JP3210948U - 支持部材、包装資材及び包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品を安定的に保持することができる支持部材を提供する。【解決手段】包装箱中で円筒状の胴部を有する複数の物品を支持する支持部材1であって、1枚のシートからなり、外側支持パネル2と、外側支持パネル2に連接され、この外側支持パネル2に折り重ねられ、使用時に物品側に配置される内側支持パネル3とを備え、内側支持パネル3が、並列に設けられ、物品が嵌合する複数の長方形状の第1開口3aを有し、外側支持パネル2が、内側支持パネル3の折り重ね状態で複数の第1開口3aと重なり合う部分に物品が嵌合する第1開口3aよりも幅狭な長方形状の複数の第2開口2aを有する。内側支持パネル3の折り重ね状態における第1開口3aの幅方向一方側の内側端縁及び第2開口2aの幅方向一方側の内側端縁を含む仮想平面の傾斜角度としては30°以上50°以下が好ましい。【選択図】図1

Description

本考案は、支持部材、包装資材及び包装体に関する。
段ボールシートを組み立ててなる包装箱が物品の保管用、運搬用等として広く用いられている。また、物品の形状等によっては、包装箱内に物品を安定的に保持できない場合があるため、包装箱と共に、この包装箱の内部で物品を安定的に支持するための支持部材が用いられることもある。このような支持部材を備える梱包具として、例えば「物品運送用梱包具」(特開2016−88526号公報参照)が発案されている。
この公報に記載の梱包具は、円筒状の物品を安定的に支持するためのトレーを有する。このトレーは、板面に物品の胴部の一部を受け入れるためのスリットを有している。このトレーは、物品の胴部の一部をスリットの開口縁に引っ掛けることで、物品を定位置保持することができるとされている。
特開2016−88526号公報
しかしながら、上記公報に記載のトレーは、1枚の段ボールシートにスリットを形成し、このスリットに物品の胴部の一部を嵌合するものであるため、トレーの底面側から物品の周面が突出するおそれが高い。そのため、このトレーは、上記突出側から物品に加わる外部からの衝撃を緩衝し難い。また、このトレーは、胴部の周面がトレー内に収まるように物品の胴部の一部を嵌合した場合、上記トレーの天面を基準とする物品の深さが段ボールシート1枚の厚さ未満となるため、物品がスリットから脱落しやすい。
本考案は、このような不都合に鑑みてなされたものであり、物品を安定的に保持することができる支持部材、包装資材及び包装体の提供を課題とするものである。
上記課題を解決するためになされた本考案に係る支持部材は、包装箱中で円筒状の胴部を有する複数の物品を支持する支持部材であって、1枚のシートからなり、外側支持パネルと、上記外側支持パネルに連接され、この外側支持パネルに折り重ねられ、使用時に上記物品側に配置される内側支持パネルとを備え、上記内側支持パネルが、並列に設けられ、上記物品が嵌合する複数の長方形状の第1開口を有し、上記外側支持パネルが、上記内側支持パネルの折り重ね状態で上記複数の第1開口と重なり合う部分に上記物品が嵌合する上記第1開口よりも幅狭な長方形状の複数の第2開口を有する。
当該支持部材は、外側支持パネルに内側支持パネルを折り重ねた状態で、この内側支持パネル側から物品を支持可能に構成されている。当該支持部材は、上記内側支持パネルが、並列に設けられ、上記物品が嵌合する複数の長方形状の第1開口を有しているので、この第1開口内に物品を保持することができる。さらに、当該支持部材は、上記外側支持パネルが、上記第1開口と重なり合う部分に上記物品が嵌合する上記第1開口よりも幅狭な長方形状の第2開口を有しており、上記物品を上記内側支持パネル及び外側支持パネルの2枚のパネルによって支持することができる。そのため、当該支持部材によると、上記物品の周面が外側支持パネルの外側に突出するおそれが低い。また、当該支持部材は、上記物品を上記第1開口及び第2開口に嵌合させた状態で保持するので、上記内側支持パネルの内面を基準とする物品の当該支持部材側への深さを十分に確保することができ、物品が第1開口及び第2開口から脱落するおそれが低い。そのため、当該支持部材は、物品を安定的に保持することができる。
上記内側支持パネルの折り重ね状態における上記第1開口の幅方向一方側の内側端縁及び第2開口の幅方向一方側の内側端縁を含む仮想平面の傾斜角度としては、30°以上50°以下が好ましい。このように、上記内側支持パネルの折り重ね状態における上記第1開口の幅方向一方側の内側端縁及び第2開口の幅方向一方側の内側端縁を含む仮想平面の傾斜角度が上記範囲内であることによって、物品の周面が外側支持パネルの外側に突出することを防止しつつ、この物品を十分な深さで上記第1開口及び第2開口に嵌合することができる。従って、物品をより安定的に保持することができる。
