JP6984693B1 - エレベータ、操作盤、エレベータの制御方法 - Google Patents

エレベータ、操作盤、エレベータの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】かごの行先階を非接触での操作によって登録できるエレベータにおける行先階の誤登録を防ぐ。【解決手段】エレベータ(100)は、かご(2)の行先階を登録するための非接触での操作を検出可能な複数の非接触センサ(22)と、該複数の非接触センサ(22)のうちの第1センサおよび第2センサが、所定時間内に操作を検出した場合、何れか一方のセンサに対する操作を選択し、他方のセンサに対する操作を非選択とする選択部(112)と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、非接触での操作によってかごの行先階を登録可能なエレベータ、操作盤、およびエレベータの制御方法等に関する。
非接触での操作は、従来のボタン操作に比べて衛生的であることから、近年、エレベータのかごの行先階を非接触での操作によって登録できる技術への関心が高まっている。非接触での操作によってかごの行先階を登録する場合、利用者は、例えば、操作盤に設けられたセンサに手を近づける操作を行えばよく、ボタンに触れたり押下したりする必要が無い。
非接触での操作は従来のボタン操作と比較して、誤操作および誤登録が生じる可能性が高いため、利用者の意図とは異なる行先階を誤登録することを防ぐための対策を講じることが望ましい。
特許文献1には、かごの行先階に対応する行先階センサが第1閾値時間まで継続して操作を検出すると該行先階を登録し、第2閾値時間まで継続して操作を検出したときには、その旨を報知し、登録を解除する発明が開示されている。特許文献2には、センサの検出距離をかご操作盤に近接した特定の範囲内に設定することにより、センサから離れた位置での操作を検出しないようにする技術が開示されている。また、特許文献3には、操作の認識が行われる前に利用者の手の位置の認識状態を利用者に知らせることで、利用者が所望する行先階に対応する位置に手が来るように誘導する技術が開示されている。
特開2019−142686号公報(2019年8月29日公開) 特開2015−151253号公報(2015年8月24日公開) 特開2011−162307号公報(2011年8月25日公開)
エレベータの状況(混雑具合等)および利用者の姿勢等に応じて、かごの行先階を登録するために利用者が行う非接触での操作の態様は変化する。それゆえ、利用者の意図とは異なる行先階を誤登録することを防ぐために講じるべき対策には改善の余地がある。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、利用者の意図とは異なる行先階を誤登録することを防ぐことが可能な、エレベータ、操作盤、およびエレベータの制御方法等を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係るエレベータは、かごの行先階を登録するための非接触での操作を検出可能な複数のセンサと、前記複数のセンサのうちの第1センサおよび第2センサが、所定時間内に操作を検出した場合、何れか一方のセンサに対する操作を選択し、他方のセンサに対する操作を非選択とする選択部と、を備える。
また、本発明の一態様に係る操作盤は、かご内に設けられ、該かごの行先階を登録するための非接触での操作を検出可能な複数のセンサと、前記複数のセンサのうちの第1センサおよび第2センサが、所定時間内に操作を検出した場合、何れか一方のセンサに対する操作を選択し、他方のセンサに対する操作を非選択とする選択部と、を備える。
また、本発明の一態様に係るエレベータの制御方法は、かごの行先階を登録するための非接触での操作を検出可能な複数のセンサを有するエレベータの制御方法であって、前記センサが操作を検出する検出ステップと、前記検出ステップにおいて、第1センサおよび第2センサが所定時間内に操作を検出した場合、何れか一方のセンサに対する操作を選択し、他方のセンサに対する操作を非選択とする選択ステップと、を含む。
本発明の一態様によれば、かごの行先階を非接触での操作によって登録できるエレベータにおいて、利用者の意図とは異なる行先階を誤登録することを防ぐことができる。
本発明の実施形態1に係るエレベータの構成の一例を示すブロック図である。 図1に示すエレベータの構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態2に係るエレベータの構成の一例を示すブロック図である。 図3に示すエレベータの構成の一例を示す機能ブロック図である。 エレベータが実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。 操作盤の外観の一例を示す正面図である。 操作盤に対して非接触での操作が行われた様子を示す図である。 操作盤に対して非接触での操作が行われた様子を示す図である。 操作盤に対して非接触での操作が行われた様子を示す図である。 操作盤に対して非接触での操作が行われた様子を示す図である。 操作盤がかご内の袖壁に設置された様子を示す図である。 操作盤がかご内の側壁に設置された様子を示す図である。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について、詳細に説明する。
(エレベータ100の構成)
まず、本発明の実施形態1に係るエレベータ100の構成について、図1を用いて説明する。図1は、エレベータ100の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、エレベータ100は制御装置1およびかご2を備えている。
<制御装置1の構成>
制御装置1は、エレベータ100の運転制御全般を統括して行うコンピュータであり、CPU11およびメモリ12を備えている。
CPU11は、メモリ12から後述する各種制御プログラムを読み出して実行する。これにより、制御装置1は、エレベータ100の円滑な運転を実現する。制御装置1の機能については、後に説明する。
メモリ12には、例えば、かご2の移動制御、およびかごのドア(不図示)の開閉制御などを行うための各種制御プログラムが格納されている。かご2の移動制御には、例えば、乗場呼びが行われた階床にかご2を移動させる制御、行先階として登録された階床にかご2を移動させる制御等が含まれていてもよい。
<かご2の構成>
かご2は、建物に設けられた昇降路内を通り、該建物の複数の階床間を移動する乗りかごである。かご2内には、利用者の行先階の登録を受付けるための操作盤20が設置されていてもよい。
操作盤20は、複数の階表示部21および複数の非接触センサ22(センサ)を備えていてもよい。一例において、1つの非接触センサ22に対して1つの階表示部21が対応付けられている。操作盤20は、かご2のドア近傍の袖壁またはかご2の側壁等に設置され得る。図11は、操作盤20がかご2内の袖壁に設置された様子を示す図であり、図12は、操作盤20がかご2内の側壁に設置された様子を示す図である。
階表示部21は、建物の階床を表す文字または数字を利用者に視認させるためのものである。階表示部21は、各非接触センサ22の近傍(例えば左側)に設けられていてもよく、各非接触センサ22に対応する階床を表示する。
非接触センサ22は、かごの行先階を登録するための非接触での操作を検出可能なセンサである。操作盤20において、複数の非接触センサ22が複数の列(例えば、かごの床に対してほぼ垂直に複数の前記センサが並ぶ列)をなして配置されていてもよい(図6参照)。
一例において、非接触センサ22は、例えば、投光器および受光器が一体になった反射型光電センサである。非接触センサ22において、投光器が赤外線などの光を照射し、受光器が該光を照射された物体からの反射光を受光する。非接触センサ22は、受光器が受光した受光量に基づいて、近接している物体の有無を検出する。ここで、物体とは、例えば、行先階を登録するための操作を行う利用者の手等であってもよい。
非接触センサ22は、反射型光電センサの受光器側の受光量を調節することにより、非接触センサ22の検出距離を調節することができる。非接触センサ22は、一例として、操作盤20から5cm以内に接近している利用者の手等を検出するように設定されている。非接触センサ22が利用者の手等を検出した場合、非接触センサ22は制御装置1に操作を検出した旨のセンサ信号を送信する。
なお、非接触センサ22は、操作を検出している期間、センサ信号の送信を継続する構成であってもよい。この場合、非接触センサ22は、一定の時間間隔で(例えば、1秒間に10回)センサ信号を送信してもよい。この構成を採用すれば、制御装置1は、各非接触センサ22からのセンサ信号に基づいて、操作が検出されたタイミングと検出されなくなったタイミングとを、非接触センサ22毎に特定することができる。
(制御装置1の機能)
次に、制御装置1の機能について、図2を用いて説明する。図2は、図1に示すエレベータ100の構成の一例を示す機能ブロック図である。なお、説明の便宜上、図1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
制御装置1は、制御部110および記憶部120を備えている。制御部110は、図1のCPU11に対応しており、記憶部120は、図1のメモリ12に対応している。
制御部110は、センサ信号取得部111、選択部112、行先階決定部113、および表示制御部114を備えている。
センサ信号取得部111は、非接触センサ22からのセンサ信号を取得する。また、センサ信号取得部111は、センサ信号の送信元である非接触センサ22に対応する階床を、センサ信号毎に特定する。
選択部112は、複数の非接触センサ22が所定時間内(例えば、1秒間)に操作を検出した場合、何れかの非接触センサ22に対する操作を選択し、他の非接触センサ22に対する操作を非選択とする。ここで、複数の非接触センサ22は、例えば、互いの位置関係が所定の範囲内に配置された非接触センサ22(図7〜図10に示す第1センサおよび第2センサ)を含んでいてもよい。ここで、所定の範囲とは、1人の利用者の腕および手等によって行われる1つの操作を所定時間内に検出し得る範囲を意図している。例えば、第1センサは利用者の手を検出した非接触センサ22であり、第2センサは該利用者の手首、腕、または肘等を検出した非接触センサ22であってもよい。
選択部112は、非接触センサ22の複数の列のそれぞれに対して予め定められた優先順位に基づき、操作を検出した複数の非接触センサ22のうち、どの非接触センサ22に対する操作を選択するかを決定してもよい。一例において、選択部112は、非接触センサ22に対する操作を決定するために、記憶部120の操作盤位置情報121およびセンサ列情報122を参照してもよい。
ここで、操作盤位置情報121は、操作盤2が設置されている位置に関する情報である。操作盤2がかご2内に設置されている場合、操作盤位置情報121には、操作盤20が設置されている壁、かご2の床から操作盤20までの高さ、および操作盤20とかご2の隅部との近接具合を示す情報が含まれていてもよい。センサ列情報122は、操作盤20において複数の非接触センサ22が複数の列をなしている場合、各非接触センサ22がどの列に属しているか(例えば、左端から何番目の列か等)を示す情報である。
例えば、選択部112は、操作を検出した複数の非接触センサ22のうち、かご2の隅部から近い方の列に属する非接触センサ22に対する操作を選択し、該隅部から遠い方の列に属する非接触センサ22に対する操作を非選択としてもよい。例えば、図11に示す位置に設置された操作盤20の場合、かご2の隅部から近い方の列は右端の列であり、図12に示す位置に設置された操作盤20の場合、かご2の隅部から近い方の列は左端の列である。
選択部112は、操作盤20が設けられる位置毎に切替可能であってもよい。例えば、選択部112は、操作盤20がかご2の隅部の近傍に設置されている場合と、操作盤20がかごの隅部から離れた位置に設置されている場合とで、優先順位を切り替える構成であってもよい。
行先階決定部113は、選択部112によって選択された操作に対応する階床を特定し、かご2の行先階として決定する。行先階決定部113は、決定した行先階を記憶部120の行先階登録情報123に登録してもよい。
行先階決定部113は、選択部112によって選択された操作の選択状態が第1の時間(例えば、0.2秒間)以上継続した場合に、該操作に対応する階床を行先階として決定してもよい。なお、選択部112によって選択された操作の選択状態が第1の時間以上継続した場合であって、該操作に対応する階床がすでに行先階登録情報123に登録されている場合、行先階決定部113は、該階床を非登録に切り換える構成であってもよい。
表示制御部114は、選択された操作を検出した非接触センサ22に対応する階表示部21の表示を制御する。例えば、表示制御部114は、選択された操作を検出した非接触センサ22に対応する階表示部21の点灯、および表示態様の変更等を指示する。
操作盤20において非接触センサ22の各々が互いに近い位置に配されている場合、利用者が手を非接触センサ22に近接させた1つの操作は、複数の非接触センサ22によって所定時間内に検出される。誤登録はこのような状況下で生じやすい。エレベータ100は、複数の非接触センサ22(例えば、第1センサおよび第2センサ)が、所定時間内に操作を検出した場合、何れか一方のセンサに対する操作を選択し、他方のセンサに対する操作を非選択とする。このような構成を採用することにより、エレベータ100は、利用者の操作の意図とは異なる行先階を誤登録することを防ぐことができる。
〔実施形態2〕
上記の実施形態に係る制御装置1のセンサ信号取得部111、選択部112、行先階決定部113、および表示制御部114を、かご2aに設置される操作盤20aが備える構成であってもよい。このような構成を備えるエレベータ100aについて、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
(エレベータ100aの構成)
本発明の実施形態2に係るエレベータ100aの構成について、図3および図4を用いて説明する。図3は、エレベータ100aの構成の一例を示すブロック図であり、図4は、図3に示すエレベータ100aの構成の一例を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、エレベータ100aは制御装置1aおよびかご2aを備えている。
<制御装置1aの構成>
制御装置1aは、エレベータ100aの運転制御全般を統括して行うコンピュータであり、CPU11aおよびメモリ12aを備えている。
CPU11aは、メモリ12aから各種制御プログラムを読み出して実行する。一方、メモリ12には、例えば、かご2の移動制御、およびかごのドア(不図示)の開閉制御などを行うための各種制御プログラムが格納されている。かご2の移動制御には、例えば、乗場呼びが行われた階床にかご2を移動させる制御、行先階として登録された階床にかご2を移動させる制御等が含まれていてもよい。
<制御装置1の機能>
次に、制御装置1の機能について、図4を用いて説明する。
図4に示すように、制御装置1は、制御部110aおよび記憶部120aを備えている。制御部110aは、図3のCPU11aに対応しており、記憶部120aは、図3のメモリ12aに対応している。
制御部110aは、操作盤20aの制御部230によって選択・決定された操作に対応する階床を示す情報を取得し、かご2の行先階としての行先階登録情報123に格納する。
<かご2aの構成>
かご2aは、エレベータ100のかご2と同様、利用者の行先階の登録を受付けるための操作盤20aが設置されていてもよい。
<操作盤20aの構成および機能>
図3に戻り、操作盤20aは、複数の階表示部21、複数の非接触センサ22(センサ)、CPU23、およびメモリ24を備えている。
CPU23は、非接触センサ22からのセンサ信号に基づいて、かご2の行先階を決定する処理を実行する。
操作盤20aは、非接触センサ22および階表示部21に加え、制御部230および記憶部240を備えている。制御部230は、図3のCPU23に対応しており、記憶部240は、図3のメモリ24に対応している。
制御部230は、センサ信号取得部111、選択部112、行先階決定部113a、および表示制御部114を備えている。
行先階決定部113aは、選択部112によって選択された操作に対応する階床を特定し、かご2aの行先階として決定する。行先階決定部113aは、決定した行先階を制御装置1aの制御部110aに送信する。
エレベータ100aでは、複数の非接触センサ22(例えば、第1センサおよび第2センサ)が、所定時間内に操作を検出した場合、何れか一方のセンサに対する操作を選択し、他方のセンサに対する操作を非選択とする処理を操作盤20aが実行する。この構成を採用すれば、既存のエレベータの制御装置を交換することなく、操作盤20aを新設したり増設したりすることができる。例えば、ボタン式の操作盤を備える既存のエレベータに対しても、操作盤20aを導入することができる。
〔エレベータ100、100aが行う処理〕
以下では、上述した実施形態1および2に係るエレベータ100、100aが行う処理について、図5を用いて説明する。図5は、エレベータ100、100aが実行する処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、操作盤20、20aの非接触センサ22が操作を検出する(ステップS1:検出ステップ)。
次に、互いの位置関係が所定の範囲内に配置された第1センサおよび第2センサが所定時間内に操作を検出した場合、選択部112は、一方の非接触センサ22に対する操作を選択し、他方の非接触センサ22に対する操作を非選択とする(ステップS2:選択ステップ)。
続いて、エレベータ100、100aが行う処理の具体例を、図7〜図10を用いて説明する。図7〜図10は、操作盤20、20aに対して非接触での操作が行われた状況を示す図である。
なお、以下では、これに限定されるものではないが、図6に示す操作盤20、20aを例に挙げて説明する。図6は、1階から10階のそれぞれに対応する非接触センサ22が縦に並び、その右隣に11階から20階のそれぞれに対応する非接触センサ22が縦に並ぶ操作盤20の外観を示す正面図である。
<状況1>
図7に示す例では、利用者が操作盤20、20aの左方向からの矢印Aに示す方向に腕を伸ばし、操作盤20、20aを操作する様子を示している。このとき、利用者の手は18階に対応する非接触センサ22に対する操作として検出され、該利用者の腕は7階に対応する非接触センサ22に対する操作として検出されている。ここでは、18階に対応する非接触センサ22を第1センサとし、7階に対応する非接触センサ22を第2センサとする。
選択部112は、各非接触センサ22が操作を検出したタイミング(順序)が遅い第1センサに対する操作を選択し、早い第2センサに対する操作を非選択とする。あるいは、操作盤20、20aの右側がかご2、2aの隅部に近い場合、選択部112は、より該隅部に近い方の列に属する第1センサに対する操作を選択し、より該隅部から遠い方の列に属する早い第2センサに対する操作を非選択としてもよい。
<状況2>
図8に示す例では、利用者が操作盤20、20aの左方向からの矢印Bに示す方向に腕を伸ばし、操作盤20、20aを操作する様子を示している。このとき、利用者の手は16階に対応する非接触センサ22に対する操作として検出され、該利用者の腕は6階に対応する非接触センサ22に対する操作として検出されている。ここでは、16階に対応する非接触センサ22を第1センサとし、6階に対応する非接触センサ22を第2センサとする。
選択部112は、各非接触センサ22が操作を検出したタイミング(順序)が遅い第1センサに対する操作を選択し、早い第2センサに対する操作を非選択とする。あるいは、操作盤20、20aの右側がかご2、2aの隅部に近い場合、選択部112は、より該隅部に近い方の列に属する第1センサに対する操作を選択し、より該隅部から遠い方の列に属する第2センサに対する操作を非選択としてもよい。
<状況3>
図9に示す例では、利用者が操作盤20、20aの左方向からの矢印Cに示す方向に腕を伸ばし、操作盤20、20aを操作する様子を示している。このとき、利用者の手は8階に対応する非接触センサ22に対する操作として検出され、該利用者の腕は7階に対応する非接触センサ22に対する操作として検出されている。ここでは、8階に対応する非接触センサ22を第1センサとし、7階に対応する非接触センサ22を第2センサとする。
選択部112は、各非接触センサ22が操作を検出したタイミング(順序)が遅い第1センサに対する操作を選択し、早い第2センサに対する操作を非選択とする。
<状況4>
図10に示す例では、利用者が操作盤20、20aの左方向からの矢印Dに示す方向に腕を伸ばし、操作盤20、20aを操作する様子を示している。このとき、利用者の手は11階に対応する非接触センサ22に対する操作として検出され、該利用者の腕は3階に対応する非接触センサ22に対する操作として検出されている。ここでは、11階に対応する非接触センサ22を第1センサとし、3階に対応する非接触センサ22を第2センサとする。
選択部112は、各非接触センサ22が操作を検出したタイミング(順序)が遅い第1センサに対する操作を選択し、早い第2センサに対する操作を非選択とする。あるいは、操作盤20、20aの右側がかご2、2aの隅部に近い場合、選択部112は、より該隅部に近い方の列に属する第1センサに対する操作を選択とし、より該隅部から遠い方の列に属する第2センサに対する操作を非選択としてもよい。
<状況5>
例えば、操作盤20、20aに対する操作を複数の利用者が行った場合、一方の利用者の操作が選択され、他の利用者の操作が非選択とされる可能性がある。この場合、操作が選択されなかった利用者は、同じ操作を継続したり、やり直したりすると考えられる。
そこで、選択部112は、選択された非接触センサ22に対する操作が非検出状態となってからさらに一定時間(例えば、5秒間)、非選択とされた非接触センサ22に対する操作が検出状態である場合、該操作を選択に切り換えてもよい。これにより、エレベータ100、100aは、一旦は非選択とされた操作を選択可能とすることができる。
<状況6>
利用者が操作盤20、20aに凭れていたり、利用者の荷物が操作盤20、20aの前方の近傍に位置していたり、かご2、2a内が混んでいたりする場合、意図していない行先階を登録してしまう可能性がある。
そこで、選択部112は、所定数以上のセンサが、所定時間内(例えば、1秒間)に操作を検出した場合、すべてのセンサに対する操作を非選択としてもよい。これにより、意図していない行先階を登録してしまうことを回避することができる。ここで、「所定数」とは、操作盤20、20aにおける非接触センサ22同士の近接具合に応じて設定可能であってもよい。
(変形例)
上記では、操作盤20、20aがかご2、2a内に設置されている、行先階の登録を受け付ける操作盤である場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、操作盤20、20aは、エレベータ100、100aの乗場に設置され、非接触での操作を受付ける行先階呼び用の操作盤であってもよい。
〔ソフトウェアによる実現例〕
制御装置1、1aの制御部110、110aおよび、操作盤20aの制御部230は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、ソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、制御装置1、1a、および、操作盤20aは、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するコンピュータを備えている。このコンピュータは、例えば1つ以上のプロセッサを備えていると共に、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体を備えている。そして、上記コンピュータにおいて、上記プロセッサが上記プログラムを上記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。上記プロセッサとしては、例えばCPU(Central Processing Unit)を用いることができる。上記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、ROM(Read Only Memory)等の他、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などをさらに備えていてもよい。また、上記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して上記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明の一態様は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1 制御装置
20 操作盤
22 非接触センサ(センサ)
100、100a エレベータ
112 選択部
113、113a 行先階決定部

Claims (14)

  1. かごの行先階を登録するための非接触での操作を検出可能な複数のセンサと、
    前記複数のセンサのうちの第1センサおよび第2センサが、所定時間内に操作を検出した場合、何れか一方のセンサに対する操作を選択し、他方のセンサに対する操作を非選択とする選択部と、を備え
    前記選択した操作に対応する階床を行先階として決定する
    ことを特徴とするエレベータ。
  2. 前記第1センサおよび前記第2センサは、互いの位置関係が所定の範囲内に配置されたものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータ。
  3. 前記複数のセンサは、複数の列をなして配置されており、
    前記第1センサおよび前記第2センサはそれぞれ、互いに異なる列に属するものである、
    ことを特徴とする請求項2に記載のエレベータ。
  4. 前記選択部は、前記複数の列のそれぞれに対して予め定められた優先順位に基づき、前記第1センサおよび前記第2センサのいずれに対する操作を選択するかを決定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ。
  5. 前記複数のセンサを有する操作盤が、前記かご内に設けられており、
    前記選択部は、前記第1センサおよび前記第2センサのうち、前記かごの隅部から近い方の列に属するセンサに対する操作を選択し、該隅部から遠い方の列に属するセンサに対する操作を非選択とする、
    ことを特徴とする請求項4に記載のエレベータ。
  6. 前記優先順位は、前記操作盤が設けられる位置毎に切替可能である、
    ことを特徴とする請求項5に記載のエレベータ。
  7. 前記選択部は、前記第1センサおよび前記第2センサが操作を検出した順序に基づき、前記第1センサおよび前記第2センサのいずれに対する操作を選択するかを決定する、
    ことを特徴とする請求項3に記載のエレベータ。
  8. 前記選択部は、前記第1センサおよび前記第2センサのうち、遅れて検出状態となった方のセンサに対する操作を選択し、先に検出状態となった方のセンサに対する操作を非選択とする、
    ことを特徴とする請求項7に記載のエレベータ。
  9. 前記選択部は、前記選択されたセンサに対する操作が非検出状態となってからさらに一定時間、前記非選択とされたセンサに対する操作が検出状態である場合、該非選択とされたセンサに対する操作を選択に切り換える、
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか1項に記載のエレベータ。
  10. 前記選択部は、前記第1センサ及び前記第2センサに加え、所定数以上のセンサが、前記所定時間内に操作を検出した場合、前記第1センサ及び前記第2センサを含むすべてのセンサに対する操作を非選択とする、
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載のエレベータ。
  11. 前記選択部によって選択された操作の選択状態が第1の時間以上継続した場合に、該操作に対応する階床を行先階として決定する行先階決定部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1から10のいずれか1項に記載のエレベータ。
  12. 前記選択部によって選択された操作の選択状態が第1の時間以上継続した場合であって、該操作に対応する階床がすでに行先階として登録されている場合、該階床を非登録に切り換える行先階決定部をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項11に記載のエレベータ。
  13. かご内に設けられ、該かごの行先階を登録するための非接触での操作を検出可能な複数のセンサと、
    前記複数のセンサのうちの第1センサおよび第2センサが、所定時間内に操作を検出した場合、何れか一方のセンサに対する操作を選択し、他方のセンサに対する操作を非選択とする選択部と、を備え
    前記選択した操作に対応する階床を行先階として決定する
    ことを特徴とする操作盤。
  14. かごの行先階を登録するための非接触での操作を検出可能な複数のセンサを有するエレベータの制御方法であって、
    前記センサが操作を検出する検出ステップと
    前記検出ステップにおいて、第1センサおよび第2センサが所定時間内に操作を検出した場合、何れか一方のセンサに対する操作を選択し、他方のセンサに対する操作を非選択とする選択ステップと、
    前記選択した操作に対応する階床を行先階として決定する決定ステップと、を含む、
    ことを特徴とするエレベータの制御方法。
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