JP4797561B2 - 基板収納体 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス基板及びその加工製品である液晶表示装置に用いられるカラーフィルター基板等を輸送するための基板収納体に関するものである。
従来、ガラス基板及びその加工製品であるガラス基板表面にブラックマトリックス、着色層、透明導電膜層及びスペーサー等の突起物を形成したカラーフィルター基板を、保管、移送する際は、ガラス基板表面を傷や破損から守るため、ガラス基板同士が接触しないように、ガラス基板を所定間隔で並列収納できる、箱形の収納容器を用いていた。
特開2002−264992号公報
しかしながら、最近では、大型のガラス基板の製造が要求されており、これらを従来と同様に箱形の収納容器に所定間隔で収納すれば、より大きな、収納容器、収納スペースが必要となり、また、輸送中の振動などによりガラス基板端が溝から離脱することによる倒壊や、自重による座屈により、箱の中で隣接するガラス基板と接触して傷が付くという問題があった。
そこで本発明者らは先に、基板を積み重ねて積重し、上面をエアバッグを用いて押圧固定して輸送する方法を提案した。この方法は、基板を支持する方法として優れているが、航空機による輸送等、輸送中に気圧が変化する環境下においては、不都合を生じる場合がある。
本願発明は、大型のガラス基板およびカラーフィルター基板等その加工製品を輸送時の傷、破損から守り、航空機での輸送に特に有利な基板収納体を提供するものである。
前述した課題を解決するために第1の発明は、支持台と、前記支持台に載置された第1の支持板と、前記第1の支持板上に載置された複数の基板を積み重ねてなる積重体と、前記積重体の上面に載置された第2の支持板と、前記第2の支持板に複数のバネを介して設けられたバネ押さえ部材と、前記バネ押さえ部材をバネを縮める方向に押しつける押圧手段と、を具備し、前記押圧手段は、ウォームギアと、前記ウォームギアに噛合して水平に回転するウォームホイールと、前記ウォームホイールと同じ回転軸を有して一体に回転し、プーリーを有する第1のネジと、前記第1のネジのプーリーとタイミングベルトによって連結されたプーリーを有する1本または2本以上の第2のネジと、前記バネ押さえ部材の上面に向かい合うように前記支持台に連結固定され、前記第1のネジ及び前記第2のネジと螺合するネジ穴部を有するネジ支持部材とを具備し、前記ウォームギアの操作軸を回転させることにより、前記ネジ穴部に螺合した第1のネジ及び第2のネジが同時に回転して前記バネ押さえ部材を押し、前記積重体が押圧支持されてなることを特徴とする基板収納体である。
第2の発明は、支持台と、前記支持台に載置された第1の支持板と、前記第1の支持板上に載置された複数の基板を積み重ねてなる積重体と、前記積重体の上面に載置された第2の支持板と、前記第2の支持板に複数のバネを介して設けられたバネ押さえ部材と、前記バネ押さえ部材をバネを縮める方向に押しつける押圧手段と、を具備し、前記押圧手段は、前記バネ押さえ部材の上方に設けられ、前記支持台に連結固定された荷重支持板と、前記バネ押さえ部材と前記荷重支持板との間に設けられ、X字形に交差した二本の部材からなる交差角度が可変のX字形部材と、を備え、前記X字形部材の一端は、前記バネ押さえ部材にスライド可能に設けられ、前記X字形部材の他端は、前記荷重支持板にスライド可能に設けられ、前記交差角度を変更することにより、バネ押さえ部材のバネ方向への押圧力を変更可能であることを特徴とする基板収納体である。
本発明の基板収納体は、大型のガラス基板およびカラーフィルター基板や薄膜トランジスタ(TFT)等その加工製品である基板を搭載し、基板の全面を気圧の変化に左右されず、均一に支持して運搬することが可能であるので、横ずれせず、基板同士の擦れや基板と離間体との擦れを防ぎ、搬送効率がよく、基板表面の傷や欠損等のダメージを回避することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る基板収納体1の概略正面図(蓋体33の正面部分及びネジ支持部材35のネジ21より手前部分は図示しない)である。図2は、図1の基板収納体1の概略平面図(蓋体33の天井部分は図示しない)である。
