JP6865300B2 - 運動シミュレーション遊園地アトラクション - Google Patents

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Description

〔関連出願との相互参照〕
本出願は、2017年4月25日に出願された米国特許仮出願第62/489,895号の利益を主張するものであり、この文献はその全体が引用により本明細書に組み入れられる。
本開示は、一般に遊園地の分野に関する。具体的には、本開示の実施形態は、運動シミュレーションを用いた遊園地乗り物のためのシステム及び方法に関する。
乗客に独自の動き及び視覚体験を提供する様々な娯楽用乗り物が開発されてきた。1つの例では、固定経路に沿って進む多乗客用車両を含むジェットコースタ及びテーマ乗り物を実装することができる。車両が経路に沿って進む際に速度又は車両方向の変化によってもたらされる興奮に加え、車両自体が音響効果及び/又は運動効果などの特殊効果を生じることもできる。リピート客は、乗り物の全体的な経路を熟知していることがあるが、これらの特殊効果は、2回目及びその後の乗車中にも興味を引き起こすことができる。別の例では、乗客車両が経路沿いを進むにつれて変化する眺望及び動きをもたらす投影要素を含む特定の乗り物を実装することができる。しかしながら、今では、このような乗客車両乗り物の強化にもかかわらず、乗客車両の乗客が乗り物に没頭できない場合があると認識されている。例えば、一般に乗客は、一つには車両自体の制約によって自分が乗り物に乗っていることを意識してしまう。一方で、乗客は、乗り物がシミュレートする動きを存分に体験するように乗り物内に正しく配置されていないこともある。従って、特定の体験をシミュレートする改善された娯楽用乗り物車両が必要とされている。
以下、当初の特許請求の範囲の主題と同一範囲のいくつかの実施形態を要約する。これらの実施形態は、本開示の範囲を限定するものではなく、むしろ開示するいくつかの実施形態の概要を示すものにすぎない。実際に、本開示は、以下に示す実施形態と同様の又は異なる様々な形態を含むことができる。
1つの実施形態によれば、運動シミュレータ乗り物アセンブリが、モーションベースと、モーションベースの下方に配置されてモーションベースに結合された乗客支持アセンブリとを含む。乗客支持アセンブリは、複数の乗客支持ユニットを含み、1又は2以上の乗客支持ユニットの各乗客支持ユニットは、乗客に当接することができる表面を有する反転台を有する。反転台は、軸を中心に回転して乗車構成と乗り物構成との間で移行することができ、乗り物構成は、乗客を実質的に腹臥位(facedown position)に配置する。各乗客支持ユニットは、乗客を反転台上に固定することができる拘束システムも含む。拘束システムは、それぞれが回転台に結合された第1の可動拘束具と第2の可動拘束具とを含み、第1及び第2の可動拘束具は、表面に対して移動して非拘束構成から拘束構成に移行することができる。運動シミュレータ乗り物アセンブリは、シミュレーション環境を投影することができるディスプレイ画面も含む。ディスプレイ画面は、モーションベースの下方に配置される。
別の実施形態によれば、乗客支持アセンブリが、1又は2以上の乗客支持ユニットを含み、1又は2以上の乗客支持ユニットの各乗客支持ユニットが、第1の端部と、第2の端部と、第1の端部と第2の端部との間に延びる表面とを有する可動ベースを有する。可動ベースは、乗客を実質的に水平に腹臥位に配置して支持することができる。1又は2以上の乗客支持ユニットの各々は、可動ベースから延びて表面に対して非拘束構成から拘束構成に移行できる回転拘束具を有する胴部拘束具と、第2の端部に隣接して固定部材と固定部材から離間した可動部材とを有する脚部拘束具と、を有する。可動部材は、固定部材に対して移動して脚部拘束具を非拘束構成から拘束構成に移行させることができる。
別の実施形態によれば、運動シミュレータ乗り物アセンブリが、複数の乗客支持ユニットを有する乗客支持アセンブリを含み、複数の乗客支持ユニットの各乗客支持ユニットは、乗客に当接することができる表面を有する可動ベースを有する。可動ベースは、乗客支持アセンブリの軸を中心にして、実質的に垂直な乗車構成から、乗客が実質的に水平に腹臥位に配置される乗り物構成へと回転することができる。複数の乗客支持体の各乗客支持体は、乗客を乗客支持ユニット上に固定することができる拘束システムも含む。拘束システムは、回転拘束具を有する胴部拘束具と、第1の部材及び第2の部材を有する脚部拘束具とを含む。回転拘束具及び第2の部材は、表面に対して移動して、実質的に垂直な乗車構成における非拘束構成から乗り物構成における拘束構成に移行することができる。運動シミュレータ乗り物アセンブリは、シミュレーション環境を投影することができるディスプレイ画面も含む。
全体を通じて同じ部分を同じ符号によって示す添付図面を参照しながら以下の詳細な説明を読めば、本開示のこれらの及びその他の特徴、態様及び利点がより良く理解されるであろう。
本開示の実施形態による、運動シミュレータ乗り物アセンブリの斜視図である。 本開示の実施形態による、ケーブル懸架リグ及びボギー台車を有する運動シミュレータ乗り物アセンブリの斜視図である。 本開示の実施形態による、クロスフレーム反転台と、可動式の背面拘束具及び脚部拘束具を有する拘束システムとを含み、クロスフレーム反転台が乗車構成にあって拘束システムが拘束構成にある、図1の運動シミュレータ乗り物アセンブリの乗客支持ユニットの斜視図である。 本開示の実施形態による、クロスフレーム反転台が回転して運動シミュレータ乗り物の乗客を腹臥位に配置した図3の乗客支持ユニットの斜視図である。 拘束システムが非拘束構成にある図3の乗客支持ユニットの斜視図である。 本開示の実施形態による、非拘束構成にある図1の乗客支持ユニットの脚部拘束具の斜視図である。 本開示の実施形態による、拘束構成にある図6の脚部拘束具の斜視図である。 本開示の実施形態による、乗客支持アセンブリの延長アームに結合された反転台と、胴部拘束具及び脚部拘束具を有する拘束システムとを有し、反転台が乗車構成にあって拘束システムが拘束構成にある、図2の運動シミュレータ乗り物アセンブリの乗客支持ユニットの斜視図である。 胴部拘束具及び脚部拘束具が拘束構成にある図9の乗客支持ユニットの斜視図である。 本開示の実施形態による、反転台が回転して乗客を腹臥位に配置した図9の乗客支持ユニットの斜視図である。 本技術による運動シミュレータ乗り物制御システムのブロック図である。
以下、本開示の1又は2以上の特定の実施形態について説明する。これらの実施形態を簡潔に説明するために、本明細書では現実の実装の特徴を全て説明していない場合もある。あらゆる工学又は設計プロジェクトにおいて見られるようなあらゆるこのような現実の実装の開発においては、実装によって異なり得るシステム関連及びビジネス関連の制約の順守などの開発者の個別の目的を達成するために、数多くの実装固有の決定を行わなければならないと理解されたい。さらに、このような開発努力は複雑かつ時間の掛かるものとなり得るが、本開示の恩恵を受ける当業者にとっては設計、製作及び製造という日常的な取り組みであると理解されたい。
本発明の様々な実施形態の要素を紹介する場合、「a」、「an」、「the」及び「said」といった冠詞は、これらの要素の1つ又は2つ以上が存在することを意味するものとする。「備える(comprising)」、「含む(including)」及び「有する(having)」という用語は、包含的なものとして意図されており、列記する要素以外のさらなる要素が存在してもよいことを意味する。
既存の運動シミュレータ乗り物車両の中には、飛行感覚又は滑空感覚などのいくつかの動きをシミュレートするのに適していないと思われるものもある。例えば、いくつかの運動シミュレータ乗り物車両は、運動シミュレータ乗り物の望ましい環境から乗客を分離し得る壁部を含み、乗り物の最中に空気流を遮断してしまうことがある。このため、運動シミュレータ乗り物車両が乗客に飛行感覚又は滑空感覚などを提供できないこともある。また、いくつかの運動シミュレータ乗り物車両の構成では、腕及び脚の動きが制約されてしまい、例えば改善された飛行シミュレーションをもたらすリアルなフィードバックを乗客が腕及び脚の動きから感じられないこともある。
