JP6899721B2 - 偏光板の製造方法およびその製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、異形偏光板の製造方法およびその製造装置に関する。より詳細には、凹R部および/または穴部を有する異形偏光板の製造方法およびその製造装置に関する。また本発明は、当該異形偏光板を用いた光学フィルムに関する。さらには当該異形偏光板、光学フィルムを用いた液晶表示装置、有機EL表示装置、PDP等の画像表示装置に関する。
近年、自動車のメーター表示部やスマートウォッチ等においても偏光板の使用が望まれてきている。また、スマートフォンのデザイン性等から、偏光板の形状を矩形以外にして用いることや、偏光板に貫通穴を形成すること等も望まれてきている。さらには、これらのような異形加工においては、従来には見られなかったような、より繊細で精緻な加工処理や、より複雑な加工処理が求められることが増加しており、小径凹R加工や小径穴加工が施される場合がある。
偏光板を異形に加工するためには、たとえば、異形の刃型を形成して偏光板を打ち抜く打抜き加工や、レーザー照射を用いた切断加工があげられる。しかしながら、前者の打抜き加工では、偏光板に対する押切のダメージにより、偏光板にクラックや折れが発生してしまう問題点がわかってきた。また、後者のレーザー加工では、偏光板が熱により変色してしまう問題点がわかってきた。なかでも特に、出願人らの検討において、小径穴加工や小径凹R加工等の凹加工部においてクラックや折れが発生してしまう傾向があることが判明した。
また、これまでに、偏光板の端面の仕上げ処理加工に関する提案がなされている(たとえば、特許文献1、2参照)。しかしながら、上記提案はいずれも、あくまで偏光板を矩形に切断した後の、切断加工口の端部の仕上げ処理に関するものであって、偏光板自身を凹加工等するための技術ではなかった。また、上記提案では、偏光板を微小な凹加工をする際にクラックや折れが発生してしまう問題点についての開示はなかった。
特開2004−148461号公報 特開2004−148419号公報
本発明は、このような事情に照らし、特に小径の凹R部および/または穴部を有する異形偏光板の製造方法であって、加工の際に異形偏光板に生じるクラックや折れの発生や変色を抑制した異形偏光板の製造方法およびその製造装置を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するため鋭意検討した結果、以下に示す製造方法等により上記目的を達成できることを見出して、本発明を完成するに至った。
本発明の異形偏光板の製造方法は、
凹R部を有する異形偏光板の製造方法であって、
切削面に対して横方向から刃が当接し切削する切削手段を用いて上記凹R部を形成する工程を含むことを特徴とする。
本発明の異形偏光板の製造方法は、特に偏光板の切削面に対して横方向から刃が当接する手段を用いることで、これまでは抑制困難であった、偏光板の加工の際に生じるクラックや折れの発生や変色を抑制し、特に小径の凹R部を有する異形偏光板の製造が可能となる。
また、本発明において、凹R部とは、凹部と曲線部を有する部分をいい、凹部の角部分が円形や楕円形、略円形状などの曲線状であるものを含む。また、凸R部とは、凸部と曲線部を有する部分をいい、凸部の角部分が円形や楕円形、略円形状などの曲線状であるものを含む。たとえば、図1に示す凹R部や凸R部などをあげることができる。
また、本発明の異形偏光板の製造方法において、上記凹R部の半径が5mm以下であることが好ましい。上記製造方法を用いることにより、凹R部の半径が5mm以下である場合でも、偏光板の加工の際に生じるクラックや折れの発生や変色を抑制し、凹R部の半径が5mm以下のような微小径な凹R部を有する異形偏光板の製造が可能となる。なお、上記凹R部の半径とは、R部が円状の場合は当該円の半径、R部が楕円状や略円形状等の円状でない場合はその曲率半径をいうものとする。
また、本発明の異形偏光板の製造方法において、上記切削手段がエンドミルであることが好ましい。上記製造方法を用いることにより、特に小径凹R加工する場合に好適となる。
また、本発明の異形偏光板の製造方法において、加工方向と上記刃の刃面とがなす切削角度が60°以上であることが好ましい。上記製造方法を用いることにより、異形偏光板のデラミネーションの発生を抑制することが可能となる。
また、本発明の異形偏光板の製造装置は、
