JP7018814B2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器 Download PDF

Info

Publication number
JP7018814B2
JP7018814B2 JP2018080833A JP2018080833A JP7018814B2 JP 7018814 B2 JP7018814 B2 JP 7018814B2 JP 2018080833 A JP2018080833 A JP 2018080833A JP 2018080833 A JP2018080833 A JP 2018080833A JP 7018814 B2 JP7018814 B2 JP 7018814B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flow path
portions
plate material
heat exchanger
cylindrical portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018080833A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019190680A (ja
Inventor
こずえ 鈴木
亮司 野田
稔広 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yutaka Giken Co Ltd
Original Assignee
Yutaka Giken Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yutaka Giken Co Ltd filed Critical Yutaka Giken Co Ltd
Priority to JP2018080833A priority Critical patent/JP7018814B2/ja
Publication of JP2019190680A publication Critical patent/JP2019190680A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7018814B2 publication Critical patent/JP7018814B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

本発明は、流路体ユニットを有する熱交換器に関する。
熱交換器を有する装置として、例えば、バーナから発生した燃焼ガスにより水を温めるガス給湯器が知られている。
従来より熱交換効率を向上させるため、伝熱フィン構造の1次熱交換器には高価な銅材が採用されている。熱交換効率を更に向上させるため、潜熱回収用のステンレス製の2次熱交換器を重ねて追加配置したものがある。例えば、このようなガス給湯器として、燃焼ガスの上流側に配置された1次熱交換器と、この1次熱交換器を通過した燃焼ガスが流される2次熱交換器と、を有するものがある。ガス給湯器に用いられる熱交換器に関する従来技術として特許文献1に開示される技術がある。
図7には、特許文献1に開示された技術が模式的に示されている。熱交換器100は、1次熱交換器200と、この1次熱交換器200の上方に配置された2次熱交換器300と、この2次熱交換器300に接続された給水管400と、を有する。
1次熱交換器200は、上下方向に配置された2層の流路体ユニット201、202と、これらの2つの流路体ユニット201、202を収納する収納ケース203と、を有する。流路体ユニット201、202は、層状に配置された複数枚のフィン204(一部のフィンのみ図示)を有する。フィン204は、通過する燃焼ガスの熱を受け、流路体ユニット201、202へ伝熱させる。そのため、熱伝導率の優れた銅材が採用されている。
同様に、2次熱交換器300は、上下方向に層状に配置された5層の流路体ユニット301~305と、これらの流路体ユニット301~305を収納する収納ケース306と、を有する。2次熱交換器300では潜熱回収により酸性の凝縮水が発生する。そのため、耐食性の優れたステンレス材が採用されている。
燃焼ガスは、送風機により1次熱交換器200の収納ケース203内に導入される。収納ケース203を通過した燃焼ガスは、さらに、2次熱交換器300の収納ケース306を通過して、排出される。
給水管から供給された水は、2次熱交換器300の流路体ユニット301~305内を流れ、周囲を流れる燃焼ガスの熱により温められる。
温められた水は、2次熱交換器300から1次熱交換器200の流路体ユニット201に導入される。2次熱交換器300と同様の作用により、1次熱交換器200にて、設定温度に適した温度まで温められ、出湯される。
特開2014-137208号公報
1次熱交換器200の流路体ユニット201は、互いに平行に配置された4本の配管205a~205bと、隣接する配管205a~205bの端部を接続する2つのU字状の接続管206、207と、を有する。
配管205a~205bには、複数枚のフィン204が接合されている。さらに、配管205aの端部と、配管205bの端部は、それぞれ、接続管206に接合される。同様に、配管205c、205dは、接続管207に接合されている。例えば、配管の数が増加すると、必要な接続管の数も増加し、コストが高まる。
そこで、コストを抑えて熱交換器100を製造することが望ましいが、上記の通り、1次熱交換器200には高価な銅材が採用され、2次熱交換器300には、凝縮水への耐食性を考慮し、ステンレス材が採用されている。熱交換器100は、互いに素材の異なる別体の1次熱交換器200及び2次熱交換器300から構成されており、簡素な構成とすることは難しい。
本発明は、簡素な構成の流路体ユニットを有する熱交換器の提供を課題とする。
請求項1による発明によれば、互いに平行に位置する複数の円筒部を有し、前記円筒部の内部を第1の流体が流れると共に周囲を第2の流体が流れる流路体ユニットを、少なくとも1つ備える熱交換器において、
