JP6971603B2 - 撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は撮像装置に関するものである。
撮像装置に交換可能に着脱されるレンズ装置には、撮影者の手振れを補正する振れ防止機構を有するレンズ装置と振れ防止機構を有しないレンズ装置がある。振れ防止機構は光学系を移動させることで手振れを補正する。したがって、振れ防止機構を有するレンズ装置では、光軸に直交する方向の手振れであるシフト振れ(以下、単にシフト振れという)を補正することができる。一方、光軸に平行な軸を中心に回転する方向の手振れであるロール振れ(以下、単にロール振れという)を補正することができない。
したがって、ロール振れを補正するには撮像装置に設けられた撮像素子を回転させることで補正する必要がある。特許文献1には、撮像素子を固定する回転基板が、回転軸を介して固定部に支持された像ブレ補正装置が開示されている。特許文献1の像ブレ補正装置では、撮像素子を回転させるため回転中心軸に対して支持機構が必要となる。また、特許文献1の像ブレ補正装置では、ロール振れのみを防止するために、装着されたレンズ装置にシフト振れ防止機構を有しない場合にはシフト振れを防止することができない。
また、特許文献2、特許文献3および特許文献4には、振れ防止機構に用いられる振動モータの例が開示されている。
特開2011−095467号公報 特開2012−016107号公報 特開2016−086541号公報 特開2014−072986号公報
特許文献1の像ブレ補正装置のようにロール振れのみを防止できる構造では、回転中心軸に支持機構が必要になるために構造が複雑化してしまう。また、装着されたレンズ装置がシフト振れ防止機構を有しない場合にはシフト振れを防止することができない。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、簡素化された構造によりロール振れを防止できるようにすると共にシフト振れも防止できるようにすることを目的とする。
本発明の撮像装置は、撮像素子と、前記撮像素子を支持する枠体と、前記撮像素子の撮像面と平行な方向に前記枠体を移動させる駆動部材と、を備え、前記駆動部材は、振動が生じる振動部を有し、前記撮像素子の撮像面に対して直交する方向から見て、少なくとも一つの駆動部材の振動部は、前記撮像素子の撮像面の中心と重なり合っていて、少なくとも一つの前記駆動部材は、前記枠体と一体で移動可能に保持されていることを特徴とする。
本発明によれば、簡素化された構造によって、ロール振れを防止することができると共にシフト振れも防止することができる。
カメラシステムの構成の一例を示す図である。 カメラシステムの構成の一例を示すブロック図である。 振動モータの構成の一例を示す図である。 第1の実施形態の振れ防止機構の構成の一例を示す図である。 第1の実施形態の振れ防止機構の動作を説明するための図である。 第2の実施形態の振れ防止機構の構成の一例を示す図である。 第3の実施形態の振れ防止機構の構成の一例を示す図である。 第3の実施形態の振れ防止機構の動作を説明するための図である。 第4の実施形態の振れ防止機構の構成の一例を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るカメラシステムの構成を示す図である。なお、各図には、必要に応じてX軸方向、Y軸方向およびZ軸方向を矢印で示している。Z軸方向は、後述する撮像素子の撮像面に対して直交する光軸方向である。X軸方向およびY軸方向は互いに直交すると共に、それぞれZ軸方向に対して直交する方向である。
カメラシステムは、振れ防止機構を備えた撮像装置としてのデジタル一眼レフカメラ(以下、カメラという)100と、カメラ100のマウント部101に着脱可能に装着されるレンズ装置200と、を備える。
レンズ装置200は撮影光学系201を有する。撮影光学系201には複数のレンズユニット201a,201b,201cや不図示の絞りが含まれる。
レンズ装置200には、撮影者の手振れを補正するシフト振れ防止機構を有するレンズ装置と、シフト振れ防止機構を有さないレンズ装置とがある。シフト振れ防止機構を有するレンズ装置の場合、撮影光学系201のうち所定のレンズユニットを、手振れが補正できる分だけ光軸L1に直交する方向に移動させることでシフト振れを補正する。この場合、シフト振れは補正できるが、ロール振れは補正することはできない。一方、シフト振れ防止機構が有さないレンズ装置の場合、シフト振れもロール振れも補正することはできない。
レンズ装置200は交換可能であるために、カメラ100にはシフト振れ防止機構を有するレンズ装置が装着される場合と、シフト振れ防止機構を有さないレンズ装置が装着される場合とがある。装着されたレンズ装置のシフト振れ防止機構の有無によるカメラ100の動作の違いについては後述する。
カメラ100は、フォーカルプレーンシャッタ102と、撮像素子ユニット103と、光学フィルタ104と、ディスプレイユニット105とを有する。フォーカルプレーンシャッタ102は複数のシャッタ羽根を有する。撮像素子ユニット103はフォーカルプレーンシャッタ102によって露光量が制御されるCCDセンサまたはCMOSセンサにより構成される撮像素子を含むユニットである。撮像素子ユニット103は接続端子を経由して、撮像素子ユニット103を制御する制御回路に接続される。また、撮像素子ユニット103は撮影光学系201によって形成された被写体像を光電変換して撮像信号を出力する。撮像素子ユニット103から出力された撮像信号に対して所定の処理が行われることにより画像信号が生成される。光学フィルタ104は撮影光学系201から撮像素子ユニット103に至る光軸L1上に配置される。光学フィルタ104は赤外カットフィルタや位相板等の光学素子が積層して構成される。ディスプレイユニット105はカメラ100の背面に配置される。ディスプレイユニット105は生成された画像信号を表示する。使用者は表示画像を電子ファインダ画像として観察することで構図を決めることができる。
また、カメラ100はメインミラー106と、フォーカシングスクリーン107と、ペンタプリズム108と、ファインダレンズ109と、サブミラー110と、コンデンサレンズ111と、再結像レンズ113と、焦点検出センサ114とを有する。メインミラー106はハーフミラーにより構成され、撮影光学系201からの光束の一部を反射すると共に残りを透過させる。フォーカシングスクリーン107はメインミラー106により反射された光束により被写体像を形成する。ファインダレンズ109はフォーカシングスクリーン107上に結像された被写体像を、ペンタプリズム108を通して観察するためのレンズである。フォーカシングスクリーン107、ペンタプリズム108およびファインダレンズ109によりファインダ光学系が構成される。サブミラー110はメインミラー106の背後に配置される。サブミラー110はメインミラー106を透過した光束を反射させてコンデンサレンズ111に導く。メインミラー106とサブミラー110はファインダ光学系を通じて被写体を観察するときには光軸L1内に配置され、電子ファインダ画像により被写体を観察するときおよび撮影するときには光軸L1外の位置に退避する。サブミラー110からコンデンサレンズ111および反射ミラー112を通して入射した光束は再結像レンズ113により分割される。焦点検出センサ114はエリアセンサが設けられ、再結像レンズ113により分割された一対の被写体像を光電変換することで一対の像信号を取得する。一対の像信号の位相差を算出することで位相差検出方式による撮影光学系201の焦点状態の検出が行われる。
また、カメラ100は可動式のフラッシュユニット115と、光学ファインダ内情報表示ユニット116と、振れセンサ117とを有する。フラッシュユニット115はカメラ100に対して突出する発光位置と収納される収納位置との間で移動可能である。光学ファインダ内情報表示ユニット116はフォーカシングスクリーン107上に所定の情報を表示する。振れセンサ117はピッチ方向、ヨー方向、ロール方向の手振れを検出する。振れセンサ117はX軸中心に回転する方向の角度振れであるピッチ振れPと、Y軸中心に回転する方向の角度振れであるヨー振れYと、Z軸方向に回転する角度振れであるロール振れRを検出する。制御回路は振れセンサ117により検出された各方向の振れに基づいてシフト振れとロール振れの量が算出する。なお、制御回路は撮像素子で得られた撮像信号の時間的変化からシフト振れとロール振れの量を算出してもよい。また、制御回路は振れセンサ117と撮像信号の両方を用いてシフト振れとロール振れの量を算出してもよい。振れセンサ117には例えば、角速度センサや加速度センサを用いることができる。
また、カメラ100ではレリーススイッチの半押し操作(撮影準備操作)によって測光や自動焦点調節など撮影準備動作が開始される。また、カメラ100ではレリーススイッチの全押し操作(撮影開始操作)によって画像信号を静止画データまたは動画データとして記録媒体(半導体メモリ等)に記録する撮影動作が開始される。
図2は、図1に示すカメラ100の制御系統を中心としたブロック図である。
図2に示すように、カメラ100はカメラ100全体を制御する制御回路121を有する。制御回路121はフォーカルプレーンシャッタ102、撮像素子ユニット103、ディスプレイユニット105、焦点検出センサ114、振れセンサ117、レリーススイッチ122、記録媒体123などと電気的に接続される。制御回路121はCPU121aを有し、CPU121aがメモリに格納されたプログラムを実行することによってカメラ100全体を制御する。制御回路121は、制御部の一例に対応する。また、撮像素子ユニット103には振れ防止機構を有する。
次に、本実施形態の振れ防止機構に用いられる振動モータ500Aについて説明する。振動モータ500Aは、撮像素子1を移動させる駆動部材として機能する。
図3(a1)、図3(a2)は、振動モータの構成の一例を示す斜視図である。
図3(a1)は振動モータ500Aの分解斜視図であり、図3(a2)は振動モータ500Aの構成を示す斜視図である。
振動モータ500Aは、圧電素子を有する振動部501および2つの突起502を有する振動子503と、第1固定部504および第2固定部505を有する薄板状の保持部材506と、フレキシブルプリント基板などの給電部とを備える。振動子503は第1固定部504を介して保持部材506により固定される。保持部材506は第2固定部505を介して振動モータ500Aを取付部などに取り付ける。
振動モータ500Aは、給電部から高周波交流電圧が印可され振動部501に超音波振動が励振されることにより、突起502が矢印A方向に超音波振動をする。したがって、振動モータ500Aは突起502に圧接された部材を矢印B方向に移動させることができる。なお、保持部材506は薄板状であるために、振動モータ500Aの振動を阻害することはない。また、保持部材506は矢印B方向には機械的な応答遅れがなく振動子503を取付部に保持することができる。このような2つの突起を有する振動モータ500Aの構成や駆動方法については、特許文献2に開示されている。また、保持部材506の構成については、特許文献4に開示されている。
図3(b1)、図3(b2)は、振動モータの他の構成の一例を示す斜視図である。
図3(b1)は振動モータ500Bの分解斜視図であり、図3(b2)は振動モータ500Bの構成を示す斜視図である。
振動モータ500Bは、圧電素子を有する振動部511および1つの突起502を有する振動子513と、第1固定部514および第2固定部515を有する薄板状の保持部材516と、フレキシブルプリント基板などの給電部とを備える。このような1つの突起を有する振動モータの構成や駆動方法については、特許文献3に開示されている。
以下では、振れ防止機構に用いる振動モータは、振動モータ500Aである場合について説明するが、振動モータ500Bであってもよく、その他の振動モータであってもよい。また、保持部材506の図示を省略して振動子503のみ図示している。
次に、振れ防止機構を有する撮像素子ユニット103の構成について説明する。
図4は、撮像素子ユニット103の構成を示す図である。具体的に、図4(a)は撮像素子ユニット103を光軸方向(Z軸方向)から見た正面図である。図4(b)はI−I線断面図であり、図4(c)はII−II線断面図である。
撮像素子ユニット103の振れ防止機構は、撮像素子1と、枠体2と、転動ボール3と、ばね4と、振動モータ5a,5b,5cと、ばね6a,6b,6cと、センサ7a,7b,7cと、基部8a,8bとを有する。
なお、図4(a)では理解を容易にするために、ばね4、ばね6a,6b,6c、基部8a,8bを省略している。また、図4(b)および図4(c)においてグレーで図示している、振動モータ5a,5b,5c、ばね6a,6b,6c、センサ7a,7b,7c、基部8a,8bはXY平面に沿って移動しない部材である。一方、白抜きで図示している、撮像素子1、枠体2、転動ボール3はXY平面に沿って移動可能な部材である。
撮像素子1は、枠体2によって支持される。図4(a)では、撮像素子1の撮像面の中心を点Oで示している。撮像面の中心とは、撮像面に対して直交する方向であるZ軸方向から見て、撮像面のX軸方向の長さにおける中心線Lyと、撮像面のY軸方向の長さにおける中心線Lxとの交点をいう。
枠体2は、撮像素子1を支持する。枠体2は板状であって板面の中央にZ軸方向に突出する支持部2Aが撮像素子1を支持する。図4(b)に示すように、支持部2AはX軸方向から見て略U字状に形成され、振動モータ5aが配置される空間を有する。なお、枠体2は撮像素子1を支持できるのであれば、他の形状であってもよい。
転動ボール3は、基部8aに対して枠体2を移動可能に支持する。具体的には、転動ボール3は、枠体2と基部8aの間に配置され、撮像素子1の撮像面に対して平行な方向であるXY平面に沿って枠体2を移動可能に支持する。ここでは、3つの転動ボール3が枠体2の外側縁に近接して配置されているが、枠体2を移動可能に支持できれば、他の構成であってもよい。転動ボール3は、自在支持部材の一例に対応する。
ばね4は、枠体2を転動ボール3に向けて付勢する。具体的には、ばね4は転動ボール3が枠体2および基部8aに常に接するように枠体2を付勢する。図4(b)に示すように、ばね4は枠体2を矢印n方向に付勢することで、転動ボール3と枠体2の間のガタつきおよび転動ボール3と基部8aとのガタつきを防止する。ばね4には、例えば引張ばねを用いることができる。ここでは、ばね4により枠体2を付勢しているが、ワイヤで枠体2に張力を掛けることで、枠体2を付勢してもよい。
振動モータ5a,5b,5cは、枠体2を撮像素子1の撮像面に平行な方向に移動させる。振動モータ5aは枠体2と基部8aとの間に配置され、振動モータ5b,5cは枠体と基部8bとの間に配置される。
ばね6a,6b,6cは、それぞれ振動モータ5a,5b,5cを枠体2に向けて加圧する。ばね6aは基部8aと振動モータ5aとの間に配置される。ばね6bは基部8bと振動モータ5bとの間に配置される。ばね6cは基部8bと振動モータ5cとの間に配置される。
したがって、振動モータ5a,5b,5cの突起502は、それぞればね6a,6b,6cの作用によって枠体2の一部に圧接される。ここで、振動モータ5a,5b,5cが振動することで、突起502が圧接された枠体2が移動する。具体的には、図4(a)に示すように、振動モータ5aは枠体2を矢印ma方向(Y軸方向)に移動させる。また、振動モータ5bは枠体2を矢印mb方向(X軸方向)に移動させる。また、振動モータ5cは枠体2を矢印mc方向(X軸方向)に移動させる。
なお、枠体2のうち振動モータ5a,5b,5cの突起502が圧接する部位は、振動モータ5の超音波振動による摩擦力で駆動力が生じると共に、その摩擦力に対して耐久性がある材料や表面処理が施されている。
センサ7a,7b,7cは、それぞれ枠体2の矢印ma方向、矢印mb方向、矢印mc方向の変位を検出する。センサ7a,7b,7cには、例えばリニアセンサを用いることができる。リニアセンサは磁気センサや光学センサ等、どのような方式のセンサを用いてもよい。
基部8a,8bは、カメラ100の本体に固定される部材である。基部8aは枠体2の前面側に位置し、基部8bは枠体2の背面側に位置する。また、基部8aは一部が支持部2Aの空間内を挿通し、ばね6aの一端が接地する面として機能する。
このように振動モータ5a,5b,5cは枠体2を矢印ma方向・矢印mb方向・矢印mc方向に駆動可能である。また、センサ7a,7b,7cは同じく矢印ma方向・矢印mb方向・矢印mc方向の変位が検出可能である。したがって、カメラ100では制御回路121がセンサ7a,7b,7cにより検出された変位に基づいて、振動モータ5a,5b,5cをフィードバック制御することが可能である。なお、矢印ma方向・矢印mb方向・矢印mc方向はベクトルとして一次独立である。
ここで、本実施形態の振動モータ5a,5b,5cのうち振動モータ5a,5bは、振動部501が撮像素子1の撮像面に直交する方向の投影(図4(a)に示す斜線H部)に撮像素子1の撮像面の中心Oが含まれている。言い換えると、Z軸方向から見て、振動モータ5a,5bの振動部501は、撮像素子1の撮像面の中心Oと重なり合っている。一方、Z軸方向から見て、振動モータ5cの振動部501は、撮像素子1の撮像面の中心OからZ軸方向に対して直交する方向に離れている。
なお、図4(a)では、振動モータ5a,5bの振動部501の中心と、撮像素子1の撮像面の中心Oとが略一致している場合を示している。
次に、撮像素子ユニット103の振れ防止機構による動作について図5を参照して説明する。
図5(a)は、振動モータ5b,5cが枠体2にそれぞれ矢印mb方向・矢印mc方向で同じ向きの変位が生じるように駆動し、振動モータ5aが矢印ma方向の変位を生じないように駆動している状態を示す図である。図5(a)の状態では、枠体2に支持された撮像素子1をX軸方向に移動させることができる。
図5(b)は、振動モータ5aが枠体2に矢印ma方向の変位が生じるように駆動し、振動モータ5b,5cが矢印mb方向・矢印mc方向の変位が生じないように駆動している状態を示す図である。図5(b)の状態では、枠体2に支持された撮像素子1をY軸方向に移動させることができる。
図5(c)は、振動モータ5cが枠体2に矢印mc方向の変位が生じるように駆動し、振動モータ5a,5bが矢印ma方向・矢印mb方向の変位が生じないように駆動している状態を示す図である。図5(c)の状態では、枠体2に支持された撮像素子1の中心0を回転中心軸とした回転方向(矢印R方向)に移動させることができる。
図5(c)のように、振動モータ5a,5b,5cが撮像素子1を撮像面に直交する方向(Z軸方向)を回転中心軸として回転移動させるモードを第1の動作モードという。第1の動作モードではロール振れを防止することができる。
また、図5(a)、図5(b)および図5(c)の移動を合成させ、撮像素子1を移動させるモードを第2の動作モードという。具体的に、第2の動作モードでは振動モータ5a,5b,5cが撮像面に直交する方向(Z軸方向)を回転中心軸とした回転移動と、撮像面に平行な方向(XY平面方向)の平行移動とを合成して、撮像素子1を移動させる。第2の動作モードではロール振れおよびシフト振れを防止することができる。
第1の動作モードあるいは第2の動作モードに応じてカメラ100の制御回路121が振れ防止機構の振動モータ5a,5b,5cを駆動する。なお、振動モータ5a,5b,5cが枠体2を移動させる方向は矢印ma方向・矢印mb方向・矢印mc方向がベクトルとして一次独立であればよく、振動モータ5a,5b,5cの配置は限定されるものではない。
次に、カメラ100が振れ防止機構を用いて振れを補正する動作について説明する。
まず、制御回路121は振れセンサ117あるいは撮像素子1の出力に基づいてシフト振れおよびロール振れの量を算出する。制御回路121はシフト振れおよびロール振れを補正するために、撮像素子1を移動させる目標位置を算出する。次に、制御回路121は算出した目標位置から、それぞれ矢印ma方向・矢印mb方向・矢印mc方向に必要な撮像素子1の変位を算出する。制御回路121は算出した変位を目標とし、センサ7a,7b,7cにより検出された変位をフィードバックして振動モータ5a,5b,5cを駆動して撮像素子1を移動させることで、撮像素子1により撮像される画像の振れが補正することができる。このような処理は、制御回路121のCPU121aが制御回路121に格納されたプログラムを実行することにより実現することができる。
次に、装着されたレンズ装置200がシフト振れ防止機構を有する場合とシフト振れ防止機構を有さない場合とでそれぞれ、撮像素子ユニット103の振れ防止機構による動作を説明する。
まず、装着されたレンズ装置200がシフト振れ防止機構を有する場合には、シフト方向の振れはレンズ装置200側が補正する。この場合、撮像素子ユニット103の振れ防止機構は第1の動作モードによってロール振れのみを防止するように動作する。具体的には、図5(c)に示すように、振動モータ5cが撮像素子1に矢印mc方向に変位が生じるように駆動し、振動モータ5a,5bが撮像素子1の中心Oの位置を維持するように駆動する。このように、振動モータ5a,5b,5cが駆動することで、ロール振れを主に防止する場合であっても回転中心軸に支持機構を備える必要がないことから撮像素子ユニット103の振れ防止機構の構造を簡素化することができる。このとき、振動モータ5cは大きな変位や高速駆動が必要であって、必要に応じた電力を消費する。一方、振動モータ5a,5bは撮像素子1の中心Oの位置を維持する。ここで、本実施形態では、振動モータ5a,5bは撮像面の中心Oに近接して位置しているので、振動モータ5a,5bは変位や速度が微小のまま撮像素子1の中心Oの位置を維持することができる。したがって、振動モータ5a,5bの消費電力を少なくした状態で撮像素子1の中心Oの位置を維持することができる。
次に、装着されたレンズ装置200がシフト振れ防止機構を有しない場合には、シフト振れとロール振れとの両方をカメラ100側が補正する。この場合、撮像素子ユニット103の振れ防止機構は第2の動作モードによってシフト振れとロール振れとの両方を防止するように動作する。具体的には、図5(a)、図5(b)および図5(c)の移動を合成させ、振動モータ5a,5b,5cが撮像素子1にそれぞれ必要な変位が生じるように駆動する。このように、振動モータ5a,5b,5cが駆動することで、シフト振れとロール振れとの両方を防止することができる。したがって、ロール振れを主に防止する動作ができる振れ防止機構であっても、装着されたレンズ装置200がシフト振れ防止機構を有しない場合にはシフト振れも防止することができる。
なお、装着されたレンズ装置200がシフト振れ防止機構を有しない場合とは、シフト振れ防止機構を有するレンズ装置が装着されていてもレンズ装置200がシフト振れ防止をしない場合も含まれる。撮影者の意図や撮影条件や電源の状態によっては、レンズ装置200がシフト振れ防止機構を有するにも関わらずシフト振れ防止をしない場合も想定されるからである。
このように、本実施形態の振れ防止機構は、撮像素子1の撮像面に対して直交する方向から見て、少なくとも一つ(本実施形態では2つ)の振動モータ5a,5bの振動部501が撮像素子1の撮像面の中心Oと重なり合っている。したがって、ロール振れを防止するときに、振動モータ5a,5bが撮像素子1を支持することから、回転中心軸を支持する支持機構が不要であるために構造を簡素化することができる。また、振動モータ5a,5b,5cを駆動させることでロール振れの防止に加えて、シフト振れを防止することができる。このように、本実施形態の振れ防止機構によれば、簡素化された構造によって、ロール振れを防止することができると共にシフト振れも防止することができる。
なお、本実施形態では、突起502が2つである振動モータ5a,5b,5cを用いる場合について説明したが、撮像面の中心Oに近接して配置する振動モータ5a,5bは、突起502が1つの振動モータであることが好ましい。突起502が1つの振動モータにすることにより1点で枠体2に接することから、振動モータ5cが中心Oを回転中心軸として枠体2を回転移動させるときの回転モーメントを小さくすることができる。したがって、第1の動作モードにおいて振動モータ5cの低消費電力化を図ることができる。
また、本実施形態では、3つの振動モータ5a,5b,5cの全てを基部8a,8bに設ける場合について説明したが、この場合に限られず、振動モータ5a,5b,5cの一部を枠体2に設けてもよい。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態の振れ防止機構を有する撮像素子ユニット203の構成について説明する。ここでは、第1の実施形態と異なる構成をについて説明し、第1の実施形態と同様の構成は同一符号を付して適宜、説明を省略する。
図6は、撮像素子ユニット203の構成を示す図である。具体的に、図6(a)は撮像素子ユニット203をZ軸方向から見た正面図である。図6(b)はI−I線断面図であり、図6(c)はII−II線断面図である。
なお、図6(a)では理解を容易にするために、ばね4、ばね16a,16b,16c、基部18a,18bを省略している。また、図6(b)および図6(c)においてグレーで図示している、基部18a,18bはXY平面に沿って移動しない部材である。一方、白抜きで図示している、撮像素子1、枠体12、転動ボール3、振動モータ15a,15b,15c、ばね16a,16b,16cはXY平面に沿って移動可能な部材である。
第1の実施形態では振動モータ5a,5b,5cが基部8a,8bに設けられており、移動側である枠体2に摩擦力を作用させることで枠体2を移動させていた。本実施形態では、振動モータ15a,15b,15cが枠体12に設けられており、固定側である基部18bに摩擦力を作用させることで枠体12を移動させる。本実施形態の枠体12は、背面側からZ軸方向に延びた後に基部18bと重なり合うように屈曲した支持部12Bを有する。
振動モータ15a,15cは枠体12と基部18bとの間に配置され、振動モータ15bは基部18bと支持部12Bとの間に配置される。
ばね16a,16b,16cは振動モータ15a,15b,15cを基部18bに圧接する位置に配置される。具体的には、ばね16aは枠体12と振動モータ15aとの間に配置される。ばね16bは支持部12Bと振動モータ15bとの間に配置される。ばね16cは枠体12と振動モータ15cとの間に配置される。ばね16a,16b,16cは振動モータ15a,15b,15cと同様に枠体12に設けられている。
なお、基部18bのうち振動モータ15a,15b,15cの突起502が圧接する部位は、振動モータの超音波振動による摩擦力で駆動力が生じると共に、その摩擦力に対して耐久性のある材料や表面処理が施されている。
本実施形態では、振動モータ15a,15b,15cのうち2つの振動モータ15a,15bの振動部501が撮像素子1の撮像面に直交する方向の投影(図6(a)に示す斜線H部)に撮像素子1の撮像面の中心Oが含まれている。言い換えると、Z軸方向から見て、振動モータ15a,15bの振動部501は、撮像素子1の撮像面の中心Oと重なり合っている。一方、Z軸方向から見て、振動モータ15cの振動部501は、撮像素子1の撮像面の中心OからZ軸方向に対して直交する方向に離れている。
したがって、本実施形態の振れ防止機構によれば、第1の実施形態と同様に、簡素化された構造によって、ロール振れを防止することができると共にシフト振れも防止することができる。
また、本実施形態では、振動モータ15a,15b,15cを枠体12に設けることで、振動モータ15a,15b,15cと枠体12とが一体で移動する。すなわち、枠体12を移動させた場合に、振動モータ15a,15bと撮像面の中心Oとの相対的な位置がずれない。したがって、振動モータ15a,15bが中心Oの位置を維持するために必要な変位や速度を小さくすることができるので、第1の実施形態より更に省電力化を図ることができる。
なお、本実施形態では、突起502が2つである振動モータ15a,15b,15cを用いる場合について説明したが、撮像面の中心Oに近接して配置する振動モータ15a,15bは、突起502が1つの振動モータであることが好ましい。突起502が1つの振動モータにすることにより1点で基部18bに接することから、振動モータ15cが中心Oを回転中心軸として枠体12を回転移動させるときの回転モーメントを小さくすることができる。したがって、第1の動作モードにおいて振動モータ15cの低消費電力化を図ることができる。
また、本実施形態では、3つの振動モータ15a,15b,15cの全てを枠体12に設ける場合について説明したが、この場合に限られず、振動モータ15a,15b,15cの一部を基部18a,18bに設けてもよい。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態の振れ防止機構を有する撮像素子ユニット303の構成について説明する。ここでは、第1の実施形態と異なる構成について説明し、第1の実施形態と同様の構成は同一符号を付して適宜、説明を省略する。
図7は、撮像素子ユニット303の構成を示す図である。具体的に、図7(a)は撮像素子ユニット303をZ軸方向から見た正面図である。図7(b)はI−I線断面図であり、図7(c)はII−II線断面図である。
なお、図7(a)では理解を容易にするために、ばね4、ばね26a,26b,26c、基部8a,8bを省略している。また、図7(b)および図7(c)においてグレーで図示している、振動モータ25a,25b,25c、ばね26,26b,26c、センサ7a,7b,7c、基部8a,8bはXY平面に沿って移動しない部材である。一方、白抜きで図示している、撮像素子1、枠体2、転動ボール3はXY平面に沿って移動可能な部材である。
本実施形態では、振動モータ25b、ばね26bの位置が第1の実施形態の振動モータ5b、ばね6bの位置と異なる。一方、振動モータ25a,25c、ばね26a,26cは、第1の実施形態の振動モータ5a,5c、ばね6a,6cと同様である。
振動モータ25bは、Z軸方向から見て、撮像面の中心Oに重なり合わない位置であって、Ly軸上に配置される。ここでは、振動モータ25bは、Lx軸を境界として振動モータ25cが配置されていない側に配置される。したがって、振動モータ25bと振動モータ25cとの間に振動モータ25aが位置している。ただし、振動モータ25bの位置は限定されず、撮像面の中心Oに重なり合わない位置であればよい。なお、ばね28bは、振動モータ25bの位置に合せて振動モータ25bを枠体2に向かって圧接できる位置に配置される。
本実施形態では、振動モータ25a,25b,25cのうち振動モータ25aの振動部501のみが撮像素子1の撮像面に直交する方向の投影(図7(a)斜線H部)に撮像素子1の撮像面の中心Oが含まれている。言い換えると、Z軸方向から見て、振動モータ25aの振動部501のみが撮像素子1の撮像面の中心Oと重なり合っている。一方、振動モータ25b,25cの振動部501は撮像素子1の撮像面の中心OからZ軸方向に対して直交する方向に離れている。
次に、撮像素子ユニット303の振れ防止機構による動作について図8を参照して説明する。
図8(a)は、振動モータ25b,25cが枠体2にそれぞれ矢印mb方向,矢印mc方向で同じ向きの変位が生じるように駆動し、振動モータ25aが矢印ma方向の変位を生じないように駆動している状態を示す図である。図8(a)の状態では、枠体2に支持された撮像素子1をX軸方向に移動させることができる。
図8(b)は、振動モータ25aを枠体2に矢印ma方向の変位が生じるように駆動し、振動モータ25b,25cが矢印mb方向・矢印mc方向の変位が生じないように駆動している状態を示す図である。図8(b)の状態では、枠体2に支持された撮像素子1をY軸方向に移動させることができる。
図8(c)は、振動モータ25b,25cが枠体2にそれぞれ矢印mb方向・矢印mc方向で反対向きの変位が生じるように駆動し、振動モータ25aが矢印ma方向の変位を生じないように駆動している状態を示す図である。図8(c)の状態では、枠体2に支持された撮像素子1の中心Oを回転中心軸とした回転方向(矢印R方向)に移動させることができる。
図8(c)のように、振動モータ25a,25b,25cが撮像素子1を撮像面に直交する方向(Z軸方向)を回転中心軸として回転移動させるモードが第1の動作モードである。第1の動作モードではロール振れを防止することができる。
また、図8(a)、図8(b)および図8(c)の移動を合成させ、撮像素子1を移動させるモードが第2の動作モードである。具体的に、第2の動作モードでは振動モータ25a,25b,25cが撮像面に直交する方向(Z軸方向)を回転中心軸とした回転移動と、撮像面に平行な方向(XY平面方向)の平行移動とを合成して、撮像素子1を移動させる。第2の動作モードではロール振れおよびシフト振れを防止することができる。
第1の動作モードあるいは第2の動作モードに応じてカメラ100の制御回路121が振れ防止機構の振動モータ25a,25b,25cを駆動する。なお、振動モータ25a,25b,25cが枠体2を移動させる方向は矢印ma方向・矢印mb方向・矢印mc方向がベクトルとして一次独立であればよく、振動モータ25a,25b,25cの配置は限定されるものではない。カメラ100が振れ防止機構を用いて振れを補正する動作については、第1の実施形態と同様である。
次に、装着されたレンズ装置200がシフト振れ防止機構を有する場合とシフト振れ防止機構を有さない場合とでそれぞれ、撮像素子ユニット303の振れ防止機構による動作を説明する。
まず、装着されたレンズ装置200がシフト振れ防止機構を有する場合には、シフト方向の振れはレンズ装置200側が補正する。この場合、撮像素子ユニット303の振れ防止機構は第1の動作モードによってロール振れのみを防止するように動作する。具体的には、図8(c)に示すように、振動モータ25b,25cが撮像素子1に矢印mb・矢印mc方向に変位が生じるように駆動し、振動モータ25aが撮像素子1の中心Oの位置を維持するように駆動する。このとき、振動モータ25b,25cは大きな変位や高速駆動が必要であって、必要に応じた電力を消費する。一方、振動モータ25aは撮像素子1の中心Oの位置を維持する。ここで、本実施形態では、振動モータ25aは撮像面の中心Oに近接して位置しているので、振動モータ25aは変位や速度が微小のまま撮像素子1の中心Oの位置を維持することができる。したがって、振動モータ25aの消費電力を少なくした状態で撮像素子1の中心Oの位置を維持することができる。
次に、装着されたレンズ装置200がシフト振れ防止機構を有しない場合には、シフト振れとロール振れとの両方をカメラ100側が補正する。この場合、撮像素子ユニット103の振れ防止機構は第2の動作モードによってシフト振れとロール振れとの両方を防止するように動作する。具体的には、図8(a)、図8(b)および図8(c)の移動を合成させ、振動モータ25a,25b,25cが撮像素子1にそれぞれ必要な変位が生じるように駆動する。このように、振動モータ25a,25b,25cが駆動することで、シフト振れとロール振れとの両方を防止することができる。
このように、本実施形態の振れ防止機構は、撮像素子1の撮像面に対して直交する方向から見て、少なくとも一つの振動モータ25aの振動部501が撮像素子1の撮像面の中心と重なり合っている。したがって、ロール振れを防止するときに、振動モータ25aが撮像素子1を支持する。すなわち、回転中心軸を支持する支持機構が不要であるために構造が簡素化することができる。また、振動モータ25a,25b,25cを駆動させることでロール振れの防止に加えて、シフト振れを防止することができる。このように、本実施形態の振れ防止機構によれば、簡素化された構造によって、ロール振れを主に防止することができると共にシフト振れも防止することができる。
また、本実施形態によれば、ロール振れの防止には、振動モータ25a,25b,25cのうち2つの振動モータ25b,25cを用いることから容易にロール振れを防止することができる。
なお、本実施形態では、突起502が2つである振動モータ25a,25b,25cを用いる場合について説明したが、撮像面の中心Oに近接して配置する振動モータ25aは、突起502が1つの振動モータであることが好ましい。突起502が1つの振動モータにすることにより1点で枠体2に接することから、振動モータ25b,25cが中心Oを回転中心軸として枠体2を回転移動させるときの回転モーメントを小さくすることができる。したがって、第1の動作モードにおいて振動モータ25b,25cの低消費電力化を図ることができる。
また、本実施形態では、3つの振動モータ25a,25b,25cの全てを基部8a,8bに設ける場合について説明したが、この場合に限られず、振動モータ25a,25b,25cの一部を枠体2に設けてもよい。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態の振れ防止機構を有する撮像素子ユニット403の構成について説明する。ここでは、第3の実施形態と異なる構成について説明し、第3の実施形態と同様の構成は同一符号を付して適宜、説明を省略する。
図9は、撮像素子ユニット403の構成を示す図である。具体的に、図9(a)は撮像素子ユニット403をZ軸方向から見た正面図である。図9(b)はI−I線断面図であり、図9(c)はII−II線断面図である。
なお、図9(a)では理解を容易にするために、ばね4、ばね36a,36b,36c、基部38a,38bを省略している。図9(b)および図9(c)においてグレーで図示している、基部38a,38bはXY平面に沿って移動しない部材である。一方、白抜きで図示している、撮像素子1、枠体32、転動ボール3、振動モータ35a,35b,35c、ばね36a,36b,36c、センサ7a,7b,7cはXY平面に沿って移動可能な部材である。
第3の実施形態では、振動モータ25a,25b,25cが基部8a,8bに設けられており、移動側である枠体2に摩擦力を作用させることで枠体2を移動させていた。本実施形態では、振動モータ35a,35b,35cが枠体32に設けられており、固定側である基部38bに摩擦力を作用させることで枠体32を移動させる。本実施形態の枠体32は、背面側からZ軸方向に延びた後に基部38bと重なり合うように屈曲した支持部32Bを有する。
振動モータ35aは基部38bと支持部32Bとの間に配置され、振動モータ35b,35cは枠体32と基部38bとの間に配置される。
ばね36a,36b,36cは振動モータ35a,35b,35cを基部38bに付勢する位置に配置される。具体的には、ばね36aは支持部32Bと振動モータ35aとの間に配置される。ばね36bは枠体32と振動モータ35bとの間に配置される。ばね36cは枠体32と振動モータ35cとの間に配置される。ばね36a,36b,36cは振動モータ35a,35b,35cと同様に枠体32に設けられている。
なお、基部38bのうち振動モータ35a,35b,35cの突起502が圧接する部位は、振動モータの超音波振動による摩擦力で駆動力が生じると共に、その摩擦力に対して耐久性のある材料や表面処理が施されている。
本実施形態では、振動モータ35a,35b,35cのうち振動モータ35aの振動部501のみが撮像素子1の撮像面に直交する方向の投影(図9(a)斜線H部)に撮像素子1の撮像面の中心Oが含まれている。言い換えると、Z軸方向から見て、振動モータ35aの振動部501は、撮像素子1の撮像面の中心Oと重なり合っている。一方、Z軸方向から見て、振動モータ35b,35cの振動部501は、撮像素子1の撮像面の中心OからZ軸方向に対して直交する方向に離れている。
したがって、本実施形態の振れ防止機構によれば、第3の実施形態と同様に、簡素化された構造によって、ロール振れを主に防止することができると共にシフト振れも防止することができる。
また、本実施形態では、振動モータ35a,35b,35cを枠体32に設けることで、振動モータ35a,35b,35cと枠体32とが一体で移動する。すなわち、枠体32を移動させた場合に、振動モータ35aと撮像面の中心Oとの相対的な位置がずれない。したがって、振動モータ35aが中心Oの位置を維持するために必要な変位や速度を小さくすることができるので、第3の実施形態より更に省電力化を図ることができる。
なお、本実施形態では、突起502が2つである振動モータ35a,35b,35cを用いる場合について説明したが、撮像面の中心Oに近接して配置する振動モータ35aは、突起502が1つの振動モータであることが好ましい。突起502が1つの振動モータにすることにより1点で基部38bに接することから、振動モータ35b,35cが中心Oを回転中心軸として枠体32を回転移動させるときの回転モーメントを小さくすることができる。したがって、第1の動作モードにおいて振動モータ35b,35cの低消費電力化を図ることができる。
また、本実施形態では、3つの振動モータ35a,35b,35cの全てを枠体32に設ける場合について説明したが、この場合に限られず、振動モータ35a,35b,35cの一部を基部38a,38bに設けてもよい。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能であり、上述した実施形態を適時組み合わせてもよい。
また、上述した実施形態では、ロール振れを防止したりシフト振れを防止したりする場合について説明したが、防止とはロール振れおよびシフト振れを完全に防止する場合に限られず、ロール振れおよびシフト振れを抑制する場合を含んでいる。
また、上述した実施形態では、本発明を一眼レフカメラ100に適用する場合について説明したが、この場合に限定されず、撮像素子を有する機器であれば適用可能であり、レンズ装置を装着できなくてもよい。すなわち、撮像素子を有する、PDA、携帯電話端末、スマートフォン、携帯型の画像ビューワ、デジタルフォトフレーム、音楽プレーヤー、ゲーム機、電子ブックリーダーなどに適用可能である。
また、上述した実施形態では、振動モータの振動部501の中心と、撮像素子1の撮像面の中心Oとが略一致している場合について説明したが、振動モータの振動部501が撮像面の中心Oと重なり合う程度に中心Oに近接していてもよい。
また、上述した実施形態では、それぞれ3つのモータが振動モータである場合について説明したが、この場合に限られず、中心Oに近接して配置するモータを振動モータすれば、他のモータは振動モータ以外の電磁モータ等であってもよい。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してカメラ100に供給し、カメラ100のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
100:カメラ(撮像装置) 200:レンズ装置 103,203,303,403:撮像素子ユニット 121:制御回路(制御部) 1:撮像素子 2:枠体 5a,5b,5c:振動モータ(駆動部材) 15a,15b,15c:振動モータ 25a,25b,25c:振動モータ 35a,35b,35c:振動モータ

Claims (8)

  1. 撮像素子と、
    前記撮像素子を支持する枠体と、
    前記撮像素子の撮像面と平行な方向に前記枠体を移動させる駆動部材と、を備え、
    前記駆動部材は、振動が生じる振動部を有し、
    前記撮像素子の撮像面に対して直交する方向から見て、少なくとも一つの駆動部材の振動部は、前記撮像素子の撮像面の中心と重なり合っていて、
    少なくとも一つの前記駆動部材は、前記枠体と一体で移動可能に保持されていることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記駆動部材として、第1の振動モータと、第2の振動モータとを有し、
    前記撮像素子の撮像面に対して直交する方向から見て、前記第1の振動モータおよび前記第2の振動モータの振動部は、互いに重なり合っていると共に、前記撮像素子の撮像面の中心と重なり合っていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記駆動部材として、第3の振動モータを有し、
    前記第3の振動モータの振動部は、前記撮像素子の撮像面に対して直交する方向から見て、前記撮像素子の撮像面の中心から離れていることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記駆動部材として、第1の振動モータと、第2の振動モータと、第3の振動モータとを有し、
    前記第1の振動モータの振動部は、前記撮像素子の撮像面に対して直交する方向から見て、前記撮像素子の撮像面の中心と重なり合い、
    前記第2の振動モータの振動部および前記第3の振動モータの振動部は、前記撮像素子の撮像面に対して直交する方向から見て、前記撮像素子の撮像面の中心から離れていることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記第2の振動モータの振動部および前記第3の振動モータの振動部は、前記撮像素子の撮像面に対して直交する方向から見て、互いに重なり合わないように配置されていることを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記駆動部材のち少なくとも前記撮像素子の撮像面の中心と重なり合っている駆動部材は、前記枠体に対して1点で接していることを特徴とする請求項1ないし5の何れか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記駆動部材を駆動させる制御部を備え、
    前記制御部は、
    前記撮像面と直交する方向を回転中心軸として前記撮像素子が回転移動させる第1の動作モードと、
    前記撮像面と直交する方向を回転中心軸とした回転移動と、前記撮像面と平行な方向の平行移動とを合成させて前記撮像素子を移動させる第2の動作モードとの何れか動作モードに応じて前記駆動部材を駆動するように制御することを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載の撮像装置。
  8. レンズ装置を着脱可能であって、
    前記制御部は、
    装着されたレンズ装置が光軸に直交する方向の振れ防止をする場合には、前記第1の動作モードに応じて前記駆動部材を駆動し、
    装着されたレンズ装置が光軸に直交する方向の振れ防止をしない場合には、前記第2の動作モードに応じて前記駆動部材を駆動するように制御することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
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