JP7043779B2 - 車両用操作検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用操作検出装置に関する。
従来から、車両用操作検出装置の一例として、利用者からの操作に基づいて、スライドドアを開閉動作させる車両用開閉体制御装置が知られている。こうした車両用開閉体制御装置の中には、スライドドアに設けられたアウトサイドハンドルの操作を検出し、該操作があった場合にスライドドアを開閉動作させるための信号を出力するハンドルスイッチを備えるものがある(例えば、特許文献1)。
特開2006-161491号公報
ところが、上記のような車両用ドア開閉制御装置では、車両の利用者は、スライドドアを開閉動作させるために、アウトサイドハンドルを操作する必要がある。このため、車両の利用者は、例えば、荷物を持っている状況などアウトサイドハンドルを操作しにくい状況では、スライドドアを開閉動作しにくくなる。本発明の目的は、車両ドアを開閉動作させる際の利用者の利便性を高くできる車両用操作検出装置を提供することである。
以下、上記課題を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
記課題を解決する車両用操作検出装置は、車両ドアの開閉方向に間隔をおいて配置され、検出対象との間隔が短いほど静電容量が大きくなる複数のセンサ電極と、アクチュエータを駆動し、前記車両ドアを開閉動作させる制御部と、を備え、前記センサ電極に対して、前記検出対象が近付くことで満たされる条件を第1条件とし、前記検出対象が離れることで満たされる条件を第2条件としたとき、前記制御部は、前記静電容量に基づき、複数の前記センサ電極のうち、前記第1条件及び前記第2条件を続けて満たす前記センサ電極が前記車両ドアの開方向に順に変化する場合に前記車両ドアを開動作させる一方、前記第1条件及び前記第2条件を続けて満たす前記センサ電極が前記車両ドアの閉方向に順に変化する場合に前記車両ドアを閉動作させる車両用操作検出装置であって、複数の前記センサ電極は、前記開閉方向に沿って3つ以上設けられ、複数の前記センサ電極のうち、前記閉方向における端部に位置するセンサ電極を第1端部センサ電極とし、前記開方向における端部に位置するセンサ電極を第2端部センサ電極としたとき、前記制御部は、前記第1端部センサ電極が前記第1条件を満たさない状況下において、前記第1端部センサ電極を除いた複数の前記センサ電極のうち、前記第1条件及び前記第2条件を続けて満たす前記センサ電極が前記開方向に変化する場合に前記車両ドアを開動作させ、前記第2端部センサ電極が前記第1条件を満たさない状況下において、前記第2端部センサ電極を除いた複数の前記センサ電極のうち、前記第1条件及び前記第2条件を続けて満たす前記センサ電極が前記閉方向に変化する場合に前記車両ドアを閉動作させる。
車両に対する検出装置の配置態様によっては、検出装置の側方を利用者などが通過する場合などに、第1条件及び第2条件を続けて満たすセンサ電極が開方向又は閉方向に変化する可能性がある。これに対し、上記構成によれば、検出装置は、一部のセンサ電極を除いた複数のセンサ電極のうち、第1条件及び第2条件を続けて満たすセンサ電極が開方向又は閉方向に変化する場合に、車両ドアを開閉動作させる。このため、検出装置は、車両の側方を使用者などが通過する場合などに、車両ドアを開閉動作させることを抑制できる。
記車両用操作検出装置の構成によれば、利用者は、車両用操作検出装置(以下、「検出装置」とする。)の複数のセンサ電極に対し、身体の一部(以下、「手」とする。)を開方向又は閉方向に移動させる操作により、車両ドアを開閉動作できる。このため、検出装置は、車両ドアを開閉動作させる際の利用者の利便性を高くできる。
例えば、複数のセンサ電極のうち、第1条件及び第2条件の一方の条件だけを満たすセンサ電極が開方向又は閉方向に変化する場合に車両ドアを開閉動作させる検出装置においては、検出装置の前に利用者が近付いたり、検出装置の前から利用者が遠ざかったりするだけで、車両ドアが開閉動作されるおそれがある。この点、上記構成の検出装置は、複数のセンサ電極のうち、第1条件及び第2条件を続けて満たすセンサ電極が開方向又は閉方向に変化する場合に、車両ドアを開閉動作させる。このため、車両用操作検出装置は、車両ドアを不用意に開閉動作させることを抑制できる。
上記車両用操作検出装置において、前記制御部は、前記センサ電極において、前記静電容量が前記検出対象の接近を判定するための判定値以上になる場合に、前記第1条件が満たされたと判定することが好ましい。
上記構成によれば、検出装置は、利用者の手が複数のセンサ電極に順に接近することを条件に、車両ドアを開閉動作させる。このため、検出装置は、利用者の手が複数のセンサ電極に接近していないにも関わらず、車両ドアを開閉動作させることを抑制できる。
上記車両用操作検出装置において、前記制御部は、前記センサ電極において、前記静電容量の時間微分値が0(零)未満になる場合に、前記第2条件が満たされたと判定することが好ましい。
