JP6869003B2 - 表面実装機の部品保持ヘッド - Google Patents

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Description

本発明は、ICチップなどの部品(電子部品)を基板上に実装する表面実装機において、部品を保持する部品保持部を有した部品保持ヘッドに係わる。
一般的に、表面実装機は、部品保持ヘッドを部品供給部の上方に移動させ、そこで、部品保持ヘッドに具備された部品保持部としてのノズルに対して、下降・上昇動作(昇降動作)を行い、ノズルの下端部に部品を真空吸着させてピックアップし、その後、部品保持ヘッドを基板の上方に移動させた後、基板の上方で再びノズルを昇降させ、部品を基板の所定座標位置に実装させるように構成されている。
一般的に、表面実装機では、ノズルでピックアップした部品を基板に実装する場合、実装のエラーを防止するために、ノズルにピックアップされた部品を、実装前にカメラなどで撮影して認識した後、部品の不良有無と、部品の姿勢とを検出する。ここで、部品の姿勢を検出した結果、部品の姿勢が正しくない場合には、ノズルが設けられたスピンドルを、その軸線周りのT方向に回転させ、当該部品の姿勢を矯正した後、基板に実装しなければならない。
本発明が解決しようとする課題は、部品保持ヘッドに適用される遊星ギア装置のバックラッシュ(backlash)を防止することである。
本発明の一側面によれば、複数の部品保持部を具備した部品保持ヘッドにおいて、それぞれの端部に、前記部品保持部が装着された複数のスピンドルを含み、前記スピンドルは当該スピンドルの長手方向軸線周りの回転方向であるT方向に回転自在であり、さらに、前記スピンドルのT方向回転動作のための動力を発生させるT軸駆動手段と、前記T軸駆動手段から動力を伝達されて回転するサンギアと、前記サンギアに噛み合う第1遊星ギアと、前記第1遊星ギアに連結されており、前記サンギアと噛み合う中間遊星ギアと、前記中間遊星ギアと噛み合うインターナルギアと、前記中間遊星ギアに連結されており、前記インターナルギアと噛み合う第2遊星ギアと、前記第1遊星ギアと前記中間遊星ギアとの間に配置されて弾性力を付与する第1弾性手段と、前記第2遊星ギアと前記中間遊星ギアとの間に配置されて弾性力を付与する第2弾性手段と、前記第1遊星ギア、前記第2遊星ギア、前記中間遊星ギアが設けられる遊星ギア軸と、前記遊星ギア軸が設けられるキャリアと、を含み、前記第1遊星ギアは、前記第1弾性手段を利用して、弾性力が維持されるように、前記中間遊星ギアに接続されることにより、前記第1遊星ギアは回転方向に前記中間遊星ギアに弾性的に支持され、前記第2遊星ギアは、前記第2弾性手段を利用して、弾性力が維持されるように、前記中間遊星ギアに接続されることにより、前記第2遊星ギアは回転方向に前記中間遊星ギアに弾性的に支持されることを特徴とする部品保持ヘッドを提供する。
ここで、前記スピンドルは、ヘッド本体の鉛直軸周りの回転方向であるR方向に回転自在に設けられたロータリヘッドの周囲方向に沿って複数配置されてもよい。
ここで、前記サンギアは、サンギア軸によって、前記T軸駆動手段から動力を伝達され、前記サンギア軸の軸方向に平行になるように、前記第1遊星ギア、前記中間遊星ギア、前記第2遊星ギアが順次に配列されてもよい。
ここで、前記第1弾性手段及び前記第2弾性手段は、トーションスプリングからなってもよい。
本発明の一側面による部品保持ヘッドは、スピンドルの軸線周りに当該スピンドルの回転を行う遊星ギア装置のバックラッシュを防止することができる。
