JPH0971517A - 毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料

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JPH0971517A
JPH0971517A JP31591595A JP31591595A JPH0971517A JP H0971517 A JPH0971517 A JP H0971517A JP 31591595 A JP31591595 A JP 31591595A JP 31591595 A JP31591595 A JP 31591595A JP H0971517 A JPH0971517 A JP H0971517A
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紀久子 藤沼
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協子 稲葉
Katsuo Hashimoto
克夫 橋本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 毛髪に十分な滑らか感、柔軟性、光沢を付与
することができるとともに、優れた毛髪保護効果を有す
る毛髪化粧料を提供する。 【解決手段】 (A)特定のアミドアミン化合物と、
(B)高級アルコール、高級脂肪酸の中から選ばれる1
種または2種以上の油性添加成分と、(C)有機酸と、
(D)特定のアミノ変性またはアンモニウム変性高分子
シリコーンの1種または2種以上を含有してなる、毛髪
化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪化粧料に係り、
さらに詳しくは、毛髪に十分な滑らか感、柔軟性、光沢
を付与するとともに、毛髪保護効果に優れた毛髪化粧料
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、毛髪化粧料において、シャンプー
等の毛髪用洗浄剤はアニオン界面活性剤を主成分として
おり、そのため洗髪の際に毛髪の汚れだけでなく毛髪表
面を保護している油分も同時に除去されてしまい、毛髪
の柔軟性や光沢が失われ、櫛通りが悪くなることがあ
る。そこでこのような弊害を防止する目的で、カチオン
界面活性剤である第4級アンモニウム塩を主成分とする
ヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナ
ー等の毛髪処理剤組成物が広く用いられていた。しかし
ながら、第4級アンモニウム塩のみでは、毛髪に十分な
滑らか感としっとり感を付与することができず、また刺
激の軽減も十分ではなかった。
【0003】これら従来の問題点に対処すべく、アミド
アミン化合物を用いた毛髪処理剤組成物や、ステアリル
アミドアミンの乳酸塩やアルキルベンゼンスルホン酸塩
等を含有する組成物(特公昭48−1880号公報)、
アミドアミン化合物とカルボン酸系化合物を含有する組
成物(特開昭62−51612号公報)、アミドアミン
化合物とリン酸エステル系化合物を含有する組成物(特
開昭62−51611号公報)、アミドアミン化合物と
ビス(2−アルキル−N−ヒドロキシエチルイミダゾリ
ン)クロル酢酸錯体型両性界面活性剤を含有する組成物
(特開昭64−6210号公報)、アミドアミン化合物
とビス(2−アルキル−N−ヒドロキシエチルイミダゾ
リン)クロル酢酸錯体型両性界面活性剤と高分子シリコ
ーンを含有する組成物(特開平2−160714号公
報)等が提案されているが、このような組成物は、人体
に対する刺激性は低下するものの、毛髪への滑らか感、
柔軟性、光沢付与、および毛髪の保護という点において
十分満足すべき効果が得られていない。
【0004】このような現況から、毛髪に十分な滑らか
感、柔軟性、光沢を付与することに優れるとともに、優
れた毛髪保護効果を有する毛髪化粧料の開発が強く望ま
れていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、毛髪に十分な滑らか感、柔軟性、
光沢を付与し、毛髪保護効果に優れた毛髪化粧料を提供
することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記従来
の問題点を解決するために鋭意研究を行った結果、特定
のアミドアミン化合物と、高級アルコール、高級脂肪酸
から選ばれる1種または2種以上の油性添加成分と、有
機酸と、特定の化学構造をもつアミノ変性またはアンモ
ニウム変性高分子シリコーンの1種または2種以上を配
合することにより上記課題を解決し得ることを見出し、
この知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち本発明によれば、(A)下記一般
式(I)
【0008】
【化3】 (式中、R1 は炭素原子数13〜23の高級脂肪酸の残
基を表し;R2 は炭素原子数1〜4のアルキル基を表
し;xは2〜4の整数である)で表されるアミドアミン
化合物と、(B)高級アルコール、高級脂肪酸の中から
選ばれる1種または2種以上の油性添加成分と、(C)
有機酸と、(D)下記一般式(II)
【0009】
【化4】 {式中、R3 はメチル基、または一部のR3 がメチル基
で残りのR3 がフェニル基を表し;R4 はR5 と同一の
基またはメチル基または水酸基を表し;R5 はR6
〔ここでR6 は3〜6の炭素原子を有する2価のアルキ
レン基を表し;Zは−NR7 2 、−N+7 3- 、−N
7 (CH2a NR7 2 、−NR7 (CH2a+
7 3- および−NR7 (CH2a N(R7 )C=
O(R8 )(ここでR7 は水素原子または1〜4の炭素
原子を有するアルキル基を表し;R8は1〜4の炭素原
子を有するアルキル基を表し;Aはハロゲン原子を表
し;aは2〜6の整数である)からなる群から選ばれる
1価の基を表す〕で表されるアミノ基またはアンモニウ
ム基を有する置換基を表し;mおよびnはそれぞれ正の
整数で、m+nが3,000〜20,000であり、n
/mが1/500〜1/10,000である}で表され
るアミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーン
の1種または2種以上を含有してなる毛髪化粧料が提供
される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の毛髪化粧料につ
いて詳述する。
【0011】本発明に用いられる(A)成分としてのア
ミドアミン化合物は、上記一般式(I)(式中、R1
2 、xは上記で定義したとおり)で表される。具体的
には、ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド、ステ
アリン酸ジメチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジ
エチルアミノエチルアミド、パルミチン酸ジメチルアミ
ノエチルアミド、ミリスチン酸ジエチルアミノエチルア
ミド、ミリスチン酸ジメチルアミノエチルアミド、ベヘ
ニン酸ジエチルアミノエチルアミド、ベヘニン酸ジメチ
ルアミノエチルアミド、ステアリン酸ジエチルアミノプ
ロピルアミド、ステアリン酸ジメチルアミノプロピルア
ミド、パルミチン酸ジエチルアミノプロピルアミド、パ
ルミチン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ミリスチン
酸ジエチルアミノプロピルアミド、ミリスチン酸ジメチ
ルアミノプロピルアミド、ベヘニン酸ジエチルアミノプ
ロピルアミド、ベヘニン酸ジメチルアミノプロピルアミ
ド等が例示的に挙げられる。これらのなかでも、ステア
リン酸ジメチルアミノプロピルアミド、ステアリン酸ジ
エチルアミノエチルアミドが好適に用いられる。本発明
では、これらのアミドアミン化合物の中から1種または
2種以上を任意に用いることができる。
【0012】かかる(A)成分の配合量は、本発明毛髪
化粧料中0.1〜7.0重量%であるのが好ましく、よ
り好ましくは0.5〜5.0重量%である。0.1重量
%未満では毛髪に十分な滑らか感、柔軟性を付与するこ
とができず、一方、7.0重量%を超えると毛髪にべた
つきを生じることがある。
【0013】(B)成分としては、高級アルコール、高
級脂肪酸の中から選ばれる1種または2種以上が用いら
れる。本発明においては炭素原子数14〜24のものが
好適に用いられる。
【0014】高級アルコールとしては、具体的にはミリ
スチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアル
コール、ベヘニルアルコール、バチルアルコール、イソ
ステアリルアルコール等が例示的に挙げられ、なかでも
セチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルア
ルコールが特に好適に用いられる。
【0015】高級脂肪酸としては、ミリスチン酸、パル
ミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、イ
ソステアリン酸、12−ヒドロキシステアリン酸等が例
示的に挙げられ、なかでもパルミチン酸、ステアリン
酸、ベヘニン酸が特に好適に用いられる。
【0016】本発明では、これら高級アルコール、高級
脂肪酸の中から1種または2種以上を任意に用いること
ができる。かかる(B)成分の配合量は、本発明毛髪化
粧料中0.5〜10.0重量%であるのが好ましく、よ
り好ましくは1.0〜7.0重量%である。0.5重量
%未満では毛髪に十分な滑らか感、柔軟性を付与するこ
とができず、一方、10.0重量%を超えると毛髪にご
わつき生じることがある。
【0017】(C)成分としての有機酸は、例えばクエ
ン酸、乳酸、コハク酸、リンゴ酸、L−グルタミン酸、
L−アスパラギン酸、ピロリドンカルボン酸等が挙げら
れ、なかでもL−グルタミン酸が特に好適に用いられ
る。これら有機酸の中から1種または2種以上を任意に
用いることができる。
【0018】かかる(C)成分の配合量は、本発明毛髪
化粧料中0.01〜6.0重量%であるのが好ましく、
より好ましくは0.01〜5.0重量%である。0.0
1重量%未満若しくは6.0重量%を超えると、安定な
毛髪化粧料が得られないことがある。
【0019】(D)成分としてのアミノ変性またはアン
モニウム変性高分子シリコーンは、上記一般式(II)
(式中、R3 、R4 、R5 、m、nは上記で定義したと
おり)で表される。なかでも上記一般式(II)中、R
3 がメチル基、R4 がメチル基、水酸基、R5 が−(C
23 NH2 、−(CH23 N(CH32 、−
(CH23+ (CH33 Cl- であるものなどが
好適に用いられる。
【0020】また上記式中、m+nは3,000〜2
0,000であるが、好ましくは4,000〜20,0
00である。m+nが3,000未満では油状になり、
毛髪保護効果が不十分となり、一方、20,000を超
えるとシリコーン油等の他の原料に溶解しにくくなり、
毛髪化粧料に配合することが難しい。また、n/mは1
/500〜1/10,000であるが、好ましくは1/
500〜2,000/1である。n/mが1/500を
超えると高分子シリコーン中のアミノ基またはアンモニ
ウム基の含有率が高くなり、製造時に架橋反応等が起き
たり、あるいは原料臭の点からも好ましくなく、一方、
1/10,000未満では、毛髪に対する相互作用が不
十分となり、毛髪保護効果の持続性が悪くなる。
【0021】本発明に用いられるアミノ変性またはアン
モニウム変性高分子シリコーンは、常法により製造する
ことができる。すなわち、例えばγ−アミノプロピルメ
チルジエトキシシランと環状ジメチルポリシリキサンと
ヘキサメチルジシロキサンとをアルカリ触媒下に重縮合
反応させることによって製造することができるが、これ
に限定されるものでないことはもちろんである。これら
変性された高分子シリコーンは軟質ゴム状であり、多量
に用いたり長い間連用しても毛髪、頭皮のベタツキがな
く、毛髪に優れた光沢や滑らかな感触を付与し、毛髪の
保護効果を高めることのできる毛髪化粧料とすることが
できる。
【0022】これらの高分子シリコーンを本発明化粧料
中に配合する場合、液状油に溶解して配合することが好
ましい。もちろん、化粧料中に別々に配合して系中で溶
解させてもよい。液状油としては、鎖状シリコーンや環
状シリコーンまたはイソパラフィン系炭化水素等を挙げ
ることができる。
【0023】上記鎖状シリコーンは下記一般式(II
I)
【0024】
【化5】 (式中、lは0〜650の整数を表す)で表すことがで
きる。このような鎖状シリコーン油としては、例えばジ
メチルポリシロキサン(粘度0.65〜5000cSt
/25℃)等が挙げられる。
【0025】また、環状シリコーンは下記一般式(I
V)
【0026】
【化6】 (式中、pは3〜7の整数を表す)で表される。このよ
うな環状シリコーンとしては、例えばオクタメチルシク
ロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサ
ンおよびテトラデカメチルシクロヘキサシロキサン等が
挙げられる。
【0027】イソパラフィン系炭化水素としては、常圧
における沸点が60〜260℃の範囲にあるものが好適
に挙げられ、これらはアイソパーA(登録商標)、同
C、同D、同E、同G、同H、同K、同L、同M(以
上、いずれもエクソン社製)、シェルゾール71(登録
商標)(シェル社製)や、ソルトール100(登録商
標)、同130、同220(以上、いずれもフィリップ
社製)等として市販されており、商業的に入手可能であ
る。
【0028】これら液状油は任意の1種または2種以上
を用いることができ、その合計の配合量が高分子シリコ
ーンに対して1〜50倍(重量)とするのが好ましい。
【0029】かかる(D)成分の配合量は、本発明毛髪
化粧料中0.01〜10.0重量%であり、好ましくは
0.1〜7.0重量%である。0.01重量%未満では
毛髪に十分な滑らか感、光沢を付与することができず、
一方、10.0重量%を超えると、毛髪にべたつきを生
じることがある。
【0030】本発明の毛髪化粧料は、必要に応じて、上
記必須成分に加えて、毛髪化粧料で一般に使用される他
の成分を本発明の効果を損なわない質的、量的範囲内で
使用することができる。例えば、流動パラフィン、ワセ
リン、スクワラン等の炭化水素;イソプロピルミリステ
ート、イソプロピルパルミテート等のエステル油;ツバ
キ油、オリーブ油、アボガド油等の植物油;ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート等の
非イオン界面活性剤;メチルセルロース、ヒドロキシエ
チルセルロース等のセルロース誘導体;カチオン化セル
ロース等のカチオン化ポリマー、プロピレングリコー
ル、グリセリン等の保湿剤;ポリペプチド、その他の殺
菌剤、ふけとり剤、キレート剤、紫外線吸収剤、着色
剤、香料等が挙げられ、これらの中から1種または2種
以上を任意に配合することができる。
【0031】なお、本発明にいう毛髪化粧料とは、毛髪
に使用する任意の化粧料を意味し、シャンプー等のいわ
ゆる毛髪洗浄剤や、ヘアリンス、ヘアトリートメント、
ヘアパック等のいわゆる毛髪処理剤等を広く含むもので
ある。また、その使用タイプも、使用時、毛髪に塗布し
全体によくなじませた後に湯水等によって洗い流す(す
すぐ)タイプのものや、ヘアクリーム、ヘアスプレー等
のように洗い流さないタイプのものなど、いずれも含み
得る。
【0032】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はこれによってなんら限定される
ものではない。なお、配合量は重量%である。
【0033】下記実施例、比較例に示す組成の試料を常
法により調製した。これら各試料を用いて、下記評価基
準に従って滑らか感、柔軟性、毛髪への光沢付与効果、
毛髪保護効果の評価を行った。結果を表1〜4に示す。
なお、表1〜4中、「アミノ変性高分子シリコーン」と
して上記一般式(II)中、R3 、R4 がメチル基、R
5 が−(CH23 NH2 、m=1,000、n=10
のものを使用し、「アンモニウム変性高分子シリコー
ン」としてR3 、R4 がメチル基、R5 が−(CH2
3+ (CH33 Cl- 、m=18,000、n=2
のものを使用した。
【0034】[滑らか感]各試料を女性20名の専門パ
ネラーにて1週間連用後、使用中および使用後(乾燥
後)の毛髪の滑らか感を官能評価した。評価 A: 18名以上が、滑らか感があると回答 B: 14〜17名が、滑らか感があると回答 C: 8〜13名が、滑らか感があると回答 D: 7名以下が、滑らか感があると回答。
【0035】[柔軟性]各試料を女性20名の専門パネ
ラーにて1週間連用後、使用中および使用後(乾燥後)
の毛髪の柔軟性を官能評価した。評価 A: 18名以上が、柔軟性があると回答 B: 14〜17名が、柔軟性があると回答 C: 8〜13名が、柔軟性があると回答 D: 7名以下が、柔軟性があると回答。
【0036】[毛髪への光沢付与効果]各試料1gを長
さ15cm、500〜600本の毛髪束に塗布し、40
℃温水、300ml中で振盪すすぎ(100サイクル/
分)を2回繰り返した後、この毛髪束を乾燥させた。こ
の毛髪束から任意に10本の毛髪を選び、変角光度計G
P−IR((株)村上色彩研究所製)で入射された光に
対する毛髪の反射光分布を測定し、毛髪の光沢度を下記
の数1に示す式により求めた。
【0037】
【数1】 上記の方法で求められた光沢度Gにより各試料の毛髪へ
の光沢付与効果を以下のように評価した。評価 A: 毛髪への光沢付与効果大(G>15) B: 毛髪への光沢付与効果中(15≧G>10) C: 毛髪への光沢付与効果小(10≧G>5) D: 毛髪への光沢付与効果なし(5≧G)。
【0038】[毛髪保護効果]各試料1gを長さ15c
m、500〜600本の毛髪束に塗布し、40℃温水、
300ml中で振盪すすぎ(100サイクル/分)を2
回繰り返した後、この毛髪束を乾燥させた。この毛髪束
に一定の力でブラッシングを繰り返し2万回のブラッシ
ングを行った後に発生した枝毛、切れ毛の数をカウント
し、毛髪の全数に対する枝毛、切れ毛の発生率を算出し
た。
【0039】未処理での枝毛、切れ毛の発生率X%に対
し、各サンプル処理毛での発生率Y%を比較し、Y/X
の値により以下のように評価した。評価 A: 毛髪保護効果大(Y/X<0.5) B: 毛髪保護効果中(0.5≦Y/X<0.8) C: 毛髪保護効果小(0.8≦Y/X<1.0) D: 毛髪保護効果なし(1.0≦Y/X)
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【表3】
【0043】
【表4】 実施例28(ヘアリンス) (配合成分) (重量%) ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド 0.7 セチルアルコール 2.0 ステアリルアルコール 1.0 アミノ変性高分子シリコーン 2.0 (R3 、R4 はメチル基;R5 は -(CH2)3NH2 ;m=10,000、n=10) ジメチルポリシロキサン(5cs) 10.0 流動パラフィン 3.0 グリセリン 5.0 L−グルタミン酸 0.6 ヒドロキシエチルセルロース 0.5 防腐剤 適 量 色素 適 量 香料 適 量 精製水 残 余 このヘアリンスは、滑らか感、柔軟性、光沢付与効果お
よび毛髪保護効果に優れるものであった。
【0044】 実施例29(ヘアリンス) (配合成分) (重量%) ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 3.0 ステアリン酸 3.0 パルミチン酸 2.0 アミノ変性高分子シリコーン 3.0 (R3 、R4 はメチル基;R5 は -(CH2)3N(CH3)2; m=5,000 、n=5 ) ジメチルポリシロキサン(20cs) 15.0 セチル2−エチルヘキサノエート 2.0 POE(40)硬化ヒマシ油誘導体 0.5 プロピレングリコール 6.0 L−グルタミン酸 2.0 クエン酸 0.3 ヒドロキシエチルセルロース 0.2 防腐剤 適 量 色素 適 量 香料 適 量 精製水 残 余 このヘアリンスは、滑らか感、柔軟性、光沢付与効果お
よび毛髪保護効果に優れるものであった。
【0045】 実施例30(ヘアトリートメント) (配合成分) (重量%) ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド 0.5 ステアリン酸ジメチルアミノプロピルアミド 1.0 セチルアルコール 2.0 ベヘニルアルコール 1.0 ステアリン酸 2.0 アンモニウム変性高分子シリコーン 5.0 (R3 はメチル基;R4 は水酸基;R5 は -(CH2)3N+(CH3)3Cl- ; m=18,000、n=2 ) 環状シリコーン5量体 20.0 2−オクチルドデカノール 2.0 ジメチルポリシロキサン(分子量450,000) 1.0 POE(60)硬化ヒマシ油誘導体 0.3 1,3−ブチレングリコール 5.0 L−グルタミン酸 1.0 クエン酸 0.5 防腐剤 適 量 色素 適 量 香料 適 量 精製水 残 余 このヘアトリートメントは、滑らか感、柔軟性、光沢付
与効果および毛髪保護効果に優れるものであった。
【0046】 実施例31(シャンプー) (配合成分) (重量%) ポリオキシエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 15.0 ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 4.0 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 5.0 エチレングリコールジステアレート 0.5 カチオン化セルロース 0.5 (「ポリマーJR400」;ユニオンカーバイド社製) ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド 1.0 ステアリン酸 0.6 セチルアルコール 0.6 アミノ変性高分子シリコーン 0.2 (R3 、R4 はメチル基;R5 は -(CH2)3N(CH3)2 ; m=5,000 、n=5 ) ジメチルポリシロキサン(20cs) 1.0 クエン酸 0.2 L−グルタミン酸 0.3 防腐剤 適 量 色素 適 量 香料 適 量 精製水 残 余 このシャンプーは、滑らか感、柔軟性、光沢付与効果お
よび毛髪保護効果に優れるものであった。
【0047】 実施例32(ヘアリンス) (配合成分) (重量%) ステアリン酸ジエチルアミノエチルアミド 0.7 セチルアルコール 2.0 ステアリルアルコール 1.0 アミノ変性高分子シリコーン 2.0 (R3 、R4 はメチル基;R5 は -(CH2)3NH2 ;m=10,000、n=10) ジメチルポリシロキサン(5cs) 10.0 流動パラフィン 3.0 グリセリン 5.0 L−アスパラギン酸 0.6 ヒドロキシエチルセルロース 0.5 防腐剤 適 量 色素 適 量 香料 適 量 精製水 残 余 このヘアリンスは、滑らか感、柔軟性、光沢付与効果お
よび毛髪保護効果に優れるものであった。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、毛
髪に十分な滑らか感、柔軟性、光沢を付与することがで
きるとともに、優れた毛髪保護効果を有する毛髪化粧料
を提供することができるという効果を奏する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 克夫 神奈川県横浜市港北区新羽町1050番地 株 式会社資生堂第一リサーチセンター内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)下記一般式(I) 【化1】 (式中、R1 は炭素原子数13〜23の高級脂肪酸の残
    基を表し;R2 は炭素原子数1〜4のアルキル基を表
    し;xは2〜4の整数である)で表されるアミドアミン
    化合物と、(B)高級アルコール、高級脂肪酸の中から
    選ばれる1種または2種以上の油性添加成分と、(C)
    有機酸と、(D)下記一般式(II) 【化2】 {式中、R3 はメチル基、または一部のR3 がメチル基
    で残りのR3 がフェニル基を表し;R4 はR5 と同一の
    基またはメチル基または水酸基を表し;R5 はR6
    〔ここでR6 は3〜6の炭素原子を有する2価のアルキ
    レン基を表し;Zは−NR7 2 、−N+7 3- 、−N
    7 (CH2a NR7 2 、−NR7 (CH2a+
    7 3- および−NR7 (CH2a N(R7 )C=
    O(R8 )(ここでR7 は水素原子または1〜4の炭素
    原子を有するアルキル基を表し;R8は1〜4の炭素原
    子を有するアルキル基を表し;Aはハロゲン原子を表
    し;aは2〜6の整数である)からなる群から選ばれる
    1価の基を表す〕で表されるアミノ基またはアンモニウ
    ム基を有する置換基を表し;mおよびnはそれぞれ正の
    整数で、m+nが3,000〜20,000であり、n
    /mが1/500〜1/10,000である}で表され
    るアミノ変性またはアンモニウム変性高分子シリコーン
    の1種または2種以上を含有してなる、毛髪化粧料。
  2. 【請求項2】 毛髪化粧料全量中に、(A)成分を0.
    1〜7.0重量%、(B)成分を0.5〜10.0重量
    %、(C)成分を0.01〜6.0重量%、(D)成分
    を0.01〜10.0重量%配合してなる、請求項1記
    載の毛髪化粧料。
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