JP7154688B2 - ドア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、キャラクタラインが形成されたドアアウタパネルを有するドア構造に関する。
自動車のサイドドアのドア構造として、特許文献1の車両用ドア構造が知られている。この車両用ドア構造は、その下半分を構成するドアパネル体と、ドアパネル体の上部に取り付けられたドアフレームとを備える。ドアパネル体は、車外側のドアアウタパネルと車内側のドアインナパネルとを有する。両パネルの間における車両の下方側には、車両の前後方向に延びてドアアウタパネルを補強するインパクトビームが介在され、上方側には、ベルトラインに沿って車両の前後方向に延びるベルトラインインナリインフォースメントが介在されている。このベルトラインインナリインフォースメントは、両パネルの間における車両の前方側に介在されるミラーブラケットと、車両の後方側に介在されるロックリインフォースメントとにそれぞれ結合されている。
特開2008-56025号公報
ドアアウタパネルにキャラクタラインが形成されるドア構造では、ドアの開閉時などに異音が発生する虞がある。キャラクタラインは、通常、溝や突条などで構成されており、ドアの開閉時などにキャラクタラインの変形に伴いドアアウタパネルが変形するからである。キャラクタラインの変形とは、例えばキャラクタラインの屈曲部を挟んで隣り合う二面の内角が変化することが挙げられる。このドアアウタパネルの変形を抑制するために、ドアアウタパネルの車内側におけるキャラクタラインの近傍にキャラクタラインを補強するためのリインフォースメントを設けることがある。しかし、ドアアウタパネルの変形を効果的に抑制するには、上記リインフォースメントの大きさや厚さをある程度大きくする必要があり重量の増大を招く。
本発明の目的の一つは、コンパクトな構成でドアアウタパネルに形成されたキャラクタラインを補強できるドア構造を提供することにある。
本発明の一態様に係るドア構造は、
ドアインナパネルとキャラクタラインが形成されたドアアウタパネルとを有するドア本体を備えるドア構造であって、
前記ドアインナパネルと前記ドアアウタパネルとの間に前記キャラクタラインを挟むように介在される第一ドア補強部材及び第二ドア補強部材と、
前記キャラクタラインに交差するように前記第一ドア補強部材と前記第二ドア補強部材とを橋渡しするキャラクタライン補強部材とを備え、
前記キャラクタライン補強部材は、
前記第一ドア補強部材に対して固定される第一固定部と、
前記第二ドア補強部材に対して固定される第二固定部と、
前記キャラクタライン及び前記キャラクタラインの近傍の少なくとも一方に固定される中間固定部とを有する。
上記ドア構造は、コンパクトな構成でドアアウタパネルに形成されたキャラクタラインを補強できる。キャラクタライン及びキャラクタラインの近傍の少なくとも一方に固定されるキャラクタライン補強部材が第一ドア補強部材と第二ドア補強部材とを橋渡しすることで、キャラクタライン補強部材自体を大型化しなくてもキャラクタライン補強部材の剛性を高め易いからである。そのため、ドアの開閉時などにキャラクタラインの変形を効果的に抑制でき、延いてはドアアウタパネルの変形を効果的に抑制できる。従って、ドアの開閉時などの異音の発生を抑制し易い。このように、キャラクタライン補強部材自体をコンパクトにし易いため、軽量化、コストの削減、及び生産性の向上を図り易い。
実施形態1に係るドア構造の概略を示す斜視図である。 実施形態1に係るドア構造のインナパネルを取外した状態の概略を示す側面図である。 図2の(III)-(III)切断線で切断したドア構造の概略を示す断面図である。
本発明のドア構造の実施形態1を、図1~図3を参照しつつ以下に説明する。図中の同一符号は同一名称物を示す。図中の「FR」は車両の前方、「RR」は後方、「LH」は左側、「RH」は右側、「UP」は上方、「LWR」は下方を示す。
《実施形態1》
〔ドア構造〕
実施形態1に係るドア構造1は、ドアインナパネル21とドアアウタパネル22とを有するドア本体2を備える(図1)。このドアアウタパネル22には、キャラクタライン23が形成されている。ドア構造1における両パネル21,22の間には、キャラクタライン23を挟むように第一ドア補強部材31及び第二ドア補強部材32が介在されている(図2,図3)。このドア構造1の特徴の一つは、キャラクタライン23に交差して第一ドア補強部材31と第二ドア補強部材32とを橋渡しする共に、キャラクタライン23に固定されるキャラクタライン補強部材50を備える点にある。以下、各構成を詳細に説明する。本例では、ドア構造1は、車両のフロントサイドドア10に備わる場合を例に説明する。