前記流路体ユニットは、第1の板材と、この第1の板材に重ね合わされている第2の板材と、からなり、
前記第1の板材は、対向面側が開いた複数の第1の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第1の半筒部の間に設けられた複数の第1の連結部と、を有し、
前記第2の板材は、前記複数の第1の半筒部に対向している複数の第2の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第2の半筒部の間に設けられた複数の第2の連結部と、を有し、
前記複数の第1の連結部と、前記複数の第2の連結部とは、互いに接合して複数の接合部を構成し、
前記複数の第1の半筒部と、前記複数の第2の半筒部とは、前記第1の流体が流れる前記複数の円筒部を構成しており、
前記複数の接合部は、前記第2の流体が通過可能な通気穴を有しており、
この通気穴を有している前記流路体ユニットは、互いに隙間をあけて、複数配置されており、
隣接する前記複数の流路体ユニット同士の間隔、又は、前記通気穴の両側の前記円筒部同士の間隔の、少なくとも一方は、前記第2の流体の上流から下流へ向かって、小さくなるように設定されていることを特徴とする熱交換器が提供される。
請求項2による発明によれば、互いに平行に位置する複数の円筒部を有し、前記円筒部の内部を第1の流体が流れると共に周囲を第2の流体が流れる流路体ユニットを、少なくとも1つ備える熱交換器において、
前記流路体ユニットは、第1の板材と、この第1の板材に重ね合わされている第2の板材と、からなり、
前記第1の板材は、対向面側が開いた複数の第1の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第1の半筒部の間に設けられた複数の第1の連結部と、を有し、
前記第2の板材は、前記複数の第1の半筒部に対向している複数の第2の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第2の半筒部の間に設けられた複数の第2の連結部と、を有し、
前記複数の第1の連結部と、前記複数の第2の連結部とは、互いに接合して複数の接合部を構成し、
前記複数の第1の半筒部と、前記複数の第2の半筒部とは、前記第1の流体が流れる前記複数の円筒部を構成しており、
前記複数の接合部は、前記第2の流体が通過可能な通気穴を有しており、
この通気穴を有している前記流路体ユニットは、互いに隙間をあけて、複数配置されており、
前記第1の板材は、縁が全周に亘り起立することにより構成された第1の起立部を有し、前記第2の板材は、縁が全周に亘り起立することにより構成された第2の起立部を有し、
前記第1の起立部と、前記第2の起立部とは、互いに接合していることにより、前記複数の円筒部及び前記複数の通気穴を囲む周壁部を構成し、
前記複数の流路体ユニットの各々の前記周壁部同士は、互いに接合されていることにより前記複数の流路体ユニットの外周面となる壁面部を構成しており、
前記周壁部を構成する第1の起立部又は第2の起立部の少なくとも一方は、対向面側が開いた溝部を有し、この溝部は、前記第1の流体が流れる側溝部の一部を構成していることを特徴とする熱交換器が提供される。
請求項に記載のごとく、好ましくは、前記第1の板材は、縁が全周に亘り起立することにより構成された第1の起立部を有し、前記第2の板材は、縁が全周に亘り起立することにより構成された第2の起立部を有し、
前記第1の起立部と、前記第2の起立部とは、互いに接合していることにより、前記複数の円筒部及び前記複数の通気穴を囲む周壁部を構成し、
前記複数の流路体ユニットの各々の前記周壁部同士は、互いに接合されていることにより、前記複数の流路体ユニットの外周面となる壁面部を構成している。
請求項に記載のごとく、好ましくは、前記周壁部を構成する第1の起立部又は第2の起立部の少なくとも一方は、対向面側が開いた溝部を有し、
この溝部は、前記第1の流体が流れる側溝部の一部を構成している。
請求項6に記載のごとく、好ましくは、前記複数の流路体ユニットは、上下方向に配置され、
前記溝部は、下側の前記板材に設けられ、
上側の前記板材は、前記溝部を塞ぐ蓋部を有し、この蓋部は、前記周壁部から内側に向かって、下り勾配に設定されている。
請求項に記載のごとく、好ましくは、前記複数の流路体ユニットは、上下方向に配置され、
前記通気穴は、第2の流体の流れ方向について、千鳥状に位置している。
請求項7に係る発明によれば、互いに平行に位置する複数の円筒部を有し、前記円筒部の内部を第1の流体が流れると共に周囲を第2の流体が流れる流路体ユニットを、少なくとも1つ備える熱交換器において、
前記流路体ユニットは、第1の板材と、この第1の板材に重ね合わされている第2の板材と、からなり、
前記第1の板材は、対向面側が開いた複数の第1の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第1の半筒部の間に設けられた複数の第1の連結部と、を有し、
前記第2の板材は、前記複数の第1の半筒部に対向している複数の第2の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第2の半筒部の間に設けられた複数の第2の連結部と、を有し、
前記複数の第1の連結部と、前記複数の第2の連結部とは、互いに接合して複数の接合部を構成し、
前記複数の第1の半筒部と、前記複数の第2の半筒部とは、前記第1の流体が流れる前記複数の円筒部を構成しており、
前記流路体ユニットは、互いに隙間をあけて、上下方向に複数配置され、
前記第2の流体から凝縮水が生成される位置よりも下方において、少なくとも1つの前記流路体ユニットの前記複数の接合部は、前記第2の流体が通過可能な通気穴を有している接合部と、前記通気穴を有していない接合部と、を備え、
前記通気穴を有していない接合部と、この接合部の両側の前記円筒部とは、前記凝縮水を受けることが可能な受け部を構成していることを特徴とする熱交換器が提供される。
