JP6908447B2 - 釣り用リールの往復移動機構 - Google Patents

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Description

本発明は、釣り用リールの往復移動機構、特にハンドルの回転に伴いスプール軸をスプール軸が延びるスプール軸方向に往復移動させる釣り用リールの往復移動機構に関する。
釣り用リールにおいて、スプールに釣り糸を均一に巻き付けるための往復移動機構を備えたものがよく知られている。例えば、スピニングリールの往復移動機構では、スプール軸及びスプール軸に固定されたスプールが、ハンドルの回転に伴いスプール軸が延びるスプール軸方向に往復移動することで、スプールに釣り糸が均一に巻き付けられる。
例えば、特許文献1の往復移動機構は、第1回転体と、第2回転体と、回転伝達体と、移動体と、を備えている。第1回転体は、ハンドルの回転に連動して回転する。第2回転体は、第1回転体と間隔を隔てて配置されている。回転伝達体は、第1回転体の回転を第2回転体に伝達する。移動体は、回転伝達体と係合して、回転伝達体の作動に伴いスプール軸方向に往復移動する。
特開2016−220261号公報
ところで、移動体のスプール軸方向の移動量、すなわちスプールのストローク量は、スプールの大きさや形状に合わせて最適なストローク量が個別に設定されている。特許文献1の往復移動機構では、第1回転体と第2回転体とのスプール軸方向の間隔を調整することによって、スプールのストローク量が設定される。この場合、設定されるスプールのストローク量に対応した周長の回転伝達体を個別に製造する必要があり、往復移動機構の製造コストが増大するおそれがある。
本発明の課題は、釣り用リールの往復移動機構において、製造コストを抑えることにある。
本発明の一側面に係る往復移動機構は、ハンドルの回転に伴いスプール軸をスプール軸が延びるスプール軸方向に往復移動させるものであって、第1回転体と、第2回転体と、回転伝達体と、移動体と、を備えている。第1回転体は、スプール軸方向に直交する方向に延びる第1軸心回りに回転する。第2回転体は、第1回転体とスプール軸方向に間隔を隔てて配置され、第1軸心と平行な第2軸心回りに回転する。回転伝達体は、第1回転体及び第2回転体に架け渡され、ハンドルの回転に伴って循環する。移動体は、一部が回転伝達体に係合し、回転伝達体の循環に伴ってスプール軸とともにスプール軸方向に往復移動する。第1軸心に沿った方向から見たとき、第1軸心と第2軸心とを結ぶ直線は、スプール軸の軸心に対して傾斜している。
この往復移動機構では、第1軸心と第2軸心とを結ぶ直線がスプール軸の軸心に対して傾斜しているため、第1回転体と第2回転体とに掛け渡された回転伝達体がスプール軸に対して傾斜して配置される。このため、回転伝達体をスプール軸方向に沿って配置した場合と比べて、回転伝達体とともに循環する係合体のスプール軸方向の移動量が短くなる。すなわち、第1軸心と第2軸心とを結ぶ直線のスプール軸に対する傾斜角度を変えることにより、回転伝達体の周長を変えることなく、スプール軸のいわゆるストローク量を調整することができる。従って、ストローク量が異なる釣り用リールにおいて、ストローク量に合わせて個別に回転伝達体を製造する必要がなくなり、往復移動機構の製造コストを抑えることができる。
好ましくは、回転伝達体に固定され、回転伝達体とともに循環する係合体をさらに備え、移動体は、スプール軸に交差する方向に延び、係合体が係合する案内溝を有し、係合体は、回転伝達体の循環及び移動体の往復移動に伴って案内溝内を移動する。この場合は、回転伝達体と移動体とを係合する係合体によって、移動体を確実にスプール軸方向に往復移動させることができる。
好ましくは、第2軸心は、第1軸心よりもスプール軸方向後方に位置し、スプール軸方向から見たとき、第2軸心が第1軸心よりも下側に位置する。
好ましくは、案内溝は少なくとも1つの傾斜部を有している。この場合は、係合体の循環を傾斜部で案内することで、第1回転体及び第2回転体の回転速度に対する移動体のスプール軸方向の移動速度を早く、もしくは遅くすることができる。これにより、釣り糸を巻き取るときの巻き取りピッチを変化させることができるため、最適な糸巻き形状を得ることができる。
好ましくは、案内溝は少なくとも1つの直線部を有している。
