JP6946703B2 - 緩衝包装用シート及び包装用袋 - Google Patents
緩衝包装用シート及び包装用袋 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6946703B2 JP6946703B2 JP2017080322A JP2017080322A JP6946703B2 JP 6946703 B2 JP6946703 B2 JP 6946703B2 JP 2017080322 A JP2017080322 A JP 2017080322A JP 2017080322 A JP2017080322 A JP 2017080322A JP 6946703 B2 JP6946703 B2 JP 6946703B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- base material
- packaging
- uneven shape
- paper base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Buffer Packaging (AREA)
Description
一方、エアーキャップと言われるプラスチック製の緩衝材が通常使用され、封筒等の内部に一体化されたものが実用化されているが、使用後、古紙回収する際に、封筒等の紙部分とエアーキャップ部分を分離する必要がある手間があり、量がある場合大変な労力となる。
(1)物品を保護する緩衝包装用シートであって、
前記緩衝包装用シートは、紙基材に略全域に、多数の凹凸形状を有するエンボス紙であり、
該凹凸形状は、高さが紙基材の肉厚よりも大きく、且つ3mm以下であることを特徴とする緩衝包装用シート。
(2)前記凹凸形状は、紙基材の一方向に周期的に形成されているとともに、前記一方向と交わる他方向にも周期的に形成されている(1)記載の緩衝包装用シート。
(3)前記紙基材が3層以上の多層紙である(1)又は(2)記載の緩衝包装用シート。
(4)前記紙基材が、表層、中層、裏層の少なくとも3層有し、表層及び裏層は、針葉樹パルプを主成分とする(1)〜(3)の何れかに記載の緩衝包装用シート。
(5)(1)〜(4)の何れかに記載の緩衝包装用シートを袋状にした包装用袋。
(6)袋の内部に(1)〜(4)の何れかに記載の緩衝包装用シートを有する包装用袋。
前記包装用袋は凹凸形状を有する紙基材であるエンボス紙により構成され、
前記包装用袋の内部の対向する両方の面に前記凹凸形状を有しており、
前記凹凸形状は、紙基材の一方向に周期的に形成されているとともに、前記一方向と交わる他方向にも周期的に形成されており、
前記凹凸形状の高さは、紙基材の肉厚の2倍よりも大きく、3mm以下である部分Aと、
高さが1mm以下であり且つ前記部分Aの高さよりも低い部分Bを有することを特徴とする包装用袋。
(8)前記部分Bが、表示部である(7)に記載の包装用袋。
(9)前記部分Bが、封筒の接合部である(7)又は(8)に記載の包装用袋。
(10)前記部分Bが、封止フラップ部である(7)〜(9)の何れかに記載の包装用袋。
(11)紙基材が多層抄き紙である(7)〜(10)の何れかに記載の包装用袋。
(12)封筒の外面に、平滑な紙が貼り合わされている(7)〜(11)の何れかに記載の包装用袋。
緩衝包装用シートは、紙基材により形成される。紙基材としては、本発明で規定する特定の凹凸が形成できる紙基材であれば特に限定するものではない。例えば、クラフト紙、クルパック紙、ライナー紙、板紙、上質紙、中質紙、アート紙、コート紙、キャストコート紙などが例示できる。
更に、物品との滑り性を改善するために、マイクロカプセル、有機顔料や無機顔料、ポリオレフィン樹脂などを含有する層を表面或いは裏面に塗工してもよい。
また、耐水性を付与するために、樹脂類を塗工、ラミネートしていてもよい。
本発明でいう紙基材の肉厚は、図3で示すように、凹部部分の厚みdを10点平均した厚みである。高さは、凹部の表面から凸部の表面までの長さhであり、凸部10か所の平均値である。
包装用袋の形態は図面に限定されるものではなく、フラップの有無、マチの有無は適宜採用できる。たとえば、角底袋,ガセット袋,ピロー袋、スタンディングパウチといったさまざまな型式の袋を用いることがでる。
封筒において、
前記封筒は凹凸形状を有する紙基材であるエンボス紙により構成され、
前記封筒の内部の対向する両方の面に前記凹凸形状を有しており、
前記凹凸形状は、紙基材の一方向に周期的に形成されているとともに、前記一方向と交わる他方向にも周期的に形成されており、
前記凹凸形状の高さは、紙基材の肉厚の2倍よりも大きく、3mm以下である部分Aと、
高さが1mm以下であり且つ前記部分Aの高さよりも低い部分Bを有することを特徴とする封筒。
である。
部分的に凹凸の高さを押さえているが、全面的に凹凸形状を有するため、物品を包装した際に、外力が加わった場合、凹凸形状が変形することにより、緩衝することができる。また凹凸形状が多数有するので、物品を滑ることなく保持することができる。
なお、これらの形態は、組み合わせて採用しても構わない。
上記のように、本考案の封筒は、内部に特定の凹凸形状を有することが特徴であるが、封筒の表面側には、平坦な紙が積層されていてもよい。
2 紙基材
3 凸部
4 凹部
10 袋(封筒)
11 凸部(封筒の内側に向かって凸)
12 凹部(封筒の外側に向かって凸)
20 封筒
21 凸部
22 凹部
23 部分A
24 部分B
25 表示部
26 接合部
27 接着剤
28 封止フラップ部
Claims (7)
- 物品を保護する緩衝包装用シートであって、
前記緩衝包装用シートは、紙基材に略全域に、多数の凹凸形状を有するエンボス紙であり、
前記紙基材は、坪量が220g/m2以上、420g/m2以下の3層以上の多層抄きによる多層紙であり、
前記凹凸形状は、高さが紙基材の肉厚よりも大きく、且つ3mm以下であり、
前記凹凸形状は、凸部の頂上に平坦部を有することを特徴とする緩衝包装用シート。 - 前記凹凸形状は、紙基材の一方向に周期的に形成されているとともに、前記一方向と交わる他方向にも周期的に形成されている請求項1記載の緩衝包装用シート。
- 前記エンボス紙は、凹凸形状を有するロールと、該ロールの凸部が凹部に、凹部が凸部となるように形成されたロールの組み合わせにより凹凸形状を形成されている請求項1又は2記載の緩衝包装用シート。
- 前記紙基材が、表層、中層、裏層の少なくとも3層有し、表層及び裏層は、針葉樹パルプを主成分とする請求項1〜3の何れかに記載の緩衝包装用シート。
- 請求項1〜4の何れかに記載の緩衝包装用シートを袋状にした包装用袋。
- 袋の内部に請求項1〜4の何れかに記載の緩衝包装用シートを有する包装用袋。
- 包装用袋において、
前記包装用袋は凹凸形状を有する紙基材であるエンボス紙により構成され、
前記紙基材は、坪量が220g/m2以上、420g/m2以下の3層以上の多層抄きによる多層紙であり、
前記包装用袋の内部の対向する両方の面に前記凹凸形状を有しており、
前記凹凸形状は、紙基材の一方向に周期的に形成されているとともに、前記一方向と交わる他方向にも周期的に形成されており、
前記凹凸形状は、凸部の頂上に平坦部を有しており、
前記凹凸形状の高さは、紙基材の肉厚の2倍よりも大きく、3mm以下である部分Aと、
高さが1mm以下であり且つ前記部分Aの高さよりも低い部分Bを有することを特徴とする包装用袋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017080322A JP6946703B2 (ja) | 2017-04-14 | 2017-04-14 | 緩衝包装用シート及び包装用袋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017080322A JP6946703B2 (ja) | 2017-04-14 | 2017-04-14 | 緩衝包装用シート及び包装用袋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018177304A JP2018177304A (ja) | 2018-11-15 |
JP6946703B2 true JP6946703B2 (ja) | 2021-10-06 |
Family
ID=64281004
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017080322A Active JP6946703B2 (ja) | 2017-04-14 | 2017-04-14 | 緩衝包装用シート及び包装用袋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6946703B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11440305B2 (en) * | 2017-06-26 | 2022-09-13 | David Paul Goodrich | Embossed paper in combination with paper cushioning for shipping envelopes |
RU2730290C1 (ru) * | 2019-03-21 | 2020-08-21 | Акционерное общество "Солнечногорский опытно-экспериментальный механический завод" (АО "СОЭМЗ") | Покровный упаковочный материал |
GB201914421D0 (en) * | 2019-10-07 | 2019-11-20 | Carlton Packaging Llp | Improvements to packaging material |
WO2021077376A1 (zh) * | 2019-10-24 | 2021-04-29 | 成泰昌包装制品(深圳)有限公司 | 一种新型环保纸质袋体 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04222298A (ja) * | 1990-12-19 | 1992-08-12 | Okabe Eng Kk | エンボス加工紙の製造方法 |
JP4268980B2 (ja) * | 2006-11-20 | 2009-05-27 | 大王製紙株式会社 | 多層抄き板紙及びこの多層抄き板紙を用いた包装容器 |
JP3150889U (ja) * | 2009-03-18 | 2009-06-04 | 特種製紙株式会社 | 緩衝性を有する防錆紙 |
JP2010228111A (ja) * | 2009-03-25 | 2010-10-14 | Aiki Kogyo Kk | エンボス加工したラミネートとそれを用いた封筒 |
JP3152634U (ja) * | 2009-05-27 | 2009-08-06 | 特種製紙株式会社 | クッション性を有する製袋品 |
-
2017
- 2017-04-14 JP JP2017080322A patent/JP6946703B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018177304A (ja) | 2018-11-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6946703B2 (ja) | 緩衝包装用シート及び包装用袋 | |
JP6834736B2 (ja) | 包装袋 | |
RU2598996C2 (ru) | Упаковочная конструкция и способ изготовления указанной упаковочной конструкции | |
US20210284419A1 (en) | Protective products such as envelopes having a unique combination of interior padding of expanded slit sheet paper and exterior lining of emossed paper | |
ES2667596T3 (es) | Un laminado de envasado para un recipiente de envasado, así como recipientes de envasado producidos a partir del laminado de envasado | |
JP2018520062A (ja) | フラットシール容器 | |
TWI794432B (zh) | 套筒及包裝袋 | |
JP7006224B2 (ja) | 包装材 | |
JP7087943B2 (ja) | 包装袋 | |
EP3083436B1 (en) | Wrapper for soap bar | |
JP2019131284A (ja) | 包装材 | |
CN209905307U (zh) | 一种塑料包装板材及其制造的包装箱 | |
JP5045342B2 (ja) | 外装カートンに収納される物品保持具及びその基板 | |
WO2023233890A1 (ja) | ロール状衛生薄葉紙用包装体 | |
JP3234908U (ja) | 緩衝材付き包装用袋体 | |
CN219297866U (zh) | 一种用于物流供应链的多层包装纸板 | |
US20220297915A1 (en) | Packaging assembly comprising an interior bond | |
JP6497074B2 (ja) | 包装容器 | |
JP2018095264A (ja) | 緩衝シート | |
JP3210948U (ja) | 支持部材、包装資材及び包装体 | |
JP2023063875A (ja) | 包装体 | |
JP4357896B2 (ja) | 包装袋 | |
JP3158664U (ja) | 粉粒体袋 | |
JP2023021570A (ja) | 固定用シート | |
JP2016222324A (ja) | 包装袋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190612 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200520 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200818 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20201016 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20210518 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210712 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210817 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210830 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6946703 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |