JP6762671B2 - シートベルトショルダアンカ補強部材 - Google Patents

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Description

本発明はリヤシートで用いるシートベルトショルダアンカ補強部材に関するものであり、特にリアセンターシートベルトを有する車両に好適に利用できるシートベルトショルダアンカ補強部材に関する。
リヤシートベルトのショルダアンカは、衝突時に荷重がかかるため、補強部材が配置される。特許文献1には、リヤシートベルトのショルダアンカ部とホイールハウス部を繋ぐピラーが配設された構造が開示されている。
特開2006−103436号公報
特許文献1のピラー構造は、ショルダアンカ取付部の補強構造を含むものであるが、インナパネルを構成する閉断面のピラー部材のため、質量が増加するという課題があった。また、ピラー構造がホイールハウス上面に着地することで、サスペンションからの突き上げ荷重に対する剛性は持たせているものの、サスペンションアブソーバからの操縦安定性に影響する振幅を抑制する効果はなかった。
本発明は上記の課題に鑑みて想到されたものであり、リヤシートベルトのショルダアンカ取付部の補強を行い、同時にショックアブソーバの振幅を抑制するシートベルトショルダアンカ補強部材を提供するものである。
より具体的に本発明に係るシートベルトショルダアンカ補強部材は、
コイルスプリングがフロアサイドメンバーで支持され、ショックアブソーバが前記フロアサイドメンバーに接合されたインナパネルとアウタパネルで構成されたタイヤハウスの前記インナパネル上部に取り付けられた後車輪のタイヤハウス近傍に配置されたシートに用いるシートベルトショルダアンカ補強部材であって、
前記補強部材下端は、前記インナパネル前記ショックアブソーバ取付部と車両前後方向の側面視で略一致する位置まで延設され
補強部材上端部位置がバックドア開口の上辺を補強するバックドア開口補強部と、車両前後方向の側面視で略一致することを特徴とする。
本発明に係るシートベルトショルダアンカ補強部材は、リアピラー上部からタイヤハウスのショックアブソーバ取付部と車両前後方向で一致する位置まで延設されているので、ショックアブソーバの振動に対する突っ張り部材となり、ショックアブソーバの減衰による振動を抑制することができる。結果、操縦安定性が向上するという効果を奏する。
また、リアピラー上部まで延設されるので、リヤシートベルトショルダアンカの取付部としての剛性も十分発揮することができる。
本発明に係るシートベルトショルダアンカ補強部材が配置された状態を車両側面視した図である。 図1の視点を変えた図である。 タイヤハウス付近を上方から見た平面図である。
以下に本発明に係るシートベルトショルダアンカ補強部材について図面を用いながら説明を行う。なお、以下の説明は本発明の一実施形態を例示するものであり、本発明は以下の説明に限定されない。したがって、以下の説明は本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて改変することができる。なお、本明細書において矢印Frは車両の進行方向の前方向を示し、矢印Rrは車両後方向を示すものとする。また矢印Upは重力上方向を表し、矢印Dnは重力下方向を表す。
図1に本発明に係るシートベルトショルダアンカ補強部材10を車両側面から見た図を示す。シートベルトショルダアンカ補強部材10は、後部座席の後方に形成されるリアピラー12に配置される。ここでリアピラー12とは、所謂Cピラー若しくはDピラーと呼ばれる柱部分である。図では、クォーターウィンドウ14も配置された場合を示している。
シートベルトショルダアンカ補強部材10は、後車輪のタイヤハウス18近傍に配置されたシートのために用いるシートベルトショルダアンカ取付部16aからタイヤハウス18まで延設されている。なお、「後車輪のタイヤハウス18近傍に配置されたシート」は、所謂後部座席と解してよい。
タイヤハウス18のインナパネル18i(図3参照)には、ショックアブソーバ20の取付部20aが形成されている。シートベルトショルダアンカ補強部材10は、タイヤハウス18のアウタパネル18o(図3参照)に着地する。そして、車両前後方向でショックアブソーバ20の取付部20aと、シートベルトショルダアンカ補強部材10とタイヤハウス18の接合部10a(図3参照)は一致している。
なお、コイルスプリング22はタイヤハウス18の車両内側に配置されるフロアサイドメンバー24で支持される。
これを別の角度から説明する。図2には、車両左後方斜め上方から左後車輪付近を見た図を示す。シートベルトショルダアンカ補強部材10は、断面ハット型の補強材である。上部は、シートベルトショルダアンカ取付部16aを含み、上部前方側はクォーターウィンドウ14直後まで及ぶ。また下部は、タイヤハウス18のアウタパネル18oと接合部10aで接続される。
タイヤハウス18において、シートベルトショルダアンカ補強部材10がアウタパネル18oと接合している接合部10aと、ショックアブソーバ20の取付部20aは、車両前後方向で一致する。つまり、車両側面からの側面視では、シートベルトショルダアンカ補強部材10がアウタパネル18oと接合している接合部10aと、ショックアブソーバ20の取付部20aは、略一致する。
