JP6723160B2 - 薬液注入装置 - Google Patents
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Description
輸液ポンプと、
薬液注入装置と、
を備えた薬液注入システムであって、
前記輸液ポンプは、心筋解析検査用の薬剤が充填されたシリンジのピストン部材を移動させるピストン駆動機構を有するものであり、
前記薬液注入装置は、
造影剤が充填されたシリンジのピストン部材を移動させるピストン駆動機構を少なくとも有する注入ヘッドと、
ディスプレイと、
制御部と、を有し、
前記制御部は、前記ディスプレイに、
前記注入ヘッドの注入動作条件、および、前記輸液ポンプの注入動作条件を含む注入プロトコルを設定するための設定画面を表示するように構成されている、
薬液注入システム。
(I.薬液注入装置の一般的説明)
「薬液注入装置」は、一形態では、次の構成要素を備えている:ピストン駆動機構、制御部(制御ユニット)、および、ディスプレイ等。ここで、これらの構成要素は、薬液注入装置を構成するいずれの機器に備えられていてもよい。すなわち、薬液注入装置が注入ヘッドおよびコンソール等を備える場合には、(i)注入ヘッドにピストン駆動機構が備えられ、コンソールに制御部とディスプレイとが備えられてもよいし、(ii)注入ヘッドとコンソールの双方に制御部が設けられもよいし、(iii)注入ヘッドとコンソールの双方にディスプレイが設けられもよい。このような制御部(制御ユニット)が、例えば撮像装置の一部として設けられていてもよい。
−1つまたは複数の圧力センサ、
−1つまたは複数のシリンジ検出センサ(例えば磁石センサ、ホールセンサ、光学センサ、接触式センサ、物理的スイッチ等)、
−1つまたはシリンジピストン検出センサ(例えば磁石センサ、ホールセンサ、光学センサ、接触式センサ、物理的スイッチ等)、
−1つまたは複数の傾斜センサ、
−1つまたは複数の回転検出センサ(例えばロータリエンコーダ、または、回転に応じてスリットにより光の遮断・非遮断状態が切り換わりこれによりパルス信号が生成されそれを利用して位置計測を行うことができるカウンタ等)、
−1つまたは複数のモータ電流検出器、等。
−1つまたは複数のヘッドディスプレイ、
−1つまたは複数のヘッド状況表示部、
−1つまたは複数の物理ボタン、
−1つまたは複数のRFID通信デバイス、
−1つまたは複数のデータレシーバ、
−1つまたは複数のデータトランスミッタ、等。
−ピストン駆動機構が正常に動作しないことによる注入異常、
−シリンジが注入ヘッドに正常に搭載されていないことによる注入異常、
−シリンジ内に注入動作を行うに足りる薬液が残存していないことによる注入異常、
−カテーテルや注射針が患者に正常に挿入されていないことによる注入異常、
−薬液経路の途中でキンクが生じているなどに起因した注入異常、
−検出される薬液の圧力値が所定の範囲(上限および下限を有する所定範囲、または、所定の上限リミット、所定の下限リミットなど)にないという注入異常、等。
−センサにより、所定量の薬液が正常に装填されていないことが検知された場合、その検知結果が通信部から外部に送信されてもよい。
−その他、例えば、延長チューブの途中に圧力を測定する圧力センサを設け、薬液が所定の圧力で注入されているかを検知してもよい。
「造影剤」の具体例としては、ヨード濃度240mg/mlの造影剤(例えば、37℃において粘度3.3Pa・s、比重1.268〜1.296)、ヨード濃度300mg/mlの造影剤(例えば、37℃において粘度6.1mPa・s、比重1.335〜1.371)、ヨード濃度350mg/mlの造影剤(例えば、37℃において粘度10.6mPa・s、比重1.392〜1.433)等がある。なお、ヨード系以外にも、MRI検査で用いられるガドリニウム系の造影剤であってもよい。
「生理食塩水」の生理食塩水の具体例としては、生理食塩水20mL中に塩化ナトリウム180mgを含有した生理食塩水(例えば、20℃において粘度0.9595mPa・s、比重1.004〜1.006)等がある。
