JP6927823B2 - 電子部品の実装装置および表示用部材の製造方法 - Google Patents

電子部品の実装装置および表示用部材の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、電子部品の実装装置および表示用部材の製造方法に関する。
液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の表示用部材の製造工程において、表示用パネルに電子部品を実装する電子部品の実装装置としてアウターリードボンディング装置が知られている(特許文献1参照)。
このような装置では、ステージ上に載置された表示用パネルに対して、圧着ヘッドに保持させた電子部品を、異方性導電フィルムを介して加熱・加圧することで実装している。そして、この実装に際しては、表示用パネルに設けられた複数の端子と、電子部品に設けられた複数のリードとの間が確実に電気的に接続されるように、表示用パネルと電子部品の位置合わせが行われる。
この位置合わせは、ステージに載置された表示用パネルにおける複数の端子の両端部に設けられたアライメントマークと電子部品の複数のリードの両端部に設けられたアライメントマークとを下側からカメラで同時に撮像することによりそれらの相対位置を認識することで行われる(特許文献2参照)。
ところで、液晶ディスプレイ等の表示用部材においては、外形サイズに対して画像が表示される領域としての表示領域が、極力大きいことが好まれている。そのため、表示用部材の構成部品である表示用パネルにおいても、外形サイズに対して表示領域を極力大きくする傾向になってきている。これにより、表示用パネルにおいては、前述の端子やアライメントマークが設けられている領域でもある外縁と表示領域との間の領域、所謂、額縁領域の幅が狭くなってきており、狭いものでは1.0mm程度のものも登場している。
このような狭額縁の表示用パネルを筐体に組み込む表示用部材においては、美観を向上させる目的で、額縁領域を筐体で覆わずにむき出しにするデザインを採用するものも多い。そして、このような表示用部材に採用される表示用パネルでは、表示領域内に設けられる遮光膜としてのブラックマトリクスを従来透明であった額縁領域にまで広げて設けることで、額縁を黒色化するものがある。
ところが、このような額縁領域を黒色化した表示用パネルに電子部品を実装しようとしたところ、上述した電子部品の実装装置では、アライメントマークの認識ができなくなるという問題が生じた。すなわち、表示用パネルには、上述したように、アライメントマークが設けられている。そして、このアライメントマークは、表示用パネルがステージに載置された状態では、額縁領域における電子部品が実装される面、つまり、額縁領域の上面に設けられる。一方、プラックマトリクスは、電子部品が実装される面とは反対側の面、つまり、額縁領域を含む表示用パネルの下面に設けられる。そのため、上述したように、表示用パネルの上面のアライメントマークを下側からカメラで撮像しようとした場合、ブラックマトリクスに遮られて撮像することができなくなってしまうのである。
これに対する対応として、表示用パネルのアライメントマークを撮像するカメラを上側に配置することが考えられる。しかしながら、表示用パネルが搬送される空間の上方に比較的大きな機材であるカメラを配置しなければならなくなるので、カメラを支持する機構が大掛かりで複雑なものになってしまう。また、この場合、カメラを表示用パネルの撮像用と電子部品の撮像用とで個別に設けなければならなくなるので、両カメラの相対位置に経時的なずれが生じ、実装精度が低下するおそれを有する。
また、他の対応として、赤外光による透過照明によってアライメントマークを撮像することも考えられる。しかしながら、赤外光を用いると、赤外光用のカメラが必要となるが、赤外光用のカメラは同倍率の可視光用のカメラに比べて焦点深度が浅く、表示用パネルに反りやうねりがある場合、アライメントマークが焦点深度から外れ易い。そのため、アライメントマークの認識精度が低下して、実装精度が低下するおそれを有する。しかも、赤外光用のカメラは可視光用のカメラに比べ高額であるため装置価格が高額になり好ましくない。
特開2006−135082号公報 特開2001−284408号公報
そこで、本発明の目的は、遮光膜上に形成されている表示用パネルのアライメントマークを、遮光膜を介して撮像する場合であっても、アライメントマークを可視光によって良好に撮像することが可能な電子部品の実装装置および表示用部材の製造方法を提供するものである。
