JP5732313B2 - 毛髪化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、日常生活における様々な要因から損傷を受けた毛髪に対して、優れた使用感を付与することができる毛髪化粧料に関する。
毛髪は、日常生活において、UV(紫外線)、パーマ、カラーリング、過度のブラッシングやヘアドライヤーの熱等の様々な要因によりダメージを受けている。そして、過度のダメージを受けた毛髪に対して、ヘアシャンプー、ヘアリンス、ヘアトリートメント、洗い流さないタイプのトリートメント等の毛髪化粧料によるヘアケア対策が行われている。これらの毛髪化粧料には、多価アルコール、カチオン性界面活性剤やシリコーン誘導体等の成分が、毛髪に対してしなやかさや、滑り良い櫛通り感を付与する目的で配合されている(例えば、特許文献1)。また、毛髪へのコーティング性が非常に高いシリコーンと、ペプチド若しくはタンパク質又はそれらの誘導体との組み合わせが、ダメージによるキューティクル剥離の防止や潤い感を付与する目的で配合されている(例えば、特許文献2)。さらには、毛髪への吸着性が高いアミノ変性シリコーンとカチオン性界面活性剤との組み合わせが、毛髪に滑り感やまとまり感を付与する目的で配合されている(例えば、特許文献3、特許文献4)。
特開2006−28113号公報 特開2009−67719号公報 特開2002−249418号公報 特開2008−143859号公報
しかしながら、多価アルコールは水和物として流れ落ち易いため、洗い流しタイプの毛髪化粧料では効果に乏しいことがあった。また、多価アルコールを配合すると低温時に毛髪化粧料が硬くなる傾向があるため、使用条件によってはべたつきや重さを感じ易く、滑り良い指通り感の点で十分な満足が得られない場合があった。一方、毛髪へのコーティング性が高いシリコーンは、滑り良い指通り感が得られるものの、ハリ・コシ感が強くなるため、柔軟性という面で必ずしも満足のいくものではなかった。さらに、毛髪へ柔軟性を与えるアミノ変性シリコーンを用いた場合では、継続使用により毛髪表面に多量に蓄積されるため、パサつきやごわつきを早期に感じ易く、滑り良い指通り感と毛先までのまとまり感に欠けることがあった。
従って、本発明の課題は、毛先までのまとまり感、べとつきのないしっとりとした潤い感と、さらさらした滑り良い指通り感といった優れた使用感を付与でき、さらには毛先まで柔軟性が付与でき、継続使用においてもパサつきやごわつきを感じさせない毛髪化粧料を提供することにある。
本発明者は、上記事情に鑑み鋭意研究した結果、変性シリコーンとして特定の両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサンを用い、それに特定の分岐型ポリグリセロール変性シリコーンと植物油を組合わせることにより、毛先までのまとまり感、べとつきのないしっとりとした潤い感に加えて、さらさらした滑り良い指通り感といった優れた使用感を付与でき、さらには毛先まで柔軟性が付与できる毛髪化粧料が得られることを見出し、本発明を完成させた。
即ち本発明は、下記成分(A)〜(C)を含有する毛髪化粧料である。
(A)下記一般式(1)で表される両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン
(B)下記一般式(2)で表される分岐型ポリグリセロール変性シリコーン
(C)植物油
Figure 0005732313
(式中、R1は炭素数12〜30の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、R2は置換又は非置換の炭素数1〜6の1価の炭化水素基を示し、R3は3−アミノプロピル基又はN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基を示し、xは1〜2000の整数を示し、yは1〜100の整数を示す。)
Figure 0005732313
(式中、R4は分岐型ポリグリセロール鎖を示し、nは0〜10000の整数を示す。)
本発明により、日常の外的要因であるUVダメージ、パーマ、カラーリング、過度のブラッシングやヘアドライヤーの熱により損傷を受けたダメージヘアに対し、ダメージヘア特有の広がる毛先にまとまり感を付与でき、べたつきのないしっとりとした潤い感と、さらさらとした滑りの良い指通り感を付与でき、さらに毛先まで柔らかな使用感を付与でき、継続使用においてもパサつきやごわつきを感じさせない毛髪化粧料を提供することができる。
以下、本発明の構成について詳述する。
本発明の毛髪化粧料に含有される成分(A)は、下記一般式(1)で表される両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサンである。
Figure 0005732313
