JP6952830B2 - 撮像レンズ系 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像レンズ系及び撮像装置に関する。
近年、自動車搭載用途の撮像レンズ系として、広視野に対応したレンズが必要とされている。自動車搭載用途の撮像レンズ系として、例えば、自動車を運転するときの安全性を確保するためのフロント、バック、及びサイドを確認するための車載カメラに用いられる撮像レンズ系がある。
車載カメラの撮像レンズ系には、視界が極めて広く、かつ、高い解像力を有するとともに、さらに、F値が2.0程度の明るい撮像レンズ系であることが求められる。また、特に、車載カメラ用の撮像レンズ系では、コンパクトさも求められる。
特許文献1には、物体側から順に、負のパワーを有する第1レンズ、負のパワーを有する第2レンズ、正のパワーを有する第3レンズ、絞り、負のパワーを有する第4レンズ及び正のパワーを有する第5レンズを接合してなり全体として正のパワーを有する接合レンズと、正のパワーを有する第6レンズから構成される撮像レンズ系が記載されている。この撮像レンズ系は、広角で、F値が小さく、かつ、高い結像性能を有する。
特許5045300号公報
近年、自動車搭載用途の撮像レンズ系は、全画角180度以上のより広画角を求められている。また、広画角であるとともに、収差補正が良好になされ、かつ、テレセントリック性を確保することが必要とされている。
特許文献1に記載の撮像レンズ系は、レンズ6枚で構成されているにも関わらず、全画角が約150度であり、車載カメラに用いるには画角がやや狭い。さらに、撮像素子への主光線入射角が十分に小さくなく、テレセントリック性が不十分という問題がある。
本発明は、上述の問題を解決するためなされたものであり、良好な結像性能及びテレセントリック性を有する半画角で90°あるいは100°以上である広画角の撮像レンズ系及び撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の撮像レンズ系は、物体側から順に、像側に凹形状で負のパワーを有する第1レンズと、像側に凹形状で負のパワーを有する第2レンズと、物体側に凸形状で正のパワーを有する第3レンズと、像側に凹形状で負のパワーを有する第4レンズと、物体側に凸形状で正のパワーを有する第5レンズと、像側に凸形状で正のパワーを有する第6レンズと、から構成され、前記第4レンズの像側レンズ面と前記第5レンズの物体側レンズ面とが貼り合わされており、前記第6レンズの焦点距離をf、レンズ全系の焦点距離をfとするときに、下記の条件式(1)を満足することが望ましい。
1.5<f/f<2.5 (1)
条件式(1)の下限値を下回ると、第6レンズのパワーが増大するので、広角の画角を確保することが難しくなる。条件式(1)の上限値を上回ると、第6レンズの焦点距離が長くなるため、撮像レンズ系の全長が増大し小型化が難しくなる。
なお、本発明の撮像レンズ系では、2.0<f/f<2.5とすることがより好ましく、2.3<f/f<2.5とすることがさらに好ましい。
本発明では、前記第4レンズの像側レンズ面及び前記第5レンズの物体側レンズ面は非球面であり、前記第4レンズの像側レンズ面及び前記第5レンズの物体側レンズ面の非球面係数が異なっていることが好ましい。
本発明の撮像レンズ系では、貼り合わされている第4レンズの像側レンズ面と第5レンズの物体側レンズ面とを互いに異なる形状にすることにより、面設計の自由度が増しており、良好な結像性能を得られる。
本発明では、前記第4レンズと前記第5レンズとの合成焦点距離をf45、レンズ全系の焦点距離をfとするときに、下記の条件式(2)を満足することが好ましい。
−0.1<f/f45<0.1 (2)
条件式(2)の上限値を上回ると、第4レンズと第5レンズとの正の合成パワーが強くなるので、バックフォーカスが短くなり、撮像素子を配置することが困難となる。さらに、撮像素子への主光線入射角が増大するので、シェーディングによる光量の低下が発生する。条件式(2)の下限値を下回ると、第4レンズと第5レンズとの負の合成パワーが強くなるので、撮像レンズ系の全長の増大を招き、小型化が困難となる。
本発明の撮像レンズ系では、0<f/f45<0.1とすることがより好ましい。
