JP2511676Y2 - 回動遊戯機の乗客保持装置 - Google Patents

回動遊戯機の乗客保持装置

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JP2511676Y2
JP2511676Y2 JP7044490U JP7044490U JP2511676Y2 JP 2511676 Y2 JP2511676 Y2 JP 2511676Y2 JP 7044490 U JP7044490 U JP 7044490U JP 7044490 U JP7044490 U JP 7044490U JP 2511676 Y2 JP2511676 Y2 JP 2511676Y2
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伸重 石橋
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、上下左右に回動する回動遊戯機の乗客保持
装置に関する。
(従来技術) 従来遊園地等で見かけるジェットコースター等の娯楽
用乗物の乗客保持装置としては実開昭58-180751号があ
げられる。
上記の考案においては、乗客膝保持バーと、該膝保持
バーの端部に一端が枢着した前・後進しうるシリンダー
ロッドを摺動自在に貫装した油圧シリンダーと該シリン
ダーロッドの他端には一端を連結した索道管と、該索道
管の他端には一端を連結したラチエットギアーと、該ラ
チエットギアの軸に軸着された乗客肩保持アームとから
なる娯楽用乗物の乗客保持装置が公開されている。
(解決しようとする課題) 上記考案においては乗客の肩と膝部を保持するもの
で、ジェットコースター等には適しているが其の場で上
下に回転する遊戯機やシュミレータの乗客保持装置とし
ては乗客が逆さま状態においての乗客保持としてはシー
トに乗客を固定出来ず、ぐらつきが生じてしまい不適当
であり、本考案は乗客が逆さま状態でも座席にしっかり
と固定することができる装置を提供する。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記課題を解決するために、回動遊戯機の座
席の頭部後方部の水平軸を回動軸とし座席手前上側から
腰部に向けて上下開閉自在で乗員前部を保持する乗員保
持アームの先端にシートベルト先端保持機構を設けてあ
り。そして、シートベルト先端保持機構にて座席の左右
下両側から出ているの腰用シートベルトのタングをはめ
る。
乗員保持アームのシートベルト保持機構の胸端側上側
に肩の間隔を開けてに二本のシートベルトを取り付けて
ある。該二本のシートベルトは座席の背中部に肩の間隔
を保ち設けられた穴から乗員保持アームの回動軸を挟ん
で乗員保持アームの後側に位置して該回動軸に固着され
た補助シャフトを介して座席背部から座席下のベルト巻
取機構で張引してある。
左右二本の腰用シートベルトは座席下の左右両側の巻
取機構からベルト締付機構を介して座席左右下両側から
シートベルト先端保持機構にて着脱可能に保持する。
座席両側にシートベルトのターンローラを設けベルト
口としてある方向転換部を設け、該2つの方向変換部の
下方にそれぞれのベルト巻取機を設けてある。これら2
つの方向転換部と2つのベルト巻取機のほぼ中央部に、
長板の両端に互いに平行に回動自在に設けられたローラ
を長板の中心を回動軸としたベルト締付機構を設けてあ
る。そして該2つのローラにそれぞれ左右のシートベル
トを架けてある。該長板の一端をシートベルト締付レバ
ーの一端に水平ロッド等の連結機構により連結して、シ
ートベルト締付レバーの操作により該締付機構を該回動
軸で回転させ腰用シートベルトの該方向転換部と該巻取
機間の距離を稼いで締付可能にしてある。
シートベルト先端のタングを係留めする留金具端に該
タングの差込検出手段として、接触片を設け、該接触片
の動作をリミットスイッチで検出したり、フォトカプラ
で検出してもよい。
そして該留金具端の突出片を押下する脚部材を備えた
ボタン部材と、該当ボタン部材と該突出片の間に切欠部
を備えた回動可能な円盤やスライド可能な板等の可動板
を設け、該可動板をソレノイドコイルや油圧シリンダー
空気シリンダーの駆動部で可動自在に可動させる。該可
動板の動きにあわせ、該ボタン部材の脚部材が該可動板
の切欠部から該留金具の突出片を押下可能とし、該留金
具から該タングを解除するシートベルト先端保持機構を
備えている。
ベルト巻取機構はベルト巻取機と該巻取機の背後にソ
レノイドコイルや油圧シリンダーや空気シリンダー等の
駆動部を設け該駆動部により、該巻取機のラチエット歯
車のラチエット爪を解除可能にしてある。
(実施例) 以下に本考案のを添付の図面を参照して説明する。
第1図は回動遊戯機1の側面図を示し、該回動遊戯機
1は基台2の上で該基台2に水平支持された支軸3に回
動自在支持された円形のコックピット部4を備えてお
り、該コックピット部4には前面にCRT5を備えプレイヤ
6は座席7に座り、該CRT5に映し出される宇宙船や飛行
機や潜水艦等の乗物からの映像を見ながら、手前の操作
桿8を操作し、その操作に応じて映像が変化するととも
に、コックピット部4が基台2に支持された支軸回動す
る回動遊戯機1である。
第2図には本考案の乗客保持装置9の初期状態図を示
し、第3図にはプレイヤ装着状態を示し、該乗客保持装
置9はコックピット部4に取り付けられている。
第3図において該乗客保持装置9はバケット型の座席
7に座ったプレイヤ6を保持するために該プレイヤ6の
頭部後方で水平左右に回動自在に保持されたシャフト10
に、側面から見てL字状に湾曲し正面から見るとほぼV
字状に配置されたた一対の胸押さえ用アーム11、11の上
端部をほぼ肩幅分距離を離して固着している。
該一対の胸押さえ用アーム11、11で挟まれた下端側の
三角部分の下側にはバックルロック機構12が設けられ、
その上側には一対の肩用シートベルト13、13が肩幅離れ
て固着されている。このように胸押さえ用アーム11、11
は一対になって前記シャフト10に固着されており、該シ
ャフト10は両側をベアリング14、14にて回動自在にコッ
クピット部4に軸支され、該シャフト10を軸に手前側に
第2図の如くほぼ水平に押し上げることができ、該シャ
フト10の両端に扇部材15、15の中央狭部を軸着し、該扇
部材15、15の幅広部の上端外側とシャフト10の後方のコ
ックピット部4の一部とを引張バネ16、16で引っ張り、
胸押さえ用アーム11が押し上げられる角度がほぼ直角に
なる全開時近辺では開方向へ、それ以外は閉方向へ付勢
している。さらに左側の扇部材15の幅広部の下側端とコ
ックピット部の座席背中後方にはダンパーバネ17が設け
られ、胸押さえ用アーム11を常に上側に付勢しており、
引張バネ16、16と協同して該胸押さえ用アーム11の開閉
動作を容易にしている。
前記シャフト10の胸押さえ用アーム11、11が固着され
た側と反対側には該シャフト10と平行な補助シャフト18
が該シャフト10に固着され、前記肩用シートベルト13、
13が座席の両肩部に設けられたベルト穴19、19を貫通し
て該補助シャフト18を介して、座席裏側を通り座席下側
の巻取装置20に入っている。
該補助シャフト18は胸押さえ用アーム11、11の反対側
に固着されているので、第4図に示す乗客保持装置の側
面図に示すとおり、胸押さえ用アーム11の全開状態11a
ではベルト穴19の近くまで下がっており、逆に胸押さえ
用アーム11を閉じた状態11bではベルト穴19及び巻取装
置20から離れた位置にある。つまり、胸押さえ用アーム
11を開いた状態から閉じた状態に移行すると肩用シート
ベルト13は該補助シャフト18がシャフト10の回転に伴っ