請求項1に係る発明では、流路体ユニットは、第1の板材と、この第1の板材に重ね合わされている第2の板材と、からなる。第1の板材は、複数の第1の半筒部と、その間に設けられた第1の連結部と、を有している。第2の板材は、複数の第2の半筒部と、その間に設けられた第2の連結部と、を有している。第1の連結部と第2の連結部とは、互いに接合して接合部を構成している。第1の半筒部と、第2の半筒部とは、第1の流体が流れる円筒部を構成している。
即ち、2枚の板材の対向面にそれぞれ半筒部を設け、連結部を互いに接合することにより、筒部が構成される。配管や接続管を用いずに、2枚の板材のみで流路体ユニットを構成することができる。そのため、熱交換器を簡素に構成できる。
加えて、流路体ユニットは、複数の円筒部の間に、第2の流体が通過可能な通気穴を有している。この流路体ユニットは、互いに隙間をあけて、複数配置されている。そのため、通気穴の縁は、第2の流体が通気穴を通過する際、第2の流体の熱を吸収するためのフィンとなる。筒部とフィンは、一体的に形成されている。部品点数を増やすことなく、筒部にフィンを設けることができる。
加えて、隣接する前記複数の流路体ユニット同士の間隔、又は、通気穴の両側の円筒部同士の間隔の、少なくとも一方は、第2の流体の上流から下流へ向けて、小さくなるように設定されている。即ち、円筒部は、上流から下流へ向かって、粗から密となるように位置している。
仮に、流路体ユニット同士の間隔、又は、円筒部同士の間隔を大きくすると、通気抵抗は小さくなるが、熱交換の効率は下がる傾向になる。それらの間隔を小さくすると、熱交換の効率は上がるが、通気抵抗は大きくなる傾向になる。本発明では、第2の流体が温度による体積変化し、高温の上流側では、体積の大きい第2の流体に合わせて間隔を大きくし、低温の下流側では、第2の流体の体積が小さくなるのに合わせ間隔を小さくすることで、通気抵抗の低減と効率的な熱交換を両立することができる。
請求項に係る発明では、第1の板材は、縁が全周に亘り起立することにより構成された第1の起立部を有している。第2の板材は、縁が全周に亘り起立することにより構成された第2の起立部を有している。第1の起立部と、第2の起立部とは、互いに接合していることにより、円筒部及び通気穴を囲む周壁部を構成している。さらに、複数の流路体ユニットの各々の周壁部同士は、互いに接合されていることにより、壁面部を構成している。そのため、流路体ユニットを収納するための収納ケースが不要となり、熱交換器をさらに簡素に構成することができる。
請求項に係る発明では、周壁部を構成する第1の起立部又は第2の起立部の少なくとも一方は、対向面側が開いた溝部を有している。この溝部は、第1の流体が流れる側溝部の一部を構成している。即ち、第1の流体が流れる側溝部は、流路体ユニットの縁に位置している。周壁部は、第1の流体により冷却されるため、流路体ユニットの壁面部の高温化を抑制することができる。
請求項6に係る発明では、複数の流路体ユニットは、上下方向に配置されている。溝部は、下側の板材に設けられている。上側の板材は、溝部を塞ぐ蓋部を有している。蓋部は、周壁部から内側に向かって、下り勾配に設定されている。そのため、蓋部に凝縮水が生成しても、凝縮水は、周壁部から内側に向かって流れ落ちる。流路体ユニットの縁への凝縮水の滞留を抑制できる。
請求項に係る発明では、複数の流路体ユニットは、上下方向に配置されている。複数の通気穴は、第2の流体の流れ方向について、千鳥状に位置している。そのため、通過する第2の流体が円滑に流れ、通気圧損が低減される。さらに、上側の流路体ユニットから滴下してきた凝縮水は、下側の流路体ユニットの通気穴を通過せず、流路体ユニットに当たる。凝縮水は、各々の流路体ユニットをつたいながら滴下するため、滴下速度を低下させることができる。
請求項に係る発明では、第2の流体から凝縮水が生成される位置よりも下方において、少なくとも1つの流路体ユニットの複数の接合部は、通気穴が空けられた接合部と、通気穴が空けられていない接合部と、を有している。通気穴が空けられていない接合部と、この接合部の両側の円筒部とは、凝縮水を受けることが可能な受け部を構成している。凝縮水を受ける受け部は、別体として設けられるわけでなく、流路体ユニットの一部に構成される。即ち、部品点数を増やさずに凝縮水を受ける部位を構成できる。
さらに、受け部は、内部に第1の流体が流れる円筒部により構成されている。受け部周辺を流れる第2の流体が高温であっても、凝縮水は第1の流体により冷却されるため、凝縮水の沸騰を抑制できる。
図1(a)は、本発明の実施例による熱交換器の斜視図である。図1(b)は、図1(a)に示された熱交換器の分解斜視図である。 図1(a)の2-2線断面図である。 図1(b)に示された熱交換器を構成する流路体ユニットの斜視図である。 図4(a)は、図3の4(a)-4(a)線断面図である。図4(b)は、図4(a)に示された流路体ユニットの端部の拡大図である。 図5(a)は、図1(b)に示された熱交換器を構成する別の流路体ユニットの斜視図である。図5(b)は、図5(a)のb-b線断面図である。 実施例の作用図である。 従来技術の構成を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。Upは上、Dnは下を示している。Usは上流、Dsは下流を示している。
<実施例>
図1(a)には、本発明の実施例による、水(第1の流体)を温める給湯器10(熱交換器10)が示されている。給湯器10は、燃焼ガス(第2の流体)を発生させるバーナ11と、バーナ11の直上に置かれたステンレス製の熱交換部12と、からなる。
図1(b)を参照する。熱交換部12は、水と燃焼ガスとの熱交換を行う本体部20と、本体部20を支持する基部13と、本体部20の上部に設けられるカバー部材14と、からなる。
基部13は、枠体の形状を呈し、燃焼ガスが導入されるガス導入口13aと、温められた水が排出される第1の排出管15と、燃焼ガスから生成された凝縮水が、後述する排出穴87a~89a(図5a)を通り、排出される第2の排出管16と、を有している。
