JP6897000B2 - 保護フィルム付きガラス板、その製造方法、及び梱包体 - Google Patents

保護フィルム付きガラス板、その製造方法、及び梱包体 Download PDF

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Description

本発明は、保護フィルム付きガラス板、その製造方法、及び梱包体に関する。
例えば、フラットパネルディスプレイガラス基板等に用いられるガラス板を保管又は運搬する際には、複数枚を重ね合わせた状態で梱包される。特許文献1には、複数のガラス板を梱包した梱包体において、ガラス板とガラス板の間に合紙、保護フィルム等を配置する構成について開示されている。
特開2009−298479号公報
梱包するガラス板の主面に保護フィルムを設ける場合、粘着性を有する保護フィルムを用いることでガラス板に対する保護フィルムの位置ずれを抑えることができる。こうした保護フィルムがガラス板の端縁から突出していると、その保護フィルムはガラス板の端部を覆うように湾曲し易い。このため、ガラス板の少なくとも一端面の状態からガラス板の品質を確認する場合、ガラス板の端縁から突出している保護フィルムの位置を調整してガラス板の一端面を露出させることが必要となる。このようにガラス板の品質を確認する場合、保護フィルム付きガラス板の取り扱いが煩雑となるおそれがある。一方、ガラス板の端縁よりも内側に保護フィルムを設けた場合、ガラス板の主面に対する保護フィルムの外周端部が密着することで、ガラス板から保護フィルムを取り除くことが困難となるおそれがある。
以上のように、粘着性を有する保護フィルムをガラス板に設けた保護フィルム付きガラス板の取り扱い性について未だ改善の余地がある。
本発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、取り扱い性を向上させることを可能にした保護フィルム付きガラス板、その製造方法、及び梱包体を提供することにある。
上記課題を解決する保護フィルム付きガラス板は、四辺を有するガラス板の主面に保護フィルムが設けられた保護フィルム付きガラス板であって、前記保護フィルムの少なくとも一部は、粘着性を有し、前記保護フィルムは、前記ガラス板の主面側から見た平面視において前記ガラス板の対向する二つの第1の辺の一方若しくは両方と重なる形状、又は前記第1の辺の一方若しくは両方よりも内方に位置する形状を有する第1端縁と、前記第1の辺と隣接するとともに前記ガラス板の対向する二つの第2の辺の一方又は両方よりも外方に位置する形状を有する第2端縁と、を備える。
この構成によれば、保護フィルムの第1端縁は、ガラス板の主面側から見た平面視においてガラス板の対向する二つの第1の辺の一方若しくは両方と重なる形状、又は第1の辺の一方若しくは両方よりも内方に位置する形状を有するため、ガラス板の第1の辺を構成する端面は常に露出している。これにより、第1の辺を構成する端面の状態の視認性が高まることで、ガラス板の品質を容易に確認することが可能となる。また、保護フィルム付きガラス板において保護フィルムが不要となった場合には、保護フィルムの粘着力に抗して保護フィルムをガラス板から取り除くことになる。このとき、保護フィルムの第2端縁は、第1の辺と隣接するガラス板の対向する二つの第2の辺の一方又は両方よりも外方に位置する形状を有するため、第2端縁を利用してガラス板から保護フィルムを容易に取り除くことが可能となる。
上記保護フィルム付きガラス板において、前記保護フィルムの前記第1端縁に対応した前記ガラス板の前記第1の辺を構成する端面は、研磨面であることが好ましい。
保護フィルム付きガラス板において、保護フィルムの第1端縁に対応したガラス板の第1の辺を構成する端面は、常に露出しているため、その端面は外部からの衝撃を受け易い。上記構成によれば、ガラス板の第1の辺を構成する端面が研磨面であることで、例えば、ガラス板の破損の要因となるマイクロクラックを削減することができる。これにより、保護フィルム付きガラス板の取り扱い時におけるガラス板の破損を抑えることが可能となる。
上記保護フィルム付きガラス板の製造方法は、ロールフィルムから前記保護フィルムの連続体を繰り出して前記ガラス板の主面に積層させる積層工程と、前記保護フィルムの連続体を幅方向にわたって切断する切断工程と、を備えることが好ましい。
この方法によれば、上述した保護フィルム付きガラス板を効率よく製造することが可能となる。
上記保護フィルム付きガラス板の製造方法は、前記切断工程における前記切断では、前記保護フィルムの前記第1端縁を形成せずに前記第2端縁のみを形成することが好ましい。
切断工程における切断により、保護フィルムの第1端縁を形成する場合、ガラス板の主面側からの平面視において保護フィルムの連続体とガラス板とが重なる部分又はガラス板の端縁に沿った部分を切断部分に設定する必要がある。この場合、保護フィルムの連続体を切断する際にガラス板に損傷を与えるおそれがある。上記方法によれば、切断工程の切断において、保護フィルムの連続体をガラス板から離間した部分で切断すればよいため、ガラス板に損傷を与え難い。
梱包体は、上記保護フィルム付きガラス板を複数載置した載置台を備え、複数の前記保護フィルム付きガラス板が梱包されている。
この構成によれば、例えば、複数の保護フィルム付きガラス板を効率よく運搬することができる。
上記梱包体において、前記保護フィルムの第1端縁に対応した前記ガラス板の第1の辺が下端に位置するように傾斜した状態で前記載置台に載置され、前記載置台は、前記第1の辺を支持する支持部を備えることが好ましい。
この構成によれば、保護フィルムの第1端縁に対応したガラス板の第1の辺を載置台の支持部に支持させる際に、保護フィルムが障害物となり難い。これにより、梱包体において複数の保護フィルム付きガラス板の姿勢が安定し易い。
本発明によれば、取り扱い性を向上させることが可能となる。
実施形態における保護フィルム付きガラス板を示す斜視図である。 保護フィルム付きガラス板の製造方法を模式的に示す斜視図である。 梱包体を模式的に示す側面図である。 (a),(b)は、保護フィルム付きガラス板の変更例を示す斜視図である。 (a)は、保護フィルム付きガラス板の変更例を示す斜視図であり、(b)は、保護フィルム付きガラス板の変更例を示す側面図である。 (a)及び(b)は、梱包体の変更例を模式的に示す側面図である。
以下、保護フィルム付きガラス板、その製造方法、及び梱包体の実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際と異なる場合がある。
図1に示すように、保護フィルム付きガラス板11は、四辺を有するガラス板12の主面S1に保護フィルム13が設けられたものである。本実施形態の保護フィルム付きガラス板11は、ガラス板12の一対の主面(表裏面)のうち、一方の主面S1に保護フィルム13が設けられた一例である。
保護フィルム13の一方の主面は、ガラス板12に対して粘着性を有する粘着面S2であり、この粘着面S2がガラス板12の主面S1に接するように配置されている。なお、保護フィルム13の他方の主面は、非粘着性となるように構成されている。保護フィルム13としては、樹脂を基材とする周知のものを用いることができる。
保護フィルム13は、ガラス板12の主面S1側から見た平面視においてガラス板12の対向する二つの第1の辺12a,12bより内方に位置する形状を有する第1端縁13a,13bを備えている。また、保護フィルム13は、上記平面視においてガラス板12の第1の辺12a,12bと隣接するとともにガラス板12の対向する二つの第2の辺12c,12dよりも外方に位置する形状を有する第2端縁13c,13dを有している。なお、保護フィルム13は、ガラス板12の各辺に沿った端縁により形成される四辺を有している。
本実施形態のガラス板12は、長辺と短辺とを有する長四角板状であり、上述した第1の辺12a,12bが長辺を構成するとともに第2の辺12c,12dが短辺を構成している。なお、第1の辺12a,12bが短辺を構成するとともに第2の辺12c,12dが長辺を構成するように変更してもよい。また、ガラス板12の平面形状は、長四角形状に限定されず、正方形であってもよい。また、ガラス板12において各辺が交差する隅部は、直線状若しくは円弧状に切断する切断又は研磨加工等されていてもよい。
ガラス板12の第1の辺12a,12bを構成する端面は、ガラス板12の強度を高めるという観点から、研磨面であることが好ましい。研磨面は、研磨する前のガラス板12の有する割断面を周知の砥石等の研磨用具を用いて形成することができる。
ガラス板12の用途としては、例えば、ディスプレイ用途、タッチパネル用途、光電変換パネル用途、電子デバイス用途、窓ガラス用途、建材用途、及び車両用途が挙げられる。ガラス板12の組成についても特に限定されず、例えば、無アルカリガラス、化学強化ガラス、及び後処理において化学強化される化学強化用ガラスが挙げられる。なお、ガラス板12の後処理は、ガラス板12の用途に応じて選択される。ガラス板12の後処理としては、例えば、ガラス板12の化学強化処理、ガラス板12の割断、ガラス板12への機能層の積層、及びガラス板12の外面の研磨が挙げられる。
次に、保護フィルム付きガラス板11の製造方法について説明する。
保護フィルム付きガラス板11の製造方法は、積層工程と切断工程とを備えている。
図2に示すように、積層工程は、ロールフィルム14から保護フィルム13の連続体15を繰り出してガラス板12の主面S1に積層させる工程である。
積層工程では、繰り出された保護フィルム13の連続体15をガラス板12の主面S1に押し付けるニップロール16が用いられる。積層工程では、図示を省略した搬送機構によってガラス板12を図2に矢印で示す搬送方向MDに向けて搬送しながら保護フィルム13の連続体15をガラス板12の主面S1に積層させる。なお、積層工程では、例えば、搬送せずに静止したガラス板12に対してロールフィルム14を移動させながら保護フィルム13の連続体15をガラス板12に積層させてもよい。すなわち、ロールフィルム14とガラス板12とを相対移動させることで保護フィルム13の連続体15をガラス板12に積層させることもできる。また、積層工程では、ガラス板12の主面S1に沿ってニップロール16を相対移動させることで保護フィルム13の連続体15をガラス板12に積層させてもよい。
切断工程は、保護フィルム13の連続体15を幅方向Xにわたって切断することで保護フィルム13を形成する工程である。切断工程では、切断刃、レーザー等の周知の切断方法を用いることができる。
続いて、保護フィルム13の第1端縁13a,13b及び第2端縁13c,13dの形成について説明する。
保護フィルム13の第1端縁13a,13bは、保護フィルム13の連続体15の長さ方向Yに沿って延在する端縁により形成される。本実施形態では、保護フィルム13は、対向する一対の第1端縁13a,13bを有しており、一対の第1端縁13a,13bは、保護フィルム13の連続体15の長さ方向Yに沿って延在する両端縁により形成されている。こうした保護フィルム13の連続体15の幅方向Xの寸法は、ガラス板12の幅方向Xの寸法よりも小さく設定される。
保護フィルム13の第2端縁13c,13dは、保護フィルム13の連続体15を切断した切断部分17(図2に二点鎖線で示す)により形成される。詳述すると、切断工程では、ガラス板12に積層した保護フィルム13の連続体15をガラス板12よりも外方に位置する切断部分17で切断する。
以上の製造方法で得られた保護フィルム付きガラス板11は、順次搬出され、複数を重ね合わせた状態で梱包される。
次に、梱包体について説明する。
図3に示すように、梱包体18は、上述した保護フィルム付きガラス板11を複数載置した載置台19を備えている。複数の保護フィルム付きガラス板11は、ガラス板12の第1の辺12a,12bのいずれか一方が下端に位置するように傾斜した状態で載置台19に載置されている。本実施形態の梱包体18は、複数の保護フィルム付きガラス板11が縦姿勢となるように積層された状態で配置されている。
梱包体18の載置台19は、複数の保護フィルム付きガラス板11における第1の辺12a,12bのいずれか一方を支持する第1支持部19aと、保護フィルム付きガラス板11におけるいずれか一方の主面側を支持する第2支持部19bとを備えている。第1支持部19a及び第2支持部19bにおいて、複数の保護フィルム付きガラス板11を支持する支持面は、緩衝機能を有するように構成してもよい。なお、図3では、載置台19の第1支持部19aに第1の辺12a,12bのいずれか一方が接触しているが、例えば、保護フィルム付きガラス板11と、これに隣り合う保護フィルム付きガラス板11との間に合紙を配置し、その合紙が第1支持部19aに接触するように構成してもよい。