本発明の基板収納体1は、図1に示すように、支持台としてのパレット3上に、支持板5が載置され、支持板5上に基板を積み重ねて構成された積重体7が載せられ、積重体7上に支持板11が載せられ、支持板11の上部に複数のバネ13を介して、バネ押さえ部材15が設けられる。バネ押さえ部材15を下降させることにより、バネ13が支持板11を図中下方向に押さえつけ、積重体7が押圧支持される。
バネ押さえ部材45を下降させる手段として、バネ押さえ部材15の上方に、図中鉛直方向のネジ穴25を有する固定されたネジ支持部材35が設けられ、ネジ穴25に螺合してネジ17、21が設けられ、ネジ17の上部に設けられたウォームギアを回転させることにより、ネジ17、21を同時に回転させ、ネジ17、21の下端部がバネ押さえ部材15を押す。本実施形態において、ネジ支持部材35は、パレット3に連結固定された蓋体33に一体として設けられている。
本発明の支持台としてのパレット3は、積重体7を水平に支持可能なように、水平な支持面を備え、蓋体33を位置決めし、固定する固定具を備える。
支持板5は、四角形の板状であり、基板全面を片寄りなく支持するため、曲げ剛性の高いものが好ましく、また取り扱いを考慮するとより軽いものが好ましく、例えば、ハニカムパネル、サンドイッチパネルがある。また、支持板のサイズは基板よりも大きいことが好ましい。
また、支持板11は、支持板5と同様に、四角形の板状であり、基板全面を片寄りなく押圧するため、曲げ剛性の高いものが好ましく、また取り扱いを考慮すると、より軽いものが好ましく、例えば、ハニカムパネル、サンドイッチパネルがある。また、支持板のサイズは基板よりも大きいことが好ましい。
バネ13は、複数個設けられ、上端はバネ押さえ部材15に固定され、下端は押し圧力分散用の座金を備え、支持板11に接触する。座金は、一点への集中加重に弱い支持板11にバネ13の下端が圧入されることを防止するものであり、支持板11の表面強度に応じた面積を有する。
バネ押さえ部材15は、複数のバネ13に集約された押し圧力の反作用をさらに少数のネジに集約する働きをするものであり、支持板11の曲げ剛性に応じた間隔でバネを配置できるよう、格子状の金属フレームなどで構成される。実施例では、隣あうバネの間隔は等間隔であるが、支持板11および積重体の曲げ特性によっては、等間隔である必要は無い。
バネ押さえ部材15を図1中下方向に移動させる手段として、水平方向の操作軸29を有するウォームギア27と、ウォームギア27に噛合し水平に回転するウォールホイール28とを設ける。操作軸29は、蓋体33の側面上部33aに水平に支持され、蓋体33の外側に設けられた操作ハンドル31に連結される。操作ハンドル31により、操作軸29を回転させることにより、ウォームギア27に噛合したウォールホイール28が水平に回転する。
ネジ17は、ウォールホイール28と連動回転するよう、ウォールホイール28と同じ回転軸を有して固定され、後で説明するネジ穴25に螺合して鉛直に立てて設けられる。また、ネジ17は、プーリー19を有し、プーリー19は、ネジ21のプーリー23とタイミングベルト24で連結される。
ネジ21は、ネジ穴25に螺合して鉛直に立てて設けられる。また、ネジ21は、プーリー23を有し、プーリー23は、プーリー19とタイミングベルト24で連結される。
ネジ17、21は、いずれも同じ支持反力を負担するよう、中心軸対象に配置される。
