JP6936707B2 - インターホン機器 - Google Patents

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Description

本発明は、たとえば来訪者等を撮像するための撮像手段を備えたインターホン機器に関するものである。
従来、インターホン機器の一例であるインターホン子機には、来訪者等を撮像するためのカメラが備えられることがある(たとえば特許文献1)。そして、そのようなインターホン機器におけるカメラは、レンズを保持するレンズユニットを、回路基板が固定されるレンズホルダに螺合することによって構成されており、レンズユニットのレンズホルダへの螺合度合いを調整することにより、フォーカスを調整可能となっている。
特開2013−179457号公報
上述したようなカメラを備えたインターホン機器では、フォーカスが最適となる螺合度合いの保持が問題となる。特に、特許文献1に記載されているように、レンズカバー等に覆われることなくレンズが本体ケースの前面に露出するようなインターホン機器では、レンズが何かに触れる機会も増えるため、フォーカスの適切な状態での保持は一層重要な問題となる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みなされたものであって、たとえレンズが本体ケースの前面に露出していたとしても、フォーカスを適切な状態で保持することができるインターホン機器を提供しようとするものである。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1に記載の発明は、レンズ及びレンズを保持するレンズ鏡筒を有するレンズユニットと、レンズユニットの後部側が螺合されることによりレンズユニットと一体化されるレンズホルダと、撮像素子が搭載され、レンズホルダの後側に配置される回路基板とを備えたカメラが本体ケースの内部に設置されてなるインターホン機器であって、レンズ鏡筒に鍔状の板部が設けられ、板部とレンズホルダの前面とが前後方向で重なっているとともに、板部の外周縁に沿って、後側へ突出する壁部が設けられている一方、壁部により囲まれた空間において、ウェーブワッシャが、レンズユニットの後部側を挿通させた状態で、板部とレンズホルダの前面との間に、板部とレンズホルダの前面とにより前後から押し潰された格好で介在されていることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ウェーブワッシャが、レンズユニットの後部側を挿通させた状態で、板部とレンズホルダの前面との間に、板部とレンズホルダの前面とにより前後から押し潰された格好で介在されているため、レンズホルダへレンズユニットの後部側を螺合する際、合焦点へ近づくにつれてトルクが強くなる。したがって、レンズホルダに対してレンズユニットを合焦点で強固に固定することができる。また、たとえばOリング等の合成樹脂製の部材ではなくウェーブワッシャを採用したことで、長期に亘る使用やフォーカスの調整の繰り返しに際しての耐久性を向上させることができる。さらに、板部とレンズホルダの前面との間の距離が異なる他のインターホン機器についても、ウェーブワッシャの曲がり角度等を調整することにより、同じウェーブワッシャを使用することができるため、部品点数の削減、ひいては低コスト化を図ることができる。加えて、レンズに対して本体ケースの内側方向へ強い負荷がかかった際には、ウェーブワッシャが緩衝部材としての機能をも果たし、耐衝撃性の一層の向上を図ることができる上、たとえレンズユニットが本体ケースの内側へ押し込まれてしまったとしても、板部の後面がレンズホルダの前面に当接し、それ以上の後方(特に回路基板側)への移動が阻止される。したがって、レンズユニットと回路基板とが接触する等してカメラが大きく損傷してしまうような事態を防止することができる。