図示を省略するが、梱包体18は、複数の保護フィルム付きガラス板11を結束する結束ベルト等の周知の梱包資材を設けてもよい。これにより、複数の保護フィルム付きガラス板11の揺動を抑えて梱包体18を運搬することができる。
次に、保護フィルム付きガラス板11の主な作用について説明する。
保護フィルム付きガラス板11における保護フィルム13の第1端縁13a,13bは、ガラス板12の第1の辺12a,12bよりも内方に位置する形状を有しているため、ガラス板12の第1の辺12a,12bに位置する端面は常に露出している。これにより、第1の辺12a,12bに位置する端面の状態の視認性が高まることで、ガラス板12の品質を容易に確認することが可能となる。なお、ガラス板12の品質の確認は、保護フィルム付きガラス板11を梱包する前に行ってもよいし、梱包体18を解体し、例えば後処理を行う前に行ってもよい。
また、保護フィルム付きガラス板11において保護フィルム13が不要となった場合には、保護フィルム13の粘着力に抗して保護フィルム13をガラス板12から取り除くことになる。このとき、保護フィルム13は、ガラス板12の第2の辺12c,12dよりも外方に位置する第2端縁13c,13dを有しているため、第2端縁13c,13dを利用してガラス板12から保護フィルム13を容易に取り除くことが可能となる。
以上詳述した実施形態によれば、次のような作用効果が発揮される。
(1)保護フィルム付きガラス板11は、四辺を有するガラス板12の主面S1に保護フィルム13が設けられたものである。保護フィルム13の一方の主面は、粘着性を有している。保護フィルム13は、ガラス板12の主面S1側から見た平面視においてガラス板12の対向する二つの第1の辺12a,12bより内方に位置する形状を有する第1端縁13a,13bを備えている。保護フィルム13は、上記平面視においてガラス板12の第1の辺12a,12bと隣接するとともにガラス板12の対向する二つの第2の辺12c,12dよりも外方に位置する形状を有する第2端縁13c,13dを有している。
この構成によれば、上述した作用が得られるため、保護フィルム付きガラス板11の取り扱い性を向上することができる。
また、保護フィルム付きガラス板11を後処理する際には、ガラス板12の第1の辺12a,12bを構成する端面を利用して保護フィルム付きガラス板11を精度良く位置決めすることもできる。
(2)保護フィルム付きガラス板11の保護フィルム13は、ガラス板12の対向する二つの第1の辺12a,12bの両方よりも内方に位置する形状を有する第1端縁13a,13bを有している。この場合、ガラス板12を主面S1側から見た平面視で対向する一対の端面のうち、いずれの端面の状態も確認することができる。このため、例えば、ガラス板12の品質管理の精度や効率を高めることが可能となる。また、保護フィルム付きガラス板11は、保護フィルム13の一方の第1端縁13aのみを、ガラス板12の第1の辺12aよるも内方に位置させることも可能であるが、本実施形態では、保護フィルム13の面積をより小さくすることができ、保護フィルム13の使用量を削減することが可能となる。従って、保護フィルム付きガラス板11のコストを削減することが可能となる。
(3)保護フィルム付きガラス板11において、ガラス板12の第1の辺12a,12bを構成する端面は、常に露出しているため、その端面は外部からの衝撃を受け易い。ガラス板12の第1の辺12a,12bを構成する端面が研磨面であることで、例えば、ガラス板12の破損の要因となるマイクロクラックを削減することができる。これにより、保護フィルム付きガラス板11の取り扱い時におけるガラス板12の破損を抑えることが可能となる。
(4)保護フィルム付きガラス板11の製造方法は、積層工程と切断工程とを備えている。積層工程では、ロールフィルム14から保護フィルム13の連続体15を繰り出してガラス板12の主面S1に積層させている。切断工程では、保護フィルム13の連続体15を幅方向Xにわたって切断する。この方法によれば、上述した保護フィルム付きガラス板11を効率よく製造することが可能となる。
