JP6863234B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、車両用シートに関する。
下記特許文献1には、シートバックフレームに対して支持されたネット(コンターマット)を備えた車両用シートが開示されている。このような車両用シートにおいて、ネットはシートバックフレームの側部(サイドフレーム)に係止されることで張力が付与されている。
特開2005−132155号公報
しかし、上述のような車両用シートでは、車両の後突時にネットとシートバックフレームとが一緒に後傾し、ヘッドレストが乗員の頭部から遠ざかるため、乗員の頚部への負担を軽減するには限度がある。
本発明は、乗員の頚部への負荷を軽減することができる車両用シートを得ることを目的とする。
請求項1に記載の車両用シートは、シートバックの骨格を構成する骨格部材と、シート上下方向に延在し、かつシート上方側及びシート下方側において前記骨格部材に支持されている一対の支持部材と、前記一対の支持部材の間に張られた弾性を有する布バネ部材と、前記布バネ部材に張力を付与するように前記一対の支持部材の間に架設される架設部材と、シート幅方向に延在し、かつ各前記支持部材のシート上下方向の一方側において前記一対の支持部材同士を連結する連結部材と、を備え、前記架設部材は、各前記支持部材のシート上下方向の他方側に架設され、前記支持部材及び前記連結部材は、前記他方側が開放した略U字状の部材により一体、かつ前記布バネ部材とは独立して形成されており、前記布バネ部材の設置部分における前記一対の支持部材同士の間隔は、前記架設部材側よりも前記連結部材側が狭く設定されている
請求項1に記載の発明は、シートバックの内部に設けられた布バネ部材により乗員の上体を保持する車両用シートに適用される。ここで、一対の支持部材の間に張られた布バネ部材は各支持部材同士を離間させることで張力が付与されるものである。そして、この車両用シートでは、各支持部材同士を離間させた状態で架設部材を架設することで、布バネ部材に張力が付与されている。一方、架設部材は骨格部材に対して構造上独立している。また、支持部材はシート上方側及びシート下方側において直接又は他の部材を介して間接的に骨格部材に対して支持されている。つまり、支持部材はシート上下方向中央が骨格部材に対して拘束されておらず、シート後方に向けて撓むことが可能である。
請求項1に記載の発明によれば、車両が後突し、シートバックが乗員からの荷重を受けた場合、布バネ部材が弾性変形すると共に、支持部材が撓むことで乗員をシートバックに沈み込ませることができる。そして、乗員がシートバックに沈み込む結果、シートバックの後傾が抑制され、ヘッドレストと乗員の頭部との距離が離れないことから、頭部が後屈した際の頚部への負荷を軽減することができる。
また、請求項に記載の発明では、一対の支持部材同士がシート上下方向の一方側で連結部材により連結されており、他方側は架設部材が架設される前においては拘束されていない。つまり、この一対の支持部材は、一方側である連結部材側を支点に他方側を離間させることで、一対の支持部材の間に張られた布バネ部材に対して張力を付与することができる。この一対の支持部材同士を離間させた場合、連結部材側よりも架設部材側の方が大きく離間する。つまり、支持部材の間の距離がシート上下方向を通して変わらない場合、布バネ部材は架設部材側ほどシート幅方向の伸び率が大きくなるため、架設部材側ほど弾性力が大きくなってしまう。
これに対し、請求項に記載の発明では、一対の支持部材同士の間隔は、架設部材側よりも連結部材側が狭く形成されているため、布バネ部材のシート幅方向の伸び率をシート上方側とシート下方側とで平準化することができ、布バネ部材における弾性力を平準化することができる。
請求項に記載の車両用シートは、少なくとも前記支持部材と、前記布バネ部材と、前記架設部材とにより前記骨格部材とは独立した布バネユニットが構成され、前記布バネユニットが前記骨格部材に対して支持されている。
