JP6905887B2 - 車両用操作検出装置及びスライドドア装置 - Google Patents

車両用操作検出装置及びスライドドア装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6905887B2
JP6905887B2 JP2017142762A JP2017142762A JP6905887B2 JP 6905887 B2 JP6905887 B2 JP 6905887B2 JP 2017142762 A JP2017142762 A JP 2017142762A JP 2017142762 A JP2017142762 A JP 2017142762A JP 6905887 B2 JP6905887 B2 JP 6905887B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
detection unit
detection
electrode
command signal
capacitance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017142762A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019023026A (ja
Inventor
裕香 鎌田
裕香 鎌田
啓司 新宮
啓司 新宮
俊弘 金田
俊弘 金田
賢一郎 賀川
賢一郎 賀川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Aisin Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Aisin Seiki Co Ltd
Aisin Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd, Aisin Seiki Co Ltd, Aisin Corp filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP2017142762A priority Critical patent/JP6905887B2/ja
Publication of JP2019023026A publication Critical patent/JP2019023026A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6905887B2 publication Critical patent/JP6905887B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)

Description

本発明は、車両用操作検出装置及びスライドドア装置に関する。
特許文献1には、車両の側面に設けられたドア開口部を覆うスライドドアをドライブユニットによって開閉させるパワースライドドア装置が記載されている。このパワースライドドア装置において、ドライブユニットは、乗員によるインサイドドアハンドル及びアウトサイドドアハンドルを引っ張ったり回したりするなどの操作が検出されたときに、スライドドアを開閉する。
特開2006−161491号公報
ところで、上記のようなパワースライドドア装置において、インサイドドアハンドルは、スライドドアの車両内側の前端寄りの位置に固定配置される。このため、スライドドアが全閉状態にある場合には、ドア開口部の側方の座席に着座する乗員からインサイドドアハンドルまでの距離が遠くなりやすい。すなわち、上記のようなパワースライドドア装置においては、スライドドアの開閉状態によって、ドア開口部の側方の座席に着座する乗員がインサイドドアハンドルを操作しにくくなるおそれがある。
本発明の課題は、スライドドアの開閉状態に関わらず乗員がスライドドアを開閉動作させるための操作入力を行いやすい車両用操作検出装置及び当該車両用操作検出装置を備えるスライドドア装置を提供することである。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
上記課題を解決する車両用操作検出装置は、スライドドアに取り付けられる長尺の車両用操作検出装置であって、操作入力を検出する第1検出部及び第2検出部と、前記第1検出部の検出結果に基づいて前記スライドドアを開動作させるための開動作指令信号を出力し、前記第2検出部の検出結果に基づいて前記スライドドアを閉動作させるための閉動作指令信号を出力する制御部と、を備え、前記第1検出部は、前記車両用操作検出装置の長手方向における第1端付近の位置に配置され、前記第2検出部は、前記長手方向において前記第1端とは反対側となる第2端付近の位置に配置されており、前記第1検出部及び前記第2検出部の各々は、検出対象との距離が短くなるほど静電容量が高くなる電極を有する静電容量センサであって、前記長手方向に並ぶように配置された複数の前記電極を有し、前記制御部は、前記第1検出部の複数の前記電極において、静電容量が変化する前記電極が特定の順序で切り替わる場合に、前記開動作指令信号を出力し、前記第2検出部の複数の前記電極において、静電容量が変化する前記電極が特定の順序で切り替わる場合に、前記閉動作指令信号を出力する
車両用操作検出装置の第1端及び第2端がそれぞれ車両の後側及び前側となるように、車両用操作検出装置をスライドドアに取り付けたとする。この場合に、第2検出部をスライドドアの前端寄りの位置に配置すると、第1検出部はスライドドアの前端よりも後方の位置に配置される。すなわち、スライドドアを閉動作させる操作入力を検出する構成である第2検出部をスライドドアの前端寄りの位置に配置すると、スライドドアを開動作させる操作入力を検出する第1検出部はスライドドアの前端よりも後方の位置に配置される。
このため、スライドドアが全閉状態にあるときには、第2検出部が車両の側面に設けられたドア開口部の前端付近の位置に配置され、第1検出部が第2検出部よりも後方の位置に配置される。また、スライドドアが全開状態にあるときには、スライドドアが全閉状態にあるときよりも、スライドドアがドア開口部に対して後方に移動する。このため、スライドドアが全開状態にあるときには、スライドドアが全閉状態にあるときよりも、第1検出部及び第2検出部がドア開口部に対して後方の位置に配置される。
したがって、ドア開口部の側方の座席に着座する乗員からスライドドアが全閉状態にあるときの第1検出部までの距離が短くなりやすい。また、当該乗員からスライドドアが全開状態にあるときの第2検出部までの距離が短くなりやすい。こうして、乗員は、スライドドアの開閉状態に関わらず、車両用操作検出装置に対して、スライドドアを開閉動作させるための操作入力を行いやすくなる。
上記構成によれば、乗員は、第1検出部及び第2検出部に手を接近させたり手を接触させたりすることで操作入力を行うことができる。言い換えれば、乗員は、例えばインサイドドアハンドルを引いたり回したりしなくても操作入力を行うことができる。こうして、乗員の操作入力を行うときの負担が軽減される。
例えば、座席に着座する乗員がスライドドアに寄り掛かる場合には、乗員の身体の一部が第1検出部及び第2検出部に接近する可能性がある。この場合には、制御部は、乗員の意図しない操作入力に基づいて、開動作指令信号及び閉動作指令信号を出力する可能性がある。ただし、この場合には、乗員の身体の一部が第1検出部及び第2検出部を構成する複数の電極に同時に接近することで、複数の電極の静電容量が同時に変化しやすい。
そこで、上記構成では、制御部は、第1検出部及び第2検出部において、静電容量が変化する電極が特定の順序で切り替わる場合に、開動作指令信号及び閉動作指令信号をする。このため、乗員の意図しない操作入力に基づいて、スライドドアが開閉動作されることがさらに抑制される。
上記車両用操作検出装置において、前記制御部は、前記第1検出部の前記電極の静電容量が、前記検出対象の接触を判定するための下限値として設定される判定値以上の場合、前記開動作指令信号を出力し、前記第2検出部の前記電極の静電容量が、前記判定値以上の場合、前記閉動作指令信号を出力することが好ましい。
例えば、座席に着座する乗員とスライドドアに設けられた車両用操作検出装置との距離が短い場合には、乗員の身体が第1検出部及び第2検出部の電極に接近する可能性がある。この場合には、制御部は、乗員の意図しない操作入力に基づいて、開動作指令信号及び閉動作指令信号を出力する可能性がある。
この点、上記構成によれば、制御部は、電極の静電容量が検出対象(例えば、乗員の手)の接触を判定するための判定値以上であることを条件に、開動作指令信号及び閉動作指令信号を出力する。すなわち、制御部は、乗員が手を検出装置に接触させた状態で操作入力を行うことを条件に、開動作指令信号及び閉動作指令信号を出力する。その結果、乗員の意図しない操作入力に基づいて、スライドドアが開閉動作されることが抑制される。
上記車両用操作検出装置において、前記制御部は、前記第1検出部の複数の前記電極において、前記第2端から前記第1端に向かう方向に静電容量が変化する前記電極が切り替わる場合に、前記開動作指令信号を出力し、前記第2検出部の複数の前記電極において、前記第1端から前記第2端に向かう方向に静電容量が変化する前記電極が切り替わる場合に、前記閉動作指令信号を出力することが好ましい。
上記構成によれば、スライドドアを開動作させる場合には、開動作するスライドドアの移動方向に、第1検出部の複数の電極をなぞるような操作入力が必要となる。また、スライドドアを閉動作させる場合には、閉動作するスライドドアの移動方向に、第2検出部の複数の電極をなぞるような操作入力が必要となる。このため、操作入力が複雑化することを抑制しつつ、乗員の意図しない操作入力によって、スライドドアが開閉動作されることが抑制される。
上記課題を解決する車両用操作検出装置スライドドアに取り付けられる長尺の車両用操作検出装置であって、操作入力を検出する第1検出部及び第2検出部と、前記第1検出部の検出結果に基づいて前記スライドドアを開動作させるための開動作指令信号を出力し、前記第2検出部の検出結果に基づいて前記スライドドアを閉動作させるための閉動作指令信号を出力する制御部と、を備え、前記第1検出部は、前記車両用操作検出装置の長手方向における第1端付近の位置に配置され、前記第2検出部は、前記長手方向において前記第1端とは反対側となる第2端付近の位置に配置されており、前記第1検出部及び第2検出部が設けられる側を内側としたとき、前記内側とは反対側となる外側に、前記操作入力を検出する第3検出部を備え、前記第1検出部、前記第2検出部及び前記第3検出部の各々は、検出対象との距離が短くなるほど静電容量が高くなる電極を有する静電容量センサであり、前記制御部は、前記第1検出部の前記電極の静電容量に応じて前記開動作指令信号を出力し、前記第2検出部の前記電極の静電容量に応じて前記閉動作指令信号を出力し、前記第3検出部の前記電極の静電容量に応じて前記開動作指令信号及び前記閉動作指令信号を出力する。
車両用操作検出装置の第1端及び第2端がそれぞれ車両の後側及び前側となるように、車両用操作検出装置をスライドドアに取り付けたとする。この場合に、第2検出部をスライドドアの前端寄りの位置に配置すると、第1検出部はスライドドアの前端よりも後方の位置に配置される。すなわち、スライドドアを閉動作させる操作入力を検出する構成である第2検出部をスライドドアの前端寄りの位置に配置すると、スライドドアを開動作させる操作入力を検出する第1検出部はスライドドアの前端よりも後方の位置に配置される。
このため、スライドドアが全閉状態にあるときには、第2検出部が車両の側面に設けられたドア開口部の前端付近の位置に配置され、第1検出部が第2検出部よりも後方の位置に配置される。また、スライドドアが全開状態にあるときには、スライドドアが全閉状態にあるときよりも、スライドドアがドア開口部に対して後方に移動する。このため、スライドドアが全開状態にあるときには、スライドドアが全閉状態にあるときよりも、第1検出部及び第2検出部がドア開口部に対して後方の位置に配置される。
したがって、ドア開口部の側方の座席に着座する乗員からスライドドアが全閉状態にあるときの第1検出部までの距離が短くなりやすい。また、当該乗員からスライドドアが全開状態にあるときの第2検出部までの距離が短くなりやすい。こうして、乗員は、スライドドアの開閉状態に関わらず、車両用操作検出装置に対して、スライドドアを開閉動作させるための操作入力を行いやすくなる。
上記構成によれば、乗員は、第1検出部及び第2検出部に手を接近させたり手を接触させたりすることで操作入力を行うことができる。言い換えれば、乗員は、例えばインサイドドアハンドルを引いたり回したりしなくても操作入力を行うことができる。こうして、乗員の操作入力を行うときの負担が軽減される。
車両用操作検出装置の内側が車両の内側になるとともに、車両用操作検出装置の外側が車両の外側となるように、車両用操作検出装置をスライドドアに取り付けたとする。これによれば、車両の内側からの操作入力を第1検出部及び第2検出部で検出し、車両の外側からの操作入力を第3検出部で検出できる。すなわち、車両の内外からの操作入力に基づいて、スライドドアを開閉動作させることができる。
上記車両用操作検出装置において、前記制御部は、前記第1検出部の前記電極の静電容量が予め設定される第1判定値以上の場合に前記開動作指令信号を出力し、前記第2検出部の前記電極の静電容量が前記第1判定値以上の場合に前記閉動作指令信号を出力し、前記第3検出部の前記電極の静電容量が前記第1判定値よりも小さな第2判定値以上の場合に前記開動作指令信号及び前記閉動作指令信号を出力することが好ましい。
スライドドアの側方の座席に乗員が着座する場合には、第1検出部及び第2検出部の近傍に乗員が存在することで、第1検出部及び第2検出部の電極の静電容量が高くなり得る機会が多い。すなわち、第1検出部及び第2検出部は、第3検出部と比較して、乗員の意図しない操作入力を検出しやすい。
そこで、上記構成では、第1検出部及び第2検出部の電極の静電容量に応じて、開動作指令信号及び閉動作指令信号を出力するときの判定に用いる第1判定値が、第3検出部の電極の静電容量に応じて、開動作指令信号及び閉動作指令信号を出力するときの判定に用いる第2判定値よりも大きくされる。このため、車両の内側からの乗員の意図しない操作入力に基づいて、スライドドアが開閉動作されることを抑制できる。
上記課題を解決するスライドドア装置は、上述した車両用操作検出装置と、前記スライドドアと、を備え、前記車両用操作検出装置は、前記第1端が前記第2端よりも車両の後方に位置するとともに、前記長手方向が前記スライドドアの移動方向となるように、前記スライドドアに取り付けられ、前記長手方向において、前記第1検出部と前記第2検出部との間の距離は、前記スライドドアが全開状態と全閉状態との間を移動するときの移動量に応じた距離である。
上記構成のスライドドア装置によれば、スライドドアが全閉状態にあるときの第1検出部の位置と、スライドドアが全開状態にあるときの第2検出部の位置と、を同等の位置に配置できる。このため、乗員は、車両用操作検出装置に対して、スライドドアを開閉動作させるための操作入力をより行いやすくなる。
上記車両用操作検出装置によれば、スライドドアの開閉状態に関わらず乗員がスライドドアを開閉動作させるための操作入力を行いやすくなる。
一実施形態に係る車両の側部を示す斜視図。 車両の側部に設けられるスライドドアを模式的に示す断面図。 車両用操作検出装置を模式的に示す平面図。 車両用操作検出装置の電気的構成を示すブロック図。 (a)は第1検出部に後スワイプが行われたときの検出結果の一例を示すタイミングチャート、(b)は第3検出部に後スワイプが行われたときの検出結果の一例を示すタイミングチャート。 (a),(b)は、スライドドアの開閉状態に応じた車両用操作検出装置の位置を模式的に示す車両の平面図。 第1検出部に対する操作入力に基づいて、開動作指令信号を出力するために、制御部が実行する処理の流れを説明するフローチャート。 第2検出部に対する操作入力に基づいて、閉動作指令信号を出力するために、制御部が実行する処理の流れを説明するフローチャート。
以下、一実施形態に係る車両用操作検出装置(以下「検出装置」とも言う。)及びスライドドア装置を備える車両について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、車両1のボデー2の側部にはドア開口部2aが形成されている。また、ボデー2の側部には、車両1の前後方向への移動に伴ってドア開口部2aを開閉するスライドドア3が搭載されている。スライドドア3は、車両1の後方に移動することでドア開口部2aを開放する全開状態となり、車両1の前方に移動することでドア開口部2aを閉塞する全閉状態となる。
スライドドア3は、その下部を構成する略袋状のドアパネル4を有するとともに、該ドアパネル4から上下方向に進退する窓ガラス5を有する。ドアパネル4には、閉状態にあるスライドドア3を施解錠するドアロック6が設置されている。
スライドドア3には、例えばドアパネル4において、ドア駆動部11が設置されている。ドア駆動部11は、例えば電動モータなどの電気的駆動源を主体に構成され、適宜のドア駆動機構を介してボデー2と機械的に連係されることでスライドドア3を開閉駆動する。こうして、本実施形態では、ドア駆動部11を含んで、いわゆるパワースライドドア装置の一例が構成されている。
また、スライドドア3には、例えばドアロック6に隣接して、ドアロック駆動部12が設置されている。ドアロック駆動部12は、例えば電動モータなどの電気的駆動源を主体に構成され、適宜のロック駆動機構を介してドアロック6と機械的に連係されることで該ドアロック6を施解錠駆動する。
ドア駆動部11及びドアロック駆動部12は共に、例えば、マイコンからなるドアECU10に電気的に接続されており、該ドアECU10によって個別に駆動制御される。ドアECU10は、電子キー(携帯機)及び後述する検出装置20から開動作指令信号が入力された場合に、ドア駆動部11を駆動し、スライドドア3を開動作させる。また、ドアECU10は、電子キー(携帯機)及び検出装置20から閉動作指令信号が入力された場合に、ドア駆動部11を駆動し、スライドドア3を閉動作させる。
図2に示すように、ドアパネル4の上端には、上下方向に進退する窓ガラス5の外面に摺接する水切り用のベルトモール8が取着されている。また、ドアパネル4の上方には、窓ガラス5よりも車両1の内側に、車両1の内外からユーザーの操作入力を検出する検出装置20が設置されている。
そして、本実施形態では、スライドドア3、ドアロック6、ドアECU10、ドア駆動部11、ドアロック駆動部12及び検出装置20を含んでスライドドア装置50の一例が構成されている。
次に、図3〜図5を参照して、検出装置20について説明する。本実施形態において、検出装置20の検出対象となる操作入力には、車両1の内側のユーザー(乗員)が行う操作入力と車両1の外側のユーザーが行う操作入力とが含まれる。
図3及び図4に示すように、検出装置20は、第1電極31、第2電極32及び第1検出回路41を有する第1検出部21と、第3電極33、第4電極34及び第2検出回路42を有する第2検出部22と、第5電極35、第6電極36及び第7電極37及び第3検出回路43を有する第3検出部23と、を備えている。また、検出装置20は、第1検出回路41、第2検出回路42及び第3検出回路43に接続される制御回路24と、検出装置20の構成部材を収容する筐体26と、を備えている。
図3に示すように、検出装置20(筐体26)は、長尺状且つ略直方体状をなしている。図1に示すように、検出装置20(筐体26)の長手方向Xにおける長さは、スライドドア3の窓ガラス5の前後方向における長さよりも短くなっている。また、検出装置20の長手方向Xにおいて、第1検出部21と第2検出部22との間の距離は、スライドドア3が全閉状態と全開状態との間を移動するときの移動量に応じた距離となっている。具体的には、検出装置20の長手方向Xにおいて、第1検出部21の中心と第2検出部22の中心との間の距離を、スライドドア3が全閉状態と全開状態との間を移動するときの移動量とすればよい。なお、以降の説明では、検出装置20の一端を「第1端X1」とし、第1端X1とは反対側となる他端を「第2端X2」とする。
図3に示すように、第1検出部21は、検出装置20の長手方向Xにおける第1端X1付近に配置され、第2検出部22は、検出装置20の長手方向Xにおける第2端X2付近に配置されている。言い換えれば、第1検出部21は、検出装置20の長手方向Xにおける第2端X2よりも第1端X1に近い位置に配置され、第2検出部22は、検出装置20の長手方向Xにおける第1端X1よりも第2端X2に近い位置に配置されている。第3検出部23は、検出装置20の長手方向Xにおける中央部に配置されている。また、第1検出部21及び第2検出部22は検出装置20の内側に配置され、第3検出部は検出装置20の外側に配置されている。なお、本実施形態において、第1検出部21、第2検出部22及び第3検出部23は、静電容量センサを構成する。
第1検出部21、第2検出部22及び第3検出部23において、電極31〜37は、略矩形板状をなしている。電極31〜37は、ユーザーの手に応じた大きさに形成されることが好ましい。第1検出部21の第1電極31及び第2電極32、第2検出部22の第3電極33及び第4電極34並びに第3検出部23の第5電極35、第6電極36及び第7電極37は、検出装置20の長手方向Xに並ぶようにそれぞれ配置されている。第1電極31、第2電極32、第3電極33及び第4電極34は検出装置20の内側(図3では下側)を向き、第5電極35、第6電極36及び第7電極37は検出装置20の外側(図3では上側)を向いている。
電極31〜37は、検出対象との距離が短くなるほど静電容量が高くなる。例えば、検出装置20の電極31〜37が設けられる部位に検出対象を接近させた場合と、同部位に検出対象を接触させた場合とでは、前者の場合よりも後者の場合の方が電極31〜37と検出対象との距離が短くなる。このため、検出装置20の電極31〜37が設けられる部位に検出対象を接近させた場合よりも、同部位に検出対象を接触させた場合の方が、電極31〜37の静電容量が高くなる。なお、本実施形態において、接近とは、対象同士の距離が比較的短いものの、対象同士が接触していない状態を言う。
図4に示すように、第1検出回路41は、第1電極31及び第2電極32に発振信号を出力することで、第1電極31及び第2電極32の静電容量に応じた信号を出力させる。第2検出回路42は、第3電極33及び第4電極34に発振信号を出力することで、第3電極33及び第4電極34の静電容量に応じた信号を出力させる。第3検出回路43は、第5電極35、第6電極36及び第7電極37に発振信号を出力することで、第5電極35、第6電極36及び第7電極37の静電容量に応じた信号を出力させる。そして、第1検出回路41、第2検出回路42及び第3検出回路43は、電極31〜37から出力される信号をそれぞれA/D(アナログ/デジタル)変換した信号を制御回路24に出力する。
制御回路24は、第1検出回路41、第2検出回路42及び第3検出回路43から出力される信号に基づいて各種の演算処理を実行し、演算処理の結果に応じた制御信号をドアECU10に出力する。詳しくは、制御回路24は、第1検出部21、第2検出部22及び第3検出部23の電極31〜37の静電容量に基づいて、開動作指令信号をドアECU10に出力したり、閉動作指令信号をドアECU10に出力したりする。本実施形態において、制御回路24は、「制御部」の一例に相当する。
そして、検出装置20は、検出装置20の内側が車両1の内側となるとともに、検出装置の外側が外側となるように、スライドドア3に配置される。また、検出装置20は、第1端X1が第2端X2よりも車両1の後方に位置するとともに、長手方向Xがスライドドア3の移動方向となるように、スライドドア3に配置される。詳しくは、図1に示すように、検出装置20は、第2端X2が窓ガラスの前端に合うようにスライドドア3に配置される。このため、検出装置20において、第1検出部21は、車両1の前後方向におけるスライドドア3の中央部寄りの位置に配置され、第2検出部22はスライドドア3の前端寄りの位置に配置される。
次に、検出装置20が検出する情報と当該情報に基づく判定内容について詳しく説明する。
上述したように、検出装置20において、第1検出部21、第2検出部22及び第3検出部23は、ユーザーからの操作入力を検出する。その後、検出装置20において、制御回路24は、第1検出部21及び第3検出部23の検出結果に基づいて、スライドドア3を開動作させるための開操作入力の有無を判定し、第2検出部22及び第3検出部23の検出結果に基づいて、スライドドア3を閉動作させるための閉操作入力の有無を判定する。すなわち、本実施形態において、第1検出部21は、開操作入力を検出するための構成であり、第2検出部22は、閉操作入力を検出するための構成であり、第3検出部23は、開操作入力及び閉操作入力を検出するための構成である。そして、検出装置20において、制御回路24は、開操作入力が行われたと判定した場合に、開動作指令信号をドアECU10に出力し、閉操作入力が行われたと判定した場合に、閉動作指令信号をドアECU10に出力する。
以下、開操作入力及び閉操作入力並びに各入力の判定方法について詳しく説明する。
図3に実線矢印で示すように、第1検出部21において、開操作入力は、ユーザーが第1検出部21に手を接近させたり接触させたりした状態で、第1電極31から第2電極32に向かって手を移動させる動作である。また、第3検出部23において、開操作入力は、ユーザーが第3検出部23に手を接近させたり接触させたりした状態で、第5電極35から第7電極37に向かって手を移動させる動作である。なお、開操作入力は、ユーザーが第1検出部21及び第3検出部23に対して手を車両1の後方に向かってスワイプする動作(以下「後スワイプ」とも言う。)である。また、本実施形態において、ユーザーの手とは、指先、手のひら及び手の甲などの手の一部としてもよいし、手の全体としてもよい。
また、図3に破線矢印で示すように、第2検出部22において、閉操作入力は、ユーザーが第2検出部22に手を接近させたり接触させたりした状態で、第4電極34から第3電極33に向かって手を移動させる動作である。また、第3検出部23において、閉操作入力は、第3検出部23に手を接近させたり手を接触させたりした状態で、第7電極37から第5電極35に向かって手を移動させる動作である。なお、閉操作入力は、ユーザーが第2検出部22及び第3検出部23に対して手を車両1の前方に向かってスワイプする動作(以下「前スワイプ」とも言う。)である。
例えば、図5(a)に示すように、ユーザーが第1検出部21に対して後スワイプを行うと、第1電極31及び第2電極32の静電容量C1,C2が順に増減する。すなわち、第1電極31の静電容量C1が予め設定される第1判定値Cth1以上となる第1の時刻t11よりも後の第2の時刻t12において、第2電極32の静電容量C2が第1判定値Cth1以上となる。
そこで、制御回路24は、第1検出部21において、静電容量が第1判定値Cth1以上となる電極31,32の順序に基づいて、第1検出部21に対して後スワイプが行われたか否かを判定する。詳しくは、制御回路24は、第1検出部21において、第1電極31の静電容量が第1判定値Cth1以上となった後に、第2電極32の静電容量が第1判定値Cth1以上となる場合に、第1検出部21に対して後スワイプが行われたと判定する。
同様に、制御回路24は、第2検出部22において、静電容量が第1判定値Cth1以上となる電極33,34の順序に基づいて、第2検出部22に対して前スワイプが行われたか否かを判定する。詳しくは、制御回路24は、第2検出部22において、第4電極34の静電容量が第1判定値Cth1以上となった後に、第3電極33の静電容量が第1判定値Cth1以上となる場合に、第2検出部22に対して前スワイプが行われたと判定する。
なお、第1判定値Cth1は、検出対象としてのユーザーの手の検出装置20(筐体26)に対する接触を判定するための下限値として設定される判定値である。このため、ユーザーの手を検出装置20(筐体26)に接触させた状態で、第1検出部21及び第2検出部22に操作入力を行う場合に、前スワイプ及び後スワイプが行われたと判定され得る。言い換えれば、ユーザーの手を筐体26に接近させた状態で、第1検出部21及び第2検出部22に操作入力を行う場合には、前スワイプ及び後スワイプが行われたと判定されないようになっている。
また、図5(b)に示すように、ユーザーが第3検出部23に対して後スワイプを行うと、第5電極35、第6電極36及び第7電極37の静電容量C5,C6,C7が順に増減する。すなわち、第1の時刻t21で第5電極35の静電容量C5が予め設定される第2判定値Cth2以上となる。その後、第1の時刻t21よりも後の第2の時刻t22で第6電極36の静電容量C6が第2判定値Cth2以上となる。そして、第2の時刻t22よりも後の第3の時刻t23で第7電極37の静電容量C7が第2判定値Cth2以上となる。
そこで、制御回路24は、第3検出部23において、静電容量が第2判定値Cth2以上となる電極35〜37の順序に基づいて、第3検出部23に対して後スワイプが行われたか否かを判定する。詳しくは、制御回路24は、第3検出部23において、静電容量が第2判定値Cth2以上となる電極35〜37が第5電極35、第6電極36及び第7電極37の順に切り替わる場合、第3検出部23に対して後スワイプが行われたと判定する。同様に、制御回路24は、第3検出部23において、静電容量が第2判定値Cth2以上となる電極35〜37が第7電極37、第6電極36及び第5電極35の順に切り替わる場合、第3検出部23に対して前スワイプが行われたと判定する。
なお、第2判定値Cth2は、ユーザーの手の検出装置20(筐体26)に対する接触を判定するための下限値として予め設定される判定値未満に設定される。すなわち、第2判定値Cth2は、第1判定値Cth1よりも小さな値に設定される。このため、第3検出部23においては、ユーザーの手を筐体26に接触させた状態で第3検出部23に操作入力を行う場合だけでなく、ユーザーの手を筐体26に接近させた状態で第3検出部23に操作入力を行う場合であっても、前スワイプ及び後スワイプが行われたと判定され得る。
ところで、検出装置20において、第1検出部21及び第2検出部22は、ドア開口部2aの側方の座席に着座するユーザーから近い位置に設けられる。この点で、第1検出部21及び第2検出部22は、第3検出部23よりも、ユーザーの意図しない操作入力を検出しやすい。詳しくは、第1検出部21及び第2検出部22は、ドア開口部2aの側方の座席に着座するユーザーの誤操作に伴う操作入力を検出したり、スライドドア3に対するユーザーの寄り掛かりに伴う操作入力を検出したりする可能性がある。この場合には、検出装置20は、開動作指令信号及び閉動作指令信号を出力しないように、後スワイプ及び前スワイプが行われたと判定しないことが好ましい。
例えば、ユーザーがスライドドア3を開動作させることを意図して第1検出部21に操作入力を行う場合には、一定期間の間に、第1電極31の静電容量が第1判定値Cth1以上となった後に第2電極32の静電容量が第1判定値Cth1以上となる。言いかえれば、第1電極31の静電容量が第1判定値Cth1以上となってから第2電極32の静電容量が第1判定値Cth1以上となるまでの期間が極端に短い場合及び同期間が極端に長い場合には、第1検出部21がユーザーの意図しない操作入力を検出している可能性が高い。
そこで、制御回路24は、第1検出部21において、第1電極31の静電容量が第1判定値Cth1以上となってから第1判定期間(以下「第1判定期間Tth1」とも言う。)を経過する前に、第2電極32の静電容量が第1判定値Cth1以上となる場合には、前スワイプが行われたと判定しない。同様に、制御回路24は、第2検出部22において、第4電極34の静電容量が第1判定値Cth1以上となってから第1判定期間Tth1を経過する前に、第3電極33の静電容量が第1判定値Cth1以上となる場合には、前スワイプが行われたと判定しない。
また、制御回路24は、第1検出部21において、第1電極31の静電容量が第1判定値Cth1以上となってから、第2判定期間(以下「第2判定期間Tth2」とも言う。)を経過した後に、第2電極32の静電容量が第1判定値Cth1以上となったとしても、後スワイプが行われたと判定しない。同様に、制御回路24は、第2検出部22において、第4電極34の静電容量が第1判定値Cth1以上となってから、第2判定期間Tth2を経過した後に、第3電極33の静電容量が第1判定値Cth1以上となったとしても、前スワイプが行われたと判定しない。
図6に示すように、スライドドア3に取り付けられた状態の検出装置20において、車両1の内側からスライドドア3を開動作させるための後スワイプを検出するための第1検出部21は、スライドドア3の前端よりも後方に位置する。一方、車両1の内側からスライドドア3を閉動作させるための前スワイプを検出するための第2検出部22は、スライドドア3の前端寄りに位置する。
このため、図6(a)に示すように、スライドドア3が全閉状態にあるときには、第1検出部21がドア開口部2aの前後方向における略中央に位置し、図6(b)に示すように、スライドドア3が全開状態にあるときには、第2検出部22がドア開口部2aの前後方向における略中央に位置する。
その結果、図6(a)に示すように、スライドドア3が全閉状態にある場合であって、スライドドア3を開動作させるためにユーザーが第1検出部21に操作入力(後スワイプ)を行う必要がある場合には、ドア開口部2aの側方の座席に着座する乗員の手の届く位置に第1検出部21が配置される。また、図6(b)に示すように、スライドドア3が全開状態にある場合であり、スライドドア3を閉動作させるためにユーザーが第2検出部22に操作入力(前スワイプ)を行う必要がある場合には、ドア開口部2aの側方の座席に着座する乗員の手の届く位置に第2検出部22が配置される。
次に、図7に示すフローチャートを参照して、第1検出部21の検出結果に基づいて開動作指令信号を出力するために制御回路24が実行する実行する処理について説明する。なお、本処理は、例えば、車両1が停止しているときに所定の制御サイクルごとに実行される処理である。