図3には、タイヤハウス18付近を上方から見た平面図を示す。これは左後車輪のタイヤハウス18を示す。フロアサイドメンバー24にタイヤハウス18は接合されている。またタイヤハウス18はインナパネル18iとアウタパネル18oで形成されている。ショックアブソーバ取付部20aは、タイヤハウス18上部のインナパネル18i側に設けられている。また、シートベルトショルダアンカ補強部材10の下端(接合部10a)はタイヤハウス18のアウタパネル18oの上部に設けられている。そして、タイヤハウス18上でのこれらの取付位置は、車両前後方向で略一致する。フロアサイドメンバー24にはコイルスプリング22の取付部22aが設けられている。
図2を再び参照する。シートベルトショルダアンカ補強部材10は、シートベルトショルダアンカ取付部16aをカバーする。さらにリアセンターシートベルト26が配置されている場合は、その中間アンカ26maをも含む。なお、リアセンターシートベルトアンカ26aは、後部座席天井の、バックドア開口28の上辺に車両幅方向に断面コの字状に形成されるバックドア開口補強部29に設けられる。
また、バックドアが配置されている場合には、シートベルトショルダアンカ補強部材10は、バックドア開口28の付近まで延設され、シートベルトショルダアンカ補強部材10の上端部10b(図1参照)は、側面視でバックドア開口補強部29と車両の前後方向で略一致する。
以上の構成を有するシートベルトショルダアンカ補強部材10の作用について説明する。図1を参照して、シートベルトショルダアンカ補強部材10は、車両前後方向でショックアブソーバ20と同じ位置に配置されるので、ショックアブソーバ20からの荷重に対しては突っ張り部材となる。したがって、ショックアブソーバ20が減衰振動する際にその振幅を抑制するのに効果的である。結果、走行時に車体の接地安定性を確保することができ、操縦性が向上する。
また、シートベルトショルダアンカ取付部16aを領域に含むので、衝突時のリアシートベルト16からの大きな入力に耐える構造を提供することができる。
図2および図3を参照する。フロアサイドメンバー24に接合されたタイヤハウス18は、インナパネル18i側にショックアブソーバ20の取付部20aをタイヤハウス18上部に形成されていると、ショックアブソーバ20からの荷重によって内側に倒れる力が働く。シートベルトショルダアンカ補強部材10は、タイヤハウス18のアウタパネル18o側に、ショックアブソーバ取付部20aと一致する位置に接続されている。したがって、タイヤハウス18内側を上方に突き上げる力に対して、タイヤハウス18外側で下方に向かう抗力を発生させる。結果、タイヤハウス18の剛性を確保することができる。
また、バックドアが配置される場合は、バックドア開口28の上辺から上部コーナ付近の剛性を向上させることができる。
リアセンターシートベルト26が配置されている場合は、バックドア上辺に形成されるバックドア開口補強部29にリアセンターシートベルトアンカ26aが設置される。したがって、バックドア開口28の上辺から上部コーナ付近の剛性向上は、リアセンターシートベルトアンカ26aの補強を兼ねている。
さらに、クォーターウィンド14が配置されている場合は、シートベルトショルダアンカ補強部材10の存在が、クォーターウィンド14の後部からバックドア開口28の上辺までを強固に固めることとなり、リアセンターシートベルトアンカ26aの強度向上に有効である。
また、クォーターウィンドウ14の後部からバックドア開口28の上辺までの強度向上は、後面衝突時のクォーターウィンドウ14の開口に起因するバックドア開口部の前方への回転変形を抑制することができる。さらにクォーターウィンドウ14直後が補強されているので、クォーターウィンドウ14のガラス割れが発生しても、リアシートベルト16の強度が大きく低下することはない。
本発明に係わるシートベルトショルダアンカ補強部材は、サスペンションがコイルスプリングとショックアブソーバに分かれているタイプの車両に好適に利用することができる。さらに、クォーターウィンドウ、バックドア、センターシートベルトを有する車両にも好適に利用することができる。
10 シートベルトショルダアンカ補強部材
10b 上端部
10a 接合部
12 リアピラー
14 クォーターウィンドウ
16 リアシートベルト
16a シートベルトショルダアンカ取付部
18 タイヤハウス
18i インナパネル
20 ショックアブソーバ
20a ショックアブソーバ取付部
18o アウタパネル
22 コイルスプリング
24 フロアサイドメンバー
26 リアセンターシートベルト
26ma 中間アンカ
26a リアセンターシートベルトアンカ
28 バックドア開口
29 バックドア開口補強部

Claims (1)

  1. コイルスプリングがフロアサイドメンバーで支持され、ショックアブソーバが前記フロアサイドメンバーに接合されたインナパネルとアウタパネルで構成されたタイヤハウスの前記インナパネル上部に取り付けられた後車輪のタイヤハウス近傍に配置されたシートに用いるシートベルトショルダアンカ補強部材であって、
    前記補強部材下端は、前記インナパネル前記ショックアブソーバ取付部と車両前後方向の側面視で略一致する位置まで延設され
    補強部材上端部位置がバックドア開口の上辺を補強するバックドア開口補強部と、車両前後方向の側面視で略一致することを特徴とするシートベルトショルダアンカ補強部材。
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