「注入条件」とは、どのような薬液をどのような注入パターンで注入するかを示す条件のことをいう。具体的には、注入量、注入時間、注入速度といったパラメータによって規定される。
「身体区分」とは、患者の体のうちどの区分が撮像されるのかを示すものであり、例えば頭部、胸部、腹部、脚部などの区分が該当する。
「撮像部位」とは、撮像される部位(すなわち、造影する部位)をいい、例えば心臓、肝臓、腎臓などの臓器や、血管や、腫瘍部などが該当する。
「コンピュータ」とは、一般的にコンピュータと呼ばれている集積回路のみに限らず、プロセッサ、マイクロコントローラ、マイクロコンピュータ、プログラマブル論理コントローラ、特定応用向け集積回路、及び他のプログラム可能な回路を広範に指すものとする。デスクトップ型コンピュータ、ラップトップ型コンピュータ、またはタブレット型コンピュータ等を含む。「コンピュータ」は、別の言い方をすれば、コンピュータプログラムをデータ読取して対応する処理動作を実行できるハードウェアであれば良く、例えば、CPU(Central Processing Unit)を主体として、これに、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、I/F(Interface)ユニット、等の各種デバイスが接続されたハードウェアなどである。
「電気的に接続」とは、一方向または双方向に電気的信号の送信が行えるように構成要素どうしが接続されていることをいい、有線接続または無線接続のいずれの形態であってもよい。また、構成要素どうしが互いに直接接続されているものに加え、他の要素を介して間接的に接続されている場合も含む。
患者に注入すべき造影剤の量は、以下のように決定可能である。すなわち、本注入においては、造影剤の注入量(ml)は、患者の体重(kg)や所定の比例係数等をパラメータとする計算式で計算できる。この比例係数は、患者の体重1kg当たりの必要なヨード量(mgI/kg)および造影剤のヨード濃度(mgI/ml)に基づいて決定することができる。例えば、患者の体重をW(kg)、必要なヨード量をI(mgI/kg)、ヨード濃度をC(mgI/ml)としたとき、造影剤の注入量は、
式:造影剤注入量(ml)=W(kg)×I(mgI/kg)/C(mgI/ml)
で計算できる。または、単位体重および単位時間当りの必要なヨード量をI’(mgI/kg/sec)、造影剤の注入時間をT(sec)としたとき、
式:造影剤注入量(ml)=W(kg)×(I′(mgI/kg/sec)/C(mgI/ml))×T(sec)
によって造影剤の注入量を計算することもできる。
撮像装置としては、例えばX線CT装置等であってもよく、一般的には、撮像部(一例でガントリ)と、患者を載せるベッド(寝台)と、それらの動作を制御する動作制御部と、透視撮像データを収集処理するデータ収集部と、全体の動作を制御するメインコントローラ等を有している。メインコントローラは、例えばコンソールとして設けられることもある。撮像装置は、また、所定の情報を表示する1つまたはそれ以上のディスプレイを有することもある。
1.薬液注入装置
(1)注入ヘッド
(2)輸液ポンプ
(3)コンソール
2.撮像装置
3.病院システム
4.動作
5.他の実施形態
(1)注入ヘッド
注入ヘッド110としては、一例で、2本のシリンジを装着可能な二筒式のものとして構成されている(図1、図2A、図4参照)。一方のシリンジ200Cに造影剤が充填され、もう一方のシリンジ200Sに生理食塩水が充填されていてもよい。他の態様では、2本とも造影剤(濃度が異なる)であってもよいし、または、造影剤と所定の希釈剤とでもあってもよい。
シリンジ200の構成は概略次のとおりである。シリンジ200は、図4等に示すように、中空筒状のシリンダ部材221と、そのシリンダ部材221にスライド自在に挿入されたピストン部材222とを有している。シリンダ部材221は、その基端部にシリンダフランジ221aが形成されるとともに先端部に導管部221bが形成されたものであってもよい。ピストン部材222をシリンダ部材221内に押し込むことにより、シリンジ内の薬液が導管部221bを介して外部に押し出される。
