JP2013135516A - 電力変換装置及び空気調和機 - Google Patents

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Michizo Iwaki
道三 岩城
Tetsuo Kanie
徹雄 蟹江
Kiyotaka Kadofuji
清隆 角藤
Kenji Shimizu
健志 清水
Junichi Yoshida
純一 吉田
Atsushi Sumiya
敦之 角谷
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Abstract

【課題】装置の小型化を図ることを目的とする。
【解決手段】電力変換装置1は、コンバータ装置2と、コンバータ制御装置3とを備えている。コンバータ装置2は、整流回路5と、第1のスイッチング回路10aと、第2のスイッチング回路10bと、平滑コンデンサ12とを備えている。第1のスイッチング回路10aは、インダクタ6a、ダイオード7a、スイッチング素子8aを備えている。第2のスイッチング回路10bは、インダクタ6b、ダイオード7b、スイッチング素子8bを備えている。コンバータ制御装置3は、モータ制御装置20で使用されるモータ電流に関するパラメータを入力情報として取得し、取得した入力情報に基づいてスイッチング素子8a,8bを作動させるか否かを決定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力変換装置及びそれを備える空気調和機に関するものである。
従来、電力変換装置として、特許文献1に開示される装置が知られている。特許文献1に開示されている電力変換装置は、交流電力を直流電力に変換するコンバータ電源装置であり、高調波成分の低減及び力率改善を目的として、基本スイッチング回路と増設スイッチング回路からなる2つのスイッチング回路を有している。そして、負荷の小さいときには基本スイッチング回路のみを作動させ、負荷が大きい場合に基本スイッチング回路と増設スイッチング回路の両方を作動させる。
より具体的には、特許文献1に開示されるコンバータ電源装置は、整流器から出力される電流が基準電流よりも小さいか否かを判定する比較回路と、平滑コンデンサの両端電圧が基準電圧よりも大きいか否かを判定する比較回路と、これら二つの比較回路からの出力信号に応じてオンオフされる制御信号スイッチとを有している。制御信号スイッチは、増設スイッチング回路とコンバータ電源装置との接続を切断させるためのスイッチである。
特開2010−233439号公報
特許文献1に開示されているコンバータ電源装置は、増設スイッチング回路を作動させるか否かを判定するのに、整流器から出力される電流を検出する電流検出器、及び平滑コンデンサの両端電圧を検出する電圧検出器を必要とする。更に、増設スイッチング回路をコンバータ電源装置から切り離すための制御信号スイッチを有しており、装置構成が多く、装置が大型化する等の問題が生ずる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、装置の小型化を図ることのできる電力変換装置及び空気調和機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、モータ負荷を制御するモータ制御装置を備えたシステムに適用される電力変換装置であって、交流電力を直流電力に変換して前記モータ負荷側へ出力するコンバータ装置と、前記コンバータ装置を制御するコンバータ制御装置とを備え、前記コンバータ装置は、整流回路と、前記整流回路の出力側に接続される2本の直流母線と、一方の前記直流母線に、互いに並列に接続された複数のインダクタと、前記直流母線において前記インダクタの出力側に設けられ、一端が一方の前記直流母線に、他端が他方の前記直流母線に接続されたコンデンサと、各前記インダクタの出力側と他方の前記直流母線とをそれぞれ接続する配線と、複数の前記配線にそれぞれ設けられた複数のスイッチング素子とを備え、前記コンバータ制御装置は、前記コンバータ装置の出力側に接続される前記モータ負荷を制御するモータ制御装置で使用されるモータ電流に関するパラメータを入力情報として取得する入力手段と、取得した前記入力情報に基づいて前記スイッチング素子を作動させるか否かを決定する第1処理手段とを具備する電力変換装置を提供する。
本発明によれば、モータ制御装置で使用されるモータ電流に関するパラメータが入力情報としてコンバータ制御装置に入力される。コンバータ制御装置では、モータ制御装置から取得したモータ電流に関するパラメータに基づいてスイッチング素子を作動させるか否かが決定される。このように、モータ制御装置において用いられた情報を利用して、スイッチング素子を作動させるか否かを決定するので、その決定のためだけに、電流検出器や電圧検出器を設ける必要がない。これにより、装置の簡素化を図ることが可能となる。
上記電力変換装置において、前記コンバータ制御装置は、前記モータ制御装置において使用される要求回転数指令と、前記要求回転数指令を所定のレートで変化させたモータ回転数指令とを入力情報として取得し、前記要求回転数指令と前記モータ回転数指令とに基づいて、作動させるスイッチング素子の数を決定する第2処理手段を備えることとしてもよい。
このように、コンバータ制御装置において、モータ制御装置から取得した情報に基づいて作動させるスイッチング素子の数を決定するので、作動させるスイッチング素子の数を決定するために、電流検出器や電流検出器を設ける必要がなく、装置の簡素化を図ることが可能となる。
上記電力変換装置において、前記第1処理手段は、前記モータ電流に関するパラメータまたは該パラメータを用いて算出される評価値と、予め設定されている所定の基準値とを比較する比較手段を備え、前記パラメータまたは前記評価値が前記基準値以上であった場合に、前記スイッチング素子を作動させると判定することとしてもよい。
上記電力変換装置において、前記パラメータは、モータトルク、モータ回転数、モータ電流、モータ電圧の少なくともいずれか一つであり、前記比較手段は、取得した前記パラメータと予め設定されている基準値とを比較することとしてもよい。
上記電力変換装置において、前記パラメータは、モータトルクと、モータ回転数であり、前記評価値は、前記モータトルクとモータ回転数とを乗じて得られる値であってもよい。
本発明は、上記の電力変換装置と、前記電力変換装置の出力側に接続され、該電力変換装置からの直流電力を三相交流電力に変換して出力するインバータ装置と、前記インバータ装置からの三相交流電力により駆動される圧縮機モータと、前記インバータ装置を制御するモータ制御装置とを具備する空気調和機を提供する。
装置の小型化を図ることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る空気調和機に適用される電力変換装置及び電力変換装置の周辺構成を示した図である。 図1に示した第1制御装置が備える機能ブロック図である。
以下に、本発明の一実施形態に係る電力変換装置及び空気調和機について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る空気調和機における電力変換装置及び電力変換装置の周辺構成を示した図である。
図1に示すように、電力変換装置1は、交流電源4から出力された交流電力を直流電力に変換して出力するコンバータ装置2と、コンバータ装置2を制御するコンバータ制御装置3とを備えている。
コンバータ装置2は、交流電力を全波整流する整流回路5を備えている。整流回路5の出力側には、直流母線Lp,Lnが接続されている。
一方の直流母線Lpには、複数のインダクタ6a,6bが互いに並列に接続されている。各インダクタ6a、6bには、ダイオード7a、7bがそれぞれ直列に接続されている。インダクタ6aとダイオード7aとの間と、直流母線Lnとは配線Laにより接続されている。インダクタ6bとダイオード7bとの間と、直流母線Lnとは配線Lbにより接続されている。配線Laにはスイッチング素子8aが、配線Lbにはスイッチング素子8bが接続されている。
スイッチング素子8a,8bは、例えば、電界効果トランジスタ(FET:Field Effect Transistor)である。
上記インダクタ6a、ダイオード7a、及びスイッチング素子8aにより、第1スイッチング回路10aが構成されている。また、インダクタ6b、ダイオード7b、及びスイッチング素子8bにより、第2スイッチング回路10bが構成されている(以下、全てのスイッチング回路を示すときは単に符号「10」を付し、各スイッチング回路を示すときは符号「10a」、「10b」を付す。)。
上記直流母線において、スイッチング回路10の出力側には、一端が直流母線Lpに、他端が直流母線Lnに接続される平滑コンデンサ12が設けられている。
更に、コンバータ装置2の出力側には、インバータ装置15が接続されている。インバータ装置15は、コンバータ装置2からの直流電力をU相、V相、W相の3相交流電力に変換してモータ負荷18に出力する。
インバータ装置15は、各相に対応するスイッチング素子を備えており、このスイッチング素子の制御がモータ制御装置20により行われることで、所望のモータ電流、モータ電圧がモータ負荷18に供給される。ここで、モータ負荷18は、圧縮機モータである。
モータ制御装置20は、例えば、上位装置(図示略)から入力される要求回転数指令ωに基づいてインバータ装置15が備えるスイッチング素子のゲート駆動信号Spwmを生成し、インバータ装置15へ出力する。
モータ制御の具体的な手法の一例としては、ベクトル制御、センサレスベクトル制御、V/F制御、過変調制御、1パルス制御などが挙げられる。
上記のような制御を実現するために、モータ制御装置20には、インバータ装置15の入力直流電圧Vdc、モータ負荷18に流れる各相電流iu、iv、iwが検出されて入力されるようになっている。
また、モータ制御装置20においては、制御の過程において、要求回転数指令ωからモータ回転数指令ωmが決定され、このモータ回転数指令ωmを実現させるためのトルク(モータ電流)Tが計算され、このトルク(モータ電流)Tに基づいて3相電圧指令が決定され、この3相電圧指令からゲート駆動信号Spwmが生成される。なお、このようなモータ制御装置20の制御については、公知のためここでの詳細説明は省略する。
ここで、モータ回転数指令ωmは、要求回転数指令ωが変化した場合に、その変化レートが予め設定されている所定の基準値を超えないように徐々に変化させるための指令であり、例えば、要求回転数指令ωがレートリミッタを通過した後の値に相当する。
モータ制御装置20におけるゲート駆動信号Spwmの生成過程で使用される上記要求回転数指令ω、モータ回転数指令ωm、トルクTの情報はコンバータ制御装置3に出力される。
コンバータ制御装置3は、第1スイッチング回路10aが備えるスイッチング素子8a及び第2スイッチング回路10bが備えるスイッチング素子8bのオンオフ制御を行う。コンバータ制御装置3は、例えば、MPU(Micro Processing Unit)であり、以下に記載する各処理を実行するためのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体を有しており、CPUがこの記録媒体に記録されたプログラムをRAM等の主記憶装置に読み出して実行することにより、以下の各処理が実現される。コンピュータ読み取り可能な記録媒体としては、例えば、磁気ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ等が挙げられる。
コンバータ制御装置3は、第1制御装置31及び第2制御装置32を主な構成として備えている。
図2は、コンバータ制御装置3が備える第1制御装置31の機能ブロック図を示した図である。図2に示すように、第1制御装置31は、入力部41と、第1処理部42と、第2処理部43とを備えている。
入力部41は、上述したモータ制御装置20から出力される要求回転数指令ω、モータ回転数指令ωm、トルクTの情報を取得し、これら情報を第1処理部42及び第2処理部43に出力する。
第1処理部42は、モータ電流が予め設定されている基準値よりも大きいか否かを判定するものである。具体的には、第1処理部42は、モータ電流に関するパラメータまたはこれらパラメータから求められる評価値と予め設定されている基準値とを比較し、この比較結果を第1信号S1として出力する。
モータ電流に関するパラメータとしては、モータトルク、モータ回転数、モータ電流、モータ電圧等が挙げられる。
第1処理部42は、例えば、評価値算出部51と、比較部52とを備えている。
評価値算出部51は、入力部41から入力されたモータ回転数指令ωmとモータトルクTとを乗算して評価値を算出し、これを比較部52に出力する。比較部52は、入力された評価値と予め設定されている基準値とを比較し、評価値が基準値以上である場合にH(ハイ)信号を、評価値が基準値未満である場合にL(ロー)信号を出力する。比較部52の出力であるH/L信号は、第1信号S1として第2制御装置32に出力される。
ここで、H信号はスイッチング回路10を作動させる必要がないことを意味し、L信号はスイッチング回路10を作動させる必要があることを意味している。
なお、本実施形態では評価値と基準値とを比較する場合を例示したが、この例に代えて、例えば、トルク一定の制御を行っている場合には、要求回転数指令ωまたはモータ回転数指令ωmと予め設定されている所定の基準値とを比較することにより、モータ電流が大きいか否かを判定することとしてもよい。また、回転数一定の制御を行っている場合には、トルクTと予め設定されている所定の基準値とを比較することとしてもよい。また、他の例としては、例えば、各相電流iu、iv、iw、入力直流電圧Vdc或いは、モータ電流指令値やモータ電圧指令値等を取得し、これらの情報と基準値とを比較することとしてもよい。
モータ電流が大きい場合には、コンバータ装置2の直流母線Lp,Lnに発生するリップル成分が大きくなる。一方、モータ電流が小さい場合には、直流母線Lp,Lnに発生するリップル成分は小さく、所定の許容範囲内に収まる。このような場合には、スイッチング回路10の作動を停止させ、スイッチングによる損失を回避する方が好ましい。したがって、第1処理部42により、モータ電流がどの程度のレベルなのかを監視することにより、スイッチング回路10を効果的な範囲でのみ作動させることができ、スイッチング損失を低減させることが可能となる。
第2処理部43は、作動させるスイッチング回路10の数を決定するものであり、第1比較部61と、第2比較部62と、作動数決定部63とを備えている。
第1比較部61は、入力部41から入力された要求回転数指令ωと予め設定されている第1基準値とを比較し、要求回転数指令ωが第1基準値以上である場合にH信号を、要求回転数指令ωが第1基準値未満である場合にL信号を出力する。
第2比較部62は、入力部41から入力されたモータ回転数指令ωmと予め設定されている第2基準値とを比較し、モータ回転数指令ωmが第2基準値以上である場合にH信号を、モータ回転数指令ωmが第2基準値未満である場合にL信号を出力する。
第1基準値及び第2基準値は異なる値であってもよいし、同じ値であってもよい。
作動数決定部63は、例えば、論理和回路(OR回路)であり、第1比較部61及び第2比較部62の少なくともいずれか一方の出力がH信号である場合にH信号を出力し、第1比較部61及び第2比較部62の出力がいずれもL信号の場合にL信号を出力する。作動数決定部63の出力であるH/L信号は、第2信号S2として第2制御装置32に出力される。第2信号S2がH信号であれば、作動させるスイッチング回路が2つであることを意味し、L信号であれば、作動させるスイッチング回路が1つであることを意味する。
第2処理部43は、上述のように、要求回転数指令ω及びモータ回転数指令ωmに基づいて、モータ電流の増減を監視している。モータ電流が増加する場合には、直流電流に含まれるリップル成分が大きくなることから、2つのスイッチング回路10を作動させて、リップル低減の効果を大きくする。これに対し、モータ電流が減少する場合には、作動させるスイッチング回路10の数を少なくして、スイッチング損失の低減を図る。
第2制御装置32(図1参照)は、第1制御装置31から入力される第1信号S1及び第2信号S2に基づいて、各スイッチング素子8a,8bのオンオフの駆動信号を生成し、各スイッチング素子8a,8bへ与える。
例えば、第2制御装置32は、第1信号S1としてL信号を受信した場合には、第1スイッチング回路10a及び第2スイッチング回路10bの両方とも作動させる必要はないと判断して、いずれのスイッチング素子8a,8bに対しても駆動信号を出力しない。
これに対し、第1信号S1としてH信号を受信した場合には、第2信号S2を参照し、作動させるスイッチング素子の数を確認する。この結果、第2信号S2がH信号である場合には、スイッチング素子8a,8bの両方に対して、所定の周波数、例えば、電源周波数よりも高い周波数のスイッチング駆動信号を出力する。これにより、スイッチング素子8a,8bの両方が所定の周波数でオンオフ制御され、力率改善及びリップル成分の減少に寄与することとなる。
また、第1信号がH信号であり、第2信号がL信号である場合には、いずれか一方、例えば、第1スイッチング回路10aのスイッチング素子8aに対してのみ、所定の周波数でオンオフを繰り返す駆動信号を出力し、第2スイッチング回路10bのスイッチング素子8bに対しては駆動信号を出力しない。これにより、第2スイッチング回路10bは作動を停止し、第1スイッチング回路10aのスイッチング素子8aのみが所定の周波数でオンオフ制御されることとなる。
なお、第1信号がH信号かつ第2信号がL信号である場合、すなわち、いずれか一方のスイッチング素子を駆動させ、他方を作動停止させる場合には、駆動させるスイッチング素子を切り替えるようにしてもよい。このように、駆動させるスイッチング素子を切り替えることにより、双方の作動時間を同じ程度とすることができ、一方にのみ耐久の負担がかかることを回避することができる。
次に、上記構成を備える電力変換装置1の動作について図1及び図2を参照して説明する。
まず、モータ制御装置20に入力直流電圧Vdc、モータ電流iu,iv,iw等の情報が入力され、これらの情報に基づいてインバータ装置15のゲート駆動信号Spwmが生成される。また、モータ制御装置20において、ゲート駆動信号Spwmを生成する過程で用いられた要求回転数指令ω、モータ回転数指令ωm、トルクTの情報がコンバータ装置3の第1制御装置31に出力される。
第1制御装置31において、入力部41によりこれらの情報は受信され、第1処理部42及び第2処理部43に出力される。
第1処理部42では、評価値算出部51において要求回転数指令ωとトルクTとが乗算されて評価値が算出され、比較部52において評価値と基準値とが比較される。この結果、評価値が基準値以上であればH信号が、評価値が基準値未満であればL信号が、第1信号S1として第2制御装置32に出力される。
第2処理部43では、第1比較部61により、入力部41から入力された要求回転数指令ωと第1基準値とが比較される。この結果、要求回転数指令ωが第1基準値以上であればH信号が、要求回転数指令ωが第1基準値未満であればL信号が、作動数決定部63に出力される。
同様に、第2比較部62では、入力部41から入力されたモータ回転数指令ωmと第2基準値とが比較され、モータ回転数指令ωmが第2基準値以上であればH信号が、モータ回転数指令ωmが第2基準値未満であればL信号が作動数決定部63に出力される。
作動数決定部63では、第1比較部61及び第2比較部62の少なくともいずれか一方の出力がH信号である場合に、第2信号S2としてH信号が第2制御装置32に出力され、第1比較部61及び第2比較部62の出力がいずれもL信号の場合に、第2信号S2としてL信号が第2制御装置32に出力される。
第2制御装置32では、第1制御装置31から入力される第1信号S1がL信号である場合に、スイッチング回路10の作動が停止される。一方、第1信号S1がH信号である場合には、第2信号S2が確認される。この場合、第2信号S2がH信号であれば、第1スイッチング素子8a及び第2スイッチング素子8bに対して所定の周波数でオンオフを繰り返す駆動信号が出力される。これに対し、第2信号S2がL信号であれば、一方のスイッチング素子8aまたは8bに駆動信号を出力し、他方のスイッチング素子8bまたは8aには駆動信号を出力しない。これにより、2つあるスイッチング素子8a,8bの一方のみが所定の周波数でオンオフ制御されることとなる。
このように、本実施形態に係る電力変換装置及び空気調和機によれば、モータ制御装置20において用いられる制御量を入力情報としてコンバータ装置3に入力することとし、この入力情報を用いてスイッチング回路10の作動/作動停止を判定するとともに、作動させるスイッチング回路の数を決定する。これにより、スイッチング回路10を作動させるか否か、また、作動させる数を決めるためだけに、電圧センサや電流センサを設ける必要がなくなり、装置構成を簡素化することが可能となる。この結果、装置の小型化を図ることが可能となる。
更に、モータ電流に基づいて、スイッチング回路10の作動/作動停止、及び、作動させるスイッチング素子の数を決定するので、直流母線Lp、Lnに発生するリップル成分の大きさなどに応じてスイッチング回路の作動数を適切な数に決定することが可能となる。これにより、可能な限りスイッチング損失を低減しながら、リップル成分を低減させることが可能となる。
なお、本実施形態では、2つのスイッチング回路10を備える場合を例示したが、スイッチング回路10の設置数については限定されない。また、スイッチング回路10が3つ以上設けられる場合には、そのスイッチング回路の設置数に応じて、第2処理部43における基準値を設けることとし、作動させるスイッチング回路の数と、作動を停止させるスイッチング回路の数とを動的に決定するとよい。
また、本実施形態では、電力変換装置1を空気調和機に適用した場合を想定して説明したが、本発明に係る電力変換装置は、モータ負荷を備えるシステムに広く適用可能である。
1 電力変換装置
2 コンバータ装置
3 コンバータ制御装置
4 交流電源
5 整流回路
6a,6b インダクタ
7a,7b ダイオード
8a,8b スイッチング素子
10a 第1スイッチング回路
10b 第2スイッチング回路
12 平滑コンデンサ
15 インバータ装置
18 モータ負荷
20 モータ制御装置
31 第1制御装置
32 第2制御装置
41 入力部
42 第1処理部
43 第2処理部
51 評価値算出部
52 比較部
61 第1比較部
62 第2比較部
63 作動数決定部

Claims (6)

  1. モータ負荷を制御するモータ制御装置を備えたシステムに適用される電力変換装置であって、
    交流電力を直流電力に変換して前記モータ負荷側へ出力するコンバータ装置と、
    前記コンバータ装置を制御するコンバータ制御装置と
    を備え、
    前記コンバータ装置は、
    整流回路と、
    前記整流回路の出力側に接続される2本の直流母線と、
    一方の前記直流母線に、互いに並列に接続された複数のインダクタと、
    前記直流母線において前記インダクタの出力側に設けられ、一端が一方の前記直流母線に、他端が他方の前記直流母線に接続されたコンデンサと、
    各前記インダクタの出力側と他方の前記直流母線とをそれぞれ接続する配線と、
    複数の前記配線にそれぞれ設けられた複数のスイッチング素子と
    を備え、
    前記コンバータ制御装置は、
    前記コンバータ装置の出力側に接続される前記モータ負荷を制御するモータ制御装置で使用されるモータ電流に関するパラメータを入力情報として取得する入力手段と、
    取得した前記入力情報に基づいて前記スイッチング素子を作動させるか否かを決定する第1処理手段と
    を具備する電力変換装置。
  2. 前記コンバータ制御装置は、前記モータ制御装置において使用される要求回転数指令と、前記要求回転数指令を所定のレートで変化させたモータ回転数指令とを入力情報として取得し、前記要求回転数指令と前記モータ回転数指令とに基づいて、作動させるスイッチング素子の数を決定する第2処理手段を備える請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記第1処理手段は、
    前記モータ電流に関するパラメータまたは該パラメータを用いて算出される評価値と、予め設定されている所定の基準値とを比較する比較手段を備え、
    前記パラメータまたは前記評価値が前記基準値以上であった場合に、前記スイッチング素子を作動させると判定する請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記パラメータは、モータトルク、モータ回転数、モータ電流、モータ電圧の少なくともいずれか一つであり、
    前記比較手段は、取得した前記パラメータと予め設定されている基準値とを比較する請求項3に記載の電力変換装置。
  5. 前記パラメータは、モータトルクと、モータ回転数であり、
    前記評価値は、前記モータトルクとモータ回転数とを乗じて得られる値である請求項1から請求項3のいずれかに記載の電力変換装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の電力変換装置と、
    前記電力変換装置の出力側に接続され、該電力変換装置からの直流電力を三相交流電力に変換して出力するインバータ装置と、
    前記インバータ装置からの三相交流電力により駆動される圧縮機モータと、
    前記インバータ装置を制御するモータ制御装置と
    を具備する空気調和機。
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