いくつかの運動シミュレータ乗り物車両の構成に起因して、運動ミュレータ乗り物の動作中にシミュレーション環境を表示するディスプレイ画面の位置が、飛行感覚をシミュレートするのに適していないこともある。例えば、運動シミュレータ乗り物の中には、シミュレーション環境を表示するドーム形投影画面が運動シミュレータ乗り物車両の上方に位置するものもある。従って、乗客は、例えば仮に飛行しているとすれば取るであろう自然かつ快適な(例えば、一般には下向きの)注視姿勢で環境を眺めることができないので、飛行感覚をもたらすことが困難になり得る。従って、本明細書では、乗客の飛行感覚体験を可能にする乗客支持アセンブリを有する運動シミュレータ乗り物システムを提供する。例えば、この運動シミュレータ乗り物システムは、乗客が運動シミュレータ乗り物の動作中に下を向くように、又は一般に自然な注視方向が得られるように乗客を位置付ける作動式乗客支持アセンブリを含むことができる。この運動シミュレータ乗り物は、1つの例では一般に下向きの注視姿勢を考慮するように配置された視覚効果装置(例えば、画面、ヘッドセット)を含むこともできる。従って、本明細書では、乗客をうつぶせ姿勢又は腹這い姿勢(例えば、腹臥位)に配置して飛行感覚をシミュレートする回転自由を有する、乗客支持アセンブリと共に使用される台状の乗客支持体を開示する。また、本明細書では、乗客支持アセンブリが様々な方向に作動した時に乗客を快適に拘束する、台状の乗客支持体と併用される拘束システムも開示する。
本明細書に開示する乗客支持アセンブリは、(例えば、乗り物内の1つの乗り物車両を他の車両から分離する)各個々の乗り物車両のための専用エンクロージャを伴わずに実装することができる。このように、各車両が1人の乗客(又は、実施形態によっては2人又は3人以上の乗客)を支持するように構成できるにもかかわらず、乗り物は、特定の特殊効果(風の効果、視覚効果、音声効果、水の効果)を同時に体験する複数の個々の車両を収容することができる。従って、乗客グループ全体に没入的な乗り物体験をより効率的に提供することができる。さらに、このような構成は、一度に複数の乗客を許容することによって乗り物の処理能力を高めることもできる。本技術は、全体的又は部分的に囲われた車両によって乗客が環境から分離される車両ベースのシミュレーションとは対照的なものである。一般に、このような車両は、窓又は透明な壁部を通じて広い視界を有することはできるが、乗車中に乗客が空気の流れを感じず、車両の壁部が乗客を環境から分離するため、例えば飛行感覚が弱くなってしまう。また、車両内の乗客は、改善された飛行シミュレーションをもたらすリアルなフィードバックを腕及び脚の動きから感じることがない。
乗客支持アセンブリは、乗客の飛行をシミュレートする腕及び脚の動きを可能にするいくつかの特徴を有することができる。例えば、乗客支持アセンブリは、乗客を腹臥位に支持することができる実質的に斜めの及び/又は水平な構成を有する乗客支持体を含むことができる。例えば、この乗客支持体は、乗客の胴部前面の一部を乗客支持体の上面に載せて乗客を配置することができる。このようにすると、乗客は、乗客の下方に位置するディスプレイ画面に投影された環境を見下ろすことができる。乗客は、ディスプレイ画面の上方に腹臥位で配置されることにより、飛行又は滑空などの感覚及び感触を体験することができる。また、開示する乗客支持アセンブリは、乗馬又はオートバイの感覚を高める正及び負の重力(例えば、重力加速度)の瞬間を乗客に突然体験させて、より楽しい乗車体験を提供することができる。
開示する実施形態は、一般に遊園地乗り物の状況において説明するが、本明細書に示す運動シミュレータ乗り物は、他の状況で使用することもできると理解されたい。例えば、この運動シミュレータ乗り物は、スポーツトレーニング(例えば、器械運動)又は治療目的で使用することもできる。
図1及び図2は、例えばドーム形投影画面14(図1)などのディスプレイ画面の上方に、或いは乗客支持アセンブリ12内に配置されたヘッドセット又はディスプレイと共に乗客を配置するために使用できる乗客支持アセンブリ12の実施形態を含む運動シミュレータ乗り物10の斜視図である。乗客支持アセンブリ12は、乗客支持アセンブリ12を支持して運動シミュレータ乗り物10の経路に沿って移動させる移送システム18を含むことができ、又はこのような移送システム18の一部とすることができる。移送システム18は、乗客支持アセンブリ12の上方に配置された、乗客26の乗降を容易にするゴンドラを含むことができる。また、移送システム18は、乗客支持アセンブリ12に取り付けられたモーションベース28と、運動シミュレータ乗り物10の動作中にモーションベース28を駆動して乗客支持アセンブリ12の動きを容易にするケーブル懸架リグ30とを含むこともできる。モーションベース28は、(例えば、ケーブル懸架リグ30から)懸架されて乗客支持アセンブリ12に結合し、又は乗客支持アセンブリ12を別様に懸架することができる。乗客支持アセンブリ12は、モーションベース28の一体部品とすることも、或いはいずれかの好適な取り付け法(例えば、締結具、ケーブル、支持梁、溶接)によってモーションベース28に取り付けられた独立構造とすることもできる。このように、乗客支持アセンブリ12は、モーションベースの作動に応答して作動して様々な運動効果をもたらす。
図2に示すように、ある実施形態では、移送システム18が乗り物軌道32に沿って配置される。動作時には、移送システム18のボギー台車36が乗り物軌道32に沿って走行して、乗り物10の期間中に乗客支持アセンブリ12を乗車経路に沿って移動させる。移送システム18は、乗り物軌道32に沿った動きを容易にするピンチホイール又はその他のコンポーネントを有するボギー台車36を含むことができる。ボギー台車36は、乗り物軌道32に沿った動きを容易にするピンチホイール又はその他のコンポーネントを含むことができる。ボギー台車36は、ケーブル懸架リグ30を含むサブフレーム38に結合される。図示のように、サブフレーム38及びケーブル懸架リグ30は、乗り物軌道32の下側40に配置される。しかしながら、他の構成も検討される。例えば、他の実施形態では、サブフレーム38及び/又はケーブル懸架リグ30のいくつかのコンポーネントを乗り物軌道32の上側42に配置することもできる。サブフレーム38は、サブフレーム38を介して接続されたケーブル制御アセンブリ46a、46b及び46cなどの1又は2以上のケーブル制御アセンブリ46を含むことができる。乗り物10の様々なコンポーネントは、電源に結合することができる。1つの実施形態では、乗り物コンポーネント(例えば、ケーブル制御アセンブリ46、特殊効果コントローラ、モータ)が、ボギー台車36に電力を供給する電源から電力を引き出すことができる。さらに、ボギー台車36も、ケーブルを介して電源に結合することができる。1つの実施形態では、ボギー台車36が、軌道32から電気接点を介して電力を引き出す。
各ケーブル制御アセンブリ46(例えば、電動ウインチシステム)は、モーションベース28を懸架する1又は2以上のケーブル50に結合される。モーションベース28は、1又は2以上のケーブル50を受け取るように構成されたケーブルコネクタ要素52a、52b及び52c(例えば、コネクタ、グリッパ、リング)を含む。ケーブルコネクタ要素52は、モーションベース28の上面に沿って、或いは別の実施形態では側面に沿って、モーションベースベース28の周辺部に分散することができる。ケーブル50は、ケーブル制御アセンブリ46から延びてモーションベース上の様々なケーブルコネクタ要素52に結合されたケーブルの量を選択的に制御することによってモーションベース28の動きを生成できるように、モーションベース28及びケーブル制御アセンブリ46(46a、46b、46c)に結合される。個々のケーブル制御アセンブリ46は、例えばケーブル制御アセンブリ46からケーブルコネクタ要素52に延びるケーブルの量(又は長さ)を変化させるようにケーブル50の巻き取り又は繰り出しを行うことによってケーブル制御アセンブリ46とモーションベース28との間の距離を変化させるように構成された、ウインチ、プーリ、スプールシステム、モータ及び/又はその他のケーブル機械コントローラを含むことができる。1つの実施形態では、ケーブル制御アセンブリ46からケーブルコネクタ要素52に延びるケーブル50の量が増加するようにケーブル50が繰り出されると、ケーブル制御アセンブリ46とモーションベース28との間の距離が増加する。モーションベース28は、複数のケーブル50及び関連するケーブル制御アセンブリ46に結合されているので、様々なケーブル50の構成を変更することによって生じる動きパターンのタイプは複雑なものになり得る。
ケーブル懸架リグ30は、ケーブル制御アセンブリ46の制御を介して、制御システム(図11を参照)の制御下で、モーションベース28を複数の自由度で動かすことができる。このような動きは、ピッチ、ロール及びヒーブ、並びにサージ、スウェイ及びヨーを単独で又は互いに組み合わせた形で含むことができる。従って、モーションベース28は、ケーブル50の実装及び配置に応じて、例えば異なる量、長さ又は部分のケーブル50が繰り出されることなどを通じて6つの自由度全部をもたらすように構成することができる。特定の実施形態では、図2〜図4に示すように、ケーブル懸架リグ30が、一般に各隅部56に位置する三角形構成で配置された少なくとも3つのケーブル制御アセンブリ46を含む。例えばケーブル制御アセンブリ46のモータを使用してケーブル50を巻き取り又は繰り出すことなどによってケーブル50を操作することによって、いくつかの運動パターンを形成することができる。さらに、各個々のケーブル制御アセンブリ46は、モーションベース28上の1又は2以上のケーブルコネクタ要素52に結合されてさらなる動きの複雑性及び変動性を生じるケーブル50を有することができる。
1つの例では、ケーブルコネクタ要素52a及び52bに接続されたケーブル50の繰り出された部分が減少した時、及び/又はケーブルコネクタ要素52cに接続されたケーブル50の繰り出された部分が増加した時に、モーションベース28が(軌道32の前方方向をx軸と見なして)ピッチ運動を行うことができる。逆のパターンは、逆方向へのピッチ運動をもたらす。さらに、ケーブルコネクタ要素52aをケーブルコネクタ要素52cに対して持ち上げることによって順方向ピッチ及び左ロールを生じることができ、逆のパターンでは逆の動きが生じる。1つの実施形態では、ケーブル懸架リグ30が、モーションベース28に30度のピッチ又はロール運動をもたらすことができる。全てのケーブル50を同時に巻き取った後に解除してモーションベース28を上下に動かすことによってもたらされる上下運動によってヒーブを生じることもできる。別の実施形態では、ケーブル懸架リグ30が18フィートのヒーブを生じさせることができる。さらに、ヒーブ運動は、ピッチ又はロールの重ね合わせを含むこともできる。他の組み合わせも検討され、6つの自由度のいずれかにおける動きをプログラムされたパターンで順に組み合わせて様々なタイプの飛行又は運動シミュレーション体験をもたらすことができる。
移送システム18は、ケーブル懸架リグ30を含まずに又はケーブル懸架リグ30と協働して移送システム18を駆動する他の駆動システムを使用することもできる。例えば、いくつかの実施形態では、移送システム18が、移送システム18の動きを駆動して乗客に飛行又は滑空などの感覚をもたらすロボットアーム又は片持ち式アームを含むことができる。従って、一部には重力の分布に起因して、移送システム18のほんのわずかな動きによって乗客の体に新たな力をもたらすことができる。例えば、乗客支持アセンブリ12の構成は、乗客を前傾姿勢又はうつぶせ/腹這い姿勢にすることができる。乗客を前傾姿勢又はうつぶせ/腹這い姿勢に配置することにより、乗り物10は、乗客に働く重力によって飛行感覚をもたらすことができる。
いくつかの実施形態では、モーションベース28が、例えばモータの制御下でモーションベース懸架支持体62に対して完全に又は部分的に回転して図1に示すようなさらなるタイプの動きを生じることができる回転体リング60を含むことができる。1つの実施形態では、回転体リング60が、モータに結合された中心ロッドに結合され、このモータがロッドを旋回させて回転体リング60を回転させる。
動作時には、モーションベース28の動きが、1又は2以上の乗客支持ユニット74を含む乗客支持アセンブリ12に結合された支持体82を介して、乗客支持アセンブリ12に結合された乗客26に伝わる。支持体82は、軌道32(及びモーションベース28)から離れて下向きに延びて、乗客支持アセンブリ12、さらには乗客支持ユニット74を懸架する。図2に示すように、支持体82は、モーションベース28のモーションベース懸架支持体62から下向きに(例えば、ボギー台車36から離れる方向に)延びる。モーションベース28が回転体リング60を含む実施形態では、支持体82を回転体リング60に直接結合して、回転体リング60が回転すると、支持体82、さらには図1に示すように乗客支持ユニット74内に固定された乗客26も回転するようにすることができる。1つの実施形態では、乗客26が、ボギー台車36が動く際に乗り物軌道32に沿った前方移動軸に沿って前方を向いて飛行感覚を高めることができる。一方で、他の実施形態では、乗り物10の期間中に乗客26を回転させて関心物体の方を向かせ、或いは衝突によって横向きに投げ出される効果などの特定効果を高めることもできる。
支持体82は、支持体82を介して乗客支持アセンブリ12のベース部材80に結合される。いくつかの実施形態では、支持体82が支持体82に対して回転して、乗客支持ユニット74を回転軸の周囲で動かすように構成される。支持体82は、乗客支持ユニット74の他の列を含むさらなるベース部材80に結合することもできる。支持体82をモータに結合して、モーションベース28に対する支持体82の回転を制御することもできる。
図2に示す実施形態では、ベース部材80が、多乗客用の列に沿って延びて乗客支持ユニット74に取り付けられ、又は乗客支持ユニット74の一部を形成する。多乗客の実施形態では、ベース部材80が、支持体82から延びて、その長さに沿って(例えば、各乗客支持ユニット74に関連する拘束具などのあらゆる乗客固定部品を含む)複数の乗客支持ユニット74を収容することができる。いくつかの実施形態では、図1及び図2に示すように、ベース部材80が、乗客支持ユニット74をベース部材80に結合するクロスフレーム90(例えば、図1を参照)又は延長アーム92(図2を参照)を含むことができる。
乗客支持ユニット74は、乗客支持アセンブリ12の下方に配置されたドーム形投影画面14などのディスプレイ画面、又は他のいずれかの好適な投影画面(例えば、乗客が装着するヘッドセットのディスプレイ)によって投影される所望の環境視野を各乗客26が有するように構成される。例えば、いくつかの実施形態では、乗客支持アセンブリ12が、2〜10個の乗客支持ユニット74の配列(例えば、群)を含むことができる。しかしながら、乗客支持アセンブリ12は、乗客26の有意義な乗り物体験を可能にする他のあらゆる好適な数の乗客支持ユニット74を含むこともできる。
本明細書で説明したように、開示する乗客支持アセンブリ12は、運動シミュレータ乗り物10の乗客26をディスプレイ画面(例えば、ドーム形投影画面14又はその他の好適なディスプレイ画面)の上方にうつぶせ姿勢で配置することによって、乗客26に飛行又は滑空などの感覚をもたらすことができる。乗客26が乗客支持アセンブリ12に固定されると、運動シミュレータ乗り物10の制御システムは、移送システム18に、乗客支持アセンブリ12を地面から持ち上げ、乗客支持アセンブリ12の少なくとも一部の下方に配置されたドーム形投影画面14の上方に乗客26を移送することによって乗り物10内で乗客26を懸架するように指示することができる。移送システム18は、乗客支持アセンブリ12と組み合わさって、乗客26が飛行又は滑空などの感覚を体験できるように乗客支持ユニット74の動きを促すことができる。例えば、いくつかの実施形態では、乗客支持アセンブリ12が、乗客支持アセンブリ12の下方に配置されたドーム形投影画面14の上方に乗客26を配置してドーム形投影画面14の方を見下ろすようにすることができる。ケーブル懸架リグ30が乗客支持アセンブリ12の動きを、従って関連する全ての乗客支持ユニット74の動きを引き起こすと、乗客の体(例えば、腕及び脚)を空気流が駆け抜けて乗客68に飛行感覚を体験させることができる。運動シミュレータ乗り物10は、モーションベース28及びその他の乗り物構造を乗客の視界から隠す天蓋91(図1)又はその他の構造を含むこともできる。
1つの実施形態では、乗客支持アセンブリ12が、複数列の乗客支持ユニット74を含む。例えば、図1及び図2に示すように、乗客支持アセンブリ12は、乗客支持ユニッ74の一部を有する第1の列94(例えば、前列)と、乗客支持ユニット74の別の部分を有する第2の列96(例えば、後列)とを含む。いくつかの実施形態では、第1の列94を第2の列96の上方又は下方に配置することができる。すなわち、第1の列94と第2の列96とが水平に整列しないようにすることができる。1つの実施形態では、乗客支持アセンブリ12が、例えば乗車モードと動作モードとの間の移行のように、第1の列94及び第2の列96を異なる配列間で移行させることができる。乗車及び降車モード中には、乗客26による乗客支持ユニット74の取り付け又は取り外しを容易にするために、第1の列94が第2の列96の下方に存在することができる。乗客支持アセンブリ12は、第1の列92における乗客26の乗車又は降車後には、第2の列96を第1の列94の下方に配置して、第2の列96からの乗客26の乗降を容易にすることができる。また、動作モードでは、移送システム18が、第1の列94及び第2の列96の配列を移行させて、乗客26による飛行感覚の体験を可能にする望ましい動きをシミュレートするように乗客支持アセンブリ12を動かすことができる。
他の実施形態では、第1の列94と第2の列96とが実質的に水平に整列する(又は同じ水平面に沿って位置する)ように、第1の列94及び第2の列96が同じ高さに存在する。1つの実施形態では、列94、96が、同じ数の乗客支持ユニット74を有する。他の実施形態では、列94、96が、異なる数の乗客支持ユニット74を有する。各列94、96に沿った乗客支持ユニット74は、互い違いの構成とすることも、又は整列することもできる。例えば、列94、96内の乗客支持ユニット74は、列94、96の中心線軸98に沿って整列することができる。他の実施形態では、乗客支持ユニット74の少なくとも一部が、列94、96に沿った乗客支持ユニット74が互い違いの構成となるように中心線軸98からオフセットされる。
各個々の乗客支持ユニット74は、乗客26を乗客支持アセンブリ12に固定するための様々な特徴を含むことができる。例えば、図3及び図4に、乗り物動作中に乗客26が飛行又は滑空などの感覚を体験できるように乗客26をうつぶせ姿勢又は腹這い姿勢で配置するように構成された乗客支持ユニット74の実施形態を示す。図3には、乗客支持ユニット74の角度又は姿勢が歩きながらの乗車(walk−on loading)を可能にするように構成された乗車構成の乗客支持ユニット74を示す。すなわち、乗客支持ユニット74は、うつぶせ姿勢に固定された支持体ではなく、乗車構成(図3)における直立姿勢と乗り物構成におけるうつぶせ姿勢との間で調整を行うように構成される。図3の乗り物構成では、乗客26が、一般に乗客支持ユニットの側面104に位置する、一般に障害物が存在しない乗車側102からの方向100において乗客支持ユニット74に近づく。乗客支持ユニット74は、非拘束構成又は乗車構成において乗客が乗客支持ユニット74まで歩き続けることができるように配置された様々な作動式拘束具を含むことができる。
各個々の乗客支持ユニット74は、運動シミュレータ乗り物10内で乗客26の正面側110を支持する反転台108を含む。例えば、クロスフレーム反転台108は、運動シミュレータ乗り物10の乗車中に乗客26が歩いて乗り込むことができる支持体を提供する。開示する乗客支持ユニット74は、図4の乗り物構成にある時には、乗客を下向きかつ実質的に水平に(例えば、腹側(正面側110)を下にして)配置することができる。いくつかの実施形態では、クロスフレーム反転台108を調整可能なコンポーネントから形成することができる。例えば、クロスフレーム反転台108は、胴部プレート114を有する支持梁112を含む。胴部プレート114は、支持梁112を矢印116で示すように上下に摺動させて、乗客26の正面側110に対する胴部プレート114の位置を様々な乗客のサイズに対応するように調整することができる。胴部プレート114は、適所にある時には乗客の肩と膝の間に存在する。例えば、図示の実施形態では、胴部プレート114が、胴部プレート114の近位端118が乗客の肩と整列し、胴部プレート114の遠位端120が乗客の腰に隣接して位置するように配置される。しかしながら、いくつかの実施形態では、胴部プレート114が、遠位端120が乗客の膝に隣接するように乗客の腰よりも下方に延びることができる。胴部プレート114は、音及び振動などの特殊効果特徴を提供するように構成することができる。これにより、乗客26にとっての所望の環境を投影する画面(例えば、ドーム形投影画面14)と共に、乗客26に様々な速度で飛行しているリアルな感覚をもたらすことができる。胴部プレート114は、乗客26に快適性を与える特徴を含むこともできる。例えば、胴部プレート114の上面122(例えば、乗客への当接面)は、上面122が乗客26の形状に一致するような輪郭を含むことができる。
支持梁は、反転台108を乗客支持ユニット74のクロスフレーム90に結合する。例えば、反転台108は、クロスフレーム90と支持梁112との間に延びる一対の結合部材124によってクロスフレーム90に固定される。図示の実施形態では、結合部材124が「Z」字形構成を有する。この「Z」字形は、反転台108がクロスフレーム90から離間するようにして支持梁112のクロスフレーム90への結合を促す。反転台108とクロスフレーム90との間の離間した構成は、乗客26がクロスフレーム90と反転台108との間に腕を配置できるようにすることによって乗客に快適性をもたらすことができる。しかしながら、結合部材124は、反転台108のクロスフレーム90への結合及び固定を容易にする他のあらゆる好適な構成を有することもできる。結合部材124は、クロスフレーム90及び支持梁112上の相補的結合部材に挿入されることによって反転台108をクロスフレーム90に結合する延長部126を含むことができる。反転台108は、締結具(例えば、ボルト、ネジ)、溶接、又は他のいずれかの好適な結合機構及びこれらの組み合わせを用いてクロスフレーム90に固定することができる。結合部材124は、反転台108をクロスフレーム90に固定することに加えて、胴部プレート114の一部を支持梁112に固定することもできる。例えば、胴部プレート114は、締結具128又は他のいずれかの好適な結合機構を用いて(例えば、延長部126を介して)支持梁112に固定することができる。
以下でさらに詳細に説明するように、反転台108は、胴部プレート114に加えて、運動シミュレータ乗り物10の開始前に乗客26を反転台108に固定する、例えば背面拘束具130a、脚部拘束具130b及び肩部拘束具130cのうちの1つ又は2つ以上などの拘束システム130も含む。図3及び図4に示す実施形態では、拘束具130a及び130cが胴部プレート114上に配置され、拘束具130bが、反転台108の足側端部132に隣接する支持梁112上に配置される。
反転台108の頭側端部136からは、一対のハンドルバー134が延びることができる。乗客26は、反転台108上に配置されると、ハンドルバー134を掴むことができる。ハンドルバー134は、反転台108から離れて上向き方向に放射状に延びる。しかしながら、いくつかの実施形態では、ハンドルバー134が、反転台から離れて下向き方向に延びることもできる。乗客26は、乗り物10の動作中にハンドルバー134を使用して腕を休めることができる。ハンドルバー134は、様々な乗客のサイズ及び快適性の好みに対応するように調整可能とすることができる。ハンドルバー134は、乗客26を支持することに加えて、乗客26に飛行、滑空又はパラシュート降下などに関連するいくつかの動きを体験させることができる。例えば、乗客26は、運動シミュレータ乗り物10の動作中に、あたかも自分が飛行、パラシュート降下又は滑空を行っているかのように感じる形でハンドルバー134を動かすことができる。いくつかの実施形態では、ハンドルバー134が、乗客26が反転台108を動かして飛行感覚を強化できるようにする制御機構を有することができる。例えば、ハンドルバー134は、乗り物10の動作中に加速をシミュレートして乗客26にスピード感をもたらすギヤを含むことができる。また、ハンドルバー134は、乗客26がクロスフレーム90内で反転台108の回転を制御することによって、乗客26がクロスフレーム90に対して実質的に垂直、斜め(図3)又は実質的に水平(例えば、図4)に配置されるようにすることもできる。反転台108は、クロスフレーム90内でいずれかの方向に360度回転して乗客26に回転自由度を与え、これによって乗客26が乗客支持ユニット74内で動いて飛行感覚を体験できるように構成することができる。本実施形態は、仮想現実体験のフィードバックへの動きの組み込みを促すように、乗り物10のコントローラと通信する感知機構又は触覚フィードバックをハンドルバー134上に含むこともできる(例えば、ハンドルバー134からのフィードバックに基づいて、乗客26に表示されているビデオ内で仮想的な手が動くことができる)。
本明細書で説明したように、乗客支持ユニット74は、乗り物10の動作中に乗客26を乗客支持ユニット74上に固定する乗客拘束システム130を含む。乗客拘束システム130は、背面拘束具130a、脚部拘束具130b及び肩部拘束具130cを含む。背面拘束具130aは、胴部プレート114の縁部142に配置されてそこから延びる回転拘束具140、或いは反転台108の他の好適に配置された構造として実装することができる。回転拘束具140の取り付け点146は、乗客26が反転台108上に正しく位置する時に回転拘束具140が乗客26の背下部(例えば、腰)に来るように配置される。背面拘束具130aは、胴部プレート114に沿って配置されたさらなる回転拘束具を含むこともでき、例えば乗客の腕の下方にも回転拘束具を配置して乗客の上背部にもたれるようにすることができる。回転拘束具140は、(例えば、電子的に又は手動で)作動すると、軸150を中心に回転して非拘束構成(図5)から拘束構成(図3)に移行して乗客26を固定する。例えば、図3及び図4に示すように、回転拘束具140は、拘束構成にある時には、乗客12に向かって方向156に動いて乗客26の背面158(例えば、乗客の背中)に載る。図5に示すように、回転拘束部140は、拘束構成から非拘束構成に移行するために(例えば、乗り物10の終了時)、乗客26から離れて方向160に動く。
回転拘束具140は、図3及び図4に示す拘束構成では、乗客26の背面158の全部又は一部を横切って延びることができる。回転拘束具140の結合端161(例えば、自由端)は、反転台108上の相補的取り付け機構に結合して乗客26を乗客支持ユニット74に固定する取り付け機構162(例えば、バックル、突出部、凹部又は他のいずれかの好適な取り付け機構)を含む。例えば、反転台108は、回転拘束具140の取り付け点146を有する側と実質的に向かい合う反転台108の側に相補的取り付け機構を含むことができる。いくつかの実施形態では、背面拘束具130aが、乗客26を反転台108に固定する回転拘束具140ではなくハーネス(例えば、5点ハーネス)を含むこともできる。回転拘束具140は、様々な体形及びサイズの乗客に対応するように調整可能とすることができる。
背面拘束具130aに加え、肩部拘束具130cも、乗客26の胴部をさらに支持して乗客を乗客支持ユニット74に固定する。肩部拘束具130cは、背面拘束具130aと同様に、中心線軸98に対して回転して肩部拘束具130cを拘束構成から非拘束構成に移行させる、胴部プレート114の近位端118に結合された回転バー166を含む。例えば、回転バー166は、方向167に回転して肩部拘束具130cを乗客26から離して胴部プレート114の近位端118に向かって動かして拘束構成から非拘束構成(図5を参照)に移行させる。これとは逆に、回転バー166は、方向167とは実質的に逆の方向に回転して肩部拘束具130cを近位端から離して乗客に向かって動かして非拘束構成(図5を参照)から拘束構成に移行させる。拘束構成では、回転バー166が乗客の肩に当接して乗客の後胴部の一部に沿って延び、これによって乗客26を乗客支持ユニット74内に固定する。
上述したように、拘束システム130は、やはり乗客26を乗客支持ユニット74に固定する脚部拘束具130bを含む。脚部拘束具130bは、乗客26の脚164を所望の位置に保持する。脚部拘束具130bは、反転台108の足側端部132のフットレスト170に隣接する支持梁112の両側から離れて放射状に延びる一対のアーム168を含む。各アーム168の対は、固定部材174と可動部材180とを含む。固定部材174は、乗客28が反転台108上に位置する時に乗客26の脚164の前面が固定部材174の表面182に当接するように可動部材180の前方に配置される。図6に示すように、脚部拘束具130bの可動部材180は、固定部材174の背後に位置するように、支持梁112から延びる延長部190に結合される。乗客26は、乗り物10に乗車すると、それぞれの脚を可動部材180のそれぞれの内側192に配置することができる。すなわち、可動部材180は、乗客26の脚164間に配置される。
可動部材180は、非拘束構成から拘束構成に移行することができる。図6には、非拘束構成における脚部拘束具130cの可動部材180の実施形態を示す。非拘束構成では、可動部材180を、乗客26の乗車を妨げないように配置することができる。例えば、可動部材180は、非拘束構成では基本的に固定部材174と直角に位置することができる。可動部材180は、拘束構成と非拘束構成との間で移行するために、延長部190に取り付けられた枢動継手196において枢動することができる。
枢動継手196は、可動部材180を延長部190及び固定部材174に対して回転させて非拘束構成と拘束構成の間で移行させることができる。可動部材180を固定部材174及び支持梁112から離して折り曲げると、乗客26は、可動部材180を避けるために可動部材180上に脚164を持ち上げることなく、及び/又は部材174、180間に脚164を挿入することなく、歩いて反転台108に乗ることができる。
乗客26は、乗客支持ユニット74に乗り込んで胴部プレート114の上面122に自分の胴部前面を当接させた後に、固定部材178上に脚164を配置することができる。例えば、反転台108上に正しく位置すると、乗客の脚164の膝と足首の間の前方部分が固定部材174の表面182に当接する。図3及び図4に示すように、正しく配置されたら、可動部材180を作動させて非拘束構成(図5及び図6)から拘束構成に移行させることができる。例えば、脚部拘束具130bの可動部材180は、乗客の脚164の一部が固定部材174と可動部材180との間に来るように固定部材174に向かって移動することができる。すなわち、可動部材180は、作動して非拘束構成と拘束構成との間で移行する際には蝶のような動きで動くことができる。可動部材180は、非拘束構成から拘束構成に移行する際には、矢印202で示すように(図6を参照)軸200の周囲で回転して可動部材180を固定部材174に向かって動かすことができる。可動部材180は、拘束構成では固定部材174と同様に延長部190から離れて延びる。従って、可動部材180は、拘束構成では基本的に固定部材178と平行である。しかしながら、乗客のサイズに応じて他の角度を適用することもできる。部材174、180は、部材174、180間に乗客26の脚164の一部を挟み込むことによって乗客26の一部を反転台108に固定する。このようにして、部材174、180は、乗り物10の動作中に乗客26の脚164を適所に保持する。
拘束構成では、図7に示すように脚部拘束具130bの部材174、180が距離204だけ離間することにより、乗客の脚164の一部に適合する寸法の間隙206を形成する。距離204は、乗客26の様々な体形及びサイズに対応するように、可動部材180を固定部材174に対して動かすことによって調整することができる。従って、乗り物10の動作中には、乗客26の脚164を適所に固定して保持することができる。部材174、180間の距離204は、(例えば、コントローラを介して)自動で、或いは乗り物10のオペレータが手動で調整することができる。
いくつかの実施形態では、脚部拘束具130bの部材174、180が両方とも作動する。例えば、部材174、180を両方とも蝶のような動きで作動させ、乗客の脚164を挟み込んで乗り物10の適所に保持することができる。これらの特定の実施形態では、部材174、180が、拘束構成で配置されるように互いの方に向かって、及び非拘束構成で配置されるように互いから離れて逆方向に移動する。
乗客支持ユニット74は、他の拘束具及び乗客支持ユニット構成を含むこともできる。図8及び図9に、乗り物10の動作前に乗客を固定して乗客26に飛行感覚をもたらす可動ベース210を有する乗客支持ユニット74の実施形態を示す。図8には、非拘束構成又は乗車構成にある乗客支持ユニット74を示し、図9には、拘束構成にある乗客支持ユニット74を示す。可動ベース210は、それぞれが延長アーム92に結合された第1の部分214及び第2の部分216を含む。可動ベース210は、第1の部分214の背面218が延長アーム92の表面220に当接するように実質的に垂直に配置される。乗客26は、乗客支持ユニット74の側部224(例えば、乗車/降車側)から方向100において乗客支持ユニット74に近づく。可動ベース210の足側端部228に位置するプラットフォーム226は、乗り物10への乗車時に乗客26を支持する。プラットフォーム226は、乗客26が乗客支持ユニット74に近づいた時にプラットフォーム226に乗ることができるように、可動ベース210の前面230から離れて延びる。いくつかの実施形態では、プラットフォーム226が、その足側端部228に対する位置を調整して様々なサイズ(例えば、身長)の乗客に対応するように、可動ベース210に沿って上下に摺動する。
可動ベース210は、運動シミュレータ乗り物10の動作中に乗客26を固定して快適性をもたらす様々な特徴を含む。乗客26は、乗客支持ユニット74内に正しく配置されると、可動ベース210の前面230から離れる方向に向く。従って、可動ベース210は、乗客に快適性をもたらすように、前面230の少なくとも一部に沿って詰め物(例えば、クッション)を含むことができる。例えば、図示の実施形態では、可動ベース210が、乗客26が少なくとも背面の一部を寄せることができる背部パッド234を含む。可動ベース210は、背部パッド234に加えて、乗客26がふくらはぎを寄せることができる脚部パッド236を含むこともできる。パッド234、236は、可動ベース210上に固定することも、或いは可動ベース210に対して移動可能とすることもできる。例えば、パッド234、236は、乗客の好み及び快適レベルに基づいて乗客の背面に対する位置を調整するように、可動ベース210に沿って上下に摺動することができる。
可動ベース210は、作動時に乗客26を乗客支持ユニット74内に固定する、例えば前胴部拘束具240a、前脚部拘束具240b及び肩部拘束具240cなどの回転式拘束システム240を含む。拘束システム240は、可動ベース210のそれぞれの側部248に第1の端部246を介して基本的に直角に配置されて取り付けられた、例えば胴部用固定拘束アーム242a及び脚部用固定拘束アーム242bなどの固定拘束アーム242を含む。例えば、図示の実施形態では、胴部用固定拘束アーム242aが取り付けられた側とは反対側の可動ベース210の側部248に脚部用固定拘束アーム242bが取り付けられている。しかしながら、いくつかの実施形態では、固定拘束アーム242a、242bが可動ベース210の同じ側部48に取り付けられる。固定拘束アーム242は、乗客26が乗り物支持ユニット74内に正しく位置する時に、固定拘束アーム242の内面244が乗客26側に向いて乗客26に接触できるように、可動ベース210の前面230から離れて側部224に向かう方向に延びる。固定拘束アームの第2の端部250は、回転式拘束システム240の胴部回転部材252a及び脚部回転部材252bなどのそれぞれの回転部材252にそれぞれの枢動継手256を介して結合される。図8に示すように、回転部材252は、非拘束構成では固定拘束アーム242と一直線又は平行に配置される。他の実施形態では、回転部材252が、固定拘束具242の外側表面260から離れて延びる。
回転部材252は、乗客26が乗車して乗客支持ユニット74内に正しく配置された後に、基本的に固定拘束アーム242の内面244と直交してそこから離れて延びるように、枢動継手256を中心に乗客26に向かって動く。このように、回転部材252は、乗客26の前に(例えば、乗客26の正面側に)位置することにより、乗客26が乗客支持ユニット74から抜け出るのを阻止する。図9に示すように、回転拘束システム240は、可動ベース210に固定して取り付けられて胴部回転部材252aに取り外し可能に取り付けられたストラップ264を含むこともできる。ストラップ264は、回転部材252aと組み合わさって乗客の胴部を固定し、動作中に乗客支持ユニット74内で乗客26の位置が移動するのを抑制することができる。いくつかの実施形態では、乗客26を乗客支持ユニット74内で固定するために、回転部材252bをそれぞれのストラップに取り付けることもできる。上述したように、プラットフォーム226は、可動ベース210を上下に摺動させることができる。従って、プラットフォーム226は、乗客26の身長に応じて、胴部回転部材252aが乗客26の腰及び腹に隣接して位置し、脚部回転部材252bが乗客26の脛及び膝に隣接して位置するように、可動ベース210を上下に摺動させて乗客26を配置することができる。このようにして、回転拘束システム240は、乗り物10の動作中に乗客26を乗客支持ユニット74に固定することができる。
肩部拘束具240cは、図3〜図5に関して上述した肩部拘束具130cと同様に乗客の胴部をさらに支持する。肩部拘束具240cは、可動ベース210の第1の部分214に結合された回転バー266を含む。回転バー266は、第1の部分214に対して回転して、肩部拘束具240cを非拘束構成(図8を参照)から拘束構成(図9を参照)に移行させる。例えば、回転バー266は、第1の部分214から離れて胴部拘束具240bに向かって回転して非拘束構成から拘束構成(図9を参照)に移行する。これとは逆に、回転バー266は、胴部拘束具240aから離れて可動ベース210の第1の部分241に向かって回転して拘束構成(図9を参照)から非拘束構成(図8を参照)に移行する。拘束構成では、回転バー266が乗客の肩に当接して乗客の前胴部の一部に沿って延びることにより、拘束具240a、240bと組み合わさって乗客26を乗客支持ユニット74内に固定する。
いくつかの実施形態では、回転部材252a、252bの一方又は両方を、乗客26に音及び振動などの特殊効果特徴を提供して様々な環境上を飛行しているリアルな感覚をもたらすように構成することができる。1つの実施形態では、図9に示すように、胴部回転部材252aが、外面268から延びるハンドルバー134を含む。胴部回転部材252aは、乗客26による飛行感覚の体験を可能にする所望の環境を投影するディスプレイ(例えば、VRドッキングステーション及びVR画面)を含むこともできる。
本明細書で説明したように、乗客支持ユニット74は、乗客26の顔を下に向けてうつぶせ姿勢又は腹這い姿勢に配置することによって乗客が飛行感覚を体験できるようにする。従って、乗客支持ユニット74は、飛行感覚をシミュレートするために可動ベース210を実質的に垂直な姿勢(例えば、乗車姿勢)から実質的に水平な姿勢(例えば、飛行構成)に移行させることができる特徴を含む。例えば、図10に、飛行構成における可動ベース210の実施形態を示す。図示のように、可動ベース210は、延長アーム92に対して基本的に直角に配置される。延長アーム92の端部270は、延長アーム92に対する可動ベース210の動きを可能にするように構成された取り付け継手272を含む。例えば、可動ベース210は、取り付け継手272において枢動して、可動ベース210を延長アーム92の表面220から遠ざけて延長アーム92と可動ベース210の第1の部分214との間の角度を増加させることによって、乗客26を飛行しているのと同様にうつぶせ姿勢又は腹這い姿勢に配置する。いくつかの実施形態では、可動ベース210が、モーションベース210が実質的に垂直に反転するように取り付け継手272において枢動し続けることができる。例えば、モーションベース210が実質的に垂直に反転すると、足側端部228が延長アーム92に隣接して位置し、可動ベース210の頭側端部274が延長アーム92から離れて位置するようになる。可動ベース210の回転自由度は、乗客26による様々な方向の飛行体験を可能にすることによって乗客26による飛行感覚の体験を可能にすることができる。
回転式拘束システム240は、飛行構成にある間、乗客26の正面側を支持して固定する。いくつかの実施形態では、可動ベース210が、例えば乗り物10の動作中に乗客26を固定して位置ずれを抑制するように乗客26を可動ベース210に縛りつけるハーネスなどのさらなる拘束具を含むことができる。1つの実施形態では、プラットフォーム226が、乗客の足をプラットフォーム226に固定する足挿入部又はストラップを含むことができる。
本明細書で説明したように、乗客支持ユニット74は、乗客26を乗客支持ユニット74上で腹臥位に配置して、乗客26が乗客支持ユニット74の下方に投影されたシミュレーション環境を眺められる姿勢を取るようにすることによって乗客26に飛行感覚をもたらす。本明細書で説明したように、乗り物10は、乗客支持アセンブリ12の下方にドーム形投影画面14(例えば、図1)を含むことができる。しかしながら、他の実施形態では、ディスプレイ画面を省略することも、或いは乗客支持ユニット74上にディスプレイ画面を追加することもできる。例えば、1つの実施形態では、このディスプレイ画面を、乗客26にとって望ましい環境をシミュレートする仮想現実システムを支援する仮想現実(VR)ドッキングステーションの一部である仮想現実(VR)画面とすることができる。例えば、再び図3を参照すると、乗客支持ユニット74は、乗客26にシミュレーション環境を投影するために使用できるVRヘッドセット298を含む。VRヘッドセット298は、乗客26が下を向いている時にVR画面302が視界内に(例えば、乗客26の下方又は乗客の頭部の前方に)配置されるように乗客支持ユニット74の胴部プレート114の近位端118に隣接して頭側端部136に配置されたVRドッキングステーション300を含む。例えば、図示の実施形態では、VRドッキングステーション300及びVR画面302が、乗客支持ユニット74のハンドルバー134間に配置される。乗客支持アセンブリ12上のVRドッキングステーション300及びVR画面302は、各個々の乗客26に環境を投影する。VR画面302は、各VR画面302が各乗客26にシミュレーション環境を表示できるようにする命令を与える運動シミュレータ乗り物10の制御システムに通信可能に接続される。乗客26は、運動シミュレータ乗り物10の動作中に3Dアイウェア(例えば、図3及び図9に示すようなヘッドギア304、眼鏡、ゴーグル、ヘッドバンド)を装着してシミュレーション環境内に存在する感覚を体験することができる。3Dアイウェアは、無線式とすることも、或いはケーブル接続を介してVRドッキングステーション300に結合することもできる。乗客支持ユニット74は、3Dアイウェアに結合して3Dアイウェアを乗客支持ユニット74に固定することによって乗り物10の動作中に3Dアイウェアが乗客26から離脱するのを抑制する、反転台108又は可動ベース210などに結合されたテザーを含むことができる。
VRドッキングステーション300は、各乗客26が投影環境を見るのに適した設定に画面を調整できるようにする調整機構を含むことができる。例えば、乗客26は、この調整機構によって画面302と乗客26との間の距離を調整することができる。いくつかの実施形態では、乗客26が、調整機構によって各個々の乗客26によく見えるように画面302を傾ける(例えば、傾斜させる)ことができる。また、乗客26は、調整機構によって画面302のコントラスト又は輝度を調整することもできる。
いくつかの実施形態では、VRドッキングステーション300が、乗客26がVRドッキングステーション300に関与している間に頭部を動かして辺りを見回せるようにする様々な継手(例えば、リンク機構及びヒンジ機構)を含む。具体的に言えば、乗客26は、VRドッキングステーション300によって頭部を左右に旋回させ、及び/又は軌道(例えば、半円形軌道)に沿って、又は球継手を用いて頭部を上下に動かすことができる。VRドッキングステーション300は、乗客26が関与する完全なVRヘッドセットを含むことも、或いは乗客26のヘッドセット内のコンポーネントと連動して、互いに結合した時に完全なVRヘッドセットとしてのVR効果の提示を促すコンポーネント(例えば、VR画面302)を含むこともできる。さらに、乗客26は、乗り物10への乗車前に頭部に配置された完全な又は部分的なVRヘッドセットを使用することもできる。いくつかの実施形態では、VRヘッドセットが画面を含み、乗り物10とドッキングするとVRヘッドセットへの入力のみが行われる。しかしながら、他の実施形態では、VR環境を提供するVR画面302が乗り物10と一体化され、VRヘッドセットが、乗り物10の期間にわたってVR画面302に関与するレンズを含むことができるシェル部品を含む。これらの実施形態では、乗客26が、頭部/顔面上のVRヘッドセット又は部分的なヘッドセットを乗車前に調整することができ、乗客26が着座時に調整を行うことによって発生する遅延を避けることによって乗り物10の処理能力を支援することができる。いくつかの実施形態では、乗り物10への乗車後に、わずかな調整(例えば、焦点合わせ)及び/又はVRドッキングステーション300へのヘッドセットシェルの接続のみが行われる。さらに別の実施形態では、VRドッキングステーション300が、VRヘッドセットとの短距離無線インタラクションを容易にする。乗客26は、自身のVRヘッドセット及び/又はヘッドセットシェルを所有することも、或いは待ち行列で乗り物10を待っている間に(例えば、購入を通じて、又は返却用として)これらを取得することもできる。
乗客支持ユニット74は、あらゆる好適な投影原理及びシステムを使用して望ましい環境を投影して乗客26による飛行感覚の体験を可能にする他のあらゆる好適な頭部ディスプレイ画面を含むことができると理解されたい。例えば、いくつかの実施形態では、乗客支持ユニット74が、OLED技術を利用して映像を表示する頭部ディスプレイ画面を含むことができる。
運動シミュレータ乗り物10は、図11のブロック図に示すような制御システム310の下で動作することができる。制御システム310は、1又は2以上の処理装置を含むプロセッサ312と、プロセッサ312が実行できる命令を記憶するメモリ314とを含むことができる。メモリ314は、1又は2以上の有形の非一時的な機械可読媒体を含むことができる。一例として、このような機械可読媒体は、RAM、ROM、EPROM、EEPROM、光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ又はその他の磁気記憶装置、或いは機械実行可能命令又はデータ構造の形の所望のプログラムコードを保持又は記憶するために使用でき、プロセッサ312、又はプロセッサを有するいずれかの汎用又は専用コンピュータ又はその他の機械がアクセスできる他のいずれかの媒体を含むことができる。制御システム310は、シミュレータ乗り物10の他のコンポーネントとの通信を容易にする通信回路316及び/又は入出力回路318を含むこともできる。また、制御システム310は、動作時に乗り物技術者が1又は2以上の乗り物機能の制御のために使用される入力を提供するために使用できるオペレータ入力装置又はオペレータインターフェイス320に直接又は無線で結合することもできる。いくつかの実施形態では、オペレータインターフェイス320又は乗り物10の他のコンポーネントを制御システム310から離れて配置することができ、例えばモバイル装置上に実装することができる。
動作時には、制御システム310が、乗り物支持アセンブリ12の様々なコンポーネントの動きを制御することができる。乗り物10は、構成に応じて、図示の実施形態における乗り物支持アセンブリ12のコンポーネントの一部又は全部を含むことができると理解されたい。例えば、制御システム310は、ボギー台車コントローラ324と通信し、命令を与えて速度及び/又は制動を制御することができる。制御システム310は、懸架リグコントローラ326及び回転体リングコントローラ328の制御によって飛行シミュレーション運動を制御することもできる。また、制御システム310は、乗客列コントローラ330に命令を与えて、乗客26及び拘束システム130、240の配置を制御することもできる。例えば、制御システム310は、乗車後及び降車前に拘束システム130、240を作動させて、拘束システム130、240をそれぞれ拘束構成及び非拘束構成に移行させることができる。制御システム310は、乗客26が乗客支持ユニット74内に正しく配置されると、拘束システム130、240にロック信号を送信することができる。いくつかの実施形態では、乗客支持ユニット74の胴部プレート114/胴部回転部材252aが、乗客26の存在を検出するセンサを含むことができる。検出されると、制御システム310は、拘束システム130、240を作動させて非拘束構成から拘束構成に移行させることにより、乗客28を拘束して固定することができる。乗り物10が終了すると、制御システム310は、乗客支持アセンブリ12が乗り物10の降車ステーションに存在することを検出し、拘束システム130、240を停止させて拘束構成から非拘束構成に移行させることによって、乗客26を乗客支持ユニット74から解放する。他の実施形態では、乗り物10のオペレータが手動で、又は制御システム310のスイッチを作動させることによって拘束システム130、240を作動させることもできる。
制御システム310は、(例えば、反転台108、胴部プレート114、ハンドルバー134又はヘッドギア内の回路を制御して音声又は視覚効果、振動、衝撃効果又は温度変化を引き起こすための)乗客支持効果コントローラ332又はディスプレイコントローラ334などの1又は2以上の特殊効果コントローラに命令を与えることもできる。制御システム310は、各乗客支持ユニット74に個別に対応して個別に効果を制御するように構成することができ、例えば各乗客支持ユニット74は、他の乗客支持ユニット74と比較して固有の独立した効果を提供することができる。
乗客支持ユニット74は、(例えば、フットレスト170、プラットフォーム226、ハンドルバー134又はこれらの組み合わせ上に)乗客支持ユニット74のいくつかの特徴を制御するために使用できる1又は2以上のセンサを含むことができる。例えば、1又は2以上のセンサは、制御システム310に入力(例えば、乗客26及び/又は運動シミュレータ乗り物10のコンポーネントからの入力)に基づく信号を送信することができる。制御システム310は、1又は2以上のセンサから信号を受け取ると、(例えば、個別に対応可能なヘッドギア304上の)ディスプレイ画面上の映像を変更し、及び/又は乗客支持ユニット74を傾斜又は傾動させることができる。例えば、制御システム310は、1又は2以上のセンサ308から受け取った信号に応答して、乗客支持効果コントローラ332及び/又はディスプレイコントローラ334に命令を送信することができる。乗客支持効果コントローラ332及び/又はディスプレイコントローラ334は、これらの命令によって反転台108、可動ベース210又は個別に対応可能なヘッドギア304上で(例えば、傾動又は傾斜する)特殊効果特徴を作動させてリアルな乗車感覚をもたらす。いくつかの実施形態では、1又は2以上のセンサが、乗客支持効果コントローラ332及び/又はディスプレイコントローラ334に直接信号を送信することができる。
1つの実施形態では、1又は2以上のセンサを使用して反転台108又は可動ベース210の動きを制御することができる。例えば、1又は2以上のセンサは、乗客26による作動時に乗客支持効果コントローラ332に信号を出力して反転台108又は可動ベース210の回転度合いを調整する圧力センサを含むことができる。
既存の運動シミュレータ乗り物システムの中には、乗客を包囲する壁部を有する乗り物車両を使用して、運動シミュレータ乗り物の所望の環境から乗客を分離してしまうものもある。これらの乗り物車両は、乗客に乗車飛行体験を提供するのに適していないと考えられる。しかしながら、今では、運動シミュレータ乗り物が、本明細書に示すような拘束具を含む作動式乗客支持ユニットを使用して乗客の下方に投影画面を配置することによって、或いはヘッドセットベースのディスプレイを使用することによって、オートバイ、自転車又は動物の背中に乗るリアルな感覚を乗客に提供することができると認識される。
本明細書では、本開示のいくつかの特徴のみを図示し説明したが、当業者には多くの修正及び変更が思い浮かぶであろう。従って、添付の特許請求の範囲は、本開示の実際の趣旨に該当する全てのこのような修正及び変更を含むものであると理解されたい。
本明細書に示して特許請求する技術は、本技術分野を確実に改善する、従って抽象的なもの、無形のもの又は純粋に理論的なものではない実際的性質の有形物及び具体例を参照し、これらに適用される。さらに、本明細書の最後に添付するいずれかの請求項が、「...[機能]を[実行]する手段」又は「...[機能]を[実行]するステップ」として指定されている1又は2以上の要素を含む場合、このような要素は米国特許法112条(f)に従って解釈すべきである。一方で、他のいずれかの形で指定された要素を含むあらゆる請求項については、このような要素を米国特許法112条(f)に従って解釈すべきではない。
10 運動シミュレータ乗り物
12 乗客支持アセンブリ
14 ドーム形投影画面
18 移送システム
26 乗客
28 モーションベース
30 ケーブル懸架リグ
60 回転体リング
62 モーションベース懸架支持体
74 乗客支持ユニット
90 クロスフレーム
91 天蓋
94 第1の列
96 第2の列
98 中心線軸

Claims (16)

  1. 運動シミュレータ乗り物アセンブリであって、
    モーションベースと、
    前記モーションベースの下方に配置されて該モーションベースに結合された、複数の乗客支持ユニットを含む乗客支持アセンブリと、
    前記モーションベースの下方に配置されてシミュレーション環境を投影するように構成されたディスプレイ画面と、
    を備え、前記複数の乗客支持ユニットの各乗客支持ユニットは、
    乗客の胴部前面に当接するように構成された第1の表面を有し、軸を中心に回転して、乗車構成と、前記乗客を実質的に腹臥位に配置する乗り物構成との間で移行するように構成された反転台と、
    それぞれが前記反転台に結合されて前記第1の表面に対して移動して非拘束構成から拘束構成に移行するように構成された第1の可動式拘束具と第2の可動式拘束具とを含む、前記乗客を前記反転台上に固定するように構成された拘束システムと、
    を含む、
    ことを特徴とする運動シミュレータ乗り物アセンブリ。
  2. 前記第1の可動式拘束具は、前記反転台に回転可能に結合された第1の端部と、前記反転台に取り外し可能に結合された第2の端部とを含む、
    請求項1に記載の運動シミュレータ乗り物アセンブリ。
  3. 固定部材を有する脚部拘束具を備え、前記固定部材及び前記第2の可動式拘束具は、それぞれが前記反転台の足側端部に隣接して前記反転台に結合され、前記第2の可動式拘束具は、前記固定部材から離間し、前記固定部材に対して移動して、前記脚部拘束具を前記拘束構成から前記非拘束構成に移行させるように構成される、
    請求項1に記載の運動シミュレータ乗り物アセンブリ。
  4. 前記反転台の第2の表面から延びる一対のハンドルバーを備え、前記第2の表面は、前記第1の表面から離れる方に面する、
    請求項1に記載の運動シミュレータ乗り物アセンブリ。
  5. 前記複数の乗客支持ユニットの各乗客支持ユニットは、前記反転台に結合されたクロスフレームを含み、前記反転台は、前記クロスフレーム内で該クロスフレームに対して回転するように構成される、
    請求項1に記載の運動シミュレータ乗り物アセンブリ。
  6. 前記複数の乗客支持ユニットの各乗客支持ユニットは、前記反転台上に配置されて前記運動シミュレータ乗り物アセンブリのコントローラに通信可能に接続された1又は2以上センサを含み、該1又は2以上のセンサは、前記コントローラに出力を提供し、該提供される出力は、前記反転台の回転を制御するように構成される、
    請求項に記載の運動シミュレータ乗り物アセンブリ。
  7. 前記ディスプレイ画面は、前記乗客支持アセンブリに結合される、
    請求項1に記載の運動シミュレータ乗り物アセンブリ。
  8. 前記モーションベースと、前記乗客支持アセンブリを乗り物経路に沿って動かすように構成されたボギー台車とに結合されたケーブル懸架リグを備える、
    請求項1に記載の運動シミュレータ乗り物アセンブリ。
  9. 乗客支持アセンブリであって、
    1又は2以上の乗客支持ユニットを備え、該1又は2以上の乗客支持ユニットの各乗客支持ユニットは、
    第1の端部と、第2の端部と、前記第1の端部と前記第2の端部との間に延びる表面とを有し、乗客を実質的に水平に腹臥位に配置して支持するように構成された反転台と、
    拘束システムと、
    前記反転台に結合されたクロスフレームと、
    を含み、前記拘束システムは、
    前記反転台から延びて前記表面に対して非拘束構成から拘束構成に移行するように構成された回転拘束具を含む胴部拘束具と、
    前記第2の端部に隣接して位置し、固定部材と、前記固定部材から離間した可動部材とを含む脚部拘束具と、
    を含み、前記可動部材は、前記固定部材に対して移動して前記脚部拘束具を非拘束構成から拘束構成に移行させるように構成され、
    前記反転台は、前記クロスフレームに結合され、前記クロスフレーム内で回転して実質的に垂直姿勢から実質的に水平姿勢に移行するように構成される、
    ことを特徴とする乗客支持アセンブリ。
  10. 前記可動部材は、前記非拘束構成において基本的に前記固定部材と直角に配置され、前記拘束構成において基本的に前記固定部材と平行に配置される、
    請求項に記載の乗客支持アセンブリ。
  11. 仮想現実(VR)ヘッドセットを備える、
    請求項に記載の乗客支持アセンブリ。
  12. 前記反転台に結合された胴部プレートを備え、前記表面は、前記胴部プレートの一部を形成する、
    請求項に記載の乗客支持アセンブリ。
  13. 前記反転台から、前記表面から離れる方向に延びる一対のハンドルバーを備える、
    請求項12に記載の乗客支持アセンブリ。
  14. 運動シミュレータ乗り物アセンブリであって、
    複数の乗客支持ユニットを含む乗客支持アセンブリと、
    前記乗客支持アセンブリに結合された仮想現実(VR)ディスプレイ画面を含む、シミュレーション環境を投影するように構成されたディスプレイ画面と、
    を備え、前記複数の乗客支持ユニットの各乗客支持ユニットは、
    乗客に当接するように構成された表面を有し、前記乗客支持アセンブリの軸を中心にして、実質的に垂直な乗車構成から、前記乗客が実質的に水平に腹臥位に配置される乗り物構成へと回転するように構成された反転台と、
    前記乗客を前記乗客支持ユニット内に固定するように構成された拘束システムと、
    を含み、前記拘束システムは、
    回転拘束具を含む胴部拘束具と、
    第1の部材及び第2の部材を含む脚部拘束具と、
    を含み、前記回転拘束具及び前記第2の部材は、前記表面に対して移動して、前記実質的に垂直な乗車構成における非拘束構成から前記乗り物構成における拘束構成に移行するように構成される、
    ことを特徴とする運動シミュレータ乗り物アセンブリ。
  15. 前記反転台に結合されたクロスフレームを備え、前記反転台は、前記クロスフレームに結合され、前記クロスフレーム内で回転して実質的に垂直な構成から前記乗り物構成に移行するように構成される、
    請求項14に記載の運動シミュレータ乗り物アセンブリ。
  16. 延長アームを備え、前記反転台の一部は、前記延長アームに結合されて該延長アームに対して動くように構成され、前記反転台は、前記実質的に垂直な乗車構成において、前記反転台の背面が前記延長アームの表面に当接するように基本的に前記延長アームと平行であり、前記反転台は、前記乗客が前記腹臥位にある時に、基本的に前記延長アームに直交する、
    請求項14に記載の運動シミュレータ乗り物アセンブリ。
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