各シリンジ200の導管部221bには、延長チューブ(エクステンションチューブ)230が連結される。延長チューブ230は、いわゆるT字管またはY字管であってもよく、図4に示すように、一方のシリンジ200Cの導管部221bから分岐部まで延びるチューブ231aと、他方のシリンジ200Sの導管部221bから分岐部まで延びるチューブ231bと、分岐部から患者に向けて延びるチューブ231cとを有するものであってもよい。チューブ231cの先端側(不図示)には例えば注入針が接続される。この注入針を患者の血管に穿刺して、シリンジ200Cおよび/またはシリンジ200S内の薬液を押し出すことで血管内に薬液が注入される。
シリンジの一部にICタグ225が付されていてもよい。このICタグ225には、シリンジに関する情報(シリンジの識別情報、シリンジの耐圧、シリンダ部材の内径、ピストン部材のストローク等)や、該シリンジに充填された薬液の情報(名称(例えば製品名)、ヨード量またはガドリニウム量などの成分情報、消費期限、薬液容量等)が記憶されている。ICタグは、そのタグに固有のユニークIDを有していてもよい。ICタグは、シリンジサイズ、シリンジの製造番号、および薬剤標準化コードから選ばれる少なくとも1つの情報を有していてもよい。ICタグ225を貼り付ける位置としては、一例で、シリンダ部材221の外周面であってもよく、具体的には、外周面のうちシリンダフランジの付近であってもよい。
再び図4を参照し、注入ヘッド110は、一例として前後方向に長く延びるような筐体を有しており、この筐体の上面先端側には、それぞれシリンジ200C、200Sが載せられる2つの凹部120aが形成されている。凹部120aはシリンジ保持部として機能する部分である。凹部120aに対しては、シリンジ200が直接装着されてもよいし、または、所定のシリンジアダプタ121、122を介して装着されてもよい。図4では、各シリンジ200のシリンダフランジ221aおよびその近傍を保持するシリンジアダプタ121、122が一例として図示されている。シリンジアダプタの形状や機能は特定のものに限定されるものではなく、どのようなものであってもよい。
注入ヘッド110は、また、図2Aおよび図4に示すように、シリンジ200のピストン部材222を押し込むピストン駆動機構130を有している。ピストン駆動機構130は二系統設けられており、各機構130は独立して動作する。ピストン駆動機構130は、例えばシリンジ内への薬液吸引のために、ピストン部材222を後退させてもよい。2つのピストン駆動機構130は同時に駆動されてもよいし、別々のタイミングで駆動されてもよい。
輸液ポンプ410は、シリンジ200V内の薬液を注入するためのものであり、シリンジ200Vのピストン部材を動かすためのピストン駆動機構430を有している。
−前進ボタン(443a):プレッサー部材を前進させるためのボタンである。例えば、押されている間のみ、プレッサー部材が前進する。
−後退ボタン(443b):プレッサー部材を後退させるためのボタンである。例えば、押されている間のみ、プレッサー部材が後退する。
−リターンボタン(445):プレッサー部材を退避位置まで自動的に戻すボタンである。
−停止ボタン(447):プレッサー部材の移動を停止させるためのボタンである。
−電源ボタン(449):電源をON/OFFするためのボタンである。
−注入開始ボタン(449):自動注入を開始するためのボタンである。なお、電源ボタンと兼用の構成となっていてもよい。
−注入速度切替えボタン(441):注入速度を切り替えるボタンである。
輸液ポンプ410は、図2Aに示すように、ピストン駆動機構430の動作を制御するための制御回路455を有していてもよい。制御回路455は、輸液ポンプ410に内蔵される回路基板として構成されたものであってもよい。制御回路455は、プロセッサおよびメモリ等、外部機器(例えばコンソール150および/またはその他の外部機器)との通信モジュール等を有するものであってもよい。この通信は、有線または無線のいずれの方式であっても構わない。
