JP4488176B2 - ガラス板梱包体 - Google Patents

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Description

本発明は、ガラス板梱包体に係り、特に、複数枚のガラス板を重ね合わせるように配列させ、且つ各ガラス板の相互間にシートを介装させて梱包するための技術に関する。
周知のように、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイなどの各種画像表示機器用のガラスパネルの製作に用いられるガラス板等は、複数枚を一群として収納保持した状態で、梱包体としてガラスメーカー等からディスプレイメーカー等に搬送されるのが通例である。
また、例えば上述の各種画像表示機器等の製造に際しては、複数枚のガラスパネルが一枚の素板ガラスから作り出される手法が採用されるに至っており、これに伴ってガラスメーカーで成形および加工される素板ガラスは大板化が推進されているのが現状である。詳述すると、例えば液晶ディスプレイのガラスパネルの製造に際しては、製造コストの低減ならびに生産効率(スループット)の向上を目的として、大板の素板ガラスに多数のガラスパネルを作り込むマルチ方式が採用されるに至ったことから、ガラスメーカーで製作する素板ガラスをできるだけ大きくすることが試みられ或いは実用化が図られている。
具体的には、実用化量産の初期には、素板ガラスの大きさが300×400mmサイズ程度であったが、その後、ガラスパネルの採り枚数の増加に伴って、370×470mmサイズ、550×650mmサイズ、680×680mmサイズ、1000×1200mmサイズ等への大板化が進んでおり、現在は1500×1850mmサイズ(厚み0.7mm程度)の素板ガラスが製作されるに至っている。
この場合、上述の例示列挙したガラス板及びこれらに準じるガラス板は、このような大板化に伴って、薄肉で割れ易い特性が顕著になっているのが実情であり、その梱包は厳重に行う必要がある。そのため、従来より、この種のガラス板の梱包方法としては、複数枚のガラス板を、一定の間隔を設けて容器内に収納し、密閉状態で搬送する方法が採られてきた。この方法では、外気中のゴミや埃などがガラス板に付着して汚染されるということがなく、またガラス板同士が接触することによる傷の発生を防止することができる。しかしながら、このような複数枚のガラス板を、間隔を設けて収納する方法では、容器中の空間部が多く、搬送や保管の効率が悪いという問題がある。このような事情から、下記の特許文献1及び特許文献2には、積層される各ガラス板の相互間に合紙を挟み込んだ状態で、搬送等を行なうようにした技術が開示されている。
更に、下記の特許文献1には、合紙が4硼酸ナトリウムを50mg/m2以上含んでなることが開示され、また下記の特許文献2には、合紙がトリポリリン酸ナトリウムを0.1重量%以上含んでなることが開示されている。そして、これらの各文献には、このような物質を含んでなる合紙を使用すれば、合紙から有機物がガラス面上に付着しても、それが容易に洗浄(水洗浄等)により除去され、清浄面を回復することができる旨の記載がなされている。
特開平7−101483号公報 特開平6−316432号公報
しかしながら、上記の特許文献1、2に開示のように、合紙に4硼酸ナトリウムやトリポリリン酸ナトリウムを含有させることにより、合紙からガラス側に転移して付着した有機物の洗浄を容易に除去できるようにしても、これらを例えばフラットパネルディスプレイ基板用ガラス板に適用する場合には、未だ解決すべき問題が数多くある。すなわち、フラットパネルディスプレイ基板用ガラス板には、建築用ガラス板や自動車用ガラス板に比べて、高い平坦度や清浄度が要求されるが、上記の合紙とフラットパネルディスプレイ基板用ガラス板面とが接触した状態で、特に長距離搬送や長期保管をした場合には、4硼酸ナトリウムやトリポリリン酸ナトリウムのアルカリ成分が、ガラス板の表面を侵食し、要求される平坦度が得られなくなる可能性がある。また合紙中の有機物(例えば粘着剤等)は、4硼酸ナトリウムやトリポリリン酸ナトリウムに溶け込みにくく、これらをガラス板面上に付着させた後、水洗浄しても、全ての有機物を、4硼酸ナトリウムやトリポリリン酸ナトリウムと同伴させて取り除くことは困難である。そのため、ガラス板表面に比較的多くの有機物が残存することになり、フラットパネルディスプレイ基板用ガラス板に要求される清浄度を得ることができない。
このような事情があるにも拘わらず、上記のガラス板表面の侵食の問題と、梱包材中の有機物等がガラス側に転移することによるガラス面の汚染の問題とを、一挙同時に解消した梱包技術は、現時点においては見出されていないのが実情であり、したがって、この両問題を適切に解消するには、どのような対策を講じれば最適であるかが重要となる。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、ガラス板表面の侵食の問題と、梱包材中の成分がガラス側に転移することによるガラス面の汚染の問題とを、一挙同時に解消できるようにして、ガラス面を充分に清浄或いは綺麗な状態に回復させることを技術的課題とする。
上記技術的課題を解決するためになされた本発明は、複数枚のフラットパネルディスプレイ基板用ガラス板を重ね合わせるようにして収納したガラス板梱包体において、各ガラス板の相互間に樹脂シートを介装してなり、前記樹脂シートは、水溶性高分子を含有し、発泡倍率が10〜40倍で、無数の気泡が形成されてなり、ガラス板の有効面に接触して使用することを特徴とするものである。
このような構成によれば、各ガラス板の相互間に介装される樹脂シートに水溶性高分子を含有させたから、ガラス板表面(有効面)が侵食されることはなく、しかも、水溶性高分子の作用によって、樹脂シート中の有機成分の転移によるガラス面(有効面)の汚染に対して適切に対処することができる。詳述すると、本発明者等は、ガラス面に接触する梱包材として、樹脂シートに水溶性高分子を含有させてなるものを使用すれば、ガラス板表面の侵食が問題とはならないことを知見すると同時に、樹脂シート中の水溶性高分子と有機成分とがガラス板側に転移しても、有機成分が水溶性高分子に溶け込み、水洗浄等で容易に除去できることを知見した。そして、これらの事実によって、ガラス板表面の侵食の問題と、ガラス面への汚染物の転移の問題とを、一挙同時に解消することが可能な本発明に係る梱包体が完成されるに至った。ここで、ガラス板の汚染物除去について詳述すると、以下に示す通りである。すなわち、各ガラス板の相互間に樹脂シートを介装してなる梱包体を長期間に亘って保管や搬送をした場合には、樹脂シートの中の有機成分がガラス板側に転移(転写)し、ガラス板の面を汚染することが多々あり、しかもこの汚染物は、水洗浄だけでは取り除くことが極めて困難である。しかしながら、樹脂シートの中に水溶性高分子を含有させたならば、この水溶性高分子がガラス板側に転移(転写)しやすくなると共に、ガラス板の表面が水溶性被膜で覆われやすくなる。しかも有機成分は、この水溶性被膜に溶け込みやすい。その結果、樹脂シートの中の有機成分(非水溶性の汚染物)がガラス板側に転移しても、この汚染物は、水溶性被膜中に取り込まれたり、水溶性被膜の表面に付着することになる。その結果、ガラス板の面に直接付着する汚染物の量が大幅に減少することになり、ガラス板を洗浄することによって、その表面に付着した水溶性被膜と共に、汚染物の殆どを容易に洗い流すことができる。これにより、ガラス板表面に侵食が生じないことと相俟って、ガラス板の面を充分に清浄或いは綺麗な状態に回復させることが可能となる。
この場合、水溶性高分子としては、弱アルカリ性や弱酸性のものも使用できるが、中性のものが適しており、ポリエチレンオキシド(ポリエチレングリコール)、ポリプロピレンオキシド(ポリプロピレングリコール)、エチレンオキシド・プロピレンオキシド共重合体(エチレングリコール・プロピレングリコール共重合体)、ポリブチレングリコール、ポリペンチルグリコール、ポリヘキシルグリコール等のポリアルキレングリコールが好適である。また、水溶性高分子の含有量は、例えば、0.1〜100ppm、或いは1〜50ppmが適当である。特に、発泡ポリエチレンシートにポリエチレンオキシドを含有させると、ポリエチレンオキシドが外部に染み出しやすくなり、これを使用してガラス板を梱包すると、ガラス板の表面にポリエチレンオキシドからなる水溶性被膜を形成しやすいため好ましい。
本発明で使用する樹脂シートは、矩形であって且つガラス板毎に分離して介装されてなる形態や、袋状であって且つその内部にガラス板を一枚ずつ収納してなる形態が適している。前者の場合は、樹脂シートの生産コストを下げることが可能であり、後者の場合は、各ガラス板が袋状体で密封されるため、ガラス板の表面(有効面)のみならず、その端面へのゴミや埃の付着も防止できる。
さらに、本発明で使用する樹脂シートは、発泡構造を有する発泡樹脂シートである
すなわち、発泡樹脂シートは、無数の気泡が形成されてなるため、含有されている水溶性高分子のガラス板側への転移が促進され、ガラス表面に水溶性被膜が形成されやすくなり、ガラス面の汚染源である非水溶性の有機成分をより多く容易に洗い流すことができ、ガラス面を清浄な状態に回復させる機能がより一層向上する。また、発泡樹脂シートは、表面に無数の気泡が形成されていることに起因して、ガラス板との接触面積が少なくなり、ガラス板を樹脂シートから剥離させても、剥離帯電が生じ難くなるばかりでなく、合紙や発泡構造を有しない樹脂シートと比較して良好な緩衝性が得られるため、搬送時等に各ガラス板に作用する衝撃が適切に緩和される。更に、発泡樹脂シートの面は、ガラス板の面に対する密着性(または摩擦抵抗もしくは接触抵抗)が充分に高いことから、ガラス板が発泡樹脂シートに対して滑り難くなり、この両者に相対移動が生じる確率が極めて低くなる。したがって、仮にガラス板と発泡樹脂シートとの間にゴミや埃等の異物が介在していても、この異物がガラス板の面に対して擦れる確率が低くなり、異物が原因となってガラス板の面に傷が付く等の不具合が生じ難くなる。
この場合、発泡樹脂シートの厚みは、0.3〜5.0mmであることが好ましい。
このようにすれば、複数枚のガラス板と発泡樹脂シートとを交互に重ね合わせても、各ガラス板の配列方向に対して不当に嵩高となること等を回避することができる。すなわち、発泡樹脂シートの厚みが0.3mm未満であると、発泡樹脂シートが本来備えているべき緩衝機能を充分に発揮することが困難となり、また厚みが薄すぎることに起因して、破れやすくなると共に、梱包作業時における取り扱いが困難になる。一方、発泡樹脂シートの厚みが5.0mmを超えると、重ね合わされるガラス板の枚数がさほど多くなくても、各ガラス板の配列方向に不当に嵩高となり、梱包体が大型化すると共に、費用面においても無駄が生じる。従って、発泡樹脂シートの厚みが、上記の数値範囲内にあれば、このような不具合は生じないことになる。この場合、発泡樹脂シートのより好ましい厚みは、0.5〜2.0mmである。
また、本発明で使用する発泡樹脂シートの発泡倍率は、10〜40倍である
このようにすれば、発泡樹脂シートのガラス板に対する適切なクッション性等を確保した上で、破れが生じる等の事態を回避することができる。すなわち、発泡樹脂シートの発泡倍率が10倍未満であると、発泡樹脂シートが硬くなり過ぎることに起因して、所要のクッション性が得られなくなり、ガラス板を充分に保護できなくなる。一方、発泡樹脂シートの発泡倍率が40倍を超えると、発泡樹脂シートが柔らかくなり過ぎることに起因して、破れが生じやすくなると共に、梱包作業時における取り扱いが困難になる。従って、発泡樹脂シートの発泡倍率が、上記の数値範囲内にあれば、このような不具合は生じないことになる。この場合、発泡樹脂シートのより好ましい発泡倍率は、20〜30倍である。
本発明で使用する樹脂シートは、ポリエチレンを主成分とする樹脂から形成されてなることが好ましい。
このようにすれば、樹脂シートが高強度で破れ難く、また様々な長さ、幅、厚みの樹脂シートを安価に作製できるため好都合である。特に、発泡ポリエチレンシートは、緩衝性に優れ、しかも非常に破れ難いため好適である。
本発明の梱包体は、複数枚のガラス板を縦にした姿勢(立設姿勢)で並列に重ね合わせるように配列させてもよく、または水平姿勢で上下方向に積層させてもよい。但し、水平姿勢で積層させた場合には、梱包するガラス板の枚数が多くなると、最下層部のガラス板にかかる荷重が極めて大きくなり、破損する虞れがある。そのため、梱包するガラス板の枚数が多い場合には、ガラス板を縦に並列配置させることが好ましい。
また、本発明の梱包体は、コストダウンや省資源化を考慮して、できるだけ梱包資材を少なくする要請に応じるべく、ガラス板収納部位の底面側及び背面側にそれぞれ位置する底壁部及び背側壁部を有し、且つ少なくともガラス板収納部位の上面側及び正面側が開放されたパレット上に、複数枚のガラス板を縦に並列配置させて収納すると共に、各ガラス板の相互間に樹脂シートを介装させる構成とすることが好ましい。
この場合、前記パレットにおけるガラス板収納部位の左右両側は開放されていてもよく、換言すれば、前記パレットは底壁部及び背側壁部のみからなる略L字形の組立体であってもよく、或いは、前記ガラス板収納部位の左右両側に位置する左右両側壁部を有する組立体であってもよい。そして、各ガラス板は、パレットの底壁部上に載置されると共に、背側壁部に立て掛けるようにして収納される。
このような構成によれば、パレットは上面側に加えて少なくとも正面側が開放されていることから、パレットのガラス板収納部位に各ガラス板及び樹脂シートを縦に並べて収納する作業は、パレットの少なくとも正面側を通じて行なうことができる。従って、上面が開口した箱状のコンテナ内にガラス板を縦に並べて収納する場合のように、ガラス板を不当に高い位置まで持ち上げる必要がなくなり、収納作業が簡易化され、作業能率の向上が図られる。
以上の構成において、複数枚のガラス板及びその各相互間の樹脂シートを一束にしてパレットに拘束支持する拘束体を備えていることが好ましい。この場合、拘束体としては、帯状のバンドであってもよく、或いはストレッチフィルム等であってもよい。
このようにすれば、複数枚のガラス板及びその各相互間の樹脂シートが、パレットに無駄なスペースを介在させることなく確実且つ強固に拘束支持されることになり、搬送時の振動等に起因してパレットに対してガラス板が相対移動し或いはガタツキが生じるという不具合が効果的に抑制されると共に、梱包体のコンパクト化を図る上で有利となる。
以上の構成において、パレットと梱包体とを覆う外包囲体を備えていることが好ましい。この場合、外包囲体としては、箱状のものであってもよく、或いは、パレットのガラス板収納部位の上面側、正面側、及び必要に応じて左右両側を、それぞれ蓋及び/または当て板等で覆うと共に、これらとパレットとの周囲に、結束バンドまたはストレッチフィルム等を巻装する構成としたものであっても良い。
このようにすれば、パレットと梱包体との保護が確実に行なわれ、特に上述のようにこれらを拘束体により拘束支持したものを外包囲体で覆うようにすれば、ガラス板の保護がより一層確実化される。なお、外包囲体は、パレットの全部を覆うものであってもよく、或いはパレットの所定部位(例えば底壁部を除く部位)のみを覆うものであってもよい。
以上の構成において、パレットは、複数枚のガラス板及びその各相互間の樹脂シートを傾斜して収納するように構成されていることが好ましい。但し、これらを非傾斜状態で収納する構成を排除するわけではない。
この場合、複数枚のガラス板及びその各相互間の樹脂シートを傾斜させて収納する一例としては、パレットの底壁部自体にガラス板を載せる載置面を形成し、この載置面を水平面に対して所定角度(例えば0°よりも大きく30°以下)だけ傾斜させると共に、背側壁部自体にガラス板を立て掛ける立掛面を形成し、この立掛面を垂直面に対して上記と同一の所定角度だけ傾斜させることが挙げられる。また他の例としては、パレットの底壁部及び背側壁部が、ガラス板収納部位を有する収納部材を具備するように構成し、この収納部材の載置面及び立掛面を上記と同様に傾斜させることが挙げられる。なお、当然の事ながら、載置面は、背面側部位よりも正面側部位が上側に位置するように傾斜し、立掛面は、下側部位よりも上側部位が背面側に位置するように傾斜することになる。
このようにすれば、各ガラス板の収納作業時に、ガラス板を縦に置いていく作業が容易になるなどして、収納時の作業性の向上が期待できると共に、ガラス板の取り出し時における作業性の向上をも期待できることになる。
以上の構成において、パレットは、複数枚のガラス板及びその各相互間の樹脂シートの傾斜角度を可変とするように構成されていることが好ましい。この場合、傾斜角度を可変とするための手段としては、既述のように、パレットの底壁部及び背側壁部が、ガラス板収納部位を有する収納部材を具備するように構成し、この収納部材を、底壁部及び背側壁部の基部材に対して傾動可能に取り付けることが挙げられる。なお、この収納部材は、載置面が形成された部位と、立掛面が形成された部位とが別体であってもよく、或いは一体化されていてもよい。
このようにすれば、パレットに収納される各ガラス板及びその各相互間の樹脂シートの傾斜角度を変更できることから、例えば収納作業及び取り出し作業を行なう工場等に応じて作業設備或いは作業用ロボット等の構造が相違する場合に、その構造の相違との関連において上記の傾斜角度を変更すればよいことになり、利便性が向上すると共に、作業性においても更なる向上が期待できる。
以上の構成において、樹脂シートが矩形であって且つガラス板ごとに分離して介装される場合には、樹脂シートの左右両側縁及び/または上端縁が、ガラス板から食み出していることが好ましい。この場合の食み出し寸法は、ガラス板の厚みよりも長尺であることが好ましい。さらに10〜100mm程度が好適である。
このようにすれば、各ガラス板の正面及び背面が樹脂シートにより保護されるだけでなく、樹脂シートの食み出し部分により、各ガラス板の左右両端面及び/または上端面が保護され得ることになり、各ガラス板の保護がより一層充分なものとなる。
以上の構成において、ガラス板は、フラットパネルディスプレイ基板用ガラス板であれば好適である。
すなわち、フラットパネルディスプレイ基板用ガラス板は、そのガラス面上に配向膜等の所望の膜が形成されるため、極めて高い清浄度が要求されると共に、そのガラス面が画像表示面となるため、綺麗さ或いは美麗さも要求され、更には外国市場に輸出されることもあるため、長期輸送や長期保管に耐え得ることが要求される。したがって、本発明の梱包体のように、長期に亘って樹脂シートとガラス板とが接触していても、ガラス板表面の侵食が生じず、且つ樹脂シートからガラス側に非水溶性の汚染物が転移しても、樹脂シートに含有されている水溶性高分子の作用により、その汚染物が容易に洗い流されるものであれば、上記の各要求に的確に応じることができる。
また、ガラス板は、縦方向または横方向の何れか一方の寸法が1500mm以上、他方の寸法が1850mm以上、厚みが0.7mm以下であれば好適である。
このように、大板で且つ薄肉のガラス板であれば、その洗浄作業が極めて面倒且つ煩雑なものとなりがちであるが、既に述べたように、本発明の梱包体によれば、ガラス板の洗浄そのものが容易に行なえるようになるため、その洗浄作業が不当に煩雑になることはない。
以上のように本発明に係るガラス板梱包体によれば、ガラス面(有効面)に接触する梱包材として、発泡倍率が10〜40倍の樹脂シートに水溶性高分子を含有させてなるものを使用したから、ガラス板表面(有効面)の侵食が問題とはならず、且つ、樹脂シート中の有機成分(汚染物)がガラス側に転移しても、その汚染物を水洗浄等で容易に除去できることになり、ガラス板表面の侵食の問題と、ガラス面への汚染物の転移の問題とを、一挙同時に解消することが可能となる。これにより、ガラス板の有効面を的確に清浄或いは綺麗な状態に回復させることが可能となる。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して説明する。図1(a)は、本発明の実施形態に係るガラス板梱包体(以下、単に梱包体という)の構成要素としてのガラス板及び樹脂シートを模式的に示す斜視図、図1(b)は、その梱包体の全体構成を模式的に示す概略斜視図である。また、図2は、本発明の梱包体の構成要素としてのパレットを示す側面図である。
図1(a)に示すように、各ガラス板1の相互間には、樹脂シート2が介装される。ガラス板1は、液晶ディスプレイ用の矩形の素板ガラス(日本電気硝子株式会社製OA−10)であって、縦方向または横方向の何れか一方の寸法が1500mm、他方の寸法が1850mm、厚みが0.7mmである。また、樹脂シート2は、発泡ポリエチレンシート(株式会社JSP製ミラマットA)を矩形に切断したものである。この樹脂シート2は、主原料であるポリエチレン樹脂に帯電防止ポリマーが配合され、さらに水溶性高分子であるポリエチレンオキシドが微量含有されてなるものであり、厚みが0.5〜1.0mm、発泡倍率が20〜25倍、縦方向または横方向の何れか一方の寸法が1550mm、他方の寸法(切断後の寸法)が1875mmである。
図1(b)に示すように、上記ガラス板1と樹脂シート2は、例えばパレット上に載置されて梱包体3となる。この梱包体3は、底壁部4と背側壁部5とからなる略L字形のパレット6を有し、該パレット6のガラス板収納部位7に、複数枚のガラス板1及びその各相互間に介装される樹脂シート2を縦に並べて収納し、拘束体としての結束バンド8によりこれらを一束にしてパレット6に拘束支持させたものである。
パレット6は、図2に示すように、底壁部4が、底基部材9と底収納部材10とから構成され、背側壁部5が、背基部材11と背収納部材12とから構成されると共に、水平姿勢の底基部材9と垂直姿勢の背基部材11とが固定されてL字形基部材13が形成され、また底収納部材10と背収納部材12とが固定されてL字形収納部材14が形成されている。そして、L字形収納部材14における底収納部材10の上方空間が、ガラス板収納部位7とされている。従って、底収納部材10の上面部がガラス板1を載置させる載置面部とされると共に、背収納部材12の正面部がガラス板1を立て掛けさせる立掛面部とされている。この場合、パレット6の上下方向の寸法は、その前後方向(正面側から背面側に向かう方向)の寸法の1.5〜2.5倍に設定されている。
この実施形態では、背収納部材12の上端部が背基部材11の上端部に回動可能に連結されることにより、L字形収納部材14がL字形基部材13に傾動可能に保持されると共に、L字形収納部材14は同図に鎖線で示すように所望の複数の傾斜角度で固定される構成とされている。従って、各ガラス板1は、垂直面に対して所定角度(例えば0°よりも大きく30°以下)だけ傾斜した状態、つまり上側よりも下側が正面側寄りとなる傾斜状態で収納されると共に、その傾斜角度は適宜変更可能とされている。なお、L字形収納部材14をL字形基部材13に回動可能に連結する部位は、上述の上端部である必要はなく、上下方向中間部或いは下端部等であってもよい。また、L字形収納部材14の底収納部材10と背収納部材12とは、分離されていてもよく、従って両者10、12がそれぞれ別々に傾動及び固定が可能とされていてもよい。
L字形収納部材14のガラス板収納部位7には、複数枚のガラス板1と樹脂シート2とが交互に縦に並べられるが、その場合に、樹脂シート2の左右両側縁(横方向両側縁)及び上端縁は、ガラス板1から所定寸法(この実施形態では25mm)だけ食み出した状態となっている。この場合の食み出し寸法は、0.5から100mm、さらには10〜100mmの範囲内に収まっていることが好ましい。なお、各樹脂シート2の下端縁は、各ガラス板1から下方に食み出していてもよく、または奥に窄んでいてもよく、もしくは両者1、2の下端縁が略揃った状態とされていてもよい。
L字形基部材13の背基部材11は、この実施形態では図1(b)に示すように、矩形の枠状体11aに桟11bを固定して構成され、上述のようにL字形収納部材14に並べられたガラス板1と樹脂シート2とは、これらの正面側、上面側、及び下面側から桟11bに亘って結束バンド8を掛け渡すことにより、パレット6に強固に拘束支持されている。なお、正面側の端に存するガラス板1の正面は樹脂シート2で覆われると共に、背面側の端に存するガラス板1と背収納部材12との間には樹脂シート2が介装されている。また、これらのガラス板1及び樹脂シート2は、ポリエチレン樹脂等の包装袋やストレッチフィルム等で覆われて、ゴミや埃等の異物が両者6、7間に侵入することを阻止されている。
このようにL字形収納部材14に所定枚数(例えば100〜500枚)のガラス板1が収納され且つ結束バンド8によりパレット6に拘束支持された状態で、図2に鎖線で示す外包囲体15によって、パレット6の例えば底基部材9よりも上方側部位が覆われる。すなわち、外包囲体15は、L字形収納部材14並びにこれに収納されているガラス板1の上面側、正面側、及び左右両側と、必要に応じて背基部材11の背面側とを覆うように構成されている。この外包囲体15は、上方が蓋体で覆われた箱状のものであってもよく、または上方が蓋体で覆われ且つ正面側と左右両側と必要に応じて背基部材11の背面側とが当て板により覆われた状態でこれらをストレッチフィルムで固定状態としたものであってもよく、もしくは正面側を扉体により開閉可能としたものであってもよい。
以上のような構成からなる梱包体3は、以下のようにして製作される。すなわち、クリーンルーム内において、図2に示すL字形収納部材14の傾斜角度を調整して固定した後、ガラス板1と樹脂シート2とを交互にL字形収納部材14上に縦に並べて置いていく。この場合、隣接するガラス板1の間に樹脂シート2を介装するには、例えば、次に示すような手法が採用される。すなわち、横方向幅がガラス板1に対応し且つ縦方向に長尺な樹脂シートの原素材をロール状に巻回してなるロール体(図示略)をパレット6の上方に配置しておき、先行するガラス板1をL字形収納部材14に縦に置いた後、そのガラス板1の正面側を覆う位置までロール体から樹脂シートを引き下げる。次に、後続のガラス板1を、樹脂シートの正面側に縦に置くことにより、一対のガラス板1によって樹脂シートを挟んだ状態とし、このような状態の下で樹脂シート2をガラス板1の縦方向寸法に対応する長さにカッター等で切断する。このような作業を繰り返し行なうことにより、所定枚数全てのガラス板1の各相互間に樹脂シート2が介装された状態となる。
この後は、結束バンド8(ストレッチフィルムでもよい)により各ガラス板1及び樹脂シート2を一束にしてパレット6に拘束支持させ、その後、これらを外包囲体15で覆うことにより、梱包体3の製作が完了する。この場合、梱包体3の製作作業は、その全てをクリーンルーム内で行なってもよく、或いは、パレット6へのガラス板1の収納作業を終えてから、それらをポリエチレン樹脂等の包装袋やストレッチフィルムで覆うまでの作業をクリーンルーム内で行い、その後の作業をクリーンルーム外で行なってもよい。
なお、L字形収納部材14に各ガラス板1を収納する手法、及び隣接するガラス板1の間に樹脂シート2を介装する手法は、次に示すような手法であってもよい。すなわち、パレット6を倒して背側壁部5の背基部材11及び背収納部材12が水平となるように保持しておき、樹脂シート2とガラス板1とを水平姿勢で交互に積み重ねていく。その場合に、先行するガラス板1をL字形収納部材14に置いた後、そのガラス板1の上面を覆うように上記と同様のロール体から樹脂シートを引き出すと共に、ガラス板1の縦方向寸法に対応する位置で樹脂シート2を切断し、この後、その樹脂シート2の上面に後続のガラス板1を置く。このような作業を所定枚数全てのガラス板1について繰り返し行なった後、結束バンド8等でそれらをパレット6に拘束支持させ、その後、パレット6を起立させると共に、L字形収納部材14を傾斜させる。この後の作業は、既述の場合と同様である。
上記梱包体3を、温度30℃、湿度90%、48時間の条件下に保持する加速試験に供した後、ガラス板1を取り出し、日立エンジニアリング株式会社製の表面異物検査装置を使用して表面検査を行ったところ、縞模様の汚れが検知された。この汚れを採取し、透過法による顕微FT−IR分析を行ったところ、その主成分はポリエチレンオキシドであると解析された。その後、このガラス板1に、水によるブラシ洗浄を行った後、再び上記と同様に表面検査を行ったところ、許容値を超える汚れは検知されず、清浄な面が得られ、またガラス板表面の侵食も全く認められなかった。この結果から判断すると、樹脂シート2からガラス板1の表面に、ポリエチレンオキシドと共に非水溶性の有機成分が転移することにより、ガラス板1の表面で汚れとして検知され、その後のブラシ洗浄により、ポリエチレンオキシドが水で洗い流されることに伴って非水溶性の有機成分も同時に洗い流され、これによりガラス板1の表面(有効面)の汚れが除去されたことを伺い知ることができる。
以上の実施形態に係る梱包体3に収納可能なガラス板1のサイズは、既述のものに限られるわけではなく、例えば1000×1200mmサイズ以上、或いは1500×1850mmサイズ以上のものであってもよい。
本発明のガラス板梱包体は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ、エレクトロルミネッセンスディスプレイ、フィールドエミッションディスプレイ等の各種画像表示機器用のガラスパネルの製作に用いられるガラス板や、各種電子表示機能素子や薄膜を形成するための基材として用いられるガラス板のように、高い清浄面が要求されるガラス板の梱包体として好適である。
図1(a)は、本発明の実施形態に係るガラス板梱包体の構成要素であるガラス板及び樹脂シートを模式的に示す斜視図、図1(b)は、ガラス板梱包体の一例を模式的に示す概略斜視図である。 本発明の実施形態に係るガラス板梱包体に使用されるパレットを示す側面図である。
符号の説明
1 ガラス板
2 樹脂シート(発泡樹脂シート)
3 梱包体(ガラス板梱包体)
4 底壁部
5 背側壁部
6 パレット
7 ガラス板収納部位
8 結束バンド(拘束体)
15 外包囲体

Claims (6)

  1. 複数枚のフラットパネルディスプレイ基板用ガラス板を重ね合わせるようにして収納したガラス板梱包体において、各ガラス板の相互間に樹脂シートを介装してなり、前記樹脂シートは、水溶性高分子を含有し、発泡倍率が10〜40倍で、無数の気泡が形成されてなり、ガラス板の有効面に接触して使用することを特徴とするガラス板梱包体。
  2. 水溶性高分子が、ポリエチレンオキシドであることを特徴とする請求項1に記載のガラス板梱包体。
  3. 樹脂シートが、ポリエチレンを主成分とすることを特徴とする請求項1または2に記載のガラス板梱包体。
  4. ガラス板が、縦に並列配置されてなることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のガラス板梱包体。
  5. ガラス板の縦方向または横方向の何れか一方の寸法が1500mm以上、他方の寸法が1850mm以上、厚みが0.7mm以下であることを特徴とする請求項1〜の何れかに記載のガラス板梱包体。
  6. 樹脂シートの左右両端縁及び上端縁が、ガラス板から食み出した状態となっていることを特徴とする請求項に記載のガラス板梱包体。
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