JP6747780B2 - 4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの製造方法 - Google Patents

4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6747780B2
JP6747780B2 JP2015093389A JP2015093389A JP6747780B2 JP 6747780 B2 JP6747780 B2 JP 6747780B2 JP 2015093389 A JP2015093389 A JP 2015093389A JP 2015093389 A JP2015093389 A JP 2015093389A JP 6747780 B2 JP6747780 B2 JP 6747780B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydroxybenzoic acid
chain ester
weight
reaction
hydroxybenzoate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015093389A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016210699A (ja
Inventor
裕介 喜田
裕介 喜田
利豪 小松
利豪 小松
久野 貴矢
貴矢 久野
邦代 柳川瀬
邦代 柳川瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ueno Fine Chemicals Industry Ltd
Original Assignee
Ueno Fine Chemicals Industry Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ueno Fine Chemicals Industry Ltd filed Critical Ueno Fine Chemicals Industry Ltd
Priority to JP2015093389A priority Critical patent/JP6747780B2/ja
Priority to US15/130,180 priority patent/US9790165B2/en
Priority to ES16166386.9T priority patent/ES2643744T3/es
Priority to EP16166386.9A priority patent/EP3088379B1/en
Priority to TW105112803A priority patent/TWI703125B/zh
Priority to KR1020160052050A priority patent/KR102560812B1/ko
Priority to CN201610273034.7A priority patent/CN106083593B/zh
Publication of JP2016210699A publication Critical patent/JP2016210699A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6747780B2 publication Critical patent/JP6747780B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

本発明は、4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの製造方法に関する。
4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルは、水酸基と疎水基を有する構造を有し、その構造的特徴から、可塑剤、相溶化剤、界面活性剤などの用途が提案されている。
一般的に化合物のエステル化は、原料カルボン酸とアルコールとを、硫酸等のプロトン酸触媒の存在下で反応させ、得られた反応液から触媒と未反応のカルボン酸を除去し、必要により晶析や蒸留などの精製を行うことによって製造する方法が知られている(特許文献1)。
4−ヒドロキシ安息香酸のエステル化に関しても、炭素原子数1〜6の短鎖アルコールとの反応によって、比較的容易に4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルを得ることが知られている。
しかしながら、4−ヒドロキシ安息香酸を、炭素原子数が16以上の長鎖アルコールと反応させて4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルを得ようとした場合、同様にプロトン酸触媒の存在下で反応させると、長鎖アルコールが2量化したエーテル体や、長鎖アルコールとプロトン酸触媒との反応による硫酸エステルなどの副生物の生成が避けられないものであった。
これらの副生物は、目的物である4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルと類似した物性であるため、晶析や蒸留によって除去することが困難であり、高純度の4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルが得られないという問題があった。
特開2014−108928号公報
本発明の目的は、副生物の生成が抑制された4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの製造方法を提供することにある。また、本発明の別の目的は、高純度の4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルが得られる製造方法を提供することにある。
本発明者らは、4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの製造方法について鋭意検討した結果、触媒として金属触媒を用いて、4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルと長鎖アルコールとを、いわゆるエステル交換反応させることにより、副生物の生成を抑制し、高純度の4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルが得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、金属触媒の存在下、式(1)で表される4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルと、式(2)で表される脂肪族アルコールとを反応させる工程を含む、式(3)で表される4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの製造方法を提供する。
Figure 0006747780
Figure 0006747780
Figure 0006747780
(式中、mは1〜11の整数を示し、nは15〜23の整数を示す。)
本発明によれば、通常のエステル化反応で副生する、長鎖アルコールが2量化したエーテル体や、長鎖アルコールと触媒が反応した硫酸エステルなどの副生物の生成を抑止し、高純度の4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルを得ることができる。
また、本発明によれば、煩雑な精製を行うことなく、簡易な方法でより高純度の4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルを得ることができる。
本発明において、出発原料である式(1)で表される4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルは、4−ヒドロキシ安息香酸と、直鎖または分岐を有してもよい炭素原子数1〜11のアルコールとのエステル体である。
式(1)で表される4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルの具体例としては、4−ヒドロキシ安息香酸メチル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸プロピル、4−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、4−ヒドロキシ安息香酸ブチル、4−ヒドロキシ安息香酸イソブチル、4−ヒドロキシ安息香酸ペンチル、4−ヒドロキシ安息香酸ヘキシル、4−ヒドロキシ安息香酸へプチル、4−ヒドロキシ安息香酸オクチル、4−ヒドロキシ安息香酸ノナチル、4−ヒドロキシ安息香酸デシル、4−ヒドロキシ安息香酸ウンデシルおよび4−ヒドロキシ安息香酸2−エチルヘキシル等が挙げられる。
Figure 0006747780
(mは1〜11の整数を表す)
これらの中でも、入手容易性および反応性に優れる点で、4−ヒドロキシ安息香酸メチル、4−ヒドロキシ安息香酸エチル、4−ヒドロキシ安息香酸プロピル、4−ヒドロキシ安息香酸イソプロピル、4−ヒドロキシ安息香酸ブチルおよび4−ヒドロキシ安息香酸イソブチルが好ましく、特に反応性に優れることから、4−ヒドロキシ安息香酸メチルがより好ましい。
本発明に使用される4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルは、市販のものを用いてもよく、また、4−ヒドロキシ安息香酸と炭素原子数1〜11の脂肪族アルコールとを、プロトン酸触媒の存在下で反応させる一般的なエステル化反応によって得られたものを用いてもよい。
本発明に使用される脂肪族アルコールは、式(2):
Figure 0006747780
(nは15〜23の整数を表す)
で表される炭素原子数16〜24の脂肪族アルコールである。その具体的としては、ヘキサデカノール、ヘプタデカノール、オクタデカノール、ノナデカノール、イコサノール、ヘンイコサノール、ドコサノール、トリコサノールおよびテトラコサノールからなる群から選択される1種以上が挙げられる。
本発明に使用される脂肪族アルコールは、市販のものを用いてもよく、また当業者に知られた方法で製造したものを用いてもよい。
本発明に使用される脂肪族アルコールは、4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステル1モルに対し、0.1〜3モル、好ましくは0.5〜1.5モル、より好ましくは0.8〜1.2モル、特に好ましくは0.9〜0.98モル反応させるのがよい。
4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステル1モルに対し、脂肪族アルコールの量が0.1モルを下回る場合、副生反応を生じ易くなる傾向があるとともに、4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルが過剰となり原料の無駄となる。脂肪族アルコールの量が3モルを上回る場合、過剰量の脂肪族アルコールが残存し、純度が低下する傾向がある。
本発明においては、4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルと炭素原子数16〜24の脂肪族アルコールとの反応に際し、金属触媒を存在させることによって、長鎖アルコールの2量化エーテル体や、長鎖アルコールと触媒との反応による硫酸エステルなどの副生物の生成を抑止し、高純度の4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルを得ることができる。
本発明に使用される金属触媒としては、チタン系触媒、スズ系触媒、アンチモン系触媒およびジルコニウム系触媒からなる群から選択される1種以上が挙げられるが、入手容易性および反応性に優れる点で、チタン系触媒が好適に使用される。
チタン系触媒の具体例としては、テトラメトキシチタン、テトラエトキシチタン、テトラn−プロポキシチタン、テトライソプロポキシチタン、テトラn−ブトキシチタン、テトライソブトキシチタン、テトラ2−エチルヘキソキシチタンおよびテトラオクタデソキシチタンが挙げられる。反応性および入手容易性に優れる点で、テトライソプロポキシチタンが好ましい。
スズ系触媒の具体例としては、モノブチルスズオキシド、ジブチルスズオキシド、ジブチルスズラウレート、ジオクチルスズラウレートおよびジブチルジイソプロポキシスズが挙げられる。反応性および入手容易性に優れる点で、モノブチルスズオキシドおよびジブチルスズオキシドが好ましい。
アンチモン系触媒の具体例としては、酢酸アンチモン、三酸化アンチモン、五酸化二アンチモン、トリメトキシアンチモン、トリエトキシアンチモン、トリn−プロポキシアンチモンおよびトリフェニルアンチモン等が挙げられる。反応性および入手容易性に優れる点で、酢酸アンチモンが好ましい。
ジルコニウム系触媒の具体例としては、テトラメトキシジルコニウム、テトラエトキシジルコニウム、テトラn−プロポキシジルコニウム、テトライソプロポキシジルコニウム、テトラn−ブトキシジルコニウム、テトライソブトキシジルコニウム、テトラ2−エチルヘキソキシジルコニウム、テトラオクタデソキシジルコニウムおよび酢酸酸化ジルコニウムが挙げられる。反応性および入手容易性に優れる点で、テトラn−ブトキシジルコニウムが好ましい。
これらの触媒は、単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明に使用される金属触媒の量は、4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステル100重量部に対し、0.1〜10重量部、好ましくは0.5〜7重量部、より好ましくは1〜5重量部であるのが良い。
4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステル100重量部に対し、金属触媒の量が0.1重量部を下回る場合、反応が十分進行しない傾向がある。金属触媒の量が10重量部を上回る場合、脂肪族アルコールの2量化エーテル体等の副生物が生成する傾向があるとともに、経済的にも不利となる。
4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルと、炭素原子数16〜24の脂肪族アルコールとの反応は、120〜200℃の温度下で行うのが好ましく、150〜180℃の温度下で行うのがより好ましい。反応温度が120℃を下回る場合、反応が十分に進行しない傾向があり、反応温度が200℃を上回る場合、副生物が生成する傾向があるとともに、エネルギーの損失となる。
反応時間は、反応温度等の条件によって変動するため特に限定されないが、1〜20時間、好ましくは3〜15時間、より好ましくは5〜10時間の間で適宜選択される。
本発明において、4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルと、炭素原子数16〜24の脂肪族アルコールとの反応は、窒素気流下またはバブリング下、もしくは減圧条件下で行うのが好ましい。このような条件下で反応させることによって、酸素や水分による反応阻害や触媒失活を回避し、反応から副生される短鎖アルコールを容易に除去し、反応を円滑に進行させることが可能となる。
かかるエステル交換反応により得られた反応液を分液、再結晶、分取操作等の公知の方法により分離し、回収することにより、式(3):
Figure 0006747780
(式中、nは15〜23の整数を示す)
で表される4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルが得られる。
具体的には、式(3)で表される4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルとしては、4−ヒドロキシ安息香酸ヘキサデシル、4−ヒドロキシ安息香酸ヘプタデシル、4−ヒドロキシ安息香酸オクタデシル、4−ヒドロキシ安息香酸ノナデシル、4−ヒドロキシ安息香酸イコシル、4−ヒドロキシ安息香酸ヘンイコシル、4−ヒドロキシ安息香酸ドコシル、4−ヒドロキシ安息香酸トリコシルおよび4−ヒドロキシ安息香酸テトラコシルが挙げられる。
このようにして、副生物の生成が抑制された高純度の4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルが得られるが、さらに高純度化するために、得られた4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルを精製操作に供することができる。精製方法としては、特に限定されないが、例えば得られた4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルを溶融した後、あるいは非水溶性溶媒で希釈した後、水またはアルカリ水で抽出する方法、および得られた生成物を固化し、水またはアルカリ水で懸濁洗浄する方法等が挙げられる。これらの精製方法は、単独でまたは組み合わせて行うことができる。
本発明では、4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルと脂肪族アルコールとのエステル交換反応により得られた反応液中に残存する金属触媒を除去した後、精製するのが好ましい。この場合、触媒除去および精製は、特に限定されないが、4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルと脂肪族アルコールとの反応によって得られた反応液に酸水溶液を添加して有機層と水層に分離した後、有機層を抽出する工程、および抽出した有機層に有機溶媒を添加して晶析する工程によって行うことができる。
反応液に酸水溶液を添加して有機層と水層に分離した後、有機層を抽出する工程(以下、抽出工程という)は、具体的には、反応液に酸水溶液を添加した後、攪拌下で加熱して反応液中の有機物を溶融し、攪拌を継続することによって触媒を失活させる。その後、反応系を静置して有機層と水層に分離し、有機層を回収することにより行われる。
抽出工程において酸水溶液に用いる溶媒は、水と低級アルコールとの混合物が好ましい。低級アルコールとしては、メタノール、エタノール、1−プロパノールおよび2−プロパノールからなる群から選択される1種以上が挙げられ、これらの中でも、収率および経済性に優れる点でメタノールが好ましく使用される。
水と低級アルコールの重量比(水/低級アルコール)は、用いるアルコールの種類によって変動するため特に限定されないが、5/5〜2/8、好ましくは4/6〜2/8であるのが良い。
水と低級アルコールの重量比が5/5を上回る場合、反応液と酸水溶液が乳化し、触媒が十分に除去できない傾向があり、水と低級アルコールの重量比が2/8を下回る場合、反応系全体が均一な溶液となるため、やはり触媒を十分に除去できない傾向がある。
酸水溶液に用いる酸は、触媒を不活性化させるものであり、具体的には、塩酸、硫酸、硝酸、リン酸、酢酸、カルボン酸およびスルホン酸からなる群から選択される1種以上が挙げられる。これらの中でも、得られる4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの色調が改善される点でリン酸が好ましい。
酸水溶液に用いる溶媒と酸の量は、溶媒に対して酸が0.1〜10重量%、好ましくは0.5〜8重量%、より好ましくは1〜5重量%であるのが良い。
酸の量が溶媒に対して0.1重量%を下回る場合、触媒を十分に除去できない傾向があり、10重量%を超える場合、酸が不純物として残存する傾向がある。
酸水溶液の量は、原料の4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルに対し、3倍重量以上、好ましくは5倍重量以上とするのが良い。酸水溶液の量が3倍重量を下回る場合、有機層と水層の分液性が悪くなり、触媒を十分に除去できない傾向がある。
抽出工程は、反応系内の有機物を溶融させるために、50℃以上、好ましくは60℃以上に加熱し、その温度下で撹拌を継続して触媒を失活させた後、有機層と水層とが十分に分離するまで反応系を静置し、分離した有機層を回収する。
抽出工程で回収された有機層は、次いで抽出した有機層に有機溶媒を添加して晶析する工程(以下、晶析工程という)に供される。晶析工程は、有機層に有機溶媒を添加し、加熱して溶解させた後、冷却することによって目的物を晶析させる。析出した結晶を濾過等により固液分離し、洗浄、乾燥することによって、高純度の4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルを得ることができる。
晶析工程で使用される有機溶媒としては、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、エチレングリコール等のアルコール類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等のケトン類、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、酢酸ブチル等のエステル類、N,N’−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン、ピリジン等のアミド系化合物、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、ベンゼン、トルエン、キシレン、シクロヘキサン等の炭化水素系化合物、クロロホルム、ジクロロメタン等の有機ハロゲン、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等のエーテル類が挙げられる。これらの中でも、入手容易性および乾燥効率などの工業的生産性に優れる点で、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸プロピル、ヘキサン、ヘプタン、トルエンおよびキシレンが好ましく、収率に優れる点から、メタノールが特に好ましい。
晶析工程で使用される有機溶媒の量は、用いる溶媒の種類によって変動するため特に限定されないが、原料の4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルに対し1〜20倍重量、好ましくは3〜10倍重量、より好ましくは5〜7倍重量が良い。
有機溶媒の量が1倍重量を下回る場合、晶析時に撹拌不良が生じる傾向があり、20倍重量を超える場合、収率が低下する傾向があるとともに、経済的にも不利となる。
晶析工程は、有機溶媒を添加した後、加熱して有機層中の有機物を完全に溶解させた後、撹拌を継続しながら、ゆっくりと冷却して晶析させることにより行われる。
晶析の際に過飽和現象が生じた場合は、種結晶を適宜添加して結晶化を促進させても良い。
晶析工程によって析出した結晶は濾過等の常套手段により固液分離し、目的物である4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルを回収する。固液分離に際し、適宜有機溶媒を注いで結晶を洗浄するのが好ましい。固液分離の際に用いる有機溶媒としては、晶析工程で使用される有機溶媒と同様のものが使用される。
固液分離によって回収された結晶は、減圧下、50℃以下の温度下で結晶状態のまま乾燥するか、あるいは50℃以上に加熱して結晶を溶融させた後、溶媒を留去することによって、高純度の4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルを得ることができる。
以下、実施例により本発明を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
[転化率および残存率]
脂肪族アルコールの仕込量に対する各成分の生成量のモル比を転化率とした。また、各出発物質の仕込量に対する残存量のモル比を残存率とした。
各成分の生成量および各出発物質の残存量は、以下の条件にて高速液体クロマトグラフィー(HLPC)およびガスクロマトグラフィー(GC)による定量分析により求めた。
[高速液体クロマトグラフィー(HLPC)]
装置: Waters アライアンス 2487/2996
カラム型番: L−Column
流量: 1.0mL/分
溶媒比: HO(pH2.3)/CHOH=58/42(30分)→5分→10/90(55分)、グラジエント分析
波長: 229nm/254nm
カラム温度: 40℃
[ガスクロマトグラフィー(GC)]
装置: 株式会社島津製作所製GC−2014/GC−14A
カラム型番: G−100
注入量: 1.0μL
オーブン温度: 310℃
キャリアガス: ヘリウム
検出器: FID
実施例1
撹拌機、温度センサーおよびディーンスターク装置を備えた1Lの4つ口フラスコに、ヘキサデカノール(CeOH)179gを加え、窒素気流下、70℃まで昇温し溶融させた。次いで、4−ヒドロキシ安息香酸メチル(MOB)125g、および触媒としてテトライソプロポキシチタン(TIPT)3.76gを加え、1時間かけて160℃まで昇温し、同温度で6時間反応させた。
反応液を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)およびガスクロマトグラフィー(GC)にて定量分析を行ったところ、仕込んだCeOHからの転化率は、4−ヒドロキシ安息香酸ヘキサデシル(CEPB)96.2mol%(91.5重量%)であり、MOB8.2mol%(3.5重量%)およびCeOH2.6mol%(1.6重量%)が残存した。また、エーテル体であるジセチルエーテル(CeO)および硫酸エステルであるp−トルエンスルホン酸ヘキサデシル(PTS−Ce)の生成は確認されなかった。
比較例1
撹拌機、温度センサーおよびディーンスターク装置を備えた1Lの4つ口フラスコに、CeOH258gを加え、窒素気流下、70℃まで昇温し溶融させた。次いで、4-ヒドロキシ安息香酸(POB)150g、p−トルエンスルホン酸一水和物5.0g、次亜リン酸2.4gを加え、1時間かけて130℃まで昇温し、同温度で8時間反応させた。反応液をHPLCおよびGCにて定量分析を行ったところ、仕込んだCeOHからの転化率は、CEPB92.9mol%(86.1重量%)であり、POB8.7mol%(2.8重量%)およびCeOH3.4mol%(1.4重量%)が残存した。また、エーテル体であるCeOの転化率は2.5mol%(1.8重量%)、硫酸エステルであるPTS−Ceの転化率は0.81mol%(1.0重量%)であり、副生物の生成が確認された。
実施例2
CeOHの代わりに、テトラコサノール(TcOH)263gを原料として加えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。仕込んだTcOHからの転化率は、4−ヒドロキシ安息香酸テトラコシル(TCPB)94.8mol%(89.1重量%)であり、MOB9.5mol%(3.9重量%)およびTcOH3.8mol%(2.5重量%)が残存した。また、エーテル体であるジテトラコシルエーテル(TcO)および硫酸エステルであるp−トルエンスルホン酸テトラコシル(PTS−Tc)の生成は確認されなかった。
比較例2
CeOHの代わりに、テトラコサノール(TcOH)347gを原料として加えた以外は比較例1と同様にして反応を行った。仕込んだTcOHからの転化率は、TCPB92.3mol%(88.6重量%)であり、POB9.0mol%(3.2重量%)およびTcOH3.7mol%(2.5重量%)が残存した。また、エーテル体であるTcOの転化率は2.7mol%(1.8重量%)、硫酸エステルであるPTS−Tcの転化率は0.90mol%(1.0重量%)であり、副生物の生成が確認された。
実施例3
MOBの代わりに、4−ヒドロキシ安息香酸ブチル(NBE)を原料として加えた以外は実施例1と同様にして反応を行った。仕込んだCeOHからのCEPB転化率は70.3mol%であり、NBE43.8mol%およびCeOH29.7mol%が残存した。また、エーテル体であるジセチルエーテル(CeO)および硫酸エステルであるp−トルエンスルホン酸ヘキサデシルの生成は確認されなかった。
実施例4〜6
CeOHを表1に示す当量とし、反応温度を180℃および反応時間を4時間としたこと以外は、実施例1と同様にして反応を行った。結果を表1に示す。
Figure 0006747780
MOB:4−ヒドロキシ安息香酸メチル
CeOH:へキサデカノール
CEPB:4−ヒドロキシ安息香酸ヘキサデシル
CeO:ジセチルエーテル
PTS−Ce:p−トルエンスルホン酸ヘキサデシル
CeOH当量:原料MOBに対するCeOH仕込量のmol比
残存率:各出発物質の仕込量に対する残存する各出発物質のmol%
転化率:CeOH仕込量に対する生成した各成分のmol%
N.D.:検出限界以下
実施例7〜10
CeOH当量、触媒、触媒量、反応温度および反応時間を表2に示す条件としたこと以外は、実施例1と同様にして反応を行った。実施例1とともに結果を表2に示す。
Figure 0006747780
TIPT:テトライソプロポキシチタン
PTS・HO:p−トルエンスルホン酸一水和物
MBTO:モノブチルスズオキシド
DBTO:ジブチルスズオキシド
Sb(OAc):酢酸アンチモン
Zr(OBu):テトラブトキシジルコニウム
実施例11〜13
触媒量を表3に示す量としたこと以外は、実施例1と同様にして反応を行った。結果を表3に示す。
Figure 0006747780
実施例14〜16
反応温度を表4に示す温度としたこと以外は、実施例1と同様にして反応を行った。結果を表4に示す。
Figure 0006747780
実施例17〜19
反応時間を表5に示す時間としたこと以外は、実施例1と同様にして反応を行った。結果を表5に示す。
Figure 0006747780
実施例20
撹拌機、温度センサーおよび冷却管を備え、底部にコック付きの排出口を設けた1Lの底抜き4つ口フラスコに、水372g、メタノール875gおよび85重量%リン酸水溶液15gの混合溶液を仕込んだ。次いで、実施例1で得られた反応液273gを110℃まで冷却した後、混合溶液に加えた。溶液を60℃まで昇温して溶融させた後、同温度で1時間撹拌し、撹拌を停止して同温度で1時間静置することにより有機層と水層に分離し、下層の有機層を底部の排出口から回収した。
回収した有機層にメタノール688gを加え、再度60℃まで昇温して溶解させた後、15℃まで冷却して晶析させた。晶析で得られた固形物を濾別によって取り出し、メタノール230gで洗浄した後、45℃、10mmHgの条件で乾燥させて、結晶236gを得た。
得られた結晶を、HPLCおよびGCにて定量分析を行ったところ、純度99.4重量%であり、CeOH0.2重量%、CE(PB)0.8重量%、チタン含有量1.2ppmであった。また、エーテル体であるジセチルエーテル(CeO)および硫酸エステルであるp−トルエンスルホン酸ヘキサデシルは検出されなかった。
比較例3
撹拌機、温度センサーおよび冷却管を備え、底部にコック付きの排出口を設けた2Lの底抜き4つ口フラスコに、水450g、メタノール1050gおよび48重量%水酸化ナトリウム4.5gの混合溶液を仕込んだ。次いで、比較例1で得られた反応液386gを110℃まで冷却した後、混合溶液に加えた。溶液を60℃まで昇温して溶融させた後、同温度で1時間撹拌し、撹拌を停止して同温度で1時間静置することにより有機層と水層に分離した。
下層の有機層を底部の排出口より回収し、回収した有機層にメタノール825g加え、再度60℃まで昇温して溶解させた後、15℃まで冷却して晶析させた。晶析で得られた固形物を濾別によって取り出し、メタノール300gで洗浄した後、45℃、10mmHgの条件で乾燥させて、結晶352gを得た。
得られた結晶を、HPLCおよびGCにて定量分析を行ったところ、純度94.3重量%、POB0.04重量%、CeOH0.5重量%、CE(PB)0.61重量%であり、エーテル体であるCeOは2.0重量%残存した。
実施例21
実施例2で得られた反応液395gを用いたこと以外は、実施例20と同様にして結晶349gを得た。得られた結晶を、HPLCおよびGCにて定量分析を行ったところ、純度98.0重量%、TcOH0.2重量%、TC(PB)1.5重量%、チタン含有量1.8ppmであり、エーテル体であるTcOおよび硫酸エステルであるPTS−Tcは検出されなかった。
比較例4
比較例2で得られた反応液520gを用いたこと以外は、比較例3と同様にして結晶480gを得た。得られた結晶を、HPLCおよびGCにて定量分析を行ったところ、純度94.0重量%、POB0.03重量%、TcOH0.6重量%、TC(PB)0.58重量%であり、エーテル体であるTcOは2.4重量%残存した。
このように、本発明によれば、出発原料である長鎖アルコールが2量化したエーテル体や、長鎖アルコールとプロトン酸触媒との反応による硫酸エステルなどの副生物を生成することなく、高純度の4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルが得られることがわかる。また、反応液中の金属触媒を除去し、精製操作を行うことで、さらに高純度の4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルが得られることが理解される。
本発明の好ましい態様は以下を包含する。
〔1〕金属触媒の存在下、式(1)で表される4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルと、式(2)で表される脂肪族アルコールとを反応させる工程を含む、式(3)で表される4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの製造方法。
Figure 0006747780
Figure 0006747780
Figure 0006747780
(式中、mは1〜11の整数を示し、nは15〜23の整数を示す。)
〔2〕式(3)で表される4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルが、4−ヒドロキシ安息香酸ヘキサデシルである、〔1〕に記載の製造方法。
〔3〕式(1)で表される4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルが、4−ヒドロキシ安息香酸メチルである、〔1〕または〔2〕に記載の製造方法。
〔4〕4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステル1モルに対し、脂肪族アルコール0.1〜3モルを反応させる、〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の製造方法。
〔5〕4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステル100重量部に対し、金属触媒0.1〜10重量部を存在させる、〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の製造方法。
〔6〕4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルと脂肪族アルコールとを、120〜200℃の温度で反応させる、〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の製造方法。

Claims (5)

  1. 金属触媒の存在下、式(1)で表される4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルと、式(2)で表される脂肪族アルコールとを反応させる工程を含み、4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステル100重量部に対し、チタン系触媒、スズ系触媒、アンチモン系触媒およびジルコニウム系触媒からなる群から選択される1種以上の金属触媒0.1〜10重量部を存在させる、式(3)で表される4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの製造方法。
    Figure 0006747780
    Figure 0006747780
    Figure 0006747780
    (式中、mは1〜11の整数を示し、nは15〜23の整数を示す。)
  2. 式(3)で表される4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルが、4−ヒドロキシ安息香酸ヘキサデシルである、請求項1に記載の製造方法。
  3. 式(1)で表される4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルが、4−ヒドロキシ安息香酸メチルである、請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステル1モルに対し、脂肪族アルコール0.1〜3モルを反応させる、請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 4−ヒドロキシ安息香酸短鎖エステルと脂肪族アルコールとを、120〜200℃の温度で反応させる、請求項1〜4のいずれかに記載の製造方法。
JP2015093389A 2015-04-30 2015-04-30 4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの製造方法 Active JP6747780B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015093389A JP6747780B2 (ja) 2015-04-30 2015-04-30 4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの製造方法
US15/130,180 US9790165B2 (en) 2015-04-30 2016-04-15 Production process and purification process of 4-hydroxy-benzoic acid long chain ester
EP16166386.9A EP3088379B1 (en) 2015-04-30 2016-04-21 Production process and purification process of 4-hydroxy-benzoic acid long chain ester
ES16166386.9T ES2643744T3 (es) 2015-04-30 2016-04-21 Procedimiento de producción y procedimiento de purificación de éster de cadena larga de ácido 4-hidroxibenzoico
TW105112803A TWI703125B (zh) 2015-04-30 2016-04-25 4-羥基-苯甲酸長鏈酯的製造方法及純化方法
KR1020160052050A KR102560812B1 (ko) 2015-04-30 2016-04-28 4-히드록시-벤조산 장쇄 에스테르의 제조 방법 및 정제 방법
CN201610273034.7A CN106083593B (zh) 2015-04-30 2016-04-28 4-羟基苯甲酸长链酯的制备方法和纯化方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015093389A JP6747780B2 (ja) 2015-04-30 2015-04-30 4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016210699A JP2016210699A (ja) 2016-12-15
JP6747780B2 true JP6747780B2 (ja) 2020-08-26

Family

ID=57550462

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015093389A Active JP6747780B2 (ja) 2015-04-30 2015-04-30 4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6747780B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102211569B1 (ko) * 2018-12-21 2021-02-02 한국화학연구원 상전이 물질을 포함하는 조성물 및 이의 제조 방법

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5980636A (ja) * 1982-10-30 1984-05-10 Ueno Seiyaku Oyo Kenkyusho:Kk 芳香族ヒドロキシカルボン酸ベンジルエステルの製造法
JP3249578B2 (ja) * 1992-05-22 2002-01-21 三菱化学株式会社 ポリアミド樹脂組成物
WO2013027687A1 (ja) * 2011-08-24 2013-02-28 住友化学株式会社 ジヒドロキシ化合物の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016210699A (ja) 2016-12-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109053443A (zh) 4-(4-溴-3-醛基-苯氧基)-苯甲腈的合成方法
JP6747780B2 (ja) 4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの製造方法
JP6503227B2 (ja) 4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの精製方法
JP6605311B2 (ja) 4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの製造方法
JP6503220B2 (ja) 4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの精製方法
JP2004300078A (ja) テレフタル酸ジエステルの製造方法
KR102560812B1 (ko) 4-히드록시-벤조산 장쇄 에스테르의 제조 방법 및 정제 방법
KR101341449B1 (ko) 디메틸 테레프탈레이트 제조공정의 부산물로부터 p-클로로메틸벤조산 및 벤조산의 제조방법
JP6503228B2 (ja) 4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの精製方法
JP5790430B2 (ja) ヒドロキシアダマンタンカルボン酸類の製造方法及び精製方法
JP2007031383A (ja) テレフタル酸ジエステルの製造方法
JP4961821B2 (ja) 1,2,3−プロパントリカルボン酸板状結晶の製造方法
JP4439964B2 (ja) 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法
JP5229479B2 (ja) アダマンタンジアルコール類の製造方法
JP2010150220A (ja) アダマンタンカルボン酸エステル類の製造方法
JP4397718B2 (ja) 2,6−ナフタレンジカルボン酸の製造方法
JP6572399B1 (ja) 2,15−ヘキサデカンジオンの精製方法および3−メチルシクロペンタデセノン類の製造方法
KR101521607B1 (ko) 메틸 4-포밀벤조에이트와 디메틸테레프탈레이트를 고수율로 분리회수하는 방법
JP6518512B2 (ja) 4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの精製方法
JP6812112B2 (ja) 4−ヒドロキシ安息香酸長鎖エステルの精製方法
JP2004331585A (ja) 高純度無水トリメリット酸およびその製造法
CN100532362C (zh) 酯类反应性溶剂制备碘化n-甲基喹啉类化合物的方法
JP2009185040A (ja) テレフタル酸ジエステルの製造方法
JP2018002689A (ja) 6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸アルキルエステルの製造方法
JP2016128389A (ja) 6−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸2−エチルヘキシルエステルの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20170817

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181022

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20181228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190205

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200410

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200806

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6747780

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250