JP6798250B2 - 走行車 - Google Patents

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Description

本発明は、走行方向に並んで配置された複数の駆動台車を有する走行車に関する。
従来、レールなどの軌道に沿って走行する走行車が知られている。このような走行車において、走行車を駆動するモータなどに電力を供給する方法として、ガイドレールに給電用ケーブルを設ける一方、走行車に当該ケーブルから非接触にて給電を受けるためのピックアップコイルを設ける方法がある(例えば、特許文献1)
また、自動倉庫において、ラックの棚に荷物を下ろす又はラックの棚から荷物を積み込むための搬送装置として、スタッカクレーンが知られている。このスタッカクレーンは、スタッカクレーンを軌道に沿って走行させる複数の駆動台車をボギー連結部により連結している。
特開2001−128316号公報
上記のスタッカクレーンにおいては、ボギー連結部に複数の駆動台車の駆動及び制御のための配線が設けられている。また、複数の駆動台車に共通の駆動用配線及び制御配線が必要となることがあり、この場合には、1つの配線を、接続端子などを用いて複数の配線に分岐させる。従って、配線の分岐を多くすると、ボギー連結部に配置される接続端子及び配線の数が多くなる。その結果、ボギー連結部における配線のボリュームが大きくなる。
本発明の目的は、ボギー連結された複数の駆動台車を有する走行車において、配線の分岐を減少させることにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る走行車は、複数の駆動台車と、前側ボギー連結部及び後側ボギー連結部と、配線と、を備える。複数の駆動台車は、走行方向に並んで配置される。前側ボギー連結部及び後側ボギー連結部は、複数の駆動台車を走行方向の前後でそれぞれボギー連結する。配線は、前側ボギー連結部の後部から後側ボギー連結部の前部に直接接続される。
配線が、前側ボギー連結部の後部から後側ボギー連結部の前部に直接接続されることで、複数の駆動台車のための配線を直列的にできる。その結果、配線の分岐を減少して、ボギー連結部での配線のボリュームを減少できる。
走行車は、複数の駆動台車に支持されたマストをさらに備えてもよい。この場合、配線は、マストに沿って延びており、マストの一端から、前側ボギー連結部又は後側ボギー連結部の当該マストの一端から最短の位置にある端部に入っている。
これにより、複数の駆動台車から離れた位置からの配線を、複数の駆動台車に直列的に接続して、配線の分岐を減少できる。
走行車は、前側ボギー連結部の後部から後側ボギー連結部の前部まで延びるケーブルダクトをさらに備えてもよい。この場合、ケーブルダクトは、複数のリンクを有し、複数のリンクは、折れ曲がり防止ストッパーを有している。折れ曲がり防止ストッパーは、全体では平面視で走行方向に直交する水平方向に凸となり、凸が凹むことがないように隣接するリンクに当接する。
これにより、前側ボギー連結部の後部から後側ボギー連結部の前部に至る配線に無理な変形が加わることを回避できる。その結果、当該無理な変形により、配線が破損することを防止できる。
ボギー連結された複数の駆動台車を有する走行車において、配線の分岐を減少して、ボギー連結部での配線のボリュームを減少できる。
本発明の一実施形態が採用された自動倉庫の概略平面図。 自動倉庫の概略正面図。 スタッカクレーンの概略平面図。 スタッカクレーンの斜視図。 スタッカクレーンの上部の斜視図。 駆動台車の斜視図。 天井レールの斜視図。 ボギー構造の概略構成を示す概略側面図。 第1ボギー部材における配線の配置を示す図。 ケーブルダクトが適切な変形をした場合を模式的に示す図。 ケーブルダクトを適切に変形させるためのリンクの回動方向を示す図。 ケーブルダクトが不適切な変形をした場合の一例を模式的に示す図。 自動倉庫の制御構成を示すブロック図。
1.第1実施形態
(1)自動倉庫
図1及び図2を用いて、自動倉庫1を説明する。図1は、本発明の一実施形態が採用された自動倉庫の概略平面図である。図2は、自動倉庫の概略正面図である。
自動倉庫1は、複数のラック5を有している。ラック5は、複数段の棚5aを有している。複数のラック5は、図1において、左右方向に延びて並列的に配置されている。棚5aは、図2に示すように、集品棚部材25又はパレットPを収納可能である。パレットPには、容器23又は段ボール箱28が載置される。
集品棚部材25は、複数段の支持部を有する棚構造を有しており、複数の容器23及び段ボール箱28を収納可能である。容器23は、商品を収納可能な部材である。なお、集品棚部材25の底面はパレットPの底面と同様の構造を有しており、それによりスタッカクレーン11によって支持及び搬送される。また、図1においてはアルファベットが付されているのは、ラック5に収納されたパレットPである。また、図示しない別のラック5には容器23や段ボール箱28が収納されている。
自動倉庫1は、ラック5に沿って設けられた天井レール7(軌道の一例)を有している。具体的には、天井レール7は、ラック5の間の通路5bの上方に配置されている。天井レール7は、ラック5より高い位置、すなわち、複数段の棚5aより高い位置に設けられている。また、天井レール7は、平面レイアウトにおいて、曲線部を有する複数の周回ルートを有しており、さらに分岐部、合流部を有している。
自動倉庫1は、ラック5に沿って設けられた下部ガイドレール9を有している。具体的には、下部ガイドレール9は、ラック5の間の通路5bの床面に配置されている。
自動倉庫1は、懸垂式スタッカクレーン11(走行車の一例)(以下、「スタッカクレーン11」という)を有している。「懸垂式」とは、上部構造が、走行及び分岐を行い、さらには下部構造を懸垂していることをいう。スタッカクレーン11は、図2に示すように、天井レール7から懸垂した状態で走行する。
なお、スタッカクレーン11の走行方向を「走行方向」として、図では矢印Xで表す。さらに、走行方向に直交する水平方向を「左右方向」として、図では矢印Yで表す。
図1及び図3に示すように、スタッカクレーン11は、上部走行台車12を有している。上部走行台車12は、駆動力を発生することで天井レール7に沿って走行する装置である。上部走行台車12は、走行方向(白抜き矢印で示す)に並んで配置された複数の駆動台車13を有している。この実施形態では、駆動台車13は8台設けられている。図3は、スタッカクレーンの概略平面図である。
スタッカクレーン11は、複数の駆動台車13に対して昇降可能に吊り下げられた移載装置15を有している。移載装置15は、集品棚部材25又はパレットPを移載可能である。移載装置15は、例えば、スライドフォーク式の装置である。
なお、図2に示すように、スタッカクレーン11は、下部走行台車17を有している。下部走行台車17は、下部ガイドレール9に沿って案内される。
(2)スタッカクレーン
図4及び図5を用いて、スタッカクレーン11を詳細に説明する。図4は、スタッカクレーンの斜視図である。図5は、スタッカクレーンの上部の斜視図である。
図4及び図5に示すように、8台の駆動台車13は、走行方向に並んで配置されている。さらに、駆動台車13は、図3及び図9に示すように、ボギー構造29(ボギー連結部の一例)を有している。
ボギー構造29によって、スタッカクレーン11は、周回軌道のカーブを安定して走行できる。ボギー構造29の詳細は後述する。
スタッカクレーン11は、走行方向すなわち前後方向に並んだ一対のマスト31を有している。一対のマスト31は、上下方向に長く延びている。
スタッカクレーン11は、走行方向に延びて一対のマスト31の上端同士を連結する上側ベース部材33を有している。
スタッカクレーン11は、走行方向に延びて一対のマスト31の下端同士を連結する下側ベース部材34を有している。
一対のマスト31の上限両端は、図9に示すように、ピン47、49によって他の部材に支持されている。具体的には、一対のマスト31の上端は、昇降フレーム45(後述)に対して、ピン47によって支持されている。また、一対のマスト31の下端は、下側ベース部材34に対して、ピン49によって支持されている。ピン47、49は左右方向に延びており、そのため一対のマスト31は走行方向に揺動可能になっている。以上に述べた構造によって、制振制御と機体重量低減が実現される。