[ドア本体]
ドア本体2は、車両のドア開口(図示略)を開閉する(図1)。ドア本体2は、車両の左右の両側方における車両の前方側に設けられる。このドア本体2は、ヒンジタイプであり、ヒンジを介して車両におけるドア開口の前方側縁を形成する部分(例えばフロントピラーロア)に対して回動自在に固定される(いずれも図示略)。図1では、車両の右側前方のドア本体2を示している。ドア本体2は、車内側に配置されるドアインナパネル21(図1、図3)と、車外側に配置されるドアアウタパネル22(図1~図3)とを有する。ドアアウタパネル22は、その高さ方向の一端から他端にかけて車外側が凸となるように円弧状に湾曲している(図3)。ドアアウタパネル22の高さ方向とは、車両の上下方向をいう。このドアアウタパネル22には、キャラクタライン23(意匠ライン)が形成されている。
(キャラクタライン)
キャラクタライン23は、ドアアウタパネル22の意匠性を高める。キャラクタライン23は、本例ではドアアウタパネル22の車内側に窪む溝で構成しているが(図1,図3)、段差やドアアウタパネル22の車外側に張り出す突条などで構成してもよい。キャラクタライン23(溝)の横断面形状は、本例では溝の開口側が底側よりも広い台形状である(図3)。キャラクタライン23の数は、本例では単数であるが、複数としてもよい。キャラクタライン23は、後述する第一ドア補強部材31と第二ドア補強部材32との間に挟まれる部分を有する(図2)。両ドア補強部材31,32に挟まれる部分を有していれば、キャラクタライン23の形態(形成箇所や平面形状や長さなど)は問わず、適宜選択できる。キャラクタライン23の平面形状とは、ドアアウタパネル22を車両の外側から見たときの形状である。
キャラクタライン23は、本例ではドアアウタパネル22の高さ方向の略中央に、ドアアウタパネル22の幅方向に沿って直線状に形成されている。このキャラクタライン23の長さ(形成領域)は、ドアアウタパネル22の幅方向の略全長に亘る長さ(領域)である。ドアアウタパネル22の幅方向とは、ベルトライン11に沿った方向であり、本例のようなフロントサイドドア10の場合、車両の前後方向をいう。キャラクタライン23は、その長手の全長に亘って直線状に形成しているが、一部が曲線状に形成された曲線部や段差状に形成された段差部を有していてもよい。なお、キャラクタライン23は、ドアアウタパネル22の幅方向に交差する方向に沿って直線状に形成されていてもよい。
[第一ドア補強部材・第二ドア補強部材]
第一ドア補強部材31と第二ドア補強部材32とは、ドア本体2の剛性を高める機能を有する(図2,図3)。第一ドア補強部材31と第二ドア補強部材32とは、両パネル21,22の間にキャラクタライン23を挟むように介在されている。この第一ドア補強部材31と第二ドア補強部材32の種類は、キャラクタライン23の形成箇所などに応じて適宜選択でき、例えば、インパクトバー41、ベルトラインアウタリインフォースメント42、張り剛性リインフォースメント43、ヒンジリインフォースメント44、ロックリインフォースメント45のいずれかが挙げられる。
(インパクトバー)
インパクトバー41は、側面衝突に対するドア本体2の剛性を高める(図2、図3)。インパクトバー41は、ドア本体2の幅方向(車両の前後方向)に延びる長尺状の部材であり(図2)、本例では板材で構成されている(図3)。インパクトバー41の横断面形状は、適宜選択でき、本例では凹凸が交互に連続する波形状である。インパクトバー41の配置箇所は、ドアアウタパネル22の下方側であり、本例ではキャラクタライン23よりも下方側である(図2,図3)。インパクトバー41の長手方向の一端部(前端部)はヒンジリインフォースメント44に固定され、他端部(後端部)はドアアウタパネル22自体に固定される(図2)。インパクトバー41における一端部と他端部との間の中間部の適所が、ドアアウタパネル22自体に固定される。上記一端部及び上記他端部の固定は、例えばスポット溶接された溶接部(図示略)を介して行える。上記中間部の固定は、例えばマスチック接着剤など弾性を有する接着剤60(図3)を介して行える。以下の説明における接着剤には、マスチック接着剤を含むものとする。
(ベルトラインアウタリインフォースメント)