コンソール150は、一例でCT撮像室などの検査室に隣接した操作室内に置かれて使用されるものであってもよい。コンソール150は、所定の画像を表示するディスプレイ151と、タッチパネル153と、制御部155と、1つまたは複数の物理的ボタン157と、メモリやハードディスクなどの記憶部159との一部または全部を有している。
コンソール150と撮像装置1100は互いに接続される。コンソール150と撮像装置1100間では、所定のデータまたは電気的信号が一方向または総方向に送信可能となっている。これにより例えば、両機器の動作タイミングの同期が可能となる。動作タイミングのトリガを生成する機器は、コンソールまたは撮像装置のいずれであってもよい。コンソール150等によって生成された所定のトリガに応じて、撮像装置の所定の動作が開始または停止されてもよい。逆に、撮像装置1100によって生成された所定のトリガに応じて、薬液注入装置100側の所定の動作が開始または停止されてもよい。
制御部155は、注入プロトコルの作成や注入の実行などを制御する機能を有し、一例として、図2Bに示すように、
−設定画面表示部155a、
−注入プロトコル作成部155b、
−注入制御部155c、
−履歴生成部155d、および、
−履歴出力部155e、
を含んでいてもよい。
−注入作業ごとに固有の識別情報である注入作業ID、
−注入開始および終了の日時、
−薬液注入装置の識別情報、
−造影剤および/または生理食塩水の注入条件、
−薬液や撮像部位の識別情報、
−使用した血管拡張剤(ATP製剤)のデータ、
−血管拡張剤の注入条件(注入速度、量、時間等)、等、
−使用した血管拡張剤と造影剤の組合せに関する情報、
の少なくとも1つであってもよい。
撮像装置1100は、例えばX線CT装置、MRI装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、超音波診断装置、血管造影(アンギオグラフィ)撮像装置等などである。撮像装置1000は、図1に模式的に示すように、ガントリ1101と、患者を載せるベッド1103と、それら(ガントリ内の撮像部1103bとベッド1103)の動作を制御する制御部1103a(図2A参照)とを備えている。
病院システムは、一例として、図3に示すように、撮像装置、薬液注入装置、カルテ管理装置であるHIS、撮像管理装置であるRIS、データ保存装置であるPACS、画像閲覧装置である画像ビューア、プリンタ等を備える。必ずしもこれらの全てが揃っている必要はない。
HISは、専用のコンピュータプログラムが実装されたコンピュータであり、カルテ管理システムを有する。カルテ管理システムで管理される電子カルテは、例えば、
−固有の識別情報であるカルテID、
−患者ごとの患者ID、
−患者の氏名などの個人データ、
−患者の疾病に関するカルテデータ、等のデータを含むものであってもよい。
RISは、患者から透視画像データを撮像するための撮像オーダデータを固有の識別情報で管理する。この撮像オーダデータは、HISから取得する電子カルテに基づいて作成される。撮像オーダデータは、例えば、
−固有の識別情報である撮像作業ID、
−CT撮像やMR撮像などの作業種別、
−前述の電子カルテの患者IDとカルテデータ、
−CT装置の識別情報、
−撮像開始および終了の日時、
−身体区分または撮像部位、
−撮像作業に対応した造影剤などの薬液種別からなる適正種別、
−撮像作業に適合した薬液IDからなる適正ID、等のデータを含むものであってもよい。
PACSは、撮像装置から撮像オーダデータが付与された透視画像データを受信して保存する。
画像ビューアは、ワークステーションなどのコンピュータシステムであり、ネットワークに接続され、例えばPACS内に保存された画像データを参照して、医師等による閲覧を可能にするものであってもよい。
(1)プロトコル設定段階
本実施形態の薬液注入装置は、一例として次のように動作する。まず、「注入プロトコルの設定」に関して説明し、その後、注入の動作について説明する。
(i)血管拡張剤の注入条件のデータと、
(ii)造影剤の注入条件のデータと、
(iii)希釈造影剤の注入条件のデータと、
(iv)生理食塩水の注入条件のデータと、
をグラフの形態でグラフィカルに表示したものである。
血管拡張剤の注入フェーズは、第1のフェーズである。注入プロトコルウィンドウ610のグラフ(横軸が時間軸)において、条件ボックス611が血管拡張剤の注入条件に対応している。条件ボックス611は、グラフ中、もっとも左よりの位置に表示されている。条件ボックス611の表示は適宜変更可能であるが、一例で、血管拡張剤であることを示す「VD」の文字を含むものであってもよい。
ディレイ時間表示ボックス613は、血管拡張剤の注入から造影剤注入までの時間を設定するためのボックスである。ディレイ時間表示ボックス613は選択可能なアイコンとして表示されたものであってもよい。一例で、250秒の血管拡張剤注入においては、220秒経過した時点で造影剤の注入が開始される。換言すれば、血管拡張剤の注入終了前30秒の時点から、造影剤の注入が開始される。この例では、その「30」秒を示す文字がボックス613内に表示されている。これは、デフォルト値として表示されるものであってもよい。
本実施形態の注入プロトコルでは、次いで、造影剤の注入、造影剤と生理食塩水の同時注入、生理食塩水の後押し注入が行われる。注入プロトコルウィンドウ610では、これらの3つのフェーズをそれぞれ注入条件ボックス615、616、617として含んでいる。
(2)一連の注入動作
設定された注入プロトコルにしたがって、本システムでは、所定のタイミングで撮像装置が連動して自動的に撮像が実施される(ステップS6)。すなわち、薬液注入装置100からトリガとなる信号が撮像装置1100に送信され、撮像装置1100が、血管拡張剤と造影剤が注入された負荷状態の透視画像を撮影する。
以上のように構成された本実施形態のシステムによれば、注入ヘッドの動作(つまり造影剤と生理食塩水の注入)および輸液ポンプの動作(つまり血管拡張剤の注入)を、予め設定した注入プロトコルにしたがって、自動的に実行することができる。したがって、血管拡張剤や造影剤、生理食塩水等を所望の速度、量、タイミングで注入することが可能となり、心臓の機能に対する血管拡張剤の良好な作用や、造影剤による良好な撮像結果を得ることができる。特に、血管拡張剤は所定量以上を注入してしまうと心臓に過度に負担がかかるおそれがあるところ、本実施形態のように造影剤注入用の注入装置とは異なる、専用の注入装置(輸液ポンプ)で注入を行う構成によれば、検査をより安全なものとすることができる。
(a1)図1では、1つの二筒式注入ヘッド110と1つの一筒式の輸液ポンプ410を利用する構成を示したが、1つの注入ヘッドに3つのピストン駆動機構が備えられた多筒式の注入ヘッドを利用してもよい。
(a2)また、1つの制御部(制御装置)で、設定され注入プロトコルにしたがって複数のピストン駆動機構を正確に駆動させることができるものである限り、例えば一筒式の注入ヘッドを複数利用するものであってもよい。
(a3)図2Aに関し、コンソールの制御部155とディスプレイ151とは必ずしも一体的に構成されている必要はない。薬液注入装置100全体として、当該制御部155に相当する演算部と、GUI等を表示するディスプレイが設けられていれば、例えばGUIを通じて容易に注入プロトコルを設定できるという上記実施形態のような作用効果は同様に得ることができるためである。コンソールの制御部155が輸液ポンプ410に指令を与えてその動作を制御(少なくとも注入開始や注入停止等)する例を説明したが、別の形態としては、注入ヘッドの制御部145がそのような役割を果たすように構成してもよい。この場合、例えば、図2Aの信号線198を介して制御部145、455どうしが接続されていてもよい。図では両者が互いに直接接続されているが、電気的信号のやりとりまたはデータの送信もしくは受信を行うことができる限り、当然ながら、他の回路等を介在させた状態で間接的に接続されていてもよい。
(a4)注入プロトコル設定用のGUIや、注入状況を表示するグラフィカル画像は、コンソールのディスプレイ以外のディスプレイに表示されてもよい。この例としては、注入ヘッドの筐体に一体的に設けられた、あるいは、その近傍に設置されたヘッドディスプレイであってもよい。ヘッドディスプレイとしては、タッチパネル式のものであってもよいし、そうでなくてもよい。
(a5)輸液ポンプに関し、必ずしも血管拡張剤に限らず、他の薬剤を自動注入するものであってもよい。
(a6)輸液ポンプの動作に関し、例えばその制御回路またはコンソールの制御部が、実際の薬液の注入速度を算出し、それが所定の上限値を超えていないか、および/あまたは、所定の下限値を下回っていないかを判定する機能を有していることも好ましい。上限値を超えていた場合や下回っていた場合には、エラーガイダンスを発する等の構成となっていることも好ましい。こうした構成により、血管の損傷や誤診の発生を防止することができる。
(a7)血管拡張剤に加え他の薬剤を注入するために、さらに、第2の輸液ポンプがシステムに備えられていてもよい。この薬剤としては、心拍を下げるなどの作用をもつベータブロッカー剤等であってもよい。この場合も、血管拡張剤を注入するための輸液ポンプを例として上述した同ポンプの技術的事項を、当該第2の輸液ポンプに適宜応用してもよい。第2の輸液ポンプの注入速度は例えば5ml/min〜15ml/minであってもよい。
(輸液ポンプ)
他の形態に係る輸液ポンプについて、図11、図12を参照して説明する。
−スタートボタン(注入開始ボタン)A446
−ストップボタン(停止ボタン)A447
−速度アップボタンA444
−速度ダウンボタンA444
−オートリターンボタン(リターンボタン)A445
−低速前進ボタンA443a′
−中速前進ボタンA443a
−低速後退ボタンA443b′
−中速後退ボタンA443b
−電源ボタンA449
1.輸液ポンプの基本動作
輸液ポンプA410の基本動作は次のとおりである。なお、以下の説明で述べる動作の順番は必要に応じて変更可能である。
シリンジを輸液ポンプA410に取り付ける際、操作者は、シリンジをシリンジ保持部A420aにセットした後、プレッサー部材A433を前進させる。例えば、前進ボタンを押すことでこの動作が行われる。プレッサー部材A433は、その前端面がシリンジのピストン部材の後端面に当接するまで前進させられ、この位置までくると、プレッサーA433の一対の爪がピストン後端面を保持する。この状態では、ピストン後端面がクランプセンサA477に当接する。クランプセンサA477からの電気的信号にしたがって、輸液ポンプA410(具体的には制御回路455)がシリンジが適正に装着されたと判断する。
シリンジをシリンジ保持部A420aにセットすると、シリンジがシリンジセンサA478に当接して同センサがONとなる。制御回路455は、シリンジセンサA478のこの電気的信号にしたがって、シリンジがシリンジ保持部A420aにセットされたことを検出する。
上記した2つのセンサの検出結果を利用して、下記の表のような動作制御を行うようにしてもよい。ここで、表中の「○」は、ボタンが押されたときにその動作が可能であることを示し、「×」はボタンが押されてもその動作が実施できないことを示している。
×:動作不可
輸液ポンプA410は、一例で、図14に示すような表示部A470を有している。表示部A470は、
−注入動作表示部(状態表示部)A471、
−アラームインジケータ(状態表示部)A472、
−注入速度表示部(設定速度表示部)A473、
−注入時間表示部A475
−電池残量表示部A474。
を有している。
各種センサの検出結果に基づいて、どの箇所にエラーが生じているかを判定し、それを例えば図16のようなアラーム表示で操作者に知らせるような構成としてもよい。
