JP6951384B2 - 後部ドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、後部ドア構造に関する。
従来、後部ドアのインナパネルを形成する横ビームを車外側に部分的に凹ませるとともに、この凹部にリアワイパユニットを取り付けた後部ドア構造が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような後部ドア構造によれば、リアワイパユニットを凹部に配置したことによって、横ビームと、この横ビームの車外側に配置される後部ドアのアウタパネルとに跨るようにリアワイパユニットを後部ドアに支持させることができる。
これにより後部ドア構造は、後部ドアに対するリアワイパユニットの取付強度が一段と高まることとなる。
特許第4478118号公報
しかしながら、従来の後部ドア構造(例えば、特許文献1参照)は、横ビームを部分的に凹ませたことで、その凹部での断面積が他の部分と比べて相対的に小さくなる。言い換えれば、横ビームの凹部付近の剛性は、他の部分に比べて相対的に低くなる場合が考えられる。
そこで、本発明の課題は、従来と比べて横ビームにおける剛性を、より確実に高めることができる後部ドア構造を提供することにある。
前記課題を解決した後部ドア構造は、インナパネルと、前記インナパネルの車外側に配置されるアウタパネルと、前記アウタパネルに取り付けられる窓部材と、前記窓部材を払拭するリアワイパと、を有する後部ドアを備え、前記インナパネルは、前記窓部材の下縁に沿って延びる横ビームを備え、前記横ビームは、車内側に面する前記横ビームの一般部から車外側に向かって凹む凹部を備え、前記凹部に前記リアワイパが取り付けられ、前記インナパネルは、前記一般部と前記凹部との間から上下方向に沿って延びる縦ビードを備え、前記横ビームは、前記凹部の両側のそれぞれに前記一般部と縦ビードとを備え、前記横ビームに対して上下方向でずれた位置において、前記縦ビード同士を連結する連結部材が設けられていることを特徴とする。
本発明の後部ドア構造によれば、従来と比べて横ビームにおける剛性を、より確実に高めることができる。
本発明の実施形態に係る後部ドア構造における後部ドアの構成説明図である。 図1のII−II断面図である。 図1の矢示III部の部分拡大図である。 図3のIV−IV断面図である。 図3のV−V断面図である。 図1に示す後部ドアの車内側にトリム部材を配置した様子を示す後部ドアの構成説明図である。 (a)は、図6のVII−VII断面図、(b)は、(a)のVIIb部の部分拡大図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)の後部ドア構造は、車室後部の荷室に設けられた後部開口を開閉する後部ドアを有するものを想定している。この後部ドアは、この後部ドアの上縁部と、後部開口の上縁部とが一対のヒンジで連結された、いわゆる跳ね上げ式となっている。
本実施形態の後部ドア構造は、後部ドアのインナパネルに形成される横ビームにリアワイパが取り付けられる凹部が設けられているとともに、横ビームの一般部と凹部との間から上下方向に延びるように縦ビードが形成されていることを主な特徴とする。
また、本実施形態の後部ドア構造は、縦ビードが凹部を車幅方向に挟むように形成されるとともに、これらの縦ビード同士を連結する連結部材をさらに有している。
以下に、本実施形態に係る後部ドア構造について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、参照する図面の上下前後左右の矢示方向は、本実施形態の後部ドア構造を有する車両の上下前後左右の方向に一致している。車幅方向は左右方向に一致している。
図1は、後部ドア構造Cにおける後部ドア1の構成説明図である。図1は、後部ドア1を車内側から見た様子を示している。
<インナパネル>
図1に示すように、後部ドア構造Cの後部ドア1は、この後部ドア1の外側面を形成するアウタスキンとも称せられるアウタパネル(図示を省略)に対して車内側に配置されるインナパネル1aを備えている。
このインナパネル1aは、外枠部6と、横ビーム9と、第一補強部11と、第二補強部12と、第三補強部13と、を備えて構成されている。
本実施形態でのインナパネル1aは、プレス成形によって、これらの外枠部6、横ビーム9、第一補強部11、第二補強部12及び第三補強部13が一体に成形されたものを想定している。しがしながら、インナパネル1aは、これに限定されるものではなく、これら各部が互いに溶接などで接合された構成とすることもできる。
本実施形態での外枠部6は、車両の後部開口(図示を省略)に合わせてその外側の輪郭が略矩形になるように形成されている。
また、インナパネル1aは、外枠部6の内側が、外枠部6の上下方向の中程で車幅方向に延在する横ビーム9にて上下方向に仕切られている。
図2は、図1のII−II断面図である。
図2に示すように、横ビーム9は、その長手方向に交差する断面視で、車外側(後方)に開く略コ字状(略C字状)を形成するように、インナパネル1aが部分的に屈曲することによって形成されたものである。
具体的には、横ビーム9は、アウタパネル1bに取り付けられる窓部材7の下縁に対応するように延びるとともに上下方向に面する上壁9aと、この上壁9aと対向する位置に形成される下壁9bと、車内側(前方)にコ字形状(C字形状)の閉じ側を形成する底壁9cと、を有して形成されている。つまり、横ビーム9は、車内側に凸となって車幅方向に延びる条をインナパネル1aに形成している。この横ビーム9については、後にさらに詳しく説明する。
図1に示すように、外枠部6は、横ビーム9で仕切られた上側に、窓枠部8を有している。この窓枠部8は、アウタパネル1b(図2参照)に取り付けられる窓部材7(図2参照)に対応するように、略矩形を呈している。
そして、外枠部6は、横ビーム9で仕切られた下側に、前記の第一補強部11と、第二補強部12と、第三補強部13とを備えている。
第一補強部11は、外枠部6の下側でV字を形成する一対からなる。
一対の第一補強部11,11のうち、一方の第一補強部11は、横ビーム9と外枠部6との一方の接続部から外枠部6の下辺6aの中程との間で延びて、外枠部6に接続されている。また、他方の第一補強部11は、横ビーム9と外枠部6との他方の接続部から外枠部6の下辺6aの中程との間で延びて、外枠部6に接続されている。
第二補強部12は、第一補強部11,11同士の間で車幅方向に延びるように上下に一対配置されている。
一対の第二補強部12,12のうち、下側の第二補強部12は、第一補強部11,11の上下方向の中程で車幅方向に延びて、第一補強部11,11同士を接続している。
一対の第二補強部12,12のうち、上側の第二補強部12は、第一補強部11,11の上端同士を接続するとともに、後記する横ビーム9の下縁に沿って延びてこの横ビーム9と接続されている。
第三補強部13は、第一補強部11,11の下部におけるそれぞれの車幅方向外側で、外枠部6の下辺6aとの間の角部(空間部)を埋めるように左右一対設けられている。
これらの第一補強部11、第二補強部12、及び第三補強部13は、外枠部6の内側で、複数の開口部4を形成している。そして、これら開口部4の内周側には、インナパネル1a側から車外側に向けて延出する切起こし部18が形成されている。このような切起こし部18の先端は、アウタパネル1b(図2参照)にスポット溶接などによって接合される。
<横ビームの凹部>
前記の横ビーム9には、図1の網掛け部分が示すように、車幅方向の略中央部で車外側(図1の紙面の裏側)に部分的に凹んだ凹部10を有している。
この凹部10について、図3を参照しながらさらに具体的に説明する。
図3は、図1の矢示III部の部分拡大図である。なお、図3中、横ビーム9の凹部10、及び横ビーム9の一般部19、並びに後記する縦ビード20には、それぞれ濃淡を変えて網掛けを付している。また、図3中の仮想線(二点鎖線)は横ビーム9の延在方向を示し、隠れ線(点線)は、後記する連結部材30を示している。
図3に示すように、本実施形態での凹部10は、車内側に面する横ビーム9の一般部19、具体的には、この一般部19における横ビーム9の底壁9cが、部分的に車外側(後方)に後退することによって形成されたものである。
そして、この凹部10の底面14は、横ビーム9側から下方に延びて、上側の第二補強部12の壁面12aと一体となっている。
このような凹部10の底面14と、第二補強部12の壁面12aには、後記するリアワイパ5がこれらに跨るように取り付けられている。
なお、図3中、符号12bで示される第二補強部12の壁面12aに設けられた開口は、後記する連結部材30におけるダイナミックダンパ(図示を省略)の取付開口33aに対応するように設けられたものである。この開口12bと取付開口33aとを介して、インナパネル1aの内外は、連通している。
<縦ビード>
次に縦ビード20(図2参照)について説明する。
図2に示すように、縦ビード20は、図2中、網掛けを付したように、横ビーム9の一般部19と凹部10との間から上下方向に沿って延びるように形成されている。
本実施形態での縦ビード20は、横ビーム9に形成される縦ビード部分20aと、第二補強部12に形成される縦ビード部分20bとが一体となって上下方向に連続している。
具体的には、横ビーム9の縦ビード部分20aは、一般部19よりも車外側に後退し、凹部10の底面14よりも車内側に進出している。つまり、この横ビーム9の縦ビード部分20aは、横ビーム9の一般部19と、凹部10の底面14との段差を埋めるようにステップ状に形成されている。
また、第二補強部12の縦ビード部分20bは、横ビーム9の縦ビード部分20aに連続するように、第二補強部12の壁面12aが部分的に車内側に膨出することによって形成されている。
そして、第二補強部12の縦ビード部分20bは、下方に延びるほどその膨出高さが徐々に低減するように傾斜している。これにより縦ビード部分20bは、その下端部が第二補強部12に吸収されている。
このような本実施形態での縦ビード20は、凹部10を挟む車幅方向の両外側に一対配置されている。
<リアワイパ>
図3に示すように、本実施形態でのリアワイパ5は、ワイパ本体5bが板状のベース部5aを介して凹部10の底面14と、第二補強部12の壁面12aとに、ボルトなどで締結されている。
ちなみに、ベース部5aは、インナパネル1aの車内側から締結されている。そして、ワイパ本体5bは、凹部10の底面14側と、第二補強部12の壁面12a側とに上下に跨るように、インナパネル1aに形成された開口15を介してインナパネル1aの車外側に配置されている。
図4は、図3のIV−IV断面図である。図5は、図3のV−V断面図である。
図4に示すように、ワイパ本体5bは、ワイパモータ5c、減速機5dなどを一体に備えている。図4中、符号14は、凹部10の底面であり、符号15は、凹部10の開口である。また、符号16は、ワイパ本体5bに接続されているハーネスであり、符号30は、後記する連結部材である。
そして、図5に示すように、リアワイパ5は、ワイパ本体5bから延びた先端でアウタパネル1bを貫通するように突出するピボット軸5eと、このピボット軸5eに連結されるワイパブレード取付部5fとをさらに備えている。
なお、図5中、符号16は、ワイパ本体5bに接続されているハーネスであり、符号30は、連結部材である。
<連結部材>
図3に示すように、連結部材30は、ワイパ本体5bの下方で、インナパネル1aの車外側(図3の紙面の裏側)に配置されている。
本実施形態での連結部材30は、車幅方向に長い屈曲した板体で形成されている。
図4に示すように、連結部材30は、上下方向に面する板体で形成された外延部31を、連結部材30における車幅方向外側のそれぞれに一対有している。
この外延部31は、ドア厚さ方向、つまりインナパネル1aとアウタパネル1bとの間で延びている。
そして、外延部31の車幅方向両端部における後縁は、後記するフランジ部31a(図5参照)を有している。
