JP6958161B2 - プリンタ、スキャナプロファイル補正プログラム及びスキャナプロファイル補正方法 - Google Patents

プリンタ、スキャナプロファイル補正プログラム及びスキャナプロファイル補正方法 Download PDF

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Description

本発明は、プリンタ、スキャナプロファイル補正プログラム及びスキャナプロファイル補正方法に関し、特に、スキャナと分光測色器とを備えるプリンタ、ジョブの処理中にスキャナプロファイルを補正するスキャナプロファイル補正プログラム及びスキャナプロファイル補正方法に関する。
スキャナは分光測色器に比べて解像度が高いため、チャート以外の画像の読み取りが可能であり、チャート以外の画像に対してのカラーマネジメントへの利用が期待されている。カラーマネジメントでは、デバイスに依存しない色彩値が必要となるが、スキャナ単体ではデバイスに依存しない色彩値を取得することができないため、カラーマネジメントを行う際には、スキャナプロファイルが用いられる。このスキャナプロファイルは、プリンタで出力した色票(パッチ)を配列したチャート(カラーチャート)をスキャナと分光測色器とで測定し、スキャナの測定値(例えば、RGB値)と分光測色器の測定値(例えば、CIE 1976色空間のL*a*b*値、CIE 1931色空間のXYZ値、CIE 1976色空間のL*u*v*値、CIECAM02の値など、以下、測色値と呼ぶ。)とを対応付けることによって作成することができる。
スキャナプロファイルは、スキャナの測定値が安定していることが前提となるが、経時的な変化や環境条件の変化などによってスキャナの測定値が変動するため、適切なタイミングでスキャナプロファイルを補正する必要が生じる。このスキャナプロファイルの補正に関して、例えば、下記特許文献1には、印刷エンジンに、第1のカラーチャート及びプリンタの色域の外殻の特定色のパッチを配置した第2のカラーチャートを印刷させ、インラインスキャナ及びインライン測色器に、第1及び第2のカラーチャートのRGB値及び測色値を取得させる制御部を備え、制御部は、第1のカラーチャートの各パッチのRGB値と測色値とを対応付けるスキャナプロファイルを作成し、第1のカラーチャートの各パッチのRGB値及び測色値の少なくとも一方を用いて、プリンタの第1の色域を特定すると共に、第2のカラーチャートの特定色のパッチのRGB値及び測色値の少なくとも一方を用いて、プリンタの第2の色域を特定し、第1の色域と第2の色域とを比較した結果に基づいて、スキャナプロファイルを修正する方法が開示されている。
また、補正のタイミングに関する技術として、例えば、下記特許文献2には、記録媒体上に画像を形成する記録ヘッドと、入力された画像データに対して色補正処理を行う色補正処理手段と、前記色補正処理後の画像データに基づいて前記記録ヘッドを制御することにより当該画像データに対応した画像を記録媒体上に形成させる画像出力制御手段と、前記記録ヘッドを制御することにより記録媒体上に測色用パッチを形成させるパッチ形成制御手段と、画像形成時の出力条件及びその条件下で形成された測色用パッチの測定結果を記憶する記憶手段と、印刷ジョブの開始前又は実行中に測色用パッチの形成とその測色が行われ、当該測定結果と前記記憶手段に記憶されている測定結果との差異が所定の許容範囲を超える場合に、前記色補正処理手段の色補正処理に用いる補正データを変更する補正データ変更手段と、を備えた画像形成装置が開示されている。
特開2017−069855号公報 特開2010−137474号公報
特許文献1に示すように、スキャナプロファイルの補正には、プリンタでカラーチャートを出力する必要があり、カラーチャートの出力中はジョブの処理を中断させなければならない。そこで、従来は、印刷枚数や前回の補正からの経過時間などを監視し、印刷枚数や経過時間が予め定めた閾値を超えたら、ジョブの切れ目でカラーチャートを印刷してスキャナプロファイルを補正していた。
また、特許文献2では、実際の印刷作業(本刷り)を行う前に、いわゆるテスト印刷(校正刷り)を行い、その際、記録媒体の余白部分(非画像部)に測色用パッチを形成し、その測色用パッチをインライン検出器(RGBアレイセンサ)で読み取り、当該測定結果と記憶手段に記憶されている測定結果との差異が所定の許容範囲を超える場合に、色補正処理に用いる補正データを変更している。
しかしながら、出力物を常時監視するようなシステムにおいて、大量ページを有するジョブを出力する場合に、出力途中でスキャナの測定値が変動してしまう可能性があり、上記のジョブの切れ目でカラーチャートを印刷する方法では、スキャナプロファイルを適切に補正することができない。また、特許文献2のように、テスト印刷の用紙の余白部分にパッチを配置する方法では、当該余白部分にスキャナプロファイルの補正で必要となる全てのパッチを配置するのは困難である。また、特許文献2のように、インラインのスキャナでパッチを読み取る場合は、用紙の上下左右の余白にパッチを配置することができるが、インラインのスキャナ及び分光測色器でパッチを読み取る場合は、インラインの測色器で読み取り可能な、余白の一部にしかパッチを配置することができないため、スキャナプロファイルの補正で必要となる全てのパッチを配置するのは更に困難になる。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、ジョブの処理中に適切にスキャナプロファイルを補正することができるプリンタ、スキャナプロファイル補正プログラム及びスキャナプロファイル補正方法を提供することにある。
本発明の一側面は、ジョブの画像を用紙に印刷する際に、前記ジョブの画像と共に前記用紙の余白にパッチを印刷可能な印刷処理部と、前記パッチをスキャンして第1色彩値を読み取るインラインのスキャナと、前記パッチを測色して第2色彩値を読み取るインラインの分光測色器と、を備えるプリンタであって、前記第1色彩値と前記第2色彩値とを対応付けるスキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する色の中から、1又は複数の色を順次選択し、前記ジョブの画像が印刷される用紙の余白に前記1又は複数の色のパッチを順次配置して、前記ジョブの画像及び前記1又は複数の色のパッチの印刷を前記印刷処理部に指示するパッチ配置部と、前記スキャナから前記1又は複数の色のパッチの第1色彩値を取得し、前記分光測色器から前記1又は複数の色のパッチの第2色彩値を取得したら、当該第1色彩値及び第2色彩値に基づいて、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータを更新するスキャナプロファイル管理部と、を備え、前記スキャナプロファイル管理部は、第1用紙の余白を前記スキャナが読み取った基準値と前記第1用紙よりも後の第2用紙の余白を前記スキャナが読み取った比較値とを取得し、前記基準値と前記比較値との差分と予め定めた閾値とを比較し、前記差分が前記閾値を超えたら、前記パッチ配置部は、前記印刷処理部に前記ジョブの画像及び前記1又は複数の色のパッチを印刷させ、前記スキャナプロファイル管理部は、前記スキャナプロファイルを更新する、ことを特徴とする。
発明の一側面は、ジョブの画像を用紙に印刷する際に、前記ジョブの画像と共に前記用紙の余白にパッチを印刷可能な印刷処理部と、前記パッチをスキャンして第1色彩値を読み取るインラインのスキャナと、前記パッチを測色して第2色彩値を読み取るインラインの分光測色器と、を備えるプリンタであって、前記第1色彩値と前記第2色彩値とを対応付けるスキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する全ての色の中から、1又は複数の色を順次選択し、前記ジョブの画像が印刷される用紙の余白に前記1又は複数の色のパッチを順次配置して、前記ジョブの画像及び前記1又は複数の色のパッチの印刷を前記印刷処理部に指示するパッチ配置部と、前記スキャナから前記1又は複数の色のパッチの第1色彩値を取得し、前記分光測色器から前記1又は複数の色のパッチの第2色彩値を取得したら、当該第1色彩値及び第2色彩値に基づいて、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータを更新するスキャナプロファイル管理部と、を備え、前記パッチ配置部は、複数枚の前記用紙に渡って前記1又は複数の色のパッチを前記余白に順次配置することで、前記チャートを構成する全ての色のパッチを印刷させ、前記スキャナプロファイル管理部は、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータの前記更新による前記スキャナプロファイルの部分的な補正を複数回行うことで、前記スキャナプロファイ全体を補正する、ことを特徴とする
本発明の一側面は、ジョブの画像を用紙に印刷する際に、前記ジョブの画像と共に前記用紙の余白にパッチを印刷可能な印刷処理部と、前記パッチをスキャンして第1色彩値を読み取るスキャナと、前記パッチを測色して第2色彩値を読み取る分光測色器と、を制御する装置で動作するスキャナプロファイル補正プログラムであって、前記装置に、前記第1色彩値と前記第2色彩値とを対応付けるスキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する色の中から、1又は複数の色を順次選択し、前記ジョブの画像が印刷される用紙の余白に前記1又は複数の色のパッチを順次配置して、前記ジョブの画像及び前記1又は複数の色のパッチの印刷を前記印刷処理部に指示するパッチ配置処理、前記スキャナから前記1又は複数の色のパッチの第1色彩値を取得し、前記分光測色器から前記1又は複数の色のパッチの第2色彩値を取得したら、当該第1色彩値及び第2色彩値に基づいて、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータを更新する更新処理、を実行させ、前記パッチ配置処理の前に、前記装置に、第1用紙の余白を前記スキャナが読み取った基準値と前記第1用紙よりも後の第2用紙の余白を前記スキャナが読み取った比較値とを取得し、前記基準値と前記比較値との差分と予め定めた閾値とを比較する比較処理を実行させ、前記差分が前記閾値を超えたら、前記装置に、前記パッチ配置処理及び前記更新処理を実行させる、ことを特徴とする。
本発明の一側面は、ジョブの画像を用紙に印刷する際に、前記ジョブの画像と共に前記用紙の余白にパッチを印刷可能な印刷処理部と、前記パッチをスキャンして第1色彩値を読み取るスキャナと、前記パッチを測色して第2色彩値を読み取る分光測色器と、を制御する装置で動作するスキャナプロファイル補正プログラムであって、前記装置に、前記第1色彩値と前記第2色彩値とを対応付けるスキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する全ての色の中から、1又は複数の色を順次選択し、前記ジョブの画像が印刷される用紙の余白に前記1又は複数の色のパッチを順次配置して、前記ジョブの画像及び前記1又は複数の色のパッチの印刷を前記印刷処理部に指示するパッチ配置処理と、前記スキャナから前記1又は複数の色のパッチの第1色彩値を取得し、前記分光測色器から前記1又は複数の色のパッチの第2色彩値を取得したら、当該第1色彩値及び第2色彩値に基づいて、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータを更新する更新処理と、を実行させ、前記パッチ配置処理では、複数枚の前記用紙に渡って前記1又は複数の色のパッチを前記余白に順次配置することで、前記チャートを構成する全ての色のパッチを印刷させ、前記更新処理では、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータの前記更新による前記スキャナプロファイルの部分的な補正を複数回行うことで、前記スキャナプロファイ全体を補正する、ことを特徴とする。
本発明の一側面は、ジョブの画像を用紙に印刷する際に、前記ジョブの画像と共に前記用紙の余白にパッチを印刷可能な印刷処理部と、前記パッチをスキャンして第1色彩値を読み取るスキャナと、前記パッチを測色して第2色彩値を読み取る分光測色器と、を備えるシステムにおけるスキャナプロファイル補正方法であって、前記第1色彩値と前記第2色彩値とを対応付けるスキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する色の中から、1又は複数の色を順次選択し、前記ジョブの画像が印刷される用紙の余白に前記1又は複数の色のパッチを順次配置して、前記ジョブの画像及び前記1又は複数の色のパッチの印刷を前記印刷処理部に指示するパッチ配置処理と、前記スキャナから前記1又は複数の色のパッチの第1色彩値を取得し、前記分光測色器から前記1又は複数の色のパッチの第2色彩値を取得したら、当該第1色彩値及び第2色彩値に基づいて、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータを更新する更新処理と、を実行し、前記パッチ配置処理の前に、第1用紙の余白を前記スキャナが読み取った基準値と前記第1用紙よりも後の第2用紙の余白を前記スキャナが読み取った比較値とを取得し、前記基準値と前記比較値との差分と予め定めた閾値とを比較する比較処理を実行し、前記差分が前記閾値を超えたら、前記パッチ配置処理及び前記更新処理を実行する、ことを特徴とする。
本発明の一側面は、ジョブの画像を用紙に印刷する際に、前記ジョブの画像と共に前記用紙の余白にパッチを印刷可能な印刷処理部と、前記パッチをスキャンして第1色彩値を読み取るスキャナと、 前記パッチを測色して第2色彩値を読み取る分光測色器と、を備えるシステムにおけるスキャナプロファイル補正方法であって、前記第1色彩値と前記第2色彩値とを対応付けるスキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する全ての色の中から、1又は複数の色を順次選択し、前記ジョブの画像が印刷される用紙の余白に前記1又は複数の色のパッチを順次配置して、前記ジョブの画像及び前記1又は複数の色のパッチの印刷を前記印刷処理部に指示するパッチ配置処理と、前記スキャナから前記1又は複数の色のパッチの第1色彩値を取得し、前記分光測色器から前記1又は複数の色のパッチの第2色彩値を取得したら、当該第1色彩値及び第2色彩値に基づいて、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータを更新する更新処理と、を実行し、前記パッチ配置処理では、複数枚の前記用紙に渡って前記1又は複数の色のパッチを前記余白に順次配置することで、前記チャートを構成する全ての色のパッチを印刷し、前記更新処理では、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータの前記更新による前記スキャナプロファイルの部分的な補正を複数回行うことで、前記スキャナプロファイ全体を補正する、ことを特徴とする。
本発明のプリンタ、スキャナプロファイル補正プログラム及びスキャナプロファイル補正方法によれば、ジョブの処理中に適切にスキャナプロファイルを補正することができる。
その理由は、ジョブの画像を用紙に印刷する際に、ジョブの画像と共に用紙の余白にパッチを印刷可能な印刷処理部と、パッチをスキャンしてRGB値を読み取るスキャナと、パッチを測色してL*a*b*値やXYZ値などの測色値を読み取る分光測色器と、を備えるシステムにおいて、RGB値と測色値とを対応付けるスキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する色の中から、1又は複数の色を順次選択して、ジョブの画像が印刷される用紙の余白に選択した1又は複数の色のパッチを順次配置し、スキャナから1又は複数の色のパッチをスキャンしたRGB値を取得し、分光測色器から1又は複数の色のパッチを測色した測色値を取得したら、当該RGB値及び測色値に基づいて、スキャナプロファイルの1又は複数の色に対応するデータを更新するからである。
本発明の第1の実施例に係る印刷システムの構成例を示す模式図である。 本発明の第1の実施例に係る印刷システムの他の構成例を示す模式図である。 本発明の第1の実施例に係る印刷システムの他の構成例を示す模式図である。 本発明の第1の実施例に係るクライアント装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るコントローラの構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るプリンタ(インラインスキャナ及びインライン測色器を含む場合)の構成例を示す模式図である。 本発明の第1の実施例に係るプリンタ(コントローラ、インラインスキャナ及びインライン測色器を含む場合)の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施例に係るプリンタ(コントローラ、インラインスキャナ及びインライン測色器を含む場合)の動作を示すフローチャート図である。 本発明の第1の実施例に係るスキャナプロファイル補正方法を示す模式図である。 本発明の第2の実施例に係るプリンタ(コントローラ、インラインスキャナ及びインライン測色器を含む場合)の動作を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施例に係るプリンタ(コントローラ、インラインスキャナ及びインライン測色器を含む場合)の動作(プロファイル更新処理)を示すフローチャート図である。 本発明の第2の実施例に係るスキャナプロファイル補正方法を示す模式図である。 本発明の第3の実施例に係るプリンタ(コントローラ、インラインスキャナ及びインライン測色器を含む場合)の動作を示すフローチャート図である。 スキャナプロファイルを用いた色変換方法を説明する模式図である。 スキャナプロファイルの一例である。
背景技術で示したように、カラーマネジメントではデバイスに依存しない色彩値が必要となるが、スキャナ単体ではデバイスに依存しない色彩値を取得することができないため、スキャナプロファイルが用いられる。例えば、図14に示すように、CMYKの出力物をスキャナで読み取ると、RGBの読取画像が得られるが、カラーマネジメントではデバイスに依存しない色彩値が必要となるため、スキャナプロファイルを用いてRGBをL*a*b*などの測色値に変換する。
スキャナプロファイルは、プリンタで出力したカラーチャートをスキャナと分光測色器とで測定し、図15に示すように、スキャナで各パッチを測定して得たRGB値と分光測色器で各パッチを測定して得たL*a*b*値などの測色値とを対応付けることによって作成することができるが、経時的な変化や環境条件の変化などによってスキャナの測定値が変動するため、適切なタイミングでスキャナプロファイルを補正する必要が生じる。
スキャナプロファイルの補正には、プリンタでカラーチャートを出力する必要があり、カラーチャートの出力中はジョブの処理を中断させなければならない。そこで、従来は、印刷枚数や経過時間が予め定めた閾値を超えたら、ジョブの切れ目でカラーチャートを印刷してスキャナプロファイルを補正したり、テスト印刷(校正刷り)において、色補正処理に用いる補正データを変更したりしていた。
しかしながら、大量ページを有するジョブを出力する場合に、出力途中でスキャナの測定値が変動してしまう可能性があり、上記のジョブの切れ目でカラーチャートを印刷する方法では、スキャナプロファイルを適切に補正することができない。また、テスト印刷の用紙の余白部分にパッチを配置する方法では、余白部分にスキャナプロファイルの補正で必要となる全てのパッチを配置することは困難であり、特に、インラインのスキャナ及び分光測色器でパッチを読み取る場合は、インラインの分光測色器で読み取り可能な、余白の一部にしかパッチを配置することができないため、パッチの配置が更に困難になる。
そこで、本発明の一実施の形態では、ジョブの途中でスキャナプロファイルを補正することを前提とし、複数枚に渡って配置したパッチを用いて部分的な補正を繰り返すことでスキャナプロファイル全体を補正する。その際、必要に応じて、用紙の余白位置の測定値に基づいて補正が必要なタイミングを判断し、スキャナプロファイルの補正を実行する。
具体的には、印刷エンジンとインラインスキャナとインライン測色器とを備えるプリンタにおいて、ジョブの各ページの余白に、スキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する色の中から選択される1又は複数の色のパッチを順に配置し、各ページの余白に配置した1又は複数の色のパッチをインラインスキャナ及びインライン測色器の双方で読み取ってスキャナプロファイルの格子点の更新データを作成し、その更新データを用いてスキャナプロファイルの格子点のデータを順次補正する。このような制御を行うことにより、ジョブを止めることなく、スキャナプロファイルの精度を保つことができる。また、部分的な補正を適用することにより、少ないパッチでもスキャナプロファイルの精度を向上させることができる。
また、ジョブの各ページの余白をインラインスキャナで読み取り、余白の測定値の差分と予め定めた閾値とを比較し、余白の測定値の差分が閾値を超えたら、スキャナプロファイルの補正が必要と判断し、各ページの余白に選択される1又は複数の色のパッチを配置してスキャナプロファイルの格子点のデータを順次補正する。また、スキャナプロファイルの補正中においても、余白の測定値の差分と閾値とを比較し、余白の測定値の差分が閾値以下になったら、スキャナプロファイルの補正が不要と判断し、余白へのパッチの配置及びスキャナプロファイルの格子点の補正を省略する。このように適切なタイミングでスキャナプロファイルの補正を行うことにより、無駄にパッチを印刷したりスキャナプロファイルを補正したりすることなく、スキャナプロファイルの精度悪化を未然に防止することができる。
なお、本明細書において、プロファイルとは色変換テーブルのことを指す。プロファイルのなかでも、ICC(International Color Consortium)プロファイルが印刷業界のみならず、IT業界においても広く使われており、実質的にデファクトスタンダードとなっている。上記ICCプロファイルでは対応表の入力値は格子数に基づき定義されており、例えば格子数が6であれば、0から255を(格子数−1)で割った値が入力値の刻み幅となる。従って、R、G、Bのそれぞれが0、51、102、153、204、255の値を持ち、対応表には、6の3乗の組み合わせの入力値とそれに対応する測色値とが記載されることになる。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の第1の実施例に係るプリンタ、スキャナプロファイル補正プログラム及びスキャナプロファイル補正方法について、図1乃至図9を参照して説明する。図1乃至図3は、本実施例の印刷システムの構成例を示す模式図であり、図4は、本実施例のクライアント装置の構成を示すブロック図、図5は、本実施例のコントローラの構成を示すブロック図である。また、図6は、本実施例のプリンタ(インラインスキャナ及びインライン測色器を含む場合)の構成例を示す模式図であり、図7は、プリンタ(コントローラ、インラインスキャナ及びインライン測色器を含む場合)の構成を示すブロック図である。また、図8は、本実施例のプリンタ(コントローラ、インラインスキャナ及びインライン測色器を含む場合)の動作を示すフローチャート図であり、図9は、本実施例のスキャナプロファイル補正方法を示す模式図である。
図1に示すように、本実施例の印刷システムは、イントラネット上に、通信ネットワーク50で接続可能なクライアント装置10とコントローラ20とプリンタ30とがそれぞれ配置される。この通信ネットワーク50の規格としてEthernet(登録商標)などを用いることができるが、コントローラ20からプリンタ30へのデータ転送は、Ethernet(登録商標)以外にIEEE1394、Parallelなどを用いることも可能である。
なお、図1では、コントローラ20とプリンタ30とを別々の装置としているが、図2に示すように、プリンタ30がコントローラ20を内包する構成としてもよい。また、図1及び図2では、プリンタ30がスキャナ及び分光測色器の機能を備える構成としているが、図3に示すように、プリンタ30とは別に測定器40(スキャナ及び分光測色器)を備える構成としてもよい。以下、図1の構成を前提にして、各装置について詳細に説明する。
[クライアント装置]
クライアント装置10は、パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置であり、ジョブを作成してコントローラ20に送信する。このクライアント装置10は、図4(a)に示すように、制御部11と記憶部12とネットワークI/F部13と表示部14と操作部15などで構成される。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)11aとROM(Read Only Memory)11bやRAM(Random Access Memory)11cなどのメモリとで構成され、CPU11aは、ROM11bや記憶部12に記憶した制御プログラムをRAM11cに展開して実行することにより、クライアント装置10全体の動作を制御する。また、図4(b)に示すように、上記制御部11(CPU11a)により、OS(Operating System)16、文書作成アプリケーション17、プリンタドライバ18などが実行される。
OS16は、Windows(登録商標)やmacOS(登録商標)、Android(登録商標)などであり、クライアント装置10で文書作成アプリケーション17やプリンタドライバ18を動作可能にする。
文書作成アプリケーション17は、文章作成や表計算、画像加工などを行うソフトウェアであり、印刷指示の際にプリンタドライバ18を読み出し、文書作成アプリケーション17で作成した原稿データをプリンタドライバ18に転送する。
プリンタドライバ18は、文書作成アプリケーション17で作成した原稿データを、コントローラ20が解釈可能な言語のジョブ(PJL(Printer Job Language)やPS(PostScript)、PCL(Printer Control Language)等のページ記述言語で記述されたPDL(Page Description Language)データ、または、PDF(Portable Document Format)データ)に変換する。このジョブには、プリンタドライバ18の印刷設定画面で設定された画像形成条件がプリントチケットやヘッダなどに記述されて付加される。
記憶部12は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などで構成され、CPU11aが各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、文書作成アプリケーション17が作成した原稿データ、プリンタドライバ18が作成したジョブなどを記憶する。
ネットワークI/F部13は、NIC(Network Interface Card)やモデムなどで構成され、クライアント装置10を通信ネットワーク50に接続し、コントローラ20にジョブを送信する。
表示部14は、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(electroluminescence)表示装置などで構成され、文書作成アプリケーション17の原稿作成画面、プリンタドライバ18の印刷設定画面などを表示する。
操作部15は、マウスやキーボードなどで構成され、文書作成アプリケーション17による原稿の作成、プリンタドライバ18による印刷条件の設定などの操作を可能にする。
[コントローラ]
コントローラ20は、プリンタ30を制御する制御装置である。このコントローラ20は、図5(a)に示すように、制御部21と記憶部22と画像処理部23とネットワークI/F部24とプリンタI/F部25と必要に応じて表示部及び操作部(図示せず)などで構成される。
制御部21は、CPU21aと、ROM21bやRAM21cなどのメモリとで構成され、CPU21aは、ROM21bや記憶部22に記憶した制御プログラムをRAM21cに展開して実行することにより、コントローラ20全体の動作を制御する。
記憶部22は、HDDやSSDなどで構成され、CPU21aが各部を制御するためのプログラム、クライアント装置10から受信したジョブ、ジョブに基づいて生成した画像データ、各種プロファイル、各種プロファイルの作成に使用されるチャートのデータ、プリンタ30の機械状態情報などを保存する。
画像処理部23は、クライアント装置10から受信したジョブ(例えば、PDLデータ)の処理方法や各種画像生成命令を解析する。また、画像処理部23は、RIP(Raster Image Processor)として機能し、PDLデータを翻訳し、ジョブの各ページをラスタライズしてビットマップ形式の画像データを生成する。
ネットワークI/F部24は、NICやモデムなどで構成され、コントローラ20を通信ネットワーク50に接続し、クライアント装置10からジョブなどを受信する。プリンタI/F部25は、コントローラ20をプリンタ30に接続するための専用インターフェイスであり、プリンタ30から機械状態情報を受信したり、プリンタ30にビットマップ形式の画像データなどを送信して出力指示を行ったりする。
また、上記制御部21は、図5(b)に示すように、パッチ配置部26、スキャナプロファイル管理部27などとしても機能する。
パッチ配置部26は、ジョブで指定された用紙に、ジョブに基づいて生成した画像を配置した場合の用紙の余白を特定すると共に、スキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する色の中から1又は複数の色を順次選択し、ジョブの画像が印刷される用紙の余白に選択した1又は複数の色のパッチを順次配置し、プリンタ30にジョブの画像及びパッチの印刷を指示する。
スキャナプロファイル管理部27は、スキャナプロファイルを管理し、用紙の余白に配置したパッチを測定器40のスキャナ及び分光測色器(又は、プリンタ30に設けられたインラインスキャナ及びインライン測色器)が読み取った測定値(スキャナ又はインラインスキャナが読み取った第1色彩値(本実施例ではRGB値とする。)及び分光測色器又はインライン測色器が読み取った第2色彩値(本実施例では測色値とする。))を取得する。そして、取得したRGB値及び測色値に基づいて、スキャナプロファイルの格子点の更新データを作成し、スキャナプロファイルの各格子点のデータを作成した更新データで置き換えることにより、スキャナプロファイルを部分的に補正する。
上記パッチ配置部26、スキャナプロファイル管理部27はハードウェアとして構成してもよいし、制御部21をパッチ配置部26、スキャナプロファイル管理部27として機能させるスキャナプロファイル補正プログラムとして構成し、当該スキャナプロファイル補正プログラムをCPU21aに実行させるようにしてもよい。
[プリンタ]
プリンタ30は、コントローラ20の指示に基づいて印刷を行うMFP(Multi-Functional Peripherals)などの画像形成装置である。本実施例では、プリンタ30は、図6に示すように、用紙の搬送経路上にインラインスキャナ36a及びインライン測色器36bを備えるものとする。このプリンタ30は、図7(a)に示すように、制御部31と記憶部32とコントローラI/F部33と表示操作部34と画像処理部35と印刷処理部36などで構成される。
制御部31は、CPU31aとROM31bやRAM31cなどのメモリとで構成され、CPU31aは、ROM31bや記憶部32に記憶した制御プログラムをRAM31cに展開して実行することにより、プリンタ30全体の動作を制御する。
記憶部32は、HDDやSSDなどで構成され、CPU31aが各部を制御するためのプログラム、自装置の処理機能に関する情報、スキャナプロファイル、プリンタプロファイル、スキャナプロファイルやプリンタプロファイルの作成に使用されるチャートのデータなどを記憶する。
コントローラI/F部33は、プリンタ30をコントローラ20に接続するための専用インターフェイスであり、コントローラ20から画像データなどを受信する。なお、プリンタ30がコントローラ20の機能を備える場合は、クライアント装置10からジョブを受信する。
表示操作部34は、表示部上に透明電極が格子状に配置された感圧式の操作部(タッチセンサ)を設けたタッチパネルなどであり、印刷処理に関する各種画面を表示し、印刷に関する各種操作を可能にする。
画像処理部35は、プリンタ30がコントローラ20の機能を備える場合に設けられ、クライアント装置10から受信したジョブ(例えば、PDLデータ)の処理方法や各種画像生成命令を解析する。また、PDLデータを翻訳し、ジョブの各ページをラスタライズしてビットマップ形式の画像データを生成する。そして、生成した画像データを印刷処理部36に転送する。
印刷処理部(印刷エンジン)36は、画像データに基づいて印刷処理を実行する。この印刷処理部36は、例えば、帯電装置により帯電された感光体ドラムに露光装置から画像に応じた光を照射して静電潜像を形成し、現像装置で、帯電したトナーを感光体ドラムに付着させて現像し、そのトナー像を転写ベルトに1次転写し、転写ベルトから用紙に2次転写し、更に定着装置で用紙上のトナー像を定着させる処理を行う。また、プリンタ30が測定器40の機能を備える場合、印刷処理部36は、インラインスキャナ36a及びインライン測色器36bを含む。
インラインスキャナ36aは、例えば、RGBの3種類のセンサで構成され、RGBセンサで出力物の全面をスキャンしたら、読み取ったRGB値を出力する。
インライン測色器36bは、例えば、光の波長ごとに計測可能なスペクトル方式の測色器(分光測色器)であり、出力物の主走査方向の略中央部を測色したら、読み取った測色値(L*a*b*値、XYZ値など)を出力する。
プリンタ30がコントローラ20の機能を備える場合、上記制御部31は、図7(b)に示すように、パッチ配置部37、スキャナプロファイル管理部38などとしても機能する。
パッチ配置部37は、ジョブで指定された用紙に、ジョブに基づいて生成した画像を配置した場合の用紙の余白を特定すると共に、スキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する色の中から1又は複数の色を順次選択し、ジョブの画像が印刷される用紙の余白(上記インライン測色器36bが読み取り可能な主走査方向の略中央部)に、選択した1又は複数の色のパッチを順次配置して、印刷処理部36にジョブの画像及びパッチの印刷を指示する。
スキャナプロファイル管理部38は、スキャナプロファイルを管理し、用紙の余白に配置したパッチをインラインスキャナ36aで読み取ったRGB値、及び、インライン測色器36bで読み取った測色値を取得する。そして、取得したRGB値及び測色値に基づいて、スキャナプロファイルの格子点の更新データを作成し、スキャナプロファイルの各格子点のデータを作成した更新データで置き換えることにより、スキャナプロファイルを部分的に補正する。
上記パッチ配置部37、スキャナプロファイル管理部38はハードウェアとして構成してもよいし、制御部31をパッチ配置部37、スキャナプロファイル管理部38として機能させるスキャナプロファイル補正プログラムとして構成し、当該スキャナプロファイル補正プログラムをCPU31aに実行させるようにしてもよい。
なお、図1乃至図7は、本実施例の印刷システムの一例であり、その構成は適宜変更可能である。
上記構成の印刷システムにおいて、スキャナプロファイルの補正では、スキャンと測色とが必要であり、ジョブの各ページの余白に配置できるパッチ数が少なく、補正に必要なデータの取得に複数ページの出力が必要であるため、スキャナプロファイルの補正に時間がかかる。そこで、本実施例では、ジョブの各ページの上端及び/又は下端の余白にパッチを印字し、このパッチをスキャン/測色し、スキャナの測定値(例えば、RGB値)と分光測色器の測定値(例えば、L*a*b*値)とを対応付け、スキャナプロファイルの格子点の更新データを作成する。そして、スキャナプロファイルの格子点のデータを更新データで置き換えることによってスキャナプロファイルを補正する。すなわち、本実施例では、各ページの測定値を取得する毎にスキャナプロファイルの部分的な補正を繰り返すようにする。
この手法をプリンタプロファイルの補正に適用した場合、階調性の悪化に繋がり、色変換後の画像を印刷すると、その階調性の悪化が視認されてしまうが、スキャナプロファイルを出力物の検品等で使用する場合は、色変換後の画像を印刷する訳ではないため、部分的に補正して色変換後のL*a*b*値が不連続になったとしても問題とはならない。
以下、本実施例の印刷システムの動作について説明する。なお、以下のフローでは、図7のプリンタ30を前提とし、プリンタ30がコントローラ20の機能を備え(すなわち、プリンタ30の制御部31が、パッチ配置部37、スキャナプロファイル管理部38として機能し)、プリンタ30の印刷処理部36にインラインスキャナ36aとインライン測色器36bとを含むものとして説明する。CPU31aは、ROM31b又は記憶部32に記憶したスキャナプロファイル補正プログラムをRAM31cに展開して実行することにより、図8のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、制御部31は、クライアント装置10から送信されるジョブを受け付け、画像処理部35は、受信したジョブを解析し、ジョブの各ページをラスタライズして各ページの画像を生成する(S101)。次に、制御部31(パッチ配置部37)は、スキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する色の中から、受け付けたジョブのページの余白に印字するパッチの色を選択し(S102)、選択した色のパッチをページの上下の余白に配置し、印刷処理部36にページの画像及びパッチの印刷を指示する(S103)。
例えば、スキャナプロファイルの各格子点に対応する色の総数をnとし、ジョブの各ページに2つ(上下の余白に各1つ)のパッチを配置する場合、1ページ目は1番目と2番目の色、2ページ目は3番目と4番目の色、…、n/2ページ目はn−1番目とn番目の色を選択する。その場合、順番通りにパッチの色を選択してもよいし、例えば、スキャナプロファイルの色域外周部に対応する色などの特定の色の優先順位を高くするなど、スキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する色に優先順位を設定し、その優先順位に従って色を選択してもよい。また、色の選択に際して、チャートを構成する全ての色を繰り返し選択(例えば、n/2+1ページ目は1番目と2番目の色を選択)してもよいし、2つに1つは色域外周部の色などの特定の色を選択するなど、チャートを構成する色の中の特定の色を相対的に高い頻度で選択してもよい。
また、本実施例では、ジョブの各ページの余白にパッチを配置することが好ましいが、必ずしも全てのページの余白にパッチを配置する必要はなく、ジョブの画像が印刷される用紙の中から選択される複数の用紙、例えば、ジョブの始めの数ページにパッチを配置し、残りのページはパッチを配置しないようにしたり、数ページ毎にパッチを配置したりすることができる。
また、本実施例では、各ページの上下の余白の略中央にパッチを配置するが、パッチはインライン測色器36bが測定可能な位置に配置すればよい。また、本実施例では、各ページの上下の余白に1つのパッチを配置するが、各々の余白に配置するパッチの数は適宜設定可能であり、例えば、上下の余白のサイズが大きい場合は、各々の余白にパッチを複数並べて配置してもよい。また、各々のパッチのサイズも適宜設定可能であり、用紙の搬送速度に応じてパッチのサイズを変更してもよい。
次に、印刷処理部36は、パッチ配置部37の指示に従って用紙にページの画像及びパッチを印刷し、インラインスキャナ36a及びインライン測色器36bは、パッチを測定してRGB値及び測色値を取得する(S104)。
次に、制御部31(スキャナプロファイル管理部38)は、インラインスキャナ36aからRGB値を取得し、インライン測色器36bから測色値を取得したら、取得したRGB値及び測色値に基づいて、格子点の更新データを作成し(S105)、スキャナプロファイルの格子点のデータを更新データで置き換える(S106)。図9はスキャナプロファイル補正方法を模式的に示しており、図の左側は、ジョブの画像とパッチとが印刷される用紙、図の右側は、スキャナプロファイルのRGB値(ここではRG値)と測色値とを対応付ける格子点(図の黒四角のマークで示す補正前の格子点)を示している。補正前の格子点を、図の左側に示す各パッチのRGB値と測色値とを対応付ける格子点(図の白抜き四角のマークで示す更新データ適用格子点)に置き換えることによってスキャナプロファイルを補正する。
その後、制御部31は、ジョブの全ページの処理が終了したかを判断し(S107)、未処理のページが残っている場合は(S107のNo)、制御部31(パッチ配置部37)は、パッチの色を更新(次のパッチの色を選択)し(S108)、S103に戻って同様の処理を繰り返す。
なお、上記フローでは、図2の印刷システムを前提にして説明したが、図1に示すように、コントローラ20がプリンタ30を制御する場合は、S104以外のステップをコントローラ20で実行することができる。また、図3に示すようにプリンタ30とは別に測定器40を備える場合は、S104の測定処理を測定器40で実行することができる。
以上説明したように、ジョブの各ページの余白に順次選択した色のパッチを配置し、そのパッチを測定して得たRGB値及び測色値に基づいて、スキャナプロファイルの各格子点を更新することにより、ジョブを止めることなく、スキャナプロファイルの精度を保つことができる。また、部分的な補正を適用することにより、少ないパッチでもスキャナプロファイルの精度を向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施例に係るプリンタ、スキャナプロファイル補正プログラム及びスキャナプロファイル補正方法について、図10乃至図12を参照して説明する。図10は、本実施例のプリンタ(コントローラ、インラインスキャナ及びインライン測色器を含む場合)の動作を示すフローチャート図であり、図11及び図12は、本実施例のスキャナプロファイル補正方法を示す模式図である。
前記した第1の実施例では、ジョブの各ページの余白にパッチを配置してスキャナプロファイルを補正したが、スキャナプロファイルの補正が必要ない場合に、パッチを印刷したり測定したりすると無駄が生じる。そこで、本実施例では、各ページの余白を読み取ることでスキャナプロファイルの補正が必要か否かを判断し、スキャナプロファイルの補正が必要と判断した場合に、ジョブの各ページの余白にパッチを配置するようにする。
その場合、印刷システムの基本構成は第1の実施例と同様であるが、コントローラ20のスキャナプロファイル管理部27又はプリンタ30のスキャナプロファイル管理部38は、ジョブの1枚目の用紙の余白位置をスキャンして得たRGB値を基準値に設定して保持し、2枚目以降の用紙は同じ余白位置をスキャンして得たRGB値を比較値に設定し、比較値と基準値とを比較する。そして、比較値と基準値との差分が予め定めた閾値を超える場合は、スキャナの状態が変化したためにスキャナプロファイルの補正が必要になったと判断し、パッチ配置部26又はパッチ配置部37にパッチを配置させ、当該パッチの測定値に基づいて、スキャナプロファイルの更新を開始する。
以下、本実施例の印刷システムの動作について説明する。なお、第1の実施例と同様に、以下のフローでは、図7のプリンタ30を前提とし、プリンタ30がコントローラ20の機能を備え(すなわち、プリンタ30の制御部31が、パッチ配置部37、スキャナプロファイル管理部38として機能し)、プリンタ30の印刷処理部36にインラインスキャナ36aとインライン測色器36bとを含むものとして説明する。CPU31aは、ROM31b又は記憶部32に記憶したスキャナプロファイル補正プログラムをRAM31cに展開して実行することにより、図10及び図11のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、図10に示すように、制御部31は、クライアント装置10から送信されるジョブを受け付け、画像処理部35は、受信したジョブを解析し、ジョブの各ページをラスタライズして各ページの画像を生成して印刷処理部36に出力する(S201)。
次に、印刷処理部36は、ジョブの1ページ目を印刷し、インラインスキャナ36aは、1ページ目の用紙の余白を測定し、制御部31(スキャナプロファイル管理部38)は、インラインスキャナ36aの測定値(余白の特定部分のRGB値又は余白全体のRGB値の積算値)を基準値に設定する(S202、図12(a)参照)。次に、制御部31は、最終ページであるかを判断し(S203)、最終ページであれば(S203のYes)、ジョブの処理を終了し、最終ページでなければ(S203のNo)、ページ数Nに1を加算する(S204)。そして、印刷処理部36は、ジョブのNページ目を印刷し、インラインスキャナ36aは、Nページ目の用紙の余白を測定し、制御部31(スキャナプロファイル管理部38)は、インラインスキャナ36aの測定値(同様に、余白の特定部分のRGB値又は余白全体のRGB値の積算値)を比較値に設定する(S205、図12(b)参照)。
次に、制御部31(スキャナプロファイル管理部38)は、基準値から比較値を減算し、その差分の絶対値が予め設定した閾値を超えているかを判断する(S206)。差分が閾値以下の場合は(S206のNo)、スキャナの状態は変化しておらず、スキャナプロファイルを補正する必要がないため、S203に戻って同様の処理を繰り返す。一方、差分が閾値を超える場合は(S206のYes)、第1の実施例と同様にスキャナプロファイルの補正を行う(S207)。
図11はこのステップの詳細を示しており、制御部31は、最終ページであるかを判断し(S301)、最終ページであれば(S301のYes)、ジョブの処理を終了し、最終ページでなければ(S301のNo)、制御部31は、ページ数Nに1を加算する(S302)。そして、制御部31(パッチ配置部37)は、スキャナプロファイルの作成に使用されるチャートのデータを取り出し、そのチャートを構成する色の中から、ジョブのNページの余白に印字するパッチの色を選択し(S303)、Nページの上下の余白に選択した色のパッチを配置して、印刷処理部36にNページの画像及びパッチの印刷を指示する(S304)。なお、パッチの色の選択に際して、順番通りに色を選択してもよいし、色に優先順位を設け、その優先順位に従ってパッチの色を選択してもよい。また、チャートを構成する全ての色を繰り返し選択してもよいし、チャートを構成する色の中の特定の色を相対的に高い頻度で選択してもよい。また、パッチの配置位置はインライン測色器36bが測定可能な位置であればよく、各々の余白に配置するパッチの数は、余白及びパッチのサイズに応じて適宜設定することができる。
次に、印刷処理部36は、パッチ配置部37の指示に従って用紙にNページの画像及びパッチを印刷し、インラインスキャナ36aは、パッチ及び余白位置を測定してRGB値を取得し、インライン測色器36bは、パッチを測定して測色値を取得する(S305)。
次に、制御部31(スキャナプロファイル管理部38)は、インラインスキャナ36aが取得したパッチのRGB値及びインライン測色器36bが取得したパッチの測色値に基づいて、格子点の更新データを作成し(S306)、スキャナプロファイルの格子点のデータを更新データで更新する(S307)。そして、制御部31(スキャナプロファイル管理部38)は、S305で取得した余白のRGB値(余白の特定部分のRGB値又は余白全体のRGB値の積算値)を基準値に設定する(S308、図12(c)参照)。
次に、制御部31は、最終ページであるかを判断し(S309)、最終ページであれば(S309のYes)、ジョブの処理を終了し、最終ページでなければ(S309のNo)、制御部31は、ページ数Nに1を加算する(S310)。そして、制御部31(パッチ配置部37)は、チャートを構成する色の中から、ジョブのNページの余白に印字するパッチの色を更新し(S311)、Nページの上下の余白に更新した色のパッチを配置して、印刷処理部36にNページの画像及びパッチの印刷を指示する(S312)。
次に、印刷処理部36は、パッチ配置部37の指示に従って用紙にNページの画像及びパッチを印刷し、インラインスキャナ36aは、パッチ及び余白位置を測定してRGB値を取得し、インライン測色器36bは、パッチを測定して測色値を取得する(S313)。
次に、制御部31(スキャナプロファイル管理部38)は、インラインスキャナ36aが取得したパッチのRGB値及びインライン測色器36bが取得したパッチの測色値に基づいて、格子点の更新データを作成し(S314)、スキャナプロファイルの格子点のデータを更新データで更新する(S315)。そして、制御部31(スキャナプロファイル管理部38)は、S313で取得した余白のRGB値(余白の特定部分のRGB値又は余白全体のRGB値の積算値)を比較値に設定する(S316、図12(d)参照)。
制御部31(スキャナプロファイル管理部38)は、S308で設定した基準値からS316で設定した比較値を減算し、その差分の絶対値が予め設定した閾値を超えているかを判断する(S317)。差分が閾値を超える場合は(S317のYes)、S309に戻って、余白へのパッチの配置及びスキャナプロファイルの補正を繰り返し実行する。一方、差分が閾値を以下になった場合は(S206のYes)、スキャナプロファイルを補正する必要がないため、余白へのパッチの配置及びスキャナプロファイルの補正を省略し、図10のS203に戻って同様の処理を繰り返す(図12(e)参照)。
なお、上記フローでは、図2の印刷システムを前提にして説明したが、図1に示すように、コントローラ20がプリンタ30を制御する場合は、S202、S205、S305、S313以外のステップをコントローラ20で実行することができる。また、図3に示すようにプリンタ30とは別に測定器40を備える場合は、S202、S205、S305、S313の測定処理を測定器40で実行することができる。
以上説明したように、ジョブの余白を測定し、測定値(RGB)の差分が閾値を超えたら、パッチの配置及びスキャナプロファイルの補正を開始し、測定値(RGB)の差分が閾値以下になったら、パッチの配置及びスキャナプロファイルの補正を省略することにより、無駄なパッチの印刷や測定を抑制しつつ、スキャナプロファイルの精度悪化を未然に防止することができる。
次に、本発明の第3の実施例に係るプリンタ、スキャナプロファイル補正プログラム及びスキャナプロファイル補正方法について、図13を参照して説明する。図13は、本実施例のプリンタ(コントローラ、スキャナ及び測色器を含む場合)の動作を示すフローチャート図である。
前記した第1の実施例では、スキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する色の中から、順番通りにパッチの色を選択したり、優先順位に従ってパッチの色を選択したりしたが、本発明のスキャナプロファイルの補正方法では、一度にスキャナプロファイルの全ての格子点を補正することができないため、処理中のジョブに対して、適切な補正ができない場合が生じる。そこで、本実施例では、ジョブを解析してそのジョブで使用されている色を特定し、特定した色の中から選択される色のパッチを配置することで、スキャナプロファイルを適切に補正できるようにする。
その場合、印刷システムの基本構成は第1の実施例と同様であるが、コントローラ20のパッチ配置部26(又はプリンタ30のパッチ配置部37)は、画像処理部23(又は画像処理部35)からジョブの解析結果を取得し、その解析結果に基づいてジョブで使用されている色を特定し、チャートを構成する色の内の特定した色の中から、余白に配置するパッチの色を順次選択する。
以下、本実施例の印刷システムの動作について説明する。なお、第1の実施例と同様に、以下のフローでは、図7のプリンタ30を前提とし、プリンタ30がコントローラ20の機能を備え(すなわち、プリンタ30の制御部31が、パッチ配置部37、スキャナプロファイル管理部38として機能し)、プリンタ30の印刷処理部36にインラインスキャナ36aとインライン測色器36bとを含むものとして説明する。CPU31aは、ROM31b又は記憶部32に記憶したスキャナプロファイル補正プログラムをRAM31cに展開して実行することにより、図13のフローチャート図に示す各ステップの処理を実行する。
まず、制御部31は、クライアント装置10から送信されるジョブを受け付け、画像処理部35は、受信したジョブを解析し、ジョブの各ページをラスタライズして各ページの画像を生成する(S401)。次に、制御部31(パッチ配置部37)は、画像処理部35がジョブを解析した結果に基づいて、ジョブで使用されている色を特定し(S402)、スキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する色の内の特定した色の中から、受け付けたジョブの余白に印字するパッチの色を選択し(S403)、選択した色のパッチをページの上下の余白に配置し、印刷処理部36にページの画像及びパッチの印刷を指示する(S404)。
なお、パッチの色の選択に際して、順番通りにパッチの色を選択してもよいし、色に優先順位を設け、その優先順位に従ってパッチの色を選択してもよい。また、チャートを構成する全ての色を繰り返し選択してもよいし、チャートを構成する色の中の特定の色を相対的に高い頻度で選択してもよい。また、ジョブの画像が印刷される全ての用紙の余白にパッチを配置してもよいし、ジョブの画像が印刷される用紙の中から選択される複数の用紙にパッチを配置してもよい。また、パッチの配置位置はインライン測色器36bが測定可能な位置であればよく、各々の余白に配置するパッチの数は、余白及びパッチのサイズに応じて適宜設定することができる。
次に、印刷処理部36は、パッチ配置部37の指示に従って用紙にページの画像及びパッチを印刷し、インラインスキャナ36a及びインライン測色器36bは、パッチを測定してRGB値及び測色値を取得する(S405)。
次に、制御部31(スキャナプロファイル管理部38)は、インラインスキャナ36aからRGB値を取得し、インライン測色器36bから測色値を取得したら、取得したRGB値及び測色値に基づいて、格子点の更新データを作成し(S406)、スキャナプロファイルの格子点のデータを更新データで置き換える(S407)。
その後、制御部31は、ジョブの全ページの処理が終了したかを判断し(S408)、未処理のページが残っている場合は(S408のNo)、制御部31(パッチ配置部37)は、パッチの色を更新(次のパッチの色を選択)し(S409)、S404に戻って同様の処理を繰り返す。
なお、上記フローでは、図2の印刷システムを前提にして説明したが、図1に示すように、コントローラ20がプリンタ30を制御する場合は、S405以外のステップをコントローラ20で実行することができる。また、図3に示すようにプリンタ30とは別に測定器40を備える場合は、S405の測定処理を測定器40で実行することができる。
以上説明したように、ジョブの解析結果に基づいて、ジョブで使用されている色を特定し、特定した色の中から各ページの余白に配置するパッチの色を選択することにより、スキャナプロファイルを適切に補正することができ、例えば、スキャナプロファイルを出力物の検品に使用する場合は、検品の精度を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、システムや各装置の構成や制御は適宜変更可能である。
例えば、プリンタ30は、CMYKプリンタでもRGBプリンタでも良く、また、電子写真プリンタ、インクジェットプリンタ、オフセット印刷機などとすることができ、特に制限されない。
また、上記実施例では、インラインスキャナ36aの測定値としてRGB値を例示したが、当該測定値はデバイスに依存する色彩値であればよい。また、上記実施例では、インライン測色器36bの測定値としてCIE 1976色空間のL*a*b*値やCIE 1931色空間のXYZ値を例示したが、当該測定値はデバイスに依存しない色彩値であればよく、CIE 1976色空間のL*u*v*値やCIECAM02の値などとしてもよい。
また、上記実施例では、プリンタ30がスキャナプロファイルを補正する場合について記載したが、コントローラ20が、プリンタ30、又は、プリンタ30及び測定器40を制御して、スキャナプロファイルを補正する場合においても、本発明の制御を同様に適用することができる。
本発明は、スキャナと分光測色器とを備えるプリンタ、ジョブの処理中にスキャナプロファイルを補正するスキャナプロファイル補正プログラム、スキャナプロファイル補正プログラムを記録した記録媒体及びスキャナプロファイル補正方法に利用可能である。
10 クライアント装置
11 制御部
11a CPU
11b ROM
11c RAM
12 記憶部
13 ネットワークI/F部
14 表示部
15 操作部
16 OS
17 文書作成アプリケーション
18 プリンタドライバ
20 コントローラ
21 制御部
21a CPU
21b ROM
21c RAM
22 記憶部
23 画像処理部
24 ネットワークI/F部
25 プリンタI/F部
26 パッチ配置部
27 スキャナプロファイル管理部
30 プリンタ
31 制御部
31a CPU
31b ROM
31c RAM
32 記憶部
33 コントローラI/F部
34 表示操作部
35 画像処理部
36 印刷処理部
36a インラインスキャナ
36b インライン測色器
37 パッチ配置部
38 スキャナプロファイル管理部
40 測定器
50 通信ネットワーク

Claims (30)

  1. ジョブの画像を用紙に印刷する際に、前記ジョブの画像と共に前記用紙の余白にパッチを印刷可能な印刷処理部と、
    前記パッチをスキャンして第1色彩値を読み取るインラインのスキャナと、
    前記パッチを測色して第2色彩値を読み取るインラインの分光測色器と、を備えるプリンタであって、
    前記第1色彩値と前記第2色彩値とを対応付けるスキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する色の中から、1又は複数の色を順次選択し、前記ジョブの画像が印刷される用紙の余白に前記1又は複数の色のパッチを順次配置して、前記ジョブの画像及び前記1又は複数の色のパッチの印刷を前記印刷処理部に指示するパッチ配置部と、
    前記スキャナから前記1又は複数の色のパッチの第1色彩値を取得し、前記分光測色器から前記1又は複数の色のパッチの第2色彩値を取得したら、当該第1色彩値及び第2色彩値に基づいて、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータを更新するスキャナプロファイル管理部と、を備え
    前記スキャナプロファイル管理部は、第1用紙の余白を前記スキャナが読み取った基準値と前記第1用紙よりも後の第2用紙の余白を前記スキャナが読み取った比較値とを取得し、前記基準値と前記比較値との差分と予め定めた閾値とを比較し、
    前記差分が前記閾値を超えたら、前記パッチ配置部は、前記印刷処理部に前記ジョブの画像及び前記1又は複数の色のパッチを印刷させ、前記スキャナプロファイル管理部は、前記スキャナプロファイルを更新する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  2. 前記差分が前記閾値以下になったら、前記パッチ配置部は、前記印刷処理部に前記1又は複数の色のパッチの印刷を省略させ、前記スキャナプロファイル管理部は、前記スキャナプロファイルの更新を省略する、
    ことを特徴とする請求項に記載のプリンタ。
  3. ジョブの画像を用紙に印刷する際に、前記ジョブの画像と共に前記用紙の余白にパッチを印刷可能な印刷処理部と、
    前記パッチをスキャンして第1色彩値を読み取るインラインのスキャナと、
    前記パッチを測色して第2色彩値を読み取るインラインの分光測色器と、を備えるプリンタであって、
    前記第1色彩値と前記第2色彩値とを対応付けるスキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する全ての色の中から、1又は複数の色を順次選択し、前記ジョブの画像が印刷される用紙の余白に前記1又は複数の色のパッチを順次配置して、前記ジョブの画像及び前記1又は複数の色のパッチの印刷を前記印刷処理部に指示するパッチ配置部と、
    前記スキャナから前記1又は複数の色のパッチの第1色彩値を取得し、前記分光測色器から前記1又は複数の色のパッチの第2色彩値を取得したら、当該第1色彩値及び第2色彩値に基づいて、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータを更新するスキャナプロファイル管理部と、を備え、
    前記パッチ配置部は、複数枚の前記用紙に渡って前記1又は複数の色のパッチを前記余白に順次配置することで、前記チャートを構成する全ての色のパッチを印刷させ、
    前記スキャナプロファイル管理部は、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータの前記更新による前記スキャナプロファイルの部分的な補正を複数回行うことで、前記スキャナプロファイ全体を補正する、
    ことを特徴とするプリンタ。
  4. 前記パッチ配置部は、前記ジョブで使用されている色を特定し、前記チャートを構成する色の内の前記特定した色の中から、前記1又は複数の色を順次選択する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のプリンタ。
  5. 前記パッチ配置部は、前記チャートを構成する各々の色に優先順位を設定し、前記優先順位に従って、前記1又は複数の色を順次選択する、
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一に記載のプリンタ。
  6. 前記パッチ配置部は、前記チャートを構成する全ての色を繰り返し選択、若しくは、前記チャートを構成する色の中の特定の色を相対的に高い頻度で選択する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載のプリンタ。
  7. 前記パッチ配置部は、前記ジョブの画像が印刷される全ての用紙、又は、前記ジョブの画像が印刷される用紙の中から選択される複数の用紙に、前記1又は複数の色のパッチを順次配置する、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載のプリンタ。
  8. 前記スキャナプロファイル管理部は、第1用紙の余白を前記スキャナが読み取った基準値と前記第1用紙よりも後の第2用紙の余白を前記スキャナが読み取った比較値とを取得し、前記基準値と前記比較値との差分と予め定めた閾値とを比較し、
    前記差分が前記閾値を超えたら、前記パッチ配置部は、前記印刷処理部に前記ジョブの画像及び前記1又は複数の色のパッチを印刷させ、前記スキャナプロファイル管理部は、前記スキャナプロファイルを更新する、
    ことを特徴とする請求項に記載のプリンタ。
  9. 前記差分が前記閾値以下になったら、前記パッチ配置部は、前記印刷処理部に前記1又は複数の色のパッチの印刷を省略させ、前記スキャナプロファイル管理部は、前記スキャナプロファイルの更新を省略する、
    ことを特徴とする請求項に記載のプリンタ。
  10. 前記第1色彩値は、RGB値であり、
    前記第2色彩値は、CIE 1976色空間のL*a*b*値、CIE 1931色空間のXYZ値、CIE 1976色空間のL*u*v*値又はCIECAM02の値である、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか一に記載のプリンタ。
  11. ジョブの画像を用紙に印刷する際に、前記ジョブの画像と共に前記用紙の余白にパッチを印刷可能な印刷処理部と、
    前記パッチをスキャンして第1色彩値を読み取るスキャナと、
    前記パッチを測色して第2色彩値を読み取る分光測色器と、を制御する装置で動作するスキャナプロファイル補正プログラムであって、
    前記装置に、
    前記第1色彩値と前記第2色彩値とを対応付けるスキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する色の中から、1又は複数の色を順次選択し、前記ジョブの画像が印刷される用紙の余白に前記1又は複数の色のパッチを順次配置して、前記ジョブの画像及び前記1又は複数の色のパッチの印刷を前記印刷処理部に指示するパッチ配置処理
    前記スキャナから前記1又は複数の色のパッチの第1色彩値を取得し、前記分光測色器から前記1又は複数の色のパッチの第2色彩値を取得したら、当該第1色彩値及び第2色彩値に基づいて、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータを更新する更新処理、を実行させ
    前記パッチ配置処理の前に、前記装置に、
    第1用紙の余白を前記スキャナが読み取った基準値と前記第1用紙よりも後の第2用紙の余白を前記スキャナが読み取った比較値とを取得し、前記基準値と前記比較値との差分と予め定めた閾値とを比較する比較処理を実行させ、
    前記差分が前記閾値を超えたら、前記装置に、前記パッチ配置処理及び前記更新処理を実行させる、
    ことを特徴とするスキャナプロファイル補正プログラム。
  12. 前記パッチ配置処理及び前記更新処理中に、前記装置に、前記比較処理を実行させ、
    前記差分が前記閾値以下になったら、前記装置に、前記パッチ配置処理における前記1又は複数の色のパッチの印刷及び前記更新処理を省略させる、
    ことを特徴とする請求項11に記載のスキャナプロファイル補正プログラム。
  13. ジョブの画像を用紙に印刷する際に、前記ジョブの画像と共に前記用紙の余白にパッチを印刷可能な印刷処理部と、
    前記パッチをスキャンして第1色彩値を読み取るスキャナと、
    前記パッチを測色して第2色彩値を読み取る分光測色器と、を制御する装置で動作するスキャナプロファイル補正プログラムであって、
    前記装置に、
    前記第1色彩値と前記第2色彩値とを対応付けるスキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する全ての色の中から、1又は複数の色を順次選択し、前記ジョブの画像が印刷される用紙の余白に前記1又は複数の色のパッチを順次配置して、前記ジョブの画像及び前記1又は複数の色のパッチの印刷を前記印刷処理部に指示するパッチ配置処理
    前記スキャナから前記1又は複数の色のパッチの第1色彩値を取得し、前記分光測色器から前記1又は複数の色のパッチの第2色彩値を取得したら、当該第1色彩値及び第2色彩値に基づいて、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータを更新する更新処理、を実行させ
    前記パッチ配置処理では、複数枚の前記用紙に渡って前記1又は複数の色のパッチを前記余白に順次配置することで、前記チャートを構成する全ての色のパッチを印刷させ、
    前記更新処理では、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータの前記更新による前記スキャナプロファイルの部分的な補正を複数回行うことで、前記スキャナプロファイ全体を補正する、
    ことを特徴とするスキャナプロファイル補正プログラム。
  14. 前記パッチ配置処理では、前記ジョブで使用されている色を特定し、前記チャートを構成する色の内の前記特定した色の中から、前記1又は複数の色を順次選択する、
    ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一に記載のスキャナプロファイル補正プログラム。
  15. 前記パッチ配置処理では、前記チャートを構成する各々の色に優先順位を設定し、前記優先順位に従って、前記1又は複数の色を順次選択する、
    ことを特徴とする請求項11乃至14のいずれか一に記載のスキャナプロファイル補正プログラム。
  16. 前記パッチ配置処理では、前記チャートを構成する全ての色を繰り返し選択、若しくは、前記チャートを構成する色の中の特定の色を相対的に高い頻度で選択する、
    ことを特徴とする請求項11乃至15のいずれか一に記載のスキャナプロファイル補正プログラム。
  17. 前記パッチ配置処理では、前記ジョブの画像が印刷される全ての用紙、又は、前記ジョブの画像が印刷される用紙の中から選択される複数の用紙に、前記1又は複数の色のパッチを順次配置する、
    ことを特徴とする請求項11乃至16のいずれか一に記載のスキャナプロファイル補正プログラム。
  18. 前記パッチ配置処理の前に、前記装置に、
    第1用紙の余白を前記スキャナが読み取った基準値と前記第1用紙よりも後の第2用紙の余白を前記スキャナが読み取った比較値とを取得し、前記基準値と前記比較値との差分と予め定めた閾値とを比較する比較処理を実行させ、
    前記差分が前記閾値を超えたら、前記装置に、前記パッチ配置処理及び前記更新処理を実行させる、
    ことを特徴とする請求項13に記載のスキャナプロファイル補正プログラム。
  19. 前記パッチ配置処理及び前記更新処理中に、前記装置に、前記比較処理を実行させ、
    前記差分が前記閾値以下になったら、前記装置に、前記パッチ配置処理における前記1又は複数の色のパッチの印刷及び前記更新処理を省略させる、
    ことを特徴とする請求項18に記載のスキャナプロファイル補正プログラム。
  20. 前記第1色彩値は、RGB値であり、
    前記第2色彩値は、CIE 1976色空間のL*a*b*値、CIE 1931色空間のXYZ値、CIE 1976色空間のL*u*v*値又はCIECAM02の値である、
    ことを特徴とする請求項11乃至19のいずれか一に記載のスキャナプロファイル補正プログラム。
  21. ジョブの画像を用紙に印刷する際に、前記ジョブの画像と共に前記用紙の余白にパッチを印刷可能な印刷処理部と、
    前記パッチをスキャンして第1色彩値を読み取るスキャナと、
    前記パッチを測色して第2色彩値を読み取る分光測色器と、を備えるシステムにおけるスキャナプロファイル補正方法であって、
    前記第1色彩値と前記第2色彩値とを対応付けるスキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する色の中から、1又は複数の色を順次選択し、前記ジョブの画像が印刷される用紙の余白に前記1又は複数の色のパッチを順次配置して、前記ジョブの画像及び前記1又は複数の色のパッチの印刷を前記印刷処理部に指示するパッチ配置処理と、
    前記スキャナから前記1又は複数の色のパッチの第1色彩値を取得し、前記分光測色器から前記1又は複数の色のパッチの第2色彩値を取得したら、当該第1色彩値及び第2色彩値に基づいて、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータを更新する更新処理と、を実行し、
    前記パッチ配置処理の前に、
    第1用紙の余白を前記スキャナが読み取った基準値と前記第1用紙よりも後の第2用紙の余白を前記スキャナが読み取った比較値とを取得し、前記基準値と前記比較値との差分と予め定めた閾値とを比較する比較処理を実行し、
    前記差分が前記閾値を超えたら、前記パッチ配置処理及び前記更新処理を実行する、
    ことを特徴とするスキャナプロファイル補正方法。
  22. 前記パッチ配置処理及び前記更新処理中に、前記比較処理を実行し、
    前記差分が前記閾値以下になったら、前記パッチ配置処理における前記1又は複数の色のパッチの印刷及び前記更新処理を省略する、
    ことを特徴とする請求項21に記載のスキャナプロファイル補正方法。
  23. ジョブの画像を用紙に印刷する際に、前記ジョブの画像と共に前記用紙の余白にパッチを印刷可能な印刷処理部と、
    前記パッチをスキャンして第1色彩値を読み取るスキャナと、
    前記パッチを測色して第2色彩値を読み取る分光測色器と、を備えるシステムにおけるスキャナプロファイル補正方法であって、
    前記第1色彩値と前記第2色彩値とを対応付けるスキャナプロファイルの作成に使用されるチャートを構成する全ての色の中から、1又は複数の色を順次選択し、前記ジョブの画像が印刷される用紙の余白に前記1又は複数の色のパッチを順次配置して、前記ジョブの画像及び前記1又は複数の色のパッチの印刷を前記印刷処理部に指示するパッチ配置処理と、
    前記スキャナから前記1又は複数の色のパッチの第1色彩値を取得し、前記分光測色器から前記1又は複数の色のパッチの第2色彩値を取得したら、当該第1色彩値及び第2色彩値に基づいて、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータを更新する更新処理と、を実行し、
    前記パッチ配置処理では、複数枚の前記用紙に渡って前記1又は複数の色のパッチを前記余白に順次配置することで、前記チャートを構成する全ての色のパッチを印刷し、
    前記更新処理では、前記スキャナプロファイルの前記1又は複数の色に対応するデータの前記更新による前記スキャナプロファイルの部分的な補正を複数回行うことで、前記スキャナプロファイ全体を補正する、
    ことを特徴とするスキャナプロファイル補正方法。
  24. 前記パッチ配置処理では、前記ジョブで使用されている色を特定し、前記チャートを構成する色の内の前記特定した色の中から、前記1又は複数の色を順次選択する、
    ことを特徴とする請求項21乃至23のいずれか一に記載のスキャナプロファイル補正方法。
  25. 前記パッチ配置処理では、前記チャートを構成する各々の色に優先順位を設定し、前記優先順位に従って、前記1又は複数の色を順次選択する、
    ことを特徴とする請求項21乃至24のいずれか一に記載のスキャナプロファイル補正方法。
  26. 前記パッチ配置処理では、前記チャートを構成する全ての色を繰り返し選択、若しくは、前記チャートを構成する色の中の特定の色を相対的に高い頻度で選択する、
    ことを特徴とする請求項21乃至25のいずれか一に記載のスキャナプロファイル補正方法。
  27. 前記パッチ配置処理では、前記ジョブの画像が印刷される全ての用紙、又は、前記ジョブの画像が印刷される用紙の中から選択される複数の用紙に、前記1又は複数の色のパッチを順次配置する、
    ことを特徴とする請求項21乃至26のいずれか一に記載のスキャナプロファイル補正方法。
    方法。
  28. 前記パッチ配置処理の前に、
    第1用紙の余白を前記スキャナが読み取った基準値と前記第1用紙よりも後の第2用紙の余白を前記スキャナが読み取った比較値とを取得し、前記基準値と前記比較値との差分と予め定めた閾値とを比較する比較処理を実行し、
    前記差分が前記閾値を超えたら、前記パッチ配置処理及び前記更新処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項23に記載のスキャナプロファイル補正方法。
  29. 前記パッチ配置処理及び前記更新処理中に、前記比較処理を実行し、
    前記差分が前記閾値以下になったら、前記パッチ配置処理における前記1又は複数の色のパッチの印刷及び前記更新処理を省略する、
    ことを特徴とする請求項28に記載のスキャナプロファイル補正方法。
  30. 前記第1色彩値は、RGB値であり、
    前記第2色彩値は、CIE 1976色空間のL*a*b*値、CIE 1931色空間のXYZ値、CIE 1976色空間のL*u*v*値又はCIECAM02の値である、
    ことを特徴とする請求項21乃至29のいずれか一に記載のスキャナプロファイル補正方法。
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