JP6830639B2 - 毛髪処理剤組成物 - Google Patents
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[毛髪処理剤組成物]
本発明の毛髪処理剤組成物は、(A)分岐脂肪酸及び分岐アルコールにより構成され、総炭素数が30以下であるエステルと、(B)アミノ・ポリエーテル変性シリコーンと、(C)エーテル型カチオン界面活性剤と、を含有する。
(A)成分は、分岐脂肪酸及び分岐アルコールにより構成され、総炭素数が30以下であるエステルである。ここで、「総炭素数が30以下」とは、分岐脂肪酸の炭素数と分岐アルコールの炭素数との合計が30以下であることをいう。(A)成分のエステルの総炭素数が30を超える場合には、仕上がり時に髪のべたつきが生じる。なお、(A)成分のエステルは、一分子中におけるエステル結合の数が1つであってもよいし、2つ以上であってもよいが、特に一分子中におけるエステル結合の数が1つであることが好ましい。すなわち、分岐脂肪酸と分岐アルコールとが1つのエステル結合によって結合した構造を有することが好ましい。
(B)成分は、アミノ・ポリエーテル変性シリコーンである。アミノ・ポリエーテル変性シリコーンとしては、例えば、(ビスイソブチルPEG−14/アモジメチコン)コポリマー、(ビスブチロキシアモジメチコン/PEG−60)コポリマー、(PEG−40/PPG−8メチルアミノプロピル/ヒドロキシプロピルジメチコン)コポリマー等が挙げられ、特に(ビスイソブチルPEG−14/アモジメチコン)コポリマーが好ましい。
(C)成分は、エーテル型カチオン界面活性剤である。エーテル型カチオン界面活性剤としては、例えば、ヒドロキシエーテル型カチオン界面活性剤、ステアロキシプロピルトリモニウムクロリド、ベヘニロキシプロピルトリモニウムクロリド、PEG−5ステアリルアンモニウムクロリド等の他のエーテル型カチオン界面活性剤等が挙げられ、これらのうちの1種又は2種以上を任意に選択して用いることができる。また、エーテル型カチオン界面活性剤としては、特にヒドロキシエーテル型カチオン界面活性剤が好ましい。
(A)成分、(B)成分及び(C)成分において、(A)成分の含有量が1〜5質量%、(B)成分の含有量が0.1〜1質量%、(C)成分の含有量が1〜3質量%であり、かつ、(A)成分の含有量に対する(B)成分及び(C)成分の合計含有量の含有量比((B)+(C))/(A))が0.5〜2であることが好ましく、0.75〜1.8であることがより好ましく、1〜1.5であることがさらに好ましい。この場合には、(A)〜(C)成分を併用することによる相乗効果をより高め、すすぎ時の滑らかさ、仕上がり時の髪の指通り・まとまりをより一層向上させることができる。
毛髪処理剤組成物は、本発明の効果を損なわない範囲において、他の成分を含有していてもよい。他の成分としては、例えば、油脂類、ロウ類、炭化水素類、上述した(B)成分及びアミノ変性シリコーン以外のシリコーン類、上述した(C)成分以外の界面活性剤、増粘剤類、植物抽出物、保湿剤、色素類、殺菌剤、香料等が挙げられる。
毛束サンプル(同一人毛、毛径:60〜100μm)をブリーチ剤(ホーユー株式会社製、レセ パウダーブリーチ EX)で30℃、30分処理した後、水洗し、シャンプーを行い、ドライヤーにて乾かした。そして、処理した毛束サンプルのうち、明度や感触が同等のものを選択し、化学処理毛髪サンプルとした。
化学処理毛髪サンプル10gを水洗し、毛髪洗浄剤(ホーユー株式会社製、「プレミアージュ」)で洗浄した後、再度水洗した。次いで、化学処理毛髪サンプル全体に、実施例1〜16、比較例1〜5の毛髪処理剤組成物(ヘアトリートメント剤)1gを均等に塗布し、水洗する際の滑らかさを「すすぎ時の滑らかさ」として評価した。
化学処理毛髪サンプル10gを水洗し、毛髪洗浄剤(ホーユー株式会社製、「プレミアージュ」)で洗浄した後、再度水洗した。次いで、化学処理毛髪サンプル全体に、実施例1〜16、比較例1〜5の毛髪処理剤組成物(ヘアトリートメント剤)1gを均等に塗布し、水洗し、タオルドライし、ドライヤーで乾かした後、化学処理毛髪サンプルに対して指通りの良さが感じられるかを「仕上がり時の髪の指通り」として評価した。
化学処理毛髪サンプル10gを水洗し、毛髪洗浄剤(ホーユー株式会社製、「プレミアージュ」)で洗浄した後、再度水洗した。次いで、化学処理毛髪サンプル全体に、実施例1〜16、比較例1〜5の毛髪処理剤組成物(ヘアトリートメント剤)1gを均等に塗布し、水洗し、タオルドライし、ドライヤーで乾かした後、化学処理毛髪サンプルに対してまとまりが感じられるかを「仕上がり時の髪のまとまり」として評価した。なお、「仕上がり時の髪のまとまり」とは、仕上がり時において髪全体がしっとりとした面になっており、パサつき、ごわつきがなく、おさまりがよい状態をいう。
表1に示すように、実施例1〜16の毛髪処理剤組成物は、「すすぎ時の滑らかさ」、「仕上がり時の髪の指通り」、「仕上がり時の髪のまとまり」のいずれの評価も「◎」又は「○」であった。
Claims (4)
- (A)分岐脂肪酸及び分岐アルコールにより構成され、総炭素数が30以下であるエステルと、
(B)アミノ・ポリエーテル変性シリコーンと、
(C)エーテル型カチオン界面活性剤と、を含有し、
前記(A)成分の含有量が1〜5質量%、前記(B)成分の含有量が0.1〜1質量%、前記(C)成分の含有量が1〜3質量%であり、かつ、前記(A)成分の含有量に対する前記(B)成分及び前記(C)成分の合計含有量の含有量比((B)+(C))/(A)が0.375〜3.5であり、
下記一般式(1)で表される両性界面活性剤、
ヒドロキシエチル基及びヒドロキシプロピル基を有する脂肪酸アミン、並びに、
下記一般式(2)で表される脂肪酸アミドアミン
R 5 −CO−NH−(CH 2 ) n −N(R 6 ) 2 (2)
(式中、R 5 は直鎖又は分岐した炭素数13〜23の飽和又は不飽和脂肪酸残基、R 6 は炭素数1〜3のアルキル基、nは1〜5の整数を示す。)
を含有しない、毛髪処理剤組成物。 - 前記(C)成分は、ヒドロキシエーテル型カチオン界面活性剤である、請求項1に記載の毛髪処理剤組成物。
- 前記(B)成分は、(ビスイソブチルPEG−14/アモジメチコン)コポリマーである、請求項1又は2に記載の毛髪処理剤組成物。
- 前記(A)成分の含有量に対する前記(B)成分及び前記(C)成分の合計含有量の含有量比((B)+(C))/(A)が0.5〜2である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の毛髪処理剤組成物。
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