実施形態の電子部品の実装装置は、アライメントマークが遮光膜上に設けられた表示用パネルに電子部品を実装する電子部品の実装装置であって、前記表示用パネルを水平状態で載置するステージと、前記電子部品を保持し、前記ステージに前記アライメントマークが設けられた縁部をはみ出させた状態で載置された前記表示用パネルの前記縁部に前記電子部品を実装する圧着ヘッドと、前記ステージに載置された前記表示用パネルの前記縁部に設けられた前記アライメントマークを、前記遮光膜を介して撮像する撮像部と、前記アライメントマークを前記撮像部で撮像するときに、前記遮光膜を挟んで前記撮像部とは反対側から前記アライメントマークに向けて赤色光を照射する光照射部と、を備えることを特徴とする。
本実施形態の表示用部材の製造方法は、アライメントマークが遮光膜上に設けられた表示用パネルに電子部品を実装して表示用部材を製造する表示用部材の製造方法であって、前記表示用パネルを載置するステージ上に、前記表示用パネルを、前記アライメントマークが設けられた縁部をはみ出させた状態で載置する載置工程と、前記縁部に設けられた前記アライメントマークに、前記表示用パネルにおけるアライメントマークが設けられた側から赤色光を照射し、前記遮光膜を挟んで前記アライメントマークとは反対側から当該アライメントマークを撮像する撮像工程と、前記撮像工程で撮像した前記アライメントマークの画像に基づいて前記表示用パネルと前記電子部品との相対的な位置合わせを行い、前記電子部品を前記縁部に実装する実装工程と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、遮光膜上に形成されている表示用パネルのアライメントマークを、遮光膜を介して撮像する場合であっても、アライメントマークを可視光によって良好に撮像することが可能となり、このような表示用パネルであっても電子部品を精度よく実装することが可能となる。
実施形態の電子部品の実装装置の概略構成を示す正面図である。 図1に示す電子部品の実装装置のA−A矢視側面図である。 実施形態の実装装置における仮圧着装置の要部を拡大して示す図である。 実施形態の実装装置における本圧着装置の要部を拡大して示す図である。
以下、本発明の実施の形態(以下、実施形態と呼ぶ)について、図面を参照して説明する。なお、各構成部の位置及び大きさ等は、構造を分かり易くするための便宜的な表現に過ぎない。
ここで、従来の電子部品の実装装置で行われていた可視光、具体的には、白色光による透過照明によってアライメントマークを撮像する方式では、ブラックマトリクス上に設けられたアライメントマークを撮像することが困難であるという問題点があった。
そこで、発明者らは鋭意検討の結果、特定の色の可視光を用いることで、ブラックマトリクス上に設けられたアライメントマークが撮像できること発見した。すなわち、発明者らは、白色光、青色光、緑色光、赤色光のそれぞれの透過照明によってブラックマトリクス上に設けられたアライメントマークを撮像する撮像実験を行ったところ、赤色光の透過照明によってアライメントマークが撮像可能であることを発見した。
[電子部品の実装装置の構成]
図1は実施形態の電子部品の実装装置の構成を示す平面図、図2は図1に示す電子部品の実装装置のA−A矢視側面図である。図1および図2に示す電子部品の実装装置1は、液晶ディスプレイパネルのような表示装置の構成部材(表示用部材)の製造に用いられるものである。すなわち、実装装置1は、キャリアテープTから打ち抜かれたCOF等の電子部品Wを、表示用パネルとしての液晶パネルPに、接合部材としての異方性導電テープFを介して実装し、液晶パネルPに電子部品Wが実装された表示用部材を製造するために用いられる装置である。
実施形態の実装装置1は、キャリアテープTから電子部品Wを打ち抜く打ち抜き装置10(10A、10B)、打ち抜かれた電子部品Wを吸着保持し、間欠回転しながら搬送する間欠回転搬送装置20、間欠回転搬送装置20による搬送経路内の間欠停止位置に配置され、間欠回転搬送装置20によって搬送される電子部品Wに異方性導電テープFを貼着する異方性導電テープ貼着装置(接合部材貼着装置)30、異方性導電テープFが貼着された電子部品Wを液晶パネルPに異方性導電テープFを介して仮圧着する仮圧着装置40、仮圧着装置40によって液晶パネルPに仮圧着された電子部品Wを本圧着する本圧着装置50、打ち抜き装置10と間欠回転搬送装置20との間で電子部品Wの受渡しを行う第1の受渡し装置60、間欠回転搬送装置20と仮圧着装置40との間で電子部品Wの受渡しを行う第2の受渡し装置70、および、打ち抜き装置10、間欠回転搬送装置20、異方性導電テープ貼着装置30、仮圧着装置40、本圧着装置50、第1の受渡し装置60、第2の受渡し装置70等の各部の動作を制御する制御装置80を備えて構成される。
(打ち抜き装置10)
打ち抜き装置10は、キャリアテープTからCOF等の電子部品Wを打ち抜くためのもので、第1の打ち抜き装置10Aと第2の打ち抜き装置10Bとを備える。第1の打ち抜き装置10Aと第2の打ち抜き装置10Bは、同一の構成を備え、装置正面から見て左右反転した状態で配置される。第1および第2の打ち抜き装置10A、10Bは、片方ずつ使用され、一方の打ち抜き装置10A、10Bで打ち抜きを行っている間に他方の打ち抜き装置10A、10BのキャリアテープTの交換作業が行えるようになっている。
第1および第2の打ち抜き装置10A、10Bは、それぞれ、打ち抜き前のキャリアテープTが巻かれた供給リール11と、供給リール11から供給されたキャリアテープTから電子部品Wを打ち抜く金型装置12と、金型装置12で電子部品Wが打ち抜かれたキャリアテープTを巻き取る巻取りリール13とを備える。供給リール11から繰り出されたキャリアテープTは、複数のガイドローラ14およびスプロケット15によって方向を変換され、金型装置12を経由して巻取りリール13へと送られる。なお、スプロケット15は、キャリアテープTの搬送方向において金型装置12の手前に配置され、図示しない駆動モータによる回転駆動によりキャリアテープTを搬送しつつ、キャリアテープTを金型装置12に対して位置決めすることが可能となっている。
金型装置12は、上金型12aと、上金型12aに対向配置された下金型12bとを備える。上金型12aは、その下面にパンチ12cを備える。一方、下金型12bには、パンチ12cが入り込む、上下に貫通するダイ孔12dが形成されている。このような金型装置12に対してキャリアテープTを供給および位置決めした状態で、上金型12aを上下方向に移動させることによって、キャリアテープTから電子部品Wが打ち抜かれる。なお、パンチ12cの先端面には吸着孔(不図示)が設けられており、打ち抜いた電子部品Wを吸着保持できるように構成されている。
(間欠回転搬送装置20)
間欠回転搬送装置20は、同一形状の4つのアーム部21が互いに直交する関係で配置され、平面視で十字形状を有するインデックステーブル22と、インデックステーブル22を90°間隔で間欠的に回転駆動させる回転駆動部23とを備える。インデックステーブル22の各アーム部21の先端には、それぞれ電子部品Wを吸着保持する保持ヘッド24が設けられている。インデックステーブル22の90°毎の4つの停止位置A、B、C、Dには、打ち抜き装置10で打ち抜かれた電子部品Wを受け取るための受け取り位置A、保持ヘッド24に保持された電子部品Wに対して位置決め(ゲージング)と清掃を行うためのゲージング/清掃位置B、保持ヘッド24に保持された電子部品Wに対して異方性導電テープFを貼着するための貼着位置C、異方性導電テープFが貼着された電子部品Wを仮圧着装置40に受け渡すための受渡し位置Dが設定されている。
(異方性導電テープ貼着装置30)
異方性導電テープ貼着装置30は、間欠回転搬送装置20の貼着位置Cに対応して設けられ、異方性導電テープFを離型テープRに貼着支持させたテープ状部材Sが巻かれた供給リール31と、貼着位置Cに位置付けられた保持ヘッド24と対向する位置に配置された貼着ヘッド32と、異方性導電テープFが剥離された後の離型テープRを収容する回収部33と、供給リール31から供給されたテープ状部材Sを、貼着位置Cを通過する搬送経路を辿って回収部33へと案内する複数のガイド部34と、複数のガイド部34によるテープ状部材Sの搬送経路において貼着位置Cよりも下流側に配置され、テープ状部材Sの搬送方向に沿って往復移動することで、テープ状部材Sを所定長さずつ間欠搬送するチャック送り部35と、テープ状部材Sの搬送経路の貼着位置Cよりも上流側に配置され、テープ状部材Sのうち異方性導電テープFのみを切断する切断部36と、を備えている。
貼着ヘッド32は、貼着位置Cに位置決めされた保持ヘッド24に保持された電子部品Wのリード(不図示)に、所定長さに切断されて貼着位置Cに搬送位置決めされた異方性導電テープFを押圧するための貼着ツール32aと、この貼着ツール32aを昇降動させる昇降駆動部32bと、貼着ツール32aに内蔵され、貼着ツール32aを加熱して異方性導電テープFを電子部品Wのリードに貼着する不図示のヒータとを有する。
(仮圧着装置40)
仮圧着装置40について、図3を併用して説明する。図3は仮圧着装置40の要部を拡大して示した図で、図3(A)は側面図、図3(B)は平面図である。
仮圧着装置40は、異方性導電テープ貼着装置30によって異方性導電テープFが貼着された電子部品Wを吸着保持し、液晶パネルPに仮圧着するための圧着ヘッドとしての仮圧着ヘッド41と、液晶パネルPを保持および位置決めするためのステージ42と、仮圧着ヘッド41によってステージ42上の液晶パネルPに電子部品Wを仮圧着する際に、液晶パネルPにおける電子部品Wが実装される縁部を下側から支持するバックアップ部43と、ステージ42に保持された液晶パネルPと仮圧着ヘッド41に保持された電子部品Wとの相対位置を認識するための第1の位置認識ユニット44と、を備える。
仮圧着ヘッド41は、電子部品Wをその上面側から吸着保持する加圧ツール41aと、加圧ツール41aを水平方向に沿う一方向であるX方向、水平方向においてX方向とは直交するY方向、水平方向とは直交する垂直方向であるZ方向、Z方向を軸とする回転方向であるθ方向に移動させるツール駆動部41bと、加圧ツール41aに内蔵されて加圧ツール41aを加熱する不図示のヒータとを有する。