利用者が、検出装置に対して、手を開方向又は閉方向に移動させる操作を行う場合、検出装置のセンサ電極における静電容量は、次のように変化する。すなわち、センサ電極の中心部に利用者の手が近付くときに静電容量が増大し、センサ電極の中心部から利用者の手が離れるときに静電容量が減少する。このため、静電容量の時間微分値が0(零)未満になるタイミングは、利用者の手がセンサ電極から離れ始めるタイミングと言える。したがって、上記構成の検出装置は、複数のセンサ電極において、第2条件が満たされたか否かを精度良く判定できる。
上記車両用操作検出装置によれば、車両ドアを開閉動作させる際の利用者の利便性を高くできる。
第1実施形態に係る車両用操作検出装置を備える車両の模式図。 第1実施形態に係る車両ドアの断面図。 第1実施形態に係る車両操作検出装置の模式図。 第1実施形態に係る車両用操作検出装置の制御回路が、車両ドアを開閉動作させるために実行する処理の流れを示すフローチャート。 第1実施形態に係る車両用操作検出装置の作用を説明するタイミングチャートであって、(a)はセンサ電極における静電容量の推移を示し、(b)はセンサ電極における静電容量の時間微分値の推移を示す。 第2実施形態に係る車両用操作検出装置の制御回路が、車両ドアを開動作させるために実行する処理の流れを示すフローチャート。 第2実施形態に係る車両用操作検出装置の制御回路が、車両ドアを閉動作させるために実行する処理の流れを示すフローチャート。 第2実施形態に係る車両用操作検出装置の作用を説明するタイミングチャートであって、(a)はセンサ電極における静電容量の推移を示し、(b)はセンサ電極における静電容量の時間微分値の推移を示す。
(第1実施形態)
以下、車両用操作検出装置(以下、「検出装置」とも言う。)の第1実施形態について図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、自動車などの車両1のボデー2の側部には開口2aが形成されている。また、ボデー2の側部には、前後方向への移動に伴って開口2aを開閉するスライド式の車両ドア3が搭載されている。この車両ドア3は、その下部を構成する略袋状のドア本体4を有するとともに、該ドア本体4から上下方向に進退する窓ガラス5を有する。そして、ドア本体4には、閉状態にある車両ドア3を施解錠するドアロック6が設置されている。
車両ドア3には、例えばドア本体4において、ドア駆動ユニット11が設置されている。このドア駆動ユニット11は、例えば電動モータなどの電気的駆動源を主体に構成されており、適宜のドア駆動機構を介してボデー2と機械的に連係されることで車両ドア3を開閉駆動する。また、車両ドア3には、例えばドアロック6に隣接して、ドアロック駆動ユニット12が設置されている。このドアロック駆動ユニット12は、例えば電動モータなどの電気的駆動源を主体に構成されており、適宜のロック駆動機構を介してドアロック6と機械的に連係されることで該ドアロック6を施解錠駆動する。こうした点で、本実施形態では、ドア駆動ユニット11が車両ドア3を開閉動作する「アクチュエータ」の一例に相当する。
ドア駆動ユニット11及びドアロック駆動ユニット12は共に、マイコンなどからなるドアECU10に電気的に接続されており、該ドアECU10によって個別に駆動制御される。ドアECU10は、電子キー(携帯機)及び後述する検出装置30から開動作指令信号が入力された場合に、ドア駆動ユニット11を駆動し、車両ドア3を開動作させる。また、ドアECU10は、電子キー(携帯機)及び検出装置30から閉動作指令信号が入力された場合に、ドア駆動ユニット11を駆動し、車両ドア3を閉動作させる。
図2に示すように、ドア本体4は、例えば金属板からなる略皿状のドアアウタパネル21及びドアインナパネル22の開口端同士が嵌着されることで略袋状に成形されている。また、ドアインナパネル22には、車両1の室内の意匠を形成するドアトリム23が取着されている。そして、ドアトリム23の上部には、利用者の車両外側からの操作を検出する検出装置30が配置されている。なお、図2は、図1における2-2線矢視断面図である。
次に、図3を参照して、検出装置30について説明する。
図3に示すように、検出装置30は、車両ドア3の開閉方向に間隔をあけて配置される第1センサ電極31、第2センサ電極32及び第3センサ電極33を備える。また、検出装置30は、第1センサ電極31、第2センサ電極32及び第3センサ電極33に接続される検出回路34と、ドアECU10に制御信号を出力する制御回路35と、検出装置30の構成部材を収容する筐体36と、を備える。
図1及び図3に示すように、検出装置30(筐体36)は、長尺状且つ略直方体状をなしている。筐体36の長手方向における長さは、車両ドア3の窓ガラス5の前後方向における長さよりも短くなっている。
図3に示すように、第1センサ電極31、第2センサ電極32及び第3センサ電極33は、略矩形板状をなしている。第1センサ電極31、第2センサ電極32及び第3センサ電極33は、各々のセンサ電極31,32,33に接近した検出対象とともに擬似的なコンデンサを形成する。このため、第1センサ電極31、第2センサ電極32及び第3センサ電極33は、各々のセンサ電極31,32,33に検出対象が近付くほど、検出対象との関係で定まる静電容量が高くなる。以降の説明では、こうしたセンサ電極と検出対象との関係で求まる静電容量を単に「センサ電極における静電容量」とも言う。また、各々のセンサ電極31,32,33のうちの任意のセンサ電極を説明する場合には符号を省略する。
本実施形態では、各々のセンサ電極31,32,33に検出対象が接近したことを判定するための「判定値Cth」が設定される。すなわち、センサ電極において、静電容量が判定値Cth以上となれば当該センサ電極に検出対象が接近したとされ、静電容量が判定値Cth未満であれば当該センサ電極に検出対象が接近していないとされる。判定値Cthは、予め実験等によって最適値を求めることが好ましい。
第1センサ電極31、第2センサ電極32及び第3センサ電極33は、検出対象の検出範囲が車両の幅方向外側に広がるように配置されている。また、複数のセンサ電極の中で、第1センサ電極31は最も車両前方に位置し、第3センサ電極33は最も車両後方に位置し、第2センサ電極32は第1センサ電極31と第3センサ電極33との間に位置している。本実施形態において、車両ドア3の開方向ODは車両後方向であって、車両ドア3の閉方向CDは車両前方向である。このため、検出装置30において、第1センサ電極31は車両ドア3の閉方向CDにおける端部に位置し、第3センサ電極33は車両ドア3の開方向ODにおける端部に位置していると言える。こうした点で、本実施形態では、第1センサ電極31が「第1端部センサ電極」に相当し、第3センサ電極33が「第2端部センサ電極」に相当する。
検出回路34は、第1センサ電極31、第2センサ電極32及び第3センサ電極33に発振信号を出力することで、第1センサ電極31、第2センサ電極32及び第3センサ電極33における静電容量に応じた信号を出力させる。そして、検出回路34は、第1センサ電極31、第2センサ電極32及び第3センサ電極33から出力される信号をそれぞれA/D(アナログ/デジタル)変換した信号を制御回路35に出力する。
制御回路35は、検出回路34から出力される信号に基づいて各種の演算処理を実行し、その結果に応じた制御信号をドアECU10に出力する。詳しくは、制御回路35は、第1センサ電極31、第2センサ電極32及び第3センサ電極33における静電容量に基づいて、車両ドア3を開動作させるための開動作指令信号をドアECU10に出力したり、車両ドア3を閉動作させるための閉動作指令信号をドアECU10に出力したりする。こうした点で、本実施形態において、制御回路35は、「制御部」の一例に相当する。
そして、検出装置30の制御回路35は、利用者の操作により、第1センサ電極31、第2センサ電極32及び第3センサ電極33における静電容量が特定の条件を満たすように変化する場合に、ドアECU10に閉動作指令信号及び開動作指令信号を出力する。この条件には、センサ電極から離れた状態の検出対象が当該センサ電極に近付くことで満たされる条件である第1条件と、センサ電極に近付いた状態の検出対象が当該センサ電極から離れることで満たされる条件である第2条件と、が含まれる。
上述したように、センサ電極における静電容量は、検出対象が接近するほど大きくなる。このため、第1条件は、センサ電極において、静電容量が検出対象の接近を判定するための判定値Cth以上となる場合に満たされる。また、センサ電極上を開方向OD及び閉方向CDなどの所定の方向に検出対象が移動する場合には、検出対象がセンサ電極の中心部に近付くに連れて静電容量が増大し、検出対象がセンサ電極の中心部から離れるに連れて静電容量が減少する。したがって、センサ電極において、静電容量の時間微分値が正の値の場合には、検出対象がセンサ電極の中心部に近付く方向に移動している状態と言え、静電容量の時間微分値が負の値の場合には、検出対象がセンサ電極の中心部から離れる方向に移動している状態と言える。このため、第2条件は、センサ電極において、静電容量の時間微分値が0(零)以下の「微分判定値Dth」未満となる場合に満たされる。
なお、検出対象がセンサ電極上で停止した場合は、静電容量の時間微分値が0(零)になる。よって、検出対象がセンサ電極上で停止した場合と検出対象がセンサ電極から離れる場合とを区別するために、微分判定値Dthは0(零)未満の値に設定されることが好ましい。さらに、検出回路34及び制御回路35などの回路に発生するノイズによって、センサ電極における静電容量が変動する場合には、当該ノイズによって静電容量の時間微分値が0(零)未満になる可能性もある。そこで、微分判定値Dthは、回路に発生するノイズによって、変動し得る静電容量の時間微分値よりも小さな値に設定されることが好ましい。言い換えれば、回路に発生するノイズによって、静電容量の時間微分値が微分判定値Dth未満とならないように、微分判定値Dthを設定することが好ましい。
そして、制御回路35は、複数のセンサ電極のうち、第1条件と第2条件とを続けて満たすセンサ電極が車両ドア3の開方向ODに順に変化する場合に車両ドア3を開動作させる。一方、制御回路35は、複数のセンサ電極のうち、第1条件と第2条件とを続けて満たすセンサ電極が車両ドア3の閉方向CDに順に変化する場合に車両ドア3を閉動作させる。