凹R部を有する異形偏光板の製造装置であって、
切削面に対して横方向から刃が当接し切削する切削手段を備えることを特徴とする。
上記製造装置を用いることにより、偏光板の加工の際に生じるクラックや折れの発生や変色を抑制し、特に小径の凹R部を有する異形偏光板の製造を容易に行うことができうる。
また、本発明の異形偏光板の製造装置は、上記凹R部の半径が5mm以下であることが好ましい。上記製造装置を用いることにより、凹R部の半径が5mm以下である場合でも、偏光板の加工の際に生じるクラックや折れの発生や変色を抑制し、凹R部の半径が5mm以下のような微小径な凹R部を有する異形偏光板の製造を容易に行うことができうる。
また、本発明の異形偏光板の製造装置において、上記切削手段がエンドミルであることが好ましい。上記製造装置を用いることにより、特に小径凹R加工する場合に好適となる。
また、本発明の異形偏光板の製造装置において、上記切削手段による加工方向と上記刃の刃面とがなす切削角度が60°以上であることが好ましい。上記製造装置を用いることにより、異形偏光板のデラミネーションの発生を抑制することが可能となる。
また、本発明の異形偏光板の製造方法は、
穴部を有する異形偏光板の製造方法であって、
エンドミルを用いて上記穴部を形成する工程を含むことを特徴とする。
上記製造方法では、特に偏光板の切削面に対して横方向から刃が当接する手段を用いることで、これまでは抑制困難であった、偏光板の加工の際に生じるクラックや折れの発生や変色を抑制し、特に小径の穴部を有する異形偏光板の製造が可能となる。
また、本発明において、穴部とは、たとえば、円形や楕円形、略円形状、角状等の穴を有する部分をいい、偏光板を貫通しているものをいう。たとえば、図1に示す穴部などをあげることができる。
また、上記異形偏光板の製造方法において、上記穴部の半径が5mm以下であることが好ましい。上記製造方法を用いることにより、穴部の半径が5mm以下である場合でも、偏光板の加工の際に生じるクラックや折れの発生や変色を抑制し、穴部の半径が5mm以下のような微小径な穴部を有する異形偏光板の製造が可能となる。なお、上記穴部の半径とは、穴部が円状の場合は当該円の半径、穴部が楕円状や略円形状等の円状でない場合はその曲率半径をいうものとする。
また、上記異形偏光板の製造方法において、加工方向と前記エンドミルの刃面とがなす切削角度が60°以上であることが好ましい。上記製造方法を用いることにより、異形偏光板のデラミネーションの発生を抑制することが可能となる。
また、本発明の異形偏光板の製造装置は、
穴部を有する異形偏光板の製造装置であって、
エンドミルを備えることを特徴とする。
上記製造装置を用いることにより、偏光板の加工の際に生じるクラックや折れの発生や変色を抑制し、特に小径の穴部を有する異形偏光板の製造を容易に行うことができうる。
また、本発明の異形偏光板の製造装置は、上記穴部の半径が5mm以下であることが好ましい。上記製造装置を用いることにより、穴部の半径が5mm以下である場合でも、偏光板の加工の際に生じるクラックや折れの発生や変色を抑制し、穴部の半径が5mm以下のような微小径な穴部を有する異形偏光板の製造を容易に行うことができうる。
また、本発明の異形偏光板の製造装置は、加工方向と前記エンドミルの刃面とがなす切削角度が60°以上であることが好ましい。上記製造装置を用いることにより、異形偏光板のデラミネーションの発生を抑制することが可能となる。
本発明の異形偏光板の製造方法で得られた異形偏光板の一例を示す。 本発明の異形偏光板の製造方法の実施形態の一例を示す。 本発明の異形偏光板の製造方法の実施形態の一例を示す。 本発明の形偏光板の製造方法におけるエンドミルの一例を示す。 本発明の形偏光板の製造方法におけるエンドミルの一例を示す。 本発明の実施例において実施した加工形状を示す。 本発明の実施例において実施した加工形状を示す。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
本発明の異形偏光板の製造方法は、
凹R部を有する異形偏光板の製造方法であって、
切削面に対して横方向から刃が当接し切削する切削手段を用いて上記凹R部を形成する工程を含むことを特徴とする。
また、本発明の異形偏光板の製造方法は、
穴部を有する異形偏光板の製造方法であって、
エンドミルを用いて上記穴部を形成する工程を含むことを特徴とする。
本発明の異形偏光板の製造方法は、切削面に対して横方向から刃が当接し切削する切削手段を用いて上記凹R部および/または穴部を形成する工程を含むことを特徴とする。特に偏光板の切削面に対して横方向から刃が当接する手段を用いることで、これまでは抑制困難であった、偏光板の加工の際に生じるクラックや折れの発生や変色を抑制し、特に小径の凹R部および/または穴部を有する異形偏光板の製造が可能となる。また、切削面に対して横方向から刃が当接し切削する切削手段とは、たとえば、カンナ加工(加工面に対して平行な回転軸を有する突設した刃物によって加工面を平行に削り取る加工)、エンドミル加工等を用いて行う方法があげられる。本発明の異形偏光板の製造方法において、上記切削手段がエンドミルであることが、小径凹R加工や小径穴加工をする場合に特に好ましい。また、特に穴部を有する異形偏光板の製造方法においては、上記切削手段としてエンドミルを用いる。
なお、エンドミルとは、切削工具の一種で、軸方向に加工するだけ(穴あけのみ専用)のドリルとは異なり、回転軸と直交した方向にも加工が可能である。
以下、図2を用いてエンドミル加工を用いた実施形態を例として説明する。凹R部および/または穴部を形成しようとする対象の偏光板に対し、この場合における刃にあたるエンドミルの刃部を回転させながら、偏光板の切削面に対して横方向から刃が当接し切削する。そしてエンドミルの刃部の回転を行うと共に加工方向に移動させながら、偏光板の切削加工を続け、所定の異形偏光板に加工する。
上記エンドミルの場合、切削を行う刃部の回転は、たとえば、図2のように、切削面に対して平行となる回転軸(たとえば、さらに、回転軸が偏光板表面に対して垂直方向である)で回転させ、当該回転を連続的、段階的、または断続的に行いながら、加工方向にエンドミルによる偏光板の切削を行うことができる。この場合、エンドミルの刃部は、切削面に対して横方向から当接した状態で切削が行われる。なお、従来の刃型で打抜く打抜き加工等では、偏光板の面上部(図2における、切削面と並行となる方向、偏光板表面に対して垂直方向)から刃が当たり切断加工されることとなる。
また、たとえば、上記切削手段として、カンナ加工を用いる場合、図2におけるエンドミルの刃部に替えて、カンナ加工の刃部を切削面に横方向から当接させて切削することができる。
また、たとえば、穴加工する場合において、直接エンドミル等を用いて穴をあけるだけではなく、先に他の打ち抜き等で開けた穴に対して、副次的、追加的にエンドミル等で端面切削を行い穴を拡げる等により、所望の形状の穴としてもよい。
また、本発明の異形偏光板の製造方法を用いることで、特に上記凹R部が小径の場合や微細な場合でも、加工の際に生じるクラックや折れの発生や変色を抑制しつつ、好適に製造加工することができうる。
このため、本発明の異形偏光板の製造方法において、たとえば、上記凹R部の半径が5mm以下であっても容易に製造加工することが可能となる。また、たとえば、上記半径が1mm以上5mm以下とすることができ、1mm以上4mm以下、または2mm以上3mm以下等とすることも可能である。上記製造方法を用いることにより、凹R部の半径が5mm以下である場合でも、偏光板の加工の際に生じるクラックや折れの発生や変色を抑制し、凹R部の半径が5mm以下のような微小径な凹R部を有する異形偏光板の製造が可能となる。
このため、本発明の異形偏光板の製造方法において、たとえば、上記穴部の半径が5mm以下であっても容易に製造加工することが可能となる。また、たとえば、上記半径が1mm以上5mm以下とすることができ、1mm以上4mm以下、または2mm以上3mm以下等とすることも可能である。上記製造方法を用いることにより、穴部の半径が5mm以下である場合でも、偏光板の加工の際に生じるクラックや折れの発生や変色を抑制し、穴部の半径が5mm以下のような微小径な穴部を有する異形偏光板の製造が可能となる。
また、本発明の異形偏光板の製造方法において、加工方向と上記刃の刃面とがなす切削角度が60°以上であることが好ましい。上記切削角度は60°〜90°であることが好ましく、65°〜90°であってもよく、70°〜85°であってもよく、70°〜80°であってもよい。上記製造方法を用いることにより、異形偏光板のデラミネーションの発生を抑制することが可能となる。
なお、本発明において、切削角度とは、切削手段による加工方向と上記刃の刃面とがなす切削角度をいい、エンドミルで加工する場合の例を図3に示す。エンドミルの回転軸方向と刃とのなす角をねじれ角というが、図3のようにエンドミルの回転軸方向が加工方向と垂直方向になるように加工する場合、90°からエンドミルの刃のねじれ角を差し引いた角度が切削角度となる。
また、本発明の異形偏光板の製造装置は、
凹R部を有する異形偏光板の製造装置であって、
切削面に対して横方向から刃が当接し切削する切削手段を備えることを特徴とする。
本発明の凹R部を有する異形偏光板の製造装置において、エンドミルを含む、上述の切削面に対して横方向から刃が当接し切削する切削手段は、公知の手法により適宜装置に備えることができる。
また、本発明の異形偏光板の製造装置において、たとえば、上記凹R部の半径が5mm以下であっても容易に製造加工することが可能となる。また、たとえば、上記半径が1mm以上5mm以下とすることができ、1mm以上4mm以下、または2mm以上3mm以下等とすることも可能である。上記製造方法を用いることにより、凹R部の半径が5mm以下である場合でも、偏光板の加工の際に生じるクラックや折れの発生や変色を抑制し、凹R部の半径が5mm以下のような微小径な凹R部を有する異形偏光板の製造が可能となる。
また、本発明の異形偏光板の製造装置において、前記切削手段による加工方向と前記刃の刃面とがなす切削角度が60°以上であることが好ましい。上記切削角度は60°〜90°であることが好ましく、65°〜90°であってもよく、70°〜85°であってもよく、70°〜80°であってもよい。上記製造装置を用いることにより、異形偏光板のデラミネーションの発生を抑制することが可能となる。
また、本発明の異形偏光板の製造装置は、
穴部を有する異形偏光板の製造装置であって、
エンドミルを備えることを特徴とする。
また、本発明の穴部を有する異形偏光板の製造装置において、上述のエンドミルは公知の手法により適宜装置に備えることができる。
また、本発明の異形偏光板の製造装置において、たとえば、上記穴部の半径が5mm以下であっても容易に製造加工することが可能となる。また、たとえば、上記半径が1mm以上5mm以下とすることができ、1mm以上4mm以下、または2mm以上3mm以下等とすることも可能である。上記製造方法を用いることにより、穴部の半径が5mm以下である場合でも、偏光板の加工の際に生じるクラックや折れの発生や変色を抑制し、穴部の半径が5mm以下のような微小径な穴部を有する異形偏光板の製造が可能となる。
また、本発明の異形偏光板の製造装置において、前記切削手段による加工方向と前記刃の刃面とがなす切削角度が60°以上であることが好ましい。上記切削角度は60°〜90°であることが好ましく、65°〜90°であってもよく、70°〜85°であってもよく、70°〜80°であってもよい。上記製造装置を用いることにより、異形偏光板のデラミネーションの発生を抑制することが可能となる。
また、上述のエンドミルとして、たとえば、図4、5に記載のものを適宜用いることができる。なお、図5では、刃の数が2枚、3枚、4枚、6枚の例を示している。
エンドミルの形状としては、刃の数が1〜6枚とすることが好ましく、刃の数が1〜4枚としてもよい。
また、エンドミルの刃部のすくい角として、0〜15°未満であることが好ましく、3〜12°としてもよい。上記すくい角が15°以上となると刃が欠けやすくなってしまう。
また、エンドミルの刃部の逃角が0°より大きく20°未満であることが好ましく、3〜15°としてもよい。上記逃角が0°であるとフィルムと擦れてしまい、20°以上であると刃が欠けやすくなってしまう。
また、エンドミルの刃部のねじれ角が−75°〜75°であることが好ましく、−65°〜65°としてもよい。上記ねじれ角が上記範囲を超えてしまう場合、削りカスの排出不良になり易くなってしまう。
また、エンドミルの刃部の刃物径(外径)φが3〜30mmであることが好ましく、5〜25mmとしてもよい。上記刃物径φが3mmより小さくなると折れ易くなり、30mmより大きくなると細かな異形加工が難しくなってしまう。
また、エンドミルを用いて製造する際の製造条件として、エンドミルの刃部の送り速度を100〜10000mm/minとすることが好ましく、200〜8000mm/minとしてもよい。
また、エンドミルの刃部の回転速度が1000〜120000rpmであることが好ましく、2000〜60000rpmとしてもよく、3000〜50000rpmとしてもよい。上記回転速度が1000rpmより遅くなるとクラックの原因となりえ、一方、60000rpmより速くなると発熱して偏光板等にダメージを与えてしまう原因となりうる。
本発明において用いられる偏光板は、特に限定されず、公知の偏光板を適宜用いることができる。上記偏光板としては、たとえば、延伸成形で製造された偏光板や、塗布成形で製造された偏光板などをあげることができる。
偏光子としては、特に制限されず、各種のものを使用できる。偏光子としては、たとえば、ポリビニルアルコール系フィルム、部分ホルマール化ポリビニルアルコール系フィルム、エチレン・酢酸ビニル共重合体系部分ケン化フィルム等の親水性高分子フィルムに、ヨウ素や二色性染料等の二色性材料を吸着させて一軸延伸したもの、ポリビニルアルコールの脱水処理物やポリ塩化ビニルの脱塩酸処理物等ポリエン系配向フィルム等があげられる。これらのなかでもポリビニルアルコール系フィルムとヨウ素などの二色性物質からなる偏光子が好適である。
偏光子に適用されるポリビニルアルコール系フィルムの材料には、ポリビニルアルコールまたはその誘導体が用いられる。ポリビニルアルコールの誘導体としては、ポリビニルホルマール、ポリビニルアセタール等があげられる他、エチレン、プロピレン等のオレフィン、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等の不飽和カルボン酸そのアルキルエステル、アクリルアミド等で変性したものがあげられる。ポリビニルアルコールの重合度は、1000〜10000程度、ケン化度は80〜100モル%程度のものが一般に用いられる。
上記ポリビニルアルコール系フィルム(未延伸フィルム)は、常法に従って、一軸延伸処理、ヨウ素染色処理が少なくとも施される。さらには、ホウ酸処理、ヨウ素イオン処理を施すことができる。また上記処理の施されたポリビニルアルコール系フィルム(延伸フィルム)は、常法に従って乾燥されて偏光子となる。
本発明において用いられる偏光板は、偏光子の少なくとも片面側に接着剤を介して保護フィルムが貼り合わされたものであってもよい。保護フィルムは偏光子の片面側又は両面側に貼り合わされていてもよい。保護フィルムは、同時に他の光学的機能を有していてもよく、更に他の層が積層して形成されていてもよい。
上記偏光板が、偏光子の両面に保護フィルムを有する場合、片方の面の保護フィルムと他方の面の保護フィルムは同一のものであっても、異なるものであってもよい。また、片面当たり少なくとも1層の保護フィルムを用いてもよく、2層以上の積層物を用いることもできる。
保護フィルムの厚さは、適宜に決定しうるが、一般には強度や取扱性等の作業性、薄層性などの点より1〜500μm程度である。特に1〜300μmが好ましく、5〜200μmがより好ましい。
保護フィルムを構成する材料としては、たとえば、透明性、機械強度、熱安定性、水分遮断性、に優れる熱可塑性樹脂が挙げられる。また、保護フィルムに光学等方性が要求される場合は、固有複屈折の小さい樹脂を選択することが好ましい。このような熱可塑性樹脂の具体例としては、たとえば、ポリエステル系樹脂、ポリエーテルスルホン系樹脂、ポリスルホン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ノルボルネン系樹脂、ポリアリレート系樹脂、およびこれらの混合物が挙げられる。また、また、(メタ)アクリル系、等の熱硬化性樹脂または紫外線硬化型樹脂も用い得る。上記のうち、透湿度および光学特性の観点においては、(メタ)アクリル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ノルボルネン系樹脂を用いることが好ましい。
保護フィルムとしては、セル側の保護フィルムは、視野角補償のための位相差機能を備えていても良く、セル側の保護フィルムの反対側は、位相差があっても無くてもよい。
保護フィルムの偏光子と接着する面には、易接着処理を施すことができる。易接着処理としては、プラズマ処理、コロナ処理等のドライ処理、アルカリ処理(ケン化処理)等の化学処理、易接着層を形成するコーティング処理等があげられる。これらのなかでも、接着剤層を形成するコーティング処理やアルカリ処理が好適である。易接着層の形成には、ポリオール樹脂、ポリカルボン酸樹脂、ポリエステル樹脂等の各種の易接着材料を使用することができる。なお、易接着層の厚みは、通常、0.001〜10μm程度、さらには0.001〜5μm程度、特に0.001〜1μm程度とするのが好ましい。
上記保護フィルムの偏光子を接着させない面には、ハードコート層や反射防止処理、スティッキング防止や、拡散ないしアンチグレアを目的とした処理を施したものであってもよい。
上記偏光板を構成する接着剤は、光学的に透明であれば、特に制限されず水系、溶剤系、ホットメルト系、ラジカル硬化型の各種形態のものが用いられるが、水系接着剤またはラジカル硬化型接着剤が好適である。
接着剤層を形成する水系接着剤としては特に限定されるものではないが、たとえば、ビニルポリマー系、ゼラチン系、ビニル系ラテックス系、ポリウレタン系、イソシアネート系、ポリエステル系、エポキシ系等を例示できる。
ラジカル硬化型接着剤としては、電子線硬化型、紫外線硬化型等の活性エネルギー線硬化型、熱硬化型等の各種のものを例示できるが、短時間で硬化可能な、活性エネルギー線硬化型が好ましい。
本発明の異形偏光板の製造方法は、凹R部および/または穴部を有する異形偏光板の製造方法であって、エンドミルなどの切削面に対して横方向から刃が当接し切削する切削手段を用いて上記凹R部を形成する工程を含むことを特徴とするものである。
本発明で用いられる、凹R部および/または穴部を形成する前段階の偏光板自身の製造は、公知の手法と適宜用いることが出来る。また、本願発明の製造方法において、エンドミルなどの切削面に対して横方向から刃が当接し切削する切削手段を用いて上記凹R部を形成する工程は、偏光板自身の製造後に行ってもよく、場合によっては偏光板自身の製造工程中におこなってもよい。
凹R部および/または穴部を形成する前の偏光板自身の製造段階においては、その切断などは公知の手法も適宜用いてもよい。たとえば、微細加工前のある一定の大きさにする段階では、従来のレーザー等を用いた手法で矩形型などにしておき、微細な凹R部および/または穴部を形成する段階で本発明の製造方法等として適宜用いることもできうる。前者の段階では当該切断の際の偏光板の形状は特に制限されないが、一般に四角形であり、偏光板における吸収軸方向と透過軸方向とに切断を行えばよい。また、前者の段階では、たとえば、レーザによる切断を少なくとも1つの端辺に対して行ってもよいが、吸収軸方向もしくは透過軸方向、又はその両者に対して行うことが好ましい。
偏光板自身の製造は、たとえば、上記偏光子と上記保護フィルムとを、上記接着剤を用いて貼り合わせることにより製造する工程で行うことができる。得られた偏光板では、偏光子の片側又は両側に、上記偏光板接着剤により形成された接着剤層を介して、保護フィルムを設けることができる。
さらに、上記偏光板は、実用に際して他の光学層と積層した光学フィルムとして用いることができる。本発明の異形偏光板の製造方法における異形偏光板とは、異形の偏光板とともに、偏光板を少なくとも1層積層している異形の光学フィルム等も含む。本発明の製造方法においては、先に偏光板自身を異形とする加工工程を経てから光学フィルムとしてもよく、先に光学フィルムとしたうえで異形にする加工工程を経てもよく、両者を適宜併用してもよい。
上記光学層については特に限定はないが、たとえば反射板や半透過板、位相差板(1/2や1/4等の波長板を含む)、視角補償フィルムなどの液晶表示装置等の形成に用いられることのある光学層を1層または2層以上用いることができる。特に、上記偏光板に更に反射板または半透過反射板が積層されてなる反射型偏光板または半透過型偏光板、偏光板に更に位相差板が積層されてなる楕円偏光板または円偏光板、偏光板に更に視角補償フィルムが積層されてなる広視野角偏光板、あるいは偏光板に更に輝度向上フィルムが積層されてなる偏光板が好ましい。
前述した偏光板や、偏光板を少なくとも1層積層されている光学フィルムには、液晶セル等の他部材と接着するための粘着層を設けることもできる。粘着層を形成する粘着剤は特に制限されないが、たとえばアクリル系重合体、シリコーン系ポリマー、ポリエステル、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエーテル、フッ素系やゴム系などのポリマーをベースポリマーとするものを適宜に選択して用いることができる。特に、アクリル系粘着剤のように光学的透明性に優れ、適度な濡れ性と凝集性と接着性の粘着特性を示して、耐候性や耐熱性などに優れるものが好ましく用いることができうる。
偏光板や光学フィルムの片面又は両面への粘着層の付設は、適宜な方式で行いうる。その例としては、たとえばトルエンや酢酸エチル等の適宜な溶剤の単独物又は混合物からなる溶剤にベースポリマーまたはその組成物を溶解又は分散させた10〜40重量%程度の粘着剤溶液を調製し、それを流延方式や塗工方式等の適宜な展開方式で偏光板上または光学フィルム上に直接付設する方式、あるいは上記に準じセパレータ上に粘着層を形成してそれを偏光板上または光学フィルム上に移着する方式などがあげられる。
粘着層は、異なる組成又は種類等のものの重畳層として偏光板や光学フィルムの片面又は両面に設けることもできる。また両面に設ける場合に、偏光板や光学フィルムの表裏において異なる組成や種類や厚さ等の粘着層とすることもできる。粘着層の厚さは、使用目的や接着力などに応じて適宜に決定でき、一般には1〜500μmであり、5〜200μmが好ましく、特に10〜100μmが好ましい。
粘着層の露出面に対しては、実用に供するまでの間、その汚染防止等を目的にセパレータが仮着されてカバーされる。これにより、通例の取扱状態で粘着層に接触することを防止できる。セパレータとしては、上記厚さ条件を除き、たとえばプラスチックフィルム、ゴムシート、紙、布、不織布、ネット、発泡シートや金属箔、それらのラミネート体等の適宜な薄葉体を、必要に応じシリコーン系や長鎖アルキル系、フッ素系や硫化モリブデン等の適宜な剥離剤でコート処理したものなどの、従来に準じた適宜なものを用いることができうる。
上記偏光板または光学フィルムは液晶表示装置等の各種装置の形成などに好ましく用いることができる。
以下、本発明の構成と効果を具体的に示す実施例等について説明する。
〔実施例、比較例〕
実施例1〜2、比較例1〜3における加工の実施は、下記表1に示す条件および図6に示す加工形状に加工することで行った。また、日東電工社製 偏光板(NPF−CWQ1463VDUAG380−ACJ)に、日東電工社製 表面保護用フィルム(PPF−100T)を積層した積層体を被加工体として用いた。なお、図6中の単位はmmである。
Figure 0006899721
(形状自由度の測定・評価)
実施例および比較例により加工、製造された各異型偏光板の形状自由度について、以下のように測定・評価した。各実施例、比較例において、図1に示すような凸R部、凹R部、穴部の異形部分を偏光板に加工、製造を行い、その結果、当該加工部の形成が可能であった場合は「〇」、不可能であった場合は「×」として評価した。また、当該加工部の形成が可能であった場合において、形成可能であった最小値は、ミツトヨ社製 3次元寸法測定器 QV−Apex606を用いて測定した。
(寸法精度および直角度精度の測定)
実施例および比較例により加工、製造された各異型偏光板の寸法精度および直角度精度について、以下のように測定した。各寸法精度は、OLIMPUS社製 光学顕微鏡 BX51ならびにミツトヨ社製 3次元寸法測定器 QV−Apex606で観測して算出した。なお、いずれでも同じ結果であった。
(端部品位の測定・評価)
実施例および比較例により加工、製造された各異型偏光板の端部品位について、以下のように測定・評価した。各実施例、比較例において、加工、製造後の各端部において、クラック、折れ、または、変色が生じなかった場合は「〇」、クラック、折れ、または、変色が生じた場合は「×」として評価した。また、クラック、折れ、または、変色が生じた場合において、それらの不具合の大きさ等をマイクロスコープ(OLIMPUS社製 光学顕微鏡 BX51)を用いて測定した。
得られた結果を下記表2に示す。
Figure 0006899721
実施例1では、凹Rにおいて、R最小値が3mmであった。また、実施例2では、凹Rにおいて、R最小値が62.5mmであった。一方、比較例1、2では、最大100μmのクラックが発生した。また、比較例1、2では、最大1000μmの折れが発生した。また、比較例3では、最大50μmの変色が発生した。
上記のように、本願実施例における製造方法を用いた場合、特に小径の凹R部および/または穴部を有する異形偏光板を、クラック、折れ、および、変色の発生を抑制するとともに、簡便に得ることができた。一方、比較例における製造方法を用いた場合、クラック、折れ、または、変色が生じてしまった。
また、実施例3〜5、比較例4〜5における加工の実施は、下記表3に示す条件および図7に示す加工形状に加工することで行った。また、日東電工社製 偏光板(APCFU4MS)に、日東電工社製 表面保護用フィルム(RP296C)を積層した積層体を被加工体として用いた。また、比較例5におけるトムソン型による加工条件は、比較例1と同様である。なお、図7中の凹部のRは3mmである。
(デラミネーション量の測定)
実施例および比較例により加工、製造された各異型偏光板のデラミネーション量の測定について、以下のように測定した。得られた各異型偏光板の顕微鏡観察を行い、角部、直線部、凹部においてそれぞれ端部から最も深くデラミネーションが発生した距離を測定した。
得られた結果を下記表3に示す。
Figure 0006899721
実施例3〜5では、角部、直線部、凹部いずれにおいても、デラミネーション量の最大値が0μm未満となった。一方、比較例4〜5では、角部、直線部、凹部いずれにおいても、デラミネーション量の最大値が60μm以上であった。
上記のように60°以上の切削角度で加工した場合、異形偏光板のデラミネーションの発生をより好適に抑制することができた。

Claims (16)

  1. 凹R部を有する画像表示装置用の異形偏光板の製造方法であって、
    切削面に対して横方向から刃が当接し切削する切削手段を用いて前記凹R部を形成する工程を含み、
    前記凹R部の半径が5mm以下であり、
    前記切削手段がエンドミルであり、
    前記異形偏光板が、偏光子と偏光子の少なくとも一方に配置された保護フィルムとを含み、
    加工方向と前記刃の刃面とがなす切削角度が60°以上である、異形偏光板の製造方法。
  2. 前記保護フィルムが、アクリル系樹脂又はノルボルネン系樹脂である、請求項1に記載の異形偏光板の製造方法。
  3. 加工方向と前記刃の刃面とがなす切削角度が65°〜90°である、請求項1に記載の異形偏光板の製造方法。
  4. 加工方向と前記刃の刃面とがなす切削角度が90°である、請求項1に記載の異形偏光板の製造方法。
  5. 凹R部を有する画像表示装置用の異形偏光板の製造装置であって、
    切削面に対して横方向から刃が当接し切削する切削手段を備え、
    前記凹R部の半径が5mm以下であり、
    前記切削手段がエンドミルであり、
    前記異形偏光板が、偏光子と偏光子の少なくとも一方に配置された保護フィルムとを含み、
    加工方向と前記刃の刃面とがなす切削角度が60°以上である、異形偏光板の製造装置。
  6. 前記保護フィルムが、アクリル系樹脂又はノルボルネン系樹脂である、請求項5に記載の異形偏光板の製造装置。
  7. 前記切削手段による加工方向と前記刃の刃面とがなす切削角度が65°〜90°である、請求項5に記載の異形偏光板の製造装置。
  8. 前記切削手段による加工方向と前記刃の刃面とがなす切削角度が90°である、請求項5に記載の異形偏光板の製造装置。
  9. 穴部を有する画像表示装置用の異形偏光板の製造方法であって、
    エンドミルを用いて前記穴部を形成する工程を含み、
    前記穴部の半径が5mm以下であり、
    前記異形偏光板が、偏光子と偏光子の少なくとも一方に配置された保護フィルムとを含み、
    加工方向と前記エンドミルの刃面とがなす切削角度が60°以上である、異形偏光板の製造方法。
  10. 前記保護フィルムが、アクリル系樹脂又はノルボルネン系樹脂である、請求項9に記載の異形偏光板の製造方法。
  11. 加工方向と前記エンドミルの刃面とがなす切削角度が65°〜90°である、請求項9に記載の異形偏光板の製造方法。
  12. 加工方向と前記エンドミルの刃面とがなす切削角度が90°である、請求項9に記載の異形偏光板の製造方法。
  13. 穴部を有する画像表示装置用の異形偏光板の製造装置であって、
    エンドミルを備え、
    前記穴部の半径が5mm以下であり、
    前記異形偏光板が、偏光子と偏光子の少なくとも一方に配置された保護フィルムとを含み、
    加工方向と前記エンドミルの刃面とがなす切削角度が60°以上である、異形偏光板の製造装置。
  14. 前記保護フィルムが、アクリル系樹脂又はノルボルネン系樹脂である、請求項13に記載の異形偏光板の製造装置。
  15. 加工方向と前記エンドミルの刃面とがなす切削角度が65°〜90°である、請求項13に記載の異形偏光板の製造装置。
  16. 加工方向と前記エンドミルの刃面とがなす切削角度が90°である、請求項13に記載の異形偏光板の製造装置。
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