JP7006221B2 - 車体側部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体側部構造に関するものである。
例えば特許文献1には、サブフレームと、マウントサイドブラケットを介してサブフレームに連結されるフロントサイドメンバとを備える車体の前部構造が開示されている。特許文献1のフロントサイドメンバは、前方部分および後方部分とからなる。そして、所定の第1の軸荷重が前方から加わるときに前方部分が圧縮変形し、第1の軸荷重より大きな所定の第2の軸荷重が前方から加わるときに後方部分が曲げ変形する。特許文献1によれば、有効なエネルギ吸収を図ると共に、二段階のエネルギ吸収を可能とすることができるとしている。
特開2000-16327号公報
特許文献1では、フロントサイドメンバの下方に配置されるサブフレームは、フロントサイドメンバの後方部分を強制的に曲げ変形させることを目的として設けられている。しかしながら、特許文献1では、サブフレームにおける荷重吸収性能については何ら考慮されていない。したがって、特許文献1の技術には更なる改善の余地がある。
本発明は、このような課題に鑑み、車両前側の側部において前方からかかる荷重を効率的に吸収することが可能な車体側部構造を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車体側部構造の代表的な構成は、車両の前部に位置するパワーユニット搭載ルームの側方で前後方向に延びるサイドフレームを含む車体側部構造において、当該車体側部構造はさらに、サイドフレームの前端から下方に延びている車体構造部材と、サイドフレームの下方で車体構造部材に固定され後方に延びてサスペンションフレームに接続されるエプロンロアメンバとを含み、エプロンロアメンバは、前後方向に延びる前側部と、前側部の後端から車両後方に向かうほど下降するように傾斜した傾斜部と、傾斜部の後端から車両後方に延びる後側部とを有することを特徴とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかる車体側部構造の他の構成は、車両の前部に位置するパワーユニット搭載ルームの側方で前後方向に延びるサイドフレームを含む車体側部構造において、当該車体側部構造はさらに、サイドフレームの前端から下方に延びている車体構造部材と、サイドフレームの下方で車体構造部材に固定され後方に延びてサスペンションフレームに接続されるエプロンロアメンバとを含み、エプロンロアメンバは、前後方向に延びる前側部と、前側部の後端から車両後方に向かうほど車両外側または車両内側に傾斜した傾斜部と、傾斜部の後端から車両後方に延びる後側部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、車両前側の側部において前方からかかる荷重を効率的に吸収することが可能な車体側部構造を提供することができる。
第1実施例にかかる車体側部構造を説明する図である。 図1の車体側部構造のエプロンロアメンバ近傍の拡大図である。 エプロンロアメンバの詳細を説明する図である。 第2実施例にかかる車体側部構造を説明する図である。 第2実施例にかかる車体側部構造を説明する図である。
本発明の一実施の形態に係る車体側部構造は、車両の前部に位置するパワーユニット搭載ルームの側方で前後方向に延びるサイドフレームを含む車体側部構造において、当該車体側部構造はさらに、サイドフレームの前端から下方に延びている車体構造部材と、サイドフレームの下方で車体構造部材に固定され後方に延びてサスペンションフレームに接続されるエプロンロアメンバとを含み、エプロンロアメンバは、前後方向に延びる前側部と、前側部の後端から車両後方に向かうほど下降するように傾斜した傾斜部と、傾斜部の後端から車両後方に延びる後側部とを有することを特徴とする。
上記構成によれば、車両前方からの荷重がかかった際、エプロンロアメンバは、前側部と傾斜部との境界、および傾斜部と後側部との境界において屈曲し、車両側方から見てZ字状に変形する。このように2箇所において変形することにより、多くの荷重を吸収することができる。したがって、車両の前部において前方からかかる荷重を効率的に吸収することが可能となる。