蓋体33は、図1に示すように外形段状の箱形であり、外側にウォールギアの操作ハンドル31を備え、パレット3に脱着可能に取り付けられる。また、蓋体33は、鉛直方向のネジ穴25を有するネジ支持部材35を水平方向に備える。ネジ支持部材35は、蓋体33に一体化された板状であることが好ましい。
本発明において積重体7として収納される基板は、液晶ディスプレイのカラーフィルター基板や薄膜トランジスタ(TFT)等に用いるガラス基板及びその加工製品である基板などであり、その代表的な構造を図3に概略的に示す。
図3において、基板9は、ガラス板等の基板本体9aの片面に、機能層9b(例えば、カラーフィルター用の基板の場合には、ブラックマトリックス、着色画素、ITO電極などを備えた層)を備え、更にその上に、保管、運搬中等における損傷を防止するための保護膜9cを形成している。
保護膜9cは容易に形成でき且つ容易に除去可能な材料で作られるものであり、水溶性の樹脂(例えば、ポリビニルアルコール)が用いられることが多い。膜厚は、3〜30μm程度が好適に用いられる。
通常、機能層9b、保護膜9cは、基板本体9aの周縁の数mmを除いた全領域に形成されている。本明細書では、機能層9b及びその上に保護膜9cを形成した領域を有効領域という。
基板9の平面サイズは、特に限定されず、例えば、幅1800mm×長さ2000mmの大きいサイズとすることも可能である。また、基板の厚さも制限されるものではないが、0.3〜1.0mm程度が好適に用いられる。
本発明の積重体7は、基板9を複数枚積み重ねる際、各基板9の機能層9b、保護膜9cを保護することができるよう、各基板9間に離間体を挟んでいくことが好ましい。離間体を挟み込む形態は特に限定されず、少なくとも基板9の有効領域を覆う位置に離間体が存在するようにすればよいが、好ましい形態としては、図4に示すように、基板9よりも長い離間体8を、その両端が基板9よりも外に延び出すように配置する形態、或いは図5に示すように、二つ折りした状態で基板9とほぼ同一サイズとなる離間体8を、二つ折りした状態で基板9の間に挟み込む形態を挙げることができる。
図4に示す形態では、離間体8の端部が基板9の外側に延び出しているので、離間体8を剥がす際には、この延び出している部分をつかめばよく、離間体8をつかむための機構を簡単とすることができると共に確実につかむことが可能となる。
また、図5に示す形態では、離間体8が二つ折りとなっているので、輸送中に基板9の保護膜9c(図3参照)が吸湿してそれに接している離間体の片8aに接着してしまったとしても、上側の片8bは接着しておらず、このため、離間体8を剥がす際に、上側の片8bを吸着パッド等で容易に吸着保持して持ち上げることができ、その一片を、離間体を確実に剥がすことの可能な手段(例えば、ニップロール等)にくわえさせることで、離間体を基板から確実に剥がすことができる。
離間体8は、基板9を保護しうるものであれば特に限定するものではなく、紙、樹脂シートが好適に使用可能である。特に好ましい材料としては、発泡ポリエチレン、発泡ポリプロピレン又は発泡ポリウレタンからなる独立気泡を有する樹脂の発泡シート、例えば、株式会社JSP製の商品名「ミラマット」を挙げることができる。独立気泡を有する樹脂の発泡シートは、適度なやわらかさを有するので、基板表面の機能層9bの保護が確実であり、且つ通気性がないので保護膜9cが吸湿することを防止できる。
離間体8の厚さは、あまり薄いと保護効果が低下し、一方あまり厚いとコスト高となると共に嵩張るという欠点を生じるので、これらを考慮して、0.25〜1mm程度に選定することが好ましい。
基板の収納枚数は1〜500枚程度で好適に使用でき、特に好ましくは100〜200枚程度である。
また、図1に示す基板収納体1を、図示しない第2のパレット及び第2のパレットに脱着可能に取り付けられる第2の蓋体からなる外箱に、更に収納することも好適である。これにより、基板収納体は外箱で覆われるため、ごみ、ほこり等が付着せず、基板を使用する工場内等の清浄さを要求される場所に基板収納体を搬入してもトラブルを生じることがない。
次に、積重体7を収納する方法を説明する。まず、パレット3上に支持板5を乗せ、次いで支持板5の上面に最初に離間体8を載せ、以後、基板9と離間体8とを交互に積み重ねて積重体7を形成する。なお、別の場所で積重体7を形成しておき、それをパレット3上に載置することは、基板9が軽量であるか、あるいは積み重ね枚数が少なく、積重体が軽量であって、支持板5をパレット3から取外し可能に構成すれば可能である。パレット3上に積重体7を載置した後は、積重体7上に支持板11を載せる。次に、支持板11の上に、下面に複数のバネ13を備えたバネ押さえ部材15を配置する。
次に、ネジ支持部材35、ネジ17、ネジ21、ウォールギア27、ウォールホイール28、操作ハンドル31等を予め配置した蓋体33を設け、パレット3に固定する。このとき、ウォールホイール28とネジ17とは、同じ回転軸を有して固定され、ネジ17およびネジ21は、それぞれのプーリー19、23がタイミングベルト24により連結されている。
蓋体33を固定した後、操作ハンドル31を用いて操作軸29を回転させることにより、ウォームギア27に噛合されたウォームホイール28が水平に回転し、同時にウォームホイール28と同軸に固定されたネジ17が、ネジ21と共に回転し、ネジ17、21がバネ押さえ部材15を押し、下降させる。これにより、バネ13を介して、支持板11は下方に押され、積重体7は、押圧支持される。
このように、第1の実施の形態によれば、積重体を押圧支持して運搬することが可能であるので、搬送効率がよく、基板表面の傷や欠損等のダメージを回避することができる。輸送中の振動や温度変化が大きい輸出用梱包として好適であり、使い捨ての梱包材が少なく環境適合性が高い。
次に、第2の実施形態に係る基板収納体について説明する。
図6は、第2の実施形態に係る基板収納体41の概略斜視図(蓋体51の正面部分及び天井部分の一部は図示しない)を示す。図6において、第1の実施形態で説明した構成要素と同一の機能のものは、同一の番号を付し、詳細な説明は省略する。
本発明の基板収納体41は、図6に示すように、支持台としてのパレット3上に、支持板5が載置され、支持板5上に基板を積み重ねて構成された積重体7が載せられ、積重体7上に支持板11が載せられ、支持板11の上部に複数のバネ47を介して、バネ押さえ部材49が設けられる。バネ押さえ部材49を下降させることにより、バネ47が支持板11を図中下方向に押さえつけ、積重体7が押圧支持される。
バネ押さえ部材49を下降させる手段として、パレット3に脱着可能に蓋体51が設けられ、蓋体51とバネ押さえ部材49との間に、対向した一対のX字形部材65、67が、一端及び他端をスライド可能に設けられ、一端及び他端において、水平方向に隣り合う2端部を寄せ合うことにより、X字形部材65、67が立ち上がり、バネ押さえ部材49を下降させる。
バネ押さえ部材49は、概ね四角形の板状であり、格子状の金属フレームなどが使用され、下面に複数のバネ47を有し、上面に、対向した一対のLMガイド53、55が設けられる。
バネ47は、上端はバネ押さえ部材49に固定され、下端は座金を備え、支持板11に接触する。実施例では、隣あうバネの間隔は等間隔であるが、支持板11および積重体の曲げ特性によっては、等間隔である必要は無い。
蓋体51は、パレット3に脱着可能に設けられ、天板51aが荷重支持板となる。蓋体51は、天井部に、対向した一対のLMガイド57、59が設けられる。また、LMガイド移動部のブロック57bは、対向するブロック59bと、連結部材61a、61bで連結される。
連結部材61a、61bは、中央部にそれぞれネジ穴が設けられ、前記ネジ穴に螺合するネジ溝63a、63bを有する操作軸63が設けられる。また、操作軸63は、蓋体51の外側に設けられた操作ハンドル69に連結される。連結部材61a、61bにそれぞれ設けられるネジ穴は、操作軸63を回転させることにより、連結部材61aと連結部材61bとの間隔が変化するように、対称に設けられる。
