JP6988148B2 - 鉄道車両用電力変換装置 - Google Patents

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Description

この発明は、鉄道車両用電力変換装置に関し、特に、鉄道車両に搭載され、走行時に電力変換装置本体の熱を放熱する冷却部を備えた鉄道車両用電力変換装置に関する。
従来、鉄道車両に搭載され、走行時に電力変換装置本体の熱を放熱する冷却器を備えた鉄道車両用電力変換装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、電力変換装置本体の車体側方側に設置された複数の冷却器(冷却部)を備えた鉄道車両用電力変換装置が開示されている。上記特許文献1に記載の鉄道車両用電力変換装置では、複数の冷却器の各々において、平板状の複数のフィンが上下方向に所定の間隔で平行に配置されている。
特許3469475号明細書
しかしながら、上記特許文献1に記載された鉄道車両用電力変換装置では、所定の間隔で平行に配置されたフィン間を走行風が通過する際に、フィン間に流路抵抗が生じることによりフィン間を通過する走行風の流速が低下する。これにより、冷却器の冷却性能が低下してしまうという問題点があると考えられる。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、フィン間を通過する走行風の流速の低下に起因する冷却部の冷却性能の低下を抑制することが可能な鉄道車両用電力変換装置を提供することである。
この発明の一の局面による鉄道車両用電力変換装置は、鉄道車両に搭載された電力変換装置本体と、電力変換装置本体の熱を放熱する冷却部とを備え、冷却部は、平板状の基台部と、基台部の電力変換装置本体とは反対側の一方表面から突出するように基台部に接続された平板状の複数のフィンとを含み、複数のフィンは、鉄道車両の走行方向に沿って延び、かつ、互いに隣り合うように整列方向に並んで配置されるとともに、走行方向および整列方向に直交する突出方向に突出するように配置され、複数のフィンは、互いに隣り合うフィン同士が、フィンの基台部に接続された根元部間の間隔がフィンの厚みよりも大きくなるように、基台部に接続された根元部から先端部まで、互いに離間するように配置され、かつ、複数のフィンのうちの整列方向における端部に配置されたフィンが整列方向に対して電力変換装置本体とは反対側に所定角度で傾斜するとともに、所定角度は、複数のフィンのうちの整列方向における端部に配置されたフィンの突出方向における長さが、複数のフィンのうちの整列方向における中央部に配置されたフィンの突出方向における長さの半分よりも大きくなるように設定されており、突出方向において、根元部から先端部に向かうにしたがって、整列方向における一方側および他方側の両方に拡がるように配置されている。
この発明の一の局面による鉄道車両用電力変換装置は、上記のように、複数のフィンは、互いに隣り合うフィン同士が、基台部に接続された根元部から先端部まで、互いに離間するように配置され、かつ、突出方向において、根元部から先端部に向かうにしたがって、整列方向における一方側および他方側の両方に拡がるように配置されている。これにより、複数のフィンを根元部から先端部まで互いに離間するように平行に配置した場合と比較して、隣り合うフィン同士の間隔が複数のフィン全体で見た場合に平均的に広くなるので、フィン間の走行風の流路抵抗を低下させることができる。その結果、フィン間の走行風の流路抵抗が低下した分だけ、走行風の流速の低下が抑制されるので、フィン間を通過する走行風の流速の低下に起因する冷却部の冷却性能の低下を抑制することができる。
上記一の局面による鉄道車両用電力変換装置において、好ましくは、複数のフィンは、互いに隣り合うフィン同士の互いに対向する方向における対向間隔が根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなるか、または、対向間隔が根元部から先端部まで略等しい部分を含み対向間隔が根元部から先端部まで略等しい部分以外は根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなるように配置されている。このように構成すれば、対向間隔が根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなる部分において、対向間隔が根元部から先端部まで略等しい場合と比較して、フィン間の走行風の流路抵抗を低下させることができる。その結果、複数のフィンを根元部から先端部まで互いに離間するように平行に配置した場合と比較して、フィン間の走行風の流路抵抗を確実に低下させることができる。
上記対向間隔が根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなるかまたは根元部から先端部まで略等しい部分以外は根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなる構成において、好ましくは、複数のフィンは、整列方向の一方側または他方側に向かうにしたがって、突出方向における長さが短くなるように配置されている。このように構成すれば、複数のフィンを、根元部から先端部に向かうにしたがって、整列方向における一方側および他方側の両方に拡がるように配置している場合であっても、複数のフィンを同じ長さを有する部材により構成することができる。その結果、異なる長さのフィンを準備しなくてもよいので、フィン間の走行風の流路抵抗を低下させる構成を容易に実現することができる。
上記対向間隔が根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなるかまたは根元部から先端部まで略等しい部分以外は根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなる構成において、好ましくは、複数のフィンは、対向間隔が、根元部から先端部に向かうにしたがって、徐々に広くなるように配置されている。このように構成すれば、全てのフィンにおいて、対向間隔が、根元部において所定の間隔になるとともに、根元部以外の部分において所定の間隔よりも広くなるので、フィン間の走行風の流路抵抗が低下するのを確実に抑制することができる。その結果、フィン間の走行風の流路抵抗を確実に低下させることができる。
上記対向間隔が根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなる構成において、好ましくは、複数のフィンは、基台部に対して先端部とは反対の電力変換装置本体側にある点を中心に放射状に拡がるように配置されている。このように構成すれば、互いに隣り合うフィン同士の間隔が、根元部において所定の間隔になり根元部以外の部分において所定の間隔よりも広くなるように、複数のフィンを容易に配置することができる。その結果、対向間隔が根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなる構成を容易に実現することができる。
上記対向間隔が根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなるかまたは根元部から先端部まで略等しい部分以外は根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなる構成において、好ましくは、複数のフィンのうちの一対のフィンは、対向間隔が、根元部から先端部に向かうにしたがって、徐々に広くなるように配置されているとともに、一対のフィンに対して整列方向における一方側の複数のフィンおよび他方側の複数のフィンは、対向間隔が、根元部から先端部まで等しくなるように配置されている。このように構成すれば、対向間隔が根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなる一対のフィン間において、走行風の流路抵抗を低下させ、走行風の流速の低下を抑制することができる。その結果、たとえば、電力変換装置本体の熱源に近いことに起因して基台部において相対的に温度が高い位置に、対向間隔が根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなる一対のフィンを配置させることによって、冷却部による冷却を効果的に行うことができる。
上記一対のフィンに対して整列方向における一方側および他方側の複数のフィンの対向間隔が根元部から先端部まで等しくなる構成において、好ましくは、一方側の複数のフィンは、根元部から先端部に向かうにしたがって、整列方向における一方側に湾曲するように配置されているとともに、他方側の複数のフィンは、根元部から先端部に向かうにしたがって、整列方向における他方側に湾曲するように配置されている。このように構成すれば、根元部から先端部に向かうにしたがって対向間隔が徐々に広くなる一対のフィンにおいて、対向間隔が広くなる割合を根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に大きくすることができる。したがって、対向間隔が根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなる一対のフィン間における走行風の流路抵抗の低下を一層抑制することができる。
上記一方側および他方側の複数のフィンがそれぞれ一方側および他方側に湾曲する構成において、好ましくは、一方側の複数のフィンは、整列方向における一方側にある点を中心に同心円状に配置されているとともに、他方側の複数のフィンは、整列方向における他方側にある点を中心に同心円状に配置されている。このように構成すれば、一方側の複数のフィンが、根元部から先端部に向かうにしたがって、整列方向における一方側に湾曲するとともに、他方側の複数のフィンが、根元部から先端部に向かうにしたがって、整列方向における他方側に湾曲する構成を容易に実現できる。
上記一の局面による鉄道車両用電力変換装置において、好ましくは、複数のフィンは、走行方向から見て、複数のフィンが形成されている領域の中央を通り突出方向に沿った中心線に対して整列方向に略対称に配置されている。このように構成すれば、根元部から先端部に向かうにしたがって、隣り合うフィン同士を大きく離間させた場合でも、中心線に対して整列方向に略対称に配置されていない場合と比較して、整列方向の一方側または他方側の端部のフィンにおいて、先端部が根元部に対して整列方向の一方側または他方側に大きく突出するのを抑制することができる。その結果、複数のフィンが整列方向に大きく突出するのを抑制しながら、冷却部の冷却性能の向上を図ることができる。
上記一の局面による鉄道車両用電力変換装置において、好ましくは、冷却部は、鉄道車両の床下空間に設置されるとともに、冷却部に設けられた複数のフィンは、鉄道車両の側方に向かって突出している。このように構成すれば、電力変換装置本体の側方に冷却部を設置するための空間が十分にある場合に、走行風の流速の低下を抑制することにより冷却性能の低下を抑制することができる冷却部を容易に設置することができる。また、冷却部を電力変換装置本体の側方に設けることにより、鉄道車両の走行時に、冷却部が鉄道車両の側方に露出した状態となる。したがって、他の装置などが多く取り付けられる鉄道車両の下方から走行風を取り込む場合と比べて、乱れの少ない走行風を取り込むことができるので、鉄道車両の側方からの走行風を冷却部により容易に取り込むことができる。その結果、冷却部の冷却性能(放熱性能)の低下を一層抑制させることができる。
上記一の局面による鉄道車両用電力変換装置において、好ましくは、冷却部は、鉄道車両の床下空間に設置されるとともに、冷却部に設けられた複数のフィンは、鉄道車両の下方に向かって突出している。このように構成すれば、電力変換装置本体の下方に冷却部を設置するための空間が十分にある場合に、走行風の流速の低下を抑制することにより冷却性能の低下を抑制することができる冷却部を容易に設置することができる。
上記一の局面による鉄道車両用電力変換装置において、好ましくは、冷却部は、走行方向に所定の間隔を隔てて配置された、第1冷却部と第2冷却部とを含み、第1冷却部および第2冷却部は、それぞれ、複数のフィンを含む。このように構成すれば、第1冷却部および第2冷却部のうち上流側の冷却部で流速の低下が抑制された走行風が第1冷却部および第2冷却部のうち下流側の冷却部に取り込まれるとともに、下流側の冷却部での流速の低下も抑制されるので、上流側の冷却部および下流側の冷却部のいずれにおいても、冷却性能の低下を抑制することができる。
本発明によれば、上記のように、フィン間を通過する走行風の流速の低下に起因する冷却部の冷却性能の低下を抑制することができる。
本発明の第1実施形態による鉄道車両を示した側面図である。 本発明の第1実施形態による電力変換装置の冷却器を示した斜視図である。 本発明の第1実施形態による電力変換装置の冷却器を示した拡大平面図である。 本発明の第1実施形態による電力変換装置の冷却器における走行風の流速の測定を説明するための図である。 本発明の第1実施形態による電力変換装置の冷却器と従来例の電力変換装置の冷却器との走行風の流速を比較したグラフである。 本発明の第1実施形態の変形例による電力変換装置の冷却器を示した拡大平面図である。 本発明の第2実施形態による鉄道車両を示した側面図である。 本発明の第2実施形態による電力変換装置の冷却器を示した斜視図である。 本発明の第3実施形態による鉄道車両を示した側面図である。 本発明の第3実施形態による電力変換装置の冷却器を示した斜視図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
まず、図1〜図3を参照して、本発明の第1実施形態による鉄道車両10用の電力変換装置20の構成について説明する。なお、電力変換装置20は、特許請求の範囲の「鉄道車両用電力変換装置」の一例である。以下では、鉄道車両10の走行方向をX軸方向とし、X軸方向と直交する枕木方向をY軸方向とし、X軸方向およびY軸方向に共に直交する上下方向をZ軸方向として説明を行う。
本発明の第1実施形態による電力変換装置20は、図1および図2に示すように、鉄道車両10における車体11の床下空間11aに設置されている。ここで、鉄道車両10の概略構成を簡潔に説明する。鉄道車両10は、図1に示すように、車体11と、架線2に供給されている電力を受電(集電)するパンタグラフ12と、架線2からの電力を利用して駆動輪13を回転させる誘導電動機14(破線で示す)と、空調機や制御機器などその他の複数の機器類15と、を備える。そして、電力変換装置20は、鉄道車両10の走行時に、架線2からの電力を半導体素子(図示せず)のスイッチングにより変換して、誘導電動機14の回転制御を行う役割を有している。
(電力変換装置の構成)
電力変換装置20は、電力変換を行う半導体装置21と、半導体装置21内の半導体素子から発生する熱を外気に放熱するための複数の冷却器30と、を備える。また、図2に示すように、電力変換装置20は、車体11の床下空間11aにおいて車体11の下面11bに吊り下げられて固定されている。また、電力変換装置20では、半導体装置21の側方(Y2方向)に、複数の冷却器30が配置されている。複数の冷却器30は、車体11の延びるX軸方向に沿って所定の間隔を隔てて配置された、X1側の冷却器31およびX2側の冷却器32を含んでいる。なお、半導体装置21は、特許請求の範囲の「電力変換装置本体」の一例である。また、冷却器30は、特許請求の範囲の「冷却部」の一例である。また、冷却器31および冷却器32は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1冷却部」および「第2冷却部」の一例である。
(冷却器の構成)
冷却器31および冷却器32は、それぞれ、半導体装置21のY2側の側面21aに設けられた受熱板40と、受熱板40の側方(Y2側)に接続されるように設けられた複数のフィン41とを含む。なお、受熱板40は、特許請求の範囲の「基台部」の一例である。
受熱板40は、X軸方向およびY軸方向に延びる平板状に形成されている。受熱板40は、半導体装置21内部の半導体素子から発生する熱を複数のフィン41に伝達するように構成されている。
複数のフィン41は、図2に示すように、X軸方向に沿って薄板状に延びるとともに、Z軸方向に沿って互いに隣り合うように並んで配置されている。また、複数のフィン41は、受熱板40の一方表面(Y2側)からY2方向に向かって突出するように形成されている。以下の説明では、Z軸方向およびY軸方向を、それぞれ、「整列方向」および「突出方向」と呼ぶ場合がある。
複数のフィン41は、図3に示すように、整列方向(Z軸方向)の一方側(Z1側)および他方側(Z2側)に向かうにしたがって、突出方向(Y軸方向)に対する傾斜が大きくなるように配置されている。これにより、複数のフィン41が形成されている領域Rの根元部(Y1側)および先端部(Y2側)における整列方向の長さWが、それぞれ、長さW1および(長さW1よりも長い)長さW2となるように配置されている。すなわち、複数のフィン41は、根元部から先端部に向かうにしたがって、整列方向における一方側および他方側の両方に拡がるように配置されている。
複数のフィン41は、走行方向(X軸方向)から見て、複数のフィン41が形成されている領域Rの中央を通り突出方向(Y軸方向)に沿った中心線60に対して、整列方向(Z軸方向)に対称となるように配置されている。
第1実施形態における複数のフィン41は、それぞれ、略同一形状の平板から構成されている。つまり、複数のフィン41は、それぞれ、長手方向の長さと短手方向の長さと厚みとが略等しい板材から構成されている。そして、複数のフィン41は、それぞれ、所定の角度で受熱板40の一方表面(Y2側)に接続されている。また、上述したように、整列方向(Z軸方向)の一方側(Z1側)および他方側(Z2側)に向かうにしたがって、突出方向(Y軸方向)に対する傾斜が大きくなるように配置されている。これにより、複数のフィン41の突出方向における長さHが、中心線60の近傍の長さH2から整列方向における一方側および他方側のフィン41の長さH1まで徐々に短くなっている。
第1実施形態では、複数のフィン41は、互いに隣り合うフィン41同士が、根元部(Y1側)から先端部(Y2側)まで、互いに離間するように配置されている。さらに、互いに隣り合うフィン41同士が対向する方向における対向間隔Sは、根元部から先端部に向かうにしたがって、徐々に広がるように構成されている。なお、「対向間隔S」は、隣り合うフィン41同士の中心線に直交する線上における隣り合うフィン41同士を結ぶ長さである。
たとえば、図3に示すように、整列方向(Z軸方向)における中心線60の近傍の対向間隔Sは、根元部において対向間隔S1aであるとともに、先端部において(対向間隔S1aよりも広い)対向間隔S1bとなっている。また、整列方向(Z軸方向)における一方側(Z1側)寄りの対向間隔Sは、根元部において対向間隔S2aであるとともに、先端部において(対向間隔S2aよりも広い)対向間隔S2bとなっている。なお、第1実施形態では、複数のフィン41は、全てのフィン41の根元部における対向間隔Sが略等しくなる(対向間隔S1aと対向間隔S2aが略等しくなる)ように配置されている。
以上の構成により、第1実施形態では、同一の対向間隔で平行に複数のフィンが配置される場合と比較して、根元部における対向間隔Sは同一で、先端部を含むその他の部分における対向間隔Sは広くなる。したがって、隣り合うフィン41同士の間隔が、複数のフィン41が形成されている領域R全体において(複数のフィン41の全体で見て)平均的に広くなるので、フィン41間を走行風が通過する際の流路抵抗を低下させることができる。
(実施例)
次に、第1実施形態の電力変換装置20において、鉄道車両10がX1方向に走行した場合の走行風の流速および冷却器の冷却性能を熱流体解析により計算した結果について説明する。
走行風の流速の算出は、図4に示すように、冷却器30のYZ平面における断面D1a、断面D1b、断面D2aおよび断面D2bにおいて行った。断面D1aおよび断面D1bは、それぞれ、冷却器31におけるフィン41のX1側およびX2側の端部近傍の断面であり、断面D2aおよび断面D2bは、それぞれ、冷却器32におけるフィン41のX1側およびX2側の端部近傍の断面である。すなわち、走行風の上流側の冷却器31の入口近傍および出口近傍と、走行風の下流側の冷却器32の入口近傍および出口近傍とにおける、走行風の平均速度(各断面における体積流量を断面積で割った値)を算出した。なお、フィン41が全て同一形状で整列方向(Z軸方向)に平行に配置されている場合の走行風の流速も比較例として計算した。
図5には、断面D1a、断面D1b,断面D2aおよび断面D2bにおける走行風の平均速度を示している。第1実施形態の電力変換装置20におけるフィン41間の走行風の平均速度は、断面D1a、断面D1b,断面D2aおよび断面D2bのいずれにおいても、フィン41が全て同一形状で整列方向に平行に配置されている構成の比較例におけるフィン41間の走行風の平均速度よりも大きくなっている。これは、第1実施形態の電力変換装置20では、フィン41の根元部から先端部に向かうにしたがって、隣り合うフィン41同士の対向間隔Sが広くなるので、フィン41間の流路抵抗が低下することにより、走行風の速度の低下が抑制されたためであると考えられる。なお、半導体装置21が発熱している場合において、冷却器30による放熱性能を計測したところ、比較例と比べて、半導体装置21の温度の上昇を5%程度抑制することができることが確認できた。
(第1実施形態の効果)
第1実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態の電力変換装置20では、複数のフィン41は、互いに隣り合うフィン41同士が、受熱板40に接続された根元部(Y1側)から先端部(Y2側)まで、互いに離間するように配置され、かつ、突出方向(Y軸方向)において、根元部から先端部に向かうにしたがって、整列方向(Z軸方向)における一方側(Z1側)および他方側(Z2側)の両方に拡がるように配置されている。これにより、複数のフィン41を根元部から先端部まで互いに離間するように平行に配置した場合と比較して、隣り合うフィン41同士の間隔が複数のフィン41全体で見て平均的に広くなるので、フィン41間の走行風の流路抵抗を低下させることができる。その結果、フィン41間の走行風の流路抵抗が低下した分だけ、走行風の流速の低下が抑制されるので、フィン41間を通過する走行風の流速の低下に起因する冷却器30の冷却性能の低下を抑制することができる。
また、第1実施形態の電力変換装置20では、上記のように、複数のフィン41は、互いに隣り合うフィン41同士の互いに対向する方向における対向間隔Sが、根元部(Y1側)から先端部(Y2側)に向かうにしたがって徐々に広くなるように配置されている。これにより、対向間隔Sが根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなる部分において、対向間隔Sが根元部から先端部まで略等しい場合と比較して、フィン41間の走行風の流路抵抗を低下させることができる。さらに、全てのフィン41において、対向間隔Sが、根元部において所定の間隔S1a(S2a)になるとともに、根元部以外の部分において所定の間隔S1a(S2a)よりも広くなるので、フィン41間の走行風の流路抵抗が低下するのを確実に抑制することができる。その結果、複数のフィン41を根元部から先端部まで互いに離間するように平行に配置した場合と比較して、フィン41間の走行風の流路抵抗を確実に低下させることができる。
また、第1実施形態の電力変換装置20では、上記のように、複数のフィン41は、整列方向(Z軸方向)の一方側(Z1側)または他方側(Z2側)に向かうにしたがって、突出方向(Y軸方向)における長さHが短くなるように配置されている。これにより、複数のフィン41を、根元部(Y1側)から先端部(Y2側)に向かうにしたがって、整列方向における一方側および他方側の両方に拡がるように配置している場合であっても、複数のフィン41を同じ長さを有する部材により構成することができる。その結果、異なる長さのフィン41を準備しなくてもよいので、フィン41間の走行風の流路抵抗を低下させる構成を容易に実現することができる。
また、第1実施形態の電力変換装置20では、上記のように、複数のフィン41は、走行方向(X軸方向)から見て、複数のフィン41が形成されている領域Rの中央を通り突出方向(Y軸方向)に沿った中心線60に対して整列方向(Z軸方向)に対称に配置されている。これにより、根元部(Y1側)から先端部(Y2側)に向かうにしたがって、隣り合うフィン41同士を大きく離間させながら、中心線60に対して整列方向に略対称に配置されていない場合と比較して、整列方向の一方側(Z1側)または他方側(Z2側)の端部のフィン41において、先端部が根元部に対して整列方向の一方側または他方側に大きく突出するのを抑制することができる。その結果、複数のフィン41が整列方向に大きく突出するのを抑制しながら、冷却器30の冷却性能の向上を図ることができる。
また、第1実施形態の電力変換装置20では、上記のように、冷却器30は、鉄道車両10の床下空間11aに設置されるとともに、冷却器30に設けられた複数のフィン41は、鉄道車両10の側方(Y2方向)に向かって突出している。これにより、半導体装置21の側方に冷却器30を設置するための空間が十分にある場合に、走行風の流速の低下を抑制することにより冷却性能の低下を抑制ことができる冷却器30を容易に設置することができる。また、冷却器30を半導体装置21の側方に設けることにより、鉄道車両10の走行時に、冷却器30が鉄道車両10の側方に露出した状態となる。したがって、他の装置などが多く取り付けられる鉄道車両10の下方から走行風を取り込む場合と比べて、乱れの少ない走行風を取り込むことができるので、鉄道車両10の側方からの走行風を冷却器30により容易に取り込むことができる。その結果、冷却器30の冷却性能(放熱性能)の低下を一層抑制させることができる。
また、第1実施形態の電力変換装置20では、上記のように、冷却器30は、走行方向(X軸方向)に所定の間隔を隔てて配置された、冷却器31と冷却器32とを含み、冷却器31および冷却器32は、それぞれ、複数のフィン41を含む。これにより、冷却器31および冷却器32のうち上流側の冷却器30で流速の低下が抑制された走行風が冷却器31および冷却器32のうち下流側の冷却器30に取り込まれるとともに、下流側の冷却器30での流速の低下も抑制されるので、上流側の冷却器30および下流側の冷却器30のいずれにおいても、冷却性能の低下を抑制することができる。
(第1実施形態の変形例)
次に、図1および図6を参照して、第1実施形態の変形例について説明する。この第1実施形態の変形例では、上記第1実施形態におけるフィン41とは異なる形状のフィン141を設けた例について説明する。なお、図中において、上記第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付している。
図1に示すように、第1実施形態の変形例による電力変換装置120では、半導体装置21の側方(Y2方向)に、複数の冷却器130が配置されている。複数の冷却器130は、X軸方向に沿って所定の間隔を隔てて配置された、X1側の冷却器131およびX2側の冷却器132を含んでいる。なお、冷却器130は、特許請求の範囲の「冷却部」の一例である。また、冷却器131および冷却器132は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1冷却部」および「第2冷却部」の一例である。
図6に示すように、冷却器131および冷却器132は、それぞれ、受熱板40と、受熱板40の側方(Y2側)に設けられた複数のフィン141とを含む。
複数のフィン141は、複数のフィン141が形成されている領域の根元部(Y1側)および先端部(Y2側)における整列方向(Z軸方向)の長さWが、それぞれ、長さW1および(長さW1よりも長い)長さW2aとなるように配置されている。すなわち、第1実施形態のフィン41と同様に、複数のフィン141は、根元部から先端部に向かうにしたがって、整列方向における一方側(Z1側)および他方側(Z2側)の両方に拡がるように配置されている。
複数のフィン141のうち、中心線60よりも整列方向(Z軸方向)の一方側(Z1側)におけるフィン141が、受熱板40よりもZ1側で、かつ、突出方向(Y軸方向)における受熱板40近傍の点51を中心に、同心円状に配置されている。すなわち、中心線60よりもZ1側におけるフィン141は、根元部(Y1側)から先端部(Y2側)に向かうにしたがって、Z1側に湾曲するように配置されている。また、中心線60よりも整列方向の他方側(Z2側)におけるフィン141が、受熱板40よりもZ2側で、かつ、突出方向における受熱板40近傍の点52を中心に、同心円状に配置されている。すなわち、中心線60よりもZ2側におけるフィン141は、根元部から先端部に向かうにしたがって、Z2側に湾曲するように配置されている。また、複数のフィン141は、それぞれ、第1実施形態の複数のフィン41と同様の略同一形状の平板に所定の曲げ加工が行われることによって形成されている。これにより、複数のフィン141は、複数のフィン141の突出方向における長さHが、中心線60の近傍の長さH12から整列方向における一方側および他方側のフィン141の長さH11まで徐々に短くなっている。
複数のフィン141のうち、中心線60を挟む1対のフィン141aは、根元部(Y1側)において対向間隔S11aとなり、先端部(Y2側)において(対向間隔S11aよりも広い)対向間隔S11bとなっている。すなわち、複数のフィン141のうち、1対のフィン141aの対向間隔Sは、根元部から先端部に向かうにしたがって、徐々に広くなるように配置されている。また、複数のフィン141のうち、一対のフィン141a以外の隣り合うフィン141同士の対向間隔Sは、根元部において対向間隔S12となり、先端部において対向間隔S12となるとともに根元部から先端部まで等しくなるように配置されている。
以上の構成により、第1実施形態の変形例では、同一の対向間隔Sで平行に複数のフィンが配置される場合と比較して、1対のフィン141a間の根元部(Y1側)における対向間隔Sに対して先端部(Y2側)を含むその他の部分における対向間隔Sは広くなるとともに、一対のフィン141a以外のフィン141間の対向間隔Sが、根元部から先端部まで略同一となる。したがって、隣り合うフィン141同士の間隔が、複数のフィン141が形成されている領域R1全体において(複数のフィン141の全体で見て)平均的に広くなるので、フィン141間を走行風が通過する際の流路抵抗を低下させることができる。
また、第1実施形態の変形例による電力変換装置120では、半導体装置21内の熱源(半導体素子等)70が、受熱板40の整列方向(Z軸方向)における中央部に接するように配置されている。したがって、受熱板40の整列方向(Z軸方向)における中央部において、熱源70に近いことに起因して相対的に温度が高くなる。したがって、複数のフィン141のうち、受熱板40の整列方向における中央部近傍に接続される1対のフィン141aの対向間隔Sを、根元部(Y1側)から先端部(Y2側)に向かうにしたがって、徐々に広くなるように配置することで、熱源70から発生する熱を効果的に放熱することができる。
なお、第1実施形態の変形例のその他の構成は、上記第1実施形態と同様である。
(第1実施形態の変形例の効果)
第1実施形態の変形例では、以下のような効果を得ることができる。
第1実施形態の変形例による電力変換装置120では、上記のように、複数のフィン141は、互いに隣り合うフィン141同士の互いに対向する方向における対向間隔Sが、根元部(Y1側)から先端部(Y2側)まで略等しい部分を含み、対向間隔Sが根元部から先端部まで略等しい部分以外は、根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなるように配置されている。これにより、対向間隔Sが根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなる部分において、対向間隔Sが根元部から先端部まで略等しい場合と比較して、フィン141間の走行風の流路抵抗を低下させることができる。その結果、複数のフィン141を根元部から先端部まで互いに離間するように平行に配置した場合と比較して、フィン141間の走行風の流路抵抗を確実に低下させることができる。
また、第1実施形態の変形例による電力変換装置120では、上記のように、複数のフィン141のうちの一対のフィン141aは、対向間隔Sが、根元部(Y1側)から先端部(Y2側)に向かうにしたがって、徐々に広くなるように配置されているとともに、一対のフィン141aに対して整列方向(Z軸方向)における一方側(Z1側)の複数のフィン141aおよび他方側(Z2側)の複数のフィン141は、対向間隔Sが、根元部から先端部まで略等しくなるように配置されている。これにより、対向間隔Sが根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなる一対のフィン141a間において、走行風の流路抵抗を低下させ、走行風の流速の低下を抑制することができる。その結果、たとえば、半導体装置21の熱源に近いことに起因して受熱板40において相対的に温度が高い位置に、対向間隔Sが根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなる一対のフィン141aを配置させることによって、冷却器130による冷却を効果的に行うことができる。
また、第1実施形態の変形例による電力変換装置120では、上記のように、一方側(Z1側)の複数のフィン141は、根元部(Y1側)から先端部(Y2側)に向かうにしたがって、整列方向(Z軸方向)における一方側に湾曲するように配置されているとともに、他方側(Z2側)の複数のフィン141は、根元部から先端部に向かうにしたがって、整列方向における他方側に湾曲するように配置されている。これにより、根元部から先端部に向かうにしたがって対向間隔Sが徐々に広くなる一対のフィン141aにおいて、対向間隔Sが広くなる割合を根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に大きくすることができる。したがって、対向間隔Sが根元部から先端部に向かうにしたがって徐々に広くなる一対のフィン141a間における走行風の流路抵抗の低下を一層抑制することができる。
また、第1実施形態の変形例による電力変換装置120では、上記のように、一方側(Z1側)の複数のフィン141は、整列方向(Z軸方向)における一方側にある点51を中心に同心円状に配置されているとともに、他方側(Z2側)の複数のフィン141は、整列方向における他方側にある点52を中心に同心円状に配置されている。これにより、一方側の複数のフィン141が、根元部(Y1側)から先端部(Y2側)に向かうにしたがって、整列方向における一方側に湾曲するとともに、他方側の複数のフィン141が、根元部から先端部に向かうにしたがって、整列方向における他方側に湾曲する構成を容易に実現できる。
なお、第1実施形態の変形例のその他の効果は、上記第1実施形態と同様である。
[第2実施形態]
次に、図7および図8を参照して、第2実施形態について説明する。この第2実施形態では、上記第1実施形態の冷却器30と同様の構成の冷却器230を、半導体装置21の下方に突出するように設けた例について説明する。なお、図中において、上記第1実施形態と同様の構成には、同一の符号を付している。
本発明の第2実施形態による鉄道車両210用の電力変換装置220は、図7および図8に示すように、半導体装置21と、複数の冷却器230と、を備える。また、図7に示すように、電力変換装置220では、半導体装置21の下方(Z1方向)に、複数の冷却器230が配置されている。複数の冷却器230は、X軸方向に沿って所定の間隔を隔てて配置された、X1側の冷却器231およびX2側の冷却器232を含んでいる。なお、電力変換装置220は、特許請求の範囲の「鉄道車両用電力変換装置」の一例である。また、冷却器230は、特許請求の範囲の「冷却部」の一例である。また、冷却器231および冷却器232は、それぞれ、特許請求の範囲の「第1冷却部」および「第2冷却部」の一例である。
冷却器231および冷却器232は、図8に示すように、それぞれ、半導体装置21のZ1側の下面21bに設けられた受熱板240と、受熱板240の下方(Z1側)に接続されるように設けられた複数のフィン241とを含む。なお、受熱板240は、特許請求の範囲の「基台部」の一例である。
複数のフィン241は、X軸方向に沿って薄板状に延びるとともに、Y軸方向に沿って互いに隣り合うように並んで配置されている。また、複数のフィン241は、受熱板240の一方表面(Z1側)からZ1方向に向かって突出するように形成されている。以下の説明では、Y軸方向およびZ軸方向を、それぞれ、「整列方向」および「突出方向」と呼ぶ場合がある。
複数のフィン241は、整列方向(Y軸方向)の一方側(Y1側)および他方側(Y2側)に向かうにしたがって、突出方向(Z軸方向)に対する傾斜が大きくなるように配置されている。これにより、複数のフィン241が形成されている領域R2の根元部(Z2側)および先端部(Z1側)における整列方向の長さWが、それぞれ、長さW1および(長さW1よりも長い)長さW2となるように配置されている。すなわち、複数のフィン241は、根元部(Z2側)から先端部(Z1側)に向かうにしたがって、整列方向における一方側および他方側の両方に拡がるように配置されている。
また、複数のフィン241は、第1実施形態と同様に、互いに隣り合うフィン241同士が、根元部(Z2側)から先端部(Z1側)まで、互いに離間するように配置されている。
以上の構成により、第2実施形態の電力変換装置220では、上記第1実施形態の電力変換装置20と同様に、隣り合うフィン241同士の間隔が、フィン241が形成されている領域R2全体において(複数のフィン241の全体で見て)平均的に広くなる。これにより、フィン241間を走行風が通過する際の流路抵抗を低下させることができる。
なお、第2実施形態による電力変換装置220の構成は、冷却器30を半導体装置21の側方に設けた上記第1実施形態の電力変換装置20の構成を、冷却器230を半導体装置21の下方に設けるように置き換えたものである。したがって、第2実施形態による電力変換装置220のその他の構成は、上記第1実施形態の電力変換装置20のY軸方向(突出方向)およびZ軸方向(整列方向)を、それぞれ、Z軸方向およびY軸方向に変更した点を除いて同様である。
(第2実施形態の効果)
第2実施形態の電力変換装置220では、上記のように、複数のフィン241は、複数のフィン241が形成されている領域が、走行方向(X軸方向)および整列方向(Y軸方向)に直交する複数のフィン241が突出する突出方向(Z軸方向)において、受熱板240に接続された根元部(Z2側)から受熱板240とは反対側の先端部(Z1側)に向かうにしたがって、整列方向(Y軸方向)における一方側(Y1側)および他方側(Y2側)の両方に拡がるように配置されている。また、複数のフィン241は、互いに隣り合うフィン241同士が、受熱板240に接続された根元部から先端部まで、互いに離間するように配置されている。これにより、第1実施形態の電力変換装置20と同様に、フィン241間の走行風の流路抵抗を低下させることができる。その結果、フィン241間の走行風の流路抵抗が低下した分だけ、走行風の流速の低下を抑制し、冷却器230の冷却性能の低下を抑制することができる。
また、第2実施形態の電力変換装置220では、上記のように、冷却器230は、鉄道車両210の床下空間11aに設置されるとともに、冷却器230に設けられた複数のフィン241は、鉄道車両210の下方(Z1方向)に向かって突出している。これにより、半導体装置21の下方に冷却器230を設置するための空間が十分にある場合に、走行風の流速の低下を抑制することにより冷却性能を改善することができる冷却器230を容易に設置することができる。
なお、第2実施形態のその他の効果については、上記第1実施形態と同様である。
[第3実施形態]
次に、図9および図10を参照して、第3実施形態について説明する。この第3実施形態では、上記第1実施形態の冷却器30と同様の構成と、上記第2実施形態の冷却器230と同様の構成とを共に備える冷却器330の例について説明する。なお、図中において、上記第1実施形態および上記第2実施形態と同様の構成には、同一の符号を付している。
本発明の第3実施形態による鉄道車両310用の電力変換装置320は、図9および図10に示すように、半導体装置21と、複数の冷却器330と、を備える。また、図9に示すように、電力変換装置320では、半導体装置21の側方(Y2方向)および下方(Z1方向)に、複数の冷却器330が配置されている。複数の冷却器330は、半導体装置21の側方において、X軸方向に沿って所定の間隔を隔てて配置された、X1側の冷却器31およびX2側の冷却器32を含むとともに、半導体装置21の下方において、X軸方向に沿って所定の間隔を隔てて配置された、X1側の冷却器231およびX2側の冷却器232を含んでいる。なお、電力変換装置320は、特許請求の範囲の「鉄道車両用電力変換装置」の一例である。また、冷却器330は、特許請求の範囲の「冷却部」の一例である。
なお、第3実施形態による電力変換装置320の構成は、冷却器30を半導体装置21の側方に設けた上記第1実施形態の電力変換装置20の構成、および、冷却器230を半導体装置21の下方に設けた上記第2実施形態の電力変換装置220の構成を、それぞれ、冷却器330として、半導体装置21の側方および下方に設けたものである。したがって、第3実施形態による電力変換装置320の構成は、上記第1実施形態の電力変換装置20および上記第2実施形態の電力変換装置220の構成を兼ねたものとなっている。
したがって、第3実施形態の電力変換装置320では、上記第1実施形態の電力変換装置20の効果と、上記第2実施形態の電力変換装置220の効果とを兼ね備えたものとなる。すなわち、フィン41間およびフィン241間の走行風の流路抵抗が低下した分だけ、走行風の流速の低下を抑制し、冷却器330の冷却性能を改善することができる。その結果、冷却部が半導体装置21の側方または下方のみに設けられる第1実施形態の電力変換装置20および第2実施形態の電力変換装置220の構成と比較して、冷却器330の冷却性能を一層改善することができる。
[その他の変形例]
今回開示された実施形態および変形例は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態および変形例の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記第1〜第3実施形態の電力変換装置20、220および320では、複数のフィン41(240)を、全てのフィン41(241)の根元部における対向間隔Sが略等しくなるように配置させた例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、複数のフィン41(241)において、フィン41(241)の根元部における対向間隔Sを異ならせてもよい。この場合、複数のフィン41(241)は、受熱板40(240)に対して先端部とは反対の半導体装置21側の点から放射状に延びるように配置させることも可能である。このように、複数のフィン41(241)を単一の点から放射状に延びるように配置させた場合、互いに隣り合うフィン41(241)同士の対向間隔Sが根元部から先端部まで徐々に広くなるように、複数のフィン41(241)を容易に配置することができる。
また、上記第1〜第3実施形態の電力変換装置20、220および320では、複数のフィン41(241)を、全ての隣り合うフィン41(241)同士の対向間隔Sが、根元部から先端部まで徐々に広くなるように配置させた例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、複数のフィン41を、隣り合うフィン41(241)同士の対向間隔Sが、根元部から先端部まで等しいものと、根元部から先端部まで徐々に広くなるものとが含まれるように配置してもよい。また、対向間隔Sが、根元部から先端部まで徐々に狭くなるように配置されるものが含まれるように配置してもよい。
また、上記第1実施形態の変形例の電力変換装置120では、一対のフィン141aの整列方向(Z軸方向)における一方側(Z1側)および他方側(Z2側)の複数のフィン141を、隣り合うフィン141同士の対向間隔Sが、根元部から先端部まで等しくなるように配置させた例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、上記第1実施形態と同様に、複数のフィン141の全てにおいて、隣り合うフィン141同士の対向間隔Sが、根元部から先端部まで徐々に広がるように配置してもよい。
また、上記第1実施形態の変形例の電力変換装置120の複数のフィン141を同心円状に配置した構成を、上記第2実施形態の電力変換装置220における複数のフィン241に対して適用してもよい。また、上記第1実施形態の構成および上記第2実施形態の構成を兼ね備えた上記第3実施形態において、電力変換装置320の側方(Y2側)および下方(Z1側)に設けられた冷却器30および230に対して、複数のフィンを同心円状に配置させてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態の電力変換装置20、220および320では、複数のフィン41(241)を、それぞれのフィン41(241)が略同一形状の平板から構成された例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、複数のフィン41(241)を、それぞれフィン41(241)が異なる長さとなるように構成してもよい。
また、上記第1実施形態の変形例の電力変換装置120では、複数のフィン141を、それぞれ、略同一形状の平板に所定の曲げ加工を行うことによって形成された例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、複数のフィン141を、それぞれ、異なる形状の平板に所定の曲げ加工を行うことによって形成してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態および上記第1実施形態の変形例の電力変換装置20、120、220および320では、複数のフィン41(141、241)は、複数のフィン41(141、241)の突出方向における長さHが、中心線60の近傍から整列方向における一方側および他方側に向かうにしたがって徐々に短くなるように構成した例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、複数のフィン41(141、241)は、複数のフィン41(141、241)の突出方向における長さHが、中心線60の近傍から整列方向における一方側および他方側に向かうにしたがって徐々に長くなるように構成してもよいし、等しい長さとなるように構成してもよい。また、複数のフィン41(141、241)の突出方向における長さHが不均一となるように構成してよい。
また、上記第1〜第3実施形態および上記第1実施形態の変形例の電力変換装置20、120、220および320では、複数のフィン41(141、241)は、走行方向から見て、複数のフィン41(141、241)が形成されている領域の中央を通り突出方向に沿った中心線60に対して整列方向に対称となるように配置した例を示したが、本発明はこれに限らない。本発明では、複数のフィン41(141、241)を、走行方向から見て、複数のフィン41(141、241)が形成されている領域の中央を通り突出方向に沿った中心線60に対して整列方向に非対称となるように配置してもよい。
また、上記第1、第3実施形態および上記第1実施形態の変形例の電力変換装置20、120および320では、冷却器31(131)および冷却器32(132)を、半導体装置21の一方(Y2側)の側面に設けるように構成したが、本発明はこれに限られない。本発明では、冷却器31(131)および冷却器32(132)を、半導体装置21の他方(Y1側)の側面に設けてもよい。また、冷却器31(131)および冷却器32(132)を、半導体装置21の両側の側面に設けてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態および上記第1実施形態の変形例の電力変換装置20、120、220および320では、走行方向に沿って、所定の間隔で、2台の冷却器が並ぶように構成したが、本発明はこれに限らない。本発明では、走行方向に沿って1台のみを設けてもよいし、3台以上の冷却器を所定の間隔で設けてもよい。
また、上記第1〜第3実施形態および上記第1実施形態の変形例では、車体11の床下空間11aに設置された電力変換装置20、120、220および320に対して本発明を適用したが、本発明はこれに限られない。たとえば、車体11の屋根上に設置された電力変換装置に対して、本発明を適用してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態および上記第1実施形態の変形例では、架線2からの電力を利用して走行する架空電車線方式の鉄道車両10、210および310の電力変換装置20、220および320に本発明を適用したが、本発明はこれに限られない。走行用のレールとは別に並行して第三の給電用レール(第三軌条)が敷設され、この第三軌条に対して車体11側に設けられた集電靴(コレクターシュー)が擦って集電する第三軌条方式の鉄道車両10、210および310の電力変換装置に対して本発明を適用してもよい。
また、上記第1〜第3実施形態および上記第1実施形態の変形例では、架線2からの電力を利用して走行する架空電車線方式の鉄道車両10、210および310の電力変換装置20、220および320に本発明を適用したが、本発明はこれに限られない。すなわち、ディーゼル機関を直接的な駆動源とする気動車に搭載された機器の冷却や、ディーゼル機関の発電によって誘導電動機14を回転させる電気式気動車などの鉄道車両10、210および310の電力変換装置の冷却に対して、本発明を適用してもよい。
10、210、310 鉄道車両
20、120、220、320 電力変換装置(鉄道車両用電力変換装置)
21 半導体装置(電力変換装置本体)
30、130、230、330 冷却器(冷却部)
31、131、231 冷却器(第1冷却部)
32、132、232 冷却器(第2冷却部)
40、240 受熱板(基台部)
41、141(141a)、241 フィン
51 (整列方向における一方側にある)点
52 (整列方向における他方側にある)点
60 (基台部における複数のフィンが接続されている領域の中央を通り突出方向に沿った)中心線
H(H1、H2、H11、H12) (突出方向における)長さ
R、R1、R2 (複数のフィンが形成されている)領域
S(S1a、S1b、S2a、S2b、S11a、S11b、S12) 対向間隔

Claims (12)

  1. 鉄道車両に搭載された電力変換装置本体と、
    前記電力変換装置本体の熱を放熱する冷却部とを備え、
    前記冷却部は、平板状の基台部と、前記基台部の前記電力変換装置本体とは反対側の一方表面から突出するように前記基台部に接続された平板状の複数のフィンとを含み、
    前記複数のフィンは、前記鉄道車両の走行方向に沿って延び、かつ、互いに隣り合うように整列方向に並んで配置されるとともに、前記走行方向および前記整列方向に直交する突出方向に突出するように配置され、
    前記複数のフィンは、互いに隣り合う前記フィン同士が、前記フィンの前記基台部に接続された根元部間の間隔が前記フィンの厚みよりも大きくなるように、前記基台部に接続された前記根元部から先端部まで互いに離間するように配置され、かつ、前記複数のフィンのうちの前記整列方向における端部に配置された前記フィンが前記整列方向に対して前記電力変換装置本体とは反対側に所定角度で傾斜するとともに、前記所定角度は、前記複数のフィンのうちの前記整列方向における端部に配置された前記フィンの前記突出方向における長さが、前記複数のフィンのうちの前記整列方向における中央部に配置された前記フィンの前記突出方向における長さの半分よりも大きくなるように設定されており、前記突出方向において、前記根元部から前記先端部に向かうにしたがって、前記整列方向における一方側および他方側の両方に拡がるように配置されている、鉄道車両用電力変換装置。
  2. 前記複数のフィンは、前記互いに隣り合うフィン同士の互いに対向する方向における対向間隔が前記根元部から前記先端部に向かうにしたがって徐々に広くなるか、または、前記対向間隔が前記根元部から前記先端部まで略等しい部分を含み前記対向間隔が前記根元部から前記先端部まで略等しい部分以外は前記根元部から前記先端部に向かうにしたがって徐々に広くなるように配置されている、請求項1に記載の鉄道車両用電力変換装置。
  3. 前記複数のフィンは、前記整列方向の一方側または他方側に向かうにしたがって、前記突出方向における長さが短くなるように配置されている、請求項2に記載の鉄道車両用電力変換装置。
  4. 前記複数のフィンは、前記対向間隔が、前記根元部から前記先端部に向かうにしたがって、徐々に広くなるように配置されている、請求項2または3に記載の鉄道車両用電力変換装置。
  5. 前記複数のフィンは、前記基台部に対して前記先端部とは反対の前記電力変換装置本体側にある点を中心に放射状に拡がるように配置されている、請求項4に記載の鉄道車両用電力変換装置。
  6. 前記複数のフィンのうちの一対の前記フィンは、前記対向間隔が、前記根元部から前記先端部に向かうにしたがって、徐々に広くなるように配置されているとともに、前記一対のフィンに対して前記整列方向における一方側の前記複数のフィンおよび他方側の前記複数のフィンは、前記対向間隔が、前記根元部から前記先端部まで等しくなるように配置されている、請求項2または3に記載の鉄道車両用電力変換装置。
  7. 前記一方側の複数のフィンは、前記根元部から前記先端部に向かうにしたがって、前記整列方向における一方側に湾曲するように配置されているとともに、前記他方側の複数のフィンは、前記根元部から前記先端部に向かうにしたがって、前記整列方向における他方側に湾曲するように配置されている、請求項6に記載の鉄道車両用電力変換装置。
  8. 前記一方側の複数のフィンは、前記整列方向における一方側にある点を中心に同心円状に配置されているとともに、前記他方側の複数のフィンは、前記整列方向における他方側にある点を中心に同心円状に配置されている、請求項7に記載の鉄道車両用電力変換装置。
  9. 前記複数のフィンは、前記走行方向から見て、前記複数のフィンが形成されている領域の中央を通り前記突出方向に沿った中心線に対して前記整列方向に略対称に配置されている、請求項1〜8のいずれか1項に記載の鉄道車両用電力変換装置。
  10. 前記冷却部は、前記鉄道車両の床下空間に設置されるとともに、前記冷却部に設けられた前記複数のフィンは、前記鉄道車両の側方に向かって突出している、請求項1〜9のいずれか1項に記載の鉄道車両用電力変換装置。
  11. 前記冷却部は、前記鉄道車両の床下空間に設置されるとともに、前記冷却部に設けられた前記複数のフィンは、前記鉄道車両の下方に向かって突出している、請求項1〜10のいずれか1項に記載の鉄道車両用電力変換装置。
  12. 前記冷却部は、前記走行方向に所定の間隔を隔てて配置された、第1冷却部と第2冷却部とを含み、前記第1冷却部および前記第2冷却部は、それぞれ、前記複数のフィンを含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載の鉄道車両用電力変換装置。
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