(5)本実施形態の積層工程における切断では、保護フィルム13の第1端縁13a,13bを形成せずに第2端縁13c,13dのみを形成している。この方法によれば、切断工程の切断において、保護フィルム13の連続体15をガラス板12から離間した部分で切断すればよいため、ガラス板12に損傷を与え難い。従って、例えば、保護フィルム付きガラス板11の製造における歩留まりを向上させることが可能となる。
(6)梱包体18は、保護フィルム付きガラス板11を複数載置した載置台19を備え、複数の保護フィルム付きガラス板11が梱包されている。この構成によれば、例えば、複数の保護フィルム付きガラス板11を効率よく運搬することができる。
(7)梱包体18において、複数の保護フィルム付きガラス板11の第1の辺12a,12bのいずれか一方が下端に位置するように傾斜した状態で載置台19に載置されている。載置台19は、ガラス板12の第1の辺12a,12bのいずれか一方を支持する第1支持部19aを備えている。この場合、複数の保護フィルム付きガラス板11の保護フィルム13は、上述した第1端縁13a,13bを有し、ガラス板12は上述した第1の辺12a,12bを有しているため、第1の辺12a,12bのいずれか一方を載置台19の第1支持部19aに支持させる際に、保護フィルム13が障害物となり難い。これにより、梱包体18において複数の保護フィルム付きガラス板11の姿勢が安定し易い。
(8)本実施形態の梱包体18では、保護フィルム付きガラス板11の上端に第1の辺12a,12bのいずれか一方が位置している。このため、梱包体18の状態であっても上方からガラス板12の品質を確認することが可能である。
(変更例)
上記実施形態を次のように変更して構成してもよい。以下の変更例は、必要に応じて組み合わせることもできる。
・図4(a)に示すように、上記保護フィルム付きガラス板11において、保護フィルム13の第2端縁13c,13dのいずれか一方をガラス板12の第2の辺12c,12dよりも内方に位置するように変更してもよい。
・図4(b)に示すように、上記保護フィルム付きガラス板11において、保護フィルム13の第1端縁13a,13bのいずれか一方をガラス板12の第1の辺12a,12bよりも外方に位置するように変更してもよい。
・図5(a)に示すように、保護フィルム13の第1端縁13a,13bのいずれか一方をガラス板12の第1の辺12a,12bよりも外方に位置させるとともに、第2端縁13c,13dのいずれか一方をガラス板12の第2の辺12c,12dよりも外方に位置させてもよい。
・図5(b)に示すように、保護フィルム付きガラス板11において、ガラス板12の一対の主面(両面)に保護フィルム13を設けてもよい。この場合、保護フィルム13は、保護フィルム13同士が粘着する粘着性を有していれば、ガラス板12に対しては非粘着性であってもよい。詳述すると、ガラス板12の両面のそれぞれに重ね合わせた一対の保護フィルム13において、ガラス板12における第2の辺12c,12dよりも外方に位置する第2端縁13c,13dを含む部分の粘着面S2,S2同士を粘着させることでガラス板12に一対の保護フィルム13を設けることもできる。こうした保護フィルム付きガラス板11から保護フィルム13を取り除く場合、例えば、一対の保護フィルム13における第2端縁13c,13dから切れ込みを入れて一対の保護フィルム13を引き裂くことでガラス板12から一対の保護フィルム13を容易に取り除くことが可能となる。
・上記保護フィルム付きガラス板11における第1端縁13a,13bのいずれか一方は、ガラス板12の第1の辺12a,12bと重なる形状に変更してもよい。このように変更した場合であっても、第1の辺12a,12bのいずれか一方を構成する端面の状態からガラス板12の品質を容易に確認することが可能となる。
・保護フィルム付きガラス板11の製造方法は、上述した積層工程及び切断工程を備える製造方法に限定されず、例えば、予め所定の形状に裁断した保護フィルム13をガラス板12に設けることで保護フィルム付きガラス板11を製造することもできる。
・図6(a)に示すように、梱包体18における複数の保護フィルム付きガラス板11は、傾斜した平置きの姿勢で梱包されてもよい。この場合であっても、上記(7)欄で述べた作用効果が得られる。
