JP6847273B2 - モータ駆動装置および空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、室内機のモータを駆動制御するモータ駆動装置および空気調和機に関する。
モータを搭載した機器では、エネルギー効率及び経済性の観点から直流電力を三相交流電力に変換する三相インバータ回路を用いてモータの駆動制御を行っている。
特許文献1においては、スイッチング素子であるIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)およびMOSFET(Metal-Oxide-Semiconductor Field-Effect Transistor)の直列回路を三相分有し、各直列回路のうち2つの直列回路のそれぞれのIGBTがオン、オフして残りの1つの直列回路のMOSFETがオンする二相通電と、各直列回路のそれぞれのIGBTが互いに異なる位相でオン、オフしそれと逆相でそれぞれのMOSFETがオン、オフする三相通電とを、負荷の高低に応じて選択的に実行することでエネルギー変換の効率向上を図っている。
特開2008−104282号公報
特許文献1のような従来技術では、負荷の状況に基づいて変調方式を変更している。しかし、このような従来技術では、インバータ回路の周囲温度が高い状態であると、負荷が低い状態であってもインバータ回路のインバータ素子が高温となり、インバータ素子の過熱保護機能によりファンモータの駆動停止、さらにはインバータ素子の破壊に至ってしまうことがある。
また、仮にインバータ素子の温度に問題はなくても、インバータ回路にモータを駆動する信号を出力してモータを制御するモータ駆動制御部の温度が動作保証温度範囲を超えた場合にモータ駆動制御が正常に働かなくなり、ファンモータ駆動停止に至る可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、モータの停止を抑制することができるモータ駆動装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、商用電源から供給された電力を直流電力に変換する電源生成部と、モータを駆動する変調方式を二相変調または三相変調に切り替えることが可能なモータ駆動制御部と、モータ駆動制御部に制御されて、直流電力を変調方式に従って変換した交流電力をモータに供給するインバータ出力部を備える。さらに、本発明は、インバータ出力部の温度またはモータ駆動制御部の温度を検出する温度検出部と、インバータ出力部からモータへ供給されている電流を検出する電流検出部と、電流が電流しきい値より小さく且つ温度が第1の温度しきい値以上の場合に、モータ駆動制御部に変調方式を三相変調から二相変調に変更させる制御部を備える。
本発明にかかるモータ駆動装置は、モータの停止を抑制することが可能になるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる空気調和機の構成を示す図 実施の形態1にかかる空気調和機の動作を説明するフローチャート 実施の形態1にかかる電流しきい値、減磁電流値および電流の時間変化を示す図 実施の形態1にかかる第1および第2の温度しきい値、過熱保護のしきい値および電流の時間変化を示す図 実施の形態1にかかるモータの変調方式を二相変調から三相変調に変更する動作を含んだフローチャート 実施の形態1にかかる第1、第2および第3の温度しきい値、過熱保護のしきい値および電流の時間変化を示す図 実施の形態1にかかる別の空気調和機の構成を示す図 本発明の実施の形態2にかかる空気調和機の構成を示す図 実施の形態1および2にかかるマイクロコンピュータの構成を示すブロック図
以下に、本発明の実施の形態にかかるモータ駆動装置および空気調和機を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる空気調和機100の構成を示す図である。空気調和機100は、モータ駆動装置200およびモータ13を備える。モータ駆動装置200は、電源生成部2と、電源回路部3と、本体制御部4と、駆動電源供給部5と、インバータ素子を有するスイッチング回路であるインバータ出力部6と、モータ駆動制御部7と、温度検出部10と、電流検出部11と、電圧検出部12とを備える。
電源生成部2の入力側は商用電源1に接続され、出力側は電源回路部3およびインバータ出力部6に接続される。電源生成部2は、商用電源1から供給される第一の交流電力を直流電力に変換して、電源回路部3およびインバータ出力部6に直流電力を供給する。モータ駆動制御部7は、モータ13を駆動する信号をインバータ出力部6へ出力してインバータ出力部6を制御する。
インバータ出力部6の具体例は、インバータ素子であるスイッチング素子が2つ直列接続された直列回路が三相の各相に対応して3つ並列接続された回路である。変調方式が三相変調の場合は、インバータ出力部6から位相が120℃ずつずれた三相の交流電力が出力され、変調方式が二相変調の場合は、インバータ出力部6から位相が互いに90℃ずれた二相の交流電力が出力される。三相変調と二相変調との切替えは、上記回路のスイッチング素子のスイッチングパターンを変更することにより行われる。
モータ駆動制御部7は、上記スイッチングパターンを変更することによりインバータ出力部6がモータ13を駆動する変調方式を二相変調または三相変調に切り替えることが可能である。インバータ出力部6は、電源生成部2から供給された直流電力を上記変調方式に従って変換した第二の交流電力をモータ13に供給する。
電源回路部3は、本体制御部4、駆動電源供給部5および温度検出部10のそれぞれに接続され、それぞれに電力を供給している。駆動電源供給部5は、インバータ出力部6およびモータ駆動制御部7のそれぞれに接続され、それぞれに電力を供給している。
本体制御部4は空気調和機100全体の制御部であって、モータ駆動制御部7に接続されている。本体制御部4とモータ駆動制御部7とは双方向に相互に通信を行うことができる。本体制御部4とモータ駆動制御部7との相互通信は定期的に行うことができる。本体制御部4は、駆動電源供給部5にも接続されて、電力供給を行うオン状態または電力供給を行わないオフ状態のいずれかに駆動電源供給部5を制御できるようになっている。本体制御部4は、必要に応じて駆動電源供給部5をオン状態またはオフ状態にして駆動電源供給部5からのインバータ出力部6およびモータ駆動制御部7への電力供給の有無を制御する。図1において、本体制御部4は、駆動電源供給部5に接続されて駆動電源供給部5を制御できるようになっているが、本体制御部4が駆動電源供給部5を制御しないで、駆動電源供給部5は常時電力供給を行うような構成にしても構わない。また、本体制御部4とモータ駆動制御部7とが一体化された制御部がモータ駆動装置200に設けられていてもよく、一体化された制御部が空気調和機100全体を制御する構成であってもよいし、一体化された制御部がモータ駆動装置200全体を制御する構成であってもよい。
駆動電源供給部5は、オン状態になるとインバータ出力部6およびモータ駆動制御部7への給電を開始し、オフ状態になるとインバータ出力部6およびモータ駆動制御部7への給電を停止する。温度検出部10は、インバータ出力部6の温度またはモータ駆動制御部7の温度といったモータ13の駆動回路の周辺の温度を検出するモータ駆動回路の温度検出部である。温度検出部10は、インバータ出力部6の温度を検出する検出部とモータ駆動制御部7の温度を検出する検出部といったように、それぞれの温度を検出する複数の検出部を備えていても構わない。温度検出部10は、検出した温度を本体制御部4に送信する。電流検出部11は、インバータ出力部6からモータ13へ供給されている電流を検出し、検出した電流値をモータ駆動制御部7へ送信する。モータ駆動制御部7へ送信された電流値は、モータ駆動制御部7によって本体制御部4へ送信される。電圧検出部12は、電源生成部2からインバータ出力部6に供給されている電圧を検出し、検出した電圧値をモータ駆動制御部7に送信する。モータ駆動制御部7または本体制御部4は、電流検出部11が検出した電流値に加えて、上記電圧値も用いてインバータ出力部6を制御することができる。
次に、実施の形態1にかかる空気調和機100の動作について説明する。電源生成部2に商用電源1が接続されると直流電力が生成され、生成された直流電力は電源回路部3およびインバータ出力部6に供給される。電源回路部3は、上記直流電力が供給されると本体制御部4、駆動電源供給部5および温度検出部10のそれぞれに対して電力を供給する。本体制御部4、駆動電源供給部5および温度検出部10への電力の供給が開始されてからの動作を以下に図2を用いて説明する。図2は、実施の形態1にかかる空気調和機100の動作を説明するフローチャートである。
まず、本体制御部4は駆動電源供給部5をオン状態にする(ステップS1)。これにより、モータ駆動制御部7への給電が開始されて、モータ駆動制御部7が立ち上がる。なお、本体制御部4が駆動電源供給部5を制御しないで、駆動電源供給部5が常時オン状態である場合は、ステップS1の動作は省かれる。
ステップS1の後、本体制御部4とモータ駆動制御部7との間で通信が開始される(ステップS2)。本体制御部4からモータ駆動制御部7がモータ駆動指令を受け取ると、モータ駆動制御部7はモータ13を駆動する信号をインバータ出力部6へ出力し(ステップS3)、モータ13が駆動する(ステップS4)。なお、ここでのモータ駆動の変調方式は三相変調であるとする。モータ13が駆動を開始した後、温度検出部10および電流検出部11はそれぞれ検出を開始し、検出結果を本体制御部4に送信する(ステップS5)。温度検出部10は、本体制御部4へ検出結果である温度を直接送信し、電流検出部11は、モータ駆動制御部7を一旦介して本体制御部4に検出結果である電流値を送信する。
本体制御部4の記憶部は、電流検出部11が検出した電流値に対する電流しきい値を保持している。電流しきい値は、駆動されるモータ13が破壊されないような電流値に設定される。図3は、実施の形態1にかかる電流しきい値、減磁電流値および電流の時間変化を示す図である。図3に示すように、モータ13の磁石が減磁してしまう電流の値として減磁電流値が存在する。空気調和機100の風路に埃等が堆積することでファンモータであるモータ13の負荷が上昇するとモータ13へ供給されている電流値が上昇し、減磁電流値に達すると、モータ13の破壊が発生する可能性がある。したがって、電流しきい値は、モータ13が破壊されないように減磁電流値よりも低い電流値に設定されている。
さらに、本体制御部4の記憶部は、温度検出部10が検出した温度に対する第1および第2の温度しきい値を保持している。第1および第2の温度しきい値は、温度上昇によって駆動回路が破壊しないような値またはモータ13の駆動が停止しないような値に設定される。図4は、実施の形態1にかかる第1および第2の温度しきい値、過熱保護のしきい値および電流の時間変化を示す図である。第1および第2の温度しきい値を駆動回路が破壊しないような温度またはモータ13の駆動が停止しないような温度に設定するとは、インバータ出力部6のインバータ素子の過熱保護のしきい値を超えないように設定したり、モータ駆動制御を行っているモータ駆動制御部7の動作保証温度範囲を超えないように設定したりすることが挙げられる。図4では、第1および第2の温度しきい値が超えるべきではない温度の例としてインバータ素子の過熱保護のしきい値を示す。そしてこの過熱保護のしきい値よりも低い温度に第1の温度しきい値を設ける。さらに、この過熱保護のしきい値よりも低く且つ第1の温度しきい値より高い温度に第2の温度しきい値を設ける。すなわち、第2の温度しきい値は第1の温度しきい値より大きい。具体例として、第1の温度しきい値は90℃で、第2の温度しきい値は100℃である。
ステップS5の後、本体制御部4は、電流検出部11により検出された電流値が設定された電流しきい値以上であるか否かを判定する(ステップS6)。検出された電流値が電流しきい値以上である場合(ステップS6:Yes)、本体制御部4は、モータ13の目標回転数を減少させる指令をモータ駆動制御部7に送信して、モータ駆動制御部7に目標回転数を減少させるようにインバータ出力部6を制御させる(ステップS7)。このようにしてモータ13の目標回転数を減少させて、図3に示すように電流検出部11が検出する電流値を下げさせることにより、電流値が減磁電流値に至らないようにする。ステップS7の後は、ステップS5に戻る。
検出された電流値が電流しきい値より小さい場合(ステップS6:No)、本体制御部4は、温度検出部10により検出された温度が設定された第1の温度しきい値以上であるか否かを判定する(ステップS8)。検出された温度が設定された第1の温度しきい値より小さい場合(ステップS8:No)、本体制御部4は、現在のモータ制御を継続する(ステップS9)。ステップS9の後は、ステップS5に戻る。
検出された温度が設定された第1の温度しきい値以上である場合(ステップS8:Yes)、本体制御部4は、モータ駆動の変調方式を三相変調から二相変調に変更させる指令をモータ駆動制御部7に送信して、モータ駆動制御部7に変調方式を二相変調に変更するようにインバータ出力部6を制御させる(ステップS10)。変調方式を二相変調にすることにより、スイッチングの頻度が三相変調より減少するのでモータ駆動時のスイッチング損失を下げることになるので、インバータ素子の温度上昇を三相変調よりも抑えることができる。
二相変調に変更した後、再度温度検出部10および電流検出部11は検出結果を本体制御部4に送信する(ステップS11)。温度検出部10は、検出した温度を本体制御部4へ直接送信し、電流検出部11は、モータ駆動制御部7を介して本体制御部4に検出した電流値を送信する。
ステップS11の後、本体制御部4は、電流検出部11により検出された電流値が設定された電流しきい値以上であるか否かを判定する(ステップS12)。検出された電流値が電流しきい値以上である場合(ステップS12:Yes)、本体制御部4は、モータ13の目標回転数を減少させる(ステップS13)。モータ13の目標回転数を減少させて、電流検出部11が検出する電流値を下げさせることにより、電流値が減磁電流値に至らないようにする。ステップS13の後は、ステップS11に戻る。
検出された電流値が電流しきい値より小さい場合(ステップS12:No)、本体制御部4は、温度検出部10により検出された温度が設定された第2の温度しきい値以上であるか否かを判定する(ステップS14)。検出された温度が設定された第2の温度しきい値より小さい場合(ステップS14:No)、本体制御部4は、現在のモータ制御を継続する(ステップS15)。ステップS15の後は、ステップS11に戻る。
検出された温度が設定された第2の温度しきい値以上である場合(ステップS14:Yes)、本体制御部4は、図4に示すようにモータ13の目標回転数を減少させる(ステップS13)。すなわち、モータ駆動の変調方式を二相変調にしても温度上昇が抑えられなかったので、目標回転数を減少させることで温度上昇を抑え、過熱によりモータ13の駆動が停止したり駆動回路が破壊したりしないようにする。ステップS13の後は、ステップS11に戻る。
実施の形態1にかかるモータ駆動装置200は、以上のようにモータ13を動作させることで、モータ駆動回路の周辺の温度によらずモータ13の駆動をできるだけ継続させて停止を抑制することが可能になる。すなわち、モータ13の駆動回路の破壊または保護のためにモータ13の駆動が停止する頻度を低減することが可能である。そして、モータ13を駆動させ続けることにより、快適性を保つことができる。
上で説明した図2のフローチャートにおいては、ステップS10において、温度上昇を抑えるために変調方式が二相変調に変更されると、その後は、三相変調には戻らない。しかし、三相変調は二相変調と比較して、キャリア音が小さいというメリットがある。したがって、二相変調により温度上昇を抑えた後、モータ駆動装置200の温度検出部10が検出する温度が第1の温度しきい値より低い温度の別のしきい値よりも低くなった場合は、変調方式を三相変調に戻して、キャリア音の低減を図って、ユーザの快適性をさらに向上させることが可能である。
図5は、実施の形態1にかかるモータ13の変調方式を二相変調から三相変調に変更する動作を含んだフローチャートである。図6は、実施の形態1にかかる第1、第2および第3の温度しきい値、過熱保護のしきい値および電流の時間変化を示す図である。図6は、図4に加えて、温度検出部10が検出した温度に対する第3の温度しきい値が示されている。第3の温度しきい値は、第1の温度しきい値より低い温度、すなわち小さい値に設定されており、本体制御部4の記憶部は、第1および第2の温度しきい値に加えて第3の温度しきい値も保持している。具体例として、第1の温度しきい値は90℃で、第2の温度しきい値は100℃で、第3の温度しきい値は80℃である。
図5のフローチャートにおいて、はじめに、モータ13を二相変調にて駆動する(ステップS10’)。その後の、ステップS11,S12,S13,S14は図2のステップS11,S12,S13,S14と同じ動作であるので説明は省略する。以下、変調方式を三相変調に戻すために、図2のステップS14以降と異なる点を説明する。
検出された温度が設定された第2の温度しきい値より小さい場合(ステップS14:No)、本体制御部4は、温度検出部10により検出された温度が設定された第3の温度しきい値以下であるか否かを判定する(ステップS16)。検出された温度が設定された第3の温度しきい値より大きい場合(ステップS16:No)、本体制御部4は、現在のモータ制御を継続する(ステップS17)。ステップS17の後は、ステップS11に戻る。
検出された温度が設定された第3の温度しきい値以下である場合(ステップS16:Yes)、本体制御部4は、モータ駆動の変調方式を二相変調から三相変調に変更させる指令をモータ駆動制御部7に送信して、モータ駆動制御部7に変調方式を三相変調に変更するようにインバータ出力部6を制御させる(ステップS18)。ステップS18の後は、図2のステップS5へ進むようにすればよい。すなわち、図2のステップS11〜S15の部分を図5のステップS11〜S18に置き換えて、ステップS18の後は、図2のステップS5へ進むようにすれば、モータ駆動の変調方式を三相変調と二相変調との間で適宜切り替える制御も可能になる。
実施の形態1にかかるモータ駆動装置200は、以上のようにモータ13を動作させることで、モータ駆動回路の周辺の温度によらずモータ13の駆動をできるだけ継続させて停止を抑制できることに加えて、モータ13のキャリア音もできるだけ低減することができるので、さらに快適性を保つことができる。
図7は、実施の形態1にかかる別の空気調和機101の構成を示す図である。空気調和機101は、モータ駆動装置201およびモータ13を備える。モータ駆動装置201は、図1のモータ駆動装置200から電圧検出部12を削除した構成である。空気調和機100より簡素な構成の図7の空気調和機101でも、図2および図5の動作は上記と同様に可能であり、上記と同様な効果が得られる。
実施の形態2.
図8は、本発明の実施の形態2にかかる空気調和機102の構成を示す図である。図8の空気調和機102は、モータ駆動装置202およびモータ13を備える。モータ駆動装置202においては、実施の形態1にかかる図1のモータ駆動装置200と異なり、電源回路部3は、本体制御部4および駆動電源供給部5のそれぞれに接続され、それぞれに電力を供給している。モータ駆動装置202の駆動電源供給部5は、インバータ出力部6、モータ駆動制御部7および温度検出部10のそれぞれに接続され、それぞれに電力を供給している。そして、モータ駆動装置202の温度検出部10は、電流検出部11と同様にモータ駆動制御部7を介して本体制御部4に検出結果である温度を送信する。本体制御部4は、駆動電源供給部5をオン状態またはオフ状態に制御することができる。駆動電源供給部5は、オン状態になるとインバータ出力部6、モータ駆動制御部7および温度検出部10への給電を開始し、オフ状態になるとインバータ出力部6、モータ駆動制御部7および温度検出部10への給電を停止する。これ以外の空気調和機102の構成および動作は図1の空気調和機100と同様であるので、説明を省略する。
モータ13の駆動が停止している場合は、温度検出部10は、モータ駆動回路の周辺の温度を検出する必要がない。図8のモータ駆動装置202は、モータ13の駆動が停止している場合は、本体制御部4が駆動電源供給部5をオフ状態にしており、温度検出部10への給電が停止されている。これにより、実施の形態1にかかるモータ駆動装置200より省エネルギー化が図れる。
実施の形態2にかかる空気調和機102においても、図2および図5の動作は実施の形態1と同様に可能であり、実施の形態1と同様な効果が得られることは言うまでもない。また、図7のモータ駆動装置201のようにモータ駆動装置202から電圧検出部12を削除することも可能である。
図9は、実施の形態1および2にかかるマイクロコンピュータ50の構成を示すブロック図である。実施の形態1および2にかかる本体制御部4はマイクロコンピュータ50で実現することができる。マイクロコンピュータ50は、演算および制御を実行するCPU(Central Processing Unit)51と、CPU51がワークエリアに用いるRAM(Random Access Memory)52と、プログラムおよびデータを記憶するROM(Read Only Memory)53と、外部と信号をやりとりするハードウェアであるI/O(Input/Output)54と、クロックを生成する発振子を含む周辺装置55と、を備える。マイクロコンピュータ50である本体制御部4が図2および図5に示したフローチャートに従って実行する制御は、ROM53に記憶されるソフトウェアであるプログラムをCPU51が実行することにより実現される。ROM53は、書き換え可能なフラッシュメモリといった不揮発性のメモリであってもよい。したがって、電流しきい値、第1、第2および第3の温度しきい値を記憶する本体制御部4の記憶部は、ROM53などにより実現される。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 商用電源、2 電源生成部、3 電源回路部、4 本体制御部、5 駆動電源供給部、6 インバータ出力部、7 モータ駆動制御部、10 温度検出部、11 電流検出部、12 電圧検出部、13 モータ、50 マイクロコンピュータ、51 CPU、52 RAM、53 ROM、54 I/O、55 周辺装置、100,101,102 空気調和機、200,201,202 モータ駆動装置。

Claims (7)

  1. 商用電源から供給された電力を直流電力に変換する電源生成部と、
    モータを駆動する変調方式を二相変調または三相変調に切り替えることが可能なモータ駆動制御部と、
    前記モータ駆動制御部に制御されて、前記直流電力を前記変調方式に従って変換した交流電力を前記モータに供給するインバータ出力部と、
    前記インバータ出力部の温度または前記モータ駆動制御部の温度を検出する温度検出部と、
    前記インバータ出力部から前記モータへ供給されている電流を検出する電流検出部と、
    前記電流が電流しきい値より小さく且つ前記温度が第1の温度しきい値以上の場合に、前記モータ駆動制御部に前記変調方式を三相変調から二相変調に変更させ、前記電流が電流しきい値より小さく且つ前記温度が前記第1の温度しきい値より大きい第2の温度しきい値以上の場合に、前記モータ駆動制御部に前記モータの目標回転数を減少させる制御部と、
    を備えるモータ駆動装置。
  2. 前記制御部は、前記電流が電流しきい値以上の場合に、前記モータ駆動制御部に前記モータの目標回転数を減少させる請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記制御部は、前記電流が電流しきい値より小さく且つ前記温度が前記第1の温度しきい値より小さい第3の温度しきい値以下の場合に、前記モータ駆動制御部に前記変調方式を二相変調から三相変調に変更させる請求項1に記載のモータ駆動装置。
  4. 前記インバータ出力部および前記モータ駆動制御部に電力を供給する駆動電源供給部と、
    前記電源生成部から電力を供給されて、前記制御部、前記駆動電源供給部および前記温度検出部に電力を供給する電源回路部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、駆動電源供給部からの電力の供給の有無を制御する請求項1からのいずれか1つに記載のモータ駆動装置。
  5. 前記インバータ出力部、前記モータ駆動制御部および前記温度検出部に電力を供給する駆動電源供給部と、
    前記電源生成部から電力を供給されて、前記制御部および前記駆動電源供給部に電力を供給する電源回路部と、
    をさらに備え、
    前記制御部は、駆動電源供給部からの電力の供給の有無を制御する請求項1からのいずれか1つに記載のモータ駆動装置。
  6. 前記電源生成部から前記インバータ出力部に供給されている電圧を検出する電圧検出部をさらに備える請求項1からのいずれか1つに記載のモータ駆動装置。
  7. 請求項1からのいずれか1つに記載のモータ駆動装置と、前記モータとを備える空気調和機。
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