上記第2開口の開口幅に対するシート厚さの比としては、0.25以上0.45以下が好ましい。このように、上記第2開口の開口幅に対するシート厚さの比が上記範囲内であることによって、上記第1開口及び第2開口内に物品を的確に保持しつつ、上記外側支持部材の外側からの衝撃に対する緩衝機能を十分に高めることができる。
また、本考案に係る包装資材は、包装箱に組み立て可能な箱用シートと、折り重ね状態で上記包装箱に収容される複数対の当該支持部材とを備える。
当該包装資材は、包装箱に収容される複数対の当該支持部材を備えるので、各対の支持部材によって物品を上下から保護することができる。そのため、当該包装資材は、物品を安定的に保持することができる。
また、本考案に係る包装体は、複数対の当該支持部材と、円筒状の胴部を有し、折り重ね状態の当該支持部材に上下方向から支持される複数の物品と、上記複数の物品を上下方向から支持した複数対の当該支持部材を収容する包装箱とを備える。
当該包装体は、複数の物品を各対の当該支持部材によって上下方向から支持することができるので、物品を安定的に保持することができる。
なお、本考案において、「内側」とは使用状態で物品が配置される側をいい、「外側」とはその反対側をいう。開口の「内側端縁」とは、開口のシートの厚さ方向における物品側の端縁をいう。「上」及び「下」とは、包装体に組み立てられた状態で想定される一般的な使用態様における上下を意味するが、包装体組み立て前の向きを制限することを企図するものではない。
以上説明したように、本考案に係る支持部材、包装資材及び包装体は、物品を安定的に保持することができる。
本考案の一実施形態に係る支持部材を示す模式的平面図である。 図1の支持部材の折り重ね状態を示す模式的平面図である。 図2の支持部材が物品を支持した状態を示す模式的断面図である。 本考案の一実施形態に係る箱用シートを示す模式的平面図である。 本考案の一実施形態に係る支持パッドを示す模式的平面図である。 図1の支持部材、図4の箱用シート及び図5の支持パッドを用いた包装体を示す模式的断面図である。 図6の包装体の一対の図2の支持部材によって複数の物品を上下方向から支持した状態を示す模式的側面図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
<支持部材>
図1の支持部材1は、包装箱中で円筒状の胴部を有する複数の物品を支持する。上記物品としては、特に限定されるものではないが、例えばエアバッグ用のシリンダ型インフレーターが挙げられる。当該支持部材1は、1枚のシートからなる。当該支持部材1は、外側支持パネル2と、外側支持パネル2に連接され、外側支持パネル2に折り重ねられ、使用時に上記物品側に配置される内側支持パネル3とを備える。外側支持パネル2及び内側支持パネル3は略同形の矩形状に形成されており、長辺同士が一対の連接部4によって連接されている。当該支持部材1は、一対の連接部4で内側支持パネル3を外側支持パネル2の内側に折り重ねた状態で上記複数の物品を支持する。外側支持パネル2及び内側支持パネル3のサイズとしては、包装箱内でのぐらつきを容易かつ確実に防止する観点から、包装箱の複数の側面パネル内面によって画定される内部空間の平面形状と略同形状とされることが好ましい。なお、図1において、太い実線は当該支持部材1を切断して形成されるエッジを示し、細い実線は当該支持部材1の表面に筋押しして形成される罫線を示す。
当該支持部材1に用いられるシートとしては、上記複数の物品を支持できる程度の強度及び適度な反発力を有している限り特に限定されるものではなく、例えば段ボールシート、ボール紙等の紙製シート、紙製シートと合成樹脂製シートとの積層シート等が挙げられる。中でも、加工性、衝撃吸収性、取扱性、リサイクル性、経済性等の点から紙製のシートが好ましく、段ボールシートが特に好ましい。当該支持部材1を形成する段ボールとしては、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。当該支持部材1に用いられるシートの平均厚さとしては、上記物品の胴部の径に基づいて適宜設定可能であり、例えば3mm以上8mm以下とすることができ、上記シートが両面段ボールシートである場合、このシートの平均厚さとしては、例えば5mmとすることができる。