X字形部材65、67は、2本の部材をX字形に交差させて枢着させ、交差角度を可変に構成したものである。材質は、強度が高い金属材料または繊維強化樹脂が好ましい。
X字形部材65、67の一端である下側端部は、バネ押さえ部材49にスライド可能に設けられ、また他端である上側端部は、蓋体51の天板51aにスライド可能に設けられる。X字形部材65、67の上側端部、すなわち水平に隣り合う上側2端部は、ブロック57b、59bにそれぞれ取り付けられ、X字形部材65、67の下側端部、すなわち水平に隣り合う下側2端部は、ブロック53b、55bにそれぞれ取り付けられる。
また、図6に示す基板収納体41を、図示しない第2のパレット及び第2のパレットに脱着可能に取り付けられる第2の蓋体からなる外箱に、更に収納することも好適である。これにより、基板収納体は外箱で覆われるため、ごみ、ほこり等が付着せず、基板を使用する工場内等の清浄さを要求される場所に基板収納体を搬入してもトラブルを生じることがない。
次に、積重体7を収納する方法を説明する。まず、パレット3上に支持板5を乗せ、次いで支持板5の上面に最初に離間体8を載せ、以後、基板9と離間体8とを交互に積み重ねて積重体7を形成する。なお、別の場所で積重体7を形成しておき、それをパレット3上に載置することは、基板9が軽量であるか、あるいは積み重ね枚数が少なく、積重体が軽量であって、支持板5をパレット3から取外し可能に構成すれば可能である。パレット3上に積重体7を載置した後は、積重体7上に支持板11を載せる。
次に、予めLMガイド57、59、連結部材61a、61b、操作軸63、操作ハンドル69、X字形部材65、67、LMガイド53、55とバネ47とを有するバネ押さえ部材49等を備えた蓋体51を、バネ47が支持板11の上面に配置されるようにパレット3に固定する。
蓋体51を固定した後、操作ハンドル69を用いて操作軸63を回転させて、連結部材61aと連結部材61bとの間隔を変化させ、間隔を狭めると、ブロック57b、59bが、連結部材61a、61bに従動してレール57a、59a上をスライド移動し、前記上側2端部が互いに近づき、同時に前記下側2端部が互いに近づいて、交差角度が変化する。これにより、バネ押さえ部材49が下降し、バネ47を介して支持板11を下方に押すため、積重体7は、押圧支持される。
このように、第2の実施形態によれば、X字形部材を用いて、積重体を全面で押圧支持して運搬することが可能であるので、搬送効率がよく、基板表面の傷や欠損等のダメージを回避することができる。輸送中の振動や温度変化が大きい輸出用梱包として好適であり、使い捨ての梱包材が少なく環境適合性が高い。
尚、本発明の技術的範囲は、前述した実施の形態に限定されるものではなく、実施の形態の種々の改変、変形等も本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、前述した実施の形態では、基板はカラーフィルター基板であったが、カラーフィルター基板以外の各種基板等を搬送する場合にも適用することができる。
本発明の基板収納体の一例を示す概略正面図である。 図1の基板収納体の平面図である。 基板を示す説明図である。 本発明の積重体の一例を示す説明図である。 本発明の積重体の一例を示す説明図である。 本発明の基板収納体の一例を示す概略斜視図である。
符号の説明
1………基板収納体
3………パレット
5………支持板
7………積重体
8………離間体
9a………基板本体
9b………機能層
9c………保護膜
11………支持板
13………バネ
15………バネ押さえ部材
17………ネジ
19………プーリー
21………ネジ
23………プーリー
24………タイミングベルト
25………ネジ穴
27………ウォームギア
28………ウォームホイール
