JP6876599B2 - 車両の灯具取付部構造 - Google Patents

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本発明は、外装ランプが車体に対して着脱可能に固定されている車両の灯具取付部構造に関する。
従来、自動車等の車両において、外装ランプが車体に形成された凹部に挿入され、車体に対して着脱可能に固定されている灯具取付部構造が知られている。
このような灯具取付部構造としては、例えば、リヤバンパの凹部に、着脱自在な係合手段で係合させることで取り付けたランプにおいて、凹部の下壁部に開口部を設けているランプの取付構造が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。このランプの取付構造によれば、その開口部から取り外し工具を挿入し、その取り外し工具でランプを裏面部側から押し出すことで、ランプをリヤバンパから取り外すことができる。
また、このようなランプの取付構造としては、横方向に隣接されたヘッドランプ及びターンシグナルランプにおいて、ヘッドランプの側面にターンシグナルランプ側に延びるように形成されたブラケットに、第1台座、第2台座及び第3台座が当該第3台座を中心にして縦方向に離間した状態で並設され、ターンシグナルランプの裏面に、先端部が上向き傾斜状態に形成され、下側の第1台座の上面に乗り上げる第1突片と、先端に上側の第2台座と係合する爪部が形成され、当該第2台座の下面に当接される第2突片と、先端部が下向き傾斜状態に形成されると共に当該先端部が第1突片の先端部に連結され、中側の第3台座の下面に当接される第3突片とがそれぞれ設けられている車両用灯具の結合構造が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。なお、「並設」とは、近接させて一列にそろえ、並べて設けることを意味する。
この車両用灯具の結合構造によれば、ドライバの先端で第2突片を押し下げながら爪部を第2台座から離脱させることで、ターンシグナルランプをヘッドランプから取り外すことができる。
特開2001−301521号公報 特開2000−127839号公報
しかしながら、特許文献1のランプの取付構造では、自動車等の車両の使用者自身がバルブやハーネスの交換等のメンテナンス作業を行うためには、ドライバ等の棒状の取り外し工具が別途必要になる難点があった。なお、棒状の取り外し工具が車載工具の場合には、一般的に、トランクルーム等の車内に収納されていることから、ランプの取り外し作業にあたり取り外し工具を車内に取りに行かなければならないので、作業効率が低下する難点があった。また、この取り外し工具が車載工具として搭載されておらず而も使用者自身が持っていない場合には、別途、購入しなければならないので、使用者に金銭的負担をかけてしまう難点があった。
さらに、このランプの取付構造をリヤバンパに適用した場合には、当該リヤバンパをリヤボディから取り外さなければランプを裏面部側から取り外し工具で押し出すことができなくなる難点があった。これは、リヤバンパが凹部を下方で覆うように形成されているからである。
また、このランプの取付構造では、ランプを取り外す作業を凹部の表側から行うことができず、而も凹部が形成された車体の裏側に作業スペースが必要になる難点があった。
また、特許文献2の車両用灯具の結合構造では、ターンシグナルランプをヘッドランプから取り外すにあたり、第2突片の爪部と第2台座との係合状態を解くためには、第2突片を押し下げるためのドライバのような取り外し工具が必要になる難点があった。また、この結合構造では、取り外し工具を差し込むためのスペースが必要になるが、この構造をリヤボディとの見切り隙間が狭くなっているリヤコンビネーションランプに適用した場合、リヤボディに取り外し工具を挿入するための穴を設けなければならないので、当該リヤボディの外観を悪化させてしまう難点があった。
本発明は、このような従来の難点を解消するためになされたもので、灯具のバルブの交換等のメンテナンス作業の際、車載工具等の別途必要になる取り外し工具を用いずに灯具を容易に取り外すことができる車両用灯具構造を提供することを目的とする。
上述の目的を達成する本発明の第1の態様である車両の灯具取付部構造は、外装ランプが車体に形成された凹部に挿入され、嵌合手段によって仮固定されていると共に螺合手段によって本固定されているものである。
