JP2005253477A - スピニングリールの往復移動装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 スピニングリールのオシレーティング機構6は、釣り糸を案内するロータが回転自在に装着されたスピニングリールのリール本体に設けられたハンドルの回転に連動してスプールを前後に往復移動させる装置であって、ピニオンギア12と、段付きギア部13と、移動機構17とを備えている。ピニオンギア12は、ハンドルの回転に連動して回転する。段付きギア部13は、駆動ギアに噛み合う大径ギア19と、大径ギア19と同芯に配置され大径ギア19と一体回転する小径ギア20とを有する。移動機構17は、小径ギア20に噛み合う従動ギア16を有し、従動ギア16の回転によりスプールを往復移動させる。
【選択図】 図3
Description
図1において、本発明の一実施形態を採用したスピニングリールは、ハンドル1と、ハンドル1を回転自在に支持するリール本体2と、ロータ3と、スプール4とを備えている。ロータ3は、リール本体2の前部に回転自在に支持されている。スプール4は、釣り糸を外周面に巻き取るものであり、ロータ3の前部に前後移動自在に配置されている。
ロータ3は、図1に示すように、後端が開口する円筒部30と、円筒部30の側方に互いに対向してそれぞれ設けられた第1及び第2ロータアーム31,32とを有している。円筒部30と両ロータアーム31,32とは一体形成されている。
円筒部30の前部には前壁が形成されており、前壁の中央部にはボスが形成されている。このボス部の貫通孔をピニオンギア12の前部12a及びスプール軸15が貫通している。前壁33の前方側にはナット34が配置されており、このナット34がピニオンギア12の先端のネジ部に螺合してロータ3をピニオンギア12に固定している。
スプール4は、ロータ3の第1ロータアーム31と第2ロータアーム32との間に配置されており、スプール軸15の先端にドラグ機構60を介して固定されている。スプール4は、外周に釣り糸が巻き付けられる糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後部に一体で形成されたスカート部4bと、糸巻胴部4aの前部に固定された前フランジ部4cとを有している。糸巻胴部4aはロータ3の円筒部30の外周側まで延びる円筒状の部材である。また、スカート部4b及び前フランジ部4cは、糸巻胴部4aの両端から垂直に径方向外方に拡がっている。これにより、釣り糸がスプール4の糸巻胴部4aに巻き付けられるとき、各糸巻段での釣り糸の巻数がほぼ等しくなる。
ロータ駆動機構5は、図1及び図2に示すように、ハンドル1が回転不能に装着されたメインギア軸10と、メインギア軸10とともに回転するメインギア11と、このメインギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。ピニオンギア12は、ハンドルの回転に連動して回転する筒状の部材であり、前後に延びるスプール軸15が内部を貫通している。ピニオンギア12は、中間部と後部とでリールボディ2aに回転自在に支持されている。ピニオンギア12の先端にロータ3が回転不能に装着されている。
オシレーティング機構6は、ハンドル1の回転に連動してスプール軸15を介してスプール3を前後に往復移動させる機構である。図1〜図3に示すように、メインギア11が一体的に形成されたメインギア軸10に形成された駆動ギア10aと、駆動ギア10aに噛み合う段付きギア部13と、段付きギア部13の小径ギア20に噛み合う従動ギア16を有する移動機構17とを備えている。
このスピニングリールでは、キャスティング時には、ベールアーム44を糸巻取姿勢から糸開放姿勢に倒す。そして、釣り竿を振って仕掛けをキャスティングする。すると、スプール4の先端から釣り糸が螺旋状に放出される。このとき、スプール4に釣り糸が密に巻き付けられているので、放出抵抗が少なくなる。
(a)フロントドラグ型のスピニングリールを例に説明したが、リアドラグ型のスピニングリールのオシレーティング機構にも本発明を適用できる。この場合、スプール軸はスライダに回転自在かつ軸方向移動不能に連結される。また、レバーブレーキ式のスピニングリールやインスプール形のスピニングリールのオシレーティング機構にも本発明を適用できる。
2a リールボディ
3 ロータ
4 スプール
6 オシレーティング機構
10 メインギア軸
10a 駆動ギア
12 ピニオンギア
13 段付きギア部
15 スプール軸
16 従動ギア
17 移動機構
19 大径ギア
20 小径ギア
22 スライダ
Claims (3)
- 釣り糸を案内するロータが回転自在に装着されたスピニングリールのリール本体に設けられたハンドルの回転に連動してスプールを前後に往復移動させるスピニングリールの往復移動装置であって、
前記ハンドルと一体回転するように前記リール本体に回転自在に装着されたメインギア軸に設けられて前記ハンドルの回転に連動して回転する駆動ギアと、
前記駆動ギアに噛み合う大径ギアと、前記大径ギアと同芯に配置され前記大径ギアと一体回転する小径ギアとを有する段付きギア部と、
前記小径ギアに噛み合う従動ギアと、前記従動ギア部の側面に突出して設けられたカムピンと、前記リール本体に前後移動自在に装着され、先端に前記スプールが装着されたスプール軸が少なくとも前後移動不能に装着され、前記カムピンに係合するカム溝を有する摺動子とを有し、前記従動ギアの回転により前記スプールを往復移動させる移動手段と、
を備えたスピニングリールの往復移動装置。 - 前記駆動ギアの歯数は、前記大径ギアの歯数より少ない、請求項1に記載のスピニングリールの往復移動装置。
- 前記従動ギアの歯数は、前記小径ギアの歯数より多い、請求項2に記載のスピニングリールの往復移動装置。
Priority Applications (1)
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JP2005169772A JP2005253477A (ja) | 2005-06-09 | 2005-06-09 | スピニングリールの往復移動装置 |
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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ID=35079808
Family Applications (1)
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Cited By (3)
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JP2018201483A (ja) * | 2017-06-07 | 2018-12-27 | ピュア・フィッシング・ジャパン株式会社 | 釣用スピニングリール |
KR20190001494A (ko) * | 2017-06-27 | 2019-01-04 | 가부시키가이샤 시마노 | 낚시용 릴의 왕복 이동 기구 |
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-
2005
- 2005-06-09 JP JP2005169772A patent/JP2005253477A/ja active Pending
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JP2019004812A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 株式会社シマノ | 釣り用リールの往復移動機構 |
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JP7385525B2 (ja) | 2020-05-18 | 2023-11-22 | 株式会社シマノ | スピニングリール |
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A02 | Decision of refusal |
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