式(1)中、R1は炭素数12〜30のアルキル基であり、直鎖状又は分岐鎖状のいずれであってもよい。毛髪化粧料として、毛髪が濡れた状態での柔らかさや、乾燥後のしっとりとした潤い感、さらさらとした滑りの良い指通り感、さらには毛先までの柔らかな使用感を同時に付与できることから、R1としては炭素数16〜24のアルキル基が好ましい。さらに良好なしっとりとした潤い感やさらさらとした滑りの良い指通り感が得られる点から、成分(A)は、25℃で液状(即ち、25℃での粘度が、5〜100,000mPa・s)であることが好ましい。成分(A)を 25℃ にて液状とするためには、R1が直鎖状アルキル基の場合は炭素数16〜18が好ましく、R1が分岐鎖状アルキル基の場合は炭素数16〜30が、中でも炭素数16〜24が好ましい。これらの中でも、さらに炭素数16〜18の直鎖状アルキル基が好ましい。
式(1)中、R2 は、置換又は非置換の炭素数1〜6の1価の炭化水素基である。非置換の炭化水素基としては、例えばメチル基、エチル基、ブチル基、へキシル基、イソプロピル基等の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基;シクロへキシル基等の炭素数3〜6のシクロアルキル基;フェニル基等の炭素数6のアリール基;ビニル基、アリル基等の炭素数2〜6のアルケニル基が挙げられる。また置換炭化水素基としては、例えば、3,3,3−トリフルオロプロピル基などの炭素数1〜6のフルオロアルキル基等が挙げられる。これらの中でも、炭素数1〜6のアルキル基、アリール基が好ましく、特にメチル基、フェニル基が好ましい
式(1)中、R3は、3−アミノプロピル基又はN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基である。
成分(A)の式(1) において、複数のR1は同じであっても異なっていてもよく、複数のR2も同じであっても異なっていてもよい。さらに、複数のR3がある場合にも、同じ基であっても異なる基であってもよい。ただし、製造性の観点からは、R1は同じ基であることが好ましい。
式(1)中、xは整数であり、その値は濯ぎ時の指通り感や髪の柔らかさ、乾燥後のしっとりとした潤い感、滑りの良い指通り感や、毛先までの柔らかな使用感から1以上であり、乾燥後、べたつかず、しっとり感を得る点から2000以下である。好ましくは、xは50〜1500の整数であり、特に好ましくは100〜500の整数である。一方、yは整数であり、その値は、毛髪への吸着性の観点から1以上であり、毛髪の滑り性が重くならず、乾燥後さらさらする点から100以下である。好ましくは、yは1〜50の整数であり、特に好ましくは1〜20の整数である。
さらに、毛髪への吸着性の観点から、xとyの比率は、y/x=0.003〜0.1の範囲が好ましく、乾燥後の指通り感やしっとりとした潤い感が得られる。より好ましくは、y/x=0.004〜0.05の範囲である。y/xを前述した特定の範囲とするためには原料となるアミノ基含有シランやアミノ基含有シリコーン化合物の量と、シリコーンモノマーの量を調整すればよい。
成分(A)の窒素含有量は、乾燥後の滑りの良い指通り感や、しっとりとした潤い感から 0.31質量%以上が好ましい。また、乾燥後に毛先まで柔らかな使用感を与える点から、成分(A)の窒素含有量は2質量%以下の範囲であることが好ましい。これらの中でも、 当該窒素含有量は0.4〜1.5質量%の範囲が好ましく、特に0.4〜1質量%が好ましい。窒素含有量はアミノ基含有シランやアミノ基含有シリコーン化合物の量を調整することで所望の範囲とすることができる。
成分(A)の窒素含有量は、以下のようにして算出される。窒素含有量は、両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサンに含まれる窒素原子としての含有量であり、中和滴定により測定する。より具体的には、任意のサンプル量(0.5〜10g)を約10倍量のイソプロピルアルコールとトルエンの混合溶液(1:1[vol%])に溶解する。指示薬として、テトラブロムフェノールフタレインエチルエステルカリウムを添加し、過塩素酸水溶液にて中和滴定を行う。採取したサンプル量、過塩素酸水溶液の規定度および消費量より、両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン化合物中の窒素原子としての含有量を算出する。
また、成分(A)の25℃における粘度は、5〜100,000mPa・sであることが好ましい。100,000mPa・s以下とすることで、毛髪化粧料が毛髪表面に均一に広がり易くなり、不均一な重い滑りとなってしまうことが抑制できる。一方、5mPa・s以上とすることで、毛髪に残留し、滑り性のある仕上がりを実感できる効果がある。さらに本発明では、25℃における粘度を、50〜9,500mPa・sとするのが好ましく、さらに好ましくは500〜4,000mPa・sである。
成分(A)の粘度は、以下のようにして計測される。両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン化合物の粘度は、市販されている回転粘度計を使用して測定できる。市販の粘度計として、例えば、ブルックフィールド粘度計(米国ブルックフィールド社製)、ビスメトロン粘度計(芝浦システム株式会社製)が挙げられる。後記実施例に用いた化合物(A)の粘度は、ビスメトロン粘度計(芝浦システム株式会社製)を使用して、 25℃における両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン化合物の粘度を測定した。
成分(A)の両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン化合物は、シリコーン化合物の一般的な製造法である平衡化反応により製造できる。即ち、オクタメチルシクロテトラシロキサン等の環状シロキサンをシリコーンモノマーとし、末端封鎖剤及びアミノ基含有シラン又はアミノ基含有シリコーン化合物と共に平衡化する方法である。これにより、成分(A)が製造できる。
成分(A)の製造方法において、平衡化反応に使用される触媒は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化セシウムなどのアルカリ触媒、水酸化テトラメチルアンモニウムなどの第4級アンモニウム触媒、水酸化テトラブチルホスホニウムなどの第4級ホスホニウム触媒、及び前記したこれら化合物のシラノレート類が使用できる。また、平衡化反応における触媒の添加量は、0.1〜 1,000ppmの範囲で使用される。好ましくは、1〜500ppmである。0.1ppm未満では反応が十分に進行せず、また、1,000ppmを超える量では、その量に見合った効果が得られない場合がある。
成分(A)の製造方法において、平衡化反応における反応温度は、反応が進行する温度であれば差し支えないが、通常50〜200℃の範囲で行われ、使用する触媒に応じて、適宜反応温度が選択される。平衡化反応により、低分子量のシロキサンが生成するので、必要に応じて、減圧下或いは常圧下で、これらシロキサン成分を留去すればよい。
毛髪化粧料に配合される成分(A)の形態は、オイル又はエマルジョンのどちらでもよい。成分(A)の含有量は、滑り良い指通り感としっとりとした潤い感を与える点から、毛髪化粧料の総量を基準として0.01〜2質量%の範囲が好ましく、毛先までやわらかな使用感を与える点からは0.05〜1質量%が好ましく、滑り良い指通り感やしっとりとした潤い感と毛先までやわらかな使用感を与える点から、特に好ましくは0.05〜0.5質量%である。
本発明の毛髪化粧料に含有される成分(B)は、下記一般式(2)で表される分岐型ポリグリセロール変性シリコーンであり、ジメチルポリシロキサンの両末端にオキシフェニレン基を含有する連結基を介して分岐型ポリグリセロール鎖が結合した構造を有する化合物である。
Figure 0005732313
式(2)中、フェニレン基部分における酸素原子とトリメチレン基の結合様式は特に限定されず、オルト位、メタ位、パラ位のいずれであってもよい。nは0〜10000の整数を示し、好ましくはnは1〜300である。R4は分岐型ポリグリセロール鎖を示し、下記構造式(3)〜(6)で示されるグリセロール単位から構成され、構造式(3)で示される分岐構造を有するグリセロール単位を少なくとも1つを有し、末端は構造式(6)で示されるグリセロール単位である。また分岐型ポリグリセロール鎖におけるグリセロール単位の平均結合総数は3〜200であり、好ましくは3〜30である。n及びグリセロール単位の平均結合総数が上記の好ましい範囲であれば、潤うまとまり感と指通りの点でより優れた効果を付与することができる。
Figure 0005732313
また、分岐型ポリグリセロール変性シリコーンの25℃における粘度は、10,000〜500,000mPa・sであることが好ましく、しなやかな仕上がり感を付与できるという点からは、20,000〜100,000mPa・sであることが特に好ましい。粘度は、成分(A)と同様、ブルックフィールド粘度計やビスメトロン粘度計等の市販されている回転粘度計を使用して測定することができる。
式(2)で表される分岐型ポリグリセロール変性シリコーンは、例えば両末端にヒドロキシ基で置換されたフェニル基を有する変性シリコーンに、酸性又は塩基性触媒の存在下、2,3−エポキシ−1−プロパノールを添加してグラフト重合させて製造するという、特開2004−339244号公報に記載の方法、その他の一般に知られた方法で製造できる。市販品としては、「ソフケアGS−G」(花王社製)が好ましいものとして挙げられ、艶やかで潤うまとまり感の付与、指通り感の向上及び毛先の広がりの抑制という点から優れた効果を付与することができる。
本発明の毛髪化粧料における成分(B)の含有量は、濯ぎ時の指通り感や仕上がり感の観点から、毛髪化粧料の総量を基準として0.01〜0.5質量%が好ましく、さらに好ましくは0.05〜0.3質量%である。
本発明の毛髪化粧料に含有される成分(C)植物油としては、ホホバ油、シアバター、植物性スクワラン、ツバキ油、サザンカ油、茶実油、綿花油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、トウモロコシ油、ゴマ油、アマニ油、ヤシ油、アボカド油、アーモンド油、ゴマ油、米油、サフラワー油、大豆油、月見草油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、パーム核油、パーム油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、プルーン種子油、ヘチマ種子油、オリーブ油、ローズヒップ油、マカデミアナッツ油、マンゴー種子油、綿実油、ヤシ油、メドウフォーム油等が挙げられる。中でも脂肪酸トリグリセリドを主成分とする植物油が、優れた指通り感や潤い感を与えることから好ましい。脂肪酸トリグリセリドを主成分とする植物油としては、ツバキ油、サザンカ油、茶実油、綿花油、コメヌカ油、コメ胚芽油、小麦胚芽油、ハトムギ油、トウモロコシ油、ゴマ油、アマニ油、ヤシ油、アボカド油、アーモンド油、ゴマ油、米油、サフラワー油、大豆油、月見草油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、パーム核油、パーム油、ヒマシ油、ヒマワリ油、ブドウ種子油、プルーン種子油、ヘチマ種子油、オリーブ油、ローズヒップ油、マカデミアナッツ油、マンゴー種子油、綿実油、ヤシ油、メドウフォーム油等が挙げられる。
これら成分(C)の植物油は、1種単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができ、脂肪酸トリグリセリドを主成分とする植物油を用いるのが好ましい。脂肪酸トリグリセリドを主成分とする植物油の中でも、オリーブ油、ローズヒップ油、ブドウ種子油、アボカド油、メドウフォーム油、ツバキ油は、濯ぎ時の毛髪になめらかな指通り感を与え、乾燥後においても毛髪表面に適度の残留し、滑り良い指通り感、しっとりとした潤い感を与え、さらには、毛先までやわらかな使用感を与えることから、本発明において特に好ましく用いられる。
本発明の毛髪化粧料における成分(C)の含有量は、ベタつき感を抑制する観点から、毛髪化粧料の総量を基準として0.01〜5質量%が好ましく、さらに好ましくは0.05〜2質量%であり、特に好ましくは0.1〜1質量%である。
本発明の毛髪化粧料では、成分(D)として、下記一般式(7)で表されるヒドロキシエーテル型カチオン性界面活性剤を含有させることにより、より優れた仕上がり感とすることが可能となる。
Figure 0005732313
式(7)において、R5〜R8の少なくとも1つは、R9(OCH2CHOHCH2m−で示されるヒドロキシエーテル含有基である。ここでR9は炭素数16〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基であり、例えば、パルミチル基、ステアリル基、アラキル基、ベヘニル基、リグノセリル基、パルミトレイル基、オレイル基、リノレイル基、リノレニル基、エライジル基、イコセノイル基、イソステアリル基等が挙げられる。これらのうち本発明では直鎖のアルキル基が好ましく用いられる。また、mは1〜5の整数である。本発明では、毛髪化粧料の安定性と、乾燥後の滑り良い指通り感及びしっとりとした潤い感の観点から、式(7)のヒドロキシエーテル含有基のR9はステアリル基、アラキル基又はベヘニル基であることが好ましく、特にベヘニル基が好ましい。また、R5〜R8のうちの一つがR9(OCH2CH(OH)CH2m−であることが好ましい。mは1〜3がより好ましい。
式(7)のR5〜R8のうち、上記以外の残りは、炭素数1〜3のアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基、又はベンジル基である。これらのR5〜R8のうち、より好ましくはメチル基、エチル基、ベンジル基であり、さらに好ましくはメチル基である。また、R5〜R8のうちの3つが、炭素数1〜3のアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基、又はベンジル基であるのが好ましく、メチル基であるのがさらに好ましい。
式(2)において、X-は1価のアニオンである。具体的な1価のアニオンとしては、塩素、ヨウ素、臭素等のハロゲンイオン、メトサルフェート、エトサルフェート、メトフォスフェート、エトフォスフェート等の炭素数1又は2の有機アニオンが挙げられる。これらのうち本発明では塩素イオンが好ましく用いられる。
上記のヒドロキシエーテル型カチオン性界面活性剤は、例えば特許3980521号に記載されている方法で製造することができるが、本発明においてヒドロキシエーテル型カチオン性界面活性剤の製造方法は特に限定されない。具体的なヒドロキシエーテル型カチオン性界面活性剤としては、パルミチルPGトリモニウムクロリド、ステアリルPGトリモニウムクロリド、アラキルPGトリモニウムクロリド、ベヘニルPGトリモニウムクロリド、リグノセリルPGトリモニウムクロリド等が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料における成分(D)の含有量は、毛髪化粧料の総量を基準として0.1〜3質量%が好ましく、さらに好ましくは0.5〜2質量%であり、特に好ましくは0.5〜1質量%である。
上記の他、本発明の毛髪化粧料に含有することが好ましい成分として、シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体が挙げられる。シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体は、ケイ素原子に直結する水酸基を2個以上有するシリル化ペプチドの1種以上と、加水分解によってケイ素原子に直結する水酸基を2個以上生じるシラン化合物の1種以上を縮重合させて得られる共重合体であり、例えば特開2003−104847号公報等に記載されている公知の物質である(該公報ではシリコーン化ペプチド− ポリシロキサン化合物共重合体として記載)。シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体は、オルガノポリシロキサン骨格を主鎖とし、そこにペプチドが結合した構造を有しており、ペプチド部分が親水性を示し、オルガノポリシロキサン部分がシリコーン油や炭化水素類等への親和性を示すという特徴を有する。シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体に係るペプチド部分の起源としては、コラーゲン、ゼラチン、ケラチン、絹フィブロイン、セリシン、カゼイン、コンキオリン、エラスチン、卵黄タンパク、卵白タンパク等の動物由来のタンパク質や、大豆、アーモンド、小麦、ビール粕、トウモロコシ、米、イモ類等から得られる植物由来のタンパク質を、公知の各種手段にて加水分解して得られるペプチドが挙げられる。その中でも、コラーゲン、絹フィブロインやセリシン等のシルクタンパク質、又は小麦由来のタンパク質の加水分解により得られるペプチドが好ましい。シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体は、前記公報等に記載された公知技術に従って製造したものが使用できる他、市販されているものを使用することも可能である。具体的には、成和化成社製のPROTESIL ULH(表示名:(トリメチルシリル加水分解コラーゲン/PGプロピルメチルシランジオール)クロスポリマー)、PROTESIL LH(表示名:(加水分解シルク/PG−プロピルメチルシランジオール)クロスポリマー)、PROTESIL GLH(表示名:(トリメチルシリル加水分解コムギタンパク/PGプロピルメチルシランジオール)クロスポリマー)等が挙げられる。本発明では、潤い感とまとまり感の点でよりすぐれた効果が得られることから、ペプチドが加水分解コラーゲン、特に魚鱗由来のコラーゲンの加水分解コラーゲンであるシリル化ペプチド/シラン化合物共重合体が好ましく用いられる。
本発明の毛髪化粧料における当該シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体の含有量は、毛髪表面への適度な吸着によるベタつき感やごわつき感を抑制する観点から、毛髪化粧料の総量を基準として0.01〜5質量%が好ましく、さらに0.05〜2質量%がより好ましい。
さらに本発明の毛髪化粧料には、本発明の効果を損なわない範囲で、その他の成分を含有することができる。係る成分としては、アニオン性界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン性界面活性剤、ポリマー、カチオン化ポリマー、粘度調整剤、植物抽出物、海藻抽出物、ビタミン類、アミノ酸、アミノ酸誘導体、アルコール類、上記以外の油分、パール化剤、保湿成分、香料、色素、紫外線吸収剤、酸化防止剤、殺菌剤、抗炎症剤、防腐剤等が挙げられる。
本発明の毛髪化粧料の構成は、毛髪に使用する任意の化粧料に適用可能であり、ヘアシャンプー、ヘアトリートメント、ヘアコンディショナー、ヘアパック、ヘアスプレー、洗い流さないトリートメント、スタイリング剤等のいわゆる毛髪処理剤等が挙げられる。また、その使用形態も、毛髪に塗布し全体によくなじませた後に濯ぎ流すものや、洗い流さないもの等いずれも含み得る。これらのうち本発明の毛髪化粧料は、塗布後濯ぎ流して使用する、洗い流すタイプの毛髪化粧料、特にヘアトリートメント、ヘアコンディショナーに好適である。
以下、実施例及び比較例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されるものではない。
なお、実施例7及び8は参考例であって、特許請求の範囲に包含されるものではない。
成分(A)の一般式(1)で表される両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサンとして、表1に示す(a1)、(a2)を使用した。
Figure 0005732313
成分(B)の分岐型ポリグリセロール変性シリコーンとして、花王社製のソフケアGS−G(表示名:ビス(ポリグリセリル−3オキシフェニルプロピル)ジメチコン)を使用した。
(仕上がり感についての官能評価方法)
20名のパネルがポリオシキエチレン(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウムの20%水溶液にて洗髪後、頭髪を左右半々に分け、一方にコントロールとして以下の洗い流しタイプのヘアコンディショニング組成物を塗布し、他方に評価する洗い流しタイプのヘアコンディショニング組成物をそれぞれ塗布し、同時に濯いだ後、毛髪を乾燥させ、「指通り感」「潤い感」「まとまり感」「毛先のやわらかさ」の4項目について官能評価した。評価結果は、コントロールのヘアコンディショニング組成物と比較して優れていると評価したパネルの人数で示した。
Figure 0005732313
実施例1〜15、比較例1〜3(洗い流しタイプのへアコンディショニング組成物)
表3に示した配合組成で洗い流しタイプのへアコンディショニング組成物を作製し、その仕上がり感を上記の方法に従って官能評価した。表3に評価結果を併せて示す。
Figure 0005732313
表3の官能評価結果から明らかな通り、本発明の構成を満たす実施例では全ての評価項目において良好な結果が得られた。一方、本発明の構成のいずれかを欠く比較例ではいずれの評価項目においても劣っていた。
(連用試験)
実施例1の洗い流しタイプのへアコンディショニング組成物を用いて、1日1回、1ヶ月の連用試験を行ったが、連用による毛髪のパサつきやごわつきはほとんど感じられず、1ヶ月連用後においても本発明の組成物は優れた性能を有していた。
以下、本発明の毛髪化粧料に係る各種組成物を常法により製造した。尚、実施例の組成物における配合成分の配合量は、全て質量%である。
実施例16(ヘアコンディショナー)
配合成分 配合量
ステアリルアルコール 4.5
セタノール 0.5
濃グリセリン 1.0
プロピレングリコール 2.0
両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性 0.2
オルガノポリシロキサン(a1)
分岐型ポリグリセロール変性シリコーン 0.1
(商品名:ソフケアGS−G[花王社製])
シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体 0.1
(商品名:PROTESIL ULH[成和化成社製])
シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体 0.1
(商品名:PROTESIL LH[成和化成社製])
ローズヒップ油 0.2
オリーブ油 0.2
ブドウ種子油 0.2
イソノナン酸イソノニル 0.1
パルミチン酸イソプロピル 0.1
ポリオキシプロピレン(5)フィトステロール 0.5
セバシン酸ジエチル 1.0
ヒドロキシプロピルトリモニウムハニー 0.1
(商品名:ハニーコート50[Arch Personal Products L.P.社製])
ダイマージリノール酸(フィトステリル 0.1
/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)
(商品名:Plandool−L[日本精化社製])
ビスジグリセリルポリアシルアジペート−2 0.1
(商品名:ソフチザン649[SASOL社製])
ラウロイルグルタミン酸ジ(フィトステリル/オクチドデシル)0.1
(商品名:エルデュウPS−203[味の素社製])
高重合ジメチルポリシロキサンエマルジョン 1.0
(商品名:XS65−B7116
[モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製])
アラニン 0.1
グルタミン酸 0.05
グルタミン酸ナトリウム 0.05
ラミナリアオクロロイカエキス 0.1
(商品名:LAMINAINE−BG[Biotech Marine社製])
メチルパラベン 0.1
フェノキシエタノール 0.2
香料 適 量
イオン交換水 残 余
上記ヘアコンディショナーは、濯ぎ時において指通りがよく滑らかな使用感を有し、乾燥後においては毛先のまとまり感、べとつきのないしっとりとした潤い感と、さらさらとした滑りの良い指通り感の付与に優れていた。さらに毛先まで柔らかな指通り感を付与するものであった。
実施例17(へアトリートメント)
配合成分 配合量
ベヘニルアルコール 1.0
ステアリルアルコール 5.5
セタノール 0.5
両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性 0.2
オルガノポリシロキサン(a1)
分岐型ポリグリセロール変性シリコーン 0.1
(商品名:ソフケアGS−G[花王社製])
シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体 0.1
(商品名:PROTESIL ULH[成和化成社製])
シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体 0.1
(商品名:PROTESIL GLH[成和化成社製])
ローズヒップ油 0.2
ツバキ油 0.1
マカデミアナッツ油 0.2
ホホバ油 0.2
イソノナン酸イソノニル 0.1
パルミチン酸イソプロピル 0.1
ポリオキシプロピレン(5)フィトステロール 0.5
セバシン酸ジエチル 1.0
ジプロピレングリコール 1.0
1,3−BG 1.0
ベヘナミドプロピルジメチルアミン 0.5
ベヘントリモニウムクロリド 1.0
ベヘニルPGトリモニウムクロリド 1.0
ハチミツ 0.1
ローヤルゼリーエキス 0.1
黄山薬抽出液(商品名:黄山薬抽出液 [三省製薬社製]) 0.1
高重合ジメチコノールエマルジョン 1.0
(商品名:XS65−C2173
[モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製])
乳酸 0.2
ソルビトール 1.0
メチルパラベン 0.1
フェノキシエタノール 0.3
香料 適 量
イオン交換水 残 余
上記ヘアトリートメントは、濯ぎ時においてリッチ感に富み、指通りがよく滑らかな使用感を有し、乾燥後においては毛先のまとまり感、べとつきのないしっとりとした潤い感と、さらさらとした滑りの良い指通り感の付与に優れていた。さらに毛先まで柔らかな指通り感を付与するものであった。
実施例18(ヘアシャンプー)
配合成分 配合量
POE(3)ラウリルエーテル硫酸ナトリウム 7.0
ラウリル硫酸アンモニウム 5.0
N−ヤシ油脂肪酸アシル 1.0
−DL−アラニントリエタノールアミン
ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン 4.0
グリセリン 0.5
ジプロピレングリコール 0.5
ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 1.0
両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性 0.1
オルガノポリシロキサン(a1)
分岐型ポリグリセロール変性シリコーン 0.1
(商品名:ソフケアGS−G[花王社製])
シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体 0.1
(商品名:PROTESIL ULH[成和化成社製])
シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体 0.1
(商品名:PROTESIL LH[成和化成社製])
ローズヒップ油 0.1
オリーブ油 0.1
イソノナン酸イソノニル 0.1
パルミチン酸イソプロピル 0.1
ジメチコンエマルジョン 2.0
(商品名:BY22−050A[東レ・ダウコーニング社製])
黄山薬抽出液(商品名:黄山薬抽出液 [三省製薬社製]) 0.1
ヒドロキシプロピルトリモニウムハニー 0.1
(商品名:ハニーコート50[Arch Personal Products L.P.社製])
カチオン化セルロース誘導体 0.5
(商品名:カチナールHC−200[東邦化学社製])
ジメチルジアリルアンモニウムクロライド 1.0
・アクリルアミドコポリマー
(商品名:マーコート550[NALCO社製])
ラミナリアオクロロイカエキス 0.1
(商品名:LAMINAINE−BG[Biotech Marine社製])
EDTA−2Na 0.1
安息香酸ナトリウム 0.1
メチルパラベン 0.1
フェノキシエタノール 0.2
クエン酸 適 量
香料 適 量
精製水 残 余
上記ヘアシャンプーは、濯ぎ時において指通りがよく滑らかな使用感を有し、乾燥後においては毛先のまとまり感、べとつきのないしっとりとした潤い感と、さらさらとした滑りの良い指通り感の付与に優れていた。さらに毛先まで柔らかな指通り感を付与するものであった。
実施例19(アウトバストリートメントミスト)
配合成分 配合量
エタノール 15.0
グリセリン 2.0
ジプロピレングリコール 2.0
1,3−ブチレングリコール 0.5
両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性 0.2

オルガノポリシロキサン(a2)
分岐型ポリグリセロール変性シリコーン 0.1
(商品名:ソフケアGS−G[花王社製])
シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体 0.1
(商品名:PROTESIL ULH[成和化成社製])
ローズヒップ油 0.2
ホホバ油 0.1
イソノナン酸イソノニル 0.1
パルミチン酸イソプロピル 0.1
ポリオキシプロピレン(5)フィトステロール 0.5
セバシン酸ジエチル 0.2
ジメチコン 0.2
ベヘニルアルコール 0.05
フェノキシエタノール 0.2
香料 0.05
イオン交換水 残 余
上記アウトバストリートメントミストは、毛先のまとまり感、毛先にべたつきのないしっとりとした潤い感、さらさらとした滑りの良い指通り感を付与にすることができ、さらに毛先までの柔軟性の持続も良好であった。
実施例20(アウトバストリートメントミルク)
配合成分 配合量
グリセリン 1.0
プロピレングリコール 5.0
1,3−ブチレングリコール 2.0
両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性 0.2
オルガノポリシロキサン(a1)
分岐型ポリグリセロール変性シリコーン 0.1
(商品名:ソフケアGS−G[花王社製])
シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体 0.1
(商品名:PROTESIL ULH[成和化成社製])
オリーブ油 0.2
ローズヒップ油 0.1
イソノナン酸イソノニル 0.1
パルミチン酸イソプロピル 0.1
ポリオキシプロピレン(5)フィトステロール 0.5
セバシン酸ジエチル 1.0
ジメチコン 0.4
ポリシリコーン−13 0.1
ステアリン酸スクロース 2.0
カルボマー 0.4
トリエタノールアミン 0.35
エデト酸ナトリウム 0.01
フェノキシエタノール 0.3
エタノール 8.0
香料 0.1
イオン交換水 残 余
上記アウトバストリートメントミルクは、毛先のまとまり感、毛先にべたつきのないしっとりとした潤い感、さらさらとした滑りの良い指通り感を付与にすることができ、さらに毛先までの柔軟性の持続も良好であった。
実施例21(アウトバストリートメントクリーム)
配合成分 配合量
セトステアリルアルコール 1.5
ポリオキシプロピレン(5)フィトステロール 0.5
セバシン酸ジエチル 1.0
ベヘントリモニウムクロリド 0.1
両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性 0.1
オルガノポリシロキサン(a1)
分岐型ポリグリセロール変性シリコーン 0.1
(商品名:ソフケアGS−G[花王社製])
シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体 0.1
(商品名:PROTESIL ULH[成和化成社製])
シリル化ペプチド/シラン化合物共重合体 0.1
(商品名:PROTESIL GLH[成和化成社製])
オリーブ油 0.2
メドウフォーム油 0.1
イソノナン酸イソノニル 0.1
パルミチン酸イソプロピル 0.1
ベヘニルPGトリモニウムクロリド 0.5
プロピレングリコール 1.0
ジプロピレングリコール 1.5
ジメチコン 1.5
フェニルトリメチコン 0.5
ラウリル硫酸ナトリウム 2.0
マカデミアナッツ脂肪酸フィトステリル 1.3
PEG−10水添ヒマシ油 0.7
ヒドロキシプロピルメチルセルロース 0.3
安息香酸ナトリウム 0.2
フェノキシエタノール 0.5
香料 0.3
イオン交換水 残 余
上記アウトバストリートメントクリームは、毛先のまとまり感、毛先にべたつきのないしっとりとした潤い感、さらさらとした滑りの良い指通り感を付与にすることができ、さらに毛先までの柔軟性の持続も良好であった。
本発明の実施例の組成物に用いた香料を表4に示す。
Figure 0005732313
本発明により、ダメージヘアに対してまとまり感、潤い感、滑りの良い指通り感を付与することができる、従来にない高い使用感と仕上がり感を有する毛髪化粧料が提供できる。

Claims (4)

  1. 下記成分(A)〜(C)を含有する毛髪化粧料。
    (A)下記一般式(1)で表され、窒素含有量が0.4〜1.5質量%であり、25℃における粘度が500〜4,000mPa・sである両末端長鎖アルキル・側鎖アミノ変性オルガノポリシロキサン 0.05〜0.5質量%
    (B)下記一般式(2)で表される分岐型ポリグリセロール変性シリコーン
    (C)植物油
    Figure 0005732313
    (式中、R1は炭素数16〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基を示し、R2メチル基又はフェニル基を示し、R3は3−アミノプロピル基又はN−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピル基を示し、xは100〜500の整数を示し、yは1〜20の整数を示す。)
    Figure 0005732313
    (式中、R4は分岐型ポリグリセロール鎖を示し、nは0〜10000の整数を示す。)
  2. さらに(D)下記一般式(7)で表されるヒドロキシエーテル型カチオン性界面活性剤を含有する請求項1に記載の毛髪化粧料。
    Figure 0005732313
    (式中、R5〜R8の少なくとも1つは、R9(OCH2CH(OH)CH2m−を示し(R9は炭素数16〜24の直鎖又は分岐鎖のアルキル基、アルケニル基又はヒドロキシアルキル基を示し、mは1〜5の整数を示す。)、残りは炭素数1〜3のアルキル基若しくはヒドロキシアルキル基、又はベンジル基を示し、X-は1価のアニオンを示す。)
  3. (C)植物油が、脂肪酸トリグリセリドを主成分とするものである請求項1又は2に記載の毛髪化粧料。
  4. (C)植物油が、ローズヒップ油、オリーブ油、ブドウ種子油、アボカド油、メドウフォーム油及びツバキ油から選択される1種又は2種以上である請求項1〜3いずれかに記載の毛髪化粧料。
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