図7に示すように、制御回路24は、第1検出部21の第1電極31の静電容量C1が第1判定値Cth1以上か否かを判定する(ステップS11)。第1電極31の静電容量C1が第1判定値Cth1未満の場合(ステップS11:NO)、制御回路24は、本処理を一旦終了する。一方、第1電極31の静電容量C1が第1判定値Cth1以上の場合(ステップS11:YES)、制御回路24は、ステップS11の処理が肯定判定されてから第2判定期間Tth2を経過したか否かを判定する(ステップS12)。第2判定期間Tth2以上経過している場合(ステップS12:YES)、制御回路24は、本処理を一旦終了する。すなわち、この場合とは、第1電極31の静電容量C1が第1判定値Cth1以上となってから、暫く時間が経過しているにも関わらず、第2電極32の静電容量C2が第1判定値Cth1以上とならない場合である。このため、制御回路24は、ユーザーが第1検出部21に対して意図しない操作入力を行ったと判定する。
先のステップS12において、第2判定期間Tth2が経過していない場合(ステップS12:NO)、制御回路24は、第1検出部21の第2電極32の静電容量C2が第1判定値Cth1以上か否かを判定する(ステップS13)。第2電極32の静電容量C2が第1判定値Cth1未満の場合(ステップS13:NO)、制御回路24は、その処理を先のステップS12に移行する。この場合には、制御回路24は、第2判定期間Tth2が経過するまで、第2電極32の静電容量C2が第1判定値Cth1以上となるか否かを判定し続ける。
第2電極32の静電容量C2が第1判定値Cth1以上の場合(ステップS13:YES)、制御回路24は、ステップS11の処理が肯定判定されてからステップS13の処理が肯定判定されるまでに、第1判定期間Tth1を経過したか否かを判定する(ステップS14)。第1判定期間Tth1を経過していない場合(ステップS14:NO)、制御回路24は、本処理を一旦終了する。すなわち、この場合とは、第1電極31の静電容量C1が第1判定値Cth1以上となってから第2電極32の静電容量C2が第1判定値Cth1以上となるまでの期間が非常に短い場合である。このため、制御回路24は、ユーザーが第1検出部21に対して意図しない操作入力を行ったと判定する。
一方、先のステップS14において、第1判定期間Tth1を経過している場合(ステップS14:YES)、制御回路24は、開動作指令信号をドアECU10に出力する(ステップS15)。この場合とは、制御回路24が第1検出部21に対して後スワイプがされたと判定する場合でもある。その後、制御回路24は、本処理を一旦終了する。
次に、図8に示すフローチャートを参照して、第2検出部22の検出結果に基づいて閉動作指令信号を出力するために制御回路24が実行する実行する処理について説明する。なお、本処理は、例えば、車両1が停止しているときに所定の制御サイクルごとに実行される。
図8に示すように、制御回路24は、第2検出部22の第4電極34の静電容量C4が第1判定値Cth1以上か否かを判定する(ステップS21)。第4電極34の静電容量C4が第1判定値Cth1未満の場合(ステップS21:NO)、制御回路24は、本処理を一旦終了する。一方、第4電極34の静電容量C4が第1判定値Cth1以上の場合(ステップS21:YES)、制御回路24は、ステップS21の処理が肯定判定されてから第2判定期間Tth2を経過したか否かを判定する(ステップS22)。第2判定期間Tth2以上経過している場合(ステップS22:YES)、制御回路24は、本処理を一旦終了する。すなわち、この場合とは、第4電極34の静電容量C4が第1判定値Cth1以上となってから、暫く時間が経過しているにも関わらず、第3電極33の静電容量C3が第1判定値Cth1以上とならない場合である。このため、制御回路24は、ユーザーが第2検出部22に対して意図しない操作入力を行ったと判定する。
先のステップS22において、第2判定期間Tth2が経過していない場合(ステップS22:NO)、制御回路24は、第2検出部22の第3電極33の静電容量C3が第1判定値Cth1以上か否かを判定する(ステップS23)。第3電極33の静電容量C3が第1判定値Cth1未満の場合(ステップS23:NO)、制御回路24は、その処理を先のステップS22に移行する。この場合には、制御回路24は、第2判定期間Tth2が経過するまで、第3電極33の静電容量C3が第1判定値Cth1以上となるか否かを判定し続ける。
第3電極33の静電容量C3が第1判定値Cth1以上の場合(ステップS23:YES)、制御回路24は、ステップS21の処理が肯定判定されてからステップS23の処理が肯定判定されるまでに、第1判定期間Tth1を経過したか否かを判定する(ステップS24)。第1判定期間Tth1を経過していない場合(ステップS24:NO)、制御回路24は、本処理を一旦終了する。すなわち、この場合とは、第4電極34の静電容量C4が第1判定値Cth1以上となってから第3電極33の静電容量C3が第1判定値Cth1以上となるまでの期間が非常に短い場合である。このため、制御回路24は、ユーザーが第2検出部22に対して意図しない操作入力を行ったと判定する。
一方、先のステップS24において、第1判定期間Tth1を経過している場合(ステップS24:YES)、制御回路24は、閉動作指令信号をドアECU10に出力する(ステップS25)。この場合とは、制御回路24が第2検出部22に対して後スワイプがされたと判定する場合でもある。その後、制御回路24は、本処理を一旦終了する。
次に、第3検出部23を介してユーザーが前スワイプ及び後スワイプを行った否かを判定するために制御回路24が実行する処理について説明する。なお、本処理は、上述した処理と重複する部分が多いため、フローチャートの図示を省略するとともに説明を簡略化する。
制御回路24は、第5電極35、第6電極36及び第7電極37の順に静電容量が第2判定値Cth2以上となる場合、開動作指令信号をドアECU10に出力する。また、制御回路24は、第7電極37、第6電極36及び第5電極35の順に静電容量が第2判定値Cth2以上となる場合、閉動作指令信号をドアECU10に出力する。一方、その他の場合、制御回路24は、開動作指令信号及び閉動作指令信号をドアECU10に出力しない。
次に、本実施形態の作用を効果とともに説明する。
(1)検出装置20の長手方向Xにおける第1端X1寄りの位置に開操作入力(後スワイプ)を検出するための第1検出部21を配置し、検出装置20の長手方向Xにおける第2端X2寄りの位置に閉操作入力(前スワイプ)を検出するための第2検出部22を配置した。このため、検出装置20の第1端X1及び第2端X2がそれぞれ車両1の後側及び前側となるように、検出装置20をスライドドア3に取り付けることで、スライドドア3の開閉状況に応じて、第1検出部21及び第2検出部22が以下のように配置される。
すなわち、図6(a)に示すように、スライドドア3が全閉状態にあるときには、第1検出部21がドア開口部2aの前端よりも後方の位置に配置される。また、図6(b)に示すように、スライドドア3が全開状態にあるときには、第2検出部22がドア開口部2aの前端よりも後方の位置に配置される。したがって、ドア開口部2aの側方の座席に着座するユーザーからスライドドア3が全閉状態にあるときの第1検出部21までの距離と、当該ユーザーからスライドドア3が全開状態にあるときの第2検出部22までの距離と、がともに短くなりやすい。つまり、ドア開口部2aの側方の座席に着座する乗員が操作しやすい位置に第1検出部21及び第2検出部22が配置される。こうして、ユーザーは、スライドドア3の開閉状態に関わらず、検出装置20に対して、スライドドア3を開閉するための操作をしやすくできる。
(2)第1検出部21及び第2検出部22を静電容量センサとした。このため、ユーザーは、第1検出部21及び第2検出部22に手を接近させたり、第1検出部21及び第2検出部22に手を接触させたりすることで操作入力を行うことができる。言い換えれば、ユーザーは、例えばインサイドドアハンドルを引いたり回したりしなくても操作入力を行うことができる。こうして、ユーザーが操作入力を行うときの負担を軽減できる。
(3)例えば、座席に着座するユーザーとスライドドア3に設けられた検出装置20との距離が短い場合には、ユーザーの身体が第1検出部21及び第2検出部22の電極31〜34に接近する可能性がある。この場合には、制御回路24は、ユーザーの意図しない操作入力に基づいて、開動作指令信号及び閉動作指令信号を出力する可能性がある。
この点、上記実施形態によれば、電極31〜34の静電容量がユーザーの手の検出装置20に対する接触を判定するための下限値(第1判定値Cth1)以上であることを条件に、制御回路24は開動作指令信号及び閉動作指令信号を出力する。すなわち、ユーザーが手を検出装置20に接触させた状態で操作入力を行うことを条件に、制御回路24は開動作指令信号及び閉動作指令信号を出力する。その結果、ユーザーの意図しない操作入力に基づいて、スライドドア3が開閉動作されることが抑制される。