こうして、本実施形態では、検出装置30は、各々のセンサ電極31,32,33に対して、検出対象が近付いたり離れたりすることを、静電容量及び静電容量の時間微分値を用いて判定する。検出対象は、利用者の身体の一部であればよく、腕部であってもよいし、手であってもよい。ただし、以降の説明では、説明の容易のために、利用者は、手で検出装置30を操作するものとする。また、静電容量の時間微分値を単に「静電容量の微分値」とも言う。
さらに、図3に示すように、利用者が車両外側から検出装置30に対して手を接近又は接触させた状態で車両ドア3の開方向OD(車両後方向)に移動させる操作を「第1の開操作」とも言う。一方、利用者が車両外側から検出装置30に対して手を接近又は接触させた状態で車両ドア3の閉方向CD(車両前方向)に移動させる操作を「第1の閉操作」とも言う。
次に、図4に示すフローチャートを参照して、第1実施形態の検出装置30の制御回路35が、車両ドア3を開閉動作させるために実行する処理の内容について説明する。
図4に示すように、制御回路35は、第1センサ電極31における静電容量である第1静電容量C1が変化したか否かを判定する(ステップS11)。第1静電容量C1が変化した場合(ステップS11:YES)、制御回路35は、第1静電容量C1が判定値Cth以上となったか否かを判定する(ステップS12)。第1静電容量C1が判定値Cth未満の場合(ステップS12:NO)、制御回路35は、ステップS12を再度実行する。一方、第1静電容量C1が判定値Cth以上の場合(ステップS12:YES)、すなわち、検出対象が第1センサ電極31に近付いた場合、制御回路35は、第1静電容量の微分値D1が微分判定値Dth未満となったか否かを判定する(ステップS13)。第1静電容量の微分値D1が微分判定値Dth以上の場合(ステップS13:NO)、すなわち、検出対象が第1センサ電極31の中心部に接近中の場合、制御回路35は、ステップS13を再度実行する。
一方、第1静電容量の微分値D1が微分判定値Dth未満の場合(ステップS13:YES)、すなわち、検出対象が第1センサ電極31の中心部から離れる最中の場合、制御回路35は、第2センサ電極32における第2静電容量C2が判定値Cth以上となったか否かを判定する(ステップS14)。第2静電容量C2が判定値Cth未満の場合(ステップS14:NO)、制御回路35は、ステップS14を再度実行する。一方、第2静電容量C2が判定値Cth以上の場合(ステップS14:YES)、すなわち、検出対象が第2センサ電極32に近付いた場合、制御回路35は、第2静電容量の微分値D2が微分判定値Dth未満となったか否かを判定する(ステップS15)。第2静電容量の微分値D2が微分判定値Dth以上の場合(ステップS15:NO)、すなわち、検出対象が第2センサ電極32の中心部に接近中の場合、制御回路35は、ステップS15を再度実行する。
一方、第2静電容量の微分値D2が微分判定値Dth未満の場合(ステップS15:YES)、すなわち、検出対象が第2センサ電極32の中心部から離れる最中の場合、制御回路35は、第3センサ電極33における第3静電容量C3が判定値Cth以上となったか否かを判定する(ステップS16)。第3静電容量C3が判定値Cth未満の場合(ステップS16:NO)、制御回路35は、ステップS16を再度実行する。一方、第3静電容量C3が判定値Cth以上の場合(ステップS16:YES)、すなわち、検出対象が第3センサ電極33に近付いた場合、制御回路35は、第3静電容量の微分値D3が微分判定値Dth未満となったか否かを判定する(ステップS17)。第3静電容量の微分値D3が微分判定値Dth以上の場合(ステップS17:NO)、すなわち、検出対象が第3センサ電極33の中心部に接近中の場合、制御回路35は、ステップS17を再度実行する。
一方、第3静電容量の微分値D3が微分判定値Dth未満の場合(ステップS17:YES)、すなわち、検出対象が第3センサ電極33の中心部から離れる最中の場合、制御回路35は、ステップS12を肯定判定してからステップS17を肯定判定するまでに経過した時間である操作時間Toを取得する(ステップS18)。ここで、操作時間Toは、第1センサ電極31が第1条件を満たしてから、第3センサ電極33が第2条件を満たすまでに経過した時間である。
続いて、制御回路35は、操作時間Toに応じて、車両ドア3の開動作時の速度Voを決定する(ステップS19)。車両ドア3の開動作時の速度Voは、操作時間Toが長い場合よりも操作時間Toが短い場合の方が高速となるように演算される。このため、操作時間Toが第1の操作時間であるときの第1の速度は、操作時間Toが第1の操作時間よりも長い第2の操作時間であるときの第2の速度よりも高速となる。
そして、制御回路35は、先のステップS19で決定した速度Voで車両ドア3を開動作させるべく、ドアECU10に開動作指令信号を出力する(ステップS20)。その後、制御回路35は、本処理を終了する。
一方、先のステップS11において、第1静電容量C1が変化していない場合(ステップS11:NO)、制御回路35は、第3静電容量C3が変化したか否かを判定する(ステップS21)。第3静電容量C3が変化した場合(ステップS21:YES)、制御回路35は、第3静電容量C3が判定値Cth以上となったか否かを判定する(ステップS22)。第3静電容量C3が判定値Cth未満の場合(ステップS22:NO)、制御回路35は、ステップS22を再度実行する。一方、第3静電容量C3が判定値Cth以上の場合(ステップS22:YES)、制御回路35は、第3静電容量の微分値D3が微分判定値Dth未満となったか否かを判定する(ステップS23)。第3静電容量の微分値D3が微分判定値Dth以上の場合(ステップS23:NO)、制御回路35は、ステップS23を再度実行する。