スタッカクレーン11は、移載装置15を昇降させるための昇降装置35を有している。昇降装置35は、マスト31に支持された昇降台37と、昇降台37を昇降させるための昇降部39とを有している。昇降部39は、一対のマスト31それぞれに設けられている。昇降部39は、昇降駆動モータ40、チェーン41、昇降駆動スプロケット46などからなる公知の装置である。
昇降部39は、昇降フレーム45を有している。昇降駆動モータ40及び昇降駆動スプロケット46は、昇降フレーム45に固定されている。昇降フレーム45には、マスト31の上端が連結されており、さらに上側ベース部材33が固定されている。
移載装置15は、昇降台37に設けられている。移載装置15は、左右方向に荷物を移動させて荷物を棚との間で移載する。
一対のマスト31の一方の下部には、制御盤43が設けられている。
なお、この実施形態では、4台の駆動台車13が走行方向前側のマスト31に対応して配置されており、4台の駆動台車13が走行方向後側のマスト31に対応して配置されている。特に、4台の駆動台車13の走行方向中心が昇降駆動スプロケット46の中心に対応するように、4台の駆動台車13が配置されている。以上の構成により、昇降台37及びマスト31から作用する荷重を駆動台車13が均等に支持できる。
(3)駆動台車
図6を用いて、駆動台車13を説明する。図6は、駆動台車の斜視図である。
駆動台車13は、車軸シャフト51を有している。車軸シャフト51は、左右方向に延びている。
駆動台車13は、一対の走行車輪53を有している。各走行車輪53は、車軸シャフト51の両端に回転自在に装着されている。具体的には、各走行車輪53は2個の車輪である。走行車輪53は、天井レール7の走行壁75a(後述)の上に置かれている。
駆動台車13は、サイドガイドローラ59を有している。サイドガイドローラ59は、天井レール7の側壁75bの内側面(後述)によってガイドされる。この実施形態ではサイドガイドローラ59は、走行方向に並んで一対ずつ設けられ、合計4個である。
駆動台車13は、分岐合流切替装置61を有している。分岐合流切替装置61は、周回軌道において分岐・合流地点において走行経路を選択するための装置である。
分岐合流切替装置61は、分岐切替ローラ63を有している。分岐切替ローラ63は、走行方向に並んで一対ずつ設けられ、合計4個である。分岐切替ローラ63は、サイドガイドローラ59の上方に配置されている。分岐切替ローラ63同士の左右方向の距離は、サイドガイドローラ59同士の左右方向の距離より短い。分岐切替ローラ63同士は、プレート65によって連結されており、プレート65は、左右方向にスライド可能である。
分岐合流切替装置61は、プレート65をスライド駆動するための動力を発生するモータ68を有している。
駆動台車13は、リニアモータ69を有している。リニアモータ69は、天井側に設けられたマグネットレール78に対向するコイルからなる。
駆動台車13は、磁極センサ101を有している。磁極センサ101は駆動台車13の走行位置を検出するためのセンサである。磁極センサ101は、リニアモータ69の側方に配置される。
上述したように駆動台車13及び駆動台車13の各々に分岐切替ローラ63及びリニアモータ69が設けられているので、駆動台車13の数の増減への対応が容易になる。また、駆動台車13ごとを制御できるので、制御が容易かつ正確になる。
サイドガイドローラ59は、車軸シャフト51の走行方向前後に近接して配置され、平面視において一対の走行車輪53に一部同士が重なっている。具体的には、サイドガイドローラ59は、走行方向の一部が走行車輪53の下部前後面の斜め下方に近接している。これにより、駆動台車13が走行方向に小型化される。
分岐切替ローラ63は、車軸シャフト51の走行方向前後に近接して配置され、平面視において一対の走行車輪53に一部同士が重なっている。具体的には、分岐切替ローラ63は、走行方向の一部が走行車輪53の上部前後面の斜め上方に近接している。これにより、駆動台車13が走行方向に小型化される。
(4)天井レール
図7を用いて、天井レール7を説明する。図7は、天井レールの斜視図である。
天井レール7は、レール本体75を有している。レール本体75は、主に、走行壁75aと、側壁75bとを有している。走行壁75aは、左右方向に間を空けて配置された一対の走行面を形成している。側壁75bは、走行面の両側に設けられた一対のガイド面を形成している。天井レール7は、複数の支持部材77を有している。支持部材77は、レール本体75を天井から吊している。
(5)ボギー構造
図8を用いて、ボギー構造29を詳細に説明する。図8は、ボギー構造の概略構成を示す概略側面図である。
ボギー構造29は、スタッカクレーン11の荷重支持部分を構成しており、複数段階のボギーを有している。この実施形態では、ボギー構造29は、3段ボギーである。つまり、2台の駆動台車13をボギー構造とし、さらにボギー構造とすることで4台の駆動台車13のボギー構造とし、さらにボギー構造とすることで8台の駆動台車13のボギー構造としている。以下、ボギー構造29を詳細に説明する。
ボギー構造29は、駆動台車13から下方に延びる駆動台車シャフト13aが回動自在に支持される第1ボギー部材201a、201bを有している。駆動台車シャフト13aの下端は、第1ボギー部材201a、201bに回動自在に支持されており、第1ボギー部材201a、201bの荷重を支持するようになっている。第1ボギー部材201a、201bは、走行方向に延びており、走行方向両端に駆動台車シャフト13aが回動自在に支持されている。つまり、第1ボギー部材201a、201bは、一対の駆動台車13をそれぞれ回動自在に支持している。このようにして、スタッカクレーン11では、一対の駆動台車13ごとに1段目ボギー構造205が実現されており、その数は合計4個である。
さらに、ボギー構造29は、第1ボギー部材201a、201bから下方に延びる第1シャフト202が回動自在に支持される第2ボギー部材203を有している。第1シャフト202の下端は、第2ボギー部材203に回動自在に支持されており、第2ボギー部材203の荷重を支持するようになっている。第2ボギー部材203は、走行方向に延びており、走行方向両端に第1シャフト202が回動自在に支持されている。つまり、第2ボギー部材203は、一対の第1ボギー部材201a、201bを回動自在に支持している。
このようにして、スタッカクレーン11では、一対の第1ボギー部材201a、201bごとに2段目ボギー構造207が実現されており、その数は合計2個である。
さらに、ボギー構造29は、一対のマスト31の上端に固定された昇降フレーム45において、第2ボギー部材203から下方に延びる第2シャフト203aが回動自在に支持される支持部45aを有している。第2シャフト203aの下端は、支持部45aに回動自在に支持されており、支持部45aの荷重を支持するようになっている。つまり、支持部45aは、一対の第2ボギー部材203を回動自在に支持している。このようにして、スタッカクレーン11では、一対の第2ボギー部材203ごとに3段目ボギー構造209が実現されているなお、支持部45aと上側ベース部材33とで、3段目ボギー構造209が構成されている。
上記のボギー構造29によって、複数の駆動台車13が天井レール7の曲線部を走行するときに、各駆動台車13が適切な方向を向くことができ、そのためスムーズに走行できる。
(6)配線
図8に示すように、スタッカクレーン11は、制御盤43から上記の複数の駆動台車13へ制御信号を送受信し、及び・又は、電力を供給するための配線W1、W2を有している。一方の配線W1は、制御盤43から走行方向側のマスト31に沿って上方へと延び、走行方向側の昇降フレーム45にて係留された後、走行方向側の前側の第1ボギー部材201a(前側ボギー連結部の一例)へと入る。このとき、配線W1は、前側の第1ボギー部材201aの走行方向側の端部から、第1ボギー部材201aへと入る。
他方の配線W2は、例えば、制御盤43から下側ベース部材34を経由して走行方向とは反対側のマスト31に沿って上方へと延び、走行方向とは反対側の昇降フレーム45にて係留された後、走行方向とは反対側の後側の第1ボギー部材201b(後側ボギー連結部の一例)へと入る。このとき、配線W2は、後側の第1ボギー部材201bの走行方向とは反対側の端部から、後側の第1ボギー部材201bへと入る。
上記のように、配線W1が走行方向側のマスト31の上端から最短の位置にある前側の第1ボギー部材201aの走行方向側の端部に入るか、及び/又は、配線W2が走行方向とは反対側のマスト31の上端から最短の位置にある後側の第1ボギー部材201bの走行方向とは反対側の端部に入ることで、複数の駆動台車13から離れた位置(制御盤43の配置位置)からの配線W1、W2を、複数の駆動台車13に直列的に接続して、配線の分岐を減少できる。
図9に示すように、走行方向側のマスト31からの配線W1は、前側の第1ボギー部材201aの走行方向側の端部に入った後、第1ボギー部材201aにおいて走行方向に沿って配置され、第1ボギー部材201aの走行方向とは反対側の端部(前側ボギー連結部の後部の一例)から、後側の第1ボギー部材201bの走行方向側の端部(後側ボギー連結部の前部の一例)へと直接接続される。図9は、第1ボギー部材における配線の配置を示す図である。
これにより、複数の駆動台車13のための配線W1、W2を直列的にできる。その結果、配線の分岐を減少して、第1ボギー部材201a、201bなどのボギー部材での配線のボリュームを減少できる。
本実施形態では、図9に示すように、配線W1、W2は、ケーブルダクト208(例えば、ケーブルベア(登録商標))に収納されて、前側の第1ボギー部材201aと後側の第1ボギー部材201bとの間で接続されている。
以下、ケーブルダクト208の具体的な構成について説明する。ケーブルダクト208は、複数のリンク2081を有している。複数のリンク2081のそれぞれは、配線W1、W2を収納するスペースを有する。また、複数のリンク2081のそれぞれは、一端に開口を有し、他端に軸を有する部材である。一端の開口には、走行方向側で隣接するリンク2081の他端の軸が回動自在に挿入される。一方、他端の軸は、走行方向とは反対側で隣接するリンク2081の一端の開口に挿入される。
上記の構成により、複数のリンク2081が数珠つなぎとなって長さ方向を有するケーブルダクト208を形成し、各リンク2081が隣接するリンク2081に対して回動自在であることにより、当該ケーブルダクト208は、長さ方向に変形可能となる。
本実施形態において、図10に示すように、第1ボギー部材201a、201bが第2ボギー部材203に対して回動したときに、ケーブルダクト208が全体では平面視で走行方向に直交する水平方向に凸となるよう、複数のリンク2081のそれぞれは形成される。図10は、ケーブルダクトが適切な変形をした場合を模式的に示す図である。
具体的には、図11に示すように、あるリンク2081(図11では紙面右側のリンク)の走行方向側に存在するリンク2081(図11では紙面左側のリンク)が、当該あるリンク2081に対して、第1ボギー部材201a、201bが存在する方向(図11の実線にて示した曲線状の矢印の方向)には回動可能である一方、その逆方向(図11の一点鎖線にて示した曲線状の矢印の方向)には、上記の2つのリンク2081が直線状に並んだ状態からさらに回動できなくなっている。
図11は、ケーブルダクトを適切に変形させるためのリンクの回動方向を示す図である。
例えば、図11に示すように、走行方向とは反対側のリンク2081の走行方向側の端部に、折れ曲がり防止ストッパー2081a(図11に示す例では、走行方向とは反対側のリンク2081の走行方向側の端部の所定の位置から突出した突起)を設ける一方、走行方向側のリンク2081には、走行方向とは反対側にて隣接するリンク2081の折れ曲がり防止ストッパー2081aが当接する、走行方向側のリンク2081の表面から突出する突起2081bを形成する。
上記の構成において、走行方向側のリンク2081が、走行方向とは反対側にて隣接したリンク2081対して第1ボギー部材201a、201bが存在する方向とは逆方向に回転しようとしたとする。このとき、2つのリンク2081が直線的に並んだタイミングにて、折れ曲がり防止ストッパー2081aが、第1ボギー部材201a、201bが存在する方向とは逆側から、突起2081bに当接する。当該折れ曲がり防止ストッパー2081aと突起2081bとの当接により、2つのリンク2081が直線的に並んだ状態からさらに上記の逆方向に回転することが禁止されることで、リンク2081が逆方向にさらに回動することを制限できる。
ケーブルダクト208を形成する複数のリンク2081のそれぞれが、上記の構成を有することにより、ケーブルダクト208は、図12に示すように、凸状に変形した状態からさらに凹んで、前側の第1ボギー部材201aの後部から後側の第1ボギー部材201bの前部に至る配線W1、W2に無理な変形が加わることを回避できる。その結果、当該無理な変形により、配線W1、W2が破損することを防止できる。
図12は、ケーブルダクトが不適切な変形をした場合の一例を模式的に示す図である。
(7)自動倉庫の制御構成
図13を用いて、自動倉庫1の制御構成を説明する。図13は、自動倉庫の制御構成を示すブロック図である。
スタッカクレーン11は、コントローラ81を有している。コントローラ81は、プロセッサ(例えば、CPU)と、記憶装置(例えば、ROM、RAM、HDD、SSDなど)と、各種インターフェース(例えば、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェースなど)を有するコンピュータシステムである。コントローラ81は、記憶部(記憶装置の記憶領域の一部又は全部に対応)に保存されたプログラムを実行することで、各種制御動作を行う。
コントローラ81は、単一のプロセッサで構成されていてもよいが、各制御のために独立した複数のプロセッサから構成されていてもよい。
コントローラ81の各要素の機能は、一部又は全てが、制御部を構成するコンピュータシステムにて実行可能なプログラムとして実現されてもよい。その他、制御部の各要素の機能の一部は、カスタムICにより構成されていてもよい。
コントローラ81には、図示しないが、荷物の大きさ、形状及び位置検出するセンサ、スタッカクレーン11の各装置の状態を検出するためのセンサ及びスイッチ、並びに情報入力装置が接続されている。
コントローラ81は、スタッカクレーン11の各駆動台車13の動作を制御する。コントローラ81には、各駆動台車13のリニアモータ69及び分岐合流切替装置61が接続されている。さらに、コントローラ81には、移載装置15及び昇降装置35が接続されており、コントローラ81は、それらに駆動信号を送信可能である。
なお、走行状態に関する情報を検出するためのセンサは、各駆動台車13に設けられている。以上より、コントローラ81は、走行駆動、分岐切替など、各駆動台車13の個々の位置に基づいて適したタイミング・能力を制御できる。
コントローラ81は、上位コントローラ83と交信可能である。上位コントローラ83は、CPU、RAM、ROM等からなりプログラムを実行するコンピュータである。上位コントローラ83は、自動倉庫1全体を制御し、特に、スタッカクレーン11による容器23及び集品棚部材25の移載と搬送、及びこれらによる出庫物品の荷揃えを制御する。上位コントローラ83は、スタッカクレーン11を管理し、これらに走行指令又は搬送指令を割り付ける割り付け機能を有している。なお、「搬送指令」は、走行指令、及び荷つかみ位置と荷おろし位置を含む移載指令を含んでいる。
2.実施形態の共通事項
上記第1実施形態は、下記の構成及び機能を有している。
スタッカクレーン11(走行車の一例)は、複数の駆動台車13(駆動台車の一例)と、前側の第1ボギー部材201a(前側ボギー連結部の一例)及び後側の第1ボギー部材201b(後側ボギー連結部の一例)と、配線W1、W2(配線の一例)と、を備える。複数の駆動台車13は、走行方向に並んで配置される。第1ボギー部材201a、201bは、複数の駆動台車13を走行方向の前後でそれぞれボギー連結する。配線W1、W2は、前側の第1ボギー部材201aの走行方向とは反対側の端部(前側ボギー連結部の後部の一例)から、後側の第1ボギー部材201bの走行方向側の端部(後側ボギー連結部の前部の一例)へと直接接続される。
配線W1、W2が、前側の第1ボギー部材201aの走行方向とは反対側の端部から、後側の第1ボギー部材201bの走行方向側の端部へと直接接続されることで、複数の駆動台車13のための配線W1、W2を直列的にできる。その結果、配線W1、W2の分岐を減少して、ボギー部材での配線W1、W2のボリュームを減少できる。
3.他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
(A)ケーブルダクト208の変形を凸形状に制限するリンク2081の構成は、第1実施形態において説明した例に限られず、同じ機能(リンク2081同士の回転方向と回転量を制限する)を有する任意の構成とできる。
(B)上記の第1実施形態において説明した配線W1、W2の配置方法と、ケーブルダクト208(リンク2081)の構成と配置方法は、駆動台車などの駆動部が複数台走行方向に並んで配置されているスタッカクレーン11以外の他の走行車にも適用できる。
本発明は、走行方向に並んで配置された複数の駆動台車を有する走行車に関する。
1 自動倉庫
5 ラック
5a 棚
5b 通路
7 天井レール
9 下部ガイドレール
11 スタッカクレーン
12 上部走行台車
13 駆動台車
13a 駆動台車シャフト
15 移載装置
17 下部走行台車
23 容器
25 集品棚部材
28 段ボール箱
29 ボギー構造
31 マスト
33 上側ベース部材
34 下側ベース部材
35 昇降装置
37 昇降台
39 昇降部
40 昇降駆動モータ
41 チェーン
43 制御盤
45 昇降フレーム
45a 支持部
46 昇降駆動スプロケット
47、49 ピン
51 車軸シャフト
53 走行車輪
59 サイドガイドローラ
61 分岐合流切替装置
63 分岐切替ローラ
65 プレート
68 モータ
69 リニアモータ
75 レール本体
75a 走行壁
75b 側壁
77 支持部材
78 マグネットレール
81 コントローラ
83 上位コントローラ
101 磁極センサ
201a、201b 第1ボギー部材
202 第1シャフト
203 第2ボギー部材
203a 第2シャフト
205 1段目ボギー構造
207 2段目ボギー構造
208 ケーブルダクト
2081 リンク
2081a 折れ曲がり防止ストッパー
2081b 突起
209 3段目ボギー構造
P パレット
W1、W2 配線

Claims (3)

  1. 走行方向に並んで配置された少なくとも4台の駆動台車と、
    前記4台の駆動台車のうち2台の駆動台車を走行方向の前後でそれぞれ回動自在に支持する前側ボギー連結部と、
    前記4台の駆動台車のうち残りの2台の駆動台車を前記走行方向の前後でそれぞれ回動自在に支持する後側ボギー連結部と、
    前記前側ボギー連結部を前記走行方向の前側で回動自在に支持し、前記後側ボギー連結部を前記走行方向の後側で回動自在に支持する第2ボギー部材と、
    前記前側ボギー連結部の後部から前記後側ボギー連結部の前部に直接接続された配線と、
    を備えた走行車。
  2. 前記複数の駆動台車に支持されたマストをさらに備え、
    前記配線は前記マストに沿って延びており、前記マストの一端から前記前側ボギー連結部又は前記後側ボギー連結部の前記マストの一端から最短の位置にある端部に入っている、請求項1に記載の走行車。
  3. 前記前側ボギー連結部の前記後部から前記後側ボギー連結部の前記前部まで延びるケーブルダクトをさらに備え、
    前記ケーブルダクトは、複数のリンクを有し、
    前記複数のリンクは、全体では平面視で走行方向に直交する水平方向に凸となり、前記凸が凹むことがないように隣接するリンクに当接する折れ曲がり防止ストッパーを有している、請求項1又は2に記載の走行車。

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