また、連結部材30は、図4に示すように、一対の外延部31,31同士の間に挟まれるように第二外延部32を備えている。具体的には、第二外延部32は、外延部31の車幅方向の中程で、ワイパ本体5bの車幅方向の長さに略対応する長さに渡って形成されている。
本実施形態での第二外延部32は、ワイパ本体5bの車幅方向の長さに略対応する長さに渡って、外延部31の後縁部が所定幅で上方に向けて折り曲げられて形成されたものである。これにより第二外延部32は、外延部31よりもドア厚さ方向に短くなっている。
そして、第二外延部32は、図5に示すように、外延部31が折り曲げられて形成されたことで、上下方向に沿って延びる上下壁32aを有している。
この上下壁32aには、クリップ17を介して、ワイパ本体5bから延出するハーネス16が固定されることとなる。
また、連結部材30は、図5に示すように、外延部31の端部に形成された前記のフランジ部31aがアウタパネル1bに対してスポット溶接などで接続されている。
また、連結部材30は、図5に示すように、外延部31の前縁から下方に向けて屈曲するとともに、インナパネル1aの車外側面に沿って延びる縦壁部33を有している。
この縦壁部33には、前記したダイナミックダンパ(図示を省略)の取付開口33aが形成されている。
そして、図3に示すように、連結部材30の取付開口33aの周縁部には、ダイナミックダンパ(図示を省略)の締結孔33b(取付部)が形成されている。
なお、連結部材30の取付開口33aは、前記のように、第二補強部12に設けられた開口12bに対応している。
また、図3に示すように、縦壁部33は、その車幅方向の両端部が、縦ビード20の下端部に対してスポット溶接などで接合されている。
そして、開口12b及び取付開口33aの周囲は、連結部材30の縦壁部33と、第二補強部12とがスポット溶接などで接続されている。
つまり、横ビーム9に形成された凹部10の周囲は、縦ビード20と連結部材30とによってU字状に囲まれて補強されている。
<カバー部材及びトリム部材>
次に、インナパネル1a(図1参照)の車内側に取り付けられるカバー部材40(図6参照)とトリム部材50(図6参照)について説明する。
図6は、図1に示す後部ドア1の車内側にカバー部材40とトリム部材50とを配置した様子を示す後部ドア1の構成説明図である。図7(a)は、図6のVII−VII断面図、図7(b)は、図7(a)のVIIb部の部分拡大図である。
図6に示すように、本実施形態でのカバー部材40は、横ビーム9の車幅方向の中程に配置される樹脂成形品を想定している。
このカバー部材40は、横ビーム9における縦ビード部分20a(図3参照)と、凹部10(図3参照)とに跨って横ビーム9を覆うように配置されている。つまり、カバー部材40は、凹部10(図3参照)の上方を覆うこととなる。
本実施形態でのカバー部材40は、図7(a)に示すように、その長手方向(車幅方向)に交差する断面視で、横ビーム9を覆う略L字形状を呈している。
具体的には、カバー部材40は、横ビーム9の上壁9aに対向する上カバー部41と、横ビーム9の底壁9cに対向する底カバー部42とを備えている。なお、図7(a)中、符号9bは、横ビーム9の下壁である。
そして、本実施形態でのカバー部材40は、図6に示すように、底カバー部42の下縁部に一対設けられた取付部43を介して、インナパネル1aに着脱自在にクリップ止めされている。
このようなカバー部材40は、前記したように、その車幅方向の両端部が、横ビーム9の縦ビード部分20a(図3参照)に配置される。つまり、カバー部材40は、横ビーム9の一般部19(図3参照)よりも車外側(後方)に後退した位置で、横ビーム9に当接することとなる。
これにより本実施形態でのカバー部材40は、図7(b)に示すように、横ビーム9の一般部19に対して車幅方向に面一となる。
次に、トリム部材50(図6参照)について説明する。
図6に示すように、トリム部材50は、横ビーム9で仕切られた外枠部6内の下側に配置される。このトリム部材50は、横ビーム9と外枠部6とで区画される領域を車内側から覆うように、平面視で略矩形を呈している。
本実施形態でのトリム部材50は、樹脂で形成された板材からなるものを想定している。