ステージ42は、液晶パネルPを載置する載置部42aと、載置部42aをX、Y、Z、θ方向に移動させるステージ駆動部42bとを有する。図示は省略するが、載置部42aにおける液晶パネルPを載置する載置面には、液晶パネルPを吸着保持するための吸着孔が複数形成されており、載置された液晶パネルPを吸着保持できるようになっている。
バックアップ部43は、電子部品Wの幅方向(図3におけるX方向)の長さよりも僅かに長く形成された平坦な支持面を備えるバックアップツール43aと、仮圧着ヘッド41によって電子部品Wが実装される位置(実装位置)に対応して、X方向に沿って延設されたガイドレール43bと、バックアップ部43を支持し、ガイドレール43bに沿って移動するX方向移動装置43cと、を有する。これにより、バックアップツール43aは、仮圧着ヘッド41が液晶パネルPの縁部に電子部品Wを仮圧着するときに、電子部品Wが仮圧着される位置に合わせて移動できるようになっている。
第1の位置認識ユニット44は、載置部42aに載置された液晶パネルPの縁部に設けられたアライメントマークPA1を撮像する撮像部44aと、撮像部44aによってアライメントマークPA1を撮像するときに、撮像部44aとは反対側からアライメントマークPA1に向けて赤色光を照射する光照射部44bと、を有する。ここで、液晶パネルPの縁部には、図3(B)に示すように、電子部品Wと電気的に接続するための複数の端子PEが設けられるとともに、この端子PEの列の両側には、これらの端子PEと電子部品Wの複数のリードとの位置合わせを行うための第1のアライメントマークPA1がそれぞれ設けられている。したがって、撮像部44aは、X方向移動装置43c上において、バックアップツール43aの両側に、アライメントマークPA1の配置間隔に合わせて一つずつ、つまり、一対で配置されている。この撮像部44aは、可視光用のCCDカメラである。なお、撮像部44aがアライメントマークPA1を撮像するときには、アライメントマークPA1に対応して設けられた電子部品Wのアライメントマーク(不図示)が撮像部44aの視野内に一緒に取り込まれるようになっており、撮像部44aは電子部品Wのアライメントマークも同時に撮像する。一方、光照射部44bは、図3(A)に示すように、Y方向において一対の撮像部44aの直上に位置し、X方向においては、図3(B)に二点鎖線で示すように、一対の撮像部44aが配置される領域の全域をカバーできる大きさを有し、加圧ツール41aと一体でX方向に移動可能な状態で仮圧着ヘッド42に支持されている。撮像部44aの撮像画像は、制御装置80に送られ、制御装置80によって、公知のパターマッチング手法等の認識技術を用いて、液晶パネルPと電子部品Wとの相対的な位置認識が行われる。つまり、制御装置80は第1の位置認識ユニット44に一部を担う。なお、液晶パネルPの縁部には、その両端部に、本圧着装置50での位置合わせに用いる第2のアライメントマークPA2が設けられている。
(本圧着装置50)
本圧着装置50について、図4を併用して説明する。図4は、本圧着装置の要部を拡大して示した図であり、図4(A)は側面図、図4(B)は平面図である。なお、図4(B)では、後述する本圧着ヘッド52の図示を省略している。
本圧着装置50は、電子部品Wが仮圧着された液晶パネルPを保持および位置決めするためのステージ51と、液晶パネルPに対して電子部品Wを本圧着するための圧着ヘッドとして本圧着ヘッド52と、この本圧着ヘッド52の下側で本圧着ヘッド52に対向して配置され、本圧着の際に液晶パネルPにおける電子部品Wの仮圧着された縁部を下方から支持するバックアップ部53と、液晶パネルPの位置を認識するための第2の位置認識ユニット54とを備える。
ステージ51は、図4に示すように、液晶パネルPを載置する載置部51aと、載置部51aをX、Y、Z、θ方向に移動させるステージ駆動部51bと、を有する。載置部51aは、平面視において矩形状を成す部材であり、液晶パネルPを載置する載置面(上面)には、不図示の吸着孔が複数形成されており、載置された液晶パネルPを吸着保持できるようになっている。
本圧着ヘッド52は、液晶パネルPに仮圧着された電子部品Wをその上面側から押圧する加圧ツール52aと、加圧ツール52aをZ軸方向に移動させるツール駆動部52bと、加圧ツール52aを加熱する不図示のヒータと、を有する。バックアップ部53は、本圧着ヘッド52の加圧ツール52aの真下の位置に設けられ、加圧ツール52aと同等の長さに形成されたバックアップツール53aと、バックアップツール53aを支持する支持部材53bと、を有する。バックアップツール53aの上端面は、載置部51aに載置された液晶パネルPの電子部品Wが仮圧着された縁部の下面を支持する平坦な面に形成されている。