また、上記目的を達成するために、本発明のうち請求項2に記載の発明は、レンズ及びレンズを保持するレンズ鏡筒を有するレンズユニットと、レンズユニットの後部側が螺合されることによりレンズユニットと一体化されるレンズホルダと、撮像素子が搭載され、レンズホルダの後側に配置される回路基板とを備えたカメラが本体ケースの内部に設置されてなるインターホン機器であって、レンズ鏡筒に鍔状の板部が設けられ、板部とレンズホルダの前面とが前後方向で重なっているとともに、板部の外周縁に沿って、後側へ突出する壁部が設けられている一方、壁部により囲まれた空間において、コイルバネが、レンズユニットの後部側を挿通させた状態で、板部とレンズホルダの前面との間に、板部とレンズホルダの前面とにより前後から押し潰された格好で介在されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、コイルバネが、レンズユニットの後部側を挿通させた状態で、板部とレンズホルダの前面との間に、板部とレンズホルダの前面とにより前後から押し潰された格好で介在されているため、レンズホルダへレンズユニットの後部側を螺合する際、合焦点へ近づくにつれてトルクが強くなる。したがって、レンズホルダに対してレンズユニットを合焦点で強固に固定することができる。また、たとえばOリング等の合成樹脂製の部材ではなくコイルバネを採用したことで、長期に亘る使用やフォーカスの調整の繰り返しに際しての耐久性を向上させることができる。加えて、レンズに対して本体ケースの内側方向へ強い負荷がかかった際には、コイルバネが緩衝部材としての機能をも果たし、耐衝撃性の一層の向上を図ることができる上、たとえレンズユニットが本体ケースの内側へ押し込まれてしまったとしても、板部の後面がレンズホルダの前面に当接し、それ以上の後方(特に回路基板側)への移動が阻止される。したがって、レンズユニットと回路基板とが接触する等してカメラが大きく損傷してしまうような事態を防止することができる。
さらに、請求項1及び2に記載の発明によれば、壁部により囲まれた空間をウェーブワッシャやコイルバネの収容スペースとすることができる。したがって、レンズユニットの後部側をレンズホルダへ螺合させるに際し、ウェーブワッシャやコイルバネを収容凹部内へ収容した状態とすることができ、ウェーブワッシャやコイルバネの位置が安定しやすく、カメラの組み立て作業が容易となる。また、壁部を設けたことで、ウェーブワッシャやコイルバネからカメラ窓の開口縁までの沿面距離を稼ぐことができるため、一層高い静電気耐性をもたせることができる。
本発明によれば、ウェーブワッシャ(若しくはコイルバネ)が、レンズユニットの後部側を挿通させた状態で、板部とレンズホルダの前面との間に、板部とレンズホルダの前面とにより前後から押し潰された格好で介在されているため、レンズホルダへレンズユニットの後部側を螺合する際、合焦点へ近づくにつれてトルクが強くなる。したがって、レンズホルダに対してレンズユニットを合焦点で強固に固定することができる。また、たとえばOリング等の合成樹脂製の部材ではなくウェーブワッシャ(若しくはコイルバネ)を採用したことで、長期に亘る使用やフォーカスの調整の繰り返しに際しての耐久性を向上させることができる。
また、壁部により囲まれた空間をウェーブワッシャ(若しくはコイルバネ)の収容スペースとすることができるため、レンズユニットの後部側をレンズホルダへ螺合させるに際し、ウェーブワッシャ(若しくはコイルバネ)を収容凹部内へ収容した状態とすることができ、ウェーブワッシャ(若しくはコイルバネ)の位置が安定しやすく、カメラの組み立て作業が容易となる。また、壁部を設けたことで、ウェーブワッシャ(若しくはコイルバネ)からカメラ窓の開口縁までの沿面距離を稼ぐことができるため、一層高い静電気耐性をもたせることができる。
インターホン子機を前面側から示した説明図である。 カメラを設置した状態にある前ケースを後面側から示した斜視説明図である。 図2の前ケースを分解した状態にある斜視説明図である。 カメラを設置した状態にある前ケースの部分断面説明図である。 レンズホルダを示した説明図であって、(a)は前面側から示した説明図、(b)は(a)中のA−A線断面を示した説明図である。 レンズホルダを後面側から示した斜視説明図である。 レンズユニットを示した説明図である。 バネ部材を示した説明図である。 変更例となるレンズユニットを示した説明図である。
以下、本発明の一実施形態となるインターホン子機について、図面にもとづき詳細に説明する。
図1は、インターホン子機1を前面側から示した説明図である。
インターホン子機1は、前側に配置される前ケース2と、後側に配置される後ケース(図示せず)とで構成される本体ケースを有しており、この本体ケースの前面上部には、円孔状のカメラ窓3が開設され、該カメラ窓3内にレンズ4が露出するように、カメラ5(図2に示す)が本体ケース内に設置されている。また、カメラ窓3の右側には、通話のためのマイク部6が設けられている。さらに、カメラ窓3の下側には、来訪者が居住者を呼び出す際に操作する呼出ボタン7と、通話のためのスピーカ部8とが設けられている。そして、このようなインターホン子機1は、住戸の玄関の壁面等に設置されており、来訪者によって呼出ボタン7が操作されると、住戸内に設置されているインターホン親機(図示せず)を呼び出すとともに、カメラ5を作動させて来訪者を撮像する。なお、カメラ5により撮像された映像は、インターホン親機に備えられているモニタに表示される。
ここで、本発明の要部となるカメラ5の構造について、図2〜図8をもとに詳細に説明する。
図2は、カメラ5を設置した状態にある前ケース2を後面側から示した斜視説明図である。図3は、図2の前ケース2を分解した状態にある斜視説明図である。図4は、カメラ5を設置した状態にある前ケース2の部分断面説明図である。図5は、レンズホルダ10を示した説明図であって、(a)は前面側から示した説明図、(b)は(a)中のA−A線断面を示した説明図である。図6は、レンズホルダ10を後面側から示した斜視説明図である。図7は、レンズユニット11を示した説明図である。図8は、バネ部材を示した説明図であって、(a)及び(b)はウェーブワッシャ30を、(c)及び(d)はコイルバネ31を夫々示している。
カメラ5は、レンズユニット11と、レンズユニット11の後部を支持するレンズホルダ10と、撮像素子(図示せず)等が搭載された回路基板12と、レンズユニット11とレンズホルダ10との間に介在するウェーブワッシャ30とを備えてなる。レンズホルダ10は、前面が平らな基台で、ガラス繊維が混入した合成樹脂により形成されている。また、レンズホルダ10の中央部には、レンズユニット11を螺合させるための螺合孔13(図5(b)や図6において、螺合孔13内周面に刻設されたネジ溝は省略している)が設けられている。さらに、レンズホルダ10の左上隅部、右部、及び下部には、レンズホルダ10を前ケース2の裏面に固定するための固定片14、14・・が設けられている。各固定片14には、後方へ突出する位置決め凸部14aが設けられており、該位置決め凸部14aの略中央に、ネジ孔14bが前後方向へ穿設されている。さらにまた、レンズホルダ10の右上隅部、及び左下隅部には、レンズホルダ10と回路基板12とを一体化するためのネジ止め部15、15が設けられている。そして、各固定片14のネジ孔14b、及びネジ止め部15のネジ孔は、螺合孔13の中央を中心とした略同一円周上に位置した状態となっている。加えて、レンズホルダ10の後面には、螺合孔13から放射状に延びる複数の補強リブ16、16・・が設けられている。
一方、レンズユニット11は、複数のレンズ部材で構成されるレンズ4、及びレンズ4を保持するレンズ鏡筒17からなる。そして、レンズ鏡筒17は、前後方向へ延びる円筒状に形成され、内部にレンズ4を収容し、その前部を前面から露出させた状態で保持可能となっている。また、レンズ鏡筒17の後部は、螺合孔13へねじ込み可能な雄ねじ部18として形成されている(図7(b)において、雄ねじ部18の外周面に刻設されたネジ部は省略している)。さらに、レンズ鏡筒17の前後方向での略中央部には、外周面から外方へ突出する鍔状の密着片19が周設されている。該密着片19は、前後両面共に平らな円板状に形成されており、カメラ窓3よりも大径で、後述の如くカメラ5の前ケース2への設置状態において、カメラ窓3の周縁部と前後方向で重なるようになっている。また、後述の如くレンズユニット11とレンズホルダ10とを一体化した際、密着片19とレンズホルダ10の前面とが前後方向で重なるようになっている。また、密着片19の外周縁には、45°間隔で切り欠き20、20・・が設けられている。
さらに、回路基板12は、前面に撮像素子を始めとした種々の素子が搭載されてなる基板であって、レンズホルダ10の後側に配置されている。そして、該回路基板12には、レンズホルダ10へネジ止めするためのネジ止め孔23、23、及びレンズホルダ10の位置決め凸部14aが入り込み可能な位置決め孔24や位置決め用切り欠き25、25が設けられている。
加えて、ウェーブワッシャ30は、円環状に成形された金属薄板であって、軸方向へ波状の撓みが設けられることで弾性が付与されている。また、ウェーブワッシャ30の内径は、レンズ鏡筒17の雄ねじ部18よりも大径となっている一方、ウェーブワッシャ30の外径は、レンズ鏡筒17の密着片19よりも小径となっており、レンズ鏡筒17の雄ねじ部18をウェーブワッシャ30内に挿通させた状態で、密着片19の後側にウェーブワッシャ30を位置させることができるようになっている。
上述の如きカメラ5の組み立て及び前ケース2への設置について説明すると、まずレンズ鏡筒17の雄ねじ部18を、レンズホルダ10の前方側からウェーブワッシャ30を介して螺合孔13へねじ込み、レンズユニット11とレンズホルダ10とを一体化する。このレンズユニット11のレンズホルダ10への螺合度合いを調整することにより、フォーカス調整が可能となっている。また、レンズホルダ10へねじ込む際には、切り欠き20、20・・に回転工具を係合させる等してねじ込めばよい。さらに、レンズユニット11をねじ込むと、ウェーブワッシャ30が密着片19とレンズホルダ10の前面とにより前後から押し潰されることから、フォーカスが合焦点に近づくにつれてトルクが強くなり、レンズユニット11は合焦点でレンズホルダ10に強固に固定されることになる。
次に、レンズホルダ10の位置決め凸部14a、14a・・を対応する回路基板12の位置決め孔24や位置決め用切り欠き25、25へ嵌め込み、回路基板12上でのレンズホルダ10の位置を位置決めした後、ネジ止め部15、15からネジ止め孔23、23へとネジ(図示せず)を螺入し、レンズホルダ10と回路基板12とを一体化してカメラ5を組み立てる。さらに、前ケース2の後面においてカメラ窓3を囲むように防水性を有する弾性部材28を配置した上で、レンズ群4をカメラ窓3内へ露出させながら、レンズホルダ10の固定片14、14・・を、前ケース2の後面に突設された固定ボス26、26・・にあてがい、カメラ5の後方側からネジ27、27・・をネジ孔14b、14b・・及び固定ボス26、26・・へとねじ込んで、カメラ5を前ケース2の後面に取り付ける。すると、密着片19の前面と前ケース2の後面との間が弾性部材28によりシールされた状態で、カメラ5が前ケース2の後面に取り付けられることになり、カメラ5の組み立て及び前ケース2への設置は完了となる。なお、カメラ5の前ケース2への設置状態において、ウェーブワッシャ30の外縁からカメラ窓3の開口縁までの沿面距離L(図4に示す)は10mm以上となっており、ウェーブワッシャ30のような金属部材を採用しているものの、十分な静電気耐性が確保されている。
以上のような構成を有するインターホン子機1によれば、レンズ鏡筒17に鍔状の密着片19が設けられ、密着片19とレンズホルダ10の前面とが前後方向で重なっているとともに、ウェーブワッシャ30が、レンズユニット11の雄ねじ部18を挿通させた状態で、密着片19とレンズホルダ10の前面との間に、密着片19とレンズホルダ10の前面とにより前後から押し潰された格好で介在されている。そのため、レンズホルダ10へレンズユニット11を螺合する際、合焦点へ近づくにつれてトルクが強くなる。したがって、レンズホルダ10に対してレンズユニット11を合焦点で強固に固定することができる。また、レンズ4に対して本体ケースの内側方向へ強い負荷がかかった際には、ウェーブワッシャ30が緩衝部材としての機能をも果たし、耐衝撃性の一層の向上を図ることができる。
さらに、たとえばOリング等の合成樹脂製の部材ではなくウェーブワッシャ30を採用したことで、長期に亘る使用やフォーカスの調整の繰り返しに際しての耐久性を向上させることができる。さらにまた、密着片19とレンズホルダ10の前面との間の距離が異なる他のインターホン機器についても、ウェーブワッシャ30の曲がり角度等を調整して前後方向の厚み(波の振幅方向での幅)を変更することにより、同じウェーブワッシャ30を使用することができるため、部品点数の削減、ひいては低コスト化を図ることができる。
加えて、レンズ4に本体ケースの内側方向へ強い負荷がかかり、レンズユニット11が本体ケースの内側へ押し込まれてしまったとしても、密着片19の後面がレンズホルダ10の前面に当接し、それ以上の後方(特に回路基板12側)への移動が阻止される。したがって、レンズユニット11と回路基板12とが接触する等してカメラ5が大きく損傷してしまうような事態を防止することができる。
また、レンズ鏡筒17に設けられる密着片19の前面と前ケース2の後面との間に弾性部材28を介在させており、弾性部材28が密着片19の前面と前ケース2の後面との間をシールするように構成している。したがって、レンズ4の前方を覆うようなレンズカバーを設けずとも、カメラ窓3を介しての水滴の浸入等を効果的に防止することができるし、レンズカバーを設けていたことで生じていた有害なゴーストやフレアが発生することもない。
さらに、回路基板12と前ケース2とを直接ネジ止めしておらず、レンズホルダ10を介して回路基板12と前ケース2とを一体化する、すなわちレンズホルダ10と回路基板12とをネジ止めするとともに、該ネジ止めとは別個にレンズホルダ10と前ケース2とをネジ止めするようになっている。そのため、たとえ前ケース2に強い負荷がかかったとしても、該負荷は直接回路基板12へ伝播せずに分散されることになる。したがって、回路基板12の耐衝撃性を向上することができ、ひいてはカメラ5の耐久性を向上することができる。また、レンズホルダ10を前ケース2へネジ止めするため、該ネジ止めにより弾性部材28が密着片19の前面と前ケース2の後面との間で自然と挟持されることになり、弾性部材28の取付作業が容易である。
またさらに、レンズホルダ10に螺合孔13から放射状に延びる補強リブ16、16・・を設けているため、レンズホルダ10の強度向上を図ることができる。
加えて、レンズホルダ10と回路基板12とをネジ止めするネジ止め部15、15、及びレンズホルダ10と前ケース2とをネジ止めするネジ孔14b、14b・・を、螺合孔13の中央を中心とした略同一円周上に位置させているため、カメラ5を前ケース2へネジ止めする際に締め付け状態を均等にしやすく、カメラ5の意図しない傾き等を防止しやすい。したがって、前ケース2の写り込み等の不具合が生じにくい。
なお、本発明に係るインターホン機器は、上記実施形態の態様に何ら限定されるものではなく、インターホン機器の全体的な構成は勿論、レンズホルダ10やレンズユニット11、またそれらの本体ケースへの取り付けに係る構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、必要に応じて適宜変更することができる。
たとえば、上記実施形態では密着片19とレンズホルダ10の前面との間にウェーブワッシャ30を介在させているが、ウェーブワッシャ30に代えて、図8(c)及び(d)に示すようなコイルバネ31を介在させるように構成してもよい。すなわち、コイルバネ31を、レンズユニット11の雄ねじ部18を挿通させた状態で、密着片19とレンズホルダ10の前面との間に、密着片19とレンズホルダ10の前面とにより前後から押し潰された格好で介在させることになる。そして、コイルバネ31を介在させたとしても、ウェーブワッシャ30を採用した場合と同様に、フォーカスの適切な状態での保持は勿論、耐衝撃性や耐久性の向上等を図ることができる。
また、上記レンズユニット11に代えて、図9に示すようなレンズユニット41を採用することも可能である。図9は、変更例となるレンズユニット41を示した説明図である。
ここでレンズユニット41について説明すると、当該レンズユニット41もレンズ4を保持するためのレンズ鏡筒42を備えており、レンズ鏡筒42には、密着片19同様、鍔状に成形された板部43が設けられている。ただ、板部43の外周縁に沿って、後側へ突出する壁部44が周設されており、壁部44に囲まれた空間をバネ部材(図9ではコイルバネ31としているが、ウェーブワッシャ30であってもよい)を収容するための収容凹部45としている。
このようなレンズユニット41を採用することで、レンズユニット41の後部側をレンズホルダ10へ螺合させるに際し、バネ部材を収容凹部45内へ収容した状態とすることができる。したがって、バネ部材の位置が安定しやすく、カメラの組み立て作業が容易となるという効果がある。また、壁部44を設けたことにより、バネ部材からカメラ窓3の開口縁までの沿面距離を稼ぐことができるため、一層高い静電気耐性をもたせることができるという効果もある。
他には、密着片19に設ける切り欠き20、20・・やレンズホルダ10に設けた補強リブ16、16・・についても、その有無や数、形状を適宜設計変更することは当然可能であるし、回路基板12を前ケース2に直接ネジ止めするような構成を採用することもできる。
また、上記実施形態ではレンズカバーを備えないとしているが、本発明に係る構成は、レンズカバーを有するインターホン機器についても好適に採用することができる。
さらに、上記実施形態ではインターホン子機について説明しているが、本発明のインターホン機器は、カメラを有してなるインターホン機器であれば、インターホン親機やテレビドアホンシステムの玄関子機等の他のインターホン機器に対しても良好に適用することができる。
1・・インターホン子機(インターホン機器)、2・・前ケース(本体ケース)、3・・カメラ窓、4・・レンズ、5・・カメラ、10・・レンズホルダ、11、41・・レンズユニット、12・・回路基板、13・・螺合孔、17、42・・レンズ鏡筒、18・・雄ねじ部、19・・密着片(板部)、30・・ウェーブワッシャ、31・・コイルバネ、43・・板部、44・・壁部、45・・収容凹部。

Claims (2)

  1. レンズ及び前記レンズを保持するレンズ鏡筒を有するレンズユニットと、前記レンズユニットの後部側が螺合されることにより前記レンズユニットと一体化されるレンズホルダと、撮像素子が搭載され、前記レンズホルダの後側に配置される回路基板とを備えたカメラが本体ケースの内部に設置されてなるインターホン機器であって、
    前記レンズ鏡筒に鍔状の板部が設けられ、前記板部と前記レンズホルダの前面とが前後方向で重なっているとともに、前記板部の外周縁に沿って、後側へ突出する壁部が設けられている一方、
    前記壁部により囲まれた空間において、ウェーブワッシャが、前記レンズユニットの後部側を挿通させた状態で、前記板部と前記レンズホルダの前面との間に、前記板部と前記レンズホルダの前面とにより前後から押し潰された格好で介在されていることを特徴とするインターホン機器。
  2. レンズ及び前記レンズを保持するレンズ鏡筒を有するレンズユニットと、前記レンズユニットの後部側が螺合されることにより前記レンズユニットと一体化されるレンズホルダと、撮像素子が搭載され、前記レンズホルダの後側に配置される回路基板とを備えたカメラが本体ケースの内部に設置されてなるインターホン機器であって、
    前記レンズ鏡筒に鍔状の板部が設けられ、前記板部と前記レンズホルダの前面とが前後方向で重なっているとともに、前記板部の外周縁に沿って、後側へ突出する壁部が設けられている一方、
    前記壁部により囲まれた空間において、コイルバネが、前記レンズユニットの後部側を挿通させた状態で、前記板部と前記レンズホルダの前面との間に、前記板部と前記レンズホルダの前面とにより前後から押し潰された格好で介在されていることを特徴とするインターホン機器。
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