好ましくは、両端に直線部を有し、直線部は、スプール軸方向において互いにオフセットして配置されている。この場合は、係合体のスプール軸方向の移動量よりも、移動体のスプール軸方向の移動量が短くなるため、スプールのストローク量を短くすることができる。
本発明によれば、釣り用リールの往復移動機構において、製造コストを抑えることができる。
本発明の一実施形態が採用されたスピニングリールの縦断面図。 往復移動機構の拡大図。 係合体と移動体とのストローク量を比較した示した図。 案内溝のオフセット量と傾斜開始位置の関係を示した図。 他の実施形態に係る図2に相当する図。 他の実施形態に係る図2に相当する図。
[釣り用リールの全体構成]
図1は、本発明の一実施形態が採用されたスピニングリール100(釣り用リールの一例)の縦断面図である。スピニングリール100は、リール本体1と、スプール軸2と、スプール3と、ロータ駆動機構4と、往復移動機構5と、を備えている。なお、以下の説明において、前後とは、釣りを行うときに、釣糸が送り出される方向を前、その反対方向を後という。具体的には、図1おいて左側を前、右側を後と規定して説明する。また、上下とは、リール本体1を釣り竿に装着したときの、釣り竿が装着される側を上、その反対側を下という。具体的には、図1において上側を上、下側を下と規定して説明する。また、スプール軸2が延びる方向をスプール軸方向、駆動軸11が延びる方向を駆動軸方向、とそれぞれ規定して説明する。
リール本体1は、内部空間を有しており、内部空間には、ロータ駆動機構4やスプール3に釣り糸を均一に巻き付ける往復移動機構5などが収容されている。リール本体1の側部には、ハンドル6がリール本体1に対して回転可能に装着されている。
スプール軸2は、前後方向に延びて形成され、スプール軸方向に移動可能にリール本体1に支持されている。
スプール3は、外周に釣り糸が巻き付けられる部材である。スプール3は、スプール軸2の先端に螺合するつまみ部材7によってスプール軸2に固定されている。スプール3は、ハンドル6の回転に伴い、ロータ駆動機構4を介してスプール軸2とともにリール本体1をスプール軸方向に往復移動する。
[ロータ駆動機構4]
ロータ駆動機構4は、ハンドル6の回転をロータ8に伝達する機構であり、ハンドル6の回転に連動してロータ8が回転する。ロータ8は、スプール3に釣り糸を巻き付けるための部材であり、リール本体1に回転可能に支持されている。ロータ駆動機構4は、駆動軸11と、駆動ギア12と、ピニオンギア13と、を有している。
駆動軸11は、ハンドル6が一体回転可能に連結されており、ハンドル6の回転に連動して回転する。駆動軸11は、スプール軸方向と直交する方向に延びており、リール本体1に回転可能に支持されている。駆動軸11には、後述する第1ギア24aが一体回転可能に装着されている。
駆動ギア12は、フェースギアであり、駆動軸11と一体回転する。ピニオンギア13は、駆動ギア12に噛み合う筒状のギアである。ピニオンギア13は、リール本体1に回転可能に支持され、内周部をスプール軸2が貫通している。ピニオンギア13には、ロータ8が一体回転可能に連結されている。
[往復移動機構5]
往復移動機構5は、ハンドル6の回転に伴いスプール軸2をスプール軸方向に往復移動させる機構である。往復移動機構5及びロータ駆動機構4によってスプール3に釣り糸が均一に巻き付けられる。往復移動機構5は、図2に拡大して示すように、第1回転体21と、第2回転体22と、回転伝達体23と、回転伝達機構24と、係合体25と、移動体26と、を有している。第1回転体21、第2回転体22、及び回転伝達体23は、リール本体1の内部空間に配置されたハウジング20内に収容されている。
ハウジング20は、第1支持孔部20aと、第2支持孔部20bと、案内孔部20cと、を有している。第1支持孔部20a及び第2支持孔部20bは、ハウジング20を駆動軸方向に貫通して形成されている。案内孔部20cは、回転伝達体23と間隔を隔てて回転伝達体23の外周に沿うようにして形成されている。
[第1回転体21]
第1回転体21は、第1支持孔部20aに回転可能に支持された第1軸31に一体回転可能に連結されている。第1軸31は、駆動軸方向に延びており、第1回転体21は、第1軸31の第1軸心A回りに回転する。第1回転体21の外周部には、複数の第1歯部21aが周方向に間隔を隔てて形成されている。
[第2回転体22]
第2回転体22は、第1回転体21とスプール軸方向に間隔を隔てて配置されている。第2回転体22は、第1回転体21よりもスプール軸方向の後方に配置されている。第2回転体22の外径は、第1回転体21と略同径である。
