JP6869315B2 - 電子ヒューズ回路及びその動作方法 - Google Patents

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Description

本発明は、メモリ装置に適用される電子ヒューズ回路及びその動作方法に関し、特に使用ビット(use bit)を必要としない電子ヒューズ回路及びその動作方法に関する。
メモリ装置のプロセスの欠陥の問題に対し、電子ヒューズ(eFuse)が広く使われている。電子ヒューズに大きな電流を流して電子ヒューズを溶断することによって、欠陥のあるメモリセルを交換する。
従来技術は、使用ビット(use bit)によって、電子ヒューズが属する電子ヒューズ組(eFuse set)が溶断された電子ヒューズをあるか否かを確認するが、使用ビットは、チップの総面積を増大させる。一方、溶断電圧が十分な電圧値まで回復するのを待つため、従来技術は、溶断クロック信号の待ち時間(wait time)が長くなるが、複数の電子ヒューズの処理速度(throughput)の低下を招く。
更に、従来技術では、一時記憶データは電源がオンされる時及びオフされる時にのみ更新されるので、電源がオンされた時とオフされる時の間において、溶断された電子ヒューズを有する電子ヒューズ組に対して上書き動作が行われ、電子ヒューズに対して溶断動作を行う信頼性の低下を招く。また、短時間で複数の電子ヒューズが溶断されてそのうち1つの電子ヒューズが先に溶断される時、大きな電流が先に溶断された電子ヒューズに流れ込み、他の電子ヒューズの溶断電圧が引き下げられて他の電子ヒューズの溶断動作の信頼性の低下を招く。
本発明は、使用ビットを用いずに電子ヒューズが溶断されたか否かを判定することで、チップ面積を減少させ、溶断動作の処理速度及び信頼性を向上させる電子ヒューズ回路及びその動作方法を提供する。
本発明の実施例は、メモリ装置に適用される電子ヒューズ回路を提供し、電子ヒューズ回路は、複数の電子ヒューズ組及び制御回路を含み、各電子ヒューズ組は、複数の電子ヒューズを有する。電源がオンにされる時、制御回路は、各電子ヒューズ組を検出して検出信号を生成し、検出信号に基づいて各電子ヒューズ組の複数の電子ヒューズが溶断されているか否かを判定し、複数の電子ヒューズに対して溶断動作を行うか否かを決定する。検出信号に基づき、複数の電子ヒューズ中の少なくとも1つの電子ヒューズが溶断された電子ヒューズであると判定する時、制御回路は、少なくとも1つの溶断された電子ヒューズが属する電子ヒューズ組の上書き動作をディスエーブルにする。また、電気ヒューズの書き込みデータをラッチし、電源がオンの間に再度溶断要求があったときに、各電子ヒューズ組の書き込みデータに基づいて検出信号を更新し、前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズ組のそれぞれの前記複数の電子ヒューズが溶断されているか否かを判定し、複数の電子ヒューズに対して溶断動作を行うか否かを決定する。
本発明の実施例は、電子ヒューズ回路の動作方法を提供し、電子ヒューズ回路は、メモリ装置に適用され、電子ヒューズは、複数の電子ヒューズ組及び制御回路を含み、各電子ヒューズ組は、複数の電子ヒューズを含み、動作方法は、電源がオンにされる時に各電子ヒューズ組を検出して検出信号を生成することを含むが、これに限定するものではない。検出信号に基づいて、各電子ヒューズ組の複数の電子ヒューズが溶断されているか否かを判定する。複数の電子ヒューズに対して溶断動作を行うか否かを決定する。検出信号に基づいて複数の電子ヒューズのうちの少なくとも1つの電子ヒューズが溶断された電子ヒューズであると判定する時、少なくとも1つの溶断された電子ヒューズが属する電子ヒューズ組の上書き動作をディスエーブルにする。
上記に基づき、本発明の幾つかの実施例では、電子ヒューズ回路及びその動作方法は、使用ビットを必要とせずに複数の電子ヒューズが溶断されているか否かを判定する。制御回路が複数の電子ヒューズのうちの少なくとも1つの電子ヒューズが溶断された電子ヒューズであると判定する時、少なくとも1つの溶断された電子ヒューズが属する電子ヒューズ組の上書き動作をディスエーブルにし、チップ面積を減少させ、溶断動作の処理速度及び信頼性を向上させる。
本発明の一実施例に基づく電子ヒューズ回路の説明図である。 本発明の一実施例に基づく電子ヒューズ回路の回路ブロック図である。 本発明の一実施例に基づく溶断回路内部回路を含む電子ヒューズ回路の回路ブロック図である。 本発明の一実施例に基づくセンサの回路図である。 本発明の一実施例に基づく判定回路の回路図である。 本発明の一実施例に基づく判定回路がセンシングデータとして1111111を受信するタイミング図である。 本発明の一実施例に基づく判定回路がセンシングデータとして1010110を受信するタイミング図である。 本発明の一実施例に基づく電子ヒューズの関連数値の遷移図である。 本発明の他の実施例に基づく電子ヒューズ回路の説明図である。 本発明の他の実施例に基づく電子ヒューズの関連数値の遷移図である。 本発明の他の実施例に基づく電子ヒューズの溶断動作のタイミング図である。 本発明の更に他の実施例による電子ヒューズの溶断動作のタイミング図である。 本発明のまた更に他の実施例による電子ヒューズ溶断動作のタイミング図である。 本発明の一実施例に基づく電子ヒューズ回路の動作方法のフローチャートである。
本発明の上記特徴及び利点を分かり易くするために、実施例を挙げ、図面を合わせて以下のとおり詳細を説明する。
図1を参照し、電子ヒューズ回路10は、制御回路110と電子ヒューズ組120[1]〜120[m]を含む。一実施例では、電子ヒューズ回路10は、m個の電子ヒューズ組を有し、mは、1より大きい正の整数である。電子ヒューズ組120[1]〜120[m]のそれぞれは、複数の電子ヒューズを有し、一実施例では、電子ヒューズ組120[1]〜120[m]のそれぞれは、7個の電子ヒューズを有するが、電子ヒューズ組120[1]〜120[m]のそれぞれが有する電子ヒューズの数は、これに限定するものではない。例えば、電子ヒューズ組120[1]は、電子ヒューズ120[1][1]〜120[1][7]を有する。制御回路110は、電子ヒューズ組120[1]〜120[m]に結合される。この実施例では、電子ヒューズ回路10は、メモリ装置(図示せず)内の欠陥のあるメモリセルを交換するために、電子ヒューズに大きな電流を流すことによって電子ヒューズを溶断する。
図1及び図2を併せて参照し、電源がオンにされる時、制御回路110は、電子ヒューズ組120[m]を検出して検出信号DT[m]を生成し、制御回路110は、検出信号DT[m]に基づいて電子ヒューズ組120[m]の電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]が溶断されているか否かを判定し、電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]に溶断動作を行うか否かを決定する。詳細には、制御回路110は、電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]の第1端(高電位端)のヒューズ電圧VP[m][1]〜VP[m][n]を検出し、ヒューズ電圧VP[m][1]〜VP[m][n]と第1閾値電圧の電圧値の大きさを比較して検出信号DT[m]を生成し、続いて、制御回路110は、検出信号DT[m]に基づいて電子ヒューズ120[m][1]〜120[m]が溶断されているか否かを判定する。ヒューズ電圧VP[m][n]は、m番目の電子ヒューズ組120[m]のn番目の電子ヒューズ120[m][n]の第1端(高電位端)の電圧を表す。この実施例では、第1閾値電圧は、設計要件に応じて決定される。検出信号DT[m]は、例えば、1組の論理信号であることができ、電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]のヒューズ電圧VP[m][1]〜VP[m][n]及び第1閾値電圧の電圧値の比較結果を表すことに用いられる。次に、制御回路110は、検出信号DT[m]に基づいて複数の電子ヒューズのうち少なくとも1つの電子ヒューズが溶断された電子ヒューズであると判定する時、即ち、電子ヒューズ組[m]の中の電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]のうちの少なくとも1つの電子ヒューズが溶断されている時、制御回路110は、少なくとも1つの溶断された電子ヒューズが属する電子ヒューズ組に対する上書き(overwrite)動作をディスエーブル(disable)にする。
例えば、電源がオンにされる時、制御回路110は、電子ヒューズ組120[1]中の電子ヒューズ120[1][1]〜120[1][7]の第1端(高電位端)のヒューズ電圧を検出し、ヒューズ電圧VP[1][1]〜VP[1][7]と第1閾値電圧を比較して検出信号DT[1]を生成することができ、検出信号DT[1]に基づいて電子ヒューズ組120[1]中の電子ヒューズ120[1][1]〜120[1][7]が既に電子ヒューズを溶断しているか否かを判定する。検出信号DT[1]により電子ヒューズ120[1][2]が既に電子ヒューズを溶断されていると判定する場合、制御回路110は、電子ヒューズ120[1][2]が属する電子ヒューズ組120[1]に対する上書き動作をディスエーブルにし、溶断された電子ヒューズ120[1][2]を有する電子ヒューズ組120[1]に対する上書き動作を回避することで、溶断動作の信頼性の低下を回避する。
更に、制御回路110がヒューズ電圧VP[m][n]と第1閾値電圧の電圧値と比較して検出信号DT[m]を生成する実施方式は、実際の設計の要求に応じて決定することができる。例えば、ヒューズ電圧VP[1][2]が第1閾値電圧より小さい場合、制御器110は、電子ヒューズ組120[1]の電子ヒューズ120[1][2]が溶断されていない電子ヒューズであると判定することができる。ヒューズ電圧VP[1][2]が第1閾値電圧よりも大きい時、制御器110は電子ヒューズ組120[1]の電子ヒューズ120[1][2]が溶断された電子ヒューズであると判定することができる。
図2を参照すると、電子ヒューズ回路10は、制御回路110と電子ヒューズ組120[1]〜120[m]を含む。一実施例では、制御回路110は、制御器210、センサ220、データラッチ230、判定回路240及び溶断回路250を含む。一実施例では、制御器210は、メモリ装置内の制御論理回路(図示せず)によって提供された入力信号INPUTを受信し、第1制御信号CM1及び制御データCDを生成する。この実施例では、制御器210は、第1制御信号CM1及び制御データCDを提供してそれぞれセンサ220及び溶断回路250の動作を制御することに用いられ、本発明は、制御器210の構造を限定しない。
センサ220は、制御器210と電子ヒューズ組120[m]の電子ヒューズ120[m][n]の第1端との間に結合され、電子ヒューズ120[m][n]の第1端(高電位端)の電圧は、即ち、ヒューズ電圧VP[m][n]である。センサ220は、第1制御信号CM1に基づいて電子ヒューズ120[m]の電子ヒューズ120[m][n]の第1端のヒューズ電圧VP[m][n]を検出してセンシングデータSD[m][n]を生成する。例えば、センサ220は、第1制御信号CM1に基づいて電子ヒューズ120組[1]の電子ヒューズ120[1][2]のヒューズ電圧VP[1][2]を検出し、センシングデータSD[1][2]を生成する。
データラッチ230は、センサ220に結合され、センシングデータSD[m][n]をラッチしてラッチデータLD[m][n]を生成し、ラッチデータLD[m][n]を出力してメモリ装置の制御論理回路(図示せず)に出力する。データラッチ230は、従来のラッチであることができ、本発明は、データラッチ230の構造を限定しない。
判定回路240は、センサ220に結合され、センシングデータSD[m][n]に基づいて電子ヒューズ組120[m]の電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]のうちの少なくとも1つの電子ヒューズが溶断された電子ヒューズであるか否かを判定して検出信号DT[m]を生成する。例えば、判定回路240は、センシングデータSD[1][1]〜SD[1][7]に基づいて、電子ヒューズ組120[1]中の電子ヒューズ120[1][2]が溶断された電子ヒューズであってその他の電子ヒューズ120[1][1]、120[1][3]〜120[1][7]は溶断されていない電子ヒューズとである判定し、それに応じて検出信号DT[1]を生成する。
溶断回路250は、制御器210、複数の電子ヒューズ、センサ220および判定回路240に結合される。溶断回路250は、制御データCD、書き込みデータWD[m][n]及び検出データDT[m]に基づいて、ヒューズ電圧VP[m][n]を複数の電子ヒューズの第1端に出力し、溶断電圧VBURNを複数の電子ヒューズの第2端(低電位端)に出力する。例えば、受信した制御データCD、書き込みデータWD[1][2]及び検出データDT[1]に基づき、溶断回路250は、ヒューズ電圧VP[1][2]を電子ヒューズ組120[1]のうち電子ヒューズ120[1][2]の第1端に出力し、溶断電圧VBURNを電子ヒューズ120[1][2]の第2端に出力することができる。センサ220、判定回路240、溶断回路250の実施の詳細については、後述する。
図3を参照し、電子ヒューズ回路10中の溶断回路250は、溶断電圧ジェネレータ310、溶断クロックジェネレータ320及び溶断セレクタ330を含む。溶断電圧ジェネレータ310は、制御器210と電子ヒューズ組120[m]の間に結合され、制御データCDの書き込みイネーブル信号WEに基づいて溶断イネーブル信号BURNENと溶断電圧VBURNを生成し、溶断電圧VBURNを電子ヒューズ組120[m]の電子ヒューズ120[m][n]の第2端に出力する。
溶断クロックジェネレータ320は、制御器210及び判定回路240に結合され、検出信号DT[m]及び制御データCD中の電子ヒューズ組120[m]に対するクロックデータCLKD[m]を受信し、検出信号DT[m]及びクロックデータCLKD[m]に基づいて電子ヒューズ組120[m]に対するクロック信号CLK[m](CLK[m]_t)を生成する。例えば、溶断クロックジェネレータ320は、電子ヒューズ組120[1]に対して生成された検出信号DT[1]及び制御データCD中の電子ヒューズ組120[1]に対するクロックデータCLKD[1]を受信し、電子ヒューズ組120[1]に対するクロック信号CLK[1]を生成する。