て下側から上側に動き、その動いた分の往復距離だけ該
肩用シートベルト13の長さを稼ぎ、該肩用シートベルト
13を巻取装置20から引き出すと共にプレイヤ6の肩を締
め付ける。逆に胸押さえ用アーム11を閉じた状態から開
く時には肩用シートベルト13を緩めることになる。
前記バックルロック機構12は左右の腰用シートベルト
21、21のタング22、22を着脱自在にし、ボタン23を押す
ことによって腰用シートベルト21、21をバックルロック
機構12より取り外すことが可能である。該腰用シートベ
ルト21、21はそれぞれ座席7の両脇に設けられたベルト
穴24、24を介して座席下側の巻取装置20に入っており、
腰用シートベルト21、21のタング22、22をバックルロッ
ク機構12に装着した後に、座席右側のベルト締付レバー
25によって腰用シートベルト21、21を締付けることがで
きる。
第5図にバックルロック機構の斜視図を示し、同機構
の分解斜視図を第6図に示す。腰用シートベルト21はタ
ング22の後方の幅広部の横長穴22aに取付けられており
タング22の先端は後方部より幅が狭く方形で、先端側に
は方形穴22bが設けられている。
バックルロック機構12は矩形の取付台26の長辺の両側
面を折り曲げ、両側面にはタングの先端に合わせた長方
形のタング差込口27、27を設け、その両タング差込口2
7、27の内側にはバックル保持機構28が設けられてい
る。
バックル保持機構28は、自動車のシートベルトのそれ
と同じであり、断面がステープルを綴った形状でタング
22の先端部を差し込むことができる保持金具29のタング
差込口近くの両側面下方の穴29aに形状が凸状の留具30
の掛支部を可動自在に挟持してあり、さらに両側面の奥
側には側面の約半分の高さにタング支持辺29bが内側に
向けて設けられている。該留金具30の中央は盛り上った
段差部30aを設け、凸字形の両底部の左右には該掛支部3
0bが設けられ、該留金具30の底部中央下側には板バネ31
を配して保持金具29の底面に対して付勢され、留金具30
を下側に向け圧下自在に付勢している。
よって、タング22の先端部をタング差込口27から保持
金具29に差し込むと、タングの先端部は保持金具29の上
側29cと留金具30に挟まれて摺動しやがてタング支持辺2
9bに載置されて、タング22が奥まで差し込まれると留金
具30の段差部30aがタングの方形穴22bで圧下から開放さ
れ、該板バネ31の力で上側に上がり、タングの方形穴22
bに段差部30aが掛止される。
さらにここでは保持金具29の奥側の隅近くの取付台に
軸32を植設し該軸32では横長の接触辺33をその一端が前
記留金具30の肩部に接する高さで回動自在に保持し該軸
32を挟んだ該接触片の他端には穴33aを設け、両方の穴3
3a、33aを引張バネ34にて引張っており、該接触片の穴
側にはリミットスイッチ35が設けられている。よって、
タング22が留金具30に掛止されていないときは接触片33
は留金具30の肩部上にあり、タング22がタング差込口27
から差し込まれ、留金具30に掛止される状態では接触片
33がタング22の先端によって押され、接触片33が軸32を
中心に動き、その動きは引張バネ34の力に打ち勝ちって
タング22が差し込まれた側のリミットスイッチ35をオン
オフさせる。ここでは留金具30とリミットスイッチ35の
間に接触片33を介在させたが、該接触片35を省略し、リ
ミットスイッチを頑強な物として留金具30の肩部上にリ
ミットスイッチ接触手を直接設けてもよいし、また、タ
ング22の差し込みをフォトカプラに依って検出してもよ
い。
次に留金具30からタング22を外すための機構を説明す
ると、2ケの保持金具29、29の間の中央に支軸36が植設
され、該支軸36には直径が保持金具29までかかる円盤38
を保持金具29及び留金具30に接触することなく回動自在
に取付けてあり、該円盤37には留金具30の凸形状の先端
に設けた突出辺30cの真上の位置で、円周に沿って2組
の切欠穴37a、37bが4つ開口している。まず該当突出辺
30cの真上にある切欠穴37aは幅広でその幅は該突出辺を
円盤面から見て反時計方向の隣に併設できる幅である。
もう一つの切欠穴37bは該突出辺30cの位置から直角な位
置に前記突出辺一つ分の幅である。これらの切欠穴は円
盤の中心を対称にもう1組の切欠穴37a、37bがある。
該円盤の切欠穴37aの外側の円周上には、支軸37c、37
dが植設され、手前側の支軸37cには長手の連結部材38が
取付けられ、取付台26の後方に取付けられたソレノイド
コイル39に接続されている。該ソレノイドコイル39は油
圧や空気のシリンダーの代替を用いてもよい。また支軸
37dには右側のリミットスイッチ35の右側に植設された
支軸40との間に引張バネ41を張架し、常に円盤37を反時
計方向に付勢している。
該円盤37の裏側周辺に係止片37eが設けられ、取付台
に固着された係止辺42と当接してそれ以上反時計方向に
回転しない。この位置は留金具の突出片30cが該円盤の
切欠穴37aのなかでも切欠穴37b側の位置である。
前記円盤の中央には圧縮バネ43を介して押しボタン44
が位置している。該押しボタン44は上側が方形柱44aで
下側が円柱44bになっており、該円柱44bの径は前記円盤
の切欠穴37a、37bの外周に内接する大きさであり、円柱
44bの下側には該切欠穴37a、37bを貫通する脚部が4つ
設けられている。切欠穴37aの直近の切欠穴37b側を貫通
し留金具の突出辺30cに接近している長脚部44cと、脚の
長さは該長脚部44cが下がって留金具の突出辺30cを下げ
てタング22を留金具30から外すに十分な距離と同じ長さ
の短脚部44dとを4分の1周の位置に設けてあり、該短
脚部44dは円盤の切欠穴37bの時計方向隣の円盤面に接し
ている。従ってこの状態では押しボタン44を押してもタ
ング22を留金具30から外すことはできない。
押しボタン44は円盤中央部から押しボタン内部の円筒
まで圧縮バネ43が介在しているので押しボタン44は常に
上側へ向けて付勢され、押しボタン44は取付台26から立
設されたガイドプレート45の中央に押しボタン上部の方
形柱44aに合わせ方形穴45aが開口しており、方形穴45a
のまわりには短平円柱を該押しボタンの下側の円柱形に
あわせて刳り貫いたボタンガイド46を取付け押しボタン
44が回転せずに上下のみに摺動自在に取付けられてい
る。
ここで、左右の両方のタング22が保持金具29に差し込
まれると、タングの先端はそれぞれの接触辺33を押し、
該接触辺33はそれぞれのリミットスイッチ35をオンオフ
し、プレイヤが腰用シートベルト21を装着したことを検
出でき、回動遊戯機1をスタートする準備が整ったこと
になる。
プレイが終了し、座席がスタート位置に戻るとソレノ
イドコイル39に通電し、該ソレノイドコイル39は接続さ
れた連結部材38を引き、該連結部材38は円盤37を引張バ
ネ41に打ち勝って時計方向に回し、該円盤は切欠穴37b
分だけ時計方向にずれる。ここで押しボタン44を押す
と、該押しボタンの長脚部44cは切欠穴37aの反対側にず
れ、短脚部44dは切欠穴37bを貫通することができ、該押
しボタン44は圧縮バネ43に打ち勝ち押し下げられ、長脚
部44cは留金具の突出辺30cを押し下げ、該突出辺30cが
下がることにより、タングの先端の方形穴22bから段差
部30aが離れ、接触辺33が引張バネ34の引き戻す力によ
りタング22を押し返す方向に働き該タング22を外側に押
し出し、接触辺33は留金具30の肩部上に位置して留ま
り、リミットスイッチ35をオフする。このように押しボ
タン44が押し下げられると押しボタン44の下方の2つの
長脚部44cがそれぞれの留金具の突出辺30cを押し下げて
両方のタング22が外れるのである。
次にタング22を再度、タング差込口27から入れて留金
具30に固定するには、ソレノイドコイル39の通電を中止
すれば前記円盤37は引張バネ41の働きにより反時計方向
に戻され、該円盤裏側の係止片37eと取付台の係止片42
とが当接する位置で保持され、この状態では押しボタン
44を押しても下げることはできず、タング22を外すこと
はできない。これは回動遊戯機1が動作中に押しボタン
22を押して外そうとした場合に非常に危険であり、動作
中はタング22を外すことができないようにしてある。
ここでは回動する円盤37を用いてあるが、該円盤の代
わり保持金具29、29間にかかる大大きさの方形板にタン
グの突出辺の30cの上部に切欠部が設けられた方形板を
前後方向に摺動自在に取り付け、該方形板をソレノイド
コイル39に連結し、手前側は引張バネで付勢した構造と
して、該方形板の切欠部に押しボタンの長脚部が係るよ
うにした構造としてもよい。
プレイヤ6が座席7に座り、胸押さえ用アーム11を下
げて体に合わせ、この動作により肩用シートベルト13は
座席の背中部のベルト穴24、24よりプレイヤ6の肩を回
って胸部に達し、胸押さえ用アーム11が下がってくるに
従って、補助シャフト18が上に上がり肩用シートベルト
13を引き締め、左右の腰用シートベルト13を引いてきて
バックルロック機構12にロックし、座席右側にあるベル
ト締付レバー25を引き上げて左右の腰用シートベルト2
1、21を腰にフィットするまで腰用シートベルト21、21
を締め付けるのである。
第7図に腰用シートベルト締付機構の斜視図を示し、
第8図に腰用シートベルト締付機構の要部正面図を示
す。
ベルト締付レバー25は通常の自動車のサイドブレーキ
に使用されているレバーと同じものであり、握り部47の
シリンダー48内にピストンロッド49を前後摺動可能に設
けてありピストンロッド49の先端にはレバー解除ボタン
50が付けられており、該ピストンロッド49の該シリンダ
ー49とレバー解除ボタン50の間には圧縮バネ51が巻架さ
れ、該ピストンロッド49はラチエット用爪52に当接し、
該ラチエット用爪52は軸52aに取付けられ引張バネ52bで
常に歯車方向に付勢されており、該ラチエット用爪52は
ラチエット歯車53に接し、ベルト締付レバー25は歯車軸
54に巻張されたつる巻ばね55で下側に付勢されがてお
り、該ラチエット歯車53にラチエット用爪52が掛かって
いることから該ベルト締付レバー25は下がらない。
レバー解除ボタン50を押すことによって該ピストンロ
ッド49が押され、ラチエット用爪52が押されラチエット
歯車53から爪を外して、ベルト締付レバー25を下げるこ
とができ、レバー解除ボタン50から手を離すと該圧縮バ
ネ51の力でレバー解除ボタン50は元の位置に戻り、ピス
トンロッド49を引き戻し、ラチエット用爪52は引張バネ
52bの力により爪をラチエット歯車53に噛ませ、ベルト
締付レバー25をその位置で保持する。
該ベルト締付レバー25の下方両側面に左右方向に架設
された軸にはロッドエンド56を介してコンロッド57が連
結され、該コンロッド57の下端はベルクランク58の端の
取付軸58a中央にロッドエンドを介して取付けられてお
り該ベルト締付レバー25の上下方向の動きをベルクラン
ク58に伝える。
該ベルクランク58は直角二等辺三角形状の2枚の板を
若干の間隔を存して直角部近くを回動中心として、前後
方向に該回動軸58bをブラケット59に回動自在に取付
け、該ベルクランク58の上側の頂点近くを貫通させた取
付軸58cの両端からはロッドエンド60を介して水平ロッ
ド61が取付けられており、該水平ロッド61はベルト締付
機構62に取付けられている。
ベルト締付機構62は座席7の下方に位置しており、長
方形の取付台63には左右両側に左右対称にELRシートベ
ルトの巻取機64が取付けられている。
該巻取機64はシートベルトを巻取軸64aの側面外側に
設けたゼンマイ64bにより巻き取るもので、巻取軸64aの
ブラケット両側の内側にはラチエット歯車64cが軸着さ
れ、ブラケット間にはラチエット歯車64cに噛合するラ
チット爪64dが設けられた横長部材64eが架設され、該ラ
チット爪64dの一端はブラケットの外側に突出してお
り、ラチエット爪64dがラチエット歯車64cに噛んだり外
れたりすることができる。
該巻取機64のシートベルト巻取口64fの外側にはター
ンローラ65が設けられており、該巻取機64の一側面に突
出した横長部材64eには方形の一隅を切欠した方形部材6
6が取付けられ、該方形部材66の一端と該巻取機のシー
トベルト巻取口64f側の取付台に取付けた支持部材67と
に引張バネ68を張架し、該支持部材67の反対側には該方
形部材66を挟んでソレノイドコイル69が取付台63に固着
され該ソレノイドコイル69は該方形部材66の上隅を連結
部材70で連結し、該ソレノイドコイル69が通電され、該
連結部材70を引き方形部材66を介して横長部材64eを傾
動して、ラチエット爪64dをラチエット歯車64cから外
し、該巻取軸64aを解放して該ゼンマイ64bに打ち勝って
自由にシートベルトを引き出すことが可能である。ソレ
ノイドコイル69の通電が中止されると、該方形部材66を
該引張バネ68の引張力で該支持部材67方向に傾動しラチ
エット爪64dがラチエット歯車64cに噛み巻取軸64aから
のシートベルトの送出しを停止させる。該ソレノイドコ
イル69は油圧や空気シリンダーとしてもよい。
上記の巻取機構は取付台手前の左側からの腰用シート
ベルト21に対応しており、同機構の右側には右側からの
腰用シートベルト21に対応した同一の巻取機構が右側に
向けて取付けてある。
また、座席下側の裏側中央には第4図に示すごとく後
方側に向けてひと組みの上述したものと同一の巻取機6
4、支持部材67、ソレノイドコイル69等からなる巻取機
構が設けられ、座席裏側で2本のシートベルトに分けら
れ肩用シートベルトに接続されている。
取付台中央には左右面が開放されたブラケット71が取
付けられ、該ブラケット71の上面中央部は方形開口面72
が設けられ、該方形開口面72の右側にはバンパー部材73
が固着されている。締付機構74は前記ターンローラ65と
ほぼ同一大きさの2つのローラ75a、75bが平行に2枚の
長板76の両端に回動自在に挟持され、両長板76の中央部
外側には該ローラに平行に支軸76aが設けられ、該支軸7
6aは前記ブラケット71の前後面の中央部に回動自在に取
付けられており、一方のローラ75aはブラケット上面の
方形開口面72から上側に出ており、該ローラ75aの支軸
は長板76の外側両端でロットエンド77を介して前記水平
ロッド61に連結接続されている。
右側からの腰用シートベルト21は右側の巻取機64から
ターンローラ65を介して締付機構74の下側のローラ75b
を介してシートベルト締付レバー25の右側に位置するタ
ーンローラ78を介してベルト穴24に出てタング22に縫着
されている。同じく左側から腰用シートベルト21は左側
の巻取機64からターンローラ65を介して締付機構74の上
側のローラ75aを介して座席右側に位置するターンロー
ラ78を介してベルト穴24から出てタング22に縫着されて
いる。
上述の実施例では、シートベルト締付レバーの動作を
ベルクランクを介してベルト締付機構に伝えているが、
自動車等のブレーキに採用されている被覆ワイヤーを採
用してシートベルト締付レバーの操作をシートベルト締
付機構に伝えてもよいのは自明である。
(作用及び効果) プレイヤが回動遊戯機のコックピット部の座席に座
り、胸押さえ用アームを下げて体に合わせると、肩用シ
ートベルトは座席の背部から補助シャフトの背中部のベ
ルト穴よりプレイヤの肩を回って胸部に達し、胸押さえ
用アームが下がってくるに従って、補助シャフトが上に
上側にあがって肩用シートベルトを座席下側の巻取機構
から引き出しながら、該巻取機のゼンマイの力により一
定の強さで引っ張る力が加わっているのでプレイヤの体
格に合わせて肩に遊びなく装着することができる。
そして胸押さえ用アームの位置が決まった時点で、左
右の腰用シートベルトを引いてきてバックルロック機構
にロックし、座席側面にあるベルト締付レバーを引き上
げてると、該ベルト締付レバーに連結されたコンロッド
がベルクランクを反時計方向に引き上げ、該ベルクラン
クに連結された2本の水平ロッドが締付機構を反時計方
向に回し、第8図のシートベルト締付機構の正面図に示
すごとく該当締付機構に取付けたローラの位置を反時計
方向に移動させ、取付台上のターンローラと座席横のタ
ーンローラ間の腰用シートベルトの距離を稼ぐことがで
き、左右の腰用シートベルトを腰にフィットするまで腰
用シートベルトを締め付けるのである。
プレイヤが以上の操作を終了し、回動遊戯機をスター
トするスタートボタン(図示せず)を押すと各シートベ
ルト巻取機構のソレノイドコイル等の駆動部は解除さ
れ、巻取機のラッチェト爪を保持していた方形部材が引
張バネの働きにより、ラチエット歯車にラチエット爪を
噛ませ、該ラッチェト歯車を軸着している巻取軸はそれ
以上シートベルトの送り出しをせず、その位置で固定す
る。さらに、バックルロック機構のソレノイドコイル等
の駆動部も解除され、円盤等の可動板が引張バネの働き
により反対方向に戻り押しボタンが押せなくなり、タン
グを外せなくする。
よってプレイヤーは座席に座り胸押さえ用アームを体
に当接させることにより、座席が上下に動いても体重を
胸押さえ用アームで支えることができ、さらに肩用シー
トベルトでプレイヤの体が座席の上方向にずれるのを防
ぐことができ、左右の腰用シートベルトの装着で腰部を
座席に固定しプレイヤの体が座席からずれるのを防ぐこ
とができる。さらにバックルロック機構では腰用シート
ベルトを装着した後は安全が確保されるまではプレイヤ
自らシートベルトを外すことができないようにしてお
り、安全を保ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は回動遊戯機の側面図であり、第2図は乗客保持
装置の初期状態図を示し、第3図は同装置の着装状態図
であり、第4図は同装置の側面図を示す。 第5図はバックル機構の斜視図、第6図は同機構の分解
斜視図を示す。 第7図は肩用シートベルト締付機構の斜視図を示し、第
8図は同機構の正面図を示す。 1……回動遊戯機、2……基台、3……支軸、4……コ
ックピット部、5……CRT、6……プレイヤ、7……座
席、8……操作桿、9……乗客保持装置、10……シャフ
ト、11……胸押さえ用アーム、12……バックルロック機
構、13……肩用シートベルト、14……ベアリング、15…
…扇状部材、16……引張バネ、17……ダンパースプリン
グ、18……補助シャフト、19……ベルト穴、20……巻取
装置、21……腰用シートベルト、22……タング、23……
押しボタン、24……ベルト穴、25……ベルト締付レバ
ー、26……取付台、27……タング差込口、28……バック
ル保持機構、29……保持金具胸、30……留金具、31……
板バネ、32……軸、33……接触片、34……引張バネ、35
……リミットスイッチ、36……市軸、37……円盤、38…
…連結部材、39……ソレノイドコイル、40……支軸、41
……引張バネ、42……係止片、43……圧縮バネ、44……
押しボタン、45……ガイドプレート、46……ボタンガイ
ド、47……握り部、48……シリンダ、49……ピストンロ
ッド、50……レバー解除ボタン、51……圧縮バネ、52…
…ラチエット用爪、53……ラチエット歯車、54……歯車
軸、55……つる巻バネ、56……ロッドエンド、57……コ
ンロッド、58……ベルクランク、59……ブラケット、60
……ロッドエンド、61……水平ロッド、62……ベルト締
付機構、63……取付台、64……巻取機、65……ターンロ
ーラ、66……方形部材、67……支持部材、68……引張バ
ネ、69……ソレノイドコイル、70……連結部材、71……
ブラケット、72……方形開口面、73……バンパー部材、
74……締付機構、75……ローラ、76……長板、77……ロ
ッドエンド、78……ターンローラ、

Claims (6)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回動遊戯機の座席の頭部後方部の水平軸を
    回動軸とし座席手前上側から腰部に向けて上下開閉自在
    で乗員前部を保持する乗員保持アームの先端にシートベ
    ルト先端保持機構を設け、該シートベルト先端保持機構
    にて座席の左右下両側からの腰用シートベルトを保持す
    ることを特徴とする回動遊戯機の乗客保持装置。
  2. 【請求項2】乗員保持アームの胸端側上側に肩の間隔を
    開けてに二本のシートベルトを取り付け、該シートベル
    トを座席の背中部に肩の間隔を保ち設けられた穴から乗
    員保持アームの回動軸を挟んで乗員保持アームの後側に
    位置して該回動軸に固着された補助シャフトを介して座
    席背部から座席下のベルト巻取機構に連結してある回動
    遊戯機の乗客保持装置。
  3. 【請求項3】腰用シートベルトは座席下の左右両側の巻
    取機構からベルト締付機構を介して座席左右下両側から
    請求項1項記載のシートベルト先端保持機構にて着脱可
    能に保持することを特徴とする回動遊戯機の乗客保持装
    置。
  4. 【請求項4】座席両側にシートベルトの方向転換部を設
    け、該2つの方向変換部の下方にそれぞれのベルト巻取
    機を設け、該2つの方向転換部と該2つのベルト巻取機
    のほぼ中央部に、長板の両端に互いに平行に回動自在に
    設けられたローラを長板の中心を回動軸としたベルト締
    付機構を設け、該ローラにそれぞれ左右のシートベルト
    を介在させ、該長板の一端をシートベルト締付レバーの
    一端に連結機構により連結して、シートベルト締付レバ
    ーの操作により該締付機構を該回動軸で回転させ腰用シ
    ートベルトを締付可能に支持し、該腰用シートベルトの
    先端を請求項1項記載のシートベルト先端保持機構に着
    脱自在に保持することを特徴とする回動遊戯機の乗客保
    持装置。
  5. 【請求項5】シートベルト先端のタングを係留めする留
    金具端に設けた該タングの差込検出手段と該留金具端の
    突出片を押下する脚部材を備えたボタン部材と、該当ボ
    タン部材と該突出片の間に切欠穴を備えた可動板を設
    け、該可動板を該可動板に連結された駆動部で可動自在
    に可動させ、該可動板の動きにあわせ、該ボタン部材の
    脚部材が該留金具の突出片を押下可能とし、該留金具か
    ら該タングを解除することを特徴とする請求項1項記載
    のシートベルト先端保持機構を備えたことを特徴とする
    回動遊戯機の乗客保持装置。
  6. 【請求項6】請求項4項記載のベルト巻取機と該巻取機
    の背後に駆動部を設け、該駆動部により、該巻取機のラ
    チエット歯車のラチエット爪を解除可能にしたベルト巻
    取機構を備えたことを特徴とする回動遊戯機の乗客保持
    装置。
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