第2回転体22は、第2支持孔部20bに回転可能に支持された第2軸32に一体回転可能に連結されている。第2軸32は、駆動軸方向に延びており、第2回転体22は、第2軸32の第2軸心B回りに回転する。第2回転体22の外周部には、複数の第2歯部22aが周方向に間隔を隔てて形成されている。
第2軸心Bは、第1軸心Aと平行な軸心である。本実施形態において第2軸心Bは、第1軸心Aよりもスプール軸方向の後方かつ第1軸心Aよりも下側に配置されている。このため、第1軸心Aに沿った方向から見たとき、第1軸心Aと第2軸心Bとを結ぶ直線Lは、スプール軸2の軸心Oに対して傾斜している。詳細には、第1軸心Aと第2軸心Bとを結ぶ直線Lは、スプール軸2の軸心Oに対してリール本体1の後方に近づくに従ってリール本体1の下方に近づく方向に傾斜している。本実施形態では、直線Lとスプール軸2の軸心Oとのなす角度である傾斜角度αは、略27.5度である。なお、本実施形態において、第1軸心Aに沿った方向とは、駆動軸方向と実質的に同じ方向である。
[回転伝達体23]
回転伝達体23は、環状のベルト部材であり、第1回転体21及び第2回転体22に掛け渡されている。回転伝達体23は、第1回転体21の回転を第2回転体22に伝達する。回転伝達体23の内周部には、第1回転体21の複数の第1歯部21a及び第2回転体22の複数の第2歯部22aに噛み合う係合歯23aが形成されている。これにより、ハンドル6の回転に伴って、回転伝達体23が第1回転体21及び第2回転体22回りを循環する。回転伝達体23は、駆動軸方向から見たとき、リール本体1の後方に近づくに従ってリール本体1の下方に近づく方向に傾斜している。
[回転伝達機構24]
回転伝達機構24は、ハンドル6の回転を第1回転体21に伝達する。回転伝達機構24は、第1ギア24aと、第2ギア24bと、第3ギア24cと、を有している。第1ギア24aは、駆動軸11に一体回転可能に装着されている。第2ギア24bは、リール本体1に片持ち支持された支持軸33に回転可能に装着されている。第2ギア24bは、第1ギア24aに噛み合う。第3ギア24cは、第1軸31に一体回転可能に装着され、第2ギア24bに噛み合う。ハンドル6の回転が回転伝達機構24によって第1ギア24aから第2ギア24bを介して第3ギア24cに伝達されると、第3ギア24cの回転に伴って第1軸31に連結された第1回転体21が回転する。
なお、本実施形態では、図2において、ハンドル6を釣り糸巻き取り方向に回転させたとき、駆動軸11が反時計回りに回転するため、駆動軸11に一体回転可能に装着された第1ギア24aも反時計回りに回転する。すなわち、釣り糸巻き取り時には、回転伝達機構24によって第1回転体21が反時計回りに回転するため、回転伝達体23は反時計回りに循環する。
[係合体25]
係合体25は、駆動軸方向に延びた円柱状のピン部材であり、回転伝達体23に固定されて、回転伝達体23とともに循環する。詳細には、係合体25は、一端部が回転伝達体23の1対の凸部23bの間に接着等の固定手段によって固定されている。係合体25の他端部は、ハウジング20の案内孔部20cと後述する移動体26の案内溝27とを挿通している。これにより、係合体25は、回転伝達体23の循環及び移動体26の往復移動に伴って案内孔部20c及び案内溝27内を移動する。
[移動体26]
移動体26は、一部が回転伝達体23に係合し、回転伝達体23の循環に伴ってスプール軸2とともにスプール軸方向に往復移動する。移動体26は、本体部26aと、軸装着部26bと、案内溝27と、を有している。本体部26aは、スプール軸2と交差する方向に延びて形成されている。本実施形態において本体部26aは、リール本体1に対して上下方向に延びて形成されている。軸装着部26bは、本体部26aの下端部に設けられている。軸装着部26bには、ねじ等の固定部材によってスプール軸2が回転不能に装着されている。本体部26aの上端部には、スプール軸2に対して平行に配置されたガイド軸34が挿通している。ガイド軸34は、移動体26をスプール軸方向に移動可能に支持している。