カバー部材14は、本体部20を通過した燃焼ガスが排気されるガス排気口14aと、水が導入される水導入管17と、を有している。
図2を参照する。本体部20は、複数(例えば、9つ)の流路体ユニット21~29と、これらの流路体ユニット21~29間の間隔を調整するための第1のスペーサ31、第2のスペーサ32と、を有する。
本体部は、9つの流路体ユニット21~29が上下に積層されて構成されている。最下層の1つのユニットを第1の流路体ユニット21とする。その上の層の1つのユニットを第2の流路体ユニット22とする。その上の層の4つのユニットを第3の流路体ユニット23~26とする。その上の層の2つのユニットを第4の流路体ユニット27、28とする。最上層の1つのユニットを第5の流路体ユニット29とする。
第1の流路体ユニット21と、第2の流路体ユニット22との間には、第1のスペーサ31が配置されている。同様に、第2の流路体ユニット22と、第3の流路体ユニット23との間には、第2のスペーサ32が配置されている。
第1の流路体ユニット21~第5の流路体ユニット29のいずれのユニットについても、後述する円筒部の内部を水が流れ、かつ、円筒部の周囲を燃焼ガスが通過する。以下、例として、第3の流路体ユニット23について説明する。
図3を参照する。第3の流路体ユニット23は、水を導入可能な(矢印1参照)5つの導入穴41と、一端側が導入穴41と連通し内部を水が通過する(矢印2参照)6つの円筒部42と、円筒部42の他端側と連通し水を排出可能な(矢印3参照)5つの排出穴43と、を有している。
互いに平行に位置している円筒部42同士の間、及び、その側方には、燃焼ガスが通過可能な(矢印4参照)7つの通気穴44が空けられている。
第3の流路体ユニット23は、ステンレス製の第1の板材51と、この第1の板材の上に重ね合わされているステンレス製の第2の板材61と、からなる。
導入穴41は、第2の板材61に空けられている。排出穴43は、第1の板材51に空けられている。円筒部42は、第1の板材51と第2の板材61とにより構成されている。以下、詳細に説明する。
図3及び図4(a)を参照する。第1の板材51は、対向面側が開いた6つの第1の半筒部52と、互いに隣接する第1の半筒部52の間及びその側方に設けられた7つの第1の連結部53と、を有している。
同様に、第2の板材61は、第1の半筒部52に対向している6つの第2の半筒部62と、互いに隣接する第2の半筒部62の間及びその側方に設けられた7つの第2の連結部63と、を有している。
7つの第1の連結部53と、7つの第2の連結部63とは、互いに接合して、7つの接合部45が構成されている。これにより、第1の半筒部52と、第2の半筒部62とは、上記の6つの円筒部42を構成している。通気穴44は、接合部45に空けられている。
第3の流路体ユニット23~26は、幅方向の中心線CL(図4(a)参照)を基準として、左右非対称の構成である。同様に、第4の流路体ユニット27、28も左右非対称の構成である(図2参照)。
図3及び図4(b)を参照する。第1の板材51は、縁が全周に亘り上方に向かって起立することにより構成された第1の起立部54を有している。同様に、第2の板材61は、縁が全周に亘り上方に向かって起立することにより構成された第2の起立部64を有している。
第1の起立部54の内周面55と、第2の起立部64の外周面65とは、互いに接合している。互いに接合した第1の起立部54と第2の起立部64とは、円筒部42及び通気穴44を囲う周壁部23aを構成している。
第1の起立部54は、対向面側が凹んだ溝部56を有している。この溝部56は、導入穴41から導入された水が流れる側溝部46の一部を構成している。溝部56は、下側の第1の板材51に設けられている。上側の第2の板材61は、溝部56を塞ぐ蓋部66を有している。この蓋部66は、周壁部23aから内側に向かって、下り勾配に設定されている(矢印5参照)。
図2及び図3を参照する。第3の流路体ユニット23~26の構成は、第3の流路体ユニット23と同一である。第3の流路体ユニット23~26は、互いの導入穴41と排出穴43が連通するように、互い違いに積層している。第3の流路体ユニット23は下側に位置し、第3の流路体ユニット26は上側に位置している。第3の流路体ユニットの周壁部23a~26aは、それぞれ、上方(燃焼ガスの下流側)に向いている。
第4の流路体ユニット27、28、及び、第5の流路体ユニット29の構成も、第3の流路体ユニット23~26と略同一である。すなわち、第4の流路体ユニット27~第5の流路体ユニット29も、重ね合わされた2枚の板材からなり、かつ、第3の流路体ユニット23~26における、導入穴41、円筒部42、排出穴43、側溝部46、に相当する部位を有するが、その位置及び数が異なる。詳細な説明は省略する。
第1のスペーサ31は、2枚の板材からなる。第1のスペーサ31は、枠体形状(不図示)であり、通気口33と、側溝部35、35を有する。第2のスペーサ32は、第1のスペーサ31と同一の構成であり、通気口34と、側溝部36、36を有する。
第1の流路体ユニット21~第9の流路体ユニット29は、それぞれ、周壁部21a~29aを有する。第1のスペーサ31、第2のスペーサ32は、それぞれ、周壁部31a、32aを有する。周壁部21a~29a、周壁部31a、32aは、ロウ付けにより一度に接合され、本体部20(図1参照)の外周面となる壁面部20aを構成している。
図5(a)及び図5(b)を参照する。第2の流路体ユニット22の基本的な構成は、第3の流路体ユニット23と同一である。第2の流路体ユニット22は、第1の板材71と、第1の板材71の上に重ね合わされている第2の板材72と、からなる。
第2の板材72には、端部に10個の導入穴73が空けられている。第1の板材71には、排出穴(不図示)が空けられている。第2の流路体ユニット22は、第1の円筒部81~第6の円筒部86と、を有している。
第1の円筒部81~第6の円筒部86の間及びその側方には、第1の板材71及び第2の板材72が接合して構成された第1の接合部91~第7の接合部97が設けられている。
第1の接合部91、第3の接合部93、第5の接合部95、第7の接合部97は、それぞれ、第1の通気穴74~第4の通気穴77を有している。第2の接合部92、第4の接合部94、第6の接合部96は、上層から滴下する凝縮水を受ける機能を有するため、通気穴を有していない。
第2の接合部92と、この第2の接合部92の両側の第1の円筒部81と、第2の円筒部82とは、燃焼ガスから生成される凝縮水を受けることが可能な第1の受け部87を構成している。第2の接合部92は、第1の受け部87に溜まった凝縮水を排出するための第1の排出穴87aを有する。
同様に、第4の接合部94、第3の円筒部83、第4の円筒部84は、第2の受け部88を構成する。第4の接合部94は、第2の排出穴88aを有する。第6の接合部96、第5の円筒部85、第6の円筒部86は、第3の受け部89を構成する。第6の接合部96は、第3の排出穴89aを有する。第1の排出穴87a~第3の排出穴89aを通過した凝縮水は、最下層の第1の流路体ユニット21(図2)の上面溝部へ滴下し、1箇所に集約され、第2の排出管16(図1(b))から排出される。
第2の流路体ユニット22と同様に、最下層の第1の流路体ユニット21も、上記の受け部87~89と同一の構成の4つの受け部21cを有する(図2参照)。
なお、凝縮水を受ける受け部は、必要に応じて、各々の流路体ユニットに適宜設けることができる。すなわち、凝縮水が生成される位置よりも下方にて、受け部を流路体ユニットに適宜設ける。下方に滴下していく凝縮水を確実に受けるためには、本実施例のように、最下層の第1の流路体ユニット21に受け部を設けることが好ましい。
図6を参照する。第1の流路体ユニット21と、第2の流路体ユニット22との間隔をD1とする。第3の流路体ユニット23と、第3の流路体ユニット24との間隔をD2とする。第4の流路体ユニット28と、第5の流路体ユニット29との間隔をD3とする。D1~D3の関係は、D1>D2>D3となっている。
即ち、第1の流路体ユニット21~第5の流路体ユニット29の間隔Dは、燃焼ガスの上流から下流へ向かって、小さくなるように設定されている。
第2の流路体ユニット22の第4の円筒部84と第5の円筒部85との間隔をd1とする。第3の流路体ユニット23の円筒部42、42同士の間隔をd2とし、第5の流路体ユニットの円筒部99、99同士の間隔をd3とする。d1~d3の大きさは、d1>d2>d3となる。即ち、円筒部間の間隔dは、燃焼ガスの上流から下流へ向かって、小さくなるように設定されている。そのため、円筒部間に形成される通気穴21b、…44…、29bの大きさも、燃焼ガスの上流から下流へ向かって、小さくなる。
加えて、第1の流路体ユニット21の通気穴21b~第5の流路体ユニット29の通気穴29bは、燃焼ガスの流れ方向について、千鳥状に位置している。
次に、実施例の効果について説明する。
図3及び図4(a)を参照する。第3の流路体ユニット23は、第1の板材51と、この第1の板材51に重ね合わされている第2の板材61と、からなる。第1の板材51は、6つの第1の半筒部52と、その間及び側方に設けられた7つの第1の連結部53と、を有している。同様に、第2の板材61は、6つの第2の半筒部62と、7つの第2の連結部63と、を有している。第1の連結部53と第2の連結部63とは、互いに接合して接合部45を構成している。これにより、第1の半筒部52と、第2の半筒部62とは、円筒部42を構成している。
即ち、配管や接続管を用いずに、第1の板材51及び第2の板材61のみで第3の流路体ユニット23を構成することができる。他の流路体ユニットの構成も同様である。そのため、熱交換器10を簡素に構成できる。
円筒部42の内周面42aは、略円形状を呈する。そのため、円筒部42の内部を通過する水の圧力は、均等に分散される。
図3及び図4(b)を参照する。第3の流路体ユニット23は、円筒部42の間及び側方に、燃焼ガスが通過可能な7つの通気穴44を有している。通気穴44の縁47、47は、燃焼ガスが通気穴44を通過する際、燃焼ガスの熱を吸収するためのフィン47、47となる。円筒部42とフィン47は、一体的に形成されている。部品点数を増やすことなく、円筒部42にフィン47、47を設けることができる。
加えて、第1の板材51は、第1の起立部54を有している。第2の板材61は、第2の起立部64を有している。第1の起立部54と第2の起立部64とは、円筒部42及び通気穴44を囲う周壁部23aを構成している。他の流路体ユニット21、22、24~29において同様に構成された周壁部21a~29a、周壁部31a、32a(図2)は、ロウ付けにより一度に接合され、本体部20(図1参照)の外周面となる壁面部20aを構成している。そのため、第1の流路体ユニット21~第5の流路体ユニット29を収納するための収納ケースが不要となり、熱交換器10をさらに簡素に構成することができる。
加えて、第1の起立部54は、対向面側が凹んだ溝部56を有している。この溝部56は、水が流れる側溝部46の一部を構成している。即ち、水が流れる側溝部46は、第3の流路体ユニット23の縁に位置している。周壁部23aは、水により冷却される。他の流路体ユニット21、22、24~29も同様の構成である。結果、本体部20の壁面部20aの高温化を抑制することができる。
加えて、溝部56は、下側の第1の板材51に設けられている。上側の第2の板材61は、溝部56を塞ぐ蓋部66を有している。蓋部66は、周壁部23aから内側に向かって、下り勾配に設定されている。そのため、蓋部66に凝縮水が生成しても、凝縮水は、周壁部23aから内側下方に向かって流れ落ちる(矢印5参照)。第3の流路体ユニット23の縁への凝縮水の滞留を抑制できる。
図6を参照する。第1の流路体ユニット21~第5の流路体ユニット29の間隔Dは、燃焼ガスの上流から下流へ向かって、小さくなるように設定されている(D1>D2>D3)。さらに、第1の流路体ユニット21~第5の流路体ユニット29における、円筒部間の間隔dは、燃焼ガスの上流から下流へ向かって、小さくなるになるように設定されている(d1>d2>d3)。