図17は、輸液ポンプの状態遷移の一例である。図に示すように、輸液ポンプは電源ONの後、所定の初期化動作を行うものであってもよい。具体的な一例について以下、説明する。当然ながら以下に示す具体的な動作手順やタイミング、時間等は、本発明のあくまで一例である。
電源ONに関し、電源スイッチを長押しすることで電源が入る構成であってもよい。電源のONにより自動的に初期化動作(下記)が行われる構成であってもよい。初期化動作としては、装置内の1つまたは複数の電気的要素の動作確認のためのセルフチェック等が挙げられる。具体的な一例として、ポンプ内部の記憶媒体(不図示)のデータのSUMをチェックし、SUMが一致しない場合には異常と判定する構成であってもよい。異常と判定されなかった場合、初期化完了となり、ピストン駆動機構が動作可能な状態となる。異常と判定された場合、所定のアラームを発するか、動作を禁止する状態となるような構成であってもよい。
装置内のリミットスイッチ(前進リミット、不図示)がOFFとなっている状態で、低速前進ボタンが押された場合、低速前進状態に遷移する。
−ボタンを離す、
−他のボタンを押す、
−前進リミットがONとなる、
−シリンジセンサの入力が切り替わる、
−圧力が所定のリミット値(一例で、10PSI、15PSI)に達する等
のうち少なくとも1つがあった場合に、停止に遷移する。なお、クランプセンサやシリンジセンサの検出結果に応じて停止に遷移するようになっていてもよいことは上述した通りである。
−ボタンを離す、
−他のボタンを押す、
−前進リミットがONとなる、
−シリンジセンサの入力が切り替わる、
−クランプセンサの入力が切り替わる、
−圧力が所定のリミット値(一例で、10PSI、15PSI)に達する等
のうち少なくとも1つがあった場合に行われてもよい。
装置内のリミットスイッチ(後端リミット、不図示)がOFFとなっている状態でオートリターンボタンが押された場合、オートリターンが行われる。オートリターン待ちからオートリターンへの遷移の条件は、ボタンの長押しであってもよい。
−他のボタンを押す、
−後端リミットがONとなる、
−シリンジセンサの入力が切り替わる、
−クランプセンサの入力が切り替わる、
のうち少なくとも1つがあった場合に、停止に遷移する。
装置内のリミットスイッチ(前進リミット、不図示)がOFFとなっている状態でスタートボタンが押された場合、他の注入禁止条件がないことを条件に、注入が行われる。
−他のボタンを押す、
−前進リミットがONとなる、
−シリンジセンサの入力がOFFとなる、
−クランプセンサの入力がOFFとなる、
−圧力が所定のリミット値(一例で、10PSI、15PSI、30PSI)に達する
のうち少なくとも1つがあった場合に、停止に遷移する。
本出願は、以下の発明を開示する:
1.A:輸液ポンプ(410)と、
B:薬液注入装置(100)と、
を備えた薬液注入システムであって、
前記輸液ポンプは、心筋解析検査用の薬剤が充填されたシリンジ(200V)のピストン部材を移動させるピストン駆動機構(430)を有するものであり、
前記薬液注入装置は、
造影剤が充填されたシリンジ(200C)のピストン部材を移動させるピストン駆動機構(130)を少なくとも有する注入ヘッド(110)と、
ディスプレイ(151)と、
制御部(155)と、を有し、
前記制御部(155)は、前記ディスプレイ(151)に、
前記注入ヘッドの注入動作条件、および、前記輸液ポンプの注入動作条件を含む注入プロトコルを設定するための設定画面(GUI)を表示するように構成されている、
薬液注入システム。
A:輸液ポンプ(410)と、
B:薬液注入装置(100)と、
を備えた薬液注入システムであって、
前記輸液ポンプは、心筋解析検査用の薬剤を患者に向けて注入するための駆動機構(430)を有するものであり、
前記薬液注入装置は、
造影剤が充填されたシリンジ(200C)のピストン部材を移動させるピストン駆動機構(130)と、
前記ピストン駆動機構の動作を制御する制御部(145、155、またