JP4299180B2 - スピニングリールの往復移動装置 - Google Patents

スピニングリールの往復移動装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4299180B2
JP4299180B2 JP2004110296A JP2004110296A JP4299180B2 JP 4299180 B2 JP4299180 B2 JP 4299180B2 JP 2004110296 A JP2004110296 A JP 2004110296A JP 2004110296 A JP2004110296 A JP 2004110296A JP 4299180 B2 JP4299180 B2 JP 4299180B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circular gear
gear
cam
circular
teeth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004110296A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005095145A (ja
Inventor
賢夫 坂
啓吾 北島
泰生 森瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimano Inc
Original Assignee
Shimano Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shimano Inc filed Critical Shimano Inc
Priority to JP2004110296A priority Critical patent/JP4299180B2/ja
Priority to TW093122985A priority patent/TWI321449B/zh
Priority to SG200405628A priority patent/SG109619A1/en
Priority to MYPI20043291A priority patent/MY137934A/en
Priority to DE602004030193T priority patent/DE602004030193D1/de
Priority to EP04255032A priority patent/EP1510126B1/en
Priority to AT04255032T priority patent/ATE488994T1/de
Priority to EP06015901A priority patent/EP1738644A1/en
Priority to US10/923,826 priority patent/US7188794B2/en
Priority to KR1020040066965A priority patent/KR101058366B1/ko
Priority to CNB2004100682647A priority patent/CN100450352C/zh
Publication of JP2005095145A publication Critical patent/JP2005095145A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4299180B2 publication Critical patent/JP4299180B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01KANIMAL HUSBANDRY; AVICULTURE; APICULTURE; PISCICULTURE; FISHING; REARING OR BREEDING ANIMALS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; NEW BREEDS OF ANIMALS
    • A01K89/00Reels
    • A01K89/01Reels with pick-up, i.e. with the guiding member rotating and the spool not rotating during normal retrieval of the line
    • A01K89/0114Reciprocating mechanisms

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Environmental Sciences (AREA)
  • Animal Husbandry (AREA)
  • Biodiversity & Conservation Biology (AREA)
  • Tea And Coffee (AREA)
  • Continuous Casting (AREA)
  • Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)

Description

本発明は、往復移動装置、特に、スピニングリールのリール本体に前後移動自在に装着されたスプールを、スプール軸を介してハンドルの回転に連動して前後移動させるスピニングリールの往復移動装置に関する。
スピニングリールには、ハンドルの回転に連動してスプールを前後移動させるためにオシレーティング機構(往復移動装置の一例)が設けられている。オシレーティング機構には、回転カムによりスライダを移動させる減速ギア方式と、スプール軸と平行に配置された螺軸によりスライダを移動させるトラバースカム方式とが知られている。
減速ギア方式のオシレーティング機構は、回転運動を直線運動に変換してスプールを前後移動させている。このため、スプールの前後移動速度がストロークの両端で極端に遅くなり、スプールでの糸巻形状が糸巻胴部に対して平行な平行巻ではなく両端がふくれた鼓形にくずれやすくなる。そこで、その糸巻形状を平行巻に近づけるために、2葉の非円形ギアである楕円ギアを2つ組み合わせて前後移動速度の変動を抑えて前後移動させる減速ギア式のオシレーティング機構が従来知られている(たとえば、特許文献1参照)。
前記従来のオシレーティング機構は、ハンドル軸に設けられた2葉の非円形ギアである第1楕円ギアと、第1楕円ギアと同じ歯数を有し90度回転する毎に長径軸線が互いに直交する状態で噛み合うように設けられた第2楕円ギアを有する回転カムと、回転カムに係合して前後移動するスライダとを備えている。このスライダにスプール軸が軸方向移動不能に装着されている。
このような構成の従来のオシレーティング機構を用いると、楕円ギアの噛み合いによりハンドルの回転運動をスライダの前後移動に変換しているので、ハンドルの回転に対してスプールの前後移動速度が変動しにくくなる。この結果、スプールの糸巻形状が平行巻に近くなる。
特開昭52−127887号公報
前記従来の構成では、直交する2つの楕円ギアの噛み合いによりハンドルの回転運動をスライダの前後移動に変換しているので、ハンドルの回転に対してスプールの前後移動速度が変動しにくくなる。しかし、歯数が同じ楕円ギアを噛み合わせているだけであるので、ハンドルの回転数と回転カムの回転数とが同じになる。このため、スプールが比較的高速で前後移動することになり、スプールに釣り糸を密に巻き付けできない。
本発明の課題は、減速ギア方式の往復移動装置において、釣り糸を密に巻き付けやすくかつ糸巻形状を平行巻きに近づけやすくすることにある。
発明1に係るスピニングリールの往復移動装置は、スピニングリールのリール本体に前後移動自在に装着されたスプールを、スプール軸を介してハンドルの回転に連動して前後移動させる装置であって、第1非円形ギアと、回転カムと、スライダとを備えている。第1非円形ギアは、ハンドルの回転軸回りに回転する2葉のギアである。回転カムは、回転軸と平行な軸方向に突出して設けられたカム突起及び第1非円形ギアより歯数が多く第1非円形ギアの最大歯先円直径の歯と最小歯先円直径の歯とが噛み合うように配置された複数葉の第2非円形ギアを有し、第1非円形ギアと平行な軸回りに回転自在にリール本体に装着されたものである。スライダは、スプールの移動方向と交差する方向に沿って延びカム突起に係合するカム溝を有し、リール本体にスプール軸の軸方向に移動自在に支持され、スプール軸が少なくとも前後移動不能に装着されたものである。第1非円形ギア及び第2非円形ギアの少なくともいずれかは、リール本体への組立時に用いるために形成された第1マークを有する。
このスピニングリールの往復移動装置では、ハンドルが回転すると第1非円形ギアが回転し、歯数が少ない第1非円径ギアと歯数が多い第2非円形ギアとの組み合わせにより、ハンドルの回転が減速されて回転カムに伝達される。回転カムが回転するとカム突起がカム溝を押圧してスライダが前後移動し、スプール軸を介してスプールが前後移動する。ここでは、第1非円形ギアと第2非円形ギアとの間で減速されるので、スライダの前後移動速度が遅くなり、密巻しやすくなる。また、2葉の第1非円形ギアと複数葉の第2非円形ギアとが第1非円形ギアの最大歯先円直径の歯と最小歯先円直径の歯とが噛み合うように配置されているので、第1非円形ギアが等角速度運動しても第2非円形ギアは角速度が変化して回転し、スライダを等速直線運動に近づけることができる。
また、第1マークを利用して2つの非円形ギアの回転位相を特定の位相(最大歯先円直径の歯と最小歯先円直径の歯とが噛み合う位相)に合わせやすくなる。
発明2に係るスピニングリールの往復移動装置は、スピニングリールのリール本体に前後移動自在に装着されたスプールを、スプール軸を介してハンドルの回転に連動して前後移動させる装置であって、第1円形ギアと、中間ギア部と、回転カムと、スライダとを備えている。第1円形ギアは、ハンドルの回転軸回りに回転する。中間ギア部は、リール本体に第1円形ギアと平行な軸回りに回転自在に装着され、第1円形ギアより歯数が多く第1円形ギアに噛み合う第2円形ギアと、第2円形ギアと同芯に配置された2葉の第1非円形ギアとを有している。回転カムは、回転軸と平行な軸方向に突出して設けられたカム突起及び第1非円形ギアの最大歯先円直径の歯と最小歯先円直径の歯とが噛み合うように配置された複数葉の第2非円形ギアを有し第1非円形ギアと平行な軸回りに回転自在にリール本体に装着されたものである。スライダは、スプールの移動方向と交差する方向に沿って延びカム突起に係合するカム溝を有し、リール本体に前記スプール軸の軸方向に移動自在に支持され、スプール軸が少なくとも前後移動不能に装着されたものである。第1非円形ギア及び第2非円形ギアの少なくともいずれかは、リール本体への組立時に用いるために形成された第1マークを有する。
このスピニングリールの往復移動装置では、ハンドルが回転すると第1円形ギアが回転し、歯数が少ない第1円径ギアと歯数が多い第2円形ギアとの組み合わせにより、ハンドルの回転が減速されて中間ギア部に伝達される。中間ギア部の回転は、第1非円形ギアから回転カムの第2非円形ギアに伝達され回転カムが回転する。回転カムが回転するとカム突起がカム溝を押圧してスライダが前後移動し、スプール軸を介してスプールが前後移動する。ここでは、第1円形ギアと第2円形ギアとの間で減速されるので、スライダの前後移動速度が遅くなり、密巻しやすくなる。また、2葉の第1非円形ギアと複数葉の第2非円形ギアとが第1非円形ギアの最大歯先円直径の歯と最小歯先円直径の歯とが噛み合うように配置されているので、第1非円形ギアが等角速度運動しても第2非円形ギアは角速度が変化して回転し、スライダを等速直線運動に近づけることができる。
また、第1マークを利用して2つの非円形ギアの回転位相を特定の位相(最大歯先円直径の歯と最小歯先円直径の歯とが噛み合う位相)に合わせやすくなる。
発明3に係るスピニングリールの往復移動装置は、発明2に記載の装置において、第2非円形ギアは、第1非円形ギアより歯数が多い。この場合には、第1及び第2非円形ギアの噛み合いによっても減速できるので、さらに密巻が可能になる。
発明4に係るスピニングリールの往復移動装置は、発明1から3のいずれかに記載の装置において、第2非円形ギアは、4葉又は5葉である。この場合には、2つの非円形ギアの葉数が異なるので、2つの非円形ギアの歯数を変えて減速することができる。
発明に係るスピニングリールの往復移動装置は、発明1から4のいずれかに記載の装置において、第1マークは、最大歯先円直径の歯(又は最小歯先円直径の歯)が形成されている位置に関連して第2非円形ギアに形成されているとともに、最小歯先円直径の歯(又は最大歯先円直径の歯)が形成されている位置に関連して第1非円形ギアに形成されている。この場合には、2つの第1マークを合わせることにより、特定の位相に2つの非円形ギアを配置できる。
発明に係るスピニングリールの往復移動装置は、発明5に記載の装置において、リール本体は、2つの第1マークと合わせるために形成された2つの第2マークを有する。この場合には、2つの非円形ギアの噛み合い部分が見えなくても、リール本体を介して2つの非円形ギアを特定の位相に配置しやすくなる。
発明に係るスピニングリールの往復移動装置は、発明に記載の装置において、第2マークの一方と第2非円形ギアに形成された第1マークとを合わせた状態で、第2マークの他方と第1非円形ギアに形成された第1マークとを合わせると、第2非円形ギアの最大歯先円直径の歯(又は最小歯先円直径の歯)と第1非円形ギアの最小歯先円直径の歯(又は最大歯先円直径の歯)とが噛み合う回転位相で両非円径ギアが配置されるように第1及び第2マークは形成されている。この場合には、2組の第1マークと第2マークとを合わせるだけで、2つの非円形ギアを特定の回転位相に合わせることができる。
本発明によれば、第1非円形ギアと第2非円形ギアとの間で減速されるので、スライダの前後移動速度が遅くなり、密巻しやすくなる。また、2葉の第1非円形ギアと複数葉の第2非円形ギアとが第1非円形ギアの最大歯先円直径の歯と最小歯先円直径の歯とが噛み合うように配置されているので、第1非円形ギアが等角速度運動しても第2非円形ギアは角速度が変化して回転し、スライダを等速直線運動に近づけることができる。
別の発明によれば、第1円形ギアと第2円形ギアとの間で減速されるので、スライダの前後移動速度が遅くなり、密巻しやすくなる。また、2葉の第1非円形ギアと複数葉の第2非円形ギアとが第1非円形ギアの最大歯先円直径の歯と最小歯先円直径の歯とが噛み合うように配置されているので、第1非円形ギアが等角速度運動しても第2非円形ギアは角速度が変化して回転し、スライダを等速直線運動に近づけることができる。
〔第1実施形態〕
〔全体構成〕
図1において、本発明の第1実施形態が採用されたスピニングリールは、釣り竿の長手方向に沿う第1軸X回りに釣り糸を巻き取るレバーブレーキ型のリールであって、ハンドル1を備えたリール本体2と、リール本体2の前部に軸芯X回りに回転自在に支持されたロータ3と、ロータ3の前部に配置された釣り糸を巻き取るスプール4とを備えている。
リール本体2は、例えば合成樹脂製である。リール本体2は、釣り竿に装着される前後に長い装着部2cと、装着部2cと間隔を隔てて配置されたリールボディ2aと、装着部2cとリールボディ2aとを連結する脚部2bとを有している。リールボディ2aは、内部に機構装着空間を有しており、その側部は開口している。この開口部分は蓋部材2d(図2及び図4)により覆われている。リールボディ2aの前部には、取付フランジ付きの金属製の筒状の取付部材2eが装着されている。
リールボディ2aの内部には、ロータ3を回転させるためのロータ駆動機構5と、ロータ3の糸繰り出し方向の回転(逆転)を制動するためのレバーブレーキ機構6と、スプール軸8を介してスプール4を前後に往復移動させるオシレーティング機構(往復移動機構の一例)7とが設けられている。
ロータ3は例えば合成樹脂又は金属製であり、リール本体2に回転自在に支持されている。ロータ3は、円筒部3aと、円筒部3aの側方に互いに対向して設けられた第1アーム部3b及び第2アーム部3cとを有している。また、円筒部3aの前壁3d側の内周面には、ロータ3の糸繰り出し方向の回転をレバーブレーキ機構6に伝達するための爪式のワンウェイクラッチ32の鋸歯状の逆転禁止凹凸部42が形成されている。円筒部3aの前壁3dの中央部には貫通孔3eを有するボス部3fが形成されている。この貫通孔3eにスプール軸8及びピニオンギア12(後述)が貫通している。第1アーム部3bの先端と第2アーム部3cの先端部とには、揺動自在にベールアーム9が設けられている。このベールアーム9により釣り糸がスプール4に案内される。
スプール4は、たとえば金属製又は合成樹脂製の部材であり、ロータ3の第1アーム部3bと第2アーム部3cとの間に配置されている。スプール4は、軸芯Xに沿って前後に配置されたスプール軸8の先端にワンタッチ着脱機構53を介して着脱自在かつ回転不能に装着されている。スプール4は、釣り糸が巻き付けられる筒状の糸巻胴部4aと、糸巻胴部4aの後端部に一体成形された大径筒状のスカート部4bと、糸巻胴部4aの前端部に一体形成された大径の前フランジ部4cとを有している。
ロータ駆動機構5は、ハンドル1が固定されたハンドル軸10とともに回転するマスターギア軸11aを有するマスターギア11と、このマスターギア11に噛み合うピニオンギア12とを有している。マスターギア軸11aは、リール本体2に回転自在に支持されている。ピニオンギア12は筒状に形成されており、中心をスプール軸8が貫通している。ピニオンギア12の前部12aはロータ3の貫通孔3eを貫通してスプール4側に延びている。この前部12aで、ロータ3はナット13によりピニオンギア12に回転不能に固定されている。ピニオンギア12は、前部と中間部とで軸受14a,14bによりリール本体2に回転自在に支持されている。なお、前部の軸受14aは、リール本体2を構成する取付部材2eの内周面に装着されている。ナット13は、リテーナ36により緩み止めされている。リテーナ36は前壁3dに形成されたねじ孔にねじ止めされたビスにより固定されている。
レバーブレーキ機構6は、図1及び図2に示すように、ロータ3の糸繰り出し方向の回転を制動するための制動部60と、制動部60の制動力を調整操作するための制動レバー61と、制動部60を所定制動状態に操作するための補助レバー62と、制動レバー61を装着部2cから離反する方向に付勢するコイルばね63と、補助レバー62により所定制動状態と制動解除状態とに切換可能な所定制動部64(図2)と、ロータ3の逆転により発音する発音装置65(図2)とを有している。
〔オシレーティング機構の構成〕
オシレーティング機構7は、図3及び図4に示すように、スプール4の中心部に固定されたスプール軸8を前後方向に移動させてスプール4を同方向に移動させるための機構である。オシレーティング機構7は、ハンドル軸10回りに回転する2葉の第1非円形ギア15と、第1非円形ギア15に噛み合う第2非円形ギア16aを有する回転カム16と、リールボディ2aに前後移動自在に装着されたスライダ17とを有している。
第1非円形ギア15は、たとえば歯数が10の2葉の楕円ギアであり、ハンドル軸10にマスターギア11と間隔を隔てて一体又は別体で回転不能に設けられている。
回転カム16は、円板状の部材であり、第1非円形ギア15と平行な軸回りにリールボディ2aに回転自在に装着されている。具体的には、図4に示すように、リールボディ2aの後部内壁面にマスターギア軸11aと平行に突出して形成された装着軸2fに回転自在に装着されている。回転カム16は、外周部に形成された第2非円形ギア16aとマスターギア軸11aと平行な軸方向に突出して設けられた円柱状のカム突起16bとを有している。第2非円形ギア16aは、第1非円形ギア15より歯数が多い、たとえば歯数が25の5葉の非円形ギアである。第2非円形ギア16aは、第1非円形ギア15の最大歯先円直径の歯と最小歯先円直径の歯とが噛み合うように配置されている。なお、図3において、回転カム16に描かれた5つの白丸16cは、最大歯先円直径の位置を示している。
スライダ17は、カム突起16bに係合する貫通するカム溝17aを有し、リールボディ2aにスプール軸方向に往復移動自在に支持されている。スライダ17は、リールボディ2aにスプール軸8に平行に装着されたガイド軸20を含む支持構造によりスプール軸方向に案内されている。スライダ17には、スプール軸8の後端部が皿ねじ21により回転不能かつ前後移動不能に装着されている。
カム溝17aは、図5に示すように、中心Pから前後逆方向に斜めにそれぞれ延びる第1カムスロット17bと、第1カムスロット17bから湾曲して下端Q1及び上端Q2に向かってそれぞれ延びる第2及び第3カムスロット17c,17dとを有している。カム溝17aの下端Q1は、前後方向(図5左右方向)において上端Q2より中心Pから離れている。具体的には、第2カムスロット17cは、第1カムスロット17bの下端から下方にスプール軸8と直交する方向に沿って下端Q1に向かって延びている。第3カムスロット17dは、第1カムスロット17bの上端から上方にスプール軸8と直交する方向に沿って延びた後前方に湾曲して上端Q2に向かって延びている。
このような形状にカム溝17aを形成することにより、スライダ17のストロークの前後端位置をカム突起16bの前後端位置に対してずらすことができるとともに、図5の0度位置に示すように、カム突起16bが装着軸2fの上下に配置される上下位置とスライダ17のストロークの中間位置とをずらすことができる。また、カム溝17aの上下の軸方向位置をずらすことにより、スライダ17のストロークをカム突起16bの形成位置の半径の2倍より大きくとることができる。
ここでは、第1非円形ギア15と第2非円形ギア16aとの間で減速されるので、スライダ17の前後移動速度が遅くなり、密巻しやすくなる。また、2葉の第1非円形ギア15と複数葉の第2非円形ギア16aとが第1非円形ギア15の最大歯先円直径の歯と最小歯先円直径の歯とが噛み合うように配置されているので、第1非円形ギア15が等角速度運動しても第2非円形ギア16aは角速度が変化して回転し、スライダ17を等速直線運動に近づけることができる。また、カム突起16bの前後端位置及び上下位置と、スライダ17のストロークの前後端位置及び中間位置とをずらすことができるので、カム突起16bの上下端及び前後端での速度変化を正弦曲線からずらすことができ、スライダ17をさらに等速直線運動に近づけることができる。
〔リールの操作及び動作〕
キャスティング時には、釣り糸を人差し指で引っ掛けた状態でベールアーム9を糸開放姿勢側に倒してキャスティングを行う。
釣り糸巻き取り時には、ベールアーム9を糸巻き取り姿勢側に倒す。この状態でハンドル1を糸巻き取り方向に回転させると、この回転力はハンドル軸10及びマスターギア11を介してピニオンギア12に伝達される。このピニオンギア12に伝達された回転力は、ピニオンギア12の前部12aを介してロータ3に伝達される。
一方、マスターギア11の回転に伴い第1非円形ギア15に噛み合う第2非円形ギア16aにより回転カム16が回転し、この回転がカム突起16bによりスライダ17に伝達される。この結果、スライダ17がスプール軸8の軸芯Xに沿って往復移動する。
このときの第1非円形ギア15,回転カム16及びスライダ17の動作を図5から図8に示す。これらの図では第1非円形ギア15を22.5度ずつ900度まで回転させた際の第2非円形ギア16aの回転位相及びスライダ17の前後位置を順に示している。第1非円形ギアの歯数は10で第2非円形ギア16aの歯数は25であるので、第1非円形ギア15が900度回転すると第2非円形ギア16aは1回転する。図5から図8では、回転カム16が1回転したときのスライダ17の前後位置をLで示している。なお、図6から図8では、図5と同じであるため符号を付していない。
図5から図8に示すように、0度の状態から、ハンドル1の糸巻取方向の回転により第1非円形ギア15が矢印Aで示す方向に回転すると、第2非円形ギア16aが矢印Bの方向に第2非円形ギア16aが回転する。このとき、第1非円形ギア15の最大歯先直径の歯に第2非円形ギア16aの最小歯先直径の歯が噛み合ったとき最も減速比が小さくなり、回転カム16の回転が速くなる。また、逆の場合、つまり、第1非円形ギア15の最小歯先直径の歯に第2非円形ギア16aの最大歯先直径の歯が噛み合ったとき最も減速比が大きくなり回転カム16の回転が遅くなる。そして、前後移動速度が遅くなるストロークの前後端位置の近傍で減速比を小さくし、前後移動速度が速くなるカム突起16bが装着軸2fの真上及び真下の近傍で減速比を大きくしている。また、第1カムスロット17bから第2及び第3カムスロット17c,17dにかけて逆方向に湾曲させることにより、ストロークの後端位置を、図5に示す225度のときではなく図6に示す270度のときにずらし、ストロークの前端位置を図7に示す675度のときではなく720度のときにずらしている。またストロークの中間位置をこれにより、カム突起16bの上下位置に対してずらすことができる。
このときの基準位置(カム突起16bが装着軸2fの真上にあるときのカム溝17aの中心位置P)からの回転後の中心位置までの距離Lすなわちストロークの回転角度毎の変化を図9に示す。図9では縦軸にスライダ17の基準位置からのストロークLをとり、横軸に第1非円形ギア15の回転角度をとっている。
ここでは、ストロークの前後端の前後移動速度が遅くなるところで減速比を小さくして回転カム16が速くまわるようにし、カム突起16bが上下位置に配置されるときに減速比を大きくして回転カム16がゆっくり回るようにしている。これにより、従来の楕円ギアを用いない減速ギア式のオシレーティング機構では、このグラフがサインカーブになるが、本実施形態では、一次直線に近づいている。また、回転カムの回転速度が第1非円形ギア15の回転速度の1/5程度になっているので、スプール4に釣り糸を密に巻き付ける密巻を実現できる。
また、スライダ17カム溝17aを挟んで2箇所でスプール軸8に皿ねじ21により固定されているので、スライダ17がスプール軸8により補強されて比強度を高く維持できるようになり、カム溝17aがカム突起16bにより押圧されても変形しにくくなる。このため、貫通するカム溝17aをスライダ17に設けても第1非円形ギア15からスライダ17への伝達効率の低下を抑えることができる。
〔第2実施形態〕
前記第1実施形態では、第1非円形ギア15と第2非円形ギア16aとで減速しているが、図10に示すように、マスターギア軸11aに設けられた第1円形ギア118と回転カム116との間に間に中間ギア部119を配置し、第1円形ギア118と中間ギア部119との間で減速し、中間ギア部119と回転カム116との間で非円形ギアを用いて等速直線運動に近づけるようにしてもよい。
図10において、オシレーティング機構107は、第1円形ギア118と、中間ギア部119と、回転カム116と、スライダ117とを備えている。
第1円形ギア118は、マスターギア軸11aに一体又は別体で回転不能に設けられている。第1円形ギア118は、たとえば歯数が10の平歯車又ははす歯歯車である。
中間ギア部119は、円板状の部材であり、第1円形ギア118と平行な軸回りにリールボディ2aに回転自在に装着されている。中間ギア部119は、第1円形ギア118に噛み合う第2円形ギア119aと、第2円形ギア119aと同芯に配置された第1非円形ギア115とを有している。第2円形ギア119aは、第1円形ギア118より歯数が多くたとえば歯数が15の平歯車又ははす歯歯車である。第1非円形ギア115は、たとえば歯数が14の2葉の楕円ギアである。第2円形ギア119aと第1非円形ギア115は、一体形成されていてもよくまた別体で形成されていてもよい。また、間隔を隔てて配置されてもよく密着されてもよい。
回転カム116は、円板状の部材であり、第1非円形ギア115と平行な軸回りにリールボディ2aに回転自在に装着されている。回転カム116は、外周部に形成された第2非円形ギア116aと、マスターギア軸11aと平行な軸方向に突出して設けられた円柱状のカム突起116bとを有している。第2非円形ギア116aは、第1非円形ギア115より歯数が同じ2葉の楕円ギアである。第2非円形ギア116aは、第1非円形ギア115の最大歯先円直径の歯と最小歯先円直径の歯とが噛み合うように配置されている。
スライダ117は、カム突起116bに係合する貫通するカム溝117aを有し、リールボディ2aにスプール軸方向に往復移動自在に支持されている。スライダ117は、リールボディ2aにスプール軸8に平行に装着されたガイド軸(図示せず)を含む支持構造によりスプール軸方向に案内されている。スライダ117には、スプール軸8の後端部が皿ねじ21により回転不能かつ前後移動不能に装着されている。カム溝117aは、長円形の貫通した溝である。
このように構成されたオシレーティング機構107では、第1円形ギア118と第2円形ギア119aとの間で減速され、第1非円形ギア115と第2非円形ギア116aとの間で回転速度に対して前後移動速度を等速直線運動に近づけるようにしている。具体的には、スライダ117のストロークの前後端で両非円形ギア115,116aの減速比を最小にして前後移動速度を速くし、カム突起116bが上下位置に配置されるときに非円形ギア115,116aの減速比を最大にして前後移動速度を遅くしている。
ここでは、楕円の同じ歯数の非円形ギアを用いて回転運動を直線運動に変換しているので、等速直線運動により近づけやすくなる。なお、このような中間ギア部を設けた実施形態で異なる歯数の非円形ギアを用いて非円形ギアの噛み合わせにおいても減速するようにしてもよい。
図16において、オシレーティング機構207は、第1円形ギア218と、中間ギア部219と、回転カム216と、スライダ217とを備えている。第1円形ギア218は、マスターギア軸11aに一体又は別体で回転不能に設けられている。第1円形ギア218は、たとえば歯数が14の平歯車又ははす歯歯車である。なお、図16において、第1非円形ギア215の側面に描かれた2つのマーク215aは、最大歯先円直径の位置を示している。
中間ギア部219は、円板状の部材であり、第1円形ギア218と平行な軸回りにリールボディ2aに回転自在に装着されている。中間ギア部219は、第1円形ギア218に噛み合う第2円形ギア219aと、第2円形ギア219aと同芯に配置された第1非円形ギア215とを有している。第2円形ギア219aは、第1円形ギア218より歯数が多くたとえば歯数が20の平歯車又ははす歯歯車である。第1非円形ギア215は、たとえば歯数が12の2葉の楕円ギアである。第2円形ギア219aと第1非円形ギア215は、一体形成されていてもよくまた別体で形成されていてもよい。また、間隔を隔てて配置されてもよく密着されてもよい。
回転カム216は、円板状の部材であり、第1非円形ギア215と平行な軸回りにリールボディ2aに回転自在に装着されている。回転カム216は、外周部に形成された第2非円形ギア216aと、マスターギア軸11aと平行な軸方向に突出して設けられた円柱状のカム突起216bとを有している。第2非円形ギア216aは、第1非円形ギア215より歯数が多い(たとえば、歯数が24)4葉の楕円ギアである。第2非円形ギア216aは、第1非円形ギア215の最大歯先円直径の歯と最小歯先円直径の歯とが噛み合うように配置されている。これにより、両非円形ギア215,216aの噛み合わせにおいても減速している。
なお、図16において、第2非円形ギア216aの側面に描かれた4つのマーク216cは、最小歯先円直径の位置を示している。したがって、2つのマーク215a,216cが合うように2つの非円形ギア215,216aを噛み合わせて組み込めば正規の噛み合いが保証されギアの組み立て作業が容易になる。
スライダ217は、カム突起216bに係合する貫通するカム溝217aを有し、リールボディ2aにスプール軸方向に往復移動自在に支持されている。スライダ217は、リールボディ2aにスプール軸8に平行に装着されたガイド軸(図示せず)を含む支持構造によりスプール軸方向に案内されている。スライダ217には、スプール軸8の後端部が皿ねじ21により回転不能かつ前後移動不能に装着されている。カム溝217aは、図3に示したものと鏡像関係の形状である。
なお、図16に示す実施形態では、回転カム216がマスターギア軸11aより釣り竿装着側に配置されている。また、中間ギア219は、回転カム216よりさらに釣り竿装着側に配置されている。これにより、全体の重心が釣り竿装着側に移動し、体感荷重が軽減する。また、回転カム216が釣り竿装着側に配置されるので、逆側、つまりリール本体2の下部の薄型化を図ることができる。
〔他の実施形態〕
(a)前記第1実施形態では、スライダ17のカム溝17aの第2及び第3カムスロット17c,17dを異なる形状に形成したが、図11〜図14に示すように、中心対称の同形状にしてもよい。スライダ217のカム溝217aは、中心Pから前後逆方向に斜めにそれぞれ延びる第1カムスロット217bと、第1カムスロット217bから逆方向に湾曲して両端Q1,Q2に向かってそれぞれ延びる第2及び第3カムスロット217c,217dとを有している。第2及び第3カムスロット217c,217dの両端Q1,Q2は、中心Pよりそれぞれ前(図11左方)後(図11右方)に同じ距離ずれている。このような形状にカム溝217aを形成することにより、スライダ217のストロークの前後端位置をカム突起16bの前後端位置に対してずらすことができるとともに、図11の0度位置に示すように、カム突起16bが装着軸2fの上下に配置される上下位置とスライダ217のストロークの中間位置とをずらすことができる。また、スライダ217のストロークをカム突起16bの形成位置の半径の2倍より大きくとることができる。
また、第1カムスロット217bから第2及び第3カムスロット217c,217dにかけて逆方向に湾曲させることにより、ストロークの後端位置を、図11に示す225度のときではなく図12に示す270度のときにずらし、ストロークの前端位置を図13に示す675度のときではなく720度のときにずらしている。またストロークの中間位置をこれにより、カム突起16bの上下位置に対してずらすことができる。
このときの基準位置(カム突起16bが装着軸2fの真上にあるときのカム溝217aの中心位置P)からの回転後の中心位置までの距離Lすなわちストロークの回転角度毎の変化を図15に示す。図15でも縦軸にスライダ17の基準位置からのストロークLをとり、横軸に第1非円形ギア15の回転角度をとっている。
ここでも、前記第1実施形態と同様に、カム突起16bの前後端位置及び上下位置と、スライダ17のストロークの前後端位置及び中間位置とをずらすことができるので、カム突起16bの上下端及び前後端での速度変化を正弦曲線からずらすことができ、スライダ217をさらに等速直線運動に近づけることができる。
(b)前記実施形態では、レバーブレーキ式のスピニングリールを例に説明したが本発明はこれに限定されない。たとえば、フロントドラグ式のスピニングリールやリアドラグ式のスピニングリールやクローズドフェイス形のスピニングリールなど全てのスピニングリールの減速カム式のオシレーティング機構に適用できる。なお、リアドラグ式のスピニングリールの場合、スライダにはスプール軸が回転自在かつ軸方向移動不能に装着される。
(c)前記実施形態では、非円形ギアの葉数を2葉、4葉及び5葉の場合を例に説明したが、非円形ギアの葉数は複数葉であればどのような葉数でもよい。
(d)前述した実施形態では、組立しやすくするために、第2非円形ギアに第1マークとしての白丸16cを形成したり、第1非円形ギア215と第2非円形ギア216aとに第1マークとしてのマーク215a,216cを形成したりした。特に、中間ギア部219を有する場合は、中間ギア部219と回転カム216との回転位相を合わせればよいので、両非円形ギア215,216aに前述したようにマーク215a,216cを形成するだけで、2つの非円形ギア215,216aの回転位相を特定の位相(最大歯先円直径の歯と最小歯先円直径の歯とが噛み合うような位相)に合わせて組み立てることができる。しかし、第1実施形態のように中間ギア部219を有さない場合、マスターギア11によって第1非円形ギア15が隠れてしまう。このため、両非円形ギア15,16aにマークを付けてもマークを視認しづらくなり、両非円形ギア15,16aを特定の位相に合わせて組み立てるのが困難である。そこで、リール本体2と、両非円形ギア15,16aとにマークを形成してもよい。
図17において、2つの非円形ギア15,16aは、第1非円形ギア15の最大歯先円直径の歯と第2非円形ギア16aの最小歯先円直径の歯とが噛み合うように配置されている。第1非円形ギア15と一体回転するマスターギア11の背面と、マスターギア11に近接するリールボディ2aの蓋部材2dの装着面とには、組立用の第1マークとしてのマーク15aと第2マークとしてのマーク2gとが印刷や塗布などの適宜の形成手段により形成されている。第2非円形ギア16aと、第2非円形ギア16aに近接するリールボディ2aの蓋部材2dの装着面とには、組立用の第1マークとしてのマーク16dと第2マークとしてのマーク2hとが印刷や塗布などの適宜の形成手段により形成されている。マーク15a,2gは、マーク16dをマーク2hに合わせて回転カム216をリールボディ2aに装着した状態で、2つのマーク15a,2gが合うようにマスターギア11をリールボディ2aに装着すると、第1非円形ギア15の最大歯先円直径の歯に第2非円形ギア16aの最小歯先円直径の歯が噛み合うように形成されている。
したがって、2つのギア15,16aを組み立てる場合、まず、第2非円形ギア16aを含む回転カム16をリールボディ2aに装着する。このとき、マーク2hにマーク16dが合うように回転位相を調整して回転カム16をリールボディ2aに装着する。回転カム16を装着し、スプール軸8やスライダ17を装着した後に、マスターギア11を装着する際には、組立時のマーク15a及び2gを合わせてマスターギア11をリールボディ2aに装着する。これにより、第1非円形ギア15の最大歯先円直径の歯に第2非円形ギア16aの最小歯先円直径の歯が噛み合うように配置されることになる。このような4つのマーク15a,2g,16d,2hを形成することにより、マスターギア11により第1非円形ギア15が隠れても、マークを合わせるだけで2つの非円形ギア15,16aを特定の位相で簡単に噛み合わせることができる。このため、2つのギア15,16aの組み込み作業が容易になり、組立コストを低減できる。
本発明の第1実施形態を採用したスピニングリールの側面断面図。 図1のII−II断面図。 そのオシレーティング機構の拡大断面図。 図1のIV−IV断面図。 オシレーティング機構の移動時の第1非円形ギアと回転カムとスライダとの位置関係を示す模式図。 オシレーティング機構の移動時の第1非円形ギアと回転カムとスライダとの位置関係を示す模式図。 オシレーティング機構の移動時の第1非円形ギアと回転カムとスライダとの位置関係を示す模式図。 オシレーティング機構の移動時の第1非円形ギアと回転カムとスライダとの位置関係を示す模式図。 第1非円形ギアの回転位置とスライダのストロークとの関係を示すグラフ。 第2実施形態の図3に相当する図。 他の実施形態の図5に相当する図。 他の実施形態の図6に相当する図。 他の実施形態の図7に相当する図。 他の実施形態の図8に相当する図。 他の実施形態の図9に相当するグラフ。 第2実施形態の変形例の図4に相当する図。 さらに他の実施形態の図4に相当する図。
1 ハンドル
2 リール本体
2g,2h マーク(第2マークの一例)
4 スプール
7 オシレーティング機構
8 スプール軸
15,115,215 第1非円形ギア
15a,16d マーク(第1マークの一例)
16,116,216 回転カム
16a,116a,216a 第2非円形ギア
16b,116b,216b カム突起
16c 白丸(第1マークの一例)
17,117,217 スライダ
17a,117a,217a カム溝
215a,216c マーク(第1マークの一例)

Claims (7)

  1. スピニングリールのリール本体に前後移動自在に装着されたスプールを、スプール軸を介してハンドルの回転に連動して前後移動させるスピニングリールの往復移動装置であって、
    前記ハンドルの回転軸回りに回転する2葉の第1非円形ギアと、
    前記回転軸と平行な軸方向に突出して設けられたカム突起及び前記第1非円形ギアより歯数が多く前記第1非円形ギアの最大歯先円直径の歯と最小歯先円直径の歯とが噛み合うように配置された複数葉の第2非円形ギアを有し、前記第1非円形ギアと平行な軸回りに回転自在に前記リール本体に装着された回転カムと、
    前記スプールの移動方向と交差する方向に沿って延び前記カム突起に係合するカム溝を有し、前記リール本体に前記スプール軸の軸方向に移動自在に支持され、前記スプール軸が少なくとも前後移動不能に装着されたスライダと、を備え、
    前記第1非円形ギア及び第2非円形ギアの少なくともいずれかは、前記リール本体への組立時に用いるために形成された第1マークを有する、
    スピニングリールの往復移動装置。
  2. スピニングリールのリール本体に前後移動自在に装着されたスプールを、スプール軸を介してハンドルの回転に連動して前後移動させるスピニングリールの往復移動装置であって、
    前記ハンドルの回転軸回りに回転する第1円形ギアと、
    前記リール本体に前記第1円形ギアと平行な軸回りに回転自在に装着され、前記第1円形ギアより歯数が多く前記第1円形ギアに噛み合う第2円形ギアと、前記第2円形ギアと同芯に配置された2葉の第1非円形ギアとを有する中間ギア部と、
    前記回転軸と平行な軸方向に突出して設けられたカム突起及び前記第1非円形ギアの最大歯先円直径の歯と最小歯先円直径の歯とが噛み合うように配置された複数葉の第2非円形ギアを有し、前記第1非円形ギアと平行な軸回りに回転自在に前記リール本体に装着された回転カムと、
    前記カム突起に係合するカム溝を有し、前記リール本体に前記スプール軸の軸方向に移動自在に支持され、前記スプール軸が少なくとも前後移動不能に装着されたスライダと、を備え、
    前記第1非円形ギア及び第2非円形ギアの少なくともいずれかは、前記リール本体への組立時に用いるために形成された第1マークを有する、
    スピニングリールの往復移動装置。
  3. 前記第2非円形ギアは、前記第1非円形ギアより歯数が多い、請求項2に記載のスピニングリールの往復移動装置。
  4. 前記第2非円形ギアは、4葉又は5葉である、請求項1から3のいずれか1項に記載のスピニングリールの往復移動装置。
  5. 前記第1マークは、最大歯先円直径の歯(又は最小歯先円直径の歯)が形成されている位置に関連して前記第2非円形ギアに形成されているとともに、最小歯先円直径の歯(又は最大歯先円直径の歯)が形成されている位置に関連して前記第1非円形ギアに形成されている、請求項1から4のいずれか1項に記載のスピニングリールの往復移動装置。
  6. 前記リール本体は、前記2つの第1マークと合わせるために形成された2つの第2マークを有する、請求項5に記載のスピニングリールの往復移動装置。
  7. 前記第2マークの一方と前記第2非円形ギアに形成された前記第1マークとを合わせた状態で、前記第2マークの他方と第1非円形ギアに形成された前記第1マークとを合わせると、前記第2非円形ギアの最大歯先円直径の歯(又は最小歯先円直径の歯)と前記第1非円形ギアの最小歯先円直径の歯(又は最大歯先円直径の歯)とが噛み合う回転位相で両非円径ギアが配置されるように前記第1及び第2マークは形成されている、請求項に記載のスピニングリールの往復移動装置。
JP2004110296A 2003-08-27 2004-04-02 スピニングリールの往復移動装置 Expired - Fee Related JP4299180B2 (ja)

Priority Applications (11)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004110296A JP4299180B2 (ja) 2003-08-27 2004-04-02 スピニングリールの往復移動装置
TW093122985A TWI321449B (en) 2003-08-27 2004-07-30 Spinning-reel oscillating device
SG200405628A SG109619A1 (en) 2003-08-27 2004-08-02 Spinning-reel oscillating device
MYPI20043291A MY137934A (en) 2003-08-27 2004-08-12 Spinning-reel oscillating device
EP04255032A EP1510126B1 (en) 2003-08-27 2004-08-20 Spinning reel oscillating device
AT04255032T ATE488994T1 (de) 2003-08-27 2004-08-20 Oszillator für angelspulen
DE602004030193T DE602004030193D1 (de) 2003-08-27 2004-08-20 Oszillator für Angelspulen
EP06015901A EP1738644A1 (en) 2003-08-27 2004-08-20 Spinning reel oscillating device
US10/923,826 US7188794B2 (en) 2003-08-27 2004-08-24 Spinning-reel oscillating device
KR1020040066965A KR101058366B1 (ko) 2003-08-27 2004-08-25 스피닝 릴의 왕복 이동 장치
CNB2004100682647A CN100450352C (zh) 2003-08-27 2004-08-27 旋转绕线轮的摆动装置

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003302347 2003-08-27
JP2004110296A JP4299180B2 (ja) 2003-08-27 2004-04-02 スピニングリールの往復移動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005095145A JP2005095145A (ja) 2005-04-14
JP4299180B2 true JP4299180B2 (ja) 2009-07-22

Family

ID=34106949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004110296A Expired - Fee Related JP4299180B2 (ja) 2003-08-27 2004-04-02 スピニングリールの往復移動装置

Country Status (10)