(4)例えば、座席に着座するユーザーがスライドドア3に寄り掛かる場合には、ユーザーの身体の一部が第1検出部21及び第2検出部22に接近する可能性がある。この場合には、制御回路24は、ユーザーの意図しない操作入力に基づいて、開動作指令信号及び閉動作指令信号が出力される可能性がある。ただし、この場合には、ユーザーの身体の一部が第1検出部21及び第2検出部22を構成する複数の電極31〜34に同時に接近することで、複数の電極31〜34の静電容量が同時に高くなりやすい。
そこで、上記実施形態では、第1検出部21及び第2検出部22において、静電容量が高くなる電極31〜34が特定の順序で切り替わる場合に、開動作指令信号及び閉動作指令信号が出力される。このため、ユーザーの意図しない操作入力に基づいて、スライドドア3が開閉動作されることがより抑制される。
(5)制御回路24は、第1検出部21に対して後スワイプが行われたときに、開動作指令信号をドアECU10に出力し、第2検出部22に対して前スワイプが行われたときに、閉動作指令信号をドアECU10に出力する。このため、操作入力が複雑化することを抑制しつつ、ユーザーの意図しない操作入力によって、スライドドア3が開閉動作されることが抑制される。
(6)検出装置20は、車両1の内側からの操作入力を検出する第1検出部21及び第2検出部22と、車両1の外側からの操作入力を検出する第3検出部23と、を備える。このため、1つの検出装置20で、車両1の内側及び外側からの操作入力に基づいて、スライドドア3を開閉動作させることができる。
(7)スライドドア3の側方の座席にユーザーが着座する場合には、第1検出部21及び第2検出部22の近傍にユーザーが存在することで、第1検出部21及び第2検出部22の電極31〜34の静電容量が高くなる機会が多い。すなわち、第1検出部21及び第2検出部22は、第3検出部23と比較して、ユーザーの意図しない操作入力を検出しやすい。
そこで、上記実施形態では、第1検出部21、第2検出部22及び第3検出部23の検出結果に基づいて、制御回路24が開動作指令信号及び閉動作指令信号を出力するか否かの定に用いる判定値に差を設ける。詳しくは、第1判定値Cth1を第2判定値Cth2よりも大きくする。このため、車両1の内側からのユーザーの意図しない操作入力に基づいて、スライドドア3の開閉動作が行われることを抑制できる。
(8)検出装置20の長手方向Xにおいて、第1検出部21と第2検出部22との間の距離を、スライドドア3が全閉状態と全開状態との間を移動するときの移動量と同程度の距離とした。このため、図6(a),(b)に示すように、ドア開口部2aの側方に着座するユーザーを基準として、スライドドア3が全開状態にあるときの第2検出部22と、スライドドア3が全閉状態にあるときの第1検出部21と、を略同じ位置に配置できる。その結果、乗員は、検出装置20に対して、スライドドア3を開閉動作させるための操作入力をより行いやすくなる。
(9)第1検出部21の第1電極31の静電容量が第1判定値Cth1以上となってから第2電極32の静電容量が第1判定値Cth1以上となるまでの期間が極端に短い場合及び同期間が極端に長い場合には、制御回路24は開操作指令信号を出力しない。同様に、第2検出部22の第4電極34の静電容量が第1判定値Cth1以上となってから第3電極33の静電容量が第1判定値Cth1以上となるまでの期間が極端に短い場合及び極端に長い場合には、制御回路24は開操作指令信号を出力しない。このため、車両1の内側からのユーザーの意図しない操作入力に基づいて、スライドドア3の開閉動作が行われることをさらに抑制できる。
なお、上記実施形態は、以下に示すように変更してもよい。
・制御回路24は、第1検出部21に対して前スワイプが行われたと判定したときに、閉動作指令信号をドアECU10に出力してもよい。また、制御回路24は、第2検出部22に対して後スワイプが行われたと判定したときに、開動作指令信号をドアECU10に出力してもよい。
・第1検出部21及び第2検出部22を構成する電極の数は1つでもよい。この場合には、制御回路24は、第1検出部21及び第2検出部22を構成する1つの電極の静電容量が第1判定値Cth1以上となったときに、開動作指令信号及び閉動作指令信号をドアECU10に出力することが好ましい。
・第1検出部21及び第2検出部22を構成する電極の数は3つ以上でもよい。この場合には、制御回路24は、上記の電極を特定の順序でなぞるような操作入力が行われたときに、開動作指令信号及び閉動作指令信号をドアECU10に出力することが好ましい。
・第1判定値Cth1及び第2判定値Cth2は適宜に変更すればよい。例えば、第1判定値Cth1は第2判定値Cth2と等しくてもよい。
・制御回路24は、第1検出部21、第2検出部22及び第3検出部23の電極31〜37の静電容量がピーク値となった時刻の順序に基づいて、前スワイプ及び後スワイプが行われたか否かを判定してもよい。また、制御回路24は、第1検出部21、第2検出部22及び第3検出部23の電極31〜37の静電容量が所定の判定値(例えば、第1判定値Cth1)未満となった時刻の順序に基づいて、前スワイプ及び後スワイプが行われたか否かを判定してもよい。このように、制御回路24は、第1検出部21、第2検出部22及び第3検出部23の電極31〜37の静電容量が変化する順序に基づいて、前スワイプ及び後スワイプが行われたか否かを判定してもよい。
・ドアECU10は、ドアロック6が施錠されている場合には、制御回路24からの開動作指令信号が入力された場合であっても、スライドドア3を開動作させなくてもよい。
・ドアECU10は、制御回路24からの開動作指令信号に基づいて、スライドドア3の開動作の前に、ドアロック6を解錠させてもよい。また、ドアECU10は、制御回路24からの閉動作指令信号に基づいて、スライドドア3の閉動作の後に、ドアロック6を施錠させてもよい。
・スライドドア3の開閉動作中に、第1検出部21、第2検出部22及び第3検出部23に対して特定の操作入力が行われた場合、制御回路24は、スライドドア3を停止させてもよい。特定の操作入力としては、第1検出部21、第2検出部22及び第3検出部23の任意の電極31〜37にユーザーが手を接近させる動作であればよい。
・検出装置20は、スライドドア3の開閉動作中にスライドドア3を停止させるための操作入力を検出する第4検出部をさらに備えてもよい。この場合、第4検出部は、第1検出部21と第2検出部22との間に配置されることが好ましい。
・第1検出部21及び第2検出部22は、いわゆるプッシュスイッチであってもよいし、光センサ、超音波センサ及び熱感知センサなどであってもよい。この場合であっても、上記実施形態の効果(1)を得ることができる。
・検出装置20は、第3検出部23を備えなくてもよい。
・検出装置20のスライドドア3に対する取り付け位置は、車室の意匠を形成するドアトリム上であってもよいし、窓ガラス5を支える窓枠であってもよい。
・検出装置20の長手方向Xにおいて、第1検出部21と第2検出部22との間の距離は、スライドドア3が全閉状態と全開状態との間を移動するときの移動量に応じた距離であればよく、当該移動量から大きく乖離しない範囲で適宜に変更してもよい。ただし、この場合には、スライドドア3が全閉状態にあるときの第1検出部21の位置とスライドドア3が全開状態にあるときの第2検出部22の位置とが、スライドドア3の側方の座席に着座する乗員が姿勢を変えることなく操作入力を行える範囲に収まっていることが好ましい。
・検出装置20は、検出装置20の構成部材を収容する筐体26を備えなくてもよい。この場合、第1判定値Cth1は、検出対象としてのユーザーの手の第1検出部21(第1電極31及び第2電極32)及び第2検出部22(第3電極34及び第4電極34)に対する接触を判定するための下限値として予め設定される判定値とすることが好ましい。
1…車両、2…ボデー、2a…ドア開口部、3…スライドドア、4…ドアパネル、5…窓ガラス、6…ドアロック、8…ベルトモール、10…ドアECU、11…ドア駆動部、12…ドアロック駆動部、13…第3の検出回路、20…検出装置、21…第1検出部、22…第2検出部、23…第3検出部、24…制御回路(制御部の一例)、26…筐体、31…第1電極、32…第2電極、33…第3電極、34…第4電極、35…第5電極、36…第6電極、37…第7電極、41…第1検出回路、42…第2検出回路、43…第3検出回路、50…スライドドア装置、C1〜C7…静電容量、Cth1…第1判定値、Cth2…第2判定値、X…長手方向、X1…第1端、X2…第2端、Tth1…第1判定期間、Tth2…第2判定期間。