本発明では、前記第4レンズの焦点距離をf、前記第5レンズの焦点距離をfとするときに、下記の条件式(3)を満足することが望ましい。
−1.2<f/f<−0.9 (3)
条件式(3)の下限値を下回ると、第4レンズのパワーが減少するため、色収差補正が不足し、この場合においても結像性能の劣化を招く。条件式(3)の上限値を上回ると、第4レンズのパワーが増大するため、色収差の補正が過剰となり、結像性能の劣化を招く。
また更に本発明の撮像レンズ系は、物体側から順に、像側に凹形状で負のパワーを有する第1レンズと、像側に凹形状で負のパワーを有する第2レンズと、物体側に凸形状で正のパワーを有する第3レンズと、像側に凹形状で負のパワーを有する第4レンズと、物体側に凸形状で正のパワーを有する第5レンズと、像側に凸形状で正のパワーを有する第6レンズと、から構成され、前記第4レンズの像側レンズ面と前記第5レンズの物体側レンズ面とが貼り合わされており、第4レンズのアッベ数が21未満であることが望ましい。
アッベ数を21未満と高分散の第4レンズとすることで色収差補正能力を高めて良好な結像性能を得ている。
また更に本発明の撮像レンズ系は、第5レンズのアッベ数を55以上とすることを特徴とする。アッベ数を55以上の低分散の第5レンズとすることで色収差補正能力を高めて良好な結像性能を得ている。
また更に、アッベ数を21未満と高分散の第4レンズとアッベ数55以上の低分散の第5レンズから構成することにより色収差補正能力を更に高めて良好な結像性能を得ている。
また更に本発明の撮像レンズ系は第1レンズのアッベ数を40.7以下とすることを特徴としている。第1レンズのアッベ数を40.7以下とすることにより特に倍率色収差を補正しやすくしてレンズ全系で良好な結像性能を得ている。
また更に望ましくは第1レンズのアッベ数を36未満とすることにより更に倍率色収差が補正しやすくなり良好な結像性能が得られる。
本発明の撮像装置は、上述の撮像レンズ系と、前記撮像レンズ系の焦点位置に配置された撮像素子と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、良好な結像性能及びテレセントリック性を有する広画角の撮像レンズ系及び撮像装置を提供することができる。
実施例1に係る撮像レンズ系の断面図である。 実施例1に係る撮像レンズ系の収差図である。 実施例1に係る撮像レンズ系の収差図である。 実施例2に係る撮像レンズ系の断面図である。 実施例2に係る撮像レンズ系の収差図である。 実施例2に係る撮像レンズ系の収差図である。 実施例3に係る撮像レンズ系の断面図である。 実施例3に係る撮像レンズ系の収差図である。 実施例3に係る撮像レンズ系の収差図である。 実施の形態に係る撮像装置の断面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る撮像レンズ系11の実施例について説明する。
[実施例1]
図1は、実施例1の撮像レンズ系11の構成を示す図である。図1に示すように、実施例1の撮像レンズ系11は、物体側から像側に向かって順に、像側に凹形状で負のパワーを有する第1レンズL1と、像側に凹形状で負のパワーを有する第2レンズL2と、物体側に凸形状で正のパワーを有する第3レンズL3と、絞りSTOPと、像側に凹形状で負のパワーを有する第4レンズL4と、物体側に凸形状で正のパワーを有する第5レンズL5と、像側に凸形状で正のパワーを有する第6レンズL6と、から構成される。撮像レンズ系11の結像面はIMGで示されている。
第1レンズL1は、負のパワーを有する球面メニスカスレンズである。第1レンズL1の物体側レンズ面S1は正の曲率を有する球面であり、像側レンズ面S2は正の曲率を有する球面である。物体側レンズ面S1は物体側に突出する凸形状の曲面部分を有している。像側レンズ面S2は物体側に窪む凹形状の曲面部分を有している。
第2レンズL2は、負のパワーを有する非球面レンズである。第2レンズL2の物体側レンズ面S3は正の曲率を有する非球面であり、像側レンズ面S4は正の曲率を有する非球面である。物体側レンズ面S3は光軸Zの近傍で物体側に突出する凸形状の曲面部分を有していて、光軸から離れたところでは物体側にへこむ凹形状の曲面部分を有しており、いわゆる変曲点をもった面形状となっている。像側レンズ面S4は物体側に窪む凹形状の曲面部分を有している。
第3レンズL3は、正のパワーを有する非球面レンズである。物体側レンズ面S5は正の曲率を有する非球面であり、像側レンズ面S6は負の曲率を有する非球面である。物体側レンズ面S5は物体側に突出する凸形状の曲面部分を有しており、像側レンズ面S6は光軸Zの近傍で像側に突出する凸形状の曲面部分を有している。
第1レンズL1及び第2レンズL2は、大きい入射角からの入射光線を少しずつ光軸Zに沿った小さい角度に変換してから絞りSTOPを通過させる働きを有する。第1レンズL1及び第2レンズL2の像側レンズ面は、光線を拡げるために、双方とも負の曲率を有し、像側に凹形状を有する。第3レンズL3は、物体側に凸形状の正レンズであり、第1レンズL1及び第2レンズL2で発散された光線を収束させる働きを有する。広角化を達成するために上記の構成が必要であり、160°以上の全画角を達成できる。
第4レンズL4は、負のパワーを有する非球面レンズである。第4レンズL4の物体側レンズ面S9は正の曲率を有する非球面であり、像側レンズ面S10は正の曲率を有する非球面である。物体側レンズ面S9は光軸Zの近傍で物体側に突出する凸形状の曲面部分を有している。像側レンズ面S10は物体側に窪む凹形状の曲面部分を有している。
第5レンズL5は、正のパワーを有する非球面レンズである。第5レンズL5の物体側レンズ面S11は正の曲率を有する非球面であり、像側レンズ面S12は負の曲率を有する非球面である。物体側レンズ面S11は物体側に突出する凸形状の曲面部分を有している。像側レンズ面S12は物体側に突出する凸形状の曲面部分を有している。第4レンズL4の像側レンズ面S10と第5レンズL5の物体側レンズ面S11とは互いに異なる形状となっており、接着剤により貼り合わされている。
第6レンズL6は、正のパワーを有する非球面レンズである。第6レンズL6の物体側レンズ面S13は正の曲率を有する非球面であり、像側レンズ面S14は負の曲率を有する非球面である。物体側レンズ面S13は物体側に突出する凸形状の曲面部分を有している。像側レンズ面S14は像側に突出する凸形状の曲面部分を有している。
第4レンズL4は負のパワーを有する、アッベ数が20.3と分散の大きいレンズである。第5レンズL5は正のパワーを有する、アッベ数が56.2と分散の小さいレンズである。また第1レンズはアッベ数が35.3と比較的分散の大きいレンズである。よって、第4レンズL4と第5レンズL5とを組み合わせ、更に第1レンズL1を組み合わせることによって、軸上色収差及び倍率色収差を補正することができる。
第6レンズL6では、像側レンズ面S14に大きな正のパワーを持たせることにより、光線を収束させている。これにより、撮像レンズ系11のテレセントリック性を確保するとともに、レンズ全系の明るさを維持している。
実施例1の撮像レンズ系11では、第2レンズL2から第5レンズL5はプラスチックレンズであり、第1レンズL1及び第6レンズL6はガラスレンズとなっており、温度変化が生じた際のピント移動についてプラスチックレンズ同士でキャンセルしてピント移動量を少なくしている。
IRカットフィルタ12は、赤外領域の光をカットするためのフィルタである。カバーガラス13は、撮像素子を保護するためのガラス板である。IRカットフィルタ12及びカバーガラス13は、撮像レンズ系11の設計時には、撮像レンズ系11と一体として扱われる。
表1に、撮像レンズ系11の各レンズ面のレンズデータを示す。レンズデータとしては、各面の曲率半径、面間隔、屈折率、及びアッベ数を載せている。「*印」がついた面は、非球面であることを示している。
Figure 0006952830
レンズ面に採用される非球面形状は、zをサグ量、cを曲率半径の逆数、kを円錐係数、rを光軸からの光線高さとして、4次、6次、8次、10次、12次、14次、16次の非球面係数をそれぞれα4、α6、α8、α10、α12、α14、α16としたときに、次式により表わされる。
Figure 0006952830
表2に、実施例1の撮像レンズ系11において、非球面とされたレンズ面の非球面形状を規定するための非球面係数を示す。表2において、例えば「−4.323344E−03」は、「−4.323344×10−3」を意味する。
Figure 0006952830
図2A、図2Bは、それぞれ実施例1の撮像レンズ系11の縦収差図、像面湾曲図である。図2A、図2Bに示すように、実施例1の撮像レンズ系11では、半画角ωが113°、F値が2.0である。図2Aの縦収差図では、横軸は光線が光軸Zと交わる位置を示しグラフ横軸の左端は−0.05mmで右端は0.05mmであり、縦軸は瞳径での高さを示す。図2Bの像面湾曲図では、横軸は光軸Z方向の距離を示しグラフ横軸の左端は−0.10mmで右端は0.10mmであり、縦軸は像高(画角)を示す。図2Bにおいて、Sはサジタル面における像面湾曲を示し、Tはタンジェンシャル面における像面湾曲を示す。図2A、図2Bでは、波長546nmの光線によるシミュレーション結果を示してある。
表3に、実施例1の撮像レンズ系11の特性値を計算した結果を示す。撮像レンズ系11において、F値を「FNo」、第1レンズL1の物体側レンズ面S1から撮像レンズ系11の結像面IMGまでの距離を「光学長」、レンズ全系の焦点距離を「全系f」、第1レンズL1の焦点距離を「f」、第2レンズL2の焦点距離を「f」、第3レンズL3の焦点距離を「f」、第4レンズL4の焦点距離を「f」、第5レンズL5の焦点距離を「f」、第6レンズL6の焦点距離を「f」、第1レンズL1と第2レンズL2との合成焦点距離を「f12」、第2レンズL2と第3レンズL3との合成焦点距離を「f23」、第3レンズL3と第4レンズL4との合成焦点距離を「f34」、第4レンズL4と第5レンズL5との合成焦点距離を「f45」、第5レンズL5と第6レンズL6との合成焦点距離を「f56、」と表示しておりこれらの特性値を示す。これら各種の焦点距離は、546nmの波長の光線を用いて計算した。(なお、各特性値の表示項目は以後の表6(実施例2)、表9(実施例3)においても踏襲されている。)
なお、本実施例1での波長436nm〜656nmでの軸上色収差は0.040mmである。
Figure 0006952830
[実施例2]
図3は、実施例2の撮像レンズ系11の構成を示す図である。実施例2の撮像レンズ系11では、第2レンズL2から第5レンズL5はプラスチックレンズであり、第1レンズL1及び第6レンズL6はガラスレンズである。
表4に、実施例2の撮像レンズ系11の各レンズ面のレンズデータを示す。
Figure 0006952830
表5に、実施例2の撮像レンズ系11において、非球面とされたレンズ面の非球面形状を規定するための非球面係数を示す。
Figure 0006952830
図4A、図4Bは、それぞれ実施例2の撮像レンズ系11の縦収差図、像面湾曲図である。図4Aの縦収差図では、横軸は光線が光軸Zと交わる位置を示しグラフ横軸の左端は−0.05mmで右端は0.05mmであり、縦軸は瞳径での高さを示す。図4Bの像面湾曲図では、横軸は光軸Z方向の距離を示しグラフ横軸の左端は−0.10mmで右端は0.10mmであり、図4A、図4Bに示すように、実施例2の撮像レンズ系11では、半画角ωが108°、F値が2.0である。
表6に、実施例2の撮像レンズ系11の特性値を計算した結果を示す。
なお、本実施例2での波長436nm〜656nmでの軸上色収差は0.040mmである。
Figure 0006952830
[実施例3]
図5は、実施例3の撮像レンズ系11の構成を示す図である。
実施例3の撮像レンズ系11では、第2レンズL2から第5レンズL5はプラスチックレンズであり、第1レンズL1及び第6レンズL6はガラスレンズである。
表7に、実施例3の撮像レンズ系11の各レンズ面のレンズデータを示す。
Figure 0006952830
表8に、実施例3の撮像レンズ系11において、非球面とされたレンズ面の非球面形状を規定するための非球面係数を示す。
Figure 0006952830
図6A、図6Bは、実施例3の撮像レンズ系11の縦収差図、像面湾曲図である。
図6Aの縦収差図では、横軸は光線が光軸Zと交わる位置を示しグラフ横軸の左端は−0.05mmで右端は0.05mmであり、縦軸は瞳径での高さを示す。図6Bの像面湾曲図では、横軸は光軸Z方向の距離を示しグラフ横軸の左端は−0.05mmで右端は0.05mmであり、縦軸は像高(画角)を示す。図6A、図6Bに示すように、実施例3の撮像レンズ系11では、半画角ωが110°、F値が2.0である。