即ち、円筒部は、燃焼ガスの上流から下流へ向かって、粗から密となるように位置している。そのため、矢印(6)~矢印(8)に示されるように、上流から下流へ向かうに連れて、燃焼ガスの温度の低下により体積が小さくなるため、通気抵抗への影響は少ない。
仮に、間隔D,dが大きく設定されていると、通気抵抗は小さいが、熱交換の効率は下がる。間隔D,dが小さく設定されていると、熱交換の効率は上がるが、通気抵抗は大きくなる。本実施例では、間隔D,dは、上流から下流へ向けて、小さくなる。そのため、高温の上流側では、通気抵抗を下げることができ、低温の下流側では、熱交換の効率を高めることができる。結果、通気抵抗の低減と効率的な熱交換を両立することができる。
第1の流路体ユニットの通気穴21b~第5の流路体ユニットの通気穴29bは、第2の流体の流れ方向について、千鳥状に位置している。そのため、上層の流路体ユニットから滴下してきた凝縮水は、下層の流路体ユニットの通気穴を通過せず、下層の流路体ユニットに当たる。凝縮水は、各層の流路体ユニットをつたいながら滴下するため、滴下速度を低下させることができる。
特に、第3の流路体ユニット23は、幅方向の中心線CLを基準として、左右非対称の構成である(図3(a)参照)。そのため、第3の流路体ユニット23~26は、互い違いに積層するだけで、通気穴44を、千鳥状に位置させることができる。第4の流路体ユニット27、28も同様の構成である。説明は省略する。
図5(a)、図5(b)、図6を参照する。通気穴が空けられていない第2の接合部92と、この第2の接合部92の両側の第1の円筒部81と第2の円筒部82は、燃焼ガスから生成される凝縮水を受けることが可能な(矢印(9)参照)第1の受け部87を構成している。即ち、凝縮水を受ける受け部は、別体として設けられるわけでなく、第2の流路体ユニット22の一部に構成される。即ち、部品点数を増やさずに凝縮水を受ける部位を構成できるため、熱交換器10を簡素に構成できる。
さらに、第1の受け部87は、内部に水が流れる第1の円筒部81と第2の円筒部82により構成されている。第1の受け部87周辺を流れる燃焼ガスが高温であっても、凝縮水は水により冷却されるため、凝縮水の沸騰を抑制できる。第2の受け部88、第3の受け部88も同様の作用を奏する。
第1の流路体ユニット21~第5の流路体ユニット29は、上記の通り、ステンレス製の板材で構成されている。従来の熱交換器は、互いに材質が異なり別体であった1次、2次熱交換器から構成されている。一方、本発明の熱交換器10は、ステンレス製の簡素な流路体ユニット21~29により一体化されている。熱交換器10の製造コストを抑えられる。さらに、熱交換器10は、ステンレス製であるため、酸性の凝縮水に対する耐食性も有する。
なお、本実施例では、第1の流路体ユニット21が最下層となるように配置されているが、例えば、第1の流路体ユニット21が最上層となるように配置し、第1の流路体ユニット21から第5の流路体ユニット29に向けて燃焼ガスを流す構成としても良い。さらに、第1~第5の流路体ユニット21~29を水平方向に配列しても良い。流路体ユニットの数は、及び凝縮水の受け部機構の有無は、用途に応じて適宜変更することができる。
また、本実施例では、第1の流体は水であり、円筒部は高水圧に耐えられる円形状が好ましい。円筒部の形状は、円筒部の内部を流れる第1の流体の圧力に応じて、適宜変更することができる。円筒部とは略円筒形状であればよく、扁平円筒形状も含み、少なくとも1か所に平面または角部が存在してもいい。
本発明は、作用及び効果を奏する限りにおいて、実施例に限定されるものではない。
本発明の熱交換器は、家庭において用いられる給湯器に好適である。
10…給湯器(熱交換器)
12…熱交換部
20…本体部
20a…壁面部
21~29…第1の流路体ユニット
~第9の流路体ユニット
21a~29a…周壁部
31…第1のスペーサー
32…第2のスペーサー
33…通気口
34…通気口
35…側溝部
36…側溝部
41…導入穴
42…円筒部
43…排出穴
44…通気穴
45…接合部
46…側溝部
47…縁(フィン)
51…第1の板材
52…第1の半筒部
53…第1の連結部
54…第1の起立部
55…内周面
56…溝部
61…第2の板材
62…第2の半筒部
63…第2の連結部
64…第2の起立部
65…外周面
66…蓋部
71…第1の板材
72…第2の板材
73…導入穴
74~77…第1の通気穴~第4の通気穴
81~86…第1の円筒部~第6の円筒部
87~89…第1の受け部~第3の受け部
87a~89a…第1の排出穴~第3の排出穴
91~97…第1の接合部~第7の接合部
99…円筒部

Claims (7)

  1. 互いに平行に位置する複数の円筒部を有し、前記円筒部の内部を第1の流体が流れると共に周囲を第2の流体が流れる流路体ユニットを、少なくとも1つ備える熱交換器において、
    前記流路体ユニットは、第1の板材と、この第1の板材に重ね合わされている第2の板材と、からなり、
    前記第1の板材は、対向面側が開いた複数の第1の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第1の半筒部の間に設けられた複数の第1の連結部と、を有し、
    前記第2の板材は、前記複数の第1の半筒部に対向している複数の第2の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第2の半筒部の間に設けられた複数の第2の連結部と、を有し、
    前記複数の第1の連結部と、前記複数の第2の連結部とは、互いに接合して複数の接合部を構成し、
    前記複数の第1の半筒部と、前記複数の第2の半筒部とは、前記第1の流体が流れる前記複数の円筒部を構成しており、
    前記複数の接合部は、前記第2の流体が通過可能な通気穴を有しており、
    この通気穴を有している前記流路体ユニットは、互いに隙間をあけて、複数配置されており、