第2の位置認識ユニット54は、第1の撮像部54aおよび第2の撮像部54bと、第1および第2の撮像部54a、54bにそれぞれ対応して設けられた光照射部54c、54dとを有する。第1、第2の撮像部54a、54bは、液晶パネルPのアライメントマークPA2を撮像するカメラであり、可視光用のCCDカメラである。光照射部54c、54dは、赤色光を照射する光照射部である。これら、光照射部54c、54dは、第1、第2の撮像部54a、54bの真上の位置に、載置部51aに載置された液晶パネルPの縁部が進入可能な間隔を隔てて、それぞれ対応する撮像部54a、54bと一体的に支持されている。また、撮像部54a、54bと光照射部54c、54dは、不図示の駆動装置によって、図4(B)に実線および破線で示す、液晶パネルPに対して外側に位置する退避位置と、図4(B)に二点鎖線で示す、アライメントマークPA2の撮像位置との間で移動可能とされている。撮像部54a、54bの撮像画像は制御装置80に送られ、制御装置80によって、公知のパターマッチング手法等の認識技術を用いてアライメントマークPA2、すなわち、液晶パネルPの位置認識が行われる。つまり、制御装置80は第2の位置認識ユニット54に一部を担う。
(第1の受渡し装置60)
第1の受渡し装置60は、キャリアテープTから打ち抜かれた電子部品Wを下側から吸着保持する受け部61と、受け部61を打ち抜き装置10A、10Bの金型装置12の真下の位置と受け取り位置Aに位置付けられた間欠回転搬送装置20の保持ヘッド24の真下の位置とに移動させるためのX、Y、Z、θ駆動部62と、を備える。
(第2の受渡し装置70)
第2の受渡し装置70は、電子部品Wを下側から吸着保持する受け部71と、受け部71を受渡し位置Dに位置付けられた間欠回転搬送装置20の保持ヘッド24の真下の位置と仮圧着装置40の仮圧着ヘッド41の真下の位置とに移動させるためのX、Y、Z、θ駆動部72と、を備える。
(制御装置80)
制御装置80は、記憶部81を備える。この記憶部81には、仮圧着装置40での荷重や加熱温度、本圧着装置50での荷重や加熱温度、さらに、アライメントマークPA1、PA2の基準位置情報等、各部を制御するための各種の制御情報が記憶される。制御装置80は、記憶部81に記憶された制御情報に従って、打ち抜き装置10、間欠回転搬送装置20、異方性導電テープ貼着装置30、仮圧着装置40、本圧着装置50、第1の受渡し装置60、第2の受渡し装置70等の各部の動作を制御する。
なお、本実施形態において、液晶パネルPは、電子部品Wが実装される縁部を含む額縁領域にまでブラックマトリクスが形成された、所謂、黒額縁の液晶パネルPである。このような液晶パネルPにおいては、アライメントマークPA1、PA2もブラックマトリクス上に形成されることとなる。そのため、載置部42a、51aに載置された状態で液晶パネルPの額縁領域の上面側にあるアライメントマークPA1、PA2を液晶パネルPの下側から視認しようとしても、ブラックマトリクスに遮られて視認することができない。したがって、可視光用のカメラ(撮像部44a、54a、54b)では液晶パネルPの下側からアライメントマークPA1、PA2を撮像することは困難である。そこで、本実施形態では、撮像部44a、54a、54bに対して、ブラックマトリクスを挟んで反対側、つまり、液晶パネルPの上側に、可視光のうちの赤色光を照射する光照射部44b、54c、54dを配置した。このような光照射部44b、54c、54dとしては、複数の赤色LEDを行列状や千鳥状に配置して構成した光源を用いることができる。
また、光照射部44b、54c、54dは、液晶パネルPのアライメントマークPA1、PA2に照射される赤外光の照度が10000ルクス(lx)以上となるように設定した。すなわち、発明者は、ブラックマトリクス上に設けられたアライメントマークについて、アライメントマークに照射する赤色光の照度と、アライメントマークの認識率との関係を調査した。その結果を表1に示す。なお、照度は、アライメントマークが配置される位置において照度計を用いて測定した。認識率は、撮像部によってアライメントマークを200回撮像して得られた200枚の画像のうち、アライメントマークが認識できた画像の数の割合である。
(表1)
Figure 0006927823
さらに、光照射部44b、54c、54dは、液晶パネルPの位置決め誤差等によってアライメントマークPA1、PA2の位置がずれる可能性のある範囲(以下「バラツキ範囲」と称する。)内で上述の照度が、例えば、10000ルクス以上を確保できるように構成した。例えば、光源を複数の赤色LEDによって構成した場合、個々のLEDはその中央部で最も光度が高く周辺ほど光度が低くなる。そのため、LED同士の間隔が広いと、LEDの中央部と対向する位置では必要な照度が得られても、LEDとLEDとの中間部に対向する位置では必要な照度が得られないということが起こり得る。そこで、個々のLEDの照度分布を考慮して、LED同士の配置間隔を、LEDとLEDとの中間部に対向する位置においても、例えば、10000ルクス以上の照度が得られるようにLED同士の間隔を設定した。
さらにまた、光照射部44b、54c、54dは、上述のバラツキ範囲内において照度のバラツキが±10%以内に抑えられていることが好ましい。
なお、光照射部44b、54c、54dから液晶パネルPの上面まで、つまり、アライメントマークPA1、PA2までの距離H(図3(A)参照)は、光照射部44b、54c、54dの光度とアライメントマークPA1、PA2に照射される光の照度に応じて決定すればよい。すなわち、光照射部44b、54c、54dの光度が大きければ距離Hを大きく、光度が小さければ距離Hを小さく設定すればよい。ただし、距離Hが小さ過ぎると、光照射部44b、54c、54dが液晶パネルP等の移動する部材と干渉する恐れが生じる。また、照度は距離Hの2乗に反比例するので、距離Hが大き過ぎると、液晶パネルPの反りやうねりなどによって縁部に設けられたアライメントマークPA1、PA2の高さに変動が生じた場合に照度のバラツキが大きくなり、必要な照度が得られなくなるおそれがある。そこで、当該実装装置1においては、距離Hが25mm〜50mm程度になるように光照射部44b、54c、54dの光度を設定するとよい。
[作動の説明]
次に、本実施形態の実装装置1の作動について説明する。まず、第1の打ち抜き装置10Aの供給リール11からキャリアテープTが供給され、金型装置12によってキャリアテープTから電子部品Wが打ち抜かれる。打ち抜かれた電子部品Wは、パンチ12cに吸着保持される。パンチ12cに保持された電子部品Wは、第1の受渡し装置60の受け部61に受け渡され、間欠回転搬送装置20の受け取り位置Aに移送される。受け取り位置Aに移送された電子部品Wは、間欠回転搬送装置20の保持ヘッド24へと受け渡される。なお、第1の受渡し装置60は、電子部品Wを受け取り位置Aに移送する途中で、電子部品Wの向きを90°回転させることで、電子部品Wにおけるリードが形成された縁部を受け取り位置Aに位置付けられた保持ヘッド24の外側の側面に沿う方向(Y方向)に合わせる。
保持ヘッド24に保持された電子部品Wは、インデックステーブル22の間欠回転によって、ゲージング/清掃位置B、貼着位置C、受渡し位置Dへと順次移送される。この移送中、ゲージング/清掃位置Bにおいて、電子部品Wは不図示の位置決め機構の当接によって保持ヘッド24に対して位置決めされると共に、不図示の回転ブラシ等の清掃機構によってリード等に付着した塵埃の清掃が行われる。また、貼着位置Cにおいて、電子部品Wのリードが設けられた縁部には、異方性導電テープ貼着装置30によって異方性導電テープFが貼着される。ゲージング/清掃位置Bにて位置決めおよび清掃が行われ、貼着位置Cにて異方性導電テープFが貼着された電子部品Wが受渡し位置Dに位置付けられると、電子部品Wは第2の受渡し装置70の受け部71に受け渡される。受け部71に受け渡された電子部品Wは、仮圧着装置40の加圧ツール41aへの受渡し位置に移送され、加圧ツール41aに受け渡される。
一方、上述した動作と並行的に、液晶パネルPが不図示の搬送装置によって仮圧着装置40のステージ42における載置部42aに供給載置される。載置部42aに載置された液晶パネルPは、載置部42aに吸着保持される。載置部42aに液晶パネルPが吸着保持されると、載置部42aはツール駆動部41bによって移動され、液晶パネルは仮圧着ヘッド41による実装位置に移動される。
一方、電子部品Wを保持した加圧ツール41aは、電子部品Wを受け取った受渡し位置から実装位置に移動する。より具体的には、加圧ツール41aは、図3(B)に示すように、液晶パネルPの縁部のうち電子部品Wが最初に実装される部位である、縁部において最も左側に位置する端子PEの列に対応する位置に移動する。また、この加圧ツール41aの移動と同期的に、バックアップツール43aが、最も左側に位置する端子PEの列の下に移動する。なお、加圧ツール41aとバックアップツール43aは、最も左側に位置する端子PEに対する電子部品Wの実装を完了した後は、順次右側に位置する端子PEの列へと移動し、最も右側に位置する端子PEの列まで順次電子部品Wを実装する。
液晶パネルPの縁部のうち最も左側に位置する端子PEの列に対応する位置に加圧ツール41aが位置付けられると、まず、液晶パネルPの位置補正が行われる。すなわち、位置認識ユニット44の撮像部44aが当該端子PEの列の両側に設けられたアライメントマークPA1を撮像する。この撮像の際、アライメントマークPA1には光照射部44bによって予め設定された照度(この実施形態では、22000ルクス)の赤色光が照射される。撮像部44aの撮像画像は制御装置80に送られる。制御装置80は、撮像された2つのアライメントマークPA1の位置を認識し、2つのアライメントマークPA1の位置認識結果に基づいて実装位置に対する液晶パネルPのX、Y、θ方向における位置ずれを求める。そして、この位置ずれを無くすようにステージ駆動部42bを駆動させ、液晶パネルPの位置を補正する。
