JP6779330B2 - テープカートリッジ - Google Patents
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Description
このテープカセットには、テープ送りローラーと、第1のテープが巻回された第1テープスプールと、インクリボンが巻回されたリボンスプールと、インクリボンを巻き取るリボン巻取スプールとが収容されている。また、テープカセットのカセットケースには、テープ送りローラーに対応するローラー支持孔と、第1テープスプールに対応する第1テープ支持孔と、リボン巻取スプールに対応する巻取支持孔とが形成されている。さらに、カセットケースには、テープカセットの装着をガイドするためのガイド孔と、カセットケースを位置決めするための2つのピン孔とが形成されている。
一方、テープ印字装置のカセット装着部には、ローラー支持孔に対応するテープ駆動軸と、巻取支持孔に対応するリボン巻取軸と、ガイド孔に対応するガイド軸と、2つのピン孔に対応する2本の位置決めピンとが立設されている。
カセット装着部にテープカセットを装着すると、テープ送りローラーにテープ駆動軸が嵌装され、リボン巻取スプールにリボン巻取軸が嵌装され、ガイド孔にガイド軸が挿入され、2つのピン孔に2本の位置決めピンが挿入される。
この場合、テープ駆動軸とガイド軸とは、カセット装着部から大きく突出しており、これら対応するテープ送りローラー(ローラー支持孔)とガイド孔とは、テープカセットにおける平面視対角位置に配置されている。これにより、テープカセットは、カセット装着部に対し、正確かつスムーズに装着される。
図1は、テープ印刷装置およびこれに装着されるテープカートリッジの外観斜視図である。同図に示すように、テープ印刷装置1は、外殻を構成する装置ケース3と、テープカートリッジ100が着脱自在に装着されるカートリッジ装着部5と、カートリッジ装着部5を開閉する開閉蓋7と、を備えている。装置ケース3の上面には、奥側にカートリッジ装着部5が設けられ、中央にディスプレイ11が設けられ、手前側にキーボード13が設けられている。開閉蓋7の近傍には、指掛け用の窪入部15が設けられている。開閉蓋7は、この窪入部15に指を掛け引き上げることにより開放される。そして、装置ケース3の側面(左側面)には、印刷テープ102が排出される縦長のテープ排出口17が設けられている。
図2および図5に示すように、テープカートリッジ100は、印刷テープ102をテープコア104に巻回したテープロール106と、インクリボン110を繰出しコア112に巻回したリボンロール114と、を備えている。また、テープカートリッジ100は、使用後のインクリボン110を巻き取る巻取りコア116と、印刷ヘッド21が当接すると共に印刷テープ102およびインクリボン110を送るプラテンローラー120(プラテン)と、を備えている。さらに、テープカートリッジ100は、これらテープロール106、リボンロール114、巻取りコア116およびプラテンローラー120を収容したカートリッジケース130と、を備えている。このように、本実施形態のテープカートリッジ100は、外殻をカートリッジケース130で覆われた、いわゆるシェル構造を有している。
図1および図3に示すように、カートリッジ装着部5は、テープカートリッジ100の平面形状と相補的な平面形状に形成されると共に、装着可能な複数種のテープカートリッジ100のうち、最大厚のテープカートリッジ100に対応する深さを有して、窪入形成されている。この場合、カートリッジ装着部5の底板部を構成する装着ベース31と側板部33とは、樹脂等で一体に形成(成形)されている。カートリッジ装着部5と上記のテープ排出口17との間には、スリット状のテープ排出経路35が形成されており、この部分に、上記のテープ切断機構部27が内蔵されている。
次に、図2、図5および図6を参照して、テープカートリッジ100について詳細に説明する。なお、テープカートリッジ100の説明では、図2を例に、テープカートリッジ100の上正面である装着方向手前の面を「表面」と、逆側の装着方向奥側の面を「裏面」と、左側の側面を「左側面」と、右側の側面を「右側面」と、上側の円弧状の側面を「先端面」と、下側の側面を「基端面」と、称呼するものとする。
次に、図7ないし図9を参照して、第1実施形態に係るテープカートリッジ100の被ガイド部182(第2被ガイド部)およびプラテンローラー120の構造について、カートリッジ装着部5のガイドピン50(第2ガイドピン)およびプラテン駆動軸45の構造と共に詳細に説明する。上述のように、カートリッジ装着部5には、相互に離間してプラテン駆動軸45およびガイドピン50が設けられ、これに対応して、テープカートリッジ100には、プラテンローラー120および被ガイド部182が設けられている。
次に、図10を参照して、第2実施形態に係るテープカートリッジ100Aの被ガイド部182Aおよびプラテンローラー120の構造について、カートリッジ装着部5のガイドピン50およびプラテン駆動軸45の構造と共に詳細に説明する。また、第2実施形態では、主に第1実施形態と異なる部分について説明する。
Claims (5)
- テープカートリッジが着脱可能に装着されるカートリッジ装着部に、位置決め突起と、相互に離間して設けられたプラテン駆動軸およびガイドピンと、を備えたテープ印刷装置の、前記カートリッジ装着部に着脱可能に装着されるテープカートリッジであって、
外郭を構成するカートリッジケースと、
前記カートリッジ装着部に装着した際に、前記位置決め突起が挿入されているテープコアを有し、印刷テープを前記テープコアに巻回したテープロールと、
前記テープロールを前記カートリッジケース内に収容するテープ収容エリアと、
前記カートリッジケースの外周面のうち、前記テープ収容エリアを挟んで互いに対向する箇所に配設され、前記着脱する際に、前記テープカートリッジを把持するための一対の把持部と、
前記カートリッジ装着部に装着した際に、前記プラテン駆動軸が挿入されているプラテンローラーと、前記カートリッジ装着部に装着した際に前記ガイドピンと対向する対向部と、を備え、
前記カートリッジケースは、前記テープ印刷装置に装着されたとき、平面視において、L字状の外観を呈し、
前記対向部は、平面視において、前記テープ収容エリアの周囲を構成する前記外周面のうち、一対の前記把持部を結ぶ第1の仮想線を跨いで、前記プラテンローラーに対し反対側となる部位に凹設され、
前記位置決め突起は、前記プラテン駆動軸の中心と前記ガイドピンの中心とを結ぶ第2の仮想線上に位置し、前記プラテン駆動軸と前記ガイドピンとの間に設けられていることを特徴とするテープカートリッジ。 - 前記対向部は、前記プラテンローラー側に向かって窪入するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載のテープカートリッジ。
- 前記カートリッジケースには、前記カートリッジ装着部に装着される際に印刷ヘッドが挿入される挿入開口と、前記挿入開口に隣接し、リボンロールが収容されるリボン収容エリアと、が形成されることを特徴とする請求項1または2に記載のテープカートリッジ。
- テープカートリッジが着脱可能に装着されるカートリッジ装着部に、位置決め突起と、相互に離間して設けられたプラテン駆動軸およびガイドピンと、を備えたテープ印刷装置の、前記カートリッジ装着部に着脱可能に装着されるテープカートリッジであって、
外郭を構成するカートリッジケースと、
前記カートリッジ装着部に装着した際に、前記位置決め突起が挿入されているテープコアを有し、印刷テープを前記テープコアに巻回したテープロールと、
インクリボンをリボン繰出しコアに巻回したリボンロールと、
前記カートリッジ装着部に装着した際に前記プラテン駆動軸が挿入されているプラテンローラーと、前記カートリッジケースの外周面に設けられ、前記カートリッジ装着部に装着した際に前記ガイドピンと対向する対向部と、
前記外周面のうち、前記テープロールを収容するテープ収容エリアを挟んで互いに対向する面に配設され、前記着脱する際に前記テープカートリッジを把持するための一対の把持部と、を備え、
前記カートリッジケースには、
前記カートリッジ装着部に装着される際に印刷ヘッドが挿入される挿入開口と、
前記カートリッジケースの第1方向において前記挿入開口に隣接し、前記リボンロールおよび印刷後の前記インクリボンを巻き取るリボン巻取りコアを収容するリボン収容エリアと、
前記カートリッジケースの前記第1方向と直交する第2方向において前記挿入開口に隣接し、前記テープロールを収容するテープ収容エリアと、が形成され、
前記プラテンローラーは、前記第2方向において前記挿入開口に隣接し、
前記対向部は、平面視において、前記一対の把持部を結ぶ第1の仮想線を跨いで、前記プラテンローラーに対し反対側となる部位に凹設され、
前記位置決め突起は、前記プラテン駆動軸の中心と前記ガイドピンの中心とを結ぶ第2の仮想線上に位置し、前記プラテン駆動軸と前記ガイドピンとの間に設けられていることを特徴とするテープカートリッジ。 - 前記対向部は、前記プラテンローラー側に向かって窪入するように形成されていることを特徴とする請求項4に記載のテープカートリッジ。
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- 2019-04-01 JP JP2019070163A patent/JP6779330B2/ja active Active
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