    隣接する前記複数の流路体ユニット同士の間隔、又は、前記通気穴の両側の前記円筒部同士の間隔の、少なくとも一方は、前記第2の流体の上流から下流へ向かって、小さくなるように設定されていることを特徴とする熱交換器。
  2. 互いに平行に位置する複数の円筒部を有し、前記円筒部の内部を第1の流体が流れると共に周囲を第2の流体が流れる流路体ユニットを、少なくとも1つ備える熱交換器において、
    前記流路体ユニットは、第1の板材と、この第1の板材に重ね合わされている第2の板材と、からなり、
    前記第1の板材は、対向面側が開いた複数の第1の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第1の半筒部の間に設けられた複数の第1の連結部と、を有し、
    前記第2の板材は、前記複数の第1の半筒部に対向している複数の第2の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第2の半筒部の間に設けられた複数の第2の連結部と、を有し、
    前記複数の第1の連結部と、前記複数の第2の連結部とは、互いに接合して複数の接合部を構成し、
    前記複数の第1の半筒部と、前記複数の第2の半筒部とは、前記第1の流体が流れる前記複数の円筒部を構成しており、
    前記複数の接合部は、前記第2の流体が通過可能な通気穴を有しており、
    この通気穴を有している前記流路体ユニットは、互いに隙間をあけて、複数配置されており、
    前記第1の板材は、縁が全周に亘り起立することにより構成された第1の起立部を有し、前記第2の板材は、縁が全周に亘り起立することにより構成された第2の起立部を有し、
    前記第1の起立部と、前記第2の起立部とは、互いに接合していることにより、前記複数の円筒部及び前記複数の通気穴を囲む周壁部を構成し、
    前記複数の流路体ユニットの各々の前記周壁部同士は、互いに接合されていることにより前記複数の流路体ユニットの外周面となる壁面部を構成しており、
    前記周壁部を構成する第1の起立部又は第2の起立部の少なくとも一方は、対向面側が開いた溝部を有し、この溝部は、前記第1の流体が流れる側溝部の一部を構成していることを特徴とする熱交換器。
  3. 前記第1の板材は、縁が全周に亘り起立することにより構成された第1の起立部を有し、前記第2の板材は、縁が全周に亘り起立することにより構成された第2の起立部を有し、
    前記第1の起立部と、前記第2の起立部とは、互いに接合していることにより、前記複数の円筒部及び前記複数の通気穴を囲む周壁部を構成し、
    前記複数の流路体ユニットの各々の前記周壁部同士は、互いに接合されていることにより前記複数の流路体ユニットの外周面となる壁面部を構成していることを特徴とする請求項1に記載の熱交換器。
  4. 前記周壁部を構成する第1の起立部又は第2の起立部の少なくとも一方は、対向面側が開いた溝部を有し、
    この溝部は、前記第1の流体が流れる側溝部の一部を構成していることを特徴とする請求項3に記載の熱交換器。
  5. 前記複数の流路体ユニットは、上下方向に配置され、
    前記溝部は、下側の前記板材に設けられ、
    上側の前記板材は、前記溝部を塞ぐ蓋部を有し、この蓋部は、前記周壁部から内側に向かって、下り勾配に設定されていることを特徴とする請求項2又は請求項4に記載の熱交換器。
  6. 前記複数の流路体ユニットは、上下方向に配置され、
    前記通気穴は、第2の流体の流れ方向について、千鳥状に位置していることを特徴とする請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の熱交換器。
  7. 互いに平行に位置する複数の円筒部を有し、前記円筒部の内部を第1の流体が流れると共に周囲を第2の流体が流れる流路体ユニットを、少なくとも1つ備える熱交換器において、
    前記流路体ユニットは、第1の板材と、この第1の板材に重ね合わされている第2の板材と、からなり、
    前記第1の板材は、対向面側が開いた複数の第1の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第1の半筒部の間に設けられた複数の第1の連結部と、を有し、
    前記第2の板材は、前記複数の第1の半筒部に対向している複数の第2の半筒部と、互いに隣接する前記複数の第2の半筒部の間に設けられた複数の第2の連結部と、を有し、
    前記複数の第1の連結部と、前記複数の第2の連結部とは、互いに接合して複数の接合部を構成し、
    前記複数の第1の半筒部と、前記複数の第2の半筒部とは、前記第1の流体が流れる前記複数の円筒部を構成しており、
    前記流路体ユニットは、互いに隙間をあけて、上下方向に複数配置され、
    前記第2の流体から凝縮水が生成される位置よりも下方において、少なくとも1つの前記流路体ユニットの前記複数の接合部は、前記第2の流体が通過可能な通気穴を有している接合部と、前記通気穴を有していない接合部と、を備え、
    前記通気穴を有していない接合部と、この接合部の両側の前記円筒部とは、前記凝縮水を受けることが可能な受け部を構成していることを特徴とする熱交換器。
JP2018080833A 2018-04-19 2018-04-19 熱交換器 Active JP7018814B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018080833A JP7018814B2 (ja) 2018-04-19 2018-04-19 熱交換器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018080833A JP7018814B2 (ja) 2018-04-19 2018-04-19 熱交換器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019190680A JP2019190680A (ja) 2019-10-31