溶断セレクタ330は、制御器210、センサ220、溶断電圧ジェネレータ310及び溶断クロックジェネレータ320に結合され、センサ220から書き込みデータWD[m][n]を受信し、溶断電圧ジェネレータ310から溶断イネーブル信号BURNEN及び溶断電圧VBURNを受信し、溶断クロックジェネレータ320からクロック信号CLK[m]を受信する。溶断セレクタ330は、制御データCD中のイネーブル信号EN[m][n]、書き込みデータWD[m][n]、溶断イネーブル信号BURNEN、溶断電圧VBURN及びクロック信号CLK[m]に基づいてヒューズ電圧VP[m][n]を電子ヒューズ組120[m]の電子ヒューズ120[m][n]の第1端に生成し、ヒューズ電圧VP[m][n]に基づいて溶断動作を行う必要がある電子ヒューズ[m][n]に対して溶断動作を実行する。この実施例では、ヒューズ電圧VP[m][n]が第2閾値電圧よりも大きい時、電子ヒューズ120[m][n]に対して溶断動作を行う。
図4を参照すると、センサ220は、第1スイッチング回路410、センスアンプラッチ回路420、第2スイッチング回路430及び論理回路440を含む。この実施例では、第1スイッチング回路410は、制御器210と複数の電子ヒューズ120[m][n]の第1端との間に結合され、第1イネーブル信号SEN_c、第1スイッチング信号FUSEREF1、第2スイッチング信号SENSE1LOW及びヒューズ電圧VP[m][n]を受信して第1電圧V1を生成する。センスアンプラッチ回路420は、第1スイッチング回路410に結合され、第1イネーブル信号SEN_c、第2イネーブル信号SEN_t、第3イネーブル信号SENSE3_t、第1電圧V1及びラッチ電圧VL1を受信し、ラッチ電圧VL2を生成する。第2スイッチング回路430は、センスアンプラッチ回路420に結合され、第2制御信号WRADD[m]及び電子ヒューズアドレスデータFADD[m]を受信してラッチ電圧VL1及びラッチ電圧VL2を生成する。論理回路440は、センスアンプラッチ回路420及び第2スイッチング回路430に結合され、ラッチ電圧VL2を受信してセンシングデータSD[m][n]及び書き込みデータWD[m][n]を生成する。
第1スイッチング回路410は、トランジスタP1とトランジスタN1を含む。トランジスタP1の第1端は、第1イネーブル信号SEN_cを受信し、トランジスタP1の制御端は、第1スイッチング信号FUSEREF1を受信し、トランジスタP1の第2端の電圧は、第1電圧V1である。トランジスタN1の第1端は、トランジスタP1の第2端に結合され、トランジスタN1の制御端は、第2スイッチング信号SENSE1LOWを受信し、トランジスタN1の第2端は、ヒューズ電圧VP[m][n]を受信する。第1スイッチング回路410は、第1スイッチング信号FUSEREF1、第2スイッチング信号SENSE1LOWによってトランジスタP1及びトランジスタN1を制御して第1電圧V1としてヒューズ電圧VP[m][n]を読み出し、センスアンプラッチ回路420に第1電圧V1を供給する。センスアンプラッチ回路420の動作モードについては後述する。
第2スイッチング回路430は、トランジスタN2、トランジスタN3及び反転ゲートINV1を含む。トランジスタN2の第1端は、センスアンプラッチ回路420に結合され、トランジスタN2の第1端の電圧は、ラッチ電圧VL1であり、トランジスタN2の制御端は、第2制御信号WRADD[m]を受信し、トランジスタN2の第2端は、電子ヒューズアドレスデータFADD[m]を受信する。トランジスタN3の第1端は、センスアンプラッチ回路420に結合され、トランジスタN3の第1端の電圧は、ラッチ電圧VL2であり、トランジスタN3の制御端は、第2制御信号WRADD[m]を受信する。反転ゲートINV1は、トランジスタN2の第2端とトランジスタN3の第2端との間に結合され、電子ヒューズ書き込みアドレスFADD[m]を受信して反転電子ヒューズ書き込みアドレスBFADD[m]をトランジスタN3の第2端に生成する。
論理回路440は、NANDゲートNAND1、NANDゲートNAND2、反転ゲート INV2を含む。NANDゲートNAND1は、トランジスタN3の第1端及びセンスアンプラッチ回路420に結合され、NANDゲートNAND1の入力端は、ラッチ電圧VL2及び第3イネーブル信号SENSE3_tを受信してNAND論理演算を行い、反転ゲートINVA及び反転ゲートINVBによってバッファリングを行い、センシングデータSD[m][n]を生成する。NANDゲートNAND2は、センスアンプラッチ回路420とトランジスタN3の第1端に結合され、ラッチ電圧VL2と第1書き込みイネーブル信号EFWRTACT_tを受信して反転書き込みデータBWD[m][n]を生成するように配置される。反転ゲートINV2は、NANDゲートNAND2に結合され、反転書き込みデータBWD[m][n]を受信して書き込みデータWD[m][n]を生成する。
図4を参照し、電源がオンにされる時、制御信号CM1中の第1イネーブル信号SEN_c及び第2イネーブル信号SEN_tは、ハイ論理レベルにあり、センスアンプラッチ回路420をイネーブルにする。第1スイッチング信号FUSEREF1と第2スイッチング信号SENSELOWによってトランジスタP1とトランジスタN1に対して制御し、電子ヒューズ120[m][n]の第1端のヒューズ電圧VP[m][n]を第1電圧V1として読み出し、センスアンプラッチ回路420で第1電圧V1を増幅してラッチし、センスアンプラッチ回路420、反転ゲートINV1、反転ゲート2、反転ゲートA、反転ゲートB、NANDゲートNAND1、NANDゲートNAND2の電源は、電源電圧VINTであり、グランド電圧VSSに接地される(図示せず)。電源電圧VINTは、第1電圧V1のよりも大きい電圧であり、電源電圧VINTの大きさは、設計の要求に応じて決定される。次に、センサ220は、センシングデータSD[m][n]を判定回路240に出力する。センサ220は、2つの役割を有し、1つ目は、電子ヒューズ120[m][n]のヒューズ電圧VP[m][n]をセンシングし、第1電圧V1をラッチし、センシングデータSD[m][n]の出力タイミングを制御することである。2つ目は、電子ヒューズアドレスデータFADD[m]をラッチし、書き込みデータWD[m][n]を溶断回路250で送信するタイミングを制御することである。第2制御信号WRADD[m]_tがハイ論理レベルである時、トランジスタN2及びトランジスタn3がオンにされて電子ヒューズアドレスデータFADD[n]をセンスアンプラッチ回路420に提供し、電子ヒューズ120[m][n]が溶断された後に電子ヒューズアドレスデータFADD[m]をラッチする。上述により、電子ヒューズ120[m][n]を溶断した後の上書き動作をディスエーブルにすることができる。
図5Aを参照すると、判定回路240は、論理判定回路510、バッファ回路520及びラッチ530を含む。論理判定回路510は、センサ220に結合され、センシングデータSD[m][1]〜SD[m][n]を受信し、センシングデータSD[m][1]〜SD[m][n]に基づき、電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]のうちの少なくとも1つの電子ヒューズが溶断された電子ヒューズであるか否かを判定し、判定信号D[m]を生成する。バッファ回路520は、論理判定回路510に結合され、判定信号D[m]を受信し、バッファ経由判定信号DB[m]を生成する。ラッチ530は、バッファ回路520に結合され、バッファ回路520からバッファ経由判定信号DB[m]を受信し、ラッチすることによって検出信号DT[m]を生成する。判定回路240の動作モードについては、後述する。
論理判定回路510は、NANDゲートNAND3、NANDゲートNAND4、NANDゲートNAND5及びNORゲートNOR1を含む。NANDゲートNAND3は、センシングデータSD[m][1]〜SD[m][n]中のサブセンシングデータ群SD[m][1]〜SD[m][3]を受信し、NAND論理演算を実行してNAND信号SNAND1を生成する。NANDゲートNAND4は、センシングデータSD[m][1]〜SD[m][n]のサブセンシングデータ群SD[m][4]〜SD[m][5]を受信し、NAND論理演算を実行してNAND信号SNAND2を生成する。NANDゲートNAND5は、センシングデータSD[m][1]〜SD[m][n]のサブセンシングデータ群SD[m][6]〜SD[m][7]を受信し、NAND演算を実行してNAND信号SNAND3を生成する。NORゲートNOR1の入力端は、NANDゲートNAND1、NANDゲートNAND2、及びNANDゲートNAND3の出力端に結合され、NORゲートNOR1は、NAND信号SNAND1、NAND信号SNAND2及びNAND信号SNAND3を受信し、NOR論理演算を実行して判定信号D[m]を生成する。
バッファ回路520は、反転ゲートINV3、反転ゲートINV4、トランジスタP2及びトランジスタP4を含む。反転ゲートINV3は、論理判定回路510に結合され、判定信号D[m]を受信し、反転判定信号BD[m]を生成する。反転ゲートINV4は、NANDゲートINV3に結合され、反転判定信号BD[m]を受信してバッファ経由判定信号DB[m]を生成する。トランジスタP2は、NANDゲートINV4に結合され、トランジスタP2の第1端は、電源電圧VINTを受信し、トランジスタP2の制御端は、第1書き込みイネーブル信号EFWRTACT_tを受信し、トランジスタP2の第2端は、NANDゲートINV4の電源端に結合される。トランジスタN4は、反転ゲートINV4に結合され、トランジスタN4の第1端は、反転ゲートINV4の接地端に結合され、トランジスタN4の制御端は、第2書き込みイネーブル信号EFWRTACT_cを受信し、トランジスタN4の第2端はグランド電圧VSSに結合される。
図2及び図5Aを参照し、判定回路240は、センサ220からセンシングデータSD[m][1]〜SD[m][n]を受信し、判定回路240において、論理判定回路510によってセンシングデータSD[m][1]〜SD[m][n]に対して論理判定を行う。センシングデータSD[m][1]〜SD[m][n]に基づき、電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]のうち少なくとも1つの電子ヒューズが溶断された電子ヒューズであると判定される時、論理判定回路510は、ロー論理レベルを有する判定信号D[m]を生成する。次に、バッファ回路520は、ロー論理レベルを有する判定信号D[m]に対してバッファリングを行い、ロー論理レベルを有するバッファ経由判定信号DB[m]を生成し、ラッチ530は、ロー論理レベルを有するバッファ経由判定信号DB[m]に対してラッチ動作を行い、ハイ論理レベルを有する検出信号DT[m]を生成する。一方、センシングデータSD[m][1]〜SD[m][n]に基づき、電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]に溶断された電子ヒューズがないと判定する時、論理判定回路510は、ハイ論理レベルを有する判定信号D[m]を出力する。次に、バッファ回路520は、ハイ論理レベルを有する判定信号D[m]に対してバッファリングを行い、ハイ論理レベルを有するバッファ経由判定信号DB[m]を生成し、ラッチ530は、ハイ論理レベルを有するバッファ経由判定信号DB[m]に対してラッチ動作を行い、ロー論理レベルを有する検出信号DT[m]を生成する。ここで、ラッチ530は、反転ゲートINV5及び反転ゲートINV6を含む。
図1、図3、図5A、図5B及び図5Cを参照し、制御回路110が電子ヒューズ120[m][n]に対して溶断動作を実行しようとする時、制御器210は、ロー論理レベルを有するイネーブル信号WEを溶断回路250中の溶断電圧ジェネレータ310に提供し、溶断電圧ジェネレータ310をイネーブルにする。次に、制御器210は、ハイ論理レベルの第1書き込みイネーブル信号EFWRTACT_tを判定回路240に提供する。図5Bを参照し、センシングデータSD[m][1]〜SD[m][n]が1111111である時、判定回路240は、ロー論理レベルの検出信号DT[m]を生成し、それにより、溶断クロックジェネレータ320は、ロー論理レベルの検出信号DT[m]に基づいて対応する電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]のパルス信号CLK[m][1]〜CLK[m][7]を有するクロック信号CLK[m]を生成し、電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]に溶断動作を行う。図5Cを参照し、センシングデータSD[m][1]〜SD[m][n]が1010110である時、判定回路240は、ハイ論理レベルの検出信号DT[m]を生成するので、溶断クロックジェネレータ320は、ハイ論理レベルの検出信号DT[m]に基づいてロー論理レベルに固定したクロック信号CLK[m]を生成し、電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]に対して溶断動作を行わない。この実施例では、第m組の電子ヒューズ組は、7個の電子ヒューズを有するが、例示に過ぎず、本発明は、nの数を限定しない。
図6を参照して、この実施例では、電源がオンにされる時、データWD[m][1]〜WD[m][n]を特定の電子ヒューズ組120[m]に2回入力する例を示し、そのうちの1回目の書き込みデータWD[m][1]〜WD[m][n]は1010110であり、2回目の書き込みデータWD[m][1]〜WD[m][n]は1000110である。ここで、eFuseの切断状態は、eFuseをセンスした時のヒューズ電圧VPによって示し、eFuseが切断されていない時、ヒューズ電圧VPはハイ論理レベルであり、eFuseが切断されている時、ヒューズ電圧VPはロー論理レベルである。タイミング610の時、電源がオンされ(power on)、最初のヒューズ電圧VP[m][1]〜VP[m][n]は1111111であり、センサ220が読み出したセンシングデータSD[m][1]〜SD[m]は1111111であり、データラッチ230は、センシングデータSD[m][1]〜SD[m][n]をラッチしてラッチデータLD[m][1]〜LD[m][n]を1111111として出力する。タイミング620の時、1回目の書き込みデータ1010110を入力し、この時、ヒューズ電圧VP[m][1]〜VP[m][n]は、1010110であり、センサ220が読み出したセンシングデータSD[m][1]〜SD[m][n]は1111111から1010110になり、次にクロック信号CLK[m]が対応するパルスを提供し、図5Bのパルス信号CLK[m][1]〜CLK[m][7]のように、対応する電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]が溶断され、この時、ラッチデータLD[m][1]〜LD[m][n]は1111111であり、1111111を維持する。タイミング630の時、2回目の書き込みデータ1000110を入力し、判定回路240は、電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]のうちの少なくとも1つの電子ヒューズが溶断されていると判定しているので、判定回路240によって提供される検出信号DT[m]はハイ論理レベルであるが溶断クロックジェネレータ320によって提供されるクロック信号CLK[m]はロー論理レベルであり、溶断セレクタ330が電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]に対する上書き動作をディスエーブルにしているので、ヒューズ電圧VP[m][1]〜VP[m][n]は1010110を維持し、センサ220によって読み出されるセンシングデータSD[m][1]〜SD[m][n]は1010110を維持し、ラッチデータLD[m][1]〜LD[m][n]は1111111であり、1111111を維持する。この実施例では、従来技術における一時記憶データは電源がオン及びオフされる時のみ更新され、電源がオンされる時とオフされる時の間は、溶断された電子ヒューズを有する電子ヒューズ組120[m]に対して上書き動作が行われ、電子ヒューズに対する溶断動作の信頼性が低下するという問題を克服することができる。
図7を参照し、図7は、図2に比較し、電子ヒューズ回路20内の制御回路710は、準備判定回路260を更に含んでおり、その他の回路部分は、図2を参照し、ここでは再度説明しない。他の実施例では、準備判定回路260は、判定回路240と制御器210の間に結合される。準備判定回路260は、検出信号DT[m]を受信し、検出信号DT[m]に基づいて準備判定信号READY[m]を生成する。準備判定回路260は、準備判定信号READY[m]を制御器210に出力する。他の実施例では、準備判定回路260は、タイミング回路(図示せず)を含み、タイミング回路は、検出信号DT[m]に基づいて動的に待ち時間を調整して溶断イネーブル信号BURNEN及び溶断電圧VBURNが所定電圧値に回復するのを待つことができる。具体的には、溶断イネーブル信号BURNENは、第1所定電圧値より大きくなるまで回復し、溶断電圧VBURNは、第2所定電圧値よりも小さくなるまで回復する。第1所定電圧値及び第2所定電圧値は、設計の必要に応じて決定され、本発明では限定しない。待ち時間は、準備判定信号READY[m]中の現在の電子ヒューズに対応するパルス信号と次の電子ヒューズに対応するパルス信号との間の間隔時間であり、これについては後で更に説明する。
図8を参照し、図8は図6と類似し、タイミング810はタイミング610に対応し、タイミング820はタイミング620に対応する。その違いは、他の実施例のタイミング830において、2回目の書き込みデータ1000110を入力する時、上書き動作が許可されてヒューズ電圧VP[m][1]〜VP[m][n]が1000110となり、且つセンサ220が読み出したセンシングデータSD[m][1]〜SD[m][n]は100011となり、ラッチデータLD[m][1]〜LD[m][n]は1111111を維持することのみにある。具体的には、他の実施例では電子ヒューズ回路20は、準備判定回路260を更に含んでおり、準備判定回路260内のタイミング回路は、待ち時間を動的に調整して溶断イネーブル信号BURNEN及び溶断電圧VBURNが所定電圧閾値まで回復するのを待つことができる。例えば、待ち時間を長くすると、次の上書き動作の信頼性が高まるため、上書き動作は、許可されてディスエーブルにしないことができる。
図9を参照し、左図は、溶断されていない電子ヒューズ120[m][2]を示し、右図は、溶断されている電子ヒューズ120[m][2]を示す。他の実施例では、電子ヒューズ回路20は、準備判定回路260を更に含み、準備判定回路260は、準備判定信号READYを生成することに用いられる。電子ヒューズ組120[m]が溶断される前は、待ち時間が比較的短く、図9の左図の時点T1と時点T2との間の時間間隔及び時点T2と時点T3との間の時間間隔をし、それは、図9の右図よりも短い。一方、電子ヒューズ組120[m]が溶断されている時、即ち、図9の右図中の溶断イネーブル信号BURNENの電源電圧VPPに対する電圧降下(Voltage drop)及び溶断電圧VBURNの溶断電圧VBURNに対する電圧降下は、図9の左図よりも大きく、電圧の回復を待つために比較的長い待ち時間を要する。従って、準備判定回路260は、待ち時間を延長することができ、待ち時間は、即ち、準備判定信号READY中のパルスとパルスの間の時間間隔である。図9の右図に示すように、図9の右図における時点T1と時点T2との間の時間間隔及び時点T2と時点T3との間の時間間隔は、図9の左図よりも長い。この例では、書き込みデータWD[m][1]はロー論理レベル、書き込みデータWD[m][2]はハイ論理レベル、書き込みデータWD[m][3]はハイ論理レベル、書き込みデータWD[m][4]はロー論理レベルである。ヒューズ電圧VP[m][2]は、時点T1において電源電圧VPPまで昇圧し、ヒューズ電圧VP[m][3]は、時点T2において電源電圧VPPに昇圧する。
注意すべきこととして、ユーザが電子ヒューズが溶断されているか否かを分かっている場合、ユーザは、この状況に応じて待ち時間を調整することができる。ユーザが電子ヒューズが溶断されているか否を分からない場合、対処させるための対策Aと対策Bがある。対策Aは、パッド出力準備判定信号READY_PADのタイミングによって次のクロックが入力される時点を知り、ここで、パッド出力準備判定信号READY_PADは、準備判定信号READYがパッドにより出力された信号であり、パッドは、DQ及びDQSのような既存の出力パッドから選択することができ、本発明では限定しない。対策Bは、電子ヒューズ120[m][n]の数よりも多くのクロック数を提供し、待ち時間の長さが十分長くない時、クロック信号CLK[m]のパルスを省略できる。従って、本実施例は、従来技術の溶断イネーブル信号BURNENと溶断電圧VBURNを設定電圧閾値まで回復させるために待ち時間が長くなるが、複数の電子ヒューズの処理速度(スループット)が低下するという問題を解決することができる。
更に、準備判定回路260は、検出信号DT[m]に基づいて複数の電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]のうちの少なくとも1つの電子ヒューズが溶断された電子ヒューズであると判定する時、該電子ヒューズが属する電子ヒューズ組120[m]中の各電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]の待ち時間を第1待ち時間に調整する。準備判定回路260が検出信号DT[m]に基づいて電子ヒューズが溶断されていない電子ヒューズであると判定する時、複数の電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]が属する電子ヒューズ組120[m]中の各電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]の待ち時間を第2待ち時間に調整する。この実施例では、第1待ち時間は、第2待ち時間よりも長い。
図10を参照し、図10は、図9に類似し、その相違点は、図10の実施例が電子ヒューズ組120[m]全体の待ち時間を非同期に調整するが、各電子ヒューズ120[m][n]はそれぞれ検出信号DT[m]によって動的に待ち時間を調整することにある。例えば、図10の右図では、時点T1と時点T2との間では、溶断イネーブル信号BURNENと溶断電圧VBURNの電圧降下が比較的大きいので、準備判定回路260は、時点T1と時点T2との間の待ち時間を比較的長くなるように調整し、ヒューズ電圧VP[m][2]に比較的長い電圧回復時間をもたせることができる。時点T2と時点T3との間は、溶断イネーブル信号BURNENと溶断電圧VBURNの電圧降下が比較的小さいので、準備判定回路260は時点T2と時点T3との間の待ち時間を比較的短くなるように調整し、ヒューズ電圧VP[m][3]に比較的短い電圧回復時間をもたせることができる。本実施例では、待ち時間は電子ヒューズ毎に変えることによって、電子ヒューズ120[m][n]の溶断動作により高い処理速度をもたせることができる。
また、準備判定回路260が検出信号DT[m]に基づいて複数の電子ヒューズ120[m][n]中の第1電子ヒューズが溶断された電子ヒューズであると判定する時、第1電子ヒューズに対応する待ち時間を第1待ち時間に調整する。準備判定回路260が検出信号DT[m]に基づいて複数の電子ヒューズ120[m]中の第2電子ヒューズが溶断されていない電子ヒューズであると判定する時、第2電子ヒューズに対応する待ち時間を第2待ち時間に調整する。この実施例では、第2待ち時間は第1待ち時間よりも長い。
図11を参照して、この実施例では、複数の電子ヒューズ組120[1]〜120[m]が同時に溶断動作を行う時、溶断された電子ヒューズを有する電子ヒューズ組120[m]に対して溶断動作をディスエーブルし、溶断された電子ヒューズを有さない電子ヒューズ組120[m]に対して溶断動作をディスエーブルにしない。例えば、図11の左図を参照し、電子ヒューズ組120[1]と電子ヒューズ組120[2]が同時に溶断される場合、両方の電子ヒューズ組が何れも溶断された電子ヒューズを有さない時、2つの電子ヒューズが同時に溶断される。具体的には、時間T1において、パルス信号CLK[1]及びパルス信号CLK[2]が両方ともイネーブルにされ、ヒューズ電圧VP[1][1]及びヒューズ電圧VP[2][1]の両方が電源電圧VPPに昇圧される。一方、図11の右図を参照し、電子ヒューズ組120[1]が溶断された電子ヒューズを有して電子ヒューズ組120[2]が溶断された電子ヒューズを有さない時、電子ヒューズ組120[1]の電子ヒューズの溶断動作をディスエーブルにして電子ヒューズ組120[2]の溶断動作のみをイネーブルにする。具体的には、時点T1において、パルス信号CLK[1]がディスエーブルにされてパルス信号CLK[2]がイネーブルにされ、ヒューズ電圧VP[1][1]がロー論理レベルに維持され、ヒューズ電圧VP[2][1]が電源電圧VPPまで昇圧される。従って、本実施例では、同時に2つの電子ヒューズ組に対して溶断動作を行うことによる信頼性低下の問題を解決することができる。
図12を参照し、ステップS1210において、電源がオンにされる時、制御回路110は、各電子ヒューズ組120[m]を検出して検出信号DT[m][n]を生成する。次に、ステップ1220において、制御回路110は、検出信号DT[m][n]に基づいて、各電子ヒューズ組120[m]のうちの複数の電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]が溶断されているかを判定する。ステップS1230において、制御回路110が複数の電子ヒューズ120[m][1]〜120[m][n]に対して溶断動作を行うか否かを決定し、ここで、検出信号DT[m]に基づいて複数の電子ヒューズ120[m][n]のうちの少なくとも1つの電子ヒューズが溶断された電子ヒューズであると判定する時、少なくとも1つの溶断された電子ヒューズの書き込みデータをラッチし、少なくとも1つの溶断された電子ヒューズが属する電子ヒューズ組120[m]に対する上書き動作をディスエーブルにする。
上記をまとめると、本発明の幾つかの実施例では、電子ヒューズ回路及びその動作方法は、使用ビットを必要とせずに電子ヒューズが溶断されているか否かを判定することに用いられる。制御回路が複数の電子ヒューズのうちの少なくとも1つの電子ヒューズが溶断された電子ヒューズであると判定する時、少なくとも1つの溶断された電子ヒューズの書き込みデータをラッチし、少なくとも1つの溶断された電子ヒューズが属する電子ヒューズ組に対する上書き動作をディスエーブルにし、チップ面積を減少し、溶断動作の処理速度と信頼性を向上し、同時に複数の電子ヒューズの溶断動作を行う時の信頼性を向上する。
本発明は、上記のように実施例を開示したが、それは本発明を限定するためのものではなく、当業者は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、いくらかの変更及び修飾を行うことができ、故に本発明の保護範囲は、後述の特許請求の範囲が定義するものを基準とする。
10 電子ヒューズ回路
110 制御回路
120[m] 電子ヒューズ組
120[m][n] 電子ヒューズ
210 制御器
220 センサ
230 データラッチ
240 判定回路
250 溶断回路
260 準備判定回路
310 溶断電圧ジェネレータ
320 溶断クロックジェネレータ
330 溶断セレクタ
410 第1スイッチング回路
420 センスアンプラッチ回路
430 第2スイッチング回路
440 論理回路
510 論理判定回路
520 バッファ回路
530 ラッチ
610、620、630、810、820、830 タイミング
710 制御回路
INV1〜INV9 反転ゲート
NAND1〜NAND6 NANDゲート
NOR1 NORゲート
P1〜P2、N1〜N4 トランジスタ
ADDOUT[n]_t、MIRWRDY_t 信号
BD[m] 反転判定信号
BFADD[m] 反転電子ヒューズ書き込みアドレス
BURNEN 溶断イネーブル信号
BWD[m][n] 反転書き込みデータBWD[m][n]
CM1 第1制御信号
CD 制御データ
CLKD[m] クロックデータ
CLK[m] クロック信号
CLK[m][n] パルス信号
D[m] 判定信号
DB[m] バッファ経由判定信号
DT[m] 検出信号
EFWRTACT_t 第1書き込みイネーブル信号
EN[m][n] イネーブル信号
FADD[n] 電子ヒューズアドレスデータ
FUSEREF1 第1スイッチング信号
INPUT 入力信号
LD[m][n] ラッチデータ
READY[M] 準備判定信号
READY_PAD パッド出力準備判定信号
SD[m][n] センシングデータ
SEN_c 第1イネーブル信号
SEN_t 第2イネーブル信号
SENSE3_t 第3イネーブル信号
SENSE1LOW 第2スイッチング信号
SNAND1〜SNAND3 NAND信号
T1、T2、T3 時点
VBURN 溶断電圧
VL1、VL2 ラッチ電圧
VINT、VPP 電源電圧
VP[m][n] ヒューズ電圧
VSS グランド電圧
WD[m][n] 書き込みデータ
WE 書き込みイネーブル信号
WRADD[m] 第2制御信号
S1210〜S1230 ステップ

Claims (22)

  1. メモリ装置に適用され、
    それぞれが複数の電子ヒューズを有する複数の電子ヒューズ組と、
    前記複数の電子ヒューズ組に結合され、電源がオンされる時、前記複数の電子ヒューズ組のそれぞれを検出して検出信号を生成し、前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズ組のそれぞれの前記複数の電子ヒューズが溶断されているか否かを判定し、前記複数の電子ヒューズに対して溶断動作を行うか否かを決定する制御回路と、
    を含み、
    前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズのうちの少なくとも1つの電子ヒューズが溶断された電子ヒューズであると判定する時、前記制御回路は、前記少なくとも1つの溶断された電子ヒューズが属する電子ヒューズ組に対する上書き動作をディスエーブルにする、電子ヒューズ回路。
  2. 電気ヒューズへの書き込みデータをラッチし、電源がオンの間に再度溶断要求があったときに、各電子ヒューズ組の書き込みデータに基づいて検出信号を更新し、前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズ組のそれぞれの前記複数の電子ヒューズが溶断されているか否かを判定することを含む、請求項1に記載の電子ヒューズ回路。
  3. 前記制御回路が、前記複数の電子ヒューズ組のそれぞれを検出して検出信号を生成し、前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズ組の各前記複数の電子ヒューズが溶断されているか否かを判定するステップは、
    前記制御回路が、前記複数の電子ヒューズ組の各前記複数の電子ヒューズの第1端のヒューズ電圧を検出し、前記ヒューズ電圧と第1閾値電圧を比較して前記検出信号を生成し、制御器は、前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズが前記溶断された電子ヒューズであるか否かを判定することを含む、請求項1に記載の電子ヒューズ回路。
  4. 前記制御回路は、
    入力信号を受信して第1制御信号及び制御データを生成する制御器と、
    前記制御器と前記複数の電子ヒューズ組の各前記複数の電子ヒューズの第1端との間に結合され、前記第1制御信号に基づいて前記複数の電子ヒューズ組の各前記複数の電子ヒューズの前記第1端のヒューズ電圧を検出し、書き込みデータ及びセンシングデータを生成するように配置されたセンサと、
    前記センサに結合され、前記センシングデータをラッチしてラッチデータを生成し、前記メモリ装置の制御論理回路にラッチデータを出力するように配置されるデータラッチと、
    前記センサに結合され、前記センシングデータに基づいて前記複数の電子ヒューズ組の各前記複数の電子ヒューズのうちの少なくとも1つの電子ヒューズが前記溶断された電子ヒューズであるか否かを判定して検出信号を生成するように配置された判定回路と、
    前記制御器、前記複数の電子ヒューズ、前記センサ及び前記判定回路に結合され、前記制御データ、前記書き込みデータ及び検出信号に基づいて前記ヒューズ電圧を前記複数の電子ヒューズの前記第1端に出力し、溶断電圧を前記電子ヒューズの第2端に出力するように配置された溶断回路と、
    を含む、請求項1に記載の電子ヒューズ回路。
  5. 前記溶断回路が、
    前記制御器と前記複数の電子ヒューズ組との間に結合され、前記制御データ中の書き込みイネーブル信号に基づいて溶断イネーブル信号及び前記溶断電圧を生成し、前記溶断電圧を前記複数の電子ヒューズの前記第2端に出力するように配置された溶断電圧ジェネレータと、
    前記制御器及び前記判定回路に結合され、前記検出信号及び前記制御データ中のクロックデータに基づいてクロック信号を生成するように配置された溶断クロックジェネレータと、
    前記制御器、前記センサ、前記溶断電圧ジェネレータ及び前記溶断クロックジェネレータに結合され、前記制御データ中のイネーブル信号、書き込みデータ、前記溶断イネーブル信号、前記溶断電圧及びクロック信号に基づいて前記ヒューズ電圧を前記複数の電子ヒューズ組の複数の電子ヒューズの前記第1端に生成し、前記ヒューズ電圧に基づいて溶断動作を行う必要がある電子ヒューズに対して前記溶断動作を行う溶断セレクタと、
    を含む、請求項4に記載の電子ヒューズ回路。
  6. 前記センサが、
    前記制御器と前記複数の電子ヒューズ組の各前記複数の電子ヒューズの前記第1端との間に結合され、第1イネーブル信号、第1スイッチング信号、第2スイッチング信号及び前記ヒューズ電圧を受信して第1電圧を生成するように配置された第1スイッチング回路と、
    前記第1スイッチング回路に結合され、前記第1イネーブル信号、第2イネーブル信号、第3イネーブル信号、前記第1電圧及び第1ラッチ電圧を受信して第2ラッチ電圧を生成するセンスアンプラッチ回路と、
    前記センスアンプラッチ回路に結合され、第2制御信号及び電子ヒューズアドレスデータを受信して前記第1ラッチ電圧及び前記第2ラッチ電圧を生成するように配置された第2スイッチング回路と、
    前記センスアンプラッチ回路及び前記第2スイッチング回路に結合され、前記第2ラッチ電圧を受信して前記センシングデータ及び前記書き込みデータを生成することに用いられる論理回路と、
    を含む、請求項4に記載の電子ヒューズ回路。
  7. 第1スイッチング回路が、
    第1端が第1イネーブル信号を受信し、制御端が前記第1スイッチング信号を受信し、第2端の電圧が前記第1電圧である第1P型トランジスタと、
    第1端が前記第1P型トランジスタの第2端に結合され、制御端が前記第2スイッチング信号を受信し、第2端が前記ヒューズ電圧を受信する第1N型トランジスタと、
    を含む、請求項6に記載の電子ヒューズ回路。
  8. 前記第2スイッチング回路が、
    第1端が前記センスアンプラッチ回路に結合され、制御端が前記第2制御信号を受信し、第2端が前記電子ヒューズアドレスデータを受信し、前記第1端の電圧が前記第1ラッチ電圧である第2N型トランジスタと、
    第1端が前記センスアンプラッチ回路に結合され、制御端が前記第2制御信号を受信する第3N型トランジスタと、
    前記第2N型トランジスタの第2端と前記第3N型トランジスタの第2端との間に結合され、前記電子ヒューズアドレスデータを受信して反転電子ヒューズアドレスデータを前記第3N型トランジスタの前記第2端に生成するように配置された第1反転ゲートと、
    を含む、請求項6に記載の電子ヒューズ回路。
  9. 前記論理回路が、
    前記第3N型トランジスタの前記第1端及びセンスアンプラッチ回路に結合され、前記第2ラッチ電圧及び第3イネーブル信号を受信して前記センシングデータを生成するように配置された第1NANDゲートと、
    前記センスアンプラッチ回路及び前記第3N型トランジスタの前記第1端に結合され、前記第2ラッチ電圧及び第1書き込みイネーブル信号を受信して反転書き込みデータを生成するように配置された第2NANDゲートと、
    前記第2NANDゲートに結合され、前記反転書き込みデータを受信して前記書き込みデータを生成するように配置された第2反転ゲートと、
    を含む、請求項に記載の電子ヒューズ回路。
  10. 前記判定回路が、
    前記センサに結合され、前記センシングデータを受信し、前記センシングデータに基づいて前記複数の電子ヒューズのうちの少なくとも1つの電子ヒューズが溶断された電子ヒューズであるか否かを判定し、判定信号を生成するように配置された論理判定回路と、
    前記論理判定回路に結合され、前記判定信号を受信し、バッファ経由判定信号を生成するように配置されたバッファ回路と、
    前記バッファ回路に結合され、前記バッファ経由判定信号を受信して前記検出信号を生成するように配置されたラッチと、
    を含む、請求項4に記載の電子ヒューズ回路。
  11. 前記論理判定回路が、
    前記センシングデータの第1サブセンシングデータ群を受信して第1NAND信号を生成するように配置された第1NANDゲートと、
    前記センシングデータの第2サブセンシングデータ群を受信して第2NAND信号を生成するように配置された第2NANDゲートと、
    前記センシングデータの第3サブセンシングデータ群を受信して第3NAND信号を生成するように配置された第3NANDゲートと、
    前記第1NANDゲート、前記第2NANDゲート及び前記第3NANDゲートの出力端に結合され、前記第1NAND信号、前記第2NAND信号及び前記第3NAND信号を受信して判定信号を生成するように配置された第1NORゲートと、
    を含む、請求項10に記載の電子ヒューズ回路。
  12. 前記バッファ回路が、
    前記論理判定回路に結合され、前記判定信号を受信して反転判定信号を生成するように配置された第3NANDゲートと、
    前記第3NANDゲートに結合され、前記反転判定信号を受信してバッファ経由判定信号を生成するように配置された第4NANDゲートと、
    前記第4NANDゲートに結合され、第1端が電源電圧を受信し、制御端が第1書き込みイネーブル信号を受信し、第2端が前記第4NANDゲートの電力端に結合される第2P型トランジスタと、
    前記第4NANDゲートに結合され、第1端が前記第4NANDゲートの接地端に結合され、制御端が第2書き込みイネーブル信号を受信し、第2端がグランド電圧に結合される第4N型トランジスタと、
    を含む、請求項10に記載の電子ヒューズ回路。
  13. 前記制御回路が、
    前記判定回路と前記制御器との間に結合され、前記検出信号を受信し、前記検出信号に基づいて準備判定信号を生成し、前記準備判定信号を前記制御器に出力するように配置された準備判定回路を更に含む、請求項4に記載の電子ヒューズ回路。
  14. 前記準備判定回路が、
    前記検出信号に基づいて待ち時間を動的に調整するように配置され、前記待ち時間は、前記準備判定信号中の現在の電子ヒューズに対応するパルス信号と次の電子ヒューズに対応するパルス信号との間の間隔時間であるタイミング回路を含む、請求項13に記載の電子ヒューズ回路。
  15. 前記準備判定回路が、前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズのうちの少なくとも1つの電子ヒューズが前記溶断された電子ヒューズであると判定する時、前記少なくとも1つの電子ヒューズが属する電子ヒューズ組中の各電子ヒューズの待ち時間を第1待ち時間に調整し、
    前記準備判定回路が前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズが溶断されていない電子ヒューズであると判定する時、前記複数の電子ヒューズが属する電子ヒューズ組中の各電子ヒューズの待ち時間を第2待ち時間に調整し、
    前記第1待ち時間は、前記第2待ち時間よりも長い、請求項14に記載の電子ヒューズ回路。
  16. 前記準備判定回路が前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズのうちの第1電子ヒューズが前記溶断された電子ヒューズであると判定する時、前記第1電子ヒューズに対応する待ち時間を第1待ち時間に調整し、
    前記準備判定回路が前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズのうちの第2電子ヒューズが溶断されていない電子ヒューズであると判定する時、前記第2電子ヒューズに対応する待ち時間を第2待ち時間に調整し、
    前記第1待ち時間は、前記第2待ち時間よりも長い、請求項14に記載の電子ヒューズ回路。
  17. 前記複数の電子ヒューズ組が同時に前記溶断動作を行う時、前記溶断された電子ヒューズを有する電子ヒューズ組に対して前記溶断動作をディスエーブルにし、前記溶断された電子ヒューズを有さない電子ヒューズ組に対して前記溶断動作をディスエーブルにしない、請求項1に記載の電子ヒューズ回路。
  18. 電子ヒューズ回路の動作方法であって、前記電子ヒューズ回路は、メモリ装置に適用され、前記電子ヒューズ回路は、複数の電子ヒューズ組及び制御回路を含み、前記複数の電子ヒューズ組のそれぞれは、複数の電子ヒューズを含み、前記動作方法は、
    電源がオンにされる時、前記複数の電子ヒューズ組のそれぞれを検出して検出信号を生成するステップと、
    前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズ組のうちの各前記複数の電子ヒューズが溶断されているか否かを判定するステップと、
    前記複数の電子ヒューズに対して溶断動作を行うか否かを決定し、前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズのうちの少なくとも1つの電子ヒューズが溶断された電子ヒューズであると判定する時、前記少なくとも1つの溶断された電子ヒューズが属する電子ヒューズ組に対する上書き動作をディスエーブルにするステップと、
    を含む、動作方法。
  19. 前記複数の電子ヒューズ組のそれぞれを検出して検出信号を生成し、前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズ組のうちの各前記複数の電子ヒューズが溶断されているか否かを判定するステップは、
    前記複数の電子ヒューズ組の各前記複数の電子ヒューズの第1端のヒューズ電圧を検出し、前記ヒューズ電圧と第1閾値電圧を比較して前記検出信号を生成し、制御器は、前記検出信号に基づいて前記各電子ヒューズ組の前記複数の電子ヒューズが前記溶断された電子ヒューズであるか否かを判定することを含む、請求項18に記載の動作方法。
  20. 前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズのうちの少なくとも1つの電子ヒューズが前記溶断された電子ヒューズであると判定する時、前記少なくとも1つの電子ヒューズが属する電子ヒューズ組中の各電子ヒューズの待ち時間を第1待ち時間に調整し、
    前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズが溶断されていない電子ヒューズであると判定する時、前記複数の電子ヒューズが属する電子ヒューズ組中の各電子ヒューズの待ち時間を第2待ち時間に調整し、
    前記第1待ち時間は、前記第2待ち時間よりも長い、請求項18に記載の動作方法。
  21. 前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズのうちの第1電子ヒューズが前記溶断された電子ヒューズであると判定する時、前記第1電子ヒューズに対応する待ち時間を第1待ち時間に調整し、
    前記検出信号に基づいて前記複数の電子ヒューズのうちの第2電子ヒューズが溶断されていない電子ヒューズであると判定する時、前記第2電子ヒューズに対応する待ち時間を第2待ち時間に調整し、
    前記第1待ち時間は、前記第2待ち時間よりも長い、請求項18に記載の動作方法。
  22. 前記複数の電子ヒューズ組が同時に前記溶断動作を行う時、前記溶断された電子ヒューズを有する電子ヒューズ組に対して前記溶断動作をディスエーブルにし、前記溶断された電子ヒューズを有さない電子ヒューズ組に対して前記溶断動作をディスエーブルにしない、請求項18に記載の動作方法。
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