請求項に記載の発明は、支持部材と、布バネ部材と、架設部材とをアッセンブリ化したことを特徴としている。請求項に記載の発明によれば、布バネユニットの組立工程において、架設部材を架設する段階で布バネ部材に張力を付与することができ、布バネユニットを骨格部材に取り付ける取付工程において、一対の支持部材を離間させながら取り付ける必要がない。したがって、シートの製造が容易となる。
本発明によれば、乗員の頚部への負荷を軽減することができる。
本実施形態に係る車両用シートであって、シートバックの内部構造を示す斜視図である。 本実施形態に係るシートバックに設けられた布バネユニットの分解斜視図である。 本実施形態に係る車両用シートの作用を説明する斜視図である。 比較例に係る車両用シートであって、シートバックの内部構造を示す斜視図である。 比較例に係る車両用シートの作用を説明する図(図4の5−5線に沿った断面図)である。
本発明の実施形態に係る車両用シート10(以下、シート10と称する)について、図1〜図3に基づいて説明する。なお、各図中に適宜示される矢印FR、矢印UP、矢印LHは、それぞれ本実施形態に係るシート10の前方向、上方向、左方向を示している。また、本実施形態では、シート10の前方向、上方向、左方向は、このシート10が搭載された車両の前方向、上方向、左方向と一致している。
(構成)
本実施形態に係るシート10は、乗員が着座するシートクッション(図示せず)と、シートクッションのシート後方側の端部から立設され、乗員の上体を保持するシートバック12と、を備えている。図1に示されるように、シートバック12には、シート上下方向及びシート幅方向を囲むフレーム14が設けられている。このフレーム14の内側(シート上下方向内側及びシート幅方向内側)には、布バネユニット16(図2参照)が設けられている。この布バネユニット16は、シート上方側及びシート下方側において枠状のフレーム14に対して支持されている。また、シートバック12のシート下方側かつシート幅方向右側には、シートバック12を傾動させるためのモータ18が格納されている。
図2に示されるように、布バネユニット16は、シート10に着座した乗員の上体を支持する弾性を有するアッセンブリである。この布バネユニット16は、正面視においてシート上方が開放された略U字状のステー20と、ステー20に張られた布バネ部材40と、ステー20のシート上方側に架設された張力付与バー42と、を含んで構成されている。
ステー20は、バネ鋼からなる棒状部材であって、シート上下方向に延在し、かつシート幅方向に並んで設けられた一対の支持部材である縦枠部22と、シート幅方向に延在し、かつ縦枠部22の下端同士を連結する連結部材である横枠部24とを有している。縦枠部22は、側面視においてシート前方側に張り出した略弓型形状とされている。各縦枠部22は、布バネ部材40の設置部分である設置部22Aと、設置部22Aのシート下方側に接続される下縁部22Bと、設置部22Aのシート上方側に接続される上縁部22Cと、をそれぞれ有している。
設置部22Aは、シート上下方向に延在する上部設置部22Dと、上部設置部22Dの下端においてシート幅方向内側に屈曲した後、シート下方に向けて延びる下部設置部22Eとを有している。上部設置部22Dは、設置部22Aのシート上方側の略2/3を占めており、下部設置部22Eは、設置部22Aのシート下方側の略1/3を占めている。ここで、一対の縦枠部22において、下部設置部22E同士の距離Yは、上部設置部22D同士の距離Xよりも小さい。なお、本実施形態では、下部設置部22Eによりステー20の右側を欠くことで、モータ18との干渉を避けている(図1参照)。
下縁部22Bは、下部設置部22Eの下端からシート下方に向かうにつれてシート後方側に傾斜している。そして、下縁部22Bの下端は横枠部24に接続されている。
上縁部22Cは、上部設置部22Dの上端からシート上方に向かうにつれてシート後方側に傾斜し、屈曲してシート幅方向内側に延びた後、屈曲してシート上方に延びている。この上縁部22Cの上端である先端部26は、フレーム14のシート上方側に設けられたバンド状のブラケットである挟持部材52により挟持されている(図1参照)。これにより、ステー20は、縦枠部22においてシート上下方向に摺動可能に支持されている。なお、挟持部材52に代えて、フレーム14においてシート上下方向に設けられた孔に先端部26を挿入することで、ステー20を支持する構造としてもよい。また、上縁部22Cにおいて、シート幅方向内側の端部からシート上方に向けて屈曲する角部には、板状のフランジ30が溶接等により固定されている。
一方、横枠部24は、正面視において、シート上方側に張り出した略弓型形状とされている。この横枠部24のシート幅方向外側において、シート幅方向に延在する部分は側縁部24Aとして形成されている。この側縁部24Aは、フレーム14のシート下方側に設けられたバンド状のブラケットである挟持部材54により挟持されている(図1参照)。これにより、ステー20は、側縁部24Aを軸にシート前後方向に回動可能に支持されている。
布バネ部材40は、弾性織物などの弾性を有する布材で形成されており、そのシート幅方向両端は縦枠部22における設置部22Aに対して接着や縫合等により固定されている。布バネユニット16において、布バネ部材40はシート幅方向に張られており、乗員の荷重のない無負荷の状態から初期張力が付与されている。
張力付与バー42は、金属製の棒材であって、ステー20における一対の縦枠部22の間に架設されている。詳しくは、張力付与バー42はねじ44により縦枠部22のフランジ30に対して固定されることで、ステー20に対して固定されている。
(製造方法)
本実施形態のシート10の製造方法において、布バネユニット16の組立工程及びシートバック12への取付工程については以下のとおりである。
布バネユニット16の組立工程では、まず、ステー20に対して布バネ部材40を張り付ける。詳しくは、ステー20の設置部22Aに対して接着や縫合等により布バネ部材40を固定する。このとき、布バネ部材40はシート幅方向に広げながら設置部22Aに対して固定する。したがって、ステー20は、縦枠部22が何ら支持されていない状態においては、縦枠部22同士が近接しようとする。ここで、本実施形態の縦枠部22はシート下方の端部が横枠部24により拘束されている。そのため、ステー20は、布バネ部材40の張り付け前よりも先端部26同士がシート幅方向内側に近接している。
次に、ステー20に対して張力付与バー42を架設する。上述のように、ステー20は、先端部26同士がシート幅方向内側に近接している。そのため、作業者は一対の縦枠部22をシート幅方向外側に広げ(図2の矢印S参照)、ステー20のフランジ30に形成された孔32と、張力付与バー42のシート幅方向外側に形成されたねじ孔46と、を一致させる。そして、孔32を挿通させたねじ44をねじ孔46に螺合することで張力付与バー42はステー20に対して固定され、架設される。これにより、ステー20と、布バネ部材40と、張力付与バー42とが一体化された布バネユニット16が組み立てられる。
続いて、布バネユニット16のフレーム14への取付工程について説明する。作業者は、横枠部24の側縁部24Aがフレーム14と挟持部材54とで挟持されるように挟持部材54をフレーム14に対して固定する。また作業者は、縦枠部22の先端部26がフレーム14と挟持部材52とで挟持されるように挟持部材52をフレーム14に対して固定する。ステー20が側縁部24A及び先端部26においてフレーム14に対して固定されることにより、布バネユニット16は支持される。
(作用効果)
本実施形態のシート10における車両の後突時の作用は以下のとおりである。
まず、車両が後突することで、シート10が車両前方の加速度を受けると、乗員はシート10に対して相対的に車両後方への加速度を受けるため、乗員の背部はシートバック12に対して強く押し付けられる。これに伴い、布バネ部材40は、乗員からの荷重により弾性変形する。詳しくは、図3に示されるように、布バネ部材40は、シート後方側に膨らむ(二点鎖線A参照)。また、布バネ部材40が荷重を受けた際、ステー20も弾性変形する。詳しくは、シート前方側に張り出した略弓型形状の縦枠部22が、シート後方側が張り出すように撓む(二点鎖線B参照)。
このときステー20は、側縁部24Aが挟持部材54により傾動可能に支持されているため、縦枠部22の撓みによるステー20のシート前後方向への傾動は妨げられない。またステー20は、先端部26が挟持部材52により摺動可能に支持されているため、縦枠部22が撓んだ際、先端部26のシート上下方向の摺動は妨げられない。以上のことから、乗員の荷重によりステー20の縦枠部22が撓む場合、荷重の影響がフレーム14にまで及び難い。
ここで、従来構造と比較するための比較例として、張力付与バー42を用いずに、フレーム14に設けられたブラケット(引掛部材56)により布バネ部材40に対して初期張力を付与するシート10Aを図4及び図5に示す。なお、本実施形態と同じ構成には同じ符号を付与している。
図4に示されるように、比較例のシート10Aは、ステー20の縦枠部22に対して張力付与バーを架設せずに、布バネ部材40を張り付けたステー20をフレーム14に対して組み付けている。この組み付けに際し作業者は、ステー20のシート上方側を挟持部材52で、シート下方側を挟持部材54でそれぞれ支持させると共に、シート幅方向外側では、上部設置部22Dをフレーム14からシート幅方向内側に向けて延びる引掛部材56に対して係止させる。
このように組み立てられた、比較例のシート10Aを搭載した車両が後突すると、シートバック12Aでは次の作用が生ずる。すなわち、乗員がシート10Aに対して相対的に車両後方への加速度を受け、背部がシートバック12Aに対して強く押し付けられると、布バネ部材40は、乗員Pからの荷重により弾性変形する。ここで、図5に示されるように、ステー20は、シート上下方向中央付近において引掛部材56によりフレーム14に対して固定されている。そのため、布バネ部材40はシート後方側に膨らむ(二点鎖線C参照)ものの、ステー20は撓むことができず、ステー20からフレーム14に対して乗員Pの荷重が伝達される。したがって、フレーム14はステー20と共に移動し(二点鎖線D参照)、シートバック12Aを後傾させる。そして、ヘッドレスト(図示せず)と乗員Pの頭部との距離が離れることで、頭部が後屈した際の頚部への負荷が大きくなる。
これに対し、本実施形態のシート10では、布バネ部材40と共にステー20が撓むため、乗員の荷重は極力、布バネユニット16において吸収される。つまり、車両の後突時における乗員のシートバック12への沈み込みが妨げられず、乗員の荷重がフレーム14まで及び難い。したがって、比較例と比べてフレーム14がステー20と共に移動し、シートバック12が後傾することが抑制される。この結果、本実施形態では、ヘッドレスト(図示せず)と乗員の頭部との距離が離れないことから、頭部が後屈した際の頚部への負荷を軽減することができる。つまり、本実施形態のシート10は、車両の後突時における乗員の鞭打ちを抑制することができる。
また、本実施形態では、張力付与バー42により、布バネ部材40に対して、シート幅方向に張力を付与することを特徴としている。ここで、本実施形態のステー20は、正面視において上部が開放された略U字状を成している。そのため、張力付与バー42が架設される前のステー20においては、先端部26はシート幅方向に拘束されていない。したがって、ステー20は、横枠部24側を支点に先端部26側を離間させることで、縦枠部22の間に張られた布バネ部材40に対して張力を付与することができる。
一方、本実施形態のステー20は、縦枠部22同士を離間させた場合、横枠部24側よりも先端部26側の方が大きく離間する。つまり、縦枠部22の間の距離がシート上下方向を通して変わらない場合、布バネ部材40は先端部26側ほどシート幅方向の伸び率が大きくなるため、先端部26側ほど弾性力が大きくなってしまう。そこで、本実施形態のステー20は、布バネ部材40が張り付けられる設置部22Aにおいて、対向する縦枠部22同士の間隔をシート下方側がシート上方側よりも狭くなるように設定している。詳しくは、図2に示されるように、ステー20は、下部設置部22E同士の距離Yが上部設置部22D同士の距離Xよりも小さくなるように形成されている。これにより、布バネ部材40のシート幅方向の伸び率をシート上方側とシート下方側とで平準化することができ、布バネ部材40における弾性力を平準化することができる。
また、本実施形態では、ステー20と、布バネ部材40と、張力付与バー42とを一体化して布バネユニット16を構成することに特徴がある。比較例のようにステー20のフレーム14に対する組み付けと同時に布バネ部材40に対して張力を付与する場合、縦枠部22をシート幅方向に広げつつ、ステー20の位置を調整しながらフレーム14に対して固定する必要がある。これに対し、本実施形態では、布バネユニット16の組立工程において、張力付与バー42を架設する段階で布バネ部材40に張力を付与することができ、布バネユニット16をフレーム14に対して取り付ける際は、縦枠部22をシート幅方向に広げる必要はない。つまり、本実施形態によれば、ステー20の位置を調整しながらフレーム14に対して取り付けるだけで足りるため、比較例と比べてシート10の製造が容易となる。
さらに、本実施形態では、布バネユニット16において布バネ部材40に対する張力の付与が完結しているため、ステー20がフレーム14に組み付けられた状態においては、縦枠部22の先端部26にシート幅方向内側に向かう力が生じない。そのため、縦枠部22の先端部26と、フレーム14に設けられた挟持部材52との間における摺動抵抗が抑制され、縦枠部22が撓む動きは妨げられない。つまり、本実施形態によれば、アッセンブリ化によって、車両の後突時における乗員のシートバック12への沈み込み動作を円滑に行うことができる。
(その他の実施形態)
図1に示されるように、本実施形態のステー20は、シート下方側3/4の範囲に布バネ部材40が設けられており、シート上方側1/4の範囲には布バネ部材40は設けられていない。すなわち、縦枠部22(上縁部22C)同士の間には隙間が設けられている。この隙間は、シートバック12の内部に空調用の機器を設置するためのものである。したがって、シートバック12の内部に空調用の機器を設置しない場合は、縦枠部22のシート下方の端部から、張力付与バー42が架設されるフランジ30部分までの範囲全域に布バネ部材40を設けてもよい。
なお、本実施形態では、ステー20において対向する設置部22A同士の間隔を2段階に設定したが、この限りではない。例えば、設置部22A同士の間隔を3段階以上となるようにステー20を形成してもよい。また例えば、シート上方に向かうにつれて、対向する設置部22Aが離間するようにステー20を形成してもよい。
また、本実施形態の布バネユニット16は、正面視において上部が開放された略U字状のステー20と、ステー20に張られた布バネ部材40と、ステー20のシート上方側に架設された張力付与バー42と、を含んで構成されているが、これらを上下逆に構成してもよいのは勿論である。さらに、一対の棒材と、一対の棒材の間に張られた布バネ部材と、一対の棒材に対し、シート上方側とシート下方側のそれぞれに架設した張力付与バーと、を含んで布バネユニットを構成してもよい。
10 車両用シート
12 シートバック
14 フレーム(骨格部材)
16 布バネユニット
22 縦枠部(支持部材)
22A 設置部(設置部分)
24 横枠部(連結部材)
40 布バネ部材
42 張力付与バー(架設部材)

Claims (2)

  1. シートバックの骨格を構成する骨格部材と、
    シート上下方向に延在し、かつシート上方側及びシート下方側において前記骨格部材に支持されている一対の支持部材と、
    前記一対の支持部材の間に張られた弾性を有する布バネ部材と、
    前記布バネ部材に張力を付与するように前記一対の支持部材の間に架設される架設部材と、
    シート幅方向に延在し、かつ各前記支持部材のシート上下方向の一方側において前記一対の支持部材同士を連結する連結部材と、を備え、
    前記架設部材は、各前記支持部材のシート上下方向の他方側に架設され、
    前記支持部材及び前記連結部材は、前記他方側が開放した略U字状の部材により一体、かつ前記布バネ部材とは独立して形成されており、
    前記布バネ部材の設置部分における前記一対の支持部材同士の間隔は、前記架設部材側よりも前記連結部材側が狭く設定されている車両用シート。
  2. 少なくとも前記支持部材と、前記布バネ部材と、前記架設部材とにより前記骨格部材とは独立した布バネユニットが構成され、
    前記布バネユニットが前記骨格部材に対して支持される請求項1に記載の車両用シート。
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