JP6885185B2 - 移載システム - Google Patents

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Description

本願発明は、荷物を保持する荷物保持部との間で荷物を移載することができる移載システムに関する。
複数の荷物を保持する荷物保持部を縦横に並べて備える保管棚と、この保管棚に沿って荷物を搬送することができるスタッカクレーンとを備える自動倉庫において、前記保管棚と前記スタッカクレーンとの間で荷物を移載する移載装置がスタッカクレーンに取り付けられる場合がある。また、荷物を一時的に保持する荷物保持部を備えるステーションと移載装置が設けられた無人搬送車との間で荷物が移載される場合などもある。
例えば特許文献1に記載のように、スタッカクレーンが有するマストに沿って昇降する昇降台に2つの移載装置を備える移載システムが取り付けられる場合がある。
特開2016−155659号公報
ところが従来の複数の移載装置を備える移載システムでは、1つの移載装置の大きさによって移載できる荷物の大きさが制限され、それ以上の大きさの荷物を移載することはできないという課題を有している。
本願発明は、前記課題に鑑みなされたものであり、移載装置を複数備える移載システムであって、移載装置の大きさ以上の大きな荷物も移載することのできる移載システムの提供を目的としている。
上記目的を達成するために、本願発明の1つである移載システムは、水平面内において移載方向に対し直交する左右方向に並んで配置される一対の係合部材を備える移載装置を左右方向に並べて複数備える移載システムであって、前記移載装置が備える一対の前記係合部材を用いて左右方向の長さである所定の左右長を有する第一荷物を移載させ、2つの前記移載装置において外側に位置する2つの係合部材を用いて前記第一荷物よりも左右長の長い第二荷物を移載させる制御装置を備えることを特徴とする。
これによれば、移載装置の左右長よりも左右長の短い第一荷物を移載でき、また、第一荷物の左右長よりも長い左右長を備えた第二荷物を移載することができる。従って、制御装置が切り替えることにより第一荷物、および、第二荷物を含む複数種類の左右長の荷物を移載することが可能となる。また、第一荷物を2個同時に移載することもできる。
また、前記移載装置が備える一対の前記係合部材は、内側へ突出する第一突起をそれぞれ有し、2つの前記移載装置において外側に位置する2つの前記係合部材は、前記第一突起よりも先端に内側へ突出する第二突起を有してもよい。
これによれば、内側係合部材と外側係合部材とを一体に突出させる移載装置であっても、第二荷物を移載する際に制御装置が係合部材の突出量を第一荷物よりも短くするだけで第一荷物と第二荷物の2種類の荷物の移載に対応することができる。
また、前記第二突起の突出長さは、前記第二突起を備える前記係合部材に備えられる第一突起の突出長さよりも短くてもよい。
これによれば、第一荷物の手前側に第一突起を係合させる際に、第二突起が第一荷物と干渉することを回避できるため、荷物を移載システム専用の形状にする必要なく2種類の荷物の移載を切り替えることができる。
ここで、「手前側」とは、第一荷物、第二荷物を含む荷物が移載システム外に保持されている場合において、移載システムに近い側を意味している。また、同じ場合において、移載システムから遠い側を「奥側」と記載する場合がある。
また、2つの前記移載装置において内側に位置する前記係合部材を外側に位置する前記係合部材よりも上方または下方に相対的に昇降させることのできる昇降装置をさらに備えてもよい。
これによれば、移載システム内に保持した第二荷物の下、または、上を、内側の係合部材が通過できるため、搬送方向において第二荷物をいずれの方向にも移載することが可能となる。
また、前記移載装置は、前記第一荷物の左右長に対応する幅を有し移載方向に延在する溝を有する載置部材をさらに備え、2つの前記移載装置において外側に位置する2つの前記係合部材の内側近傍の前記溝よりも上方に移載方向に延在するガイドをそれぞれ備えてもよい。
これによれば、第一容器、および、第二容器の姿勢を安定させた状態で移載することができ、また、移載システム内に保持する第一容器、および、第二容器を安定して保持することができる。
なお、前記制御装置が実行する各処理に対応するプログラムを実施することも本願発明の実施に該当する。無論、そのプログラムが記録された記録媒体を実施することも本願発明の実施に該当する。
本願発明によれば、1つの移載システムにおいて左右長が異なる第一荷物と第二荷物とを切り替えて移載することが可能となる。
図1は、移載システムを備えた自動倉庫を示す斜視図である。 図2は、移載対象である第一荷物を示す斜視図である。 図3は、移載対象である第二荷物を示す斜視図である。 図4は、移載システムが搭載された搬送装置を示す斜視図である。 図5は、移載システムを昇降台と共に示す斜視図である。 図6は、移載システムを第一荷物と共に上方から示す平面図である。 図7は、移載システムを第二荷物と共に上方から示す平面図である。 図8は、昇降装置により上端位置に配置された内側係合部材、および、載置部材を第一荷物とともに示す側面図である。 図9は、昇降装置により下端位置に配置された内側係合部材、および、載置部材を第二荷物とともに示す側面図である。 図10は、移載システムの構成を示すブロック図である。 図11は、第一荷物を移載する状態を示す平面図である。 図12は、第二荷物を移載する状態を示す平面図である。 図13は、第二荷物の別例を示す斜視図である。
次に、本願発明に係る移載システムの実施の形態について、図面を参照しつつ説明する。なお、以下の実施の形態は、本願発明に係る移載システムの一例を示したものに過ぎない。従って本願発明は、以下の実施の形態を参考に請求の範囲の文言によって範囲が画定されるものであり、以下の実施の形態のみに限定されるものではない。よって、以下の実施の形態における構成要素のうち、本発明の最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、本発明の課題を達成するのに必ずしも必要ではないが、より好ましい形態を構成するものとして説明される。
また、図面は、本願発明を示すために適宜強調や省略、比率の調整を行った模式的な図となっており、実際の形状や位置関係、比率とは異なる場合がある。
(実施の形態)
図1は、移載システムを備えた自動倉庫を示す斜視図である。
同図に示すように、自動倉庫200は、外部から搬入された第一荷物211、第二荷物212などを含む荷物201を自動的に保管し、また、保管した荷物201を自動的に取り出して搬出することのできる設備であり、保管棚202と、搬送装置203と、移載システム100とを備えている。なお、保管棚202は搬送装置203の両側に配置されているが、一方の側の図示を省略している。
図2は、移載対象である第一荷物を示す斜視図である。
本実施の形態の場合、第一荷物211は、薬や医療器具、日用品などの比較的小型の物品を複数個収容することができる容器であり、移載方向(図中X軸方向)と直交する両端面部(手前側、および、奥側)には左右方向にそれぞれ張り出す第一フランジ213が設けられている。第一フランジ213は、移載装置110によって移載される際に係合部材104の突起(後述)と係合する部分である。
図3は、移載対象である第二荷物を示す斜視図である。
本実施の形態の場合、第二荷物212は、第一荷物211よりも大型の物品を収容することができる容器であり、左右方向の長さである左右長は、第一荷物211の左右長の倍以上となっている。また、第二荷物212は、第一荷物211と同様、移載方向と直交する両端面部(手前側、および、奥側)には左右方向にそれぞれ張り出す第二フランジ214が設けられている。第二フランジ214は、第一フランジ213と同様、移載装置110によって移載される際に係合部材104の突起(後述)と係合する部分である。
保管棚202は、荷物201を保管する保管部を上下方向(図中Z軸方向)、および、左右方向(図中Y軸方向)に並べて有する設備である。本実施の形態の場合、保管棚202は、水平面内において左右方向に延在する矩形板状の複数の棚板221を上下方向に並べて備えており、荷物201は棚板221の所定の位置に載置される。従って1つの荷物201を保管する保管部とは、保管棚202における一定形状の部分ではなく位置や大きさが変化する抽象的な概念である。
なお、保管棚202の構造は特に限定されるものではなく、複数のキャンチを備えて隣り合う2つのキャンチ上に荷物201を渡して載置するもの、荷物201をぶら下げて保管するものなど任意の構造を採用しうる。
図4は、移載システムが搭載された搬送装置を示す斜視図である。
同図に示すように、搬送装置203は、第一荷物211などの荷物201を保管棚202に沿って上下方向(図中Z軸方向)、および、左右方向(図中Y軸方向)に搬送する装置であって、いわゆるスタッカクレーンである。本実施の形態の場合、搬送装置203は、台車231と、マスト232と、昇降台233とを備え、移載システム100が取り付けられている。
台車231は、床、および、天井の少なくとも一方に設けられるレールなどの水平案内部材(図示せず)に沿って走行し、上下方向(図中Z軸方向)に延在するマスト232を水平案内部材に沿って移動させる装置である。本実施の形態の場合、台車231は、駆動源230と、左右方向(図中Y軸方向)における両端部に、2本のマスト232がそれぞれ取り付けられている。なお、台車231に備えられる駆動源230は、マスト232に沿って昇降する昇降台233の昇降のための駆動力も発生させている。
マスト232は、上下方向に昇降する昇降台233を案内するための長尺状の構造部材であり、保管棚202に沿って上下方向に延在している。また、本実施の形態の場合、2本のマスト232が平行状態で台車231に取り付けられており、2本のマスト232の間に昇降台233を架橋状態でスライド可能に保持している。
なお、マスト232の形状は、特に限定されるものではなく、角パイプなどの中空の部材であってもかまわない。また、マスト232の構造も任意であり、マスト232の中空部分に昇降台233に接続され昇降する駆動力を伝達する吊り下げ部材の一部が挿通され、これらを案内するプーリー(図示せず)などがマスト232の端部に取り付けられる構造であっても良い。また、マスト232は、昇降台233と係合して昇降台233の昇降を案内する昇降レールなどが取り付けられた複数の構造体の集合物でもかまわない。
昇降台233は、マスト232に案内されて上下方向(図中Z軸方向)に昇降する構造部材である。昇降台233は、移載システム100を保持する部材であって、左右方向(図中Y軸方向)において台車231の両端部に立設されたマスト232のそれぞれに対し架橋状態で昇降可能に取り付けられ、マスト232に対し昇降することにより移載システム100を昇降させることができるものとなっている。
図5は、移載システムを昇降台と共に示す斜視図である。
同図に示すように、移載システム100は、複数の移載装置110を並べて備え、移載装置110の動作を制御装置106によりコントロールするシステムである。本実施の形態の場合、移載システム100は、水平面(図中XY平面)内において移載方向(図中X軸方向)に対し直交する左右方向(図中Y軸方向)に並んで配置される2台の移載装置110を備えている。なお本実施の形態の場合、2台の移載装置110は、部材の配置関係が相互に鏡像の関係になっている以外は同じ機能を有しており、共通する部分については共通の符号を付し、一方の説明を省略する場合がある。
図6は、移載システムを第一荷物と共に上方から示す平面図である。
図7は、移載システムを第二荷物と共に上方から示す平面図である。
同図に示すように移載装置110は、左右方向に並んで配置される一対の係合部材104である外側係合部材141と内側係合部材142と、載置部材143とを備えている。なお、移載装置110は、係合部材104を駆動する駆動機構や駆動源などを備えているが、これらの図示を省略する。
係合部材104は、移載方向において荷物201と係合する位置にまで進出し、また、後退することができ、また、左右方向に移動して係合部材104相互の距離を狭くし、また、広くすることができる部材である。係合部材104を移載方向に往復動させる機構、および、左右方向に移動させる機構は特に限定されるものでは無いが、例えば移載方向に出退させる機構としては、載置部材143に固定され、移載方向に延在する直動ガイドによって出退する機構、テレスコピック構造により出退する機構などを例示できる。
本実施の形態の場合、移載装置110は、係合部材104を移載方向に案内するレール154をそれぞれ備えている。また、レール154を左右方向に移動させることにより、一対の係合部材104の距離を狭くし、また、広くする開閉機構112(図10参照)を移載装置110は備えている。
本実施の形態の場合、係合部材104の先端部には、第一荷物211、または、第二荷物212と係合する第一突起151と、第二突起152と、第三突起153とが設けられている。
第一突起151は、移載装置110において、係合部材104から内側へ向かって左右方向に突出する部分であり、第一荷物211の前側面部に左右方向にそれぞれ突出する第一フランジ213の奥側面と係合し、第一荷物211を保管棚202などから移載装置110へ引き入れるための部分である。
本実施の形態の場合、第一突起151は、各係合部材104の両端部にそれぞれ設けられている。これにより、移載方向のいずれの側に配置される保管棚202との間においても荷物201を移載することができる。
第三突起153は、移載方向において係合部材104の第一突起151よりも中央側に第一突起151と同方向に突出する部分である。第三突起153は、第一荷物211の第一フランジ213の前側面と係合し、第一荷物211を移載装置110から押し出すための部分である。第三突起153は、第一突起151と同様、各係合部材104の両端にそれぞれ設けられている。
第二突起152は、左右方向に隣り合って配置される移載装置110において外側に位置する2つの係合部材104である外側係合部材141に設けられる部分であり、第一突起151よりも先端側に取り付けられる部分である。第二突起152は、第一突起151と同じ方向に突出しており、また、外側係合部材141の両端にそれぞれ設けられている。第二突起152は、第二荷物212の前側面部に左右方向にそれぞれ突出する第二フランジ214の奥側面と係合し、第二荷物212を保管棚202などから引き入れるための部分である。
また本実施の形態の場合、第二突起152の突出長さは、外側係合部材141に設けられた第一突起151の突出長さよりも短くなっている。これにより、第一突起151を用いて第一荷物211を保管棚202から引き入れる際において、第二突起152が第一荷物211の側面に干渉することなく第一突起151を第一フランジ213の奥側面に係合させることが可能となる(図11参照)。
図8は、昇降装置により上端位置に配置された内側係合部材、および、載置部材を第一荷物とともに示す側面図である。
図9は、昇降装置により下端位置に配置された内側係合部材、および、載置部材を第二荷物とともに示す側面図である。
載置部材143は、移載装置110に引き入れた荷物201を保持する部材である。本実施の形態の場合、載置部材143は、荷物201を載置状態で保持する板状の部材であり、第一荷物211の左右長に対応する幅を有し移載方向に延在する溝144を備えている。このように載置部材143に溝144を設けることで、第一荷物211を保管棚202から引き入れ、また、保管棚202へ押し出す際の第一荷物211の姿勢を安定させることができる。
また本実施の形態の場合、隣り合う移載装置110がそれぞれ有する載置部材143の外側端縁には、移載方向(図中X軸方向)に延在する突条のガイド145が設けられている。2本のガイド145の幅は、第二荷物212の左右長に対応しており、第二荷物212を移載する際に第二荷物212の姿勢を安定させている。
以上のように、載置部材143に設けた溝144によって、第二荷物212を第一荷物211よりも上方で載置部材143に保持させることができる。つまり、図8、図9に示すように係合部材104に対し第二荷物212の底面を第一荷物211の底面よりも下方に配置することができる。従って、後述する内側係合部材142を第二荷物212の下方に通過させる際に内側係合部材142の降下量を少なく抑えることが可能となる。
昇降装置105は、隣り合う移載装置110の内側係合部材142を載置部材143に対して昇降させることができる装置である。本実施の形態の場合、隣り合う移載装置110の内側係合部材142をそれぞれ一体として外側係合部材141に対して下方に相対的に昇降させることのできる装置である。
昇降装置105は、2つの載置部材143で保持している第二荷物212に対し内側係合部材142をすれ違わせる際に、第二荷物212から内側係合部材142を遠ざける方向に昇降させる動作を実現する装置である。
図10は、移載システムの構成を示すブロック図である。
同図に示すように、制御装置106は、移載システム100が備える複数の移載装置110に接続され、移載装置110が備える係合部材104の出退機構111、および、開閉機構112を制御し、また、昇降装置105を制御する装置である。制御装置106は、例えば、記憶装置に記憶されているコンピュータプログラムに含まれる命令に従って、マイクロプロセッサが動作することにより、各処理を実行する装置、および、各処理を実行するハードウェア回路の少なくとも一方を備えた装置である。なお、制御装置106は、搬送装置203の動作を制御してもかまわない。
本実施の形態の場合、制御装置106は、図11に示すように、移載装置110が備える一対の係合部材104を移載方向に往復動させる出退機構111、および、係合部材104を開閉する開閉機構112を制御して、第一荷物211を保管棚202との間で移載する制御を行うことができる。
具体的には、保管棚202から第一荷物211を移載装置110に引き入れる場合は、搬送装置203が所定の位置まで移載システム100を移動させた後、制御装置106は、第一突起151が第一フランジ213を越えるまで出退機構111を動作させて一対の係合部材104を第一荷物211と係合することができる位置まで突出させる(図11参照)。具体的には、第一荷物211側に配置される第一突起151が移載装置110側に配置される第一フランジ213を越えるまで突出させる。次に、第一突起151が第一フランジ213と係合する位置にくるまで制御装置106は、開閉機構112を動作させて一対の係合部材104の間隔を狭める。次に、制御装置106は、第一荷物211が載置部材143に保持されるまで出退機構111を動作させて一対の係合部材104を後退させる。以上により保管棚202から移載装置110に第一荷物211が移載される。
また、移載装置110から第一荷物211を保管棚202に押し出す場合、制御装置106は、押し出す方向とは反対側に位置する第一フランジ213を押し出す側に配置される第三突起153が越えるまで出退機構111を動作させて一対の係合部材104を移動させる。次に、第一突起151と第三突起153との間に第一フランジ213が挟まる位置にくるまで制御装置106は、開閉機構112を動作させて一対の係合部材104の間隔を狭める。次に、制御装置106は、第一荷物211が保管棚202に保持されるまで出退機構111を動作させて一対の係合部材104を突出させる。以上により移載装置110から保管棚202に第一荷物211が移載される。
また、制御装置106は、図12に示すように、隣り合う移載装置110の外側係合部材141を用いて第二荷物212を移載させる制御を行う事ができるものとなっている。
具体的には、保管棚202から第二荷物212を移載システム100に引き入れる場合は、搬送装置203が所定の位置まで移載システム100を移動させた後、制御装置106は、第二荷物212側に配置される第二突起152が移載装置110側に配置される第二フランジ214を越えるまで出退機構111を動作させて隣り合う移載装置110の一対の係合部材104をそれぞれ突出させる(図12参照)。本実施の形態の場合、出退機構111は、一対の係合部材104を同時に移動させる機構であるが、第二突起152が第一突起151よりも先端に配置されているため、内側係合部材142と外側係合部材141とが一体に突出しても内側係合部材142の第一突起151は、第二荷物212の前側面と干渉することがない。
次に、第二突起152が第二フランジ214と係合する位置にくるまで制御装置106は、開閉機構112を動作させて外側係合部材141の間隔を狭める。本実施の形態の場合、開閉機構112は、一対の係合部材104を同時に一体に開閉させる機構であるため、第二荷物212の移載に寄与しない内側係合部材142も移動する。
次に、制御装置106は、第二荷物212が隣り合う載置部材143で保持されるまで出退機構111を動作させて一対の係合部材104をそれぞれ一体に後退させる。以上により保管棚202から移載装置110に第二荷物212が移載される。
また、移載装置110から第二荷物212を保管棚202に押し出す場合、制御装置106は、内側係合部材142が第二荷物212と干渉しない位置に配置されるよう昇降装置105を制御する。次に、押し出す方向とは反対側に位置する第一フランジ213を押し出す側に配置される第一突起151が越えるまで出退機構111を動作させて一対の係合部材104を移動させる。次に、外側係合部材141の第一突起151が第二フランジ214と係合する位置にくるまで制御装置106は、開閉機構112を動作させて一対の係合部材104の間隔を狭める。次に、制御装置106は、第二荷物212が保管棚202に保持されるまで出退機構111を動作させて一対の係合部材104をそれぞれ一体に突出させる。以上により移載装置110から保管棚202に第二荷物212が移載される。
以上の移載システム100を備えた自動倉庫200によれば、比較的小型の第一荷物211、および、左右長が第一荷物211の倍以上ある第二荷物212を切り替えて移載することができる。また、2つの第一荷物211を同時に移載することもできる。
従って、自動倉庫200における搬送の効率化を図りつつ、保管し移載する荷物201の種類を多様化させることができる。
具体的には、荷物201である容器の多様な大きさに対応出来るため、容器に収容できる物品の数、および、大きさについて柔軟に対応できる自動倉庫200にすることができる。
なお、本願発明は、上記実施の形態に限定されるものではない。例えば、本明細書において記載した構成要素を任意に組み合わせて、また、構成要素のいくつかを除外して実現される別の実施の形態を本願発明の実施の形態としてもよい。また、上記実施の形態に対して本願発明の主旨、すなわち、請求の範囲に記載される文言が示す意味を逸脱しない範囲で当業者が思いつく各種変形を施して得られる変形例も本願発明に含まれる。
例えば、実施の形態では荷物201に備えられるフランジに突起を係合させて移載する移載システム100を例示したが、移載方法はこれに限定されるものでは無く、平板状の係合部材を荷物201の両側面にそれぞれ押し付けて、荷物201を挟み持った状態で移載するものなどでもかまわない。
また、各係合部材104の両端部に突起を設ける場合を説明したが、突起は片側だけに設けられるものでもかまわない。
また、第二突起152の突出長さを第一突起151よりも短いものとして説明したが、第一荷物211に第二突起152との干渉を回避する陥凹部が存在する場合などは、突出長さを同じにしてもかまわない。
また、移載装置110に備えられる一対の係合部材104を一体に出退させるものとして説明したが、内側係合部材142を移動させず、外側係合部材141のみ移動させるなど一対の係合部材104を別個に動作させてもかまわない。
また、第一突起151よりも先端側に配置される第二突起152を用いて説明したが、内側係合部材142を昇降装置105により降下させるなど第二荷物212と内側係合部材142とを干渉させないようにする場合、第二突起152を設けることなく第一突起151で第二荷物212を移載してもかまわない。
さらに、図13に示すように、下部に内側係合部材142を回避する溝状、または、陥凹状の干渉回避空間220を備える第二荷物212を移載する場合は、内側係合部材142を昇降させることなく第一突起151で第二荷物212を移載してもかまわない。
また、移載システム100は、移載装置110を3台以上備えてもかまわない。また、この場合、隣り合う移載装置110を用いて第二荷物212を移載するばかりでなく、隣り合わない移載装置110、つまり、単数または複数の移載装置110を挟んだ移載装置110を用いて第二荷物212よりも左右の幅の広い第三の荷物201を移載してもかまわない。
本願発明は、多くの荷物を保管、管理、搬出入などを自動で行う自動倉庫に用いられるスタッカクレーン等の搬送車や、搬送車から荷物を受け取るステーションなどに利用可能である。
100 移載システム
104 係合部材
105 昇降装置
106 制御装置
110 移載装置
111 出退機構
112 開閉機構
141 外側係合部材
142 内側係合部材
143 載置部材
144 溝
145 ガイド
151 第一突起
152 第二突起
153 第三突起
200 自動倉庫
201 荷物
202 保管棚
203 搬送装置
211 第一荷物
212 第二荷物
213 第一フランジ
214 第二フランジ
220 干渉回避空間
221 棚板
230 駆動源
231 台車
232 マスト
233 昇降台

Claims (4)

  1. 水平面内において移載方向に対し直交する左右方向に並んで配置される一対の係合部材を備える移載装置を左右方向に並べて複数備える移載システムであって、
    前記移載装置が備える一対の前記係合部材を用いて左右方向の長さである所定の左右長を有する第一荷物を移載させ、2つの前記移載装置において外側に位置する2つの前記係合部材を用いて前記第一荷物よりも左右長の長い第二荷物を移載させる制御装置を備え
    前記移載装置が備える一対の前記係合部材は、内側へ突出する第一突起をそれぞれ有し、
    2つの前記移載装置において外側に位置する2つの前記係合部材は、前記第一突起よりも先端に内側へ突出する第二突起を有する
    移載システム。
  2. 前記第二突起の突出長さは、前記第二突起を備える前記係合部材に備えられる第一突起の突出長さよりも短い
    請求項に記載の移載システム。
  3. 水平面内において移載方向に対し直交する左右方向に並んで配置される一対の係合部材を備える移載装置を左右方向に並べて複数備える移載システムであって、
    前記移載装置が備える一対の前記係合部材を用いて左右方向の長さである所定の左右長を有する第一荷物を移載させ、2つの前記移載装置において外側に位置する2つの前記係合部材を用いて前記第一荷物よりも左右長の長い第二荷物を移載させる制御装置を備え
    2つの前記移載装置において内側に位置する前記係合部材を外側に位置する前記係合部材よりも上方または下方に相対的に昇降させることのできる昇降装置をさらに備える
    移載システム。
  4. 水平面内において移載方向に対し直交する左右方向に並んで配置される一対の係合部材を備える移載装置を左右方向に並べて複数備える移載システムであって、
    前記移載装置が備える一対の前記係合部材を用いて左右方向の長さである所定の左右長を有する第一荷物を移載させ、2つの前記移載装置において外側に位置する2つの前記係合部材を用いて前記第一荷物よりも左右長の長い第二荷物を移載させる制御装置を備え
    前記移載装置は、前記第一荷物の左右長に対応する幅を有し移載方向に延在する溝を有する載置部材をさらに備え、
    2つの前記移載装置において外側に位置する2つの前記係合部材の内側近傍の前記溝よりも上方に移載方向に延在するガイドをそれぞれ備える
    移載システム。
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