表9に、実施例3の撮像レンズ系11の特性値を計算した結果を示す。なお、本実施例3での波長436nm〜656nmでの軸上色収差は0.022mmである。
Figure 0006952830
[条件式のまとめ]
表10に、実施例1〜4の撮像レンズ系11において、条件式(1)、(2)及び(3)のパラメータを計算した結果を示す。
Figure 0006952830
[撮像装置への適用例]
図9は、撮像レンズ系11を用いた撮像装置10の構成を示す図である。撮像装置10は、撮像レンズ系11と、IRカットフィルタ12と、カバーガラス13と、撮像素子14と、を備える。撮像レンズ系11と、IRカットフィルタ12と、カバーガラス13と、撮像素子14と、は筐体(不図示)に収容されている。
撮像素子14は、受光した光を電気信号に変換する素子であり、例えば、CCDイメージセンサやCMOSイメージセンサが用いられる。撮像素子14は、撮像レンズ系11の焦点位置に配置されている。なお、水平画角とは、撮像素子14の水平方向に対応する画角である。
IRカットフィルタ12は、赤外領域の光をカットするためのフィルタである。可視光のみがIRカットフィルタ12を通過して撮像素子14に入射する。カバーガラス13は、撮像素子14を異物から保護するために、撮像素子14上に設けられている。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、本発明の撮像レンズ系11の用途は、車載カメラに限定されるものではなく、監視カメラや、携帯電話等の小型電子機器に搭載するカメラ等の他の用途にも用いることができる。
この出願は、2016年10月5日に出願された日本出願特願2016−197128を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
10 撮像装置
11 撮像レンズ
12 IRカットフィルタ
13 カバーガラス
14 撮像素子
L1〜L6 第1レンズ〜第6レンズ

Claims (6)

  1. 物体側から順に、
    像側に凹形状で負のパワーを有する第1レンズと、
    像側に凹形状で負のパワーを有する第2レンズと、
    物体側に凸形状で正のパワーを有する第3レンズと、
    像側に凹形状で負のパワーを有する第4レンズと、
    物体側に凸形状で像側に凹形状で正のパワーを有する第5レンズと、
    像側に凸形状で正のパワーを有する第6レンズと、から構成され、
    前記第4レンズの像側レンズ面と前記第5レンズの物体側レンズ面とが貼り合わされており、
    第4レンズのアッベ数が21未満で第5レンズのアッベ数が55以上であることを特徴とする撮像レンズ系。
  2. 前記第4レンズの焦点距離をf 前記第5レンズの焦点距離をf とするときに、下記条件式(3)を満足することを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ系。
    −1.2<f /f <−0.9 (3)
  3. 前記第4レンズと前記第5レンズとの合成焦点距離をf45、レンズ全系の焦点距離をfとするときに、下記条件式(4)を満足することを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ系。
    −0.2<f/f 45 <0.1 (4)
  4. 前記第4レンズの像側面及び前記第5レンズの物体側面がともに非球面であることを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ系。
  5. 前記第4レンズの像側面及び前記第5レンズの物体側面の形状が互いに異なっていることを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ系。
  6. 前記第4レンズおよび前記第5レンズがともにプラスチックレンズであることを特徴とする請求項1記載の撮像レンズ系。
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