内側支持パネル3は、並列に設けられ、上記物品が嵌合する複数の長方形状の第1開口3aを有する。複数の第1開口3aは、長手方向が外側支持パネル2及び内側支持パネル3の連接方向と平行になるよう、短手方向に並列に配設されている。
図2に示すように、外側支持パネル2は、内側支持パネル3の折り重ね状態で複数の第1開口3aと重なり合う部分に上記物品が嵌合する第1開口3aよりも幅狭な長方形状の複数の第2開口2aを有する。複数の第2開口2aの長手方向長さは複数の第1開口3aの長手方向長さと等しく、内側支持パネル3の折り重ね状態において複数の第2開口2aの一対の短辺は複数の第1開口3aの一対の短辺と重なり合っている。また、内側支持パネル3の折り重ね状態において複数の第2開口2aの中心軸は複数の第1開口3aの中心軸と平面視で一致している。
図3に示すように、内側支持パネル2の折り重ね状態における第1開口3aの幅方向一方側の内側端縁P及び第2開口2aの幅方向一方側(第1開口3aの内側端縁Pとシートッ面方向における同一方向側)の内側端縁Qを含む仮想平面Xのシート面方向に対する傾斜角度αの下限としては、30°が好ましく、35°がより好ましい。一方、上記傾斜角度αの上限としては、50°が好ましく、45°がより好ましい。上記傾斜角度αが上記下限に満たないと、内側支持パネル3の内面を基準とする物品10の嵌合深さが不十分となり、物品10が第1開口3a及び第2開口2aから脱落するおそれがある。逆に、上記傾斜角度αが上記上限を超えると、物品10の周面が外側支持パネル2の外面と近接し過ぎたり、外側支持パネル2の外面の外側に突出することで、外側支持パネル2の外面側から衝撃が加わった際に物品10を十分に保護することができないおそれがある。
第1開口3a及び第2開口2aの長手方向長は、物品10の胴部の長手方向長さと略等しい。このように、第1開口3a及び第2開口2aの長手方向長さが物品10の胴部の長手方向長さと略等しいことによって、第1開口3a及び第2開口2aに嵌合した状態での物品10の長手方向のずれを防止することができる。これにより、物品10を第1開口3a及び第2開口2a内に安定的に保持することができる。第1開口3a及び第2開口2aの長手方向長さとしては、物品10の胴部の長手方向長さに基づいて適宜設定可能であるが、例えば10cm以上20cm以下とすることができる。
第1開口3aの幅は、物品10の径に対応して適宜設定可能である。第1開口3a及び第2開口2aに嵌合した状態で物品10を安定的に保持する観点から、物品10の胴部の径に対する第1開口3aの幅の比の下限としては、0.65が好ましく、0.70がより好ましい。一方、上記比の上限としては、0.85が好ましく、0.80がより好ましい。上記比が上記下限に満たないと、内側支持パネル3の内面を基準とする物品10の嵌合深さが不十分となり、物品10を第2開口2aに嵌合することができないおそれがある。逆に、上記比が上記上限を超えると、物品10の周面が外側支持パネル2の外面と近接し過ぎたり、外側支持パネル2の外面の外側に突出することで、外側支持パネル2の外面側から衝撃が加わった際に物品10を十分に保護することができないおそれがある。
第1開口3aの幅の下限としては、例えば20mmが好ましく、25mmがより好ましい。一方、第1開口3aの幅の上限としては、例えば40mmが好ましく、35mmがより好ましい。当該支持部材1のシートの平均厚さは例えば3mm以上8mm以下程度とすることができる。この点、第1開口3aの幅が上記下限に満たないと、内側支持パネル3の内面を基準とする物品10の嵌合深さが不十分となり、物品10を第2開口2aに嵌合することができないおそれがある。逆に、第1開口3aの幅が上記上限を超えると、物品10の周面が外側支持パネル2の外面と近接し過ぎたり、外側支持パネル2の外面の外側に突出するおそれや、物品10の胴部の径に対する第1開口3aの幅の比が小さくなり過ぎて、物品10を第1開口3a及び第2開口2a内に安定的に保持することができないおそれがある。
第1開口3aの幅に対する第2開口2aの幅の比の下限としては、0.50が好ましく、0.60がより好ましい。一方、上記比の上限としては、0.70が好ましく、0.65がより好ましい。上記比が上記下限に満たないと、内側支持パネル3の内面を基準とする物品10の嵌合深さが不十分となり、物品10を第1開口3a及び第2開口2a内に安定的に保持することができないおそれがある。逆に、上記比が上記上限を超えると、物品10の周面が外側支持パネル2の外面と近接し過ぎたり、外側支持パネル2の外面の外側に突出することで、外側支持パネル2の外面側から衝撃が加わった際に物品10を十分に保護することができないおそれがある。
第2開口2aの開口幅に対するシート厚さの比の下限としては、0.25が好ましく、0.30がより好ましい。一方、上記比の上限としては、0.45が好ましく、0.40がより好ましい。上記比が上記下限に満たないと、物品10の周面が外側支持パネル2の外面と近接し過ぎたり、外側支持パネル2の外面の外側に突出することで、外側支持パネル2の外面側から衝撃が加わった際に物品10を十分に保護することができないおそれがある。逆に、上記比が上記上限を超えると、内側支持パネル3の内面を基準とする物品10の嵌合深さが不十分となり、物品10を第1開口3a及び第2開口2a内に安定的に保持することができないおそれがある。
<利点>
当該支持部材1は、外側支持パネル2に内側支持パネル3を折り重ねた状態で、この内側支持パネル3側から物品10を支持可能に構成されている。当該支持部材1は、内側支持パネル3が、並列に設けられ、物品10が嵌合する複数の長方形状の第1開口3aを有しているので、この第1開口3a内に物品10を保持することができる。さらに、当該支持部材1は、外側支持パネル2が、第1開口3aと重なり合う部分に物品10が嵌合する第1開口3aよりも幅狭な長方形状の第2開口2aを有しており、物品10を内側支持パネル3及び外側支持パネル2の2枚のパネルによって支持することができる。そのため、当該支持部材1によると、物品10の周面が外側支持パネル2の外側に突出するおそれが低い。また、当該支持部材1は、物品10を第1開口3a及び第2開口2aに嵌合させた状態で保持するので、内側支持パネル3の内面を基準とする物品10の当該支持部材1側への深さを十分に確保することができ、物品10が第1開口3a及び第2開口2aから脱落するおそれが低い。そのため、当該支持部材1は、物品10を安定的に保持することができる。
<包装資材>
次に、図1の支持部材1を有する本考案の一実施形態に係る包装資材について説明する。当該包装資材は、包装箱に組み立て可能な図4の箱用シート11と、折り重ね状態で上記包装箱に収容される複数対の当該支持部材1とを備える。また、当該包装資材は、上記包装箱の蓋部及び底部の内面に配設される一対の図5の支持パッド31を備える。
(箱用シート)
箱用シート11は、1枚のシートからなる。箱用シート11は、組立時に四角筒状部を構成し、組立状態でそれぞれ対向し合う一対の長さ面パネル(第1長さ面パネル12及び第2長さ面パネル13)並びに一対の幅面パネル(第1幅面パネル14及び第2幅面パネル15)と、一対の長さ面パネル12,13の上縁から延出する一対の上側外フラップ16,17と、一対の幅面パネル14,15の上縁から延出する一対の上側内フラップ18,19とを備える。また、箱用シート11は、一対の長さ面パネル12,13の下縁から延出する一対の下側外フラップ20,21と、一対の幅面パネル14,15の下縁から延出する一対の下側内フラップ22,23と、第1長さ面パネル12の第1幅面パネル14との連接側と反対側の端縁から延出する糊代部24を備える。箱用シート11に用いられるシートとしては、当該支持部材1に用いられるシートと同様のものが挙げられる。
箱用シート11を包装箱に組み立てる手順としては、まず第1長さ面パネル12を第1幅面パネル14の内面に折り重ね、続いて第2幅面パネル15を第2長さ面パネル13の内面に折り重ね、糊代部24を第2幅面パネル15の内面に貼着することで第1長さ面パネル12、第1幅面パネル14、第2長さ面パネル13及び第2幅面パネル15を無端状に接続する。次に、第1長さ面パネル12及び第2長さ面パネル13が対向し、かつ第1幅面パネル14及び第2幅面パネル15が対向するように広げることで四角筒状部を形成する。続いて、一対の下側内フラップ22,23を内側に折り曲げたうえ、一対の下側外フラップ20,21を内側に折り曲げて先端同士を突き合わせ、この突合せ部の外面に封函テープを貼着すること等によって底部を形成する。さらに、一対の上側内フラップ18,19を内側に折り曲げたうえ、一対の上側外フラップ16,17を内側に折り曲げて先端同士を突き合わせ、この突合せ部の外面に封函テープを貼着すること等によって蓋部を形成する。これにより、包装箱が組み立てられる。
一対の支持パッド31は、それぞれ1枚のシートから形成される。一対の支持パッド31は、平面視略矩形状に形成されており、具体的には箱用シート11を組み立ててなる包装箱の一対の長さ面パネル12,13及び一対の幅面パネル14,15の内面によって画定される内部空間の平面形状と略同形状に形成されている。一対の支持パッド31に用いられるシートとしては、当該支持部材1に用いられるシートと同様のものが挙げられる。