一方、第3静電容量の微分値D3が微分判定値Dth未満の場合(ステップS23:YES)、制御回路35は、第2静電容量C2が判定値Cth以上となったか否かを判定する(ステップS24)。第2静電容量C2が判定値Cth未満の場合(ステップS24:NO)、制御回路35は、ステップS24を再度実行する。一方、第2静電容量C2が判定値Cth以上の場合(ステップS24:YES)、制御回路35は、第2静電容量の微分値D2が微分判定値Dth未満となったか否かを判定する(ステップS25)。第2静電容量の微分値D2が微分判定値Dth以上の場合(ステップS25:NO)、制御回路35は、ステップS25を再度実行する。
一方、第2静電容量の微分値D2が微分判定値Dth未満の場合(ステップS25:YES)、制御回路35は、第1静電容量C1が判定値Cth以上となったか否かを判定する(ステップS26)。第1静電容量C1が判定値Cth未満の場合(ステップS26:NO)、制御回路35は、ステップS26を再度実行する。一方、第1静電容量C1が判定値Cth以上の場合(ステップS26:YES)、制御回路35は、第1静電容量の微分値D1が微分判定値Dth未満となったか否かを判定する(ステップS27)。第1静電容量の微分値D1が微分判定値Dth以上の場合(ステップS27:NO)、制御回路35は、ステップS27を再度実行する。
一方、第1静電容量の微分値D1が微分判定値Dth未満の場合(ステップS27:YES)、制御回路35は、ステップS22を肯定判定してからステップS27を肯定判定するまでに経過した間である操作時間Toを取得する(ステップS28)。続いて、制御回路35は、操作時間Toに応じて、車両ドア3の閉動作時の速度Vcを決定する(ステップS29)。そして、制御回路35は、先のステップS28で決定した速度Vcで車両ドア3を閉動作させるべく、ドアECU10に閉動作指令信号を出力する(ステップS30)。その後、制御回路35は、本処理を終了する。
一方、先のステップS21において、第3静電容量C3が変化していない場合(ステップS21:NO)、検出装置30に対して何らの操作も行われていないとして、制御回路35は、本処理を終了する。
なお、上記フローチャートのステップS12~S17,S22~S27において、所定時間に亘って否定判定が継続される場合、制御回路35は、検出装置30に対する操作が中断されたとして、本処理を終了することが好ましい。
次に、図5(a),(b)に示すタイミングチャートを参照して、第1実施形態の検出装置30の作用について説明する。図5は、利用者が検出装置30に対して第1の開操作を行った場合の第1センサ電極31、第2センサ電極32及び第3センサ電極33における静電容量及び静電容量の微分値の推移を示している。
図5に示すように、利用者が検出装置30に対して第1の開操作を行う場合には、第1のタイミングt1において、利用者の手が第1センサ電極31の検出範囲に入る。このため、第1のタイミングt1以降では、第1静電容量C1が次第に大きくなる。続いて、利用者の手が第1センサ電極31の中心部に近付く最中の第2のタイミングt2において、第1静電容量C1が判定値Cth以上となる。つまり、第2のタイミングt2において、第1センサ電極31における第1条件が満たされる。そして、利用者の手が第1センサ電極31の中心部に最接近する第3のタイミングt3において、第1静電容量C1が最大値となる。その後、利用者の手が第1センサ電極31の中心部から離れる最中の第4のタイミングt4において、第1静電容量の微分値D1が微分判定値Dth未満となる。つまり、第1センサ電極31における第2条件が満たされる。
第5のタイミングt5において、利用者の手が第2センサ電極32の検出範囲に入ると、第5のタイミングt5以降では、第2静電容量C2が次第に大きくなる。続いて、利用者の手が第2センサ電極32の中心部に近付く最中の第6のタイミングt6において、第2静電容量C2が判定値Cth以上となる。つまり、第6のタイミングt6において、第2センサ電極32における第1条件が満たされる。そして、利用者の手が第2センサ電極32の中心部に最接近する第7のタイミングt7において、第2静電容量C2が最大値となる。その後、利用者の手が第2センサ電極32の中心部から離れる最中の第8のタイミングt8において、第2静電容量の微分値D2が微分判定値Dth未満となる。つまり、第8のタイミングt8において、第2センサ電極32における第2条件が満たされる。
第9のタイミングt9において、利用者の手が第3センサ電極33の検出範囲に入ると、第9のタイミングt9以降では、第3静電容量C3が次第に大きくなる。続いて、利用者の手が第3センサ電極33の中心部に近付く最中の第10のタイミングt10において、第3静電容量C3が判定値Cth以上となる。つまり、第10のタイミングt10において、第3センサ電極33における第1条件が満たされる。そして、利用者の手が第3センサ電極33の中心部に最接近する第11のタイミングt11において、第3静電容量C3が最大値となる。その後、利用者の手が第3センサ電極33の中心部から離れる最中の第12のタイミングt12において、第3静電容量の微分値D3が微分判定値Dth未満となる。つまり、第12のタイミングt12において、第3センサ電極33における第2条件が満たされる。
こうして、第1条件及び第2条件を続けて満たすセンサ電極が第1センサ電極31、第2センサ電極32及び第3センサ電極33の順に変化することで、第12のタイミングt12以降において、車両ドア3が開動作する。ここで、車両ドア3が開動作するときの速度Voは、第1センサ電極31において第1条件が満たされる第2のタイミングt2から、第3センサ電極33において第2条件が満たされる第12のタイミングt12までの操作時間Toに応じた速度とされる。
第1実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(1)利用者は、検出装置30の複数のセンサ電極31,32,33に対し、手を開方向OD又は閉方向CDに移動させる操作により、車両ドア3を開閉動作できる。このため、検出装置30は、車両ドア3を開閉動作させる際の利用者の利便性を高くできる。
また、例えば、複数のセンサ電極31,32,33のうち、第1条件及び第2条件の一方の条件だけを満たすセンサ電極が開方向OD又は閉方向CDに変化する場合に、車両ドア3を開閉動作させる検出装置30においては、次のような問題が生じるおそれがある。すなわち、検出装置30の前に利用者が近付いたり、検出装置30の前から利用者が遠ざかったりするだけで、車両ドア3が開閉動作されるおそれがある。この点、本実施形態の検出装置30は、複数のセンサ電極31,32,33のうち、第1条件及び第2条件を続けて満たすセンサ電極が開方向OD又は閉方向CDに変化する場合に、車両ドア3を開閉動作させる。このため、検出装置30は、車両ドア3を不用意に開閉動作させることを抑制できる。
(2)検出装置30は、センサ電極において、静電容量が利用者の手の接近を判定するための判定値Cth以上となる場合に、第1条件が満たされたと判定する。このため、検出装置30は、検出対象としての利用者の手が複数のセンサ電極31,32,33に接近していないにも関わらず、車両ドア3を開閉動作させることを抑制できる。
(3)検出装置30は、センサ電極において、静電容量の時間微分値が0(零)よりも小さな微分判定値Dth未満になることで第2条件が満たされたと判定する。このため、検出装置30は、複数のセンサ電極31,32,33において、第2条件が満たされたか否かを精度良く判定できる。
(4)利用者は、検出装置30に対して操作を始めるタイミングから操作を終えるタイミングまでの時間に応じて、車両ドア3の開閉動作時の速度Vo,Vcを変化できる。また、利用者が検出装置30に対して、局所的に素早く操作を行ったり、局所的に遅く操作を行ったりしても、そうした例外的な操作に基づいて車両ドア3の開閉動作時の速度Vo,Vcが決定されることを抑制できる。このため、検出装置30は、車両ドア3の開閉動作時における利用者の利便性を高めることができる。
(第2実施形態)
以下、検出装置30の第2実施形態について説明する。第2実施形態の検出装置30は、第1実施形態の検出装置30と比較したとき、制御回路35の実行する処理の内容が異なる。このため、第2実施形態の説明では、第1実施形態と重複する説明を省略する。
検出装置30を車両ドア3に設けた車両1の側方を利用者などが通過する場合には、第1条件及び第2条件を続けて満たすセンサ電極が、第1センサ電極31、第2センサ電極32及び第3センサ電極33の順に変化する可能性がある。同様に、この場合には、第1条件及び第2条件を続けて満たすセンサ電極が、第3センサ電極33、第2センサ電極32及び第1センサ電極31の順に変化する可能性がある。
そこで、第2実施形態において、制御回路35は、第1センサ電極31が第1条件を満たさない状況下で、第1条件及び第2条件を続けて満たすセンサ電極が第2センサ電極32及び第3センサ電極33の順に変化する場合に、ドアECU10に開動作指令信号を出力する。一方、制御回路35は、第3センサ電極33が第1条件を満たさない状況下で、第1条件及び第2条件を続けて満たすセンサ電極が第2センサ電極32及び第1センサ電極31の順に変化する場合に、ドアECU10に閉動作指令信号を出力する。
すなわち、検出装置30は、利用者が、第1センサ電極31に手を近付けることなく、第2センサ電極32に手を近付けた後に第3センサ電極33に向かって手を移動させる開操作(以下、「第2の開操作」とも言う。)を行う場合に、車両ドア3を開動作させる。一方、検出装置30は、利用者が、第3センサ電極33に手を近付けることなく、第2センサ電極32に手を近付けた後に第1センサ電極31に向かって手を移動させる閉操作(以下、「第2の閉操作」とも言う。)を行う場合に、車両ドア3を閉動作させる。
次に、図6に示すフローチャートを参照して、第2実施形態の検出装置30の制御回路35が車両ドア3を開動作させるために実行する処理の内容について説明する。なお、図6に示すフローチャートは、図4に示すフローチャートと共通する部分の記載を省略している。
図6に示すように、制御回路35は、第1静電容量C1が判定値Cth未満か否かを判定する(ステップS31)。第1静電容量C1が判定値Cth以上の場合(ステップS31:NO)、すなわち、第1センサ電極31に検出対象が近付いている場合、制御回路35は、本処理を終了する。一方、第1静電容量C1が判定値Cth未満の場合(ステップS31:YES)、制御回路35は、ステップS31が最初に肯定判定されてからの経過時間が判定時間Tth以上となったか否かを判定する。経過時間が判定時間Tth未満の場合(ステップS32:NO)、制御回路35は、その処理をステップS31に移行する。一方、経過時間が判定時間Tth以上の場合(ステップS32:YES)、制御回路35は、その処理を図4のステップS14に移行する。すなわち、制御回路35は、判定時間Tthに亘って第1静電容量C1が判定値Cth未満となる状況が続く場合に、第2静電容量C2及び第3静電容量C3に基づいて、第2の開操作の有無を判定する。なお、判定時間Tthは、検出装置30が想定する利用者の操作の速さに基づいて決定すればよく、例えば、1~数秒程度の時間とすればよい。
また、第2実施形態においては、車両ドア3を開動作させる際の操作時間Toは、第2センサ電極32が第1条件を満たしてから第3センサ電極33が第2条件を満たすまでに要する時間であるとする。
次に、図7に示すフローチャートを参照して、第2実施形態の検出装置30の制御回路35が車両ドア3を閉動作させるために実行する処理の内容について説明する。
図7に示すように、制御回路35は、第3静電容量C3が判定値Cth未満か否かを判定する(ステップS33)。第3静電容量C3が判定値Cth以上の場合(ステップS33:NO)、すなわち、第3センサ電極33に検出対象が近付いている場合、制御回路35は、本処理を終了する。一方、第3静電容量C3が判定値Cth未満の場合(ステップS33:YES)、制御回路35は、ステップS33が最初に肯定判定されてからの経過時間が判定時間Tth以上となったか否かを判定する(ステップS34)。経過時間が判定時間Tth未満の場合(ステップS34:NO)、制御回路35は、その処理をステップS33に移行する。一方、経過時間が判定時間Tth以上の場合(ステップS34:YES)、制御回路35は、その処理を図4のステップS24に移行する。すなわち、制御回路35は、判定時間Tthに亘って第3静電容量C3が判定値Cth未満となる状況が続く場合に、第1静電容量C1及び第2静電容量C2に基づいて、第2の閉操作の有無を判定する。
なお、第2実施形態において、車両ドア3を閉動作させる際の操作時間Toは、第2センサ電極32が第1条件を満たしてから第1センサ電極31が第2条件を満たすまでに要する時間であるとする。
次に、図8(a),(b)に示すタイミングチャートを参照して、第2実施形態の検出装置30の作用について説明する。図8は、利用者が検出装置30に対して第2の開操作を行った場合の第1センサ電極31、第2センサ電極32及び第3センサ電極33における静電容量及び静電容量の微分値の推移を示している。
図8に示すように、利用者が検出装置30に対して第2の開操作を行う場合、第1のタイミングt21において、利用者の手が第2センサ電極32の検出範囲に入り、第2のタイミングt22において、第2静電容量C2が判定値Cth以上となる。つまり、第2のタイミングt22において、第2センサ電極32における第1条件が満たされる。そして、閉方向CDに移動する利用者の手が第1センサ電極31の中心部に最接近する第3のタイミングt23において、第2静電容量C2が最大値となる。その後、第4のタイミングt24において、第2静電容量の微分値D2が微分判定値Dth未満となり、第2センサ電極32における第2条件が満たされる。
続いて、第5のタイミングt25において、利用者の手が第3センサ電極33の検出範囲に入り、第6のタイミングt26において、第3静電容量C3が判定値Cth以上となる。つまり、第6のタイミングt26において、第3センサ電極33における第1条件が満たされる。そして、閉方向CDに移動する利用者の手が第3センサ電極33の中心部に最接近する第7のタイミングt27において、第3静電容量C3が最大値となる。その後、第8のタイミングt28において、第2静電容量の微分値D2が微分判定値Dth未満となり、第3センサ電極33における第2条件が満たされる。
一方、図8(a),(b)に示すタイミングチャートにおいては、第2静電容量C2が判定値Cth以上となる第2のタイミングt22から判定時間Tthを遡った期間において、第1静電容量C1が判定値Cth未満となっている。言い換えれば、第0のタイミングt20から第2のタイミングまでの期間に相当する判定時間Tthにおいて、第1静電容量C1が判定値Cth未満となっている。
こうして、第1センサ電極31が第1条件を満たさない状態が継続する中、第1条件及び第2条件を続けて満たすセンサ電極が第2センサ電極32及び第3センサ電極33の順に変化することで、第8のタイミングt28以降に、車両ドア3が開動作する。このとき、車両ドア3の速度Voは、第2センサ電極32において第1条件が満たされる第2のタイミングt22から、第3センサ電極33において第2条件が満たされる第8のタイミングt28までの操作時間Toに応じた速度とされる。
第2実施形態によれば、以下に示す効果を得ることができる。
(4)本実施形態によれば、検出装置30は、一部のセンサ電極を除いた複数のセンサ電極のうち、第1条件及び第2条件を続けて満たすセンサ電極が開方向OD又は閉方向CDに変化する場合に、車両ドア3を開閉動作させる。このため、検出装置30は、車両1の側方を使用者などが通過するときに、車両ドア3を開閉動作させることを抑制できる。
なお、上記実施形態は、以下に示すように変更してもよい。
・検出装置30において、センサ電極は2つであってもよいし、4つ以上であってもよい。
・制御回路35は、任意のセンサ電極における静電容量及び静電容量の時間微分値に基づいて、車両ドア3の開閉動作時の速度Vo,Vcを決定してもよい。例えば、制御回路35は、複数のセンサ電極における静電容量の微分値の平均値に基づいて、車両ドア3の開閉動作時の速度Vo,Vcを決定してもよい。
・制御回路35は、静電容量の微分値に基づいて、センサ電極における第1条件が満たされたか否かを判定してもよい。例えば、制御回路35は、センサ電極における静電容量の微分値が0(零)よりも大きな微分判定値以上になる場合に、センサ電極における第1条件が満たされたと判定してもよい。
・制御回路35は、静電容量に基づいて、センサ電極における第2条件が満たされたか否かを判定してもよい。例えば、制御回路35は、センサ電極における静電容量が0(零)よりも大きな判定値未満となる場合に、センサ電極における第2条件が満たされたと判定してもよい。
・検出装置30は、ボデー2に設けてもよいし、窓ガラス5に設けてもよい。
・車両ドア3は、バックドアであってもよい。この場合、センサ電極は、例えば、バックドアに取り付けられるエンブレムに設けてもよいし、バックドアが開閉する開口縁に設けてもよい。この場合、複数のセンサ電極は、車両1の上下方向に並ぶように設けることが好ましい。
1…車両、2…ボデー、2a…開口、3…車両ドア、4…ドア本体、5…窓ガラス、6…ドアロック、10…ドアECU、11…ドア駆動ユニット(アクチュエータの一例)、12…ドアロック駆動ユニット、21…ドアアウタパネル、22…ドアインナパネル、23…ドアトリム、30…検出装置、31…第1センサ電極(第1端部センサ電極の一例)、32…第2センサ電極、33…第3センサ電極(第2端部センサ電極の一例)、34…検出回路、35…制御回路(制御部の一例)、36…筐体、CD…閉方向、OD…開方向、Vc、Vo…速度、To…操作時間、Tth…判定時間、C1…第1静電容量、C2…第2静電容量、C3…第3静電容量、Cth…判定値、D1…第1静電容量の時間微分値、D2…第2静電容量の時間微分値、D3…第3静電容量の時間微分値、Dth…微分判定値。

Claims (3)

  1. 車両ドアの開閉方向に間隔をおいて配置され、検出対象との間隔が短いほど静電容量が大きくなる複数のセンサ電極と、
    アクチュエータを駆動し、前記車両ドアを開閉動作させる制御部と、を備え、
    前記センサ電極に対して、前記検出対象が近付くことで満たされる条件を第1条件とし、前記検出対象が離れることで満たされる条件を第2条件としたとき、
    前記制御部は、前記静電容量に基づき、
    複数の前記センサ電極のうち、前記第1条件及び前記第2条件を続けて満たす前記センサ電極が前記車両ドアの開方向に順に変化する場合に前記車両ドアを開動作させる一方、前記第1条件及び前記第2条件を続けて満たす前記センサ電極が前記車両ドアの閉方向に順に変化する場合に前記車両ドアを閉動作させる車両用操作検出装置であって、
    複数の前記センサ電極は、前記開閉方向に沿って3つ以上設けられ、
    複数の前記センサ電極のうち、前記閉方向における端部に位置するセンサ電極を第1端部センサ電極とし、前記開方向における端部に位置するセンサ電極を第2端部センサ電極としたとき、
    前記制御部は、
    前記第1端部センサ電極が前記第1条件を満たさない状況下において、前記第1端部センサ電極を除いた複数の前記センサ電極のうち、前記第1条件及び前記第2条件を続けて満たす前記センサ電極が前記開方向に変化する場合に前記車両ドアを開動作させ、
    前記第2端部センサ電極が前記第1条件を満たさない状況下において、前記第2端部センサ電極を除いた複数の前記センサ電極のうち、前記第1条件及び前記第2条件を続けて満たす前記センサ電極が前記閉方向に変化する場合に前記車両ドアを閉動作させる
    車両用操作検出装置。
  2. 前記制御部は、前記センサ電極において、前記静電容量が前記検出対象の接近を判定するための判定値以上になる場合に、前記第1条件が満たされたと判定する
    請求項に記載の車両用操作検出装置。
  3. 前記制御部は、前記センサ電極において、前記静電容量の時間微分値が0未満になる場合に、前記第2条件が満たされたと判定する
    請求項1又は請求項に記載の車両用操作検出装置。
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