JP6769851B2 - 車両用のブレーキシステムの液圧制御ユニット - Google Patents
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Description
なお、以下では、本発明に係る液圧制御ユニットを含むブレーキシステムが、四輪車に搭載されている場合について説明しているが、本発明に係る液圧制御ユニットを含むブレーキシステムは、四輪車以外の他の車両(二輪車、トラック、バス等)に搭載されてもよい。また、以下で説明する構成、動作等は、一例であり、本発明に係る液圧制御ユニットを含むブレーキシステムは、そのような構成、動作等である場合に限定されない。また、各図において、同一の又は類似する部材又は部分には、同一の符号を付している、又は、符号を付すことを省略している。また、細かい構造については、適宜図示を簡略化又は省略している。
以下に、実施の形態1に係るブレーキシステムを説明する。
<ブレーキシステムの構成及び動作>
実施の形態1に係るブレーキシステムの構成及び動作について説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係るブレーキシステムの、システム構成の例を示す図である。
ここで、副流路14の上流側端部が、本発明の第2上流側端部に相当する。副流路14の下流側端部が、本発明の第1下流側端部に相当する。主流路13の途中部13bが、本発明の第2途中部に相当する。供給流路15の上流側端部が、本発明の第1上流側端部に相当する。供給流路15の下流側端部が、本発明の第2下流側端部に相当する。副流路14の途中部14aが、本発明の第1途中部に相当する。
込め弁31が開放され、弛め弁32が閉鎖され、第1切換弁35が開放され、且つ、第2切換弁36が閉鎖されている状態で、車両100のブレーキペダル16が操作された際に、ブレーキペダル16のポジションセンサの検出信号及び液圧回路2の液圧センサの検出信号から、液圧回路2の液圧の不足又は不足の可能性が検知されると、制御器52は、アクティブ増圧制御動作を開始する。
ブレーキシステム1は、図2に示されるような、倍力装置17が省略されたブレーキシステム1であってもよい。このような倍力装置17が省略されたブレーキシステム1の場合、使用者のブレーキペダル16の踏力は、倍力装置17で倍力されず、直接、マスタシリンダ11のピストンに伝達されることとなる。このため、使用者がブレーキペダル16を踏み込もうとした際、マスタシリンダ11のピストンを介して、ブレーキペダル16には、液圧回路2内のブレーキ液の液圧が反力として作用する。
実施の形態1に係るブレーキシステムのダンパユニットの詳細について説明する。
図3は、本発明の実施の形態1に係るブレーキシステムの、ダンパユニットの搭載状態を示す部分断面図である。また、図4は、図3におけるA−A線での断面図である。なお、図3では、ダンパユニット37以外の部材のみが、断面で示されている。図5及び図6は、本発明の実施の形態1に係るブレーキシステムの、ダンパユニットの詳細を示す断面図である。なお、図5は、図3におけるB−B線での断面図であり、図6は、図5におけるC−C線での断面図である。
実施の形態1に係るブレーキシステムの効果について説明する。
ブレーキシステム1の液圧制御ユニット50では、供給流路15にダンパユニット37が設けられている。そのため、第2切換弁36が開いた状態でポンプ34が駆動されることで生じる脈動が、供給流路15及びマスタシリンダ11を介して、ブレーキシステム1の入力部(例えばブレーキペダル16等)に伝搬することが抑制される。
なお、図7は、本発明の実施の形態1に係るブレーキシステムの、ダンパユニットの搭載状態を示す部分断面図であり、ドーム状膜体が外面側に膨張するように変形した状態を示す図である。この図7は、図3と同じ方向からダンパユニット37の搭載状態を観察した図であり、図3と同様にダンパユニット37以外の部材のみが断面で示されている。また、図7に示す二点鎖線は、ドーム状膜体80の側部の内面に凸部80cが形成されていない場合の、ドーム状膜体80の形状を示している。
実施の形態1では、ドーム状膜体80の内面には、連通口61aと対向する位置のみに凸部80cが形成されていた。しかしながら、凸部80cが形成される位置は、当該位置に限定されるものではない。ドーム状膜体80の内面において、連通口61aと対向する位置以外の位置にも、凸部80cを形成してもよい。これにより、本実施の形態2及び後述の実施の形態3で示す効果を得ることができる。
なお、実施の形態1に係るブレーキシステムと重複又は類似する説明は、適宜簡略化又は省略している。
実施の形態2に係るブレーキシステムのダンパユニットの詳細について説明する。
図10〜図12は、本発明の実施の形態2に係るブレーキシステムの、ダンパユニットの詳細を示す断面図である。また、図13は、本発明の実施の形態2に係るブレーキシステムの、ダンパユニットの搭載状態を示す部分断面図である。なお、図10は、図3におけるB−B線に相当する線での断面図である。また、図11は、図10におけるC−C線での断面図であり、図12は、図10におけるD−D線での断面図である。また、図13は、図3におけるA−A線に相当する線での断面図である。
実施の形態2に係るブレーキシステムの効果について説明する。
好ましくは、ブレーキシステム1の液圧制御ユニット50では、ドーム状膜体80の側部の内面に、ドーム状膜体80の軸線方向に延びる複数の凸部80cが、その軸線を基準とする互いに異なる周方向に形成されている。そのように構成されることで、ドーム状膜体80の剛性を向上しつつ、ダンパユニット37の減衰性能を最適化することが可能となる。また、ドーム状膜体80の側部の内面に凸部80cが形成されていないダンパユニット37では、収容室61のブレーキ液の液圧が上昇していくと、収容室61に流入するブレーキ液の増加が早い段階で飽和してしまうが、複数の凸部80cが形成されていることにより、その飽和を遅らせることが可能であるため、高圧領域における減衰性能が向上される。
以下に、実施の形態3に係るブレーキシステムについて説明する。
なお、実施の形態1及び実施の形態2に係るブレーキシステムと重複又は類似する説明は、適宜簡略化又は省略している。
実施の形態3に係るブレーキシステムのダンパユニットの詳細について説明する。
図14〜図16は、本発明の実施の形態3に係るブレーキシステムの、ダンパユニットの詳細を示す断面図である。また、図17は、本発明の実施の形態3に係るブレーキシステムの、ダンパユニットの搭載状態を示す部分断面図である。なお、図14は、図3におけるB−B線に相当する線での断面図である。また、図15は、図14におけるC−C線での断面図であり、図16は、図14におけるE−E線での断面図である。また、図17は、図3におけるA−A線に相当する線での断面図である。
実施の形態3に係るブレーキシステムの効果について説明する。
好ましくは、ブレーキシステム1の液圧制御ユニット50では、ドーム状膜体80の側部の内面に、ドーム状膜体80の軸線方向に延びる複数の凸部80cが、その軸線を基準とする互いに異なる周方向に形成されている。更に、収容室61にブレーキ液が充填されていない状態で、ポール部72は、ドーム状膜体80の内側に隙間嵌めの状態で嵌合する。つまり、複数の凸部80cの頂部の少なくとも一部は、ポール部72の側部に当接しない。そのように構成されることで、ドーム状膜体80を柱状体70に組み付ける際に、ドーム状膜体80の内面が損傷してしまうことが抑制されて、ダンパユニット37の耐久性が向上される。
Claims (3)
- 車両用のブレーキシステムの液圧制御ユニットであって、
前記ブレーキシステムは、
マスタシリンダとホイールシリンダとを連通させる主流路と、前記主流路のブレーキ液を逃がす副流路と、前記副流路の途中部である第1途中部にブレーキ液を供給する供給流路と、を有する液圧回路を含み、
前記副流路の下流側端部である第1下流側端部は、前記主流路の途中部である第2途中部に接続されており、
前記供給流路の上流側端部である第1上流側端部は、前記マスタシリンダに連通し、
前記液圧制御ユニットは、
収容室と、前記供給流路の一部を構成し、該収容室の側面に形成された連通口を介して該収容室と連通する内部流路と、有する基体と、
前記主流路のうちの前記第2途中部を基準とする前記ホイールシリンダ側の領域に設けられている込め弁と、
前記副流路において該副流路の上流側端部である第2上流側端部と前記第1途中部との間となる領域に設けられている弛め弁と、
前記副流路のうちの前記第1途中部と前記第1下流側端部との間の領域に設けられ、吸込側が該第1途中部に連通し、吐出側が該第1下流側端部に連通するポンプと、
前記主流路のうちの前記第2途中部を基準とする前記マスタシリンダ側に設けられている第1切換弁と、
前記供給流路に設けられている第2切換弁及びダンパユニットと、を備えており、
前記ダンパユニットは、
前記基体の前記収容室に収容され、
前記基体に保持されている基部と、前記基部に立設され、内部に空間が形成され、側部に前記空間に通じる貫通穴が形成されているポール部と、を有する柱状体と、
前記ポール部の先端部及び前記側部を覆うドーム状膜体と、を備えており、
前記収容室にブレーキ液が充填されていない状態で、前記ドーム状膜体の内面と前記ポール部の前記側部の少なくとも一部との間に、隙間が形成されており、
前記ドーム状膜体の側部の内面には、前記ドーム状膜体の軸線方向と垂直な断面において前記連通口と対向する位置に、前記ドーム状膜体の軸線方向に延びる凸部が形成されている、
液圧制御ユニット。 - 前記ダンパユニットは、前記供給流路において該供給流路の下流側端部である第2下流側端部と前記第2切換弁との間となる領域に設けられている、
請求項1に記載の液圧制御ユニット。 - 前記ダンパユニットは、前記供給流路のうちの前記第1上流側端部と前記第2切換弁との間の領域に設けられている、
請求項1に記載の液圧制御ユニット。
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DE102014211382A1 (de) * | 2014-06-13 | 2015-12-17 | Robert Bosch Gmbh | Hydraulikaggregat für eine Schlupfregelung einer hydraulischen Fahrzeugbremsanlage |
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