続いて、図6及び図7を参照して、当該包装資材を用いた包装体51について説明する。当該包装体51は、複数対の当該支持部材1と、円筒状の胴部を有し、折り重ね状態の当該支持部材1に上下方向から支持される複数の物品10と、複数の物品10を上下方向から支持した複数対の当該支持部材1を収容する包装箱41とを備える。また、当該包装体51は、包装箱41の蓋部及び底部の内面に配設される一対の支持パッド31を備える。
当該包装体51は、包装箱41の底部の上面に1枚の支持パッド31を配設し、この支持パッドの上面側に、複数の物品10を一対の当該支持部材1で上下方向から支持した図7の複数対の支持ユニット52を配設し、この支持ユニット52の上面と包装箱41の蓋部との間に1枚の支持パッド31を配設して形成される。複数の物品10の周面は、各支持ユニット52における一対の外側支持パネル2の外面よりも内側に保持されている。これにより、当該包装体51は、支持ユニット52同士を直接積層しても、下側の支持ユニット52に保持される複数の物品10と上側の支持ユニット52に保持される複数の物品10とが上下方向に間隔を空けて保持されている。
<利点>
当該包装資材は、包装箱41に収容される複数対の当該支持部材1を備えるので、各対の当該支持部材1によって物品10を上下から保護することができる。そのため、当該包装資材は、物品10を安定的に保持することができる。
当該包装体51は、複数の物品10を各対の当該支持部材1によって上下方向から支持することができるので、物品を安定的に保持することができる。
[その他の実施形態]
なお、本考案に係る支持部材、包装資材及び包装体は、上記態様の他、種々の変更、改良を施した態様で実施することができる。例えば外側支持パネル及び内側支持パネルは、必ずしも略同一形状である必要はない。また、当該包装資材及び当該包装体は、必ずしも一対の支持パッドを備える必要はない。さらに、当該包装資材における箱用シートの具体的形状及び当該包装体における包装箱の具体的形状は特に限定されるものではない。
以上のように、本考案の支持部材、包装資材及び包装体は、物品を安定的に保持することができるので、物品の運搬用、保管用等に好適に用いられる。
1 支持部材
2 外側支持パネル
2a 第2開口
3 内側支持パネル
3a 第1開口
4 連接部
10 物品
11 箱用シート
12 第1長さ面パネル
13 第2長さ面パネル
14 第1幅面パネル
15 第2幅面パネル
16,17 上側外フラップ
18,19 上側内フラップ
20,21 下側外フラップ
22,23 下側内フラップ
24 糊代部
31 支持パッド
41 包装箱
51 包装体
52 支持ユニット
P,Q 内側端縁
X 仮想平面
α 傾斜角度

Claims (5)

  1. 包装箱中で円筒状の胴部を有する複数の物品を支持する支持部材であって、
    1枚のシートからなり、
    外側支持パネルと、
    上記外側支持パネルに連接され、この外側支持パネルに折り重ねられ、使用時に上記物品側に配置される内側支持パネルと
    を備え、
    上記内側支持パネルが、並列に設けられ、上記物品が嵌合する複数の長方形状の第1開口を有し、
    上記外側支持パネルが、上記内側支持パネルの折り重ね状態で上記複数の第1開口と重なり合う部分に上記物品が嵌合する上記第1開口よりも幅狭な長方形状の複数の第2開口を有する支持部材。
  2. 上記内側支持パネルの折り重ね状態における上記第1開口の幅方向一方側の内側端縁及び第2開口の幅方向一方側の内側端縁を含む仮想平面の傾斜角度が30°以上50°以下である請求項1に記載の支持部材。
  3. 上記第2開口の開口幅に対するシート厚さの比が0.25以上0.45以下である請求項1又は請求項2に記載の支持部材。
  4. 包装箱に組み立て可能な箱用シートと、
    折り重ね状態で上記包装箱に収容される請求項1、請求項2又は請求項3に記載の複数対の支持部材と
    を備える包装資材。
  5. 請求項1、請求項2又は請求項3に記載の複数対の支持部材と、
    円筒状の胴部を有し、折り重ね状態の上記支持部材に上下方向から支持される複数の物品と、
    上記複数の物品を上下方向から支持した複数対の支持部材を収容する包装箱と
    を備える包装体。
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