JP6953868B2 - 画像形成装置及び制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成装置及び制御方法に関する。
近年、プリンターやスキャナー、コピー機、ファックス等の機能を兼ねた多機能な画像形成装置が広く使用されている。画像形成装置では、画像形成時において給紙部や反転経路から転写部に用紙が搬送されるが、装置の機械的な要因等により、用紙が搬送方向に対して直交する方向(以下、用紙幅方向という場合もある)に片寄ってしまう場合がある。このように用紙の片寄りが発生した状態で印刷処理を行った場合には、用紙に対する画像の形成位置が本来の適正位置からずれてしまうという問題が発生する。
そこで、用紙の片寄りを考慮して画像と用紙とを精度良く位置合わせするために、レジストローラーにて用紙を挟持して用紙幅方向に揺動することで用紙の片寄りを補正するレジスト揺動補正が行われている。
例えば、特許文献1には、二次転写ローラーの上流側にレジストローラーを配置すると共にこのレジストローラーの下流側であって二次転写ローラーの上流側にラインセンサーを配置し、ラインセンサーで検知された用紙の側端部の位置に基づいて用紙を用紙幅方向に揺動することで用紙の片寄りを補正する画像形成装置が開示されている。
特開2013−91563号公報
ところで、両面印刷を行う場合、第1面に対する画像形成を終えた用紙は反転経路に搬送されて表裏が反転された後、再給紙され、再度レジストローラーを介して転写部へ搬送され、第2面に対して画像が転写される。しかし、特許文献1をはじめとする従来の技術では、反転経路から再給紙された用紙を転写部に搬送する際のレジスト揺動において、反転経路での搬送バラツキが考慮されていない。そのため、用紙の第2面に転写する画像の位置を用紙に対して精度良く合わせることができなかった。
本発明の課題は、反転経路から再給紙された用紙に転写する画像の位置精度を向上させることである。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の画像形成装置は、
用紙に画像を転写する転写部と、
前記転写部により転写された画像を前記用紙に定着させる定着部と、
前記用紙を前記転写部及び前記定着部に搬送する画像形成経路と、
前記画像形成経路に配置され、前記用紙を前記転写部に向けて搬送する一対のローラーにより構成される揺動ローラーと、
前記画像形成経路における前記定着部の下流において前記画像形成経路から分岐し、前記転写部及び前記定着部により第1面の画像形成が終了した前記用紙の表裏を反転させて前記画像形成経路に再給紙する反転経路と、
前記反転経路に配置され、前記用紙の側端部の位置を検知する検知部と、
前記検知部による検知結果に基づいて、前記反転経路から再給紙された前記用紙を前記転写部に向けて搬送する際の前記揺動ローラーの揺動制御情報を決定し、決定した揺動制御情報に基づいて、前記揺動ローラーの揺動制御を行う制御部と、
を備え
前記検知部は、前記用紙の前記画像が転写された面の側に配置され、前記用紙の側端部の位置及び前記用紙における前記画像の位置を検知し、
前記制御部は、前記検知部により検知された前記用紙の側端部の位置及び前記用紙における前記画像の位置に基づいて、前記揺動制御情報を決定する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記反転経路は、
前記画像形成経路から分岐し、前記用紙を一定方向に搬送した後逆回転することにより前記用紙の搬送方向を転換させる反転ローラーを備える第1経路と、
前記反転ローラーにより搬送方向が転換された後の前記用紙の搬送方向において前記第1経路の下流側に設けられ、前記用紙の表裏を反転させて前記画像形成経路に再給紙する第2経路と、
を備え、
前記検知部は、前記反転ローラーにより搬送方向が転換された後の前記用紙の搬送方向における前記反転ローラーの下流側に配置されている。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記反転経路は、
前記画像形成経路から分岐し、前記用紙を一定方向に搬送した後逆回転することにより前記用紙の搬送方向を転換させる反転ローラーを備える第1経路と、
前記反転ローラーにより搬送方向が転換された後の前記用紙の搬送方向において前記第1経路の下流側に設けられ、前記用紙の表裏を反転させて前記画像形成経路に再給紙する第2経路と、
前記第2経路に備えられ、前記用紙を前記画像形成経路に再給紙する前に一旦停止させた後、前記用紙を前記画像形成経路に搬送する搬送ローラーと、
を備え、
前記検知部は、前記搬送ローラーの下流側に配置されている。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記反転経路は、
前記画像形成経路から分岐し、前記用紙を一定方向に搬送した後逆回転することにより前記用紙の搬送方向を転換させる反転ローラーを備える第1経路と、
前記反転ローラーにより搬送方向が転換された後の前記用紙の搬送方向において前記第1経路の下流側に設けられ、前記用紙の表裏を反転させるための屈曲部を有し、前記屈曲部により前記用紙の表裏を反転させて前記画像形成経路に再給紙する第2経路と、
を備え、
前記検知部は、前記屈曲部、前記屈曲部の下流側又は前記屈曲部の前後に設けられている。
請求項5に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記反転経路は、
前記画像形成経路から分岐し、前記用紙を一定方向に搬送した後逆回転することにより前記用紙の搬送方向を転換させる反転ローラーを備える第1経路と、
前記反転ローラーにより搬送方向が転換された後の前記用紙の搬送方向において前記第1経路の下流側に設けられ、前記用紙の表裏を反転させて前記画像形成経路に再給紙する第2経路と、
前記画像形成経路から分岐した前記第1経路を前記画像形成経路に再度合流させるための合流経路と、
を備え、
前記検知部は、前記合流経路に備えられている。
請求項6に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記検知部を複数備え、
前記制御部は、複数の前記検知部による検知結果に基づいて、前記反転経路から再給紙された前記用紙を前記転写部に向けて搬送する際の前記揺動ローラーの揺動制御を行う。
請求項に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の発明において、
前記制御部は、さらに、用紙搬送に係る条件に応じて前記揺動制御情報を決定する。
請求項に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の発明において、
前記制御部は、前記検知部による検知結果に基づいて、前記揺動ローラーを揺動させる複数のタイミング毎の前記揺動制御情報をそれぞれ決定する。
請求項に記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の発明において、
前記揺動ローラーは、前記用紙の搬送方向に直交する方向に揺動する。
請求項10に記載の発明は、
用紙に画像を転写する転写部と、
前記転写部により転写された画像を前記用紙に定着させる定着部と、
前記用紙を前記転写部及び前記定着部に搬送する画像形成経路と、
前記画像形成経路に配置され、前記用紙を前記転写部に向けて搬送する一対のローラーにより構成される揺動ローラーと、
前記画像形成経路における前記定着部の下流において前記画像形成経路から分岐し、前記転写部及び前記定着部により第1面の画像形成が終了した前記用紙の表裏を反転させて前記画像形成経路に再給紙する反転経路と、
を備える画像形成装置における揺動ローラーの制御方法であって、
前記反転経路の、前記用紙の前記画像が転写された面の側に配置され、前記用紙の側端部の位置及び前記用紙における前記画像の位置を検知する検知部により検知された前記用紙の側端部の位置及び前記用紙における前記画像の位置に基づいて、前記反転経路から再給紙された前記用紙を前記転写部に向けて搬送する際の前記揺動ローラーの揺動制御情報を決定し、決定した揺動制御情報に基づいて、前記揺動ローラーの揺動制御を行う。
本発明によれば、反転経路から再給紙された用紙に転写する画像の位置精度を向上させることが可能となる。
本実施形態にかかる画像形成装置を模式的に示す構成図である。 レジストローラーによる用紙の揺動処理を説明するための図である。 図1の画像形成装置の制御系の構成を概略的に示すブロック図である。 図3の制御部により実行される揺動制御処理を示すフローチャートである。 変形例1における第2の位置検知センサーの配置例を示す図である。 変形例2における第2の位置検知センサーの配置例を示す図である。 変形例3における第2の位置検知センサーの配置例を示す図である。 副走査曲がりの一例を示す図である
以下、本実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。
[画像形成装置100の構成]
まず、本実施形態における画像形成装置100の構成について説明する。
図1は、本実施形態にかかる画像形成装置100を模式的に示す構成図である。この画像形成装置100は、例えば複写機といった電子写真方式の画像形成装置100であり、複数の感光体を一本の中間転写ベルトに対面させて縦方向に配列することによりフルカラーの画像を形成する、いわゆる、タンデム型カラー画像形成装置である。
画像形成装置100は、原稿読取装置SC、画像形成部10、定着装置50、制御部11を主体に構成され、これらが一つの筐体内に収められている。
原稿読取装置SCは、走査露光装置の光学系により原稿の画像を走査露光し、その反射光をラインイメージセンサーにより読み取り、これにより、画像信号を得る。この画像信号は、A/D変換、シェーディング補正、圧縮等の処理が施された後、画像データとして制御部11に入力される。なお、制御部11に入力される画像データとしては、原稿読取装置SCで読み取ったものに限らず、例えば、通信部13により画像形成装置100に接続されたパーソナルコンピューターや他の画像形成装置から受信したものであってもよい。
画像形成部10は、4組の画像形成ユニット10Y,10M,10C,10K、中間転写ベルト6、二次転写ローラー9等を備えて構成されている。画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kは、イエロー(Y)の画像を形成する画像形成ユニット10Y、マゼンタ(M)の画像を形成する画像形成ユニット10M、シアン(C)の画像を形成する画像形成ユニット10C、ブラック(K)の画像を形成する画像形成ユニット10Kで構成されている。
画像形成ユニット10Yは、感光体ドラム1Y及びその周辺に配置された帯電部2Y、光書込部3Y、現像装置4Y及びドラムクリーナー5Yで構成されている。同様に、画像形成ユニット10M,10C,10Kは、感光体ドラム1M,1C,1K及びその周辺に配置された帯電部2M,2C,2K、光書込部3M,3C,3K、現像装置4M,4C,4K及びドラムクリーナー5M,5C,5Kで構成されている。
感光体ドラム1Y〜1Kは、帯電部2Y〜2Kによりその表面が一様に帯電させられており、光書込部3Y〜3Kによる走査露光により、感光体ドラム1Y〜1Kには潜像が形成される。さらに、現像装置4Y〜4Kは、トナーで現像することによって感光体ドラム1Y〜1K上の潜像を顕像化する。これにより、感光体ドラム1Y〜1K上には、イエロー、マゼンタ、シアン及びブラックのいずれかに対応する所定色のトナー画像が形成される。感光体ドラム1Y〜1K上に形成されたトナー画像は、1次転写ローラー7Y,7M,7C,7Kにより、回転する中間転写ベルト6上の所定位置へと逐次転写される。
中間転写ベルト6上に転写された各色よりなるトナー画像は、後述する用紙搬送部20により所定のタイミングで搬送される用紙Pに対して、転写部としての二次転写ローラー9によって転写される。この二次転写ローラー9は中間転写ベルト6と圧接して配置されることによりニップ部(以下「転写ニップ部」という)を形成する圧接部材である。
用紙搬送部20は、用紙Pの搬送経路に従って用紙Pを搬送する。搬送経路は、画像形成経路R1と反転経路R2により構成されている。画像形成経路R1は、用紙Pを二次転写ローラー9及び定着装置50に搬送するための搬送経路である。反転経路R2は、定着装置50の下流において画像形成経路R1から分岐し、第1面(表面)の画像形成が終了した用紙Pの表裏を反転させて画像形成経路R1に再給紙するための搬送経路である。図1において、画像形成経路R1を細線で、反転経路R2を太線で示す。
各搬送経路においては、用紙Pを搬送する複数の搬送手段が設けられている。個々の搬送手段は、圧接された一対のローラーによって構成されており、電動モーターを主体とする駆動機構を通じて少なくとも一方のローラーが回転駆動することにより用紙Pを搬送する。
また、個々の搬送手段を構成する一対のローラーは、ローラー間の状態を圧接状態と離間状態とで切り換えることができように構成されている。
なお、搬送手段は、一対のローラーで構成する以外にも、ベルト同士の組み合わせや、ベルト及びローラーの組み合わせといったように、一対の回転部材からなる構成を広く採用することができる。
用紙Pは給紙トレイ21に収容されており、当該給紙トレイ21に収容された用紙Pは、給紙部22により取り込まれ、画像形成経路R1へと送り出される。あるいは、用紙Pは、外部給紙口81、82等を介して画像形成装置100と接続された外部の給紙装置(図示せず)が有する給紙トレイに収容されており、給紙装置が保有する用紙Pは、当該給紙装置から外部給紙口81又は82を介して画像形成装置100へと供給されることで、画像形成経路R1へと送り出される。例えば、長尺紙は、外部の給紙装置から外部給紙口81又は82を介して画像形成装置100へと供給される。
画像形成経路R1において、給紙トレイ21又は給紙装置の給紙トレイから給紙された用紙Pは、上流側から下流側に設けられた複数の中間搬送ローラー23〜25及びループローラー26により順次搬送されて、画像形成経路R1を進行する。用紙Pの先端がレジストローラー27へと近づくと、ループローラー26等によって搬送される用紙Pは、回転停止状態のレジストローラー27に突き当てられ、そして、ループローラー26が所定時間だけ回転を継続することで、用紙Pにループが形成される。このループ形成の作用により、用紙Pの先端の曲がりが矯正される(スキュー補正)。
つぎに、中間転写ベルト6が担持するトナー画像と同期するように所定のタイミングでレジストローラー27が回転を開始すると、中間搬送ローラー23〜25及びループローラー26は、圧接状態から離間状態へと切り換えられる。すなわち、ループローラー26が離間状態へと遷移してからは、用紙Pは、レジストローラー27のみによって搬送される。このレジストローラー27は、揺動ローラーとして、用紙Pの搬送を行いながら後述する揺動処理を行い、像担持体としての中間転写ベルト6と二次転写ローラー9の転写ニップ部へと用紙Pを搬送する。
レジストローラー27は、図2に示すように、用紙幅方向CD(用紙搬送方向(副走査方向)FDと直行する方向)に揺動可能に構成されている。このレジストローラー27には、電動モーター(例えば、ステッピングモーター)を主体とする駆動機構34が連結されており、当該駆動機構34によって駆動されることにより、所定のホームポジションを起点として用紙幅方向CDに移動することができる。
レジストローラー27は、用紙Pが自身を通過する通過期間に合わせて用紙幅方向CDに沿って移動することにより、搬送される用紙Pを用紙幅方向CDに沿って移動させる(揺動処理)。これにより、レジストローラー27は、転写されるトナー画像の位置と整合するように、用紙幅方向CDにおける用紙Pの搬送位置を調整する。
画像形成経路R1において、レジストローラー27とループローラー26との間には、レジストセンサー61が配置されている。レジストセンサー61は、レジストセンサー61の検知位置(レジストローラー27の所定距離だけ手前の位置)への用紙Pの先端の到達を検知する。このレジストセンサー61の検知結果は、レジストローラー27の回転開始タイミングの検知等に用いられる。
また、レジストローラー27と二次転写ローラー9の間には、第1の位置検知センサー62が設けられている。第1の位置検知センサー62は、例えば、複数の受光素子を用紙幅方向CDに沿って直線状に配列したリニアイメージセンサー(例えばCCDラインセンサー等)、光学系、光源等を備えて構成される。第1の位置検知センサー62は、用紙Pの側端部の用紙幅方向CDの位置を検知する。この第1の位置検知センサー62の検知結果は、制御部11に出力され、第1面の画像形成時の揺動処理におけるレジストローラー27の揺動制御情報の決定等に用いられる。
反転経路R2は、第1経路R21と、第2経路R22と、合流経路R23とを備えて構成されている。
第1経路R21は、画像形成経路R1から分岐した経路であって、反転ローラー31を備え、画像形成経路R1から送り出された用紙Pを反転ローラー31によりそのまま一定方向(正方向)に搬送した後、反転ローラー31が逆回転することにより用紙Pの搬送方向を第2経路R22の方向に転換させる経路である。
第2経路R22は、2つの屈曲部35、36を有し、用紙Pの表裏を反転させて第2面を上に向けた状態で画像形成経路R1に再給紙するための経路である。
合流経路R23は、第1経路R21を画像形成経路R1に再度合流させるための経路である。
用紙Pの第2面にも画像形成を行う場合、第1面に対する画像形成(転写及び定着)を終えた用紙Pは、切換ゲート30により、反転経路R2の第1経路R21に送り出され、第1経路R21に沿って反転ローラー31へと搬送される。反転ローラー31は、用紙Pをそのまま一定方向(正方向)に搬送して用紙Pの後端を挟持した後、逆回転することにより用紙Pの搬送方向を第2経路R22の方向に転換させて第2経路R22に送り出す。なお、用紙Pが長尺紙である場合等、第1経路R21では長さが足りない場合は、合流経路R23を介して用紙Pの先端を画像形成経路R1まで進行させることで、用紙Pを第2経路R22に送り出すことが可能となる。
第2経路R22へと送り出された用紙Pは、屈曲部35を通過することで第2面が上を向いた状態から一旦第1面が上を向いた状態となり、搬送ローラー32で一旦停止された後、所定のタイミングで画像形成経路R1に再給紙される。このとき、用紙Pは、屈曲部36を通過することにより表裏が反転され第2面が上を向いた状態で画像形成経路R1に再給紙され、レジストローラー27を介して転写ニップ部へと搬送される。なお、排紙ローラー28、切換ゲート30、反転ローラー31及び搬送ローラー32等の再給紙用の搬送手段も前述した用紙搬送部20を構成する。
反転ローラー31の逆回転開始後の用紙搬送方向における反転ローラー31の下流側には、第2の位置検知センサー63が設けられている。第2の位置検知センサー63は、例えば、複数の受光素子を用紙幅方向CDに沿って直線状に配列したリニアイメージセンサー(例えばCCDラインセンサー等)、光学系、光源等を備えて構成される。第2の位置検知センサー63は、用紙Pの側端部の用紙幅方向CDの位置を検知する検知部である。また、第2の位置検知センサー63を用紙Pを画像面側に配置することで、用紙Pに転写されたトナー画像の画像位置を検知することができる。この第2の位置検知センサー63の検知結果は、制御部11に出力され、用紙Pの再給紙時の揺動処理におけるレジストローラー27の揺動制御情報の決定等に用いられる。
定着装置50は、トナー画像が転写された用紙P、すなわち、転写ニップ部から送り出された用紙Pに定着処理を施す装置であり、例えば、一対の定着部材(例えば一対のローラー)と、当該定着部材の一方又は双方を加熱するヒーターとで構成されている。この定着装置50は、用紙Pの搬送過程において、一対の定着部材による加圧と定着部材の有する熱との作用を通じて、用紙Pへのトナー画像の定着を行う。
定着装置50により定着処理が施された用紙Pは、排紙ローラー28により、筐体の外部側面に取り付けられた排紙トレイ29に排出される。また、用紙Pの第2面にも画像形成を行う場合、第1面に対する画像形成を終えた用紙Pは、切換ゲート30により、反転経路R2に送り出される。
制御部11は、図3に示すように、記憶部12、通信部13、操作部14、原稿読取装置SC、画像形成部10、用紙搬送部20、定着装置50、レジストセンサー61、第1の位置検知センサー62、第2の位置検知センサー63、環境センサー64等に接続されている。制御部11は、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)等により構成されている。制御部11のCPUは、記憶部12に記憶されているシステムプログラムや各種処理プログラムを読み出してRAMに展開し、展開されたプログラムに従って、画像形成装置100各部の動作を集中制御する。例えば、制御部11は、操作部14によりジョブ実行指令が入力されると、ジョブを実行し、原稿読取装置SCや通信部13により入力される画像データに基づいて用紙Pにトナー画像を形成させる制御を行う。また、制御部11は、操作部14により両面印刷のジョブの実行指令が入力されると、後述する揺動制御処理を実行し、ジョブ実行中のレジストローラー27の揺動制御を行う。
記憶部12は、不揮発性の半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等により構成され、制御部11で実行される各種プログラムの他、各部で必要なパラメータやデータ等を記憶している。
通信部13は、NIC(Network Interface Card)、MODEM(Modulator-DEModulator)、USB(Universal Serial Bus)等の各種インターフェースを備え、外部機器との接続を行う。
操作部14は、ユーザーによって設定される種々の情報を制御部11に出力する。操作部14としては、例えば、ディスプレイ上に表示される情報に従い、入力操作を行うことが可能なタッチパネルを用いることができる。かかる操作部14を通じて、ユーザーは、印刷条件、すなわち、用紙Pの紙種、坪量、サイズ、使用する給紙トレイ、画像の濃度、倍率、両面印刷の有無などを設定することができる。また、ユーザーは、操作部14を通じて、ジョブの実行指令等を入力することができる。また、制御部11は、操作部14を制御することにより、当該操作部14を介してユーザーに種々のメッセージを表示することができる。
環境センサー64は、例えば、温度センサーや湿度センサー等を備えて構成され、画像形成装置100の筐体内の温度や湿度を検知し、検知結果を制御部11に出力する。
[画像形成装置100の動作]
次に、第1の実施形態における画像形成装置100の動作について説明する。
図4は、レジストローラー27の揺動動作を制御するための揺動制御処理を示すフローチャートである。このフローチャートに示す処理は、ユーザーからの両面印刷のジョブの実行指令に応じて、制御部11と記憶部12に記憶されているプログラムとの協働によって実行される。なお、本実施形態では、一例として、用紙Pの第1面の画像形成後、連続してその用紙Pの第2面の画像形成を行う場合について説明する。
ジョブが開始されると、制御部11は、第1の位置検知センサー62により用紙Pの先端が検知されるのを待機する(ステップS1)。
第1の位置検知センサー62により用紙Pの先端が検知されると(ステップS1;YES)、制御部11は、第1の位置検知センサー62による用紙Pの側端部の位置の検知結果に基づいて、駆動機構34によりレジストローラー27を揺動させる(ステップS2)。例えば、制御部11は、第1の位置検知センサー62により検知された用紙側端部の位置と目標位置とのずれ量を算出し、算出したずれ量に基づいて、揺動制御情報(揺動量、揺動方向、揺動速度)を決定する。目標位置は、用紙Pの側端部がその位置を通過すれば、用紙Pに対してトナー画像が最適画像位置(例えば、用紙Pの幅方向の中央とトナー画像の幅方向の中央とが一致する位置)に転写されると見込まれる位置である。そして、決定した揺動制御情報に基づいて、駆動機構34によりレジストローラー27を揺動させる。
次いで、制御部11は、反転ローラー31の逆回転開始後に第2の位置検知センサー63により用紙Pの先端が検知されるのを待機する(ステップS3)。
第2の位置検知センサー63により用紙Pの先端が検知されると(ステップS3;YES)、制御部11は、第2の位置検知センサー63による用紙Pの副走査方向の複数位置における用紙側端部の位置の検知結果を取得する(ステップS4)。
次いで、制御部11は、第2の位置検知センサー63による検知結果に基づいて、予め定められた各揺動タイミングのレジストローラー27の揺動制御情報を決定する(ステップS5)。ここで、揺動タイミングとは、レジストローラー27を揺動させるタイミングである。本実施形態では、例えば、第2の位置検知センサー63が用紙Pの先端を検知したタイミングからt1秒後、t2秒後・・・のように、複数の揺動タイミングが(例えば、略等間隔に)予め決められている。
ステップS5において、例えば、制御部11は、用紙Pの先端側の副走査方向の2点における第2の位置検知センサー63による用紙側端部の位置(X1、X2とする)の検知結果を取得し、取得した検知結果に基づいて、用紙Pの傾きを算出する。そして、算出した傾きに基づいて、各揺動タイミングにおける用紙側端部の目標位置とのずれ量を算出し、算出したずれ量に基づいて、各揺動タイミングにおける揺動制御情報(揺動量、揺動方向、揺動速度)を決定する。
用紙Pの傾きは、例えば、以下の式により算出することができる。
用紙Pの傾き=(X1とX2の用紙幅方向の差分)÷(X1〜X2間の搬送距離)
また、揺動量は、例えば、以下の式により算出することができる。
揺動量=用紙側端部の目標位置とのずれ量×α
ここで、αは係数である。用紙Pの搬送状態は、用紙搬送に係る条件、例えば、用紙Pの紙種、坪量、環境(温度、湿度等)、紙サイズ(紙幅、紙の長さ)等によって異なるので、係数αは、用紙搬送に係る条件及び揺動タイミング(すなわち、揺動される副走査方向の位置)に応じて異なることが好ましい。また、揺動速度は、揺動量が大きくなるほど速めることが好ましい。
なお、第2の位置検知センサー63は、画像面側又は非画像面側のいずれに配置してもよいが、画像面側に配置した場合、トナー画像の画像情報を取得できることから、第2の位置検知センサー63による用紙側端部の位置及びトナー画像の位置の検知結果に基づいて、レジストローラー27の揺動制御情報を決定してもよい。例えば、第2の位置検知センサー63により検知された複数点における用紙側端部の位置及びトナー画像の位置の検知結果に基づいて、複数点における用紙側端部とトナー画像の距離及び傾きを算出し、算出した距離及び傾きに基づいて、各揺動タイミングにおける用紙側端部とトナー画像の距離を算出する。そして、算出した距離とトナー画像が最適画像位置に配置されたときの用紙側端部とトナー画像の距離との差分(ずれ量)をそれぞれ算出し、算出したずれ量に基づいて、各揺動タイミングにおける揺動制御情報を決定する。これにより、より精度良くトナー画像を最適画像位置に合わせ込むことができる。
次いで、制御部11は、レジストローラー27の揺動タイミングが到来するのを待機する(ステップS6)。揺動タイミングが到来したと判断した場合(ステップS6;YES)、制御部11は、ステップS5で決定した、揺動タイミングに応じた揺動制御情報に基づいて、駆動機構34によりレジストローラー27を揺動させる(ステップS7)。
次いで、制御部11は、最終の揺動タイミングでの揺動が終了したか否かを判断する(ステップS8)。例えば、用紙Pの用紙サイズと、第2の位置検知センサー63が用紙Pの先端を検知してからの経過時間及び搬送速度に基づいて、最終揺動タイミングでの揺動が終了したか否かを判断する。
最終の揺動タイミングでの揺動が終了していないと判断した場合(ステップS8;NO)、制御部11は、ステップS6に戻り、次の揺動タイミングを待機して、揺動タイミングが到来すると、レジストローラー27を揺動させる処理を繰り返す。
最終揺動タイミングでの揺動が終了したと判断した場合(ステップS8;YES)、制御部11は、最終ページまでの転写が終了したか否かを判断する(ステップS9)。
最終ページまでの転写が終了していないと判断した場合(ステップS9;NO)、制御部11は、ステップS1に戻る。
最終ページまでの転写が終了したと判断した場合(ステップS9;YES)、制御部11は、揺動制御処理を終了する。
このように、本実施形態における画像形成装置100によれば、反転経路R2に第2の位置検知センサー63を設け、第2の位置検知センサー63の検知結果(用紙側端部の位置及び/又はトナー画像の位置)に基づいて、反転経路R2から再給紙された用紙Pを二次転写ローラー9に向けて搬送する際のレジストローラー27の揺動を制御する。したがって、反転経路R2における用紙Pの搬送バラツキを吸収することができるので、反転経路R2から再給紙された用紙Pの第2面に転写する画像の位置精度を向上させることができる。特に、本実施形態のように、反転ローラー31の逆回転開始後の用紙搬送方向における反転ローラー31の下流側に第2の位置検知センサー63を設けてその検知結果をレジストローラー27の揺動にフィードバックすることで、反転ローラー31による用紙Pの搬送方向の切り換えにより生じる紙曲りを補正することができ、反転経路R2から再給紙された用紙Pの第2面に転写する画像の位置精度を向上させることができる。
また、本実施形態では、制御部11は、第2の位置検知センサー63の検知結果に基づいて、レジストローラー27を揺動させる複数の揺動タイミングに対応する副走査方向の各位置における用紙側端部のずれ量を算出し、算出したずれ量に基づいて、各揺動タイミングの揺動制御情報をそれぞれ決定してレジストローラー27の揺動制御を行う。したがって、用紙Pの先端側と後端側で異なる揺動制御を行うことができるので、用紙Pが途中で曲がる副走査曲がり(図8参照)による画像位置のずれを高精度に抑制することができる。特に、長尺紙のように用紙搬送方向に長い用紙では、より効果がある。
(変形例1)
上記実施形態においては、反転ローラー31の逆回転開始後の用紙搬送方向における反転ローラー31の下流側に第2の位置検知センサー63を備える場合を例にとり説明したが、図5に示すように、第2経路R22における搬送ローラー32の下流側に第2の位置検知センサー63を備える構成としてもよい。そして、制御部11は、図4に示す揺動制御処理と同様の処理を実行し、第2の位置検知センサー63の検知結果に基づいて、反転経路R2から再給紙された用紙Pを二次転写ローラー9に向けて搬送する際のレジストローラー27の揺動を制御することとしてもよい。これにより、搬送ローラー32による用紙Pの一時停止及び再給紙による搬送バラツキを吸収し、反転経路R2から再給紙された用紙Pの第2面に転写する画像の位置精度を向上させることができる。
(変形例2)
上記実施形態においては、反転ローラー31の逆回転開始後の用紙搬送方向における反転ローラー31の下流側に第2の位置検知センサー63を備える場合を例にとり説明したが、図6に示すように、第2経路R22における屈曲部35(又は屈曲部35の下流側)に第2の位置検知センサー63を備える構成としてもよい。そして、制御部11は、図4に示す揺動制御処理と同様の処理を実行し、第2の位置検知センサー63の検知結果に基づいて、反転経路R2から再給紙された用紙Pを二次転写ローラー9に向けて搬送する際のレジストローラー27の揺動を制御することとしてもよい。これにより、用紙Pの屈曲部35の通過による搬送バラツキを吸収し、反転経路R2から再給紙された用紙Pの第2面に転写する画像の位置精度を向上させることができる。
なお、屈曲部において用紙Pはガイドに沿ってほぼ同じ位置をたどるので、屈曲部35に第2の位置検知センサー63を設けることで、検知結果のばたつきを抑え、精度良く用紙側端部の検知を行うことが可能となる。また、第2の位置検知センサー63を屈曲部35の下流側に設けることで、屈曲部35の通過による用紙Pの曲りが確定した後で用紙側端部の検知を行い、レジストローラー27の揺動制御にフィードバックすることが可能となる。
また、屈曲部の曲率が大きいコンパクトな画像形成装置100においては、屈曲部35の前後のそれぞれに第2の位置検知センサー63を配置することで、屈曲部35を通過する際の用紙Pの側端部のずれ量をより正確に把握することが可能となる。例えば、屈曲部35に対して上流側のずれ量と下流側のずれ量の差異が屈曲部35を通過する際に受ける誤差になるため、制御部11は、この分をキャンセルするように揺動制御情報を決定してレジストローラー27を揺動させる。
(変形例3)
上記実施形態においては、反転ローラー31の逆回転開始後の用紙搬送方向における反転ローラー31の下流側に第2の位置検知センサー63を備える場合を例にとり説明したが、図7に示すように、合流経路R23に第2の位置検知センサー63を備える構成としてもよい。そして、制御部11は、図4に示す揺動制御処理と同様の処理を実行し、第2の位置検知センサー63の検知結果に基づいて、反転経路R2から再給紙された用紙Pを二次転写ローラー9に向けて搬送する際のレジストローラー27の揺動を制御することとしてもよい。これにより、用紙Pが長尺紙である場合、反転経路R2における用紙Pの再給紙時に後端側となる部分の搬送バラツキを吸収することができるので、反転経路R2から再給紙された用紙Pの第2面に転写する画像の位置精度を向上させることができる。
また、用紙Pが長尺紙である場合、用紙Pを第1経路R21に沿って正方向に搬送する際、その先端は合流経路R23を経由してレジストローラー27に達することがある。そこで、このような場合、制御部11は、合流経路R23に配置した第2の位置検知センサー63による用紙Pの先端における側端部の検知結果に基づいて、用紙Pが合流経路R23を経由してレジストローラー27に到達したときのレジストローラー27の揺動制御情報を決定し、決定した揺動制御情報に基づいて、用紙Pが合流経路R23を経由してレジストローラー27に到達したときにレジストローラー27を揺動させるよう制御してもよい。これにより、搬送方向の転換前に生じた用紙Pの先端側(搬送方向の転換後は後端側)の搬送バラツキを補正することができる。
(変形例4)
上記実施形態及び変形例1〜3において説明したいずれか複数の位置に第2の位置検知センサー63を備える構成とし、制御部11は、複数の第2の位置検知センサー63の検知結果に基づいて、用紙Pの第2面の画像形成のための再給紙時におけるレジストローラー27の揺動を制御することとしてもよい。例えば、複数の第2の位置検知センサー63の位置に同時に用紙Pが通過するタイミングで各第2の位置検知センサー63で用紙Pの側端部の検知を行い、制御部11は、その検出結果に基づいて用紙Pの傾きを算出し、算出した傾きに基づいて、用紙Pの各揺動タイミングに対応する位置における用紙側端部の目標位置からのずれ量を算出する。そして、算出したずれ量に基づいて、上記実施形態と同様に揺動制御情報を決定し、決定した揺動制御情報に基づいて、各揺動タイミングにおける用紙Pの第2面の画像形成のための再給紙時におけるレジストローラー27の揺動を制御することとしてもよい。これにより、反転経路R2における用紙Pの搬送バラツキを吸収することができるので、反転経路R2から再給紙された用紙Pの第2面に転写する画像の位置精度を向上させることができる。特に、長尺紙は、図8に示すように先端側と後端側で紙自体が変形する(たわむ)場合があるため、変形例4による手法は効果的である。なお、複数の第2の位置検知センサー63のうちの一つの代わりに第1の位置検知センサー62を用いることとしてもよい。
(変形例5)
上記実施形態及び変形例1〜4においては、第2の位置検知センサー63による検知結果に基づいて、用紙Pの第2面の画像形成のための再給紙時におけるレジストローラー27の揺動を制御することとしたが、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kによる画像書き込み位置(光書込部3Y〜3Kによる感光体ドラム1Y〜1Kへの画像書き込み位置)を補正する制御とレジストローラー27の揺動制御を組み合わせてもよい。
例えば、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kによる画像書き込み位置を補正する制御を行うことで、用紙に対する画像の絶対位置を補正するようにし、その後、レジストローラー27を揺動させる制御を行うことで、用紙Pの側端部のバラツキを低減させるようにしてもよい。
なお、第2の位置検知センサー63による検知結果に基づいて、画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kによる画像書き込み位置を補正する制御のみを行うことも考えられるが、用紙Pとトナー画像の位置ずれ抑制の精度を考慮すると、レジストローラー27の揺動制御のみ、あるいは、レジストローラー27の揺動制御と画像書き込み位置の補正とを組み合わせることが好ましい。画像書き込み位置の補正では、画像全体を走査方向にシフトさせることはできるが、用紙が途中で曲がった場合には対処できない。一方、レジストローラー27の揺動制御では、副走査方向の各位置において(例えば、先端側と後端側で)揺動量を変更することができるので、副走査方向の各位置において用紙Pの側端部の位置を補正することができ、途中で紙曲りが生じた場合にも、用紙Pに対する画像の位置ずれをより精度良く抑制することができる。また、図1に示す第2の位置検知センサー63の位置よりも下流側に第2の位置検知センサー63を設けた場合、その検知結果のフィードバックが画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kによる画像書き込みタイミングに間に合わないため、画像書き込み位置の補正のみで用紙Pに対する画像の位置ずれを抑制する場合には、第2の位置検知センサー63の位置が図1に示す位置又はその上流に制限されるが、レジストローラー27を揺動制御する場合は、そのような制限がないため、よりレジストローラー27に近い位置に第2の位置検知センサー63を配置してその検知結果をレジストローラー27の揺動制御にフィードバックすることができる。
以上、本発明の実施形態及びその変形例について説明したが、上記実施形態及び変形例における記述は、本発明に係る画像形成装置の好適な一例を示すものであり、これに限定されるものではない。
例えば、上記実施形態においては、感光体ドラムに形成された画像を中間転写ローラーに一次転写し、中間転写ローラーから二次転写ローラーにより用紙に画像を転写するカラーの画像形成装置を例にとり説明したが、本発明は、感光体ドラムから転写ローラーにより直接用紙に画像を転写するモノクロの画像形成装置においても適用可能である。
また、上記実施形態においては、レジストローラー27が用紙搬送方向に直交する方向に揺動するものとして説明したが、揺動方向は、必ずしも用紙搬送方向に直交する方向でなくてもよく、用紙送り方向を変えられれば良い。
また、上記実施形態においては、揺動ローラーがレジストローラー27である場合を例にとり説明したが、これに限定されず、例えば、レジストローラー27とは別体であってもよい。
また、上記の説明では、本発明に係るプログラムのコンピュータ読み取り可能な媒体として、不揮発性メモリー、ハードディスク等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピュータ読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
その他、画像形成装置の細部構成及び細部動作に関しても、本発明の趣旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
100 画像形成装置
11 制御部
12 記憶部
13 通信部
14 操作部
SC 原稿読取装置
10 画像形成部
9 二次転写ローラー
20 用紙搬送部
27 レジストローラー
31 反転ローラー
32 搬送ローラー
35、36 屈曲部
50 定着装置
61 レジストセンサー
62 第1の位置検知センサー
63 第2の位置検知センサー
64 環境センサー
R1 画像形成経路
R2 反転経路
R21 第1経路
R22 第2経路
R23 合流経路

Claims (10)

  1. 用紙に画像を転写する転写部と、
    前記転写部により転写された画像を前記用紙に定着させる定着部と、
    前記用紙を前記転写部及び前記定着部に搬送する画像形成経路と、
    前記画像形成経路に配置され、前記用紙を前記転写部に向けて搬送する一対のローラーにより構成される揺動ローラーと、
    前記画像形成経路における前記定着部の下流において前記画像形成経路から分岐し、前記転写部及び前記定着部により第1面の画像形成が終了した前記用紙の表裏を反転させて前記画像形成経路に再給紙する反転経路と、
    前記反転経路に配置され、前記用紙の側端部の位置を検知する検知部と、
    前記検知部による検知結果に基づいて、前記反転経路から再給紙された前記用紙を前記転写部に向けて搬送する際の前記揺動ローラーの揺動制御情報を決定し、決定した揺動制御情報に基づいて、前記揺動ローラーの揺動制御を行う制御部と、
    を備え
    前記検知部は、前記用紙の前記画像が転写された面の側に配置され、前記用紙の側端部の位置及び前記用紙における前記画像の位置を検知し、
    前記制御部は、前記検知部により検知された前記用紙の側端部の位置及び前記用紙における前記画像の位置に基づいて、前記揺動制御情報を決定する画像形成装置。
  2. 前記反転経路は、
    前記画像形成経路から分岐し、前記用紙を一定方向に搬送した後逆回転することにより前記用紙の搬送方向を転換させる反転ローラーを備える第1経路と、
    前記反転ローラーにより搬送方向が転換された後の前記用紙の搬送方向において前記第1経路の下流側に設けられ、前記用紙の表裏を反転させて前記画像形成経路に再給紙する第2経路と、
    を備え、
    前記検知部は、前記反転ローラーにより搬送方向が転換された後の前記用紙の搬送方向における前記反転ローラーの下流側に配置されている請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記反転経路は、
    前記画像形成経路から分岐し、前記用紙を一定方向に搬送した後逆回転することにより前記用紙の搬送方向を転換させる反転ローラーを備える第1経路と、
    前記反転ローラーにより搬送方向が転換された後の前記用紙の搬送方向において前記第1経路の下流側に設けられ、前記用紙の表裏を反転させて前記画像形成経路に再給紙する第2経路と、
    前記第2経路に備えられ、前記用紙を前記画像形成経路に再給紙する前に一旦停止させた後、前記用紙を前記画像形成経路に搬送する搬送ローラーと、
    を備え、
    前記検知部は、前記搬送ローラーの下流側に配置されている請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記反転経路は、
    前記画像形成経路から分岐し、前記用紙を一定方向に搬送した後逆回転することにより前記用紙の搬送方向を転換させる反転ローラーを備える第1経路と、
    前記反転ローラーにより搬送方向が転換された後の前記用紙の搬送方向において前記第1経路の下流側に設けられ、前記用紙の表裏を反転させるための屈曲部を有し、前記屈曲部により前記用紙の表裏を反転させて前記画像形成経路に再給紙する第2経路と、
    を備え、
    前記検知部は、前記屈曲部、前記屈曲部の下流側又は前記屈曲部の前後に設けられている請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記反転経路は、
    前記画像形成経路から分岐し、前記用紙を一定方向に搬送した後逆回転することにより前記用紙の搬送方向を転換させる反転ローラーを備える第1経路と、
    前記反転ローラーにより搬送方向が転換された後の前記用紙の搬送方向において前記第1経路の下流側に設けられ、前記用紙の表裏を反転させて前記画像形成経路に再給紙する第2経路と、
    前記画像形成経路から分岐した前記第1経路を前記画像形成経路に再度合流させるための合流経路と、
    を備え、
    前記検知部は、前記合流経路に備えられている請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記検知部を複数備え、
    前記制御部は、複数の前記検知部による検知結果に基づいて、前記反転経路から再給紙された前記用紙を前記転写部に向けて搬送する際の前記揺動ローラーの揺動制御を行う請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、さらに、用紙搬送に係る条件に応じて前記揺動制御情報を決定する請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御部は、前記検知部による検知結果に基づいて、前記揺動ローラーを揺動させる複数のタイミング毎の前記揺動制御情報をそれぞれ決定する請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  9. 前記揺動ローラーは、前記用紙の搬送方向に直交する方向に揺動する請求項1〜のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  10. 用紙に画像を転写する転写部と、
    前記転写部により転写された画像を前記用紙に定着させる定着部と、
    前記用紙を前記転写部及び前記定着部に搬送する画像形成経路と、
    前記画像形成経路に配置され、前記用紙を前記転写部に向けて搬送する一対のローラーにより構成される揺動ローラーと、
    前記画像形成経路における前記定着部の下流において前記画像形成経路から分岐し、前記転写部及び前記定着部により第1面の画像形成が終了した前記用紙の表裏を反転させて前記画像形成経路に再給紙する反転経路と、
    を備える画像形成装置における揺動ローラーの制御方法であって、
    前記反転経路の、前記用紙の前記画像が転写された面の側に配置され、前記用紙の側端部の位置及び前記用紙における前記画像の位置を検知する検知部により検知された前記用紙の側端部の位置及び前記用紙における前記画像の位置に基づいて、前記反転経路から再給紙された前記用紙を前記転写部に向けて搬送する際の前記揺動ローラーの揺動制御情報を決定し、決定した揺動制御情報に基づいて、前記揺動ローラーの揺動制御を行う制御方法。
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