案内溝27は、本体部26aを駆動軸方向に貫通するとともに、スプール軸2に交差する方向に延びて形成されている。本実施形態において案内溝27は、リール本体1に対して上下方向に延びて形成されている。案内溝27には、回転伝達体23とともに循環する係合体25が係合する。係合体25が回転伝達体23とともに循環するとき、係合体25は案内溝27に沿って案内溝27内を移動する。これにより、移動体26は、係合体25の循環に伴ってスプール軸方向に往復移動する。
案内溝27は、少なくとも1つの直線部27aを有している。本実施形態では、図3に示すように、案内溝27の両端に直線部27aを有し、直線部27aはスプール軸方向において互いにオフセットして配置されている。本実施形態では、案内溝27の上端側よりも下端側の直線部27aがリール本体1の後方に配置されている。なお、図3では、図面を見やすくするために、ハウジング20や回転伝達機構24等の構成を省いている。
案内溝27は、少なくとも1つの傾斜部27bをさらに有している。本実施形態では、傾斜部27bは、案内溝27の中間部に形成されている。傾斜部27bは、駆動軸方向から見たとき、直線部27aに対して傾斜して形成されている。詳細には、傾斜部27bは、リール本体1の後方に近づくに従ってリール本体1の下方に近づく方向に傾斜して形成されている。なお、直線部27aと傾斜部27bとは、係合体25の移動を滑らかに案内するために、滑らかな曲線で接続されている。
[往復移動機構5の動作]
次に、往復移動機構5の動作について説明する。ハンドル6が回転操作されると、ハンドル6に連結された駆動軸11が回転する。駆動軸11が回転すると、駆動軸11に一体回転可能に装着された第1ギア24aが回転する。第1ギア24aの回転が回転伝達機構24によって、第2ギア24b、第3ギア24cへと伝達される。そして、第3ギア24cの回転に伴って第1軸31に連結された第1回転体21が回転する。第1回転体21の回転が回転伝達体23によって第2回転体22に伝達され、回転伝達体23が循環する。そして、回転伝達体23とともに循環する係合体25が、案内溝27に沿って案内溝27内を移動することで、移動体26とともに移動体26に固定されたスプール軸2がスプール軸方向に往復移動する。
既に説明したように、本実施形態では、駆動軸方向(第1軸心Aに沿った方向)から見たとき、第1軸心Aと第2軸心Bとを結ぶ直線Lがスプール軸2の軸心Oに対して傾斜しているため、第1回転体21と第2回転体22とに掛け渡された回転伝達体23も、スプール軸2に対して傾斜してリール本体1に配置されている。これにより、第1軸31と第2軸32とをスプール軸方向に沿って配置した場合と比べて、すなわち回転伝達体23をスプール軸方向に沿って配置した場合と比べて、回転伝達体23とともに循環する係合体25のスプール軸方向の移動量(以下、ストローク量と記す)が短くなる。このため、回転伝達体23の周長を変えることなく、スプール軸2のストローク量を調整することができる。すなわち、第1軸心Aと第2軸心Bとを結ぶ直線Lとスプール軸2の軸心Oとのなす角度である傾斜角度αを、リール本体1やスプール3の形状等に合わせて調整することで、回転伝達体23の周長を変えることなく、スプール軸2のストローク量を調整することができる。例えば、図5及び図6に示すように、傾斜角度αを図2よりも大きくした場合は、回転伝達体23の周長を変えることなく、スプール軸2のストローク量をさらに短く設定することができる。
また、図3に示すように、案内溝27の両端の直線部27aは、スプール軸方向において互いにオフセットして配置されているため、係合体25のストローク量S1よりもスプール軸2のストローク量S2が短くなる。このように、回転伝達体23をスプール軸2に対して傾斜して配置するときに、案内溝27の両端の直線部27aをオフセットして配置することで、スプール軸2のストローク量を調整することができる。
なお、案内溝27の両端の直線部27aをオフセットして傾斜部27bを傾斜させるとき、図4に示すオフセット量W及び傾斜部27bの傾斜開始位置Hの設定によっては、係合体25の循環が案内溝27によって妨げられる場合がある。そこで、係合体25の回転半径(係合体25の中心から第2軸心Bまでの距離)をR、係合体25の初期座標を(0,0)とした場合、初期座標と初期座標から第2軸心Bを中心として係合体25が角度θ回転した時の係合体25の座標(R(1−cosθ),Rsinθ)とを結ぶ直線とY軸とのなす角度βよりも、傾斜部27bとY軸とのなす角度γが小さくなるようにオフセット量W及び傾斜開始位置Hを定めることが好ましい。このようにオフセット量W及び傾斜部27bの傾斜開始位置Hを設定することで、係合体25の循環が案内溝27によって妨げられることがない。