この車両の灯具取付部構造において、爪嵌合で外装ランプ、車体あるいは内装トリムに取り付けられ、外装ランプの取り外し作業に付随して取り外されるカバー部材は、ランプの後端縁と、当該後端縁が対向する車体の部位との間の見切り隙間に挿入させるためのリブが裏面側に設けられているものである。
また、本発明の第2の態様である車両の灯具取付部構造は、外装ランプが車体に形成された凹部に挿入され、複数の螺合手段によって本固定されているものである。
この車両の灯具取付部構造において、爪嵌合で外装ランプ、車体あるいは内装トリムに取り付けられ、外装ランプの取り外し作業に付随して取り外されるカバー部材は、ランプの外周縁と凹部の内周縁との間の見切り隙間に挿入させるためのリブが裏面側に設けられているものである。
このような第1の態様及び第2の態様である車両の灯具取付部構造によれば、カバー部材は、爪嵌合で外装ランプ、車体あるいは内装トリムに取り付けられていることから、手や指だけで外装ランプ、車体あるいは内装トリムから取り外すことができるので、外装ランプの取り外し作業の中で取り外し工具を使用せずに作業を行うことができる。
また、このカバー部材には裏面側にリブが設けられていることから、外装ランプを車体の凹部から取り外す時に、カバー部材を持ち手として利用することができるので、第1の態様においては、ランプの後端縁と、当該後端縁が対向する車体の部位との間の見切り隙間に車体の表側から挿入したリブを、外装ランプの取り外し方向に作用させることができ、第2の態様においては、ランプの外周縁と凹部の内周縁との間の見切り隙間に車体の表側から挿入したリブを、外装ランプの取り外し方向に作用させることができる。したがって、この見切り隙間が手や指を引っ掛け難い狭い寸法になっていても、外装ランプを容易に車体の凹部から取り外すことができる。
また、第1の態様においては、外装ランプは、螺合手段によるねじ結合状態を解除しても嵌合手段によって車体の凹部に仮固定されている状態になるが、カバー部材のリブで嵌合手段の嵌合力に抗して外装ランプを凹部から取り外すことができ、第2の態様においては、外装ランプが凹部の出口面より引っ込んだ状態になっていても、ランプの外周縁と凹部の内周縁との間の見切り隙間に車体の表側からカバー部材のリブを挿入することができるので、外装ランプを凹部から取り外すことができる。
本発明の第3の態様は第1の態様又は第2の態様である車両の灯具取付部構造において、リブのカバー部材に対する配置位置は、リブを見切り隙間に挿入後、外装ランプを凹部から取り外す方向に向けて当該リブに力を加え易い位置である。
このような第3の態様である車両の灯具取付部構造によれば、カバー部材を持ち手として操作し易くなる。
本発明の車両用灯具構造によれば、外装ランプのバルブの交換等のメンテナンス作業の際、車載工具等の別途必要になる取り外し工具を用いずに車体の凹部に取り付けられた外装ランプを車体の表側から容易に取り外すことができる。
本発明の車両用灯具構造における好ましい実施の形態を示す図で、(A)は組立斜視図、(B)は分解斜視図、(C)はカバー部材を裏側から見た斜視図である。 リヤコンビネーションランプを取り外す場合の手順の説明図で、(A)はカバー部材を車体の凹部から取り外す前の図で、図1(A)に示すZ−Z断面図、(B)はカバー部材を車体の凹部から取り外した後の図で、図1(A)に示すZ−Z断面図である。
以下、本発明の車両の灯具取付部構造を実施するための形態例について説明する。なお、この発明を実施するための形態で使用する図1(A)、(B)中において矢印で方向を示してあるが、これは運転席に着座した乗員から見た方向を示している。矢印UPは車両上方向、矢印RRは車両後方向、矢印RHは車両右方向をそれぞれ示している。
本発明の灯具取付部構造は、外装ランプが車体に形成された凹部に挿入され、嵌合手段によって仮固定されていると共に螺合手段によって本固定されている灯具取付部(以下、「第1の灯具取付部」という。)に好適である。なお、凹部には、外装ランプを裏側から押し出すことができるような穴は開いていないものとする。