・図6(b)に示すように、梱包体18における複数の保護フィルム付きガラス板11は、傾斜させずに平置きの姿勢で梱包されてもよい。この変更例の載置台19は、複数の保護フィルム付きガラス板11の移動を規制する移動規制部19cを備えている。載置台19が複数の保護フィルム付きガラス板11のガラス板12における一対の第1の辺12a,12b側から挟み込む一対の移動規制部19cを備えている。こうした移動規制部19cによれば、保護フィルム13が障害物となり難く、載置台19に複数の保護フィルム付きガラス板11が安定して保持され易い。
11…保護フィルム付きガラス板、12…ガラス板、S1…主面、12a,12b…第1の辺、12c,12d…第2の辺、13…保護フィルム、13a,13b…第1端縁、13c,13d…第2端縁、14…ロールフィルム、15…連続体、18…梱包体、19…載置台、19a…第1支持部、X…幅方向。

Claims (8)

  1. 四辺を有するガラス板の主面に保護フィルムが設けられた保護フィルム付きガラス板であって、
    前記保護フィルムの少なくとも一部は、粘着性を有する粘着面を備え、前記保護フィルムは、前記粘着面が前記ガラス板の主面に接するように配置され
    前記保護フィルムは、
    前記ガラス板の主面側から見た平面視において前記ガラス板の対向する二つの第1の辺の一方若しくは両方と重なる形状、又は前記第1の辺の一方若しくは両方よりも内方に位置する形状を有する第1端縁と、
    前記第1の辺と隣接するとともに前記ガラス板の対向する二つの第2の辺の一方又は両方よりも外方に位置する形状を有する第2端縁と、を備えることを特徴とする保護フィルム付きガラス板。
  2. 前記保護フィルムの前記第1端縁に対応した前記ガラス板の前記第1の辺を構成する端面は、研磨面であることを特徴とする請求項1に記載の保護フィルム付きガラス板。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の保護フィルム付きガラス板の製造方法であって、
    ロールフィルムから前記保護フィルムの連続体を繰り出して前記ガラス板の主面に積層させる積層工程と、
    前記保護フィルムの連続体を幅方向にわたって切断する切断工程と、を備えることを特徴とする保護フィルム付きガラス板の製造方法。
  4. 前記積層工程において、ニップロールを用いて前記保護フィルムを前記ガラス板の主面に押し付けつつ、前記ロールフィルム及び前記ニップロールと、前記ガラス板とを前記ガラス板の主面に沿って相対移動させることにより、前記保護フィルムを前記ガラス板に積層させることを特徴とする請求項3に記載の保護フィルム付きガラス板の製造方法。
  5. 前記積層工程において、
    前記保護フィルムの前記第1端縁が、前記ロールフィルムから繰り出された前記保護フィルムの連続体の長さ方向である繰り出し方向に沿って延在し、前記保護フィルムの前記第2端縁が、前記繰り出し方向と交差する幅方向に沿って延在するように、前記保護フィルムを前記ガラス板の主面に積層させることを特徴とする請求項3又は請求項4に記載の保護フィルム付きガラス板の製造方法
  6. 前記切断工程における前記切断では、前記保護フィルムの前記第1端縁を形成せずに前記第2端縁のみを形成することを特徴とする請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の保護フィルム付きガラス板の製造方法。
  7. 請求項1又は請求項2に記載の保護フィルム付きガラス板を複数載置した載置台を備え、複数の前記保護フィルム付きガラス板が梱包されていることを特徴とする梱包体。
  8. 前記保護フィルムの第1端縁に対応した前記ガラス板の第1の辺が下端に位置するように傾斜した状態で前記載置台に載置され、
    前記載置台は、前記第1の辺を支持する支持部を備えることを特徴とする請求項に記載の梱包体。
JP2016061479A 2016-03-25 2016-03-25 保護フィルム付きガラス板、その製造方法、及び梱包体 Active JP6897000B2 (ja)

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