具体的には、トリム部材50は、図7(a)に示すように、インナパネル1aの車内側を覆う板状の本体部51と、この本体部51の全周にわたって形成されるリップ部52とを備えている。
このリップ部52は、本体部51よりも薄く形成され、本体部51の車内側の面部から延出している。
このリップ部52は、本体部51側から離れるほど徐々にカバー部材40に近付くように、円弧を描いて延出している。
そして、リップ部52の先端は、図7(b)に示すように、カバー部材40に形成された溝部60に嵌り込んでいる。
また、この溝部60は、カバー部材40側からこれと面一になる横ビーム9の一般部19側へと連続している。そして、この溝部60は、図1に示すように、横ビーム9から外枠部6へと連続して形成されることで、カバー部材40側の溝部60と一体になって周溝を形成している。
これによりトリム部材50の周縁は、図7(b)に示すように、カバー部材40と一般部19とに連続して当接することとなる。具体的には、トリム部材50のリップ部52は、溝部60を介してインナパネル1a及びカバー部材40とに密着することとなる。
なお、本実施形態でのトリム部材50は、その周縁に沿って複数設けられた取付部53(図6参照)を介して、インナパネル1aに着脱自在にクリップ止めされている。なお、トリム部材50とカバー部材40とは重ねられて取付部43を介して共締めされることとなる。
<作用効果>
次に、本実施形態の後部ドア構造Cの奏する作用効果について説明する。
本実施形態の後部ドア構造Cは、横ビーム9の一般部19と凹部10との間から上下方向に延びる縦ビード20を備えている。
このような後部ドア構造Cによれば、従来と比べて横ビームにおける剛性を、より確実に高めることができる。これにより後部ドア構造Cは、後部ドア1全体としての剛性を、より一層向上させることができる。
また、後部ドア構造Cにおいては、縦ビード20,20同士を連結する連結部材30を有している。
このような後部ドア構造Cによれば、より一層横ビームにおける剛性を向上させることができる。
また、後部ドア構造Cによれば、横ビーム9と上下にずれた位置に連結部材30を設けることで、リアワイパ5と連結部材30との干渉を防止できる。
また、後部ドア構造Cにおいては、連結部材30の外延部31がアウタパネル1bに接合されている。
このような後部ドア構造Cによれば、外延部31によって連結部材30のねじり剛性が高まる。
また、このような後部ドア構造Cによれば、アウタパネル1bのベこつきを防止することができる。
また、後部ドア構造Cにおいては、第二外延部32の上下壁32aに、リアワイパ5のハーネス16の固定点が設けられている。
このような後部ドア構造Cによれば、上下壁32aによって、連結部材30のねじり剛性がさらに向上する。
また、このような後部ドア構造Cによれば、ハーネス16を固定する部材を別に設ける必要が無いので、部品点数を削減することができる。
また、このような後部ドア構造Cによれば、リアワイパ5に近い位置で、ハーネス16を固定できるので、ハーネス16のバタつきを防止することができる。
また、後部ドア構造Cにおいては、連結部材30が、ダイナミックダンパの取付部53を備えている。
このような後部ドア構造Cによれば、連結部材30が、ダイナミックダンパーの取付部材を兼ねるので、部品点数を削減することができる。
また、後部ドア構造Cにおいては、横ビーム9の凹部10の上方を覆うカバー部材40が、トリム部材50とは別に設けられている。
このような後部ドア構造Cによれば、トリム部材50の大型化を抑制しつつ、凹部10に配置されるリアワイパ5を、より確実に覆うことができる。
また、後部ドア構造Cにおいては、トリム部材50の周縁(リップ部52)が、カバー部材40と横ビーム9の一般部19とに連続して当接している。
このような後部ドア構造Cによれば、連続する面にトリム部材50のリップ部52が当接するので、隙間の発生を抑制できる。
