JP6846795B2 - ツールホルダ - Google Patents

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Description

本発明はガラス基板やシリコンウエハ等の脆性材料基板をスクライブするダイヤモンドツールを先端に保持するツールホルダに関するものである。
従来ガラス基板やシリコンウエハをスクライブするために単結晶ダイヤモンドによるダイヤモンドポイントを用いたツールが用いられている。ツールは特許文献1等に示されるように、真空炉内でロー付け等によってツールホルダに保持されている。又特許文献2にはダイヤモンドスクライバをシャンク部の支持座に保持し、シャンク部の上部に押さえ爪を有する押さえ部を取付けて押さえ爪により保持するようにした構造が示されている。
特開2011−219308号公報 特開2005−302782号公報
特許文献1等に示される従来のツールホルダでは先端にダイヤモンドツールをロー付けする必要があるため、前処理や取付け位置を正確に規定することが難しく、ロー付け時間を要するという問題点があった。又真空炉を設置する場所の維持管理などが必要であり、一旦ダイヤモンドツールをロー付けしてしまうと容易に取り替えることができなくなるという問題点があった。
特許文献2に示される押さえ爪でダイヤモンドツールを保持する場合には、確実に保持することが難しく、安定してスクライブが行うことが困難であり、また押さえ爪によりダイヤモンドに局所的に荷重がかかるため、衝撃により割れやすいという問題点もあった。
本発明はこのような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、ダイヤモンドツールを容易に着脱し、確実に保持することができるツールホルダを提供することを目的とする。
この課題を解決するために、本発明のツールホルダは、脆性材料基板をスクライブするダイヤモンドツールを保持するツールホルダであって、内壁が断面円形の筒状で先端に内径が徐々に小さくなるテーパー部と、前記筒状の内壁にねじ溝を有するホルダ本体と、前記ホルダ本体に挿入されるサブホルダと、前記ホルダ本体のねじ溝に噛合し前記サブホルダを前記テーパー部の内部に固定する第1の止めねじと、を具備し、前記サブホルダは、一端に外径が徐々に小さくなるテーパー部とスリットを有し、前記スリットにダイヤモンドツールを保持し、前記サブホルダは、前記ホルダ本体に対する角度を調整するための貫通孔、穴又は溝を有するものである。
ここで前記サブホルダのスリットは、段差状のスリットとしてもよい。
ここで前記サブホルダのスリットは、十字状のスリットとしてもよい。
ここで前記サブホルダのスリットは、下方に幅広部を有するスリットとしてもよい。
このような特徴を有する本発明によれば、スリットを有するサブホルダによってダイヤモンドツールを保持し、サブホルダを本体のテーパー部分に内側に押し付けてねじによって固定している。このためダイヤモンドツールをツールホルダの先端の開口から突出させて確実に保持することができ、又ダイヤモンドツールが摩耗又は損傷した場合であっても、ダイヤモンドツールを容易に交換することができるという効果が得られる。
図1は本発明の実施の形態に用いられるツールホルダの本体部の詳細を示す平面図、正面図、底面図及び断面図である。 図2は本発明の第1の実施の形態に用いられるサブホルダの正面図、平面図及び断面図である。 図3は本発明の第1の実施の形態に用いられるツールホルダに取付けられるダイヤモンドツールを示す斜視図、及びこのダイヤモンドツールをサブホルダに取付けた状態を示す側面図である。 図4は本発明の第1の実施の形態によるダイヤモンドツールを取付けたツールホルダを示す平面図、正面図、底面図及び断面図である。 図5は本発明の第2の実施の形態に用いられるダイヤモンドツールの一例を示す斜視図である。 図6は本発明の第2の実施の形態に用いられるサブホルダの正面図、平面図、底面図及び断面図である。 図7は本発明の第2の実施の形態によるダイヤモンドツールを取付けたツールホルダを示す平面図、正面図、底面図及び断面図である。 図8は本発明の第3の実施の形態に用いられるツールホルダに取付けられるダイヤモンドツールの一例を示す斜視図である。 図9は本発明の第3の実施の形態に用いられるサブホルダの正面図、平面図、底面図及び断面図である。 図10は本発明の第3の実施の形態のサブホルダにダイヤモンドツールを取付けた状態を示す平面図、正面図及び断面図である。 図11は本発明の第3の実施の形態によるダイヤモンドツールを取付けたツールホルダを示す平面図、正面図、底面図及び断面図である。 図12は本発明の第4の実施の形態によるツールホルダの本体部の詳細を示す平面図、正面図及び断面図である。 図13は本発明の第4の実施の形態によるホルダ本体部の図12と異なる方向からの正面図及び底面図である。 図14は本発明の第4の実施の形態によるサブホルダの正面図、側面図及び平面図である。 図15は本発明の第5の実施の形態によるホルダ本体とダイヤモンドツールを取付けたツールホルダにおけるダイヤモンドツールの角度調整方法を示す断面図である。 図16は本発明の第5の実施の形態によるサブホルダの正面図である。 図17は本発明の第5の実施の形態による止めねじの正面図である。 図18は本発明の第5の実施の形態による止めねじを固定するための第1の治具を示す正面図及び平面図である。 図19は本発明の第5の実施の形態によるサブホルダを回転させるための第2の治具を示す正面図及び平面図である。
次に本発明の第1の実施の形態によるツールホルダ10Aについて説明する。ツールホルダ10Aはホルダ本体11とその内部に保持されるサブホルダ20によって構成される。図1は本発明の実施の形態に用いられるツールホルダ10Aのホルダ本体11の詳細を示す平面図、正面図、底面図及び断面図である。図1に示すようにホルダ本体11は角筒状の構造であり、中央部にその中心軸に沿って断面が円形の貫通孔12を有している。ホルダ本体11の上部は円錐台状のテーパー部13が形成されており、内径,外径が共に徐々に小さくなっている。テーパー部13の先端は貫通孔12の開口となっており、テーパー部13の円錐台の内径の先端角α2は例えば90°とし、外径の先端角α1はこれと同じか大きいものとし、例えば100°とする。又上部のテーパー部13の下方には中心軸に垂直に貫通孔14が設けられ、ホルダ本体11の中央にも互いに直交する貫通孔15,16が設けられる。貫通孔15,16はツールホルダ10Aをスクライブヘッドに取付けるためのものである。又貫通孔14と15,16との間には、ホルダ本体11の貫通孔12の内壁にねじ溝17が形成されている。貫通孔12はねじ溝17より上部の内径が下部の内径よりも小さくなっている。
次にこのホルダ本体11に挿入されるサブホルダ20について図2を用いて説明する。サブホルダ20はダイヤモンドツールを保持するためのものである。サブホルダ20は円柱状の部材であって、ホルダ本体11の貫通孔12内に挿入するため、その外径はホルダ本体11の貫通孔12の上部内径よりわずかに小さいものとする。そしてサブホルダ20の上部は外径が徐々に小さくなる円錐台形のテーパー部21が形成されている。テーパー部21の円錐台の先端角α3はホルダ本体11のテーパー部13の内径の円錐第の先端角α2と等しく、例えば90°とされている。サブホルダ20の中央には中心軸に垂直に貫通孔22が設けられる。又サブホルダ20の上部から中心軸に沿ってスリット23が形成される。スリット23はテーパー部21の内部に形成されている上部スリット23aと、それより深い位置まで達する下部スリット23bから成る段差状のスリットで、下部スリット23bの幅は上部スリット23aの幅より狭くなるように構成される。
次にサブホルダ20のスリットに挿入されるダイヤモンドツール30について説明する。ダイヤモンドツール30は図3(a)に示すように二等辺三角形の板状であり、その上部に少なくとも1つのポイントが形成される。ここでは2つのポイントP1,P2を有するものとする。ダイヤモンドツール30の厚さはサブホルダ20の上部スリット23aの幅よりわずかに小さく、下部スリット23bの幅より大きいものとする。また、ダイヤモンドツール30の頂角はサブホルダのテーパー部21の角度と等しくされ、例えば90°である。また、ダイヤモンドツール32の大きさは上部スリット23aの大きさよりわずかに小さい。こうすれば図3(b)に示すように、ダイヤモンドツール30をサブホルダ20の上部スリット23aに保持することができ、保持した状態でポイントとなる先端部のみがテーパー部21から突出することとなる。
さてダイヤモンドツール30をツールホルダ10Aに取付ける場合には、図4に示すようにサブホルダ20の上部スリット23aに三角形板状のダイヤモンドツール30を挿入した状態で、サブホルダ20をホルダ本体11の貫通孔12の下方の開口より上向きに挿入して押し上げる。そして貫通孔12の下方より止めねじ18を挿入し、止めねじ18をねじ溝17に噛合させ、止めねじ18を回転させることによってサブホルダ20を押し上げる。こうすればサブホルダ20の上部のテーパー部21とダイヤモンドツール30のポイント部分がホルダ本体11の貫通孔12のテーパー部13の開口より突出する。ここで止めねじ18を更に締め付けると、テーパー部13の内壁にサブホルダ20のスリット23が締め付けられて左右よりダイヤモンドツール30を押さえ込み、ダイヤモンドツール30を確実に固定することができる。このとき、ダイヤモンドツール30はホルダ本体11のテーパー部13とは接触せず、側面のみがサブホルダ20のテーパー部21により押さえられているため、締付ける力を分散させることができ、ダイヤモンドツール30に損傷を与えにくくなる。ホルダ本体11の貫通孔12の下部はそのまま開放しておいてもよいが、図4に示すように下方から弾力性のある蓋19を設けて封止することが好ましい。なお、止めねじ18としては市販の六角穴付止めねじ等を好適に用いることができる。また、本実施の形態においては取付けた段階でサブホルダ20のテーパー部21がホルダ本体11のテーパー部13の開口から突出するようにされているが、サブホルダ20のテーパー部21はホルダ本体11のテーパー部13と同じ高さになるようにしてもよく、ホルダ本体11のテーパー部13の内部に位置していてもよい。
さてサブホルダ20をホルダ本体11に取付ける際に、貫通孔22がホルダ本体11の上部に設けられた貫通孔14と同じ位置となるように取付けることが好ましい。こうすればホルダ本体11の貫通孔14からサブホルダ20の貫通孔22を確認することができる。そしてサブホルダ20をホルダ本体11に取付けたあとでダイヤモンドツール30の角度の微調整が必要な場合、この貫通孔22にピン等を通しサブホルダ20を回転させることにより、ホルダ本体11に対するサブホルダ20の角度を変更することができる。
尚サブホルダ20の下部スリット23bは再研磨などのためにダイヤモンドツール30を取り外すために用いられる。ダイヤモンドツール30が損傷した場合には、止めねじ18を外してサブホルダ20をホルダ本体11から取り外す。そして下部スリット23bに側面からピン等を挿入し、使用後のダイヤモンドツール30をピン等で押し上げると、ダイヤモンドツール30を容易に取り外すことができる。
尚第1の実施の形態では、テーパー部の外径の先端角α1を100°とし、内径の先端角α2を90°としているが、先端角α2は30°〜90°であることが好ましく、より好ましくは40°〜70°とする。更にサブホルダ20の円錐台の先端角α3はα2と同じであってもよく、又これより1°〜3°程度小さい角度となるように、例えば先端角α2を60°、先端角α3を58°に設定してもよい。先端角α3が先端角α2より小さい方が締め付けがよく、確実に固定することができる。
次に本発明の第2の実施の形態によるツールホルダ10Bについて説明する。第2の実施の形態は図5に示す四角柱状のダイヤモンドツール31を用いる場合に使用されるツールホルダである。このツールホルダ10Bのホルダ本体11は前述した第1の実施の形態のものとほぼ同様であり、サブホルダ40のみが異なっている。図6は第2の実施の形態によるサブホルダ40を示す正面図、平面図、底面図及び断面図である。これらの図に示すように、サブホルダ40の外形は第1の実施の形態のサブホルダ20と同じく円柱状で上部に先端角α3のテーパー部41を有している。テーパー部41の下方に軸に垂直な方向に互いに直交する2つの円形の貫通孔42が設けられている。サブホルダ40の上部はテーパー部41よりやや下方にまで図6に示すように十字状のスリット43a,43bが設けられている。貫通孔44はサブホルダ40の中心軸に沿ってサブホルダ40を貫通しており、スリット43a,43bのやや下方までは径が小さく、それより下方では径が大きくされている。
このサブホルダ40に四角柱状のダイヤモンドツール31を保持する場合には、図7に示すように上部よりスリット43a,43bに嵌め込むようにダイヤモンドツール31を挿入する。尚ダイヤモンドツール31は上部に設けられた十字状のスリット43a,43bの底に四角柱の角が位置することにより保持されるので、貫通孔44が設けられていても脱落することはない。
さてダイヤモンドツール31をツールホルダ10Bに取付ける場合について図7を用いて説明する。まずサブホルダ40のスリット43a,43bにダイヤモンドツール31を挿入した状態で、サブホルダ40をホルダ本体11の貫通孔12の下方の開口より上向きに挿入して押し上げる。そして貫通孔12の下方より止めねじ18を挿入し、止めねじ18をねじ溝17に噛合させ、止めねじ18を回転させることによってサブホルダ40を押し上げる。そうすれば上部のスリット43a,43bがホルダ本体11のテーパー部13の内壁と接触してスリット43a,43bが締め付けられることとなって、四角柱状のダイヤモンドツール31を押さえ込むことができ、確実に保持することができる。このとき、ダイヤモンドツール31の4つの側面それぞれがサブホルダのテーパー部により押さえられるため、締付ける力を分散させることができ、ダイヤモンドツール31に損傷を与えにくくなる。この場合も貫通孔12の下方はそのまま開放しておいてもよいが、蓋19を設けて貫通孔を閉じておくことが好ましい。また、ダイヤモンドツール31は四角柱であり、最大4つのポイントを設けることができるため、サブホルダ40には貫通孔42が互いに直交するように設けられており、ホルダ本体の貫通孔14もサブホルダ40の貫通孔42に対応して互いに直交するように設けられている。ダイヤモンドツール31の角度の調整は、第1の実施の形態と同様、ホルダ本体の貫通孔14を通じて貫通孔42にピン等を通しサブホルダ40を回転させることにより行うことができる。
尚サブホルダ40の中心軸に沿った貫通孔44は交換などのためにダイヤモンドツール31を取り外すために用いられる。ダイヤモンドツールのポイントが損傷した場合には止めねじ18を外してサブホルダ40をホルダ本体11から取り外す。これによりスリット43a,43bがわずかに開く。そして貫通孔44から使用後のダイヤモンドツール31をピン等で押し上げると、ダイヤモンドツール31を容易に取り外すことができる。こうすればダイヤモンドツールのポイントの修復を行うことが容易となる。あるいは、止めねじ18をゆるめることでスリット43a,43bがわずかに開くため、サブホルダ40をホルダ本体11から取り外すことなく、ダイヤモンドツール31の先端を引っ張って取り外してもよい。又ダイヤモンドツール31の下部にもポイントが設けられている場合、ダイヤモンドツールを反転させて下部のポイントを用いることが容易となる。
次に本発明の第3の実施の形態によるツールホルダ10Cについて説明する。第3の実施の形態は図8に示す長方形板状のダイヤモンドツール32を用いる場合に使用されるツールホルダである。
このツールホルダ10Cのホルダ本体11は前述した第1の実施の形態のものと同様であり、サブホルダ50のみが異なっている。図9は第3の実施の形態によるサブホルダ50を示す正面図、平面図、底面図及び断面図である。これらの図に示すように、サブホルダ50の外形は第1の実施の形態とサブホルダ20と同じく円柱状で上部に先端角α3のテーパー部51を有している。テーパー部51の下方に軸に垂直な方向に円形の貫通孔52が設けられている。サブホルダ50の上部はテーパー部51よりやや下方にまで図9に示すようにスリット53が設けられている。スリット53はテーパー部51の内部に形成されている上部スリット53aと、それより深い位置に形成された下部スリット53bから成る。スリット53の下部スリット53bは円筒形であり、その直径は上部スリット53aの幅より広くされ、幅広部となるように構成される。これにより、第1の実施の形態と異なり、ダイヤモンドツール32は上部スリット53aと下部スリット53bに保持される。
ダイヤモンドツール32をツールホルダ10Cに取付ける場合には、サブホルダ50のスリット53に長方形板状のダイヤモンドツール32を挿入する。図10はサブホルダ50にダイヤモンドツール32を挿入した状態を示す正面図、平面図及び断面図である。このように下部スリット53bの下端までダイヤモンドツール32を挿入した状態で、図11に示すようにサブホルダ50をホルダ本体11の貫通孔12の下方の開口より上向きに挿入して押し上げる。そして貫通孔12の下方より止めねじ18を挿入し、止めねじ18をねじ溝17に噛合させ、止めねじ18を回転させることによってサブホルダ50を押し上げる。こうすればサブホルダ50のテーパー部51より突出したダイヤモンドツール32のポイント部分がホルダ本体11の貫通孔12のテーパー部13の開口より突出する。ここで止めねじ18を更に締め付けると、テーパー部13の内壁にサブホルダ50のスリット53が締め付けられて左右よりダイヤモンドツール32を押さえ込み、ダイヤモンドツール32を確実に固定することができる。このとき、下部スリット53bの幅は上部スリット23aの幅より広いため、より容易にスリット53を締め付けることができる。
前述した各実施の形態では、ホルダ本体11のテーパー部13は内外周共に円錐台状としているが、テーパー部13の外形は角錐台状であってもよい。また、サブホルダの上部のテーパー部51がホルダ本体11のテーパー部13の開口から突出してもよい。
次に本発明の第4の実施の形態について図12,図13を用いて説明する。このツールホルダ10Dは第1の実施の形態と異なり、ホルダ本体61をWO2007/063979号等に示される円筒形のチップホルダと同一の形状としたものである。ホルダ本体61の上部には略正方形状の平坦部62a,62bが中心軸に平行に設けられる。又ホルダ本体61は図12に示すように中心軸に沿って上下を貫通する貫通孔63を有し、その中央部分にねじ溝64が形成されている。ホルダ本体61の上部は円錐状のテーパー部65が形成されており、内径と外径が共に徐々に小さくなっている。テーパー部65の先端部は開口部となっており、テーパー部65の外径の先端角α1は100°、テーパー部65の円錐台の内径の先端角α2は60°とする。一方ホルダ本体61の下方は切欠かれた傾斜部66a及び平坦部66bを有している。このようにすることによってWO2007/063979号等に示されるチップホルダと交換してツールホルダ10Dを用いることができる。
次に図14はこのホルダ本体61に挿入されるサブホルダ70を示している。このサブホルダ70は図2のサブホルダとほぼ同一であるが、スリット71が同一の幅で一定深さまで形成されており、上部のテーパー部の先端角α3は58°となっている。このサブホルダ70を図12に示すホルダ本体61の貫通孔63に下部より挿入し、止めねじで固定することによって図8に示す長方形の板状のダイヤモンドツール32を保持することができる。尚ここではサブホルダ70を第1の実施の形態と同様としているが、第2,第3の実施の形態のサブホルダと同様のものを用いてもよい。
次に本発明の第5の実施の形態について図15を用いて説明する。この実施の形態のツールホルダ10Eはツールホルダの外観の品質を高めるようにしたものである。ホルダ本体81はホルダ本体11とほぼ同一の角筒形状であり、図15に示すように中央部にその中心軸に沿って断面が円形の貫通孔82を有している。ホルダ本体81の上部は円錐台状のテーパー部83が形成されており、内径,外径が共に徐々に小さくなっている。テーパー部83の先端は貫通孔82の開口となっており、テーパー部の外径の先端角α1は100°、内径の先端角α2は60°とする。又ホルダ本体81はホルダ本体11の貫通孔14に相当する貫通孔を省略している。ホルダ本体81の中心を貫く貫通孔82の詳細やその内壁のねじ溝などは第1の実施の形態のホルダ本体11と同様であるので、詳細な説明を省略する。
次にこのホルダ本体81に挿入されるサブホルダ90は、図16に示すように、図14とほぼ同一の形状であるが、側面には貫通孔を設けていない。サブホルダ90の下部にはサブホルダ90を回転させるための穴又は溝が設けられている。本実施の形態においては、小径の第2の止めねじ91を埋め込み、接着剤等で固定することで、サブホルダ90を回転させるための六角穴を設けているが、サブホルダ90に回転用の穴又は溝を直接設けてもよい。サブホルダ90の上部には段差のないスリット92が設けられる。
次にこのサブホルダ90をホルダ本体81に固定する第1の止めねじ100について、図17を用いて説明する。止めねじ100は外周にねじが切られ、下面に六角形の開口101を有し、冶具によって回転させることができる。更に止めねじ100の中心には小径の貫通孔102が形成されている。サブホルダ90をこの止めねじ100を用いてホルダ本体81内で押し上げることによりサブホルダを止めねじで固定することができる。
図18は止めねじ100を回転させるための第1の治具110を示す平面図及び正面図、図19はサブホルダ90を回転させるための第2の治具120の平面図及び正面図である。治具110は図18に示すように上部の内径が小さく、下部では大きい貫通孔111を有し、上部が六角柱部112を有する円筒形の治具である。又第2の治具120は図19に示すように先端が六角柱部121を有する円柱状の治具である。六角柱部121は第1の治具110の貫通孔111を下から貫通させ貫通孔111より突出させるのに十分な長さを有するものとする。第2の治具120は第1の治具110の貫通孔111に角柱部121を通してサブホルダ90を回転させるものである。
さてダイヤモンドツール32をツールホルダ10Eに取付ける場合について図15を用いて説明する。まずサブホルダ90のスリット92に角板状のダイヤモンドツール32を挿入した状態で、サブホルダ90をホルダ本体81の貫通孔82の下方の開口より上向きに挿入して押し上げる。そして貫通孔82の下方より図15に示すように第1の治具110によって止めねじ100を回転させ、サブホルダ90をホルダ本体81の貫通孔82内で上向きに押し上げる。こうすればサブホルダ90の上部より突出したダイヤモンドツール32のポイント部分がホルダ本体81のテーパー部83の開口より突出する。ここで止めねじ100を更に締め付けると、テーパー部83の内壁にサブホルダ90のスリット92が締め付けられて左右よりダイヤモンドツール32を押さえ込み、ダイヤモンドツール32を確実に固定することができる。そしてサブホルダ90をホルダ本体81に取付けたあとでダイヤモンドツール32の角度の微調整が必要な場合、第1の治具110を用いてサブホルダ90への締め付けを緩め、第2の治具120を用いてサブホルダ90を回転させる。こうすればホルダ本体81に対するサブホルダ90の角度を変更することができる。このように第1,第2の治具110,120を用いて夫々止めねじ100,サブホルダ90を回転させるようにすれば、ホルダ本体81の側壁に角度調整用の貫通孔を設ける必要がなく、外観の品質を高めることができる。
このようにホルダ本体部とサブホルダを用いてダイヤモンドツールを保持することによって種々の形態のツールを保持することができ、スクライブ装置に有効となる。
10A,10B,10C,10D,10E ツールホルダ
11,61,81 ホルダ本体
12,14,15,16、63 貫通孔
13 テーパー部
17 ねじ溝
18,91,100 止めねじ
19 蓋
20,40,50,70,90 サブホルダ
22,42,44,52,82,111 貫通孔
21,41,51,65、83 テーパー部
23a,53a 上部スリット
23b,53b 下部スリット
30,31,32 ダイヤモンドツール
23,43a,43b,53,71,92 スリット
110 第1の治具
120 第2の治具
112,121 六角柱部

Claims (4)

  1. 脆性材料基板をスクライブするダイヤモンドツールを保持するツールホルダであって、
    内壁が断面円形の筒状で先端に内径徐々に小さくなるテーパー部と、前記筒状の内壁にねじ溝を有するホルダ本体と、
    前記ホルダ本体に挿入されるサブホルダと、
    前記ホルダ本体のねじ溝に噛合し前記サブホルダを前記テーパー部の内部に固定する第1の止めねじと、具備し、
    前記サブホルダは、一端に外径が徐々に小さくなるテーパー部とスリットを有し、前記スリットにダイヤモンドツールを保持し、
    前記サブホルダは、前記ホルダ本体に対する角度を調整するための貫通孔、穴又は溝を有するツールホルダ。
  2. 前記サブホルダのスリットは、段差状スリットである請求項1記載のツールホルダ。
  3. 前記サブホルダのスリットは、十字状のスリットである請求項1記載のツールホルダ。
  4. 前記サブホルダのスリットは、下方に幅広部を有するスリットである請求項1記載のツールホルダ。
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