Claims (6)

  1. スライドドアに取り付けられる長尺の車両用操作検出装置であって、
    操作入力を検出する第1検出部及び第2検出部と、
    前記第1検出部の検出結果に基づいて前記スライドドアを開動作させるための開動作指令信号を出力し、前記第2検出部の検出結果に基づいて前記スライドドアを閉動作させるための閉動作指令信号を出力する制御部と、を備え、
    前記第1検出部は、前記車両用操作検出装置の長手方向における第1端付近の位置に配置され、前記第2検出部は、前記長手方向において前記第1端とは反対側となる第2端付近の位置に配置されており、
    前記第1検出部及び前記第2検出部の各々は、検出対象との距離が短くなるほど静電容量が高くなる電極を有する静電容量センサであって、前記長手方向に並ぶように配置された複数の前記電極を有し、
    前記制御部は、
    前記第1検出部の複数の前記電極において、静電容量が変化する前記電極が特定の順序で切り替わる場合に、前記開動作指令信号を出力し、
    前記第2検出部の複数の前記電極において、静電容量が変化する前記電極が特定の順序で切り替わる場合に、前記閉動作指令信号を出力する
    車両用操作検出装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第1検出部の前記電極の静電容量が、前記検出対象の接触を判定するための下限値として設定される判定値以上の場合、前記開動作指令信号を出力し、
    前記第2検出部の前記電極の静電容量が、前記判定値以上の場合、前記閉動作指令信号を出力する
    請求項に記載の車両用操作検出装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1検出部の複数の前記電極において、前記第2端から前記第1端に向かう方向に静電容量が変化する前記電極が切り替わる場合に、前記開動作指令信号を出力し、
    前記第2検出部の複数の前記電極において、前記第1端から前記第2端に向かう方向に静電容量が変化する前記電極が切り替わる場合に、前記閉動作指令信号を出力する
    請求項1又は請求項2に記載の車両用操作検出装置。
  4. スライドドアに取り付けられる長尺の車両用操作検出装置であって、
    操作入力を検出する第1検出部及び第2検出部と、
    前記第1検出部の検出結果に基づいて前記スライドドアを開動作させるための開動作指令信号を出力し、前記第2検出部の検出結果に基づいて前記スライドドアを閉動作させるための閉動作指令信号を出力する制御部と、を備え、
    前記第1検出部は、前記車両用操作検出装置の長手方向における第1端付近の位置に配置され、前記第2検出部は、前記長手方向において前記第1端とは反対側となる第2端付近の位置に配置されており、
    前記第1検出部及び第2検出部が設けられる側を内側としたとき、
    前記内側とは反対側となる外側に、前記操作入力を検出する第3検出部を備え、
    前記第1検出部、前記第2検出部及び前記第3検出部の各々は、検出対象との距離が短くなるほど静電容量が高くなる電極を有する静電容量センサであり、
    前記制御部は、
    前記第1検出部の前記電極の静電容量に応じて前記開動作指令信号を出力し、
    前記第2検出部の前記電極の静電容量に応じて前記閉動作指令信号を出力し、
    前記第3検出部の前記電極の静電容量に応じて前記開動作指令信号及び前記閉動作指令信号を出力する
    両用操作検出装置。
  5. 前記制御部は、
    前記第1検出部の前記電極の静電容量が予め設定される第1判定値以上の場合に前記開動作指令信号を出力し、
    前記第2検出部の前記電極の静電容量が前記第1判定値以上の場合に前記閉動作指令信号を出力し、
    前記第3検出部の前記電極の静電容量が前記第1判定値よりも小さな第2判定値以上の場合に前記開動作指令信号及び前記閉動作指令信号を出力する
    請求項に記載の車両用操作検出装置。
  6. 請求項1〜請求項の何れか一項に記載の車両用操作検出装置と、
    前記スライドドアと、を備え、
    前記車両用操作検出装置は、前記第1端が前記第2端よりも車両の後方に位置するとともに、前記長手方向が前記スライドドアの移動方向となるように、前記スライドドアに取り付けられ、
    前記長手方向において、前記第1検出部と前記第2検出部との間の距離は、前記スライドドアが全開状態と全閉状態との間を移動するときの移動量に応じた距離である
    スライドドア装置。
JP2017142762A 2017-07-24 2017-07-24 車両用操作検出装置及びスライドドア装置 Active JP6905887B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017142762A JP6905887B2 (ja) 2017-07-24 2017-07-24 車両用操作検出装置及びスライドドア装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017142762A JP6905887B2 (ja) 2017-07-24 2017-07-24 車両用操作検出装置及びスライドドア装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019023026A JP2019023026A (ja) 2019-02-14
JP6905887B2 true JP6905887B2 (ja) 2021-07-21

Family

ID=65368388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017142762A Active JP6905887B2 (ja) 2017-07-24 2017-07-24 車両用操作検出装置及びスライドドア装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6905887B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7293953B2 (ja) * 2019-07-31 2023-06-20 株式会社アイシン 車両用操作検出装置
JP7293951B2 (ja) * 2019-07-31 2023-06-20 株式会社アイシン 車両用操作検出装置
CN115263120B (zh) * 2022-08-31 2024-04-26 长城汽车股份有限公司 电动滑移门的控制方法、装置、车辆及可读存储介质

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5309515B2 (ja) * 2007-09-25 2013-10-09 アイシン精機株式会社 車両用ドア開閉制御装置
JP2009227002A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Aisin Seiki Co Ltd ドアセンサユニット
JP2010239587A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Fujikura Ltd 車両用ドア開閉装置
US9080354B2 (en) * 2011-06-15 2015-07-14 Ford Global Technologies, Llc Logic-based sliding door interlock
JP6168552B2 (ja) * 2013-06-14 2017-07-26 トヨタ車体株式会社 スライドドアの開閉制御装置
JP6497540B2 (ja) * 2014-11-19 2019-04-10 アイシン精機株式会社 車両用開閉体の操作検出装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019023026A (ja) 2019-02-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6711009B2 (ja) 車両用操作検出装置
US9605471B2 (en) Method and system for controlling vehicle rear door
JP6905887B2 (ja) 車両用操作検出装置及びスライドドア装置
US10107025B2 (en) Vehicular operation detecting apparatus
JP6168552B2 (ja) スライドドアの開閉制御装置
EP3228792B1 (en) Opening/closing detection device for vehicle opening/closing member
JP6560276B2 (ja) 車両用操作検出装置
CN103023474A (zh) 用于控制可移动面板的具有锁定控制的接近开关
JP2014531534A (ja) 制御システム
JP2019196664A (ja) 車両用ドア制御装置
JP7043779B2 (ja) 車両用操作検出装置
JP2011201379A (ja) パワー作動装置
JP7095557B2 (ja) 車両用パワーウインドウ制御装置
CN110319859B (zh) 车辆操纵检测装置
JP6828534B2 (ja) 車両用操作検出装置
JP7394042B2 (ja) 車両用操作検出装置
CN112305335B (zh) 车辆用操作检测装置
JP7019635B2 (ja) 車両用操作検出装置
WO2018159425A1 (ja) 入力装置
KR102403415B1 (ko) 전동식 테일 게이트의 구동 제어 장치 및 그 방법
JP7221035B2 (ja) 車両用ドア開閉装置
JP6979428B2 (ja) 車両用操作検出装置
JP2016097891A (ja) 挟み込み検知装置
JP2019190009A (ja) 車両用スライドドア装置
JP2023008610A (ja) 操作判定装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181225

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20181225

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20181225

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200306

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20201127

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210120

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20210608

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20210628

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6905887

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350