上記前側部と傾斜部との境界である第1屈曲箇所よりも、傾斜部と後側部との境界である第2屈曲箇所のほうが強度が高いとよい。かかる構成によれば、エプロンロアメンバでは、第1屈曲箇所が変形した後に第2屈曲箇所が変形する。これにより、上述した効果を確実に得ることが可能となる。
上記第1屈曲箇所の下側角部には凹ビードが設けられているとよい。これにより、第1屈曲箇所の強度が第2屈曲箇所よりも低くなる。したがって、第1屈曲箇所を第2屈曲箇所よりも先に変形させることができ、上述した効果が確実に得られる。
上記第2屈曲箇所の上側には傾斜部から後側部にわたって***した凸ビードが設けられているとよい。これにより、第2屈曲箇所の強度が第1屈曲箇所よりも高くなる。したがって、上記と同様の効果が得られる。
上記エプロンロアメンバは、上部を構成する上パネルと上パネルに接合され下部を構成する下パネルとを有し、上パネルおよび下パネルによる閉断面を形成していて、上パネルは、下パネルよりも板厚が厚いとよい。かかる構成によれば、前方から荷重がかかった際の第1屈曲箇所の圧縮変形を促進することが可能となる。
上記エプロンロアメンバは、上部を構成する上パネルと上パネルに接合され下部を構成する下パネルとを有し、上パネルおよび下パネルによる閉断面を形成していて、上パネルと下パネルとの接合は、第1屈曲箇所近傍よりも第2屈曲箇所近傍のほうが密に行われているとよい。かかる構成によれば、第1屈曲箇所よりも第2屈曲箇所のほうが強度が高くなる。したがって、上述した効果が確実に得られる。
上記エプロンロアメンバは、第2屈曲箇所より後方に形成された孔を有するとよい。これにより、第2屈曲箇所から著しく離れた箇所における意図しない変形を防ぎ、ひいては第2屈曲箇所における確実な変形を促進することができる。
上記サイドフレームは、第1屈曲箇所および第2屈曲箇所の少なくとも一方と前後方向における同じ位置にあり周辺よりも変形し易い易変形部を有するとよい。これにより、サイドフレームにおいても、第1屈曲箇所および第2屈曲箇所の近傍の位置で変形が生じやすくなる。したがって、サイドフレームによるエプロンロアメンバの変形の阻害が生じることなく、エプロンロアメンバを確実に変形させることが可能となる。
本発明の一実施の形態に係る車体側部構造は、車両の前部に位置するパワーユニット搭載ルームの側方で前後方向に延びるサイドフレームを含む車体側部構造において、当該車体側部構造はさらに、サイドフレームの前端から下方に延びている車体構造部材と、サイドフレームの下方で車体構造部材に固定され後方に延びてサスペンションフレームに接続されるエプロンロアメンバとを含み、エプロンロアメンバは、前後方向に延びる前側部と、前側部の後端から車両後方に向かうほど車両内側または車両外側に傾斜した傾斜部と、傾斜部の後端から車両後方に延びる後側部とを有することを特徴とする。
上記前側部と傾斜部との境界である第1屈曲箇所よりも、傾斜部と後側部との境界である第2屈曲箇所のほうが強度が高いとよい。
上記第1屈曲箇所の車両内側または車両外側の角部には凹ビードが設けられているとよい。
上記第2屈曲箇所の車両内側または車両外側には傾斜部から後側部にわたって***した凸ビードが設けられているとよい。
上記エプロンロアメンバは、車両内側に配置される内側パネルと、車両外側に配置されて内側パネルに接合される外側パネルとを有し、内側パネルおよび外側パネルによる閉断面が形成されていて、内側パネルおよび外側パネルは、一方が他方よりも板厚が厚いとよい。
上記エプロンロアメンバは、車両内側に配置される内側パネルと、車両外側に配置されて内側パネルに接合される外側パネルとを有し、内側パネルおよび外側パネルによる閉断面が形成されていて、内側パネルと外側パネルとの接合は、第1屈曲箇所近傍よりも第2屈曲箇所近傍のほうが密に行われているとよい。
上記エプロンロアメンバは、第2屈曲箇所より後方に形成された孔を有するとよい。
上記サイドフレームは、第1屈曲箇所および第2屈曲箇所の少なくとも一方と前後方向における同じ位置にあり周辺よりも変形し易い易変形部を有するとよい。
かかる構成にように、エプロンロアメンバが、前側部の後端から車両後方に向かうほど車両外側または車両内側に傾斜した傾斜部を有する構成においても、上記と同様の効果を得ることができる。またエプロンロアメンバが内側パネルおよび外側パネルを備える構成においても、上記と同様の効果を得ることが可能である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施例について詳細に説明する。かかる実施例に示す寸法、材料、その他具体的な数値などは、発明の理解を容易とするための例示に過ぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。
(第1実施例)
図1は、第1実施例にかかる車体側部構造100を説明する図であり、車体(全体は不図示)の左側を前方から観察した斜視図である。なお、車体側部構造100は左右対称であるため、本実施例では左側を例示して説明する。また本実施例において用いる図面では、車両前方後方をFr、Rr、左右方向をL、R、上下方向をU、Dとしている。
図1に示すように、本実施例の車体側部構造100は、サイドフレーム110、車体構造部材120およびエプロンロアメンバ130を含んで構成される。サイドフレーム110は、車両の前部に位置するパワーユニット搭載ルーム102の側方で前後方向に延びている。車体構造部材120は、サイドフレーム110の前端から下方に向かって延びている。エプロンロアメンバ130は、サイドフレーム110の下方において、前端が車体構造部材120に固定されて後方に延び、パワーユニット搭載ルーム102の後方に配置されるサスペンションフレーム104に後端が接続される。
図2は、図1の車体側部構造100のエプロンロアメンバ130近傍の拡大図であり、エプロンロアメンバ130を側方から観察した状態を示している。本実施例の車体側部構造100の特徴として、エプロンロアメンバ130は、図2に示すように、前側部132、傾斜部134および後側部136を有する。前側部132は、前後方向に延びていて、その後端から、傾斜部134が車両後方に向かうほど下降するように傾斜している。傾斜部134の後端からは、後側部136が車両後方に延びている。
上記構成によれば、車両前方からの荷重がかかった際、エプロンロアメンバ130は、前側部132と傾斜部134との境界である第1屈曲箇所138a、および傾斜部134と後側部136との境界である第2屈曲箇所138bにおいて屈曲する。これにより、エプロンロアメンバ130は、図2に二点鎖線にて示すように車両側方から見てZ字形状に変形する。このようにエプロンロアメンバ130が2箇所において屈曲変形することにより、多くの荷重を吸収することができる。したがって、車両に対して前方からかかった荷重を効率的に吸収することが可能となる。
特に本実施例の車体側部構造100では、第1屈曲箇所138aよりも第2屈曲箇所138bのほうが強度が高くなるように設定する。これにより、エプロンロアメンバ130の前端に前方からの荷重がかかった際、前側部132が車両後方に向かって後退し、第1屈曲箇所138aが変形する。そして、第1屈曲箇所138aが屈曲すると、後退する前側部132によって傾斜部134が下方に押し込まれ、第2屈曲箇所138bが屈曲する。その結果、エプロンロアメンバ130が確実にZ字形状に変形する。
図3は、エプロンロアメンバ130の詳細を説明する図である。図3(a)は、図1のエプロンロアメンバ130を斜め上方から観察した状態を示していて、図3(b)は、図1のエプロンロアメンバ130を斜め下方から観察した状態を示している。
図3(b)に示すように、本実施例では、第1屈曲箇所138aの下側角部に、凹ビード142を形成している。これにより、第1屈曲箇所138aの強度は、凹ビード142を設けない場合に比して低くなる。したがって、第1屈曲箇所138aの屈曲変形を促進することができ、上述した効果が確実に得られる。
また図3(a)に示すように、本実施例では、第2屈曲箇所138bの上側に、傾斜部134から後側部136にわたって***した凸ビード144を形成している。これにより、第2屈曲箇所138bの強度は、凸ビード144を設けない場合に比して高くなる。したがって、第2屈曲箇所138bの第1屈曲箇所138aよりも先の変形を抑止することができ、上述した効果が確実に得られる。
なお、本実施例では、エプロンロアメンバ130が、第1屈曲箇所138aに形成された凹ビード142、および第2屈曲箇所138bに形成された凸ビード144の両方を備える構成を例示したが、これに限定するものではない。第1屈曲箇所138aに形成された凹ビード142のみを備える構成、または、第2屈曲箇所138bに形成された凸ビード144のみを備える構成であっても、相対的な強度は第1屈曲箇所138aよりも第2屈曲箇所138bのほうが大きくなる。したがって、第1屈曲箇所138aが先に変形し、第2屈曲箇所138bが後に変形するため、上述した効果が得られる。
ここで、本実施例のエプロンロアメンバ130は、詳細には上部を構成する上パネル130aおよび下部を構成する下パネル130bを有する。そして、上パネル130aおよび下パネル130bが接合されることにより閉断面が形成される。このような構成において、上パネル130aは下パネル130bよりも板厚が厚いとよい。これにより、前方から荷重がかかった際の第1屈曲箇所138aの圧縮変形を促進することが可能となる。
また上述したようにエプロンロアメンバ130が上パネル130aおよび下パネル130bを接合して形成される構成において、本実施例では、上パネル130aと下パネル130bとの接合は、第1屈曲箇所138a近傍よりも第2屈曲箇所138b近傍のほうが密に行われる。図3(a)および(b)では、上パネル130aおよび下パネル130bの接合箇所を太線にて図示している。これにより、第1屈曲箇所138aよりも第2屈曲箇所138bのほうが強度が高くなるため、上述した効果が確実に得ることが可能となる。
更に本実施例では、図3(a)に示すように、エプロンロアメンバ130の上部を構成する上パネル130aにおいて第2屈曲箇所138bより後方の位置に孔146を形成している。これにより、第2屈曲箇所138bから著しく離れた箇所における意図しない変形を防ぎ、ひいては第2屈曲箇所138bにおける確実な変形を担保することができる。
また本実施例ではサイドフレーム110にも特徴を設けている。詳細には、図1に示すように、サイドフレーム110は、第1屈曲箇所138aおよび第2屈曲箇所138bの前後方向における同じ位置に、周辺よりも変形し易い易変形部112を有する。本実施例では、易変形部112を孔としている。
上記構成によれば、サイドフレーム110は、前方からの荷重がかかった際に、周辺よりも易変形部112において変形が生じやすくなる。したがって、サイドフレーム110においても、第1屈曲箇所138aおよび第2屈曲箇所138bと前後方向で同じ位置での変形が促進される。このため、サイドフレーム110によってエプロンロアメンバ130の変形が阻害されることなく、エプロンロアメンバ130を確実に変形させることが可能となる。
なお、上記実施例では、第1屈曲箇所138aおよび第2屈曲箇所138bと前後方向で同じ位置それぞれに易変形部112を設けたが、これに限定するものではない。第1屈曲箇所138aおよび第2屈曲箇所138bの少なくとも一方と前後方向における同じ位置に易変形部112を設ければ、上述した効果が得られる。また本実施例では、易変形部112として孔を例示したがこれに限定するものではなく、他の形状とすることも可能である。
また上記実施例では、第1屈曲箇所138aよりも第2屈曲箇所138bが後に変形すると説明したが、これには、第2屈曲箇所138bが第1屈曲箇所138aとほぼ同時に変形する場合も含まれる。すなわち、第2屈曲箇所138bが第1屈曲箇所138aよりも先に変形しなければ、上述した効果を得ることが可能である。
(第2実施例)
図4および図5は、第2実施例にかかる車体側部構造を説明する図である。図4は、第2実施例の車体側部構造のエプロンロアメンバ230近傍の拡大図であり、エプロンロアメンバ230を上方から観察した状態を示している。図5は、エプロンロアメンバ230の詳細を説明する図であり、図5(a)は、図4のエプロンロアメンバ230を斜め上方から観察した状態を示していて、図5(b)は、図4のエプロンロアメンバ230を斜め下方から観察した状態を示している。なお、第2実施例では、第1実施例と重複する構成要素については、同一の符号を付することにより説明を省略する。
第1実施例では、エプロンロアメンバ130が、上パネル130aおよび下パネル130bを備え、傾斜部134が車両後方に向かうほど下降するように傾斜していた。これに対し、第2実施例では、エプロンロアメンバ230は、内側パネル230aおよび外側パネル230bを備え、傾斜部234が車両内側に向かって傾斜する。
詳細には、第2実施例の車体側部構造(全体は不図示)は、図4および図5に示すエプロンロアメンバ230を備える。かかるエプロンロアメンバ230は、前側部232、傾斜部234および後側部236を有する。前側部232は、前後方向に延びていて、その後端から、傾斜部234が車両後方に向かうほど車両内側に傾斜している。傾斜部234の後端からは、後側部236が車両後方に延びている。
かかる構成によれば、車両前方からの荷重がかかった際、エプロンロアメンバ230は、前側部232と傾斜部234との境界である第1屈曲箇所238a、および傾斜部234と後側部236との境界である第2屈曲箇所238bにおいて屈曲する。これにより、エプロンロアメンバ230は、図4に二点鎖線で示すように、車両上方から見てZ字形状に変形する。このように変形する場合においても、車両に対して前方からかかった荷重を効率的に吸収することができる。
上記の第1屈曲箇所238aおよび第2屈曲箇所238bは、第1実施例のそれらと同様に、第1屈曲箇所238aよりも第2屈曲箇所238bのほうが強度が高いとよい。これにより、上記と同様の効果が得られる。
また本実施例のエプロンロアメンバ230は、車両内側に配置される内側パネル230aと、車両外側に配置されて内側パネル230aに接合される外側パネル230bとを有する。これらの230aおよび230bが接合されることにより、エプロンロアメンバ230では閉断面が形成される。
かかる構成において、内側パネル230aおよび外側パネル230bは、一方が他方よりも板厚が厚いとよい。更に、内側パネル230aと外側パネル230bとの接合は、第1屈曲箇所238a近傍よりも第2屈曲箇所238b近傍のほうが密に行われていることが好ましい。
加えて、本実施例のエプロンロアメンバ230においても、第1屈曲箇所238aの車両内側の角部には凹ビード142が設けられていて、第2屈曲箇所238bの車両外側には傾斜部234から後側部236にわたって***した凸ビード144が設けられている。これにより、第1実施例のエプロンロアメンバ130と同様の効果が得られる。
なお、本実施例では、傾斜部234が車両後方に向かうほど車両内側に傾斜する構成を例示したが、これに限定するものではない。例えば傾斜部が、車両後方に向かうほど車両外側に傾斜する構成としても同様の効果を得ることが可能である。
また本実施例においても、エプロンロアメンバ230に、第2屈曲箇所238bより後方に形成された孔(図3参照)を設けてもよい。更に図4および図5には図示されていないが、サイドフレーム110において、第1屈曲箇所238aおよび第2屈曲箇所238bの少なくとも一方と前後方向における同じ位置に、周辺よりも変形し易い易変形部を設けることも可能である(図1参照)。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、車体側部構造に利用することができる。
100…車体側部構造、102…パワーユニット搭載ルーム、104…サスペンションフレーム、110…サイドフレーム、112…易変形部、120…車体構造部材、130…エプロンロアメンバ、130a…上パネル、130b…下パネル、132…前側部、134…傾斜部、136…後側部、138a…第1屈曲箇所、138b…第2屈曲箇所、142…凹ビード、144…凸ビード、146…孔

Claims (13)

  1. 車両の前部に位置するパワーユニット搭載ルームの側方で前後方向に延びるサイドフレームを含む車体側部構造において、
    当該車体側部構造はさらに、
    前記サイドフレームの前端から下方に延びている車体構造部材と、
    前記サイドフレームの下方で前記車体構造部材に固定され後方に延びてサスペンションフレームに接続されるエプロンロアメンバとを含み、
    前記エプロンロアメンバは、
    前後方向に延びる前側部と、
    前記前側部の後端から車両後方に向かうほど下降するように傾斜した傾斜部と、
    前記傾斜部の後端から車両後方に延びる後側部とを有し、
    前記前側部と前記傾斜部との境界である第1屈曲箇所よりも、前記傾斜部と前記後側部との境界である第2屈曲箇所のほうが強度が高く、
    前記エプロンロアメンバはさらに、上部を構成する上パネルと該上パネルに接合され下部を構成する下パネルとを有し、該上パネルおよび該下パネルによる閉断面を形成していて、
    前記上パネルと前記下パネルとの接合は、前記第1屈曲箇所近傍よりも前記第2屈曲箇所近傍のほうが密に行われていることを特徴とする車体側部構造。
  2. 前記第1屈曲箇所の下側角部には凹ビードが設けられていることを特徴とする請求項に記載の車体側部構造。
  3. 前記第2屈曲箇所の上側には前記傾斜部から前記後側部にわたって***した凸ビードが設けられていることを特徴とする請求項またはに記載の車体側部構造。
  4. 前記上パネルは、前記下パネルよりも板厚が厚いことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の車体側部構造。
  5. 前記エプロンロアメンバは、前記第2屈曲箇所より後方に形成された孔を有することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の車体側部構造。
  6. 前記サイドフレームは、前記第1屈曲箇所および前記第2屈曲箇所の少なくとも一方と前後方向における同じ位置にあり周辺よりも変形し易い易変形部を有することを特徴とする請求項からのいずれか1項に記載の車体側部構造。
  7. 車両の前部に位置するパワーユニット搭載ルームの側方で前後方向に延びるサイドフレームを含む車体側部構造において、
    当該車体側部構造はさらに、
    前記サイドフレームの前端から下方に延びている車体構造部材と、
    前記サイドフレームの下方で前記車体構造部材に固定され後方に延びてサスペンションフレームに接続されるエプロンロアメンバとを含み、
    前記エプロンロアメンバは、
    前後方向に延びる前側部と、
    前記前側部の後端から車両後方に向かうほど車両内側または車両外側に傾斜した傾斜部と、
    前記傾斜部の後端から車両後方に延びる後側部とを有し、
    前記エプロンロアメンバは、車両内側に配置される内側パネルと、車両外側に配置されて該内側パネルに接合される外側パネルとを有し、該内側パネルおよび該外側パネルによる閉断面が形成されていて、
    前記内側パネルおよび前記外側パネルは、一方が他方よりも板厚が厚いことを特徴とする車体側部構造。
  8. 前記前側部と前記傾斜部との境界である第1屈曲箇所よりも、前記傾斜部と前記後側部との境界である第2屈曲箇所のほうが強度が高いことを特徴とする請求項に記載の車体側部構造。
  9. 車両の前部に位置するパワーユニット搭載ルームの側方で前後方向に延びるサイドフレームを含む車体側部構造において、
    当該車体側部構造はさらに、
    前記サイドフレームの前端から下方に延びている車体構造部材と、
    前記サイドフレームの下方で前記車体構造部材に固定され後方に延びてサスペンションフレームに接続されるエプロンロアメンバとを含み、
    前記エプロンロアメンバは、
    前後方向に延びる前側部と、
    前記前側部の後端から車両後方に向かうほど車両内側または車両外側に傾斜した傾斜部と、
    前記傾斜部の後端から車両後方に延びる後側部とを有し、
    前記前側部と前記傾斜部との境界である第1屈曲箇所よりも、前記傾斜部と前記後側部との境界である第2屈曲箇所のほうが強度が高く、
    前記エプロンロアメンバは、車両内側に配置される内側パネルと、車両外側に配置されて該内側パネルに接合される外側パネルとを有し、該内側パネルおよび該外側パネルによる閉断面が形成されていて、
    前記内側パネルと前記外側パネルとの接合は、前記第1屈曲箇所近傍よりも前記第2屈曲箇所近傍のほうが密に行われていることを特徴とする車体側部構造。
  10. 前記エプロンロアメンバは、前記第2屈曲箇所より後方に形成された孔を有することを特徴とする請求項に記載の車体側部構造。
  11. 前記第1屈曲箇所の車両内側または車両外側の角部には凹ビードが設けられていることを特徴とする請求項8から10のいずれか1項に記載の車体側部構造。
  12. 前記第2屈曲箇所の車両内側または車両外側には前記傾斜部から前記後側部にわたって***した凸ビードが設けられていることを特徴とする請求項8から11のいずれか1項に記載の車体側部構造。
  13. 前記サイドフレームは、前記第1屈曲箇所および前記第2屈曲箇所の少なくとも一方と前後方向における同じ位置にあり周辺よりも変形し易い易変形部を有することを特徴とする請求項から12のいずれか1項に記載の車体側部構造。
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