ベルトラインアウタリインフォースメント42は、ドア本体2の剛性、特にドアアウタパネル22のベルトライン11の剛性を高める(図2)。ベルトラインアウタリインフォースメント42は、ベルトライン11に沿ってドア本体2の幅方向(車両の前後方向)に延びる長尺状の部材であり(図2)、本例では板材で構成されている(図3)。ベルトラインアウタリインフォースメント42の横断面形状は、適宜選択でき、本例ではハット形状である(図2)。ベルトラインアウタリインフォースメント42の配置箇所は、ドアアウタパネル22の上方側(ドアアウタパネル22の上端)であり、本例ではキャラクタライン23よりも上方側である(図2、図3)。ベルトラインアウタリインフォースメント42は、ヒンジリインフォースメント44とロックリインフォースメント45とを橋渡しするように設けられている(図2)。ベルトラインアウタリインフォースメント42の長手方向の一端部(前端部)はヒンジリインフォースメント44に固定され、他端部(後端部)はロックリインフォースメント45に固定される。ベルトラインアウタリインフォースメント42における一端部と他端部との間の中間部の適所が、ドアアウタパネル22に固定される。これらの固定は、インパクトバー41と同様に行え、上記一端部及び他端部の固定は、例えばスポット溶接された溶接部(図示略)を介して行え、上記中間部の固定は、例えば接着剤(図示略)を介して行える。
(張り剛性リインフォースメント)
張り剛性リインフォースメント43は、ドアアウタパネル22(ドア本体2)の剛性を高める(図2、図3)。張り剛性リインフォースメント43は、ドア本体2の幅方向(車両の前後方向)に延びる長尺状の部材であり(図2)、本例では板材で構成されている(図3)。張り剛性リインフォースメント43の横断面形状は、適宜選択でき、本例ではハット形状である。張り剛性リインフォースメント43の配置箇所は、本例ではドアアウタパネル22におけるキャラクタライン23の上方側であり、キャラクタライン23とベルトラインアウタリインフォースメント42との間である(図2,図3)。張り剛性リインフォースメント43の長手方向の一端部(前端部)はヒンジリインフォースメント44に固定され、他端部(後端部)はドアアウタパネル22自体に固定される(図2)。張り剛性リインフォースメント43における一端部と他端部との間の中間部の適所が、ドアアウタパネル22自体に固定される。これらの固定は、インパクトバー41と同様に行え、上記一端部及び上記他端部の固定は、例えばスポット溶接された溶接部(図示略)を介して行え、上記中間部の固定は、例えば接着剤(図示略)を介して行える。
(ヒンジリインフォースメント)
ヒンジリインフォースメント44(図2の紙面左側に二点鎖線で示す)は、ドア本体2の前方側の剛性を高めて、ドア本体2を回動自在に固定するヒンジ(図示略)を支持する。ヒンジリインフォースメント44は、ドア本体2の高さ方向(車両の上下方向に)延びる長尺状の部材あり、本例ではドア本体2の前端において、ベルトライン11の上方から下方に亘って設けられている。ヒンジリインフォースメント44の配置箇所は、ドアアウタパネル22におけるキャラクタライン23よりも前方側である。ヒンジリインフォースメント44のドア本体2への固定は、例えばスポット溶接された溶接部(図示略)を介して行える。
(ロックリインフォースメント)
ロックリインフォースメント45(図2の紙面右側に二点鎖線で示す)は、ドア本体2の後方側の剛性を高めて、ドア本体2がドア開口を閉じた際にドア本体2をロックするロック機構(図示略)を支持する。ロックリインフォースメント45は、ドア本体2の高さ方向(車両の上下方向)に延びる部材であり、本例ではドア本体2の後端において、ベルトライン11から高さ方向の下方に向かって略中央に亘るように設けられている。ロックリインフォースメント45の配置箇所は、ドアアウタパネル22におけるキャラクタライン23よりも上方側である。ロックリインフォースメント45のドア本体2への固定は、例えばスポット溶接された溶接部(図示略)を介して行える。
本例では、第一ドア補強部材31はインパクトバー41で構成され、第二ドア補強部材32はベルトラインアウタリインフォースメント42で構成されている。この第一ドア補強部材31と第二ドア補強部材32とは、その他、キャラクタライン23の形成箇所や各補強部材41~45のサイズなどにもよるが、以下の組み合わせ(1)~(9)のいずれかとすることができる。
(1)インパクトバー41と張り剛性リインフォースメント43
(2)インパクトバー41とヒンジリインフォースメント44
(3)インパクトバー41とロックリインフォースメント45
(4)ベルトラインアウタリインフォースメント42と張り剛性リインフォースメント43