29………操作軸
31………操作ハンドル
33………蓋体
35………ネジ支持部材
41………基板収納体
47………バネ
49………バネ押さえ部材
51………蓋体
53………LMガイド
53a………レール
53b………ブロック
55………LMガイド
55a………レール
55b………ブロック
57………LMガイド
57a………レール
57b………ブロック
59………LMガイド
59a………レール
59b………ブロック
61a………連結部材
61b………連結部材
63………操作軸
63a………ネジ溝
63b………ネジ溝
65………X字形部材
67………X字形部材
69………操作ハンドル

Claims (5)

  1. 支持台と、
    前記支持台に載置された第1の支持板と、
    前記第1の支持板上に載置された複数の基板を積み重ねてなる積重体と、
    前記積重体の上面に載置された第2の支持板と、
    前記第2の支持板に複数のバネを介して設けられたバネ押さえ部材と、
    前記バネ押さえ部材をバネを縮める方向に押しつける押圧手段と、
    を具備し、
    前記押圧手段は、
    ウォームギアと、
    前記ウォームギアに噛合して水平に回転するウォームホイールと、
    前記ウォームホイールと同じ回転軸を有して一体に回転し、プーリーを有する第1のネジと、
    前記第1のネジのプーリーとタイミングベルトによって連結されたプーリーを有する1本または2本以上の第2のネジと、
    前記バネ押さえ部材の上面に向かい合うように前記支持台に連結固定され、前記第1のネジ及び前記第2のネジと螺合するネジ穴部を有するネジ支持部材とを具備し、
    前記ウォームギアの操作軸を回転させることにより、前記ネジ穴部に螺合した第1のネジ及び第2のネジが同時に回転して前記バネ押さえ部材を押し、前記積重体が押圧支持されてなることを特徴とする基板収納体。
  2. 前記支持台上に、前記支持台に載置された積重体を包囲するように脱着可能に取り付けられた蓋体を具備し、
    前記ネジ支持部材が、前記蓋体と一体に構成され、
    前記蓋体の外側に前記ウォームギアの操作軸に連結したハンドル部を有することを特徴とする請求項記載の基板収納体。
  3. 支持台と、
    前記支持台に載置された第1の支持板と、
    前記第1の支持板上に載置された複数の基板を積み重ねてなる積重体と、
    前記積重体の上面に載置された第2の支持板と、
    前記第2の支持板に複数のバネを介して設けられたバネ押さえ部材と、
    前記バネ押さえ部材をバネを縮める方向に押しつける押圧手段と、
    を具備し、
    前記押圧手段は、
    前記バネ押さえ部材の上方に設けられ、前記支持台に連結固定された荷重支持板と、前記バネ押さえ部材と前記荷重支持板との間に設けられ、X字形に交差した二本の部材からなる交差角度が可変のX字形部材と、を備え、
    前記X字形部材の一端は、前記バネ押さえ部材にスライド可能に設けられ、前記X字形部材の他端は、前記荷重支持板にスライド可能に設けられ、
    前記交差角度を変更することにより、バネ押さえ部材のバネ方向への押圧力を変更可能であることを特徴とする基板収納体。
  4. 前記X字部材は、対向して一対設けられ、
    前記X字形部材の対向する端部が、それぞれ連結部材により連結され、
    前記連結部材は、ネジ穴がそれぞれ設けられ、前記ネジ穴に螺合するネジ溝を有する操作軸が設けられ、前記操作軸を回転させることにより、前記連結部材を互いに寄せ合い、前記交差角度を変更することを特徴とする請求項記載の基板収納体。
  5. 前記一端及び他端は、LMガイドを用いてスライド可能に設けられることを特徴とする請求項または請求項記載の基板収納体。
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