また、このような後部ドア構造Cによれば、連続する面にトリム部材50が当接するので、例えば段差部に当接するトリム部材50と比べて構造を簡素化することができる。これによりトリム部材50の成形性が向上する。
以上、本実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態に限定されず、種々の形態で実施することができる。
前記実施形態では、連結部材30をインナパネル1aとは別体であるものを想定している。しかしながら、後部ドア構造Cは、インナパネル1aに形成したビードによって縦ビード20,20同士をつなぐ構成とすることもできる。
また、前記実施形態では、連結部材30が縦ビード20,20の下部同士を連結する構成となっている。しかしながら、後部ドア構造Cは、縦ビード20,20の上部同士を連結する構成とすることもできるし、リアワイパ5と干渉しないことを前提に、縦ビード20,20の中央部同士を連結する構成とすることもできる。
また、前記実施形態では、連結部材30における第二外延部32の上下壁32aが上方に向けて延びている。しかしながら、上下壁32aは、下方に向けて延びる構成、又は上下の両方向に2股に延びる構成とすることもできる。
1 後部ドア
1a インナパネル
1b アウタパネル
5 リアワイパ
6 外枠部
6a 下辺
7 窓部材
8 窓枠部
9 横ビーム
9a 上壁
9b 下壁
9c 底壁
10 凹部
11 第一補強部
12 第二補強部
13 第三補強部
16 ハーネス
17 クリップ
18 切り起し部
19 一般部
20 縦ビード
20a 縦ビード部分
20b 縦ビード部分
30 連結部材
31 外延部
31a フランジ部
32 第二外延部
32a 上下壁
33 縦壁部
33b 締結孔(ダイナミックダンパの取付部)
40 カバー部材
50 トリム部材
52 リップ部
C 後部ドア構造

Claims (6)

  1. インナパネルと、
    前記インナパネルの車外側に配置されるアウタパネルと、
    前記アウタパネルに取り付けられる窓部材と、
    前記窓部材を払拭するリアワイパと、
    を有する後部ドアを備え、
    前記インナパネルは、前記窓部材の下縁に沿って延びる横ビームを備え、
    前記横ビームは、車内側に面する前記横ビームの一般部から車外側に向かって凹む凹部を備え、
    前記凹部に前記リアワイパが取り付けられ、
    前記インナパネルは、前記一般部と前記凹部との間から上下方向に沿って延びる縦ビードを備え
    前記横ビームは、前記凹部の両側のそれぞれに前記一般部と縦ビードとを備え、
    前記横ビームに対して上下方向でずれた位置において、前記縦ビード同士を連結する連結部材が設けられている後部ドア構造。
  2. 前記連結部材は、ドア厚さ方向に延びる外延部を備え、
    前記外延部は、前記アウタパネルに接合されている請求項1に記載の後部ドア構造。
  3. 前記連結部材は、前記外延部よりもドア厚さ方向に短い第二外延部を備え、
    前記第二外延部は、上下方向に沿って延びる上下壁を備え、
    前記上下壁には、前記リアワイパに接続されるハーネスの固定点が設けられている請求項2に記載の後部ドア構造。
  4. 前記連結部材は、ダイナミックダンパの取付部を備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の後部ドア構造。
  5. 前記後部ドアは、前記インナパネルの室内側面に周縁が当接するトリム部材を備え、
    前記凹部の上方を覆うカバー部材が、トリム部材とは別に設けられている請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の後部ドア構造。
  6. 前記カバー部材の室内側面と、前記一般部の室内側面とが面一に形成され、
    前記トリム部材の周縁は、前記カバー部材の室内側面と前記一般部の室内側面とに連続
    して当接している請求項5に記載の後部ドア構造。
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