<他の実施形態>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組合せ可能である。
(a)案内溝27の形状は前記実施形態に限定されるものでない。スプール3の形状等に合わせて、案内溝27の形状を適宜変更してもよい。案内溝27の形状によっては、釣り糸を巻き取るときの巻き取りピッチを変化させることができるため、最適な糸巻き形状を得ることができる。例えば、図5に示すように、案内溝127を駆動軸方向から見たとき、略S字状に形成してもよい。この場合は、第1回転体21及び第2回転体22の回転角度に対する移動体26のスプール軸方向の移動速度を早くすることができる。なお、案内溝を少なくとも1つの直線部27aのみ、又は少なくとも1つの傾斜部27bのみで構成してもよい。
もしくは、図6に示すように、案内溝227の両端を、傾斜部227bと同じ方向に傾斜させてもよい。この場合は、第1回転体21及び第2回転体22の回転角度に対する移動体26のスプール軸方向の移動速度を遅くすることができる。
前記実施形態では、回転伝達機構24に第2ギア24bを設けていたが、必ずしも第2ギア24bを設ける必要はない。第1ギア24aに噛み合う位置に第3ギア24cを配置できる場合は、第2ギア24bを設けずに、第1ギア24aの回転を第3ギア24cに直接伝達するように構成してもよい。また、図5及び図6に示すように、第2ギア124b,224bの位置を、回転伝達体23の傾斜角度等によって適宜変更して配置してもよい。
(b)前記実施形態では、第1軸心Aと第2軸心Bとを結ぶ直線Lがリール本体1の後方に近づくに従ってリール本体1の下方に近づく方向に傾斜していたが、リール本体1の形状によっては、第1軸心Aと第2軸心Bとを結ぶ直線Lを、リール本体1の後方に近づくに従ってリール本体1の上方に近づく方向に傾斜させてもよい。
2 スプール軸
5 往復移動機構
6 ハンドル
21 第1回転体
22 第2回転体
23 回転伝達体
25 係合体
26 移動体
27,127,227 案内溝
27a 直線部
27b,227b 傾斜部
100 スピニングリール(釣り用リールの一例)
A 第1軸心
B 第2軸心
O スプール軸の軸心

Claims (6)

  1. ハンドルの回転に伴いスプール軸を前記スプール軸が延びるスプール軸方向に往復移動させる釣り用リールの往復移動機構であって、
    前記スプール軸方向に直交する方向に延びる第1軸心回りに回転する第1回転体と、
    前記第1回転体と前記スプール軸方向に間隔を隔てて配置され、前記第1軸心と平行な第2軸心回りに回転する第2回転体と、
    前記第1回転体及び前記第2回転体に架け渡され、前記ハンドルの回転に伴って循環する回転伝達体と、
    一部が前記回転伝達体に係合し、前記回転伝達体の循環に伴って前記スプール軸とともに前記スプール軸方向に往復移動する移動体と、
    を備え、
    前記第1軸心に沿った方向から見たとき、前記第1軸心と前記第2軸心とを結ぶ直線は、前記スプール軸の軸心に対して傾斜している、
    釣り用リールの往復移動機構。
  2. 前記第2軸心は、前記第1軸心よりも前記スプール軸方向後方に位置し、前記スプール軸方向から見たとき、前記第2軸心が前記第1軸心よりも下側に位置する、
    請求項1に記載の釣り用リールの往復移動機構。
  3. 前記回転伝達体に固定され、前記回転伝達体とともに循環する係合体をさらに備え、
    前記移動体は、前記スプール軸に交差する方向に延び、前記係合体が係合する案内溝を有し、
    前記係合体は、前記回転伝達体の循環及び前記移動体の往復移動に伴って前記案内溝内を移動する、
    請求項1又は2に記載の釣り用リールの往復移動機構。
  4. 前記案内溝は少なくとも1つの傾斜部を有する、
    請求項3に記載の釣り用リールの往復移動機構。
  5. 前記案内溝は少なくとも1つの直線部を有する、
    請求項3又は4に記載の釣り用リールの往復移動機構。
  6. 前記案内溝は、両端に前記直線部を有し、
    前記直線部は、前記スプール軸方向において互いにオフセットして配置された、
    請求項5に記載の釣り用リールの往復移動機構。
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