本発明の一実施形態に係わる部品保持ヘッドを図示した斜視図である。 図1の部品保持ヘッドにおいて、スピンドル(ノズル)をZ方向に昇降させる機構を図示した説明図である。 図2のスピンドル(ノズル)をZ方向に昇降させる機構において、昇降部周辺の構成を図示した説明図である。 図2に図示された昇降部によって、スピンドル(ノズル)を下降させる時の様子を示し、スピンドル(ノズル)が初期位置にある状態を示した図面である。 図2に図示された昇降部によって、スピンドル(ノズル)を下降させる時の様子を示し、スピンドル(ノズル)を下降させた状態を示した図面である。 本発明の一実施形態に係わる、スピンドル下端に装着されたノズル部分の断面を拡大して図示した斜視図である。 本発明の一実施形態に係わる、ロータリヘッドのスピンドルのT方向回転動作のための構造を図示した概略的な部分斜視図である。 本発明の一実施形態に係わる、遊星ギア装置を上から見た概略的な平面図である。 図6において、線VIII−VIIIに沿って切って図示した概略的な断面図である。 本発明の一実施形態に係わる、遊星ギア軸、第1遊星ギア、中間遊星ギア、第2遊星ギア、第1弾性手段、第2弾性手段の概略的な分解斜視図である。 本発明の一実施形態に係わる、スピンドル回転ギアが、T軸回転ギアに噛み合った様子を図示した概略的な断面図である。 本発明の一実施形態に係わる、遊星ギア装置の第1遊星ギア及び中間遊星ギアとサンギアとの噛み合い様相を示す概略的な平面図である。
以下、添付された図面を参照し、望ましい実施形態による本発明について詳細に説明する。また、本明細書及び図面において、実質的に同一構成を有する構成要素については、同一符号を使用することによって、重複説明を省略する。
図1は、本発明の一実施形態に係わる部品保持ヘッドを図示した斜視図である。
図1に図示されているように、部品保持ヘッド10は、ロータリヘッド形式の部品保持ヘッドであり、固定的に配置されたヘッド本体20に、ロータリヘッド30が鉛直軸周りのR方向に回転自在に設けられている。このロータリヘッド30には、その周囲方向に沿って、等間隔に複数のスピンドル31が配置され、各スピンドル31の下端に、部品を吸着保持する部品保持部として、ノズル32が装着されている。
ロータリヘッド30は、ヘッド本体20に設けられたRサーボモータ21の駆動によって、R方向に回転することができる。また、各スピンドル31は、ヘッド本体20に設けられたTサーボモータ22の駆動によって、各スピンドル31の軸線周りのT方向に回転することができる。
また、ヘッド本体20には、特定位置にあるスピンドル31a(図2)を軸線方向であるZ方向に下降させるためのZサーボモータ23が配置されている。Rサーボモータ21の駆動によって、ロータリヘッド30をR方向に回転させる機構については、周知のものであるので、ここでは、その説明は省略する。Zサーボモータ23の駆動によって、スピンドル31aを下降させる機構については、以下で説明する。
図2は、図1の部品保持ヘッド10において、スピンドル31aをZ方向に昇降させる機構を図示した説明図である。ヘッド本体20に配置されたZサーボモータ23のモータ軸は、ボールネジ機構24のネジ軸24aに連結され、このネジ軸24aにナット24bが装着されている。そして、このナット24bに、昇降部25が連結されている。従って、Zサーボモータ23の駆動によって、ナット24bと共に、昇降部25がZ方向に移動する。
昇降部25は、ヘッド本体20側に、1個だけ設けられている。スピンドル31を下降させるときには、昇降部25に対して、スピンドル31を相対的に移動させ、複数のスピンドル31のうち、下降させるスピンドル31(前記特定位置にあるスピンドル31a)を選択し、昇降部25を下降させることにより、当該スピンドル31a、及びその下端のノズル32を下降させる。
すなわち、本実施形態においては、図3に図示されているように、ロータリヘッド30をR方向に回転させることにより、昇降部25に対して、スピンドル31を相対移動させ、下降させるスピンドル31aを昇降部25下に位置させる。次に、昇降部25を押し、昇降部25の真下にあるスピンドル31aを下降させる。ここで、特定位置にあるスピンドル31aを選択して下降させる構成は、前述のような構成に限定されるものではない。例えば、下降されるスピンドル31aを選択するためにスピンドル31を移動させずに、むしろ昇降部25を移動させ、下降させるスピンドル31aを選択する構成を取ることができる。また、ここで、特定位置は2ヵ所以上あってもよい。
図2に図示されているように、昇降部25が連結されたナット24bには、連結バー26が連結され、連結バー26には、スプラインナット28が連結されており、スプラインナット28には、光ファイバセンサ40が設けられている。
また、ヘッド本体20には、スプラインシャフト27が固設され、スプラインシャフト27に、スプラインナット28がスライド自在に設けられている。すなわち、光ファイバセンサ40は、昇降部25と一体に設けられている。従って、Zサーボモータ23の駆動によって、昇降部25がZ方向に移動すれば、光ファイバセンサ40は、それと連動してZ方向に移動するが、その様子が図4A及び図4Bに図示されている。
図4Aは、図2に図示したスピンドル31aが、初期位置にある状態を図示した図面であり、図4Bは、図2に図示されたスピンドル31aを、昇降部25によって下降させた状態を図示した図面である。ここで、スピンドル31は、2個のコイルスプリングからなる弾性体33(図2)によって、常に初期位置に向かって弾性支持されている。
一方、光ファイバセンサ40は、着地検知センサであり、発光部及び受光部が、光ファイバ、レンズなどと共に挿入されて構成されたものであり、その構成自体は、周知のものであるので、それについての詳細な説明は省略する。
本実施形態において、光ファイバセンサ40は、図2に図示されているように、スピンドル31の下端に、弾性部材としてのコイルスプリング34を挟んで装着されたノズル32に対して、上方の斜め方向に配置されている。そして、光ファイバセンサ40の発光部は、図5に拡大して図示されたノズル32の外周上面の反射面32aに向けて、下方の斜め方向に光Pを照射する。その照射された光Pは、反射面32aで反射し、反射された反射光は、光ファイバセンサ40の受光部で受光される。
ここで、ノズル32は、前述のように、スピンドル31の下端に、コイルスプリング34を挟んで装着されている。従って、スピンドル31が下降していて、ノズル32が着地されれば、コイルスプリング34が圧縮され、上下方向にスピンドル31に対するノズル32の相対位置が変化する。具体的には、ノズル32がスピンドル31の下端側に向けて相対的に移動する。ここで、ノズル32が「着地」したというのは、ノズル32の下方から力が作用したという意味であり、かような場合は、部品のピックアップ工程において、ノズル32が下に移動していて、ノズル32の下端部が部品の上面に着地する場合と、部品の実装工程において、ノズル32の下端部に吸着保持された部品が、基板の上面に着地する場合とをいずれも含む概念である。
一方、光ファイバセンサ40の発光部から照射される光Pは、レンズ40a(図2)によって、ノズル32が着地していない初期状態であるときの反射面32aに焦点が合わせられている。従って、ノズル32が着地し、その上下方向に、スピンドル31に対するノズル32の位置が変化すれば、反射面32a(図5)で反射される反射光の量が減少し、光ファイバセンサ40の受光部で受光する受光量が減少する。本実施形態においては、この受光量の計測(受光量の減少計測など)を、光ファイバセンサ40のセンサ部40b(図2)で検知し、制御部50で演算してその状態を判断する。
センサ部40bは、受光量をできる限り連続的に計測していて、受光量の減少量が所定の値に逹すれば、所定の信号を発する。すなわち、センサ部40bは、受光量が、所定量減少したとき、ノズル32が着地したと判断し、「着地検知信号」を発し、制御部50は、かような信号を基にして、演算を行って制御を行う。
一方、以下、図6ないし図11を参照し、スピンドル31のT方向回転動作(T軸回転)のための部品保持ヘッド10の構成について説明する。
図6は、本発明の一実施形態に係わる、ロータリヘッドのスピンドルのT方向回転動作のための構造を図示した概略的な部分斜視図である。図6は、説明のために、ヘッド本体20の外部ケース、及びT軸回転と係わりのない部分を除去して図示した図面である。一方、図7は、本発明の一実施形態に係わる遊星ギア装置を上から見た概略的な平面図であり、図8は、図6において、線VIII−VIIIに沿って切って図示した概略的な断面図である。また、図9は、本発明の一実施形態に係わる、遊星ギア軸、第1遊星ギア、中間遊星ギア、第2遊星ギア、第1弾性手段、第2弾性手段の概略的な分解斜視図であり、図10は、本発明の一実施形態に係わる、スピンドル回転ギアがT軸回転ギアに噛み合った様子を図示した概略的な断面図であり、図11は、本発明の一実施形態に係わる、遊星ギア装置の第1遊星ギア及び中間遊星ギアとサンギアとの噛み合い様相を示す概略的な平面図である。
図6ないし図11には、Tサーボモータ22、カップリング22a、遊星ギア装置60が図示されている。
Tサーボモータ22は、前述のように、スピンドル31のT方向回転動作のための動力を発生させるT軸駆動手段である。すなわち、Tサーボモータ22が、制御部50から信号を受けて作動すれば、Tサーボモータ22の回転軸(図示せず)が回転する。一方、図6及び図8に図示されているように、Tサーボモータ22の回転軸(図示せず)は、カップリング22aによって、サンギア軸61aと連結されているので、Tサーボモータ22の回転軸が回転すれば、サンギア軸61aも回転することにより、Tサーボモータ22で生じた動力は、サンギア軸61aに伝達される。
図7ないし図9に図示されているように、遊星ギア装置60は、サンギア61、遊星ギア軸62a、第1遊星ギア62b、中間遊星ギア62c、第2遊星ギア62d、第1弾性手段62e、第2弾性手段62f、キャリア63、インターナルギア64を含む。
本実施形態による遊星ギア装置60は、1個のサンギア61、2個の遊星ギア軸62a、2個の第1遊星ギア62b、2個の中間遊星ギア62c、2個の第2遊星ギア62d、2個の第1弾性手段62e、2個の第2弾性手段62f、1個のキャリア63、1個のインターナルギア64で構成されるが、本発明は、それらに限定されるものではない。すなわち、本発明による遊星ギア装置の細部的な構成は、適切に変更されてもよい。例えば、本発明による遊星ギア装置は、1個のサンギア、3個の遊星ギア軸、3個の第1遊星ギア、3個の中間遊星ギア、3個の第2遊星ギア、3個の第1弾性手段、3個の第2弾性手段、1個のキャリア、1個のインターナルギアから構成されてもよい。
一方、サンギア61は、サンギア軸61aから動力を伝達され、サンギア軸61aは、第1ベアリング61bによって、内部フレーム60aに回動自在に支持される。
遊星ギア軸62aは、第2ベアリング62a_1によって、キャリア63に回動自在に支持されるが、遊星ギア軸62aの外周には、第1遊星ギア62b、中間遊星ギア62c、第2遊星ギア62d、第1弾性手段62e、第2弾性手段62fが設けられる。
第1遊星ギア62b、中間遊星ギア62c、第2遊星ギア62dの外周には、ギア歯が形成されており、第1遊星ギア62bと第2遊星ギア62dとの間には、中間遊星ギア62cが配置される。
中間遊星ギア62cは、遊星ギア軸62aに固定されるように設けられ、第1遊星ギア62bと第2遊星ギア62dは、遊星ギア軸62aに回動自在に設けられる。
第1遊星ギア62bと中間遊星ギア62cは、噛み合い領域S1において、共にサンギア61に噛み合い、第2遊星ギア62dと中間遊星ギア62cは、噛み合い領域S2において、共にインターナルギア64に噛み合う。
第1遊星ギア62bと中間遊星ギア62cとの間には、第1弾性手段62eが配置され、第2遊星ギア62dと中間遊星ギア62cとの間には、第2弾性手段62fが配置される。
第1遊星ギア62bは、第1弾性手段62eを利用して、所定の弾性力が維持されるように、中間遊星ギア62cに連結されることにより、第1遊星ギア62bは、回転方向に、中間遊星ギア62cに弾性的に支持される。それにより、図11に図示されているように、中間遊星ギア62cがサンギア61に噛み合い、第1ピッチ点P1で接触している瞬間にも、第1弾性手段62eによって、第1遊星ギア62bは、中間遊星ギア62cに対して、矢印方向に持続的に弾性力が作用しているので、第1遊星ギア62bは、サンギア61の第2ピッチ点P2で接触する。従って、遊星ギア装置60の作動中、第1遊星ギア62bとサンギア61との接触、及び中間遊星ギア62cとサンギア61との接触が維持されるので、第1遊星ギア62bとサンギア61との間でバックラッシュ(backlash)が防止され、中間遊星ギア62cとサンギア61との間でも、バックラッシュが防止される。
また、第2遊星ギア62dは、第2弾性手段62fを利用して、所定の弾性力が維持されるように、中間遊星ギア62cに連結されることにより、第2遊星ギア62dは、回転方向に、中間遊星ギア62cに弾性的に支持される。それにより、中間遊星ギア62cがインターナルギア64に噛み合って接触している瞬間にも、第2弾性手段62fによって、第2遊星ギア62dは、中間遊星ギア62cに対して持続的に弾性力が作用しているので、第2遊星ギア62dは、インターナルギア64のピッチ点で接触する。従って、遊星ギア装置60の作動中、第2遊星ギア62dとインターナルギア64との接触、及び中間遊星ギア62cとインターナルギア64との接触が維持されるので、第2遊星ギア62dとインターナルギア64との間でバックラッシュが防止され、中間遊星ギア62cとインターナルギア64との間でも、バックラッシュが防止される。
一方、第1弾性手段62e及び第2弾性手段62fとしては、トーションスプリングが使用されもする。本実施形態による第1弾性手段62e及び第2弾性手段62fとしては、トーションスプリングが使用されているが、本発明は、それに限定されるものではない。すなわち、本発明による第1弾性手段及び第2弾性手段は、第1遊星ギア62bと第2遊星ギア62dとを、所定の弾性力が維持されるように、中間遊星ギア62cに支持することができればよく、その素材及び形状に特別な制限はない。
一方、キャリア63は、キャリア軸63aに支持されているが、キャリア軸63aは、第3ベアリング63bによって、内部フレーム60aに回動支持される。図10に図示されているように、キャリア軸63aは、T軸回転ギア70に連結され、T軸回転ギア70の外周に形成されたギア歯は、スピンドル31に設けられたスピンドル回転ギア31bと噛み合うことにより、キャリア軸63aが回転すれば、スピンドル31も共に回転する。
インターナルギア64は、内部フレーム60aに固定されるように設けられ、インターナルギア64の内周のギアは、前述のように、噛み合い領域S2において、第2遊星ギア62dと中間遊星ギア62cとに噛み合う。
以下、本実施形態によるロータリヘッド30のT軸方向回転動作について説明する。
ノズル32によって部品の吸着動作が遂行された後、基板に実装する前に、表面実装機のカメラ(図示せず)は、ノズル32に吸着された部品を撮影し、表面実装機の制御部50は、ノズル32に吸着された部品の姿勢と結合状態とを判断する。
もしノズル32に吸着された部品の姿勢が正しくなく、実装のために、部品のT軸方向回転が必要である場合、制御部50は、Tサーボモータ22を駆動させる。Tサーボモータ22が駆動されれば、カップリング22aを介して、遊星ギア装置60に動力が伝達される。
具体的には、Tサーボモータ22が駆動されれば、サンギア軸61a及びサンギア61が回転し、サンギア61が回転すれば、それに噛み合った第1遊星ギア62b及び中間遊星ギア62cが回転する。
中間遊星ギア62cが回転(自転)すれば、中間遊星ギア62cに噛み合ったインターナルギア64が固定されているために、遊星ギア軸62a及び中間遊星ギア62cは、サンギア軸61aを中心に公転する。
遊星ギア軸62a及び中間遊星ギア62cが公転すれば、遊星ギア軸62aに連結されたキャリア63も回転する。
キャリア63が回転すれば、キャリア軸63aが回転し、キャリア軸63aが回転すれば、T軸回転ギア70が回転する。それにより、T軸回転ギア70と噛み合ったスピンドル回転ギア31b及びスピンドル31も共に回転するので、ノズル32に吸着された部品も、T軸方向に回転する。
以上のように、本実施形態による部品保持ヘッド10は、第1遊星ギア62b及び第2遊星ギア62dが、それぞれ第1弾性手段62e、第2弾性手段62fを利用して、中間遊星ギア62cに連結されているので、前述のように、第1遊星ギア62b及び中間遊星ギア62cと、サンギア61との間でバックラッシュが防止され、第2遊星ギア62d及び中間遊星ギア62cと、インターナルギア64との間でも、バックラッシュが防止される。それにより、遊星ギア装置60の制御正確性を高めることができ、同時に、遊星ギア装置60の摩耗、振動、騷音などを減らすことができる。
同時に、本実施形態による遊星ギア装置60は、第1遊星ギア62b、中間遊星ギア62c、第2遊星ギア62dが、Z方向、すなわち、サンギア軸61aの軸方向に平行になるように順次に配列されており、減速機能を効率的に具現すると共に、配置空間を効率的に使用して、全体的な体積とサイズを小さくすることができるので、コンパクトな部品保持ヘッド10を具現することができる。
本発明の一側面は、添付された図面に図示された実施形態を参照して説明したが、それらは、例示的なものに過ぎず、当該技術分野で当業者であるならば、それらから多様な変形、及び均等な他の実施形態が可能であるという点を理解することができるであろう。従って、本発明の真の保護範囲は、特許請求の範囲によってのみ定められるものである。
本発明は、部品を実装する表面実装機の製造及び適用に効果的に使用される。
10 部品保持ヘッド
20 ヘッド本体
30 ロータリヘッド
31 スピンドル
32 ノズル
40 光ファイバセンサ
50 制御部
60 遊星ギア装置
70 T軸回転ギア

Claims (4)

  1. 複数の部品保持部を具備した部品保持ヘッドにおいて、
    それぞれの端部に、前記部品保持部が装着された複数のスピンドルを含み、前記スピンドルは当該スピンドルの長手方向軸線周りの回転方向であるT方向に回転自在であり、
    さらに、前記スピンドルのT方向回転動作のための動力を発生させるT軸駆動手段と、
    前記T軸駆動手段から動力を伝達されて回転するサンギアと、
    前記サンギアに噛み合う第1遊星ギアと、
    前記第1遊星ギアに連結されており、前記サンギアと噛み合う中間遊星ギアと、
    前記中間遊星ギアと噛み合うインターナルギアと、
    前記中間遊星ギアに連結されており、前記インターナルギアと噛み合う第2遊星ギアと、
    前記第1遊星ギアと前記中間遊星ギアとの間に配置されて弾性力を付与する第1弾性手段と、
    前記第2遊星ギアと前記中間遊星ギアとの間に配置されて弾性力を付与する第2弾性手段と、
    前記第1遊星ギア、前記第2遊星ギア、前記中間遊星ギアが設けられる遊星ギア軸と、
    前記遊星ギア軸が設けられるキャリアと、を含み、
    前記第1遊星ギアは、前記第1弾性手段を利用して、弾性力が維持されるように、前記中間遊星ギアに接続されることにより、前記第1遊星ギアは回転方向に前記中間遊星ギアに弾性的に支持され、
    前記第2遊星ギアは、前記第2弾性手段を利用して、弾性力が維持されるように、前記中間遊星ギアに接続されることにより、前記第2遊星ギアは回転方向に前記中間遊星ギアに弾性的に支持されることを特徴とする部品保持ヘッド。
  2. 前記スピンドルは、ヘッド本体の鉛直軸周りの回転方向であるR方向に回転自在に設けられたロータリヘッドの周囲方向に沿って複数配置されていることを特徴とする請求項1に記載の部品保持ヘッド。
  3. 前記サンギアは、サンギア軸によって、前記T軸駆動手段から動力を伝達され、
    前記サンギア軸の軸方向に平行になるように、前記第1遊星ギア、前記中間遊星ギア、前記第2遊星ギアが順次に配列されたことを特徴とする請求項1に記載の部品保持ヘッド。
  4. 前記第1弾性手段及び前記第2弾性手段は、トーションスプリングからなることを特徴とする請求項1に記載の部品保持ヘッド。
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