この後、液晶パネルPと電子部品Wとの相対位置の補正が行われる。すなわち、図3(A)に二点鎖線で示すように、ツール駆動部41bの駆動によって、加圧ツール41aに保持された電子部品Wが液晶パネルPの縁部に対して僅かな間隔を隔てて近接配置され、この状態で、液晶パネルPのアライメントマークPA1と電子部品Wの不図示のアライメントマークとが撮像部44aによって同時に撮像される。この撮像の際にも、両アライメントマークに、光照射部44bによって予め設定された照度の赤色光が照射される。撮像部44aによって撮像された両アライメントマークの画像は制御装置80に送られ、制御装置80によって両アライメントマークの相対位置が認識される。認識された相対位置のデータは、記憶部81に予め記憶されている相対位置の基準位置データと比較され、その結果に基づいて液晶パネルPと電子部品WとのX、Y、θ方向の相対位置ずれが求められる。制御装置80は、求めた相対位置ずれに基づいて、この位置ずれを無くすようにツール駆動部41bを制御して、液晶パネルPと電子部品Wとを位置合わせする。
液晶パネルPと電子部品Wとの位置ずれを修正した後、ツール駆動部41bの駆動によって加圧ツール41aが下降される。これによって、予め設定された加熱温度、加圧力、加圧時間で、電子部品Wが液晶パネルPに異方性導電テープFを介して加熱加圧されて仮圧着される。
このような動作を液晶パネルPの縁部における各端子PEの列に対して順次行い、液晶パネルPの縁部に複数の電子部品Wを仮圧着する。
電子部品Wが仮圧着された液晶パネルPは、不図示の搬送装置によってステージ42上から、本圧着装置50のステージ51へと搬送される。ステージ51の載置部51aに液晶パネルPが載置されると、液晶パネルPは載置部51aに吸着保持される。
載置部51aに液晶パネルPが保持されると、液晶パネルPの位置認識が行われる。すなわち、図4(B)に二点鎖線で示すように、第2の位置認識ユニット54がアライメントマークPA2の撮像位置に移動し、撮像部54a、54bによってアライメントマークPA2が撮像される。この撮像の際、アライメントマークPA2には、光照射部54c、54dによって予め設定された照度(この実施形態では22000ルクス)の赤色光が照射される。撮像部54a、54bの撮像画像は、制御装置80に送られる。制御装置80は、撮像画像に基づいて各アライメントマークPA2の位置を認識することで液晶パネルPの位置を認識する。制御装置80は、認識した液晶パネルPの位置に基づいてステージ駆動部51bを制御し、図4(A)に二点鎖線で示すように、電子部品Wが仮圧着された液晶パネルPの縁部をバックアップツール53a上に位置付ける。バックアップツール53a上に液晶パネルPの縁部が支持されると、ツール駆動部52bの駆動によって加圧ツール52aが下降され、予め設定された加熱温度、加圧力、加圧時間で、液晶パネルPに仮圧着された電子部品Wが本圧着される。本圧着が完了すると、電子部品Wが本圧着された液晶パネルP、つまり表示用部材は、不図示の搬出装置によって載置部51a上から次の工程へと搬送される。
このような動作を、電子部品Wを実装すべき液晶パネルPが無くなるまで繰り返し実行される。
[作用効果]
このような実施形態の実装装置1によれば、ステージ42、51の載置部42a、51a上に載置された液晶パネルPの縁部に設けられたアライメントマークPA1、PA2を、撮像部44a、54a、54bによって遮光膜としてのブラックマトリクスを介して撮像するときに、ブラックマトリクスを挟んで撮像部44a、54a、54bとは反対側から光照射部44b、54c、54dによって赤色光を照射するようにした。
赤色光は、他の可視光に比べてブラックマトリクス等の遮光膜を透過できる能力に優れており、このため、赤色光を透過照明として用いることで、赤外線用のカメラやX線用のカメラ等の特殊なカメラを用いることなく、可視光用のカメラによってブラックマトリクス上に設けられたアライメントマークPA1、PA2を、ブラックマトリクスを介して良好に撮像することが可能となる。
これにより、アライメントマークPA1、PA2がブラックマトリクス上に形成されている液晶パネルPにおいても、特殊なカメラを用いることなく、電子部品Wを精度よく実装することが可能となる。
また、光照射部44b、54c、54dによってアライメントマークPA1、PA2に照射する赤色光の照度を10000ルクス以上とした。これにより、撮像部44a、54a、54bによるアライメントマークPA1、PA2の撮像をより確実なものとし、実装装置1の信頼性を向上させることができる。
また、光照射部44b、54c、54dの光源を構成する複数の赤色LEDを、LEDとLEDとの間の部位に対向する位置においても10000ルクス以上の照度が得られるように配置した。これにより、撮像部44a、54a、54bによる撮像位置に位置付けられたアライメントマークPA1、PA2の位置にバラツキがある場合であっても、アライメントマークPA1、PA2の撮像を確実に行うことが可能となり、実装装置1の信頼性をより一層向上させることができる。
(他の実施の形態)
なお、本発明は、上記の実施形態に限定されるものではない。例えば、上記の実装形態において、表示用パネルを液晶パネルPとして説明したが、これに限られるものではなく、有機ELパネル等の他の表示用パネルであっても良い。要は、アライメントマークがブラックマトリクス等の遮光膜の上に形成された表示用パネルであれば良い。
また、電子部品を表示用パネルに実装するにあたり、仮圧着した後に本圧着するものとして説明したが、これに限られるものではなく、例えば、仮圧着することなく本圧着するようにしても良い。要は、表示用パネルに電子部品が実装できれば良い。
また、異方性導電テープFを電子部品Wに貼着するものとして説明したが、これに限られるものではなく、液晶パネルPに貼着するようにしても良い。
以上、本発明の実施形態を説明したが、これらは発明の範囲を限定することを意図していない。上述した新規の実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明に含まれる。
1 実装装置
10 打ち抜き装置
20 間欠回転搬送装置
30 異方性導電テープ貼着装置
40 仮圧着装置
41 仮圧着ヘッド
41a 加圧ツール
42 ステージ
42a 載置部
43 バックアップ部
44 第1の位置認識ユニット
44a 撮像部
44b 光照射部
50 本圧着装置
51 ステージ
51a 載置部
52 本圧着ヘッド
53 バックアップ部
54 第2の位置認識ユニット
54a、54b 撮像部
54c、54d 光照射部
80 制御装置
81 記憶部
P 液晶パネル(表示用パネル)
W 電子部品

Claims (6)

  1. アライメントマークが遮光膜上に設けられた表示用パネルに電子部品を実装する電子部品の実装装置であって、
    前記表示用パネルを水平状態で載置するステージと、
    前記電子部品を保持し、前記ステージに前記アライメントマークが設けられた縁部をはみ出させた状態で載置された前記表示用パネルの前記縁部に前記電子部品を実装する圧着ヘッドと、
    前記ステージに載置された前記表示用パネルの前記縁部に設けられた前記アライメントマークを、前記遮光膜を介して撮像する撮像部と、
    前記アライメントマークを前記撮像部で撮像するときに、前記遮光膜を挟んで前記撮像部とは反対側から前記アライメントマークに向けて赤色光を照射する光照射部と、
    を備えることを特徴とする電子部品の実装装置。
  2. 前記光照射部は、前記アライメントマークに照射される前記赤色光の照度が10000ルクス以上となるように前記赤色光を照射することを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  3. 前記照射部は、複数の赤色LEDを配置して構成した光源を備え、
    前記複数の赤色LEDは、隣同士の赤色LEDの間の位置においても前記アライメントマークに照射される前記赤色光の照度が10000ルクス以上となるように配置されることを特徴とする請求項2記載の電子部品の実装装置。
  4. 前記撮像部は、前記表示用パネルのアライメントマークと前記電子部品に設けられたアライメントマークとを同時に撮像することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子部品の実装装置。
  5. アライメントマークが遮光膜上に設けられた表示用パネルに電子部品を実装して表示用部材を製造する表示用部材の製造方法であって、
    前記表示用パネルを載置するステージ上に、前記表示用パネルを、前記アライメントマークが設けられた縁部をはみ出させた状態で載置する載置工程と、
    前記縁部に設けられた前記アライメントマークに、前記表示用パネルにおけるアライメントマークが設けられた側から赤色光を照射し、前記遮光膜を挟んで前記アライメントマークとは反対側から当該アライメントマークを撮像する撮像工程と、
    前記撮像工程で撮像した前記アライメントマークの画像に基づいて前記表示用パネルと前記電子部品との相対的な位置合わせを行い、前記電子部品を前記縁部に実装する実装工程と、
    を備えることを特徴とする表示用部材の製造方法。
  6. 前記赤色光は、前記アライメントマークに10000ルクス以上の照度で照射されることを特徴とする請求項5記載の表示用部材の製造方法。
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