この第1の灯具取付部に用いられる外装ランプとしては、例えば図1(A)、(B)に示すようなリヤコンビネーションランプ1が該当する。このリヤコンビネーションランプ1は、車両の車両後端部の荷室6を開閉する跳ね上げ式のバックドア(図示せず。)の車幅方向の左右の側部に設けられている。なお、リヤコンビネーションランプ1が設けられている車両後端部は、車幅方向の中心に対して基本的には左右対称に構成されているので、図1(A)、(B)では車両の後端部の右側部のみを図示し、この車両の後端部の右側部について説明する。
このリヤコンビネーションランプ1はアウタレンズ11及びハウジング12を備え(図2(A)参照。)、方向指示灯、制動灯、尾灯、後退灯、反射器等が一体として組み込まれ、上から見るとL字形に形成されている。
このようにL字形に形成されたリヤコンビネーションランプ1が取り付けられる車体2の後端部の右側部には、当該リヤコンビネーションランプ1を車両後方側から挿入するための凹部21が形成されている。この凹部21は、リヤコンビネーションランプ1がL字形に形成されているので、車体2の後端部の右側部だけではなく車体2の後部の側面部にも連なった状態で設けられている。以下、凹部21の側面部を側面凹部21aと称する。
また、このリヤコンビネーションランプ1と凹部21とは、リヤコンビネーションランプ1の車幅方向外側部位に配置され、軸心が車体2の凹部21に対して車両前後方向に沿って装着されているグロメット31と、グロメット31に車両前後方向で嵌合可能にリヤコンビネーションランプ1のハウジング12の裏側に設けられている嵌合ピン32とを備えている嵌合手段3によって仮固定されている。この嵌合ピン32としては例えばスタッドピンが該当する。
また、リヤコンビネーションランプ1と凹部21とは、リヤコンビネーションランプ1の車幅方向内側部位に配置され、リヤコンビネーションランプ1の車幅方向内側端に車幅方向に沿って突設して設けられているブラケット13が車両の表側から凹部21の底部に固定する螺合手段4によって本固定されている。この螺合手段4として、例えば、スクリューグロメット41が好ましい(図2(A)、(B)参照。)。このスクリューグロメット41は凹部21の底部の所定位置に固定されている。このスクリューグロメット41の穴42に、ブラケット13に設けられた貫通孔13aを介してタップスクリューのようなスクリュー43をねじ込むことによりブラケット13が凹部21に取り付けられる。なお、このスクリューグロメット41は、パッキンとして機能するように形成されている。
さらに、本発明の灯具取付部構造は、爪嵌合(「爪嵌合」は、スナップフィットともいう。)で車体2の凹部21の底部に取り付けられ、リヤコンビネーションランプ1のブラケット13を固定するスクリュー43を隠すために当該スクリュー43を表側から覆う位置に配置されているカバー部材5を備えている。したがって、このカバー部材5は、リヤコンビネーションランプ1の取り外し作業に付随して取り外されるものである。
このカバー部材5は、例えば図1(C)に示すように、L字形に形成され、一辺51の端部には裏側に折り曲げられた折曲片51aが設けられている。この一辺51はスクリュー43を覆う部位で、折曲片51aがその凹部21の底面から突出したそのスクリュー43を避けることができる高さで形成されている。他辺52はリヤコンビネーションランプ1の車幅方向内側面を覆う部位である。
このカバー部材5の爪嵌合としては、ブラケット13の上端、下端の裏面側に対向する嵌合爪(図示せず。)が形成され、カバー部材5の裏面側に、ブラケット13の嵌合爪に爪嵌合させるための可撓性を有する弾性係止爪53が形成されている。また、この爪嵌合構造では、弾性係止爪53をリヤコンビネーションランプ1のブラケット13に爪嵌合させていたが、これに限らず、車体自体に弾性係止爪53を爪嵌合させる爪嵌合構造でもよい。
なお、このスクリュー43を隠すためのカバー部材5は、リヤコンビネーションランプ1の各バルブの交換頻度は少ないが、バックドアの開閉頻度は多いので、バックドアの開閉時における見栄えを良くするために設けている。
このようなカバー部材5は、さらに、リヤコンビネーションランプ1の後端縁(ハウジング12)と、当該後端縁が対向する車体2の凹部21の部位との間の見切り隙間に挿入させるためのリブ54が裏面側に設けられている。このリブ54はリヤコンビネーションランプ1や車体2を傷付けないようにするために樹脂が好適であるので、カバー部材5とは一体成形あるいは別体でもよい。図1(C)においては、リブ54がカバー部材5と一体成形されて裏面に突設されている。なお、本明細書において「突設」とは突き出した状態に設けることを意味する。一方、別体の場合、ねじ結合や接着等の固定手段によってリブ54をカバー部材5の裏面側に固定させる。また、このリブ54は、グロメット31と嵌合ピン32との嵌合力を超える程度の強度、剛性があればよい。
さらに、このリブ54のカバー部材5に対する配置位置は、リブ54を見切り隙間に挿入後、リヤコンビネーションランプ1を凹部21から取り外す方向に向けて当該リブ54に力を加え易い位置である。図1(C)に示すカバー部材5では、一辺51と他辺52との接続点の箇所に設けることにより他辺52を持ち手としてリブ54に力を加え易くなるので、カバー部材5の他辺52を持ち手として操作し易くなる。
なお、このような見切り隙間は、美的外観を向上させるために、一般的には狭く設けられている。この見切り隙間は、例えば、1〜2mmに設定されている。
次に、リヤコンビネーションランプ1のバルブの交換等のメンテナンス作業において、車体2の凹部21に嵌合手段3及び螺合手段4によって取り付けられたリヤコンビネーションランプ1を取り外す場合の手順について、図2(A)、(B)に基づき説明する。
まず、カバー部材5を車体2の凹部21から取り外す。この状態は図2(B)のカバー部材5が2点鎖線で示してある箇所である。カバー部材5は、爪嵌合で車体2の凹部21に取り付けられていることから、手や指だけで車体2の凹部21から取り外すことができるので、リヤコンビネーションランプ1の取り外し作業の中で専用の取り外し工具を使用せずに作業を行うことができる。
次に、スクリュー43を車体2の凹部21(スクリューグロメット41)から取り外す。この状態は図2(B)のカバー部材5が2点鎖線で示してある箇所である。スクリュー43を車体2の凹部21から取り外すことで、リヤコンビネーションランプ1は、嵌合手段3によって車体2の凹部21に仮固定されている状態になる。この状態において、カバー部材5には裏面側にリブ54が設けられていることから、リヤコンビネーションランプ1を車体2の凹部21から取り外す時に、カバー部材5の他辺52を持ち手として利用することができるので、リヤコンビネーションランプ1の方向指示灯が配置される部位11aの車両前方側と、車体2の側面凹部21aとの見切り隙間に車体2の表側から挿入したリブを、リヤコンビネーションランプ1の取り外し方向に作用させることができる。なお、この状態は図2(B)のカバー部材5を実線で示してある箇所である。
したがって、カバー部材5のリブ54で嵌合手段3の嵌合力に抗してリヤコンビネーションランプ1を車体2の凹部21から引き出すことができ、また、この見切り隙間が手や指を引っ掛け難い狭い寸法になっていても、リヤコンビネーションランプ1を容易に車体2の凹部21から取り外すことができる。
このリヤコンビネーションランプ1を車体2の凹部21から取り外す作業は、従来では、リヤコンビネーションランプ1の方向指示灯が配置される部位11aの車両前方側と、車体2の側面凹部21aとの見切り隙間が狭いと、手や指を引っ掛けることが困難で、リヤコンビネーションランプ1の表面に手を添えて引き抜いていた。したがって、当該ランプ表面に力が伝わり難く、手が滑り易かったので、作業の仕方によってはリヤコンビネーションランプ1に対して無理な力が加わったり、予期せぬ方向に力が加わったりして当該ランプを破損させる虞があった。
このような従来の取り外し作業に対して、第1の灯具取付部の実施例によれば上述した取り外し作業になるので、リヤコンビネーションランプ1の交換作業性と交換安全性とを従来よりも向上させることができ、而も部品破損の低減を図ることができる。また、第1の灯具取付部の実施例によれば、取り外し工具を車載工具として搭載したり新たに購入したりしなくてもよくなる。さらに、この取り外し工具を挿入するための穴をリヤボディに設けなくてもよくなるので、当該リヤボディの外観を悪化させずに済むことになる。
なお、上述した第1の灯具取付部の実施例においては、リヤコンビネーションランプのブラケットを車体の表側からスクリューで凹部の底部に固定していたが、これに限らず、リヤコンビネーションランプのブラケットを車体の裏側からスクリューで凹部の底部に固定してもよい。この場合、内装トリムの開口部を覆うカバー部材を選択することで、外装ランプの取り外し作業に付随して取り外されるものとして利用することができる。さらに、上述した第1の灯具取付部の実施例では、本発明をリヤコンビネーションランプに適用した場合を例示したが、これに限らず、本発明は、その他の自動車用ランプに適用してもよい。
また、本発明の灯具取付部構造は、上述した第1の灯具取付部に限らず、外装ランプが車体に形成された凹部に挿入され、複数の螺合手段によって本固定されている灯具取付部(以下、「第2の灯具取付部」という。)にも適用させることができる。なお、この凹部においても、外装ランプを裏側から押し出すことができるような穴は開いていないものとする。
この場合、爪嵌合で外装ランプ、車体あるいは内装トリムに取り付けられ、外装ランプの取り外し作業に付随して取り外されるカバー部材は、ランプの外周縁と、車体の凹部の内周縁との間の見切り隙間に挿入させるためのリブが裏面側に設けられている。
このような外装ランプは、ランプの外周縁と凹部の内周縁との間の見切り隙間に挿入したリブを、外装ランプの取り外し方向に作用させることができる。例えば、背景技術に開示した特許文献1のようなランプの取付構造、即ち、凹部の内方に外装ランプの全体が入り込み当該外装ランプが凹部の出口面より引っ込んだ状態になっていても、ランプの外周縁と凹部の内周縁との間の見切り隙間に車体の表側からカバー部材のリブを挿入し、カバー部材でてこの原理により外装ランプを浮き上がらせることができるので、外装ランプを凹部から取り外すことができる。即ち、カバー部材が作用点、リブが力点、凹部が支点となる。
このような第2の灯具取付部によれば、バンパに適用しても外装ランプをバンパの凹部から取り外す作業を車体の表側から行うことができるので、背景技術に開示した特許文献1のようなランプの取付構造のようにバンパを車体から取り外さなくてもよくなる。なお、この第2の灯具取付部はてこの原理による外装ランプの浮き上がらせ作業以外は、第1の灯具取付部と同様の作用、効果を奏することになるので、説明は省略する。また、この第2の灯具取付部では、背景技術に開示した特許文献1のランプの取付構造に基づいて説明しているので、図を省略している。
このような本発明の灯具取付部構造によれば、外装ランプのバルブの交換等のメンテナンス作業の際、車載工具等の別途必要になる取り外し工具を用いずに車体の凹部に取り付けられた外装ランプを車体の表側から容易に取り外すことができる。したがって、自動車等の車両の使用者自身が容易にバルブ交換等のメンテナンス作業を行うことができるようになる。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることはいうまでもないことである。
1……リヤコンビネーションランプ(外装ランプ)
2……車体
3……嵌合手段
4……螺合手段
5……カバー部材
54……リブ

Claims (3)

  1. 外装ランプが車体に形成された凹部に挿入され、嵌合手段によって仮固定されていると共に螺合手段によって本固定されている車両の灯具取付部構造において、
    爪嵌合で前記外装ランプ、前記車体あるいは内装トリムに取り付けられ、前記外装ランプの取り外し作業に付随して取り外されるカバー部材は、前記ランプの後端縁と、当該後端縁が対向する前記車体の部位との間の見切り隙間に挿入させるためのリブが裏面側に設けられていることを特徴とする車両の灯具取付部構造。
  2. 外装ランプが車体に形成された凹部に挿入され、複数の螺合手段によって本固定されている車両の灯具取付部構造において、
    爪嵌合で前記外装ランプ、前記車体あるいは内装トリムに取り付けられ、前記外装ランプの取り外し作業に付随して取り外されるカバー部材は、前記ランプの外周縁と前記凹部の内周縁との間の見切り隙間に挿入させるためのリブが裏面側に設けられていることを特徴とする車両の灯具取付部構造。
  3. 前記リブの前記カバー部材に対する配置位置は、前記リブを前記見切り隙間に挿入後、前記外装ランプを前記凹部から取り外す方向に向けて当該リブに力を加え易い位置であることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の灯具取付部構造。
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