JP6833268B2 - 親水性樹脂組成物 - Google Patents
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Description
物理的表面処理法として、コロナ処理、プラズマ処理、紫外線処理などの方法が開示されている(特許文献1)。また、化学的処理方法として、硫酸、硝酸、液状の発煙硫酸やガス状の三酸化硫黄等を用いた表面改質方法が開示されている(特許文献2)。更に、親水性物質を樹脂表面にコーティングする方法が開示されている(特許文献3)。
更に、親水性樹脂を成形品に塗布する方法は、均一な薄膜を形成するコーティング技術が必要となり、また技術的に複雑な工程を加えなければならず、実用上の制約が多かった。
[1]下記条件を満たすセルロースナノファイバー及び熱可塑性樹脂を含有することを特徴とする親水性樹脂組成物。
(A)平均繊維径が4nm以上500nm以下
(B)平均アスペクト比が10以上1000以下
(C)セルロースI型結晶構造を有する
(D)アニオン性官能基を有する
[2]上記アニオン性官能基がカルボキシル基であることを特徴とする[1]に記載の親水性樹脂組成物。
[3]上記セルロースナノファイバーのカルボキシル基にモノアミン、ジアミン、トリアミン及び第四級オニウムから選択された1種又は2種以上がイオン結合で結合している事を特徴とする[2]に記載の親水性樹脂組成物。
[4]上記セルロースナノファイバーのカルボキシル基に下記式(1)に示されるポリエーテルアミンがイオン結合で結合している事を特徴とする[2]又は[3]に記載の親水性樹脂組成物。
[5]上記セルロースナノファイバーのカルボキシル基量が0.5mmol/g以上2.5mmol/g以下であることを特徴とする[2]ないし[4]に記載の親水性樹脂組成物。
[6]上記熱可塑性樹脂がポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、及びメタクリル樹脂から選択された1種又は2種以上であることを特徴とする[1]ないし[5]に記載の親水性樹脂組成物。
[7]上記セルロースナノファイバーの含有量が、0.1質量%以上50質量%以下である[1]ないし[6]記載の親水性樹脂組成物。
[8]上記親水化樹脂組成物の接触角が、上記熱可塑性樹脂の接触角の80%以下であることを特徴とする[1]ないし[7]記載の親水性樹脂組成物。
の式(1)に従い算出した。
上記カルボキシル基を有する化合物としては特に限定されないが、具体的にはハロゲン化酢酸が挙げられ、ハロゲン化酢酸としては、クロロ酢酸、ブロモ酢酸、ヨード酢酸等が挙げられる。
本発明において、セルロースにカルボキシル基を導入する方法としては、繊維表面の水酸基の選択性に優れており、反応条件も穏やかであることから、セルロースの水酸基を酸化する方法が好ましい。以下、水酸基の酸化によりカルボキシル基が導入されたセルロースを酸化セルロースという。
天然セルロースとN−オキシル化合物とを水(分散媒体)に分散させた後、共酸化剤を添加して、反応を開始する。反応中は0.5Mの水酸化ナトリウム水溶液を滴下してpHを10〜11に保ち、pHに変化が見られなくなった時点で反応終了と見なす。ここで、共酸化剤とは、直接的にセルロース水酸基を酸化する物質ではなく、酸化触媒として用いられるN−オキシル化合物を酸化する物質のことである。
上記酸化セルロースは、上記酸化反応後に、さらに還元反応を行うことが好ましい。具体的には、酸化反応後の微細酸化セルロースを精製水に分散し、水分散体のpHを約10に調整し、各種還元剤により還元反応を行う。本発明に使用する還元剤としては、一般的なものを使用することが可能であるが、好ましくは、LiBH4、NaBH3CN、NaBH4等があげられる。なかでも、コストや利用可能性の点から、NaBH4が好ましい。
つぎに、未反応の共酸化剤(次亜塩素酸等)や、各種副生成物等を除く目的で精製を行う。反応物繊維は通常、この段階ではナノファイバー単位までばらばらに分散しているわけではないため、通常の精製法、すなわち水洗とろ過を繰り返すことで高純度(99重量%以上)の反応物繊維と水の分散体とする。
次に有機溶剤によるセルロースの洗浄を繰り返し行い、有機溶剤中にセルロースを分散させ、分散媒の置換を行う。
具体的には、セルロースナノファイバーを0.1質量%以上1.0質量%以下の濃度で有機溶媒中に分散させる工程と、有機溶剤中でゲル化したセルロースナノファイバーを遠心分離により回収する工程を、セルロースナノファイバーに含まれる水が上記有機溶剤に置換されるまで、複数回(2回〜数10回)繰り返すことにより行う。
上記精製工程にて得られる水を含浸した反応物繊維(水分散体)を、分散媒体中に分散させ分散処理を行う。処理に伴って粘度が上昇し、微細化処理されたセルロースナノファイバーの分散体を得ることができる。その後、必要に応じて上記セルロースナノファイバーを乾燥してもよく、上記セルロースナノファイバーの分散体の乾燥法としては、例えば、分散媒体が水である場合は、スプレードライ、凍結乾燥法、真空乾燥法等が用いられ、分散媒体が水と有機溶媒の混合溶液である場合は、ドラムドライヤーによる乾燥法、スプレードライヤーによる噴霧乾燥法等が用いられる。なお、上記セルロースナノファイバーの分散体を乾燥することなく、分散体の状態で用いても差し支えない。
〔製造例1:セルロース繊維A1(実施例用)の調製〕
針葉樹パルプ2gに、水150ml、臭化ナトリウム0.25g、TEMPO0.025gを加え、充分撹拌して分散させた後、13%次亜塩素酸ナトリウム水溶液(共酸化剤)を、上記パルプ1.0gに対して次亜塩素酸ナトリウム量が3.2mmol/gとなるように加え、反応を開始した。反応の進行に伴いpHが低下するため、pHを10〜11に保持するように24%NaOH水溶液を滴下しながら、pHの変化が見られなくなるまで反応を行った(反応時間:120分)。反応終了後、0.1N塩酸を添加して中和した後、ろ過と水洗を繰り返して精製し、繊維表面が酸化されたセルロース繊維を得た。つぎに、上記セルロース繊維に純水を加えて固形分濃度2%に調整した。その後、24%NaOH水溶液にてスラリーのpHを10に調整した。スラリーの温度を30℃として、水素化ホウ素ナトリウムをセルロース繊維に対して0.2mmol/g加え、還元処理を行った(反応時間;2時間)。還元処理後、0.1N塩酸を添加して中和した後、ろ過と水洗を繰り返して精製し、セルロース繊維A1を得た。
次亜塩素酸ナトリウム水溶液の添加量を、上記パルプ1.0gに対して6.5mmol/gとした以外は、セルロース繊維A1の調製法に準じて、セルロース繊維A2を調製した。
次亜塩素酸ナトリウム水溶液の添加量を、上記パルプ1.0gに対して12.0mmol/gとした以外は、セルロース繊維A1の調製法に準じて、セルロース繊維A3を調製した。
針葉樹漂白クラフトパルプ(NBKP)50gを水4950gに分散させ、パルプ濃度1%の分散液を調製した。この分散液をセレンディピターMKCA6−3(増幸産業社製)で30回処理し、セルロース繊維A’1を得た。
セルロース繊維に純水を加えて1%に希釈し、高圧ホモジナイザー(H11、三和エンジニアリング社製)を用いて圧力100MPaで1回処理した。そのときのセルロース繊維の数平均繊維径、および繊維長を、透過型電子顕微鏡(TEM、日本電子社製JEM−1400)を用いて観察した。すなわち、各セルロース繊維を親水化処理済みのカーボン膜被覆グリッド上にキャストした後、2%ウラニルアセテートでネガティブ染色したTEM像(倍率:10000倍)から、先に述べた方法に従い、数平均繊維径、および繊維長を算出した。さらに、これらの値を用いてアスペクト比を下記の式(1)に従い算出した。
セルロース繊維0.25gを水に分散させたセルロース水分散体60mlを調製し、0.1Mの塩酸水溶液によってpHを約2.5とした後、0.05Mの水酸化ナトリウム水溶液を滴下して、電気伝導度測定を行った。測定はpHが11になるまで続けた。電気伝導度の変化が緩やかな弱酸の中和段階において、消費された水酸化ナトリウム量V(ml)から、下記の式(2)に従いカルボキシル基量を求めた。
セルロース繊維を約0.2g精秤し、これに、リン酸緩衝液によりpH=5に調整したセミカルバジド塩酸塩3g/l水溶液を正確に50ml加え、密栓し、二日間振とうした。つぎに、この溶液10mlを正確に100mlビーカーに採取し、5N硫酸25ml、0.05Nヨウ素酸カリウム水溶液5mlを加え、10分間撹拌した。その後、5%ヨウ化カリウム水溶液10mlを加え、直ちに自動滴定装置を用いて、0.1Nチオ硫酸ナトリウム溶液にて滴定し、その滴定量等から、下記の式(3)に従い、試料中のカルボニル基量(アルデヒド基とケトン基との合計含量)を求めた。
上記セルロース繊維A1に、水と、セルロース繊維A1のカルボキシル基量の中和量に相当する24%NaOH水溶液とを加えて、2%に希釈し、高圧ホモジナイザー(スギノマシン社製、スターバースト)を用いて圧力100MPaで1回処理し、セルロースナノファイバーゲルを得た。その後、水を加えて、0.2%に希釈し、セルロースナノファイバー分散液を得た。上記分散液にDMFを加えて、ろ過し、水分を完全に除去するために、DMF洗浄を繰り返した後、さらにDMFを加えて、1%セルロースナノファイバーが分散したDMF溶液を調製した。その後、上記DMF溶液50gにポリメタクリル酸メチル(PMMA)4.5gを添加し、30分間振とうすることでドープ溶液を作製した。上記ドープ溶液をガラス基板上に1mmバーコーターを用いて、フィルムを敷いた後、真空下、50℃で二日間乾燥し、親水性樹脂組成物を調整した。
実施例1で用いたセルロース繊維A1に代えてセルロース繊維A2を用いた以外は、実施例1と同様にして、親水性樹脂組成物を調製した。
実施例1で用いたセルロース繊維A1に代えてセルロース繊維A3を用いた以外は、実施例1と同様にして、親水性樹脂組成物を調製した。
上記セルロース繊維A2に、水と、セルロース繊維A2のカルボキシル基量の中和量に相当する24%NaOH水溶液とを加えて、2%に希釈し、高圧ホモジナイザー(スギノマシン社製、スターバースト)を用いて圧力100MPaで1回処理し、セルロースナノファイバーゲルを得た。上記セルロースナノファイバーゲルに、水を加えて、0.2%に希釈し、さらに1N−HCl水溶液を加えて、水溶液のpHを2.0にしたセルロースナノファイバー分散液を作製した。上記分散液にDMFを加えて、ろ過し、水分を完全に除去するために、DMF洗浄を繰り返した後、セルロース繊維A2のカルボキシル基量の中和量に相当するトリエチルアミン(TEA)とDMFを加えて、0.5%セルロースナノファイバーが分散したDMF溶液を調製した。その後、上記DMF溶液50gにポリメタクリル酸メチル(PMMA)4.75gを添加し、30分間振とうすることでドープ溶液を作製した。上記ドープ溶液をガラス基板上に1mmバーコーターを用いて、フィルムを敷いた後、真空下、50℃で二日間乾燥し、親水性樹脂組成物を調整した。
上記セルロース繊維A2にエタノールを加えて、ろ過し、エタノール洗浄を繰り返して、上記セルロース繊維に含まれる水をエタノールに置換した。次に、塩化メチレンを加えて、ろ過し、塩化メチレン洗浄を繰り返して、エタノールを塩化メチレンに置換した。その後、塩化メチレンと、上記セルロース繊維A2のカルボキシル基量の中和量に相当するポリエーテルアミン(HUNTSMAN社製、JEFFAMINE M−2070)とを加えて、2%に希釈し、高圧ホモジナイザー(スギノマシン社製、スターバースト)を用いて圧力100MPaで1回処理し、セルロースナノファイバーゲルを得た。次に、上記セルロースナノファイバーゲル0.5gに塩化メチレン50g、とPMMA4.95gとを加えて、30分間振とうすることでドープ溶液を作製した。上記ドープ溶液をガラス基板上に1mmバーコーターを用いて、フィルムを敷いた後、80℃のオーブンで一晩乾燥し、親水性樹脂組成物を調整した。
実施例5で用いたポリエーテルアミン(HUNTSMAN社製、JEFFAMINE M−2070)に代えてポリエーテルアミン(HUNTSMAN社製、JEFFAMINE M−2005)を用いた以外は、実施例5と同様にして、親水性樹脂組成物を調製した。
実施例5で用いたセルロースナノファイバーゲルの添加量を2.5g、PMMAの添加量を4.75gとした以外は、実施例5と同様にして、親水性樹脂組成物を調製した。
実施例5で用いたセルロースナノファイバーゲルの添加量を5.0g、PMMAの添加量を4.5gとした以外は、実施例5と同様にして、親水性樹脂組成物を調製した。
実施例5で用いたセルロースナノファイバーゲルの添加量を10.0g、PMMAの添加量を4.0gとした以外は、実施例5と同様にして、親水性樹脂組成物を調製した。
PMMA5gに塩化メチレン50gを加えて、30分間振とうすることで、ドープ溶液を作製した。上記ドープ溶液をガラス基板上に1mmバーコーターを用いて、フィルムを敷いた後、80℃のオーブンで一晩乾燥し、樹脂を調整した。
上記セルロース繊維A’1にDMFを加えて、ろ過し、DMF洗浄を繰り返して、上記セルロースナノファイバーに含まれる水をDMFに置換し、1%セルロースナノファイバーA’1が分散したDMF溶液を作製した。その後、上記DMF溶液50gにポリメタクリル酸メチル(PMMA)4.5gを添加し、30分間振とうすることでドープ溶液を作製した。上記ドープ溶液をガラス基板上に1mmバーコーターを用いて、フィルムを敷いた後、真空下、50℃で二日間乾燥し、親水性樹脂組成物を調整した。
スライドガラス上に上記ドープ溶液からバーコーター(24μm)を用いてフィルムを敷き、真空下で2日間、50℃で乾燥し、テストサンプルを作製した。このテストピースの表面のイオン交換水に対する静止接触角を、自動接触角計「DM−500」(協和界面科学株式会社製)を用いて、添加量10μL、添加60秒後の条件にて測定した。テストピース1枚あたり3回測定し、その測定値の平均値を評価に用いた。接触角が小さいほど、親水性に優れる。
短冊状(縦:30mm、横:5mm)に打ち抜いたサンプルについて、引張試験機(ORIENTEC社製、テンシロンRTC−1225A)を用い、試験温度20℃、引張速度5mm/minの条件で引張試験を行い、引張弾性率を測定した。
実施例5で用いたPMMAに代えてポリスチレン(PS)とした以外は、実施例5と同様にして、親水性樹脂組成物を調製した。
実施例10で用いたセルロースナノファイバーゲルの添加量を2.5g、PSの添加量を4.75gとした以外は、実施例5と同様にして、親水性樹脂組成物を調製した。
実施例10で用いたセルロースナノファイバーゲルの添加量を5.0g、PSの添加量を4.5gとした以外は、実施例5と同様にして、親水性樹脂組成物を調製した。
実施例10で用いたセルロースナノファイバーゲルの添加量を10.0g、PSの添加量を4.0gとした以外は、実施例5と同様にして、親水性樹脂組成物を調製した。
実施例6で用いたPMMAに代えてポリカーボネート(PC)とした以外は、実施例5と同様にして、親水性樹脂組成物を調製した。
実施例14で用いたセルロースナノファイバーゲルの添加量を2.5g、PCの添加量を4.75gとした以外は、実施例5と同様にして、親水性樹脂組成物を調製した。
実施例14で用いたセルロースナノファイバーゲルの添加量を5.0g、PCの添加量を4.5gとした以外は、実施例5と同様にして、親水性樹脂組成物を調製した。
実施例14で用いたセルロースナノファイバーゲルの添加量を10.0g、PCの添加量を4.0gとした以外は、実施例5と同様にして、親水性樹脂組成物を調製した。
比較例1で用いたPMMAに代えてPSを用いた以外は、比較例1と同様にして、樹脂を調整した。
比較例1で用いたPMMAに代えてPCを用いた以外は、比較例1と同様にして、樹脂を調整した。
Claims (6)
- 下記条件(A)、(B)、(C)および(D)を満たすセルロースナノファイバー及び熱可塑性樹脂を含有し、
下記条件(D)に記載のアニオン性官能基がカルボキシル基であり、
前記アニオン性官能基には、トリメチルアミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリイソプロピルアミン、およびトリブチルアミンからなる群より選択された1種又は2種以上がイオン結合している、親水性樹脂組成物。
(A)平均繊維径が4nm以上500nm以下
(B)平均アスペクト比が10以上1000以下
(C)セルロースI型結晶構造を有する
(D)アニオン性官能基を有する - 前記セルロースナノファイバーのカルボキシル基量が0.5mmol/g以上2.5mmol/g以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の親水性樹脂組成物。
- 前記熱可塑性樹脂がポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、及びメタクリル樹脂から選択された1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の親水性樹脂組成物。
- 前記セルロースナノファイバーの含有量が、0.1質量%以上50質量%以下である請求項1から4のいずれか1項に記載の親水性樹脂組成物。
- 前記親水化樹脂組成物の接触角が、前記熱可塑性樹脂の接触角の80%以下であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の親水性樹脂組成物。
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