(5)ベルトラインアウタリインフォースメント42とヒンジリインフォースメント44
(6)ベルトラインアウタリインフォースメント42とロックリインフォースメント45
(7)張り剛性リインフォースメント43とヒンジリインフォースメント44
(8)張り剛性リインフォースメント43とロックリインフォースメント45
(9)ヒンジリインフォースメント44とロックリインフォースメント45
[キャラクタライン補強部材]
キャラクタライン補強部材50は、キャラクタライン23を補強するもので、キャラクタライン23に交差するように第一ドア補強部材31と第二ドア補強部材32とを橋渡しすると共に、その途中がキャラクタライン23に固定される。それにより、ドア本体2の開閉時の衝撃などによりキャラクタライン23の変形を効果的に抑制できて、ドアアウタパネル22が変形することを効果的に抑制できる。そのため、ドアアウタパネル22の変形に伴う異音の発生を防止できる。キャラクタライン補強部材50が第一ドア補強部材31と第二ドア補強部材32とを橋渡すことで、キャラクタライン補強部材50の剛性を高め易いからである。そのため、キャラクタライン補強部材50自体を小型化し易い。このキャラクタライン補強部材50は、後述する第一固定部51と第二固定部52と中間固定部53とを有する。
キャラクタライン補強部材50は、長尺状の部材であり(図2,図3)、本例では板材で構成されている(図3)。キャラクタライン補強部材50の横断面形状は、適宜選択でき、本例ではハット形状である(図2)。キャラクタライン補強部材50の配置箇所は、本例ではドアアウタパネル22の幅方向(車両の前後方向)の略中央であり、キャラクタライン補強部材50は、その長手方向がドアアウタパネル22の高さ方向に沿うように配置されている。キャラクタライン補強部材50の縦断面形状は、ドアアウタパネル22に沿った形状であることが好ましく、本例ではドアアウタパネル22の湾曲形状に沿って湾曲する略円弧状である(図3)。それにより、キャラクタライン補強部材50をその長手方向の一端から他端にかけてドアアウタパネル22に沿わせ易いため、キャラクタライン補強部材50をドアアウタパネル22に固定し易い。キャラクタライン補強部材50の数は、本例では単数であるが、複数とすることもできる。
(第一固定部・第二固定部)
第一固定部51は、キャラクタライン補強部材50の長手方向の一端に設けられ、第一ドア補強部材31(本例ではインパクトバー41)に対して固定される。第二固定部52は、キャラクタライン補強部材50の長手方向の他端に設けられ、第二ドア補強部材32(本例ではベルトラインアウタリインフォースメント42)に対して固定される。
(中間固定部)
中間固定部53は、第一固定部51と第二固定部52との間に設けられ、キャラクタライン23、及びキャラクタライン23の近傍の少なくとも一方に固定される。キャラクタライン23の近傍とは、キャラクタライン23の変形を抑制できる範囲であり、例えば、キャラクタライン23の幅方向(長手方向と直交する方向)の両側において、キャラクタライン23からキャラクタライン23の幅と同程度の長さまでの間の範囲をいう。本例のようにキャラクタライン23が車内側に窪む溝で構成されている場合、中間固定部53は、キャラクタライン補強部材50のうち、その溝の底面に対応する箇所に設ければよい。また、キャラクタライン23が車外側に突出する突条で構成されている場合、中間固定部53は、キャラクタライン補強部材50のうち、突条によりドアアウタパネル22の車内側に形成される開口部近傍に対応する箇所に設ければよい。本例では、中間固定部53は、キャラクタライン23自体とキャラクタライン23の近傍(下方側)との両方に固定される。
キャラクタライン補強部材50における隣り合う固定部同士の間の領域は、適所がドアアウタパネル22や張り剛性リインフォースメント43に固定される。キャラクタライン補強部材50の形状は上述したように円弧状である(図3)ため、中間固定部53や上記固定部同士の間の領域をキャラクタライン23やドアアウタパネル22に固定し易い。
(固定手法)
第一固定部51及び第二固定部52の固定は、例えばスポット溶接された溶接部70を介して行え、中間固定部53の固定は、例えば接着剤60を介して行える(図3)。上記固定部同士の間の領域におけるドアアウタパネル22への固定は、例えば接着剤60を介して行え、上記各固定部同士の間の領域における張り剛性リインフォースメント43への固定は、例えばスポット溶接された溶接部70を介して行える(図3)。
〔作用効果〕
実施形態1のドア構造1は、コンパクトな構成でドアアウタパネル22に形成されたキャラクタライン23を補強できる。キャラクタライン23及びキャラクタライン23の近傍の少なくとも一方に固定されるキャラクタライン補強部材50が第一ドア補強部材31と第二ドア補強部材32とを橋渡しすることで、キャラクタライン補強部材50自体を大型化しなくてもキャラクタライン補強部材50の剛性を高め易いからである。特に、キャラクタライン補強部材50の各固定部同士の間の領域を張り剛性リインフォースメント43に対して溶接すると共にドアアウタパネル22に対して接着しているので、キャラクタライン補強部材50の剛性をより一層高め易い。そのため、ドアの開閉時などにキャラクタライン23の変形を効果的に抑制でき、延いてはドアアウタパネル22の変形を効果的に抑制できる。従って、ドアの開閉時などの異音の発生を抑制し易い。その上、キャラクタライン補強部材50自体をコンパクトにし易いため、軽量化、コストの削減、及び生産性の向上を図り易い。
本発明は、これらの例示に限定されず、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
例えば、キャラクタライン23が上述のように幅方向に沿って形成されている場合、キャラクタライン補強部材50は、ヒンジリインフォースメント44の下方側とロックリインフォースメント45とを斜めに橋渡しして、キャラクタライン補強部材50の途中をキャラクタライン23及びキャラクタライン23の近傍の少なくとも一方に固定していてもよい。即ち、第一ドア補強部材31と第二ドア補強部材32とはそれぞれヒンジリインフォースメント44とロックリインフォースメント45とで構成される。
キャラクタライン23が高さ方向に沿って形成されている場合、キャラクタライン補強部材50は、ヒンジリインフォースメント44とロックリインフォースメント45とを幅方向に沿って橋渡しして、キャラクタライン補強部材50の途中をキャラクタライン23及びキャラクタライン23の近傍の少なくとも一方に固定していてもよい。
キャラクタライン23が斜め方向に沿って形成されている場合、キャラクタライン補強部材50は、インパクトバー41とベルトラインアウタリインフォースメント42とを高さ方向に橋渡ししてもよいし、ヒンジリインフォースメント44とロックリインフォースメント45とを幅方向に橋渡ししてもよい。キャラクタライン補強部材50をいずれの方向に橋渡ししても、キャラクタライン補強部材50の途中をキャラクタライン23及びキャラクタライン23の近傍の少なくとも一方に固定する。
ドア構造1は、フロントサイドドア10ではなくリアサイドドアやバックドアに備わる形態とすることができる。ドア構造1がバックドアに備わる形態では、上述したドア本体2(ドアアウタパネル22)の幅方向とはドア本体(ドアアウタパネル)における車両の左右方向となる。
1 ドア構造
10 フロントサイドドア
11 ベルトライン
2 ドア本体
21 ドアインナパネル
22 ドアアウタパネル
23 キャラクタライン
31 第一ドア補強部材
32 第二ドア補強部材
41 インパクトバー
42 ベルトラインアウタリインフォースメント
43 張り剛性リインフォースメント
44 ヒンジリインフォースメント
45 ロックリインフォースメント
50 キャラクタライン補強部材
51 第一固定部
52 第二固定部
53 中間固定部
60 接着剤
70 溶接部

Claims (1)

  1. ドアインナパネルとキャラクタラインが形成されたドアアウタパネルとを有するドア本体を備えるドア構造であって、
    前記ドアインナパネルと前記ドアアウタパネルとの間に前記キャラクタラインを挟むように介在される第一ドア補強部材及び第二ドア補強部材と、
    前記キャラクタラインに交差するように前記第一ドア補強部材と前記第二ドア補強部材とを橋渡しするキャラクタライン補強部材とを備え、
    前記ドアアウタパネルは、高さ方向の一端から他端にかけて車外側が凸となるように円弧状に湾曲しており、
    前記キャラクタライン補強部材の縦断面形状は、前記ドアアウタパネルの湾曲形状に沿って湾曲する円弧状であり、
    前記キャラクタライン補強部材は、
    前記第一ドア補強部材に対して固定される第一固定部と、
    前記第二ドア補強部材に対して固定される第二固定部と、
    前記キャラクタライン及び前記キャラクタラインの近傍の少なくとも一方に固定される中間固定部とを有する
    ドア構造。
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