Country Link
US (1) US7188794B2 (ja)
EP (2) EP1510126B1 (ja)
JP (1) JP4299180B2 (ja)
KR (1) KR101058366B1 (ja)
CN (1) CN100450352C (ja)
AT (1) ATE488994T1 (ja)
DE (1) DE602004030193D1 (ja)
MY (1) MY137934A (ja)
SG (1) SG109619A1 (ja)
TW (1) TWI321449B (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20040083674A1 (en) 2002-11-06 2004-05-06 Kalkanoglu Husnu M. Laminated shingle with wider nailing zone
SG112961A1 (en) 2003-12-09 2005-07-28 Shimano Kk Spinning-reel oscillating device
US7300010B2 (en) * 2005-11-01 2007-11-27 Young John N Spool oscillation
JP4709054B2 (ja) * 2006-03-31 2011-06-22 グローブライド株式会社 魚釣用スピニングリール
US7290728B1 (en) * 2006-05-16 2007-11-06 Shakespeare Company, Llc Oscillation mechanism for a spinning reel
PL1859714T3 (pl) * 2006-05-24 2009-07-31 Nestec Sa Urządzenie do zaparzania i układ kapsuły do zaparzania z uchwytem kapsuły dla ułatwienia wkładania i wyjmowania kapsuł
JP4857028B2 (ja) * 2006-05-31 2012-01-18 三州産業株式会社 粉塵排風装置付き葉たばこ作業台と、これを用いた葉たばこ乾燥作業場の粉塵回収方法
CN102747429B (zh) * 2012-06-04 2014-05-14 浙江理工大学 整体摆动式巴斯噶蜗线非圆齿轮缫丝机络交机构
CN102916536A (zh) * 2012-10-26 2013-02-06 山东中际电工装备股份有限公司 一种电机定子针式绕线机上的间歇摆动装置
EP2853159B1 (en) * 2013-09-27 2017-04-05 Globeride, Inc. Fishing spinning reel
CN104615800B (zh) * 2014-11-28 2017-12-05 武汉理工大学 交错轴非圆齿轮的设计方法及其传动装置
JP6419020B2 (ja) * 2015-04-28 2018-11-07 グローブライド株式会社 魚釣用スピニングリール
JP6558957B2 (ja) * 2015-05-29 2019-08-14 株式会社シマノ 釣用リールの往復移動機構
CN108990931A (zh) * 2017-06-07 2018-12-14 纯钓日本公司 钓鱼用纺车式渔轮
JP6908447B2 (ja) * 2017-06-27 2021-07-28 株式会社シマノ 釣り用リールの往復移動機構

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3084885A (en) * 1960-04-22 1963-04-09 Hornbostel Lloyd Reel with reciprocable spool
FR1546730A (fr) * 1967-10-10 1968-11-22 Moulinet de pêche à récupération irrégulière
JPS5929202B2 (ja) 1976-04-20 1984-07-19 ダイワ精工株式会社 魚釣用スピニングリ−ルのスプ−ル往復動装置
US6000653A (en) * 1996-01-31 1999-12-14 Ryobi Limited Spinning reel
JP3759555B2 (ja) * 1997-11-11 2006-03-29 株式会社シマノ スピニングリール
JP2000175599A (ja) * 1998-12-16 2000-06-27 Shimano Inc スピニングリールの往復移動機構
US6264125B1 (en) * 1999-12-09 2001-07-24 Brunswick Corporation Asymmetric oscillation mechanism for a spinning reel
JP2001321041A (ja) * 2000-05-18 2001-11-20 Shimano Inc スピニングリールの往復移動装置
JP2002101792A (ja) * 2000-09-18 2002-04-09 Shimano Singapore Pte Ltd スピニングリールの往復移動機構
JP2004081077A (ja) * 2002-08-26 2004-03-18 Shimano Inc スピニングリールの往復移動装置
DE20220624U1 (de) * 2002-10-02 2003-12-18 Okuma Fishing Tackle Co., Ltd. Angelrolle
DE10246242C1 (de) * 2002-10-02 2003-12-24 Okuma Fishing Tackle Co Angelrolle
SG112961A1 (en) * 2003-12-09 2005-07-28 Shimano Kk Spinning-reel oscillating device

Also Published As

Publication number Publication date
CN1589618A (zh) 2005-03-09
ATE488994T1 (de) 2010-12-15
KR101058366B1 (ko) 2011-08-22
TW200507744A (en) 2005-03-01
EP1510126A1 (en) 2005-03-02
MY137934A (en) 2009-04-30
CN100450352C (zh) 2009-01-14
TWI321449B (en) 2010-03-11
EP1510126B1 (en) 2010-11-24
EP1738644A1 (en) 2007-01-03
US20050045758A1 (en) 2005-03-03
SG109619A1 (en) 2005-03-30
DE602004030193D1 (de) 2011-01-05
US7188794B2 (en) 2007-03-13
KR20050022375A (ko) 2005-03-07
JP2005095145A (ja) 2005-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4299180B2 (ja) スピニングリールの往復移動装置
EP2034208B1 (en) Roller clutch
JP4804279B2 (ja) スピニングリール
JP2014176359A (ja) 釣り用リールの爪歯車
TWI272903B (en) Reciprocating device for spinning reel
TWI327894B (en) Spinning reel oscillating device
JP2002101792A (ja) スピニングリールの往復移動機構
JP3556072B2 (ja) スピニングリールのレベルワインド機構
JP2003225040A (ja) 釣り用リールの動力伝達装置
JP4314107B2 (ja) スピニングリールのオシレーティング機構
JP3337603B2 (ja) 魚釣用スピニングリール
JP6376756B2 (ja) 釣用リールの往復移動機構
JP2015128403A5 (ja)
WO2014207806A1 (ja) 釣用スピニングリール
JP2004261077A (ja) 魚釣用リ−ル
JP3585474B2 (ja) スピニングリール及びその往復動装置
JP2001346484A (ja) 魚釣用スピニングリ−ル
JP2002125538A (ja) スピニングリールの往復移動装置
JP2004097122A (ja) スピニングリールの往復移動機構
JPH11196725A (ja) スピニングリールの往復移動機構及びスピニングリール
JP2007014207A (ja) 魚釣用スピニングリール
JP2004129515A (ja) 魚釣用スピニングリール
JP2004057165A (ja) スピニングリールの往復移動機構

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090203

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090310

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20090310

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090331

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090416

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4299180

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120424

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130424

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140424

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees