JP6820966B2 - 車両下部構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車両下部構造に関する。
例えば特許文献1には、車両の下部に設けられるハーネスプロテクタが記載されている。ハーネスプロテクタは、ワイヤハーネスを収容するプロテクタ本体と、プロテクタ本体の側部に設けられ車体パネルに嵌合固定されるクリップと、プロテクタ本体の側部にヒンジ結合されクリップを成形する際に金型を挿通させるクリップ型抜孔が形成されたプロテクタカバーとを備えている。そして、このプロテクタ本体には、線条体としてのウォッシャチューブが複数の保持部に保持されて、プロテクタ本体の長手方向に沿うように隣接して設けられている。
特許3810355号公報
従来の車両下部構造では、プロテクタ本体の内部のワイヤハーネスを分岐させる分岐部が存在すると、分岐部に干渉しないようにウォッシャチューブの一部を下方に迂回させる必要がある。
しかしながら、迂回して配索されたウォッシャチューブは、プロテクタ本体の下面より下方に位置する可能性がある。この時、乗員が車両に乗降する際に上方から伝えられる荷重により、保持部が下方に変位すると、保持部と車体の床面との間にウォッシャチューブが挟まれてしまう虞があった。
本発明は、線条体に過度の荷重が加わることのない、車両下部構造を提供することを目的とする。
本発明は、車体の床面の上方に配置されるハーネスプロテクタとハーネスプロテクタに隣接して配置される線条体とを備える車両下部構造であって、ハーネスプロテクタは、ハーネスを内部に収容する本体部と、本体部の一方の側面から側方に向かって延び、床面との間に線条体を保持する保持部と、本体部の他方の側面よりも側方に設けられ、車体に取り付けられる取付部と、を備え、線条体は、本体部の下面よりも下方に位置する下突部を有し、ハーネスプロテクタは、本体部の下面よりも下方に突出する突出部を有する、車両下部構造を特徴とする。
本発明によれば、線条体に過度の荷重が加わることのない、車両下部構造を提供することができる。
本発明の実施形態に係る車両下部構造で、車両右側のサイドシルに沿ってハーネスプロテクタを配置した様子を上方から見た平面図である。 図1中II−II線に沿った位置での分岐部の構成を示す車両下部構造の断面図である。 実施形態の車両下部構造で、ハーネスプロテクタの車室内側の側面図である。 実施形態の車両下部構造で、ハーネスプロテクタの分岐部付近を下方から見た平面図である。 実施形態の車両下部構造で、フロアパネル上の部材の高さを比較する模式的な断面図である。 実施形態の車両下部構造で、ハーネスプロテクタ及びウォッシャチューブの配置を示す上方から見た平面図である。 実施形態の変形例の車両下部構造で、図5に相当する部分でのフロアパネル上の部材の高さ位置を比較する模式的な断面図である。
以下、本発明の一実施形態について、適宜図面を参照しながら説明する。同一の構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。方向を説明する際には、特に示さない限り、基本的に運転者から見た前後,左右あるいは上下に基づいて説明する。また、「車幅方向」は「左右方向」と同義である。
図1は、本実施形態にかかる車両下部構造が適用された車両1を示すものである。車両1は、床面としてのフロアパネル3の左右両側部に、車両前後方向に沿ってサイドシル2が設けられている。サイドシル2は、主にサイドシルアウタ2aと、サイドシルインナ2bと、インナレインフォース2cとを有して構成されている(図2参照)。
このうち、サイドシルインナ2bの上面部には、取付孔2dが設けられている。また、インナレインフォース2cの上面で、取付孔2dに対応する位置には、取付孔2dよりも大径の挿通孔2eが設けられている。
フロアパネル3の上方には、車室1d内に膨出されるマウント部4を介して、図示しない前側座席が設けられている。前側座席に対応するサイドシル2は、乗員が昇降するドア開口の下縁を構成する。
また、フロアパネル3の上方でサイドシル2の車幅方向内側には、サイドシル2に隣接して配置されるハーネスプロテクタ10と、ハーネスプロテクタ10に隣接して配置される線条体としてのウォッシャチューブ20とが備えられている。
ハーネスプロテクタ10は、ハーネス30を内部に収容する本体部11と、本体部11の一方の側面11aから側方に向かって延び、フロアパネル3との間にウォッシャチューブ20を保持する保持部12と、本体部11の他方の側面11bよりも側方に設けられ、サイドシル2に取付けられる取付部13,13と、を備えている。ここで、取付部13は、側面11bよりも側方に位置していれば良く、本体部11の下面や上面から取付部13が伸びている構造も含まれる。
このうち、また、本体部11は、略コ字状の上,下ケース11u,11d(図2参照)がヒンジ部6によって連結されている。そして、ヒンジ部6を中心として折返すように上,下ケース11u,11dを合わせて係止部7,8にて係止する。
これにより、本体部11の内部には、ハーネス30を車両前後方向に長手方向を沿わせて延在する縦方向断面略ロ字状の空間部9が形成される。また、本体部11は、ドア開口の下辺を構成するサイドシル2に沿って延設されている。このため、空間部9に収納されるハーネス30は、ドア開口の下辺に沿って配索される。
さらに、本実施形態では、図2に示すように、サイドシル2と前側座席の脚部を覆うフットカバー22との間に跨るように、ステップガーニッシュ23が設けられている。
ステップガーニッシュ23は、樹脂製でサイドシル2に沿って長尺形状を呈している。また、ステップガーニッシュ23は、ハーネスプロテクタ10の上面を覆うことにより、サイドシル2とステップガーニッシュ23との間に、ハーネスプロテクタ10を配置している。
また、保持部12は、本体部11の長手方向に所定の間隔を置いて複数、設けられている。各保持部12は、ウォッシャチューブ20の外径の大きさとほぼ同じ径の半円弧状のチューブ受面12aを有している。また、保持部12には、ウォッシャチューブ20を係止する係止爪12bがチューブ受面12aに対向するように突設されている。
そして、保持部12は、本体部11の一方の側面11aから車幅方向で内側の側方に向かって延びていて、フロアパネル3との間にウォッシャチューブ20を保持する。
本実施形態では、各チューブ受面12aの上下方向の向きを隣接配置される保持部12,12で逆向きとなるように形成している。これにより、柔軟性を有するウォッシャチューブ20であっても、保持部12,12が上下から交互に挟込み、安定して保持することができる。
本実施形態の取付部13は、図2に示すように、側面11bから突設される取付アーム13dと、クリップ13aとを有している。
このうち、クリップ13aは、取付アーム13dに基部13cが支持されて、それぞれ下方に向けて頭部13bを突設させている。これらのクリップ13aは、サイドシルインナ2bの上面部に形成されている取付孔2dに頭部13bが挿入されて係止される。
これにより、クリップ13aは、頭部13bをインナレインフォース2cの上面に形成されている挿通孔2eから下方に向けて突出させる。挿通孔2eは、取付孔2dよりも大径に形成されていて、頭部13bが挿通孔2eの周縁に干渉しないように構成されている。
本実施形態では、前後方向に離間した位置に設けられたそれぞれのクリップ13aがサイドシルインナ2bの上面に開口形成されたそれぞれの取付孔2dへ係止される。これにより、ハーネスプロテクタ10の本体部11は、サイドシル2の延設方向(車両前後方向)に沿って装着される。
さらに、ハーネスプロテクタ10は、分岐部14を有している。分岐部14は、長手方向の途中から略直交する車両内側の方向に、ハーネス30の一部を分岐ハーネス31として分岐させている。分岐ハーネス31は、前側座席の下部に接続されて、前側座席に設けられた電子機器と車体側の電子機器との間で電気的な導通が確保されている。
図3に示すように、分岐部14には、本体部11の一方の側面11aに開口部14aが形成されている。開口部14aは、分岐ハーネス31を挿通して側方に向かって導出する。
本実施形態では、開口部14aを形成している本体部11の一方の側面11aから他方の側面11bに至るまで分岐部14に含まれる(図4中二点鎖線の範囲参照)。
また、分岐部14は、ガイド部15を有している。ガイド部15は、本体部11の一方の側面11aから側方に向かって延びて断面略コ字形状を呈している。
分岐部14に位置する保持部12は、ガイド部15の下面側と一体となるように設けられている。ガイド部15の下面側に位置する保持部12は、半円状のチューブ受面12aを下方に向けて一体に形成されている。
ウォッシャチューブ20は、柔軟性を有して中空で湾曲可能な素材で構成されている。
また、ウォッシャチューブ20は、複数の保持部12に保持されて、ハーネスプロテクタ10の側面10aに沿わせて配索されている。
そして、ウォッシャチューブ20は、一部をガイド部15の下方に迂回させている。
すなわち、ガイド部15では、保持部12がチューブ受面12aを下方に向けてウォッシャチューブ20を保持している。
このため、ウォッシャチューブ20は、ガイド部15を介して前側座席の下面側の側方に導出される分岐ハーネス31に干渉しない。
さらに、ウォッシャチューブ20は、分岐ハーネス31と上下方向で重なる部分に下突部21を有している。すなわち、下突部21は、ウォッシャチューブ20が下方に迂回することにより、下側を凸とする谷状に湾曲して、本体部11の下面11cよりも下方に突出されている。
また、図2に示すように、ハーネスプロテクタ10は、突出部40を一体に有している。本実施形態の突出部40は、分岐部14のガイド部15の根元部に設けられている。これにより、突出部40は、本体部11の下面側およびガイド部15の下面側を跨ぐように一側面を開放した下方視略凹字状を呈している。
また、突出部40は、長尺の中央辺部をウォッシャチューブ20に沿うように平行に形成すると共に、中央辺部よりも短い前後辺部を中央部の前,後端からそれぞれ一体となるように車外側に向けて延設している(図4参照)。
そして、突出部40は、本体部11の下面11cよりも下方に突出する下端面41を有している。本実施形態では、図5に示すように下端面41がフロアパネル3の上面と平行となるように形成されている。
また、本実施形態では、フロアパネル3の上面から突出部40の下端面41までの寸法h2は、フロアパネル3の上面から本体部11の下面11cまでの寸法h1よりも、小さく(h2<h1)なるように設定されている。
また、ウォッシャチューブ20の下方のフロアパネル3には、上面側を凹ませた凹部70が形成されている。
そして、フロアパネル3の上面から突出部40の下端面41までの寸法h2は、フロアパネル3の凹部70の底面からウォッシャチューブ20の下突部21までの寸法h3よりも小さく(h2<h3)なるように設定されている。
図6は、本実施形態の車両下部構造でハーネスプロテクタ10及びウォッシャチューブ20の配置を示し、上方から見た平面図である。
車体のフロアパネル3からは、上方に膨出するマウント部4が設けられている。
一方、ハーネスプロテクタ10は、直線状の前側一般部16と、前側一般部16に接続されて、この上方に膨出するマウント部4を避けて、車外側に離れる方向に湾曲する湾曲部17と、前後方向で湾曲部17を挟んで、前側一般部16の反対側に接続される直線状の後側一般部18とを有している。
前側一般部16および後側一般部18は、収納したハーネス30の配索方向である車両前後方向に沿って延びている。
また、前側一般部16と湾曲部17との間は、前側のコーナ部19aによって接続されている。さらに、後側一般部18と湾曲部17との間は、後側のコーナ部19bによって接続されている。このうち、後側のコーナ部19bには、本実施形態の分岐部14が設けられている。
また、本実施形態のガイド部15と一体となる保持部12は、湾曲部17の内側面である側面11aに設けられている。
更に、図4に示すように、前後一組の取付部13,13のうち、後側の取付部13は、分岐部14に設けられている。本実施形態の取付部13は、分岐部14のうち、開口部14aが形成されている側面11aとは、本体部11を挟んで反対側の側面11bに設けられている。
本実施形態の車両下部構造では、図6に示すようにサイドシル2と、フロアパネル3とが接合されている複数のスポット溶接の接合点50を連続させるように、ダストシール60が塗布されている。
取付部13は、ダストシール60が塗布されている部分よりも車外側に位置するように構成されている。
また、図2に示すように、突出部40は、ダストシール60の車内側に位置するフロアパネル3の上面に、下端面41を対向させている。
次に、本実施形態の車両下部構造の作用効果について説明する。
図1に示すように、本実施形態の車両下部構造は、車体のフロアパネル3の上方に配置されるハーネスプロテクタ10とハーネスプロテクタ10に隣接して配置されるウォッシャチューブ20とを備えている。
ハーネスプロテクタ10は、ハーネス30を内部に収容する本体部11と、本体部11の一方の側面11aから側方に向かって延び、フロアパネル3との間にウォッシャチューブ20を保持する保持部12と、本体部11の他方の側面11bに設けられ、車体に取り付けられる取付部13とを備えている。
また、図2に示すように、ウォッシャチューブ20は、本体部11の下面11cよりも下方に位置する下突部21を有している。
そして、ハーネスプロテクタ10は、本体部11の下面よりも下方に突出する突出部40を有している。
このため、本体部11の下面がフロアパネル3に当接するよりも先に、突出部40がフロアパネル3に当接する。これにより、本体部11の下方向への変位を規制することが出来る。したがって、保持部12とフロアパネル3との間にウォッシャチューブ20が挟まれて過度の荷重を受けることを防止することができる。
このように本実施形態では、ウォッシャチューブ20に過度の荷重が加わることのない、車両下部構造が提供される。
さらに、図3および図4に示すように、本体部11は、一方の側面11aに開口する開口部14aから長手方向の途中から略直交する車両内側の側方に向かって、ハーネス30の一部を分岐ハーネス31として分岐させて導きだす分岐部14を設けている。
そして、図2および図3に示すように、突出部40が分岐部14に形成されている。これにより、開口部14aを形成することによって低下してしまう分岐部14の剛性は、突出部40を形成することにより補うことが出来る。
そして、図3に示すように、ウォッシャチューブ20は、分岐ハーネス31を回避するため、分岐部14の下側で下突部21を生じさせている。
しかしながら、分岐部14に形成されている突出部40の下端面41は、下突部21よりも先にフロアパネル3の上面に当接する。このため、確実にウォッシャチューブ20に過度の荷重がかかることを抑制できる。
さらに、図4に示すように、分岐部14は、本体部11の一方の側面11aから側方に向かって延びるガイド部15を有している。ガイド部15は、分岐された分岐ハーネス31をガイドしている。
そして、図3に示すように、分岐部14に設けられたガイド部15が保持部12を一体に設けている。
このため、ガイド部15を利用して保持部12の剛性を向上させることができる。
また、ガイド部15は、分岐部14で分岐した分岐ハーネス31をガイドする(図4参照)。このため、ガイド部15は、保持部12の補強と分岐ハーネス31の導出とに兼用される。したがって、それぞれ部材を設ける必要がないため、部材効率が良好である。
さらに、図2に示すように、保持部12にガイド部15が一体に設けられている。そして、ガイド部15の根元部に位置する突出部40を保持部12に近づけて配置することができる。このため、より確実に保持部12とフロアパネル3との間にウォッシャチューブ20が挟まれることを抑制できる。
本実施形態の車両下部構造では、図6に示すように、車体のフロアパネル3から上方に膨出するマウント部4をさらに備えている。ハーネスプロテクタ10の本体部11は、収納したハーネス30の配索方向に沿って延びる前側一般部16、後側一般部18と、マウント部4から離れる方向に湾曲する湾曲部17とを有している。
そして、分岐部14は、後側一般部18および湾曲部17が接続されるコーナ部19bに設けられている。コーナ部19bは、剛性が比較的高い。このため、分岐部14に開口部14aが形成されることによる剛性の低下を効率よく抑制することができる。
また、分岐部14と一体となる保持部12は、分岐部14の湾曲部17側に設けられることによって、後側一般部18から湾曲部17に向かう方向にウォッシャチューブ20を指向させることができる。このため、ウォッシャチューブ20と上方に膨出しているマウント部4との干渉を防止できる。
さらに、図4に示すように、後側の取付部13は、分岐部14に設けられている。すなわち、取付部13は、保持部12およびガイド部15が含まれる分岐部14と車幅方向に延びて重複する範囲に設けられている。
このため、分岐部14は、比較的剛性の高い取付部13と一体化されてさらに剛性を向上させることができる。
本実施形態の車両下部構造では、図6に示すようにサイドシル2と、フロアパネル3とを接合している部分にダストシール60が連続して塗布されている。このため、良好なシール性を得られる。
さらに、ハーネスプロテクタ10の取付部13は、ダストシール60が塗布されている部分よりも車外側に位置する。また、図2に示すように、突出部40は、ダストシール60の車内側に位置するフロアパネル3の上面に、下端面41を対向させている。
このため、ダストシール60を回避し、ダストシール60の両側に分かれて、取付部13および下端面41が配置される。
これにより、ダストシール60に取付部13の一部または突出部40の下端面41が強く当接して、ダストシール60によって構成される連続したシールが途切れることを防止できる。したがって、ダストシール60の耐久性も向上させることができる。
図7は、実施形態の変形例の車両下部構造で、図5に相当する部分でのフロアパネル3上の部材の高さ位置を比較する模式的な断面図である。なお、実施形態と同一乃至均等な部分については同一符号を付して説明を省略する。
この変形例では、突出部140の下端面141の上下方向位置がウォッシャチューブ20の下突部21の位置よりも寸法h4、下方に突設されている。この場合、図7中に示すように、フロアパネル3の上面を平坦として、実施形態のような凹部70が形成されていなくてもよい。
このように構成された変形例の車両下部構造では、フロアパネル3の上面に近接する突出部140の下端面141がウォッシャチューブ20よりも先にフロアパネル3の上面に当接する。これにより、本体部11の下方向への変位を規制することが出来る。
したがって、保持部12とフロアパネル3との間にウォッシャチューブ20が挟まれて過度の荷重を受けることを防止することができる。また、フロアパネル3の上面を平坦とすることが出来、加工性が良好である。
このように本変形例では、ウォッシャチューブ20に過度の荷重が加わることのない、車両下部構造が提供される。
他の構成および作用効果については、実施形態と同一乃至均等であるので説明を省略する。
本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。上述した実施形態は本発明を理解しやすく説明するために例示したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施形態の構成の一部を他の実施形態の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施形態の構成に他の実施形態の構成を加えることも可能である。また、各実施形態の構成の一部について削除し、若しくは他の構成の追加・置換をすることが可能である。上記実施形態に対して可能な変形は、たとえば以下のようなものである。
本実施形態のハーネスプロテクタ10は、本体部11の下面11cよりも下端面41を下方に突出させた突出部40を有している。フロアパネル3の上面までの寸法h2は、本実施形態のように、フロアパネル3から下面11cまでの寸法h1よりも、小さくなればよく(h2<h1)、たとえば、フロアパネル3の上面に当接されていてもよい。
また、ハーネスプロテクタ10の形状も本実施形態の形状に限定されない。たとえば、保持部12および取付部13の数量や、ハーネスプロテクタ10の形状、および材質が特に限定されるものではない。
さらに、本実施形態では、線条体としてウォッシャチューブ20を用いて説明してきたが特にこれに限らず、車両1に配索されるフューエルチューブやエアダクト、リアカメラへの配線等、どのような配管や配線であってもよい。
3 フロアパネル(床面)
10 ハーネスプロテクタ
11 本体部
11a (一方の)側面
11b (他方の)側面
11c 下面
12 保持部
13 取付部
20 ウォッシャチューブ(線条体)
21 下突部
30 ハーネス
40,140 突出部

Claims (5)

  1. 車体の床面の上方に配置されるハーネスプロテクタと前記ハーネスプロテクタに隣接して配置される線条体とを備える車両下部構造であって、
    前記ハーネスプロテクタは、
    ハーネスを内部に収容する本体部と、
    前記本体部の一方の側面から側方に向かって延び、前記床面との間に線条体を保持する保持部と、
    前記本体部の他方の側面よりも側方に設けられ、前記車体に取り付けられる取付部と、を備え、
    前記線条体は、前記本体部の下面よりも下方に位置する下突部を有し、
    前記ハーネスプロテクタは、本体部の下面よりも下方に突出する突出部を有する、
    ことを特徴とする車両下部構造。
  2. 前記本体部は、前記一方の側面に開口する開口部から前記ハーネスを側方に向かって分岐させる分岐部を設け、
    前記突出部は、前記分岐部に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の車両下部構造。
  3. 前記分岐部は、前記本体部の一方の側面から側方に向かって延びるガイド部を有し、
    前記保持部は、前記ガイド部と一体となるように設けられていることを特徴とする請求項2に記載の車両下部構造。
  4. 前記車体の床面から上方に膨出する膨出部をさらに備え、
    前記本体部は、前記収納したハーネスの配索方向に沿って延びる一般部と、
    前記膨出部から離れる方向に湾曲する湾曲部とを有し、
    前記分岐部は、前記一般部および前記湾曲部のコーナ部に設けられ、
    前記保持部は、前記湾曲部に設けられていることを特徴とする請求項3に記載の車両下部構造。
  5. 前記取付部は、前記分岐部に設けられていることを特徴とする請求項2〜4のうちいずれか一項に記載の車両下部構造。
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