレーDCRB,DCRGをオフする制御指令を通信により充電ECU24に出力することにより行なわれる。そして、電圧センサ29からの印加電圧Vdcを充電ECU24から通信により入力すると共に入力した印加電圧Vdcが値0とみなせる所定電圧Vref未満であるか否かを判定する(ステップS120)。印加電圧Vdcが所定電圧Vref未満でなく所定電圧Vref以上と判定すると、充電リレーDCRB,DCRGの両極溶着を診断できない(両極溶着診断不可)と判定し(ステップS130)、両極溶着診断不可の判定結果を図示しない不揮発性メモリに保存して(ステップS270)、本ルーチンを終了する。いま、システムメインリレーSMRB,SMRGをオフとしている状態を考えているから、印加電圧Vdcは、急速充電設備10からインレット21に電圧が印加されていない限り、充電リレーDCRB,DCRGの溶着の有無に拘わらず、値0となる。したがって、システムメインリレーSMRB,SMRGおよび充電リレーDCRB,DCRGをオフ制御したときに印加電圧Vdcが所定電圧Vref以上である場合には、急速充電設備10から充電ライン22に電圧が印加されており、印加電圧Vdcによっては充電リレーDCRB,DCRGの溶着の有無を区別できないと判断し、溶着診断を実行しない。なお、前回の溶着診断が正常に終了しなかった場合には、接続コネクタ11がインレット21に接続されても、充電ECU24は急速充電設備10に対して充電を許可しないため、通常は、急速充電設備10から充電ライン22に電圧が印加されることはない。しかし、何らかの異常により充電ライン22に電圧が印加されたときには、誤診断を回避するため溶着診断を実行しないのである。
ステップS120で印加電圧Vdcが所定電圧Vref未満と判定すると、次に、システムメインリレーSMRB,SMRGをオン制御すると共に充電リレーDCRB,DCRGをオフ制御する(ステップS140)。そして、ステップS120と同様に印加電圧Vdcが所定電圧Vref未満であるか否かを判定する(ステップS150)。印加電圧Vdcが所定電圧Vref未満でなく所定電圧Vref以上と判定すると、充電リレーDCRB,DCRGの両極に溶着が生じている(両極溶着)と判定し(ステップS160)、両極溶着の判定結果を不揮発性メモリに保存して(ステップS270)、本ルーチンを終了する。
ステップS150で印加電圧Vdcが所定電圧Vref未満と判定すると、次に、充電リレーDCRB,DCRGの片極が溶着していているか否かの片極溶着の判定を行なう。すなわち、システムメインリレーSMRB,SMRGをオン制御したまま正極側の充電リレーDCRBをオン制御すると共に負極側の充電リレーDCRGをオフ制御し(ステップS170)、印加電圧Vdcが所定電圧Vref未満であるか否かを判定する(ステップS180)。また、システムメインリレーSMRB,SMRGをオン制御したまま正極側の充電リレーDCRBをオフ制御すると共に負極側の充電リレーDCRGをオン制御し(ステップS190)、印加電圧Vdcが所定電圧Vref未満であるか否かを判定する(ステップS200)。ステップS180,S200のいずれも印加電圧Vdcが所定電圧Vref未満と判定すると、充電リレーDCRB,DCRGはいずれも溶着しておらず正常であると判定して(ステップS210)、本ルーチンを終了する。
一方、ステップS180,S200のいずれかで印加電圧Vdcが所定印加電圧Vdc以上と判定すると、システムメインリレーSMRB,SMRGをオン制御したまま充電リレーDCRB,DCRGをオフ制御し(ステップS230)、印加電圧Vdcが所定電圧Vref未満であるか否かを判定する(ステップS240)。印加電圧Vdcが所定電圧Vref未満と判定すると、充電リレーDCRB,DCRGの片極に溶着が生じている(片極溶着)と判定し(ステップS250)、片極溶着の判定結果を不揮発性メモリに保存して(ステップS270)、本ルーチンを終了する。一方、印加電圧Vdcが所定電圧Vref以上と判定すると、片極溶着を診断できない(片極溶着診断不可)と判定し(ステップS260)、片極溶着診断不可の判定結果を不揮発性メモリに保存して(ステップ270)、本ルーチンを終了する。片極溶着の診断中に何らかの異常により急速充電設備10からインレット21に電圧が印加された場合、印加電圧Vdcが所定電圧Vref以上となり、印加電圧Vdcにより片極溶着しているか否かを区別できないため、誤診断を防止するために溶着診断を停止する。
図3は、溶着診断処理におけるコネクタ接続状態、印加電圧Vdc、システムメインリレーSMRB,SMRGおよび充電リレーDCRB,DCRGの状態の時間変化の様子を示す説明図である。図示するように、接続コネクタ11がインレット21に接続されると(時刻T1)、システムメインリレーSMRB,SMRGおよび充電リレーDCRB,DCRGをオフ制御する。この例では、印加電圧Vdcが略値0(所定電圧Vref未満)のままであるため、溶着診断が可能と判断し、システムメインリレーSMRB,SMRGをオン制御して印加電圧Vdcが略値0か否かにより充電リレーDCRB,DCRGが両極溶着しているか否かの診断を行なう(時刻T2)。この例では、印加電圧Vdcが略値0のままであるため、両極溶着していないと判断し、充電リレーDCRB,DCRGのうち正極側の充電リレーDCRBのみをオン制御して負極側の充電リレーDCRGが溶着しているか否かの診断を行なう(時刻T3)。次に、充電リレーDCRB,DCRGのうち負極側の充電リレーDCRGのみをオン制御して正極側の充電リレーDCRBが溶着しているか否かの診断を行なう(時刻T4)。この例では、時刻T4の片極溶着の診断において印加電圧Vdcが略値0よりも大きい(所定電圧Vref以上)と判定される。そして、その判定結果が、片極溶着によるものか診断中に急速充電設備10からインレット21に電圧が印加されたことによるものかを区別するため、システムメインリレーSMRB,SMRGをオン制御すると共に充電リレーDCRB,DCRGをオフ制御した状態で印加電圧Vdcを調べる(時刻T5)。この例では、充電リレーDCRB,DCRGをオフ制御しても、印加電圧Vdcは略値0よりも大きいため、急速充電設備10から電圧が印加されていると判断し、溶着診断が停止される。
以上説明した実施例の電源装置20では、急速充電設備10の接続コネクタ11がインレット21に接続されたとき、充電リレーDCRB,DCRGの両極が溶着しているか否かの両極溶着判定を実行し、両極が溶着していないと判定すると、充電リレーDCRB,DCRGの片極が溶着しているか否かの片極溶着判定を実行する。そして、片極溶着判定を実行している最中にシステムメインリレーSMRB,SMRGをオン制御すると共に充電リレーDCRB,DCRGをオフ制御し、電圧センサ25により所定電圧Vref以上の電圧が検出されると、片極溶着判定の実行を停止する。これにより、片極溶着判定を実行している最中に何らかの原因により急速充電設備10からインレット21に電圧が印加されても、これを検出して片極溶着判定の実行を停止することができる。この結果、片極溶着の誤診断を防止することができる。
実施例の電源装置20では、コネクタ接続時溶着診断処理ルーチンにおいて、接続コネクタ11がインレット21に接続されたとき、前回の充電終了後に溶着診断が正常に終了しなかった場合に、ステップS110以降の溶着診断を実行するものとした。しかし、必ずしも前回の充電終了後に溶着診断が正常に終了したか否かに拘わらず、接続コネクタ11がインレット21に接続されると、溶着診断を実行するものとしてもよい。
実施例の電源装置20では、片極溶着の診断中に、システムメインリレーSMRB,SMRGをオン制御すると共に充電リレーDCRB,DCRGをオフ制御し、そのときの印加電圧Vdcにより片極溶着の発生と外部電源からインレット21への電圧の印加とを区別するものとした。しかし、ステップS150で両極溶着なしとの判定後、片極溶着の診断前に、システムメインリレーSMRB,SMRGをオン制御すると共に充電リレーDCRB,DCRGをオフ制御し、そのときの印加電圧Vdcにより外部電源からインレット21への電圧が印加されていると判断すると、片極溶着の診断を実行しないものとしてもよい。
実施例の電源装置20では、HVECU40が図2のコネクタ接続時溶着診断処理ルーチンを実行するものとしたが、充電ECU24がコネクタ接続時溶着診断処理ルーチンを実行するものとしてもよいし、電池ECU34がコネクタ接続時溶着診断処理ルーチンを実行するものとしてもよい。
実施例の電源装置20では、充電ECU24と電池ECU34とHVECU40との3つの電子制御ユニットを備えるものとしたが、単一の電子制御ユニットとしてもよいし、2つの電子制御ユニットを備えるものとしてもよいし、4以上の電子制御ユニットを備えるものとしてもよい。そして、いずれかの電子制御ユニットで図2のコネクタ接続時溶着診断処理ルーチンを実行すればよい。
実施例では、ハイブリッド自動車の電源として電源装置20が搭載されているものとしたが、上述したように、電気自動車の電源として電源装置20が搭載されているものとしてもよい。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、バッテリ30が「バッテリ」に相当し、システムメインリレーSMRB,SMRGが「システムメインリレー」に相当し、充電リレーDCRB,DCRGが「充電リレー」に相当し、電圧センサ25が「電圧センサ」に相当し、図2のコネクタ接続時溶着診断処理ルーチンを実行するHVECU40が「制御装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車載用の電源装置の製造産業などに利用可能である。
10 急速充電設備、11 接続コネクタ、20 電源装置、21 インレット、21a 接続スイッチ、22 充電ライン、24 充電用電子制御ユニット(充電ECU)、25 電圧センサ、30 バッテリ、31 電流センサ、32 電力ライン、34 電池ECU、40 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、SMRB,SMRG システムメインリレー、DCRB,DCRG 充電リレー。

Claims (1)

  1. バッテリと、該バッテリから車両用駆動装置への電力ラインに取り付けられたシステムメインリレーと、外部電源用コネクタが接続されるインレットから前記電力ラインの前記システムメインリレーよりも前記車両用駆動装置側への充電ラインの正極側および負極側にそれぞれ取り付けられた充電リレーと、前記充電ラインの前記インレットと前記充電リレーとの間の正負極間の電圧を検出する電圧センサと、前記システムメインリレーと前記充電リレーとを制御する制御装置と、を備える車載用の電源装置であって、
    前記制御装置は、前記外部電源用コネクタが前記インレットに接続されたことを含む所定の判定実行条件が成立すると、前記システムメインリレーをオフ制御すると共に前記充電リレーの正極側および負極側をオフ制御して前記電圧センサにより検出された電圧が所定電圧未満か否かにより前記充電リレーの両極が溶着しているか否かを判定する両極溶着判定を実行し、前記検出された電圧が前記所定電圧未満であると判定すると、前記システムメインリレーをオフ制御すると共に前記充電リレーの正極側および負極側のうちの一方のリレーをオン制御し他方のリレーをオフ制御して前記電圧センサにより検出された電圧が所定電圧未満か否かにより前記他方のリレーが溶着しているか否かを判定する片極溶着判定を実行し、前記片極溶着判定を開始してから判定を確定するまでの間に前記システムメインリレーをオン制御すると共に前記充電リレーの正極側および負極側をオフ制御して前記電圧センサにより所定電圧以上の電圧が検出されると、前記片極溶着判定の実行を停止する、
    車載用の電源装置。
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Citations (4)

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