JP7018814B2 true JP7018814B2 (ja) 2022-02-14

Family

ID=68389784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018080833A Active JP7018814B2 (ja) 2018-04-19 2018-04-19 熱交換器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7018814B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322698A (ja) 2005-04-22 2006-11-30 Denso Corp 熱交換器
JP2007247979A (ja) 2006-03-16 2007-09-27 Noritz Corp 温水機器用熱交換器及び燃焼装置
US20080314574A1 (en) 2005-11-18 2008-12-25 Methanol Casale S.A. Method for the Production of a Plate Type Heat Exchanger and Related Heat Exchanger

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50141843U (ja) * 1974-05-09 1975-11-21
DE3536667A1 (de) * 1985-10-15 1987-04-16 Richard Vetter Geraet zum erwaermen von wasser, insb. warmwasserheizkessel
JPH06265289A (ja) * 1993-03-11 1994-09-20 Hitachi Ltd プレート式熱交換器
JPH08240393A (ja) * 1995-03-06 1996-09-17 Hitachi Ltd 冷凍サイクル構成体
JPH09189490A (ja) * 1996-01-08 1997-07-22 Mitsubishi Electric Corp 熱交換器及びその製造方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006322698A (ja) 2005-04-22 2006-11-30 Denso Corp 熱交換器
US20080314574A1 (en) 2005-11-18 2008-12-25 Methanol Casale S.A. Method for the Production of a Plate Type Heat Exchanger and Related Heat Exchanger
JP2007247979A (ja) 2006-03-16 2007-09-27 Noritz Corp 温水機器用熱交換器及び燃焼装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019190680A (ja) 2019-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2690739C (en) Heat exchanger for boiler
CN111473677B (zh) 热传递翅片及使用该热传递翅片的翅管式热交换器单元
US20170205156A1 (en) Heat exchangers
JP6706322B2 (ja) 熱交換器用のプレートおよび熱交換器
JP2007178053A (ja) 熱交換器
KR102139270B1 (ko) 열풍 오븐
JP7357208B2 (ja) 熱交換器およびこれを備えた温水装置
JP5864731B2 (ja) フィン式熱交換器
US10094619B2 (en) Heat exchanger having arcuately and linearly arranged heat exchange tubes
JP4334965B2 (ja) プレート式熱交換器
JP5030981B2 (ja) 熱交換器
US20070235174A1 (en) Heat exchanger
JP7018814B2 (ja) 熱交換器
JP5234349B2 (ja) 熱交換器および温水装置
US20180231274A1 (en) Heat exchanger
JP6256807B2 (ja) 熱交換器およびこれを備えた温水装置
KR20190074362A (ko) 열교환기
JP2005274028A (ja) 燃焼装置
JP7083789B2 (ja) 熱交換器
US10697708B2 (en) Heat exchangers
JP2005274044A (ja) 熱源装置
JP6689109B2 (ja) ガス給湯器
JP6971954B2 (ja) 熱交換器
KR101081968B1 (ko) 열교환기
JP4134520B2 (ja) 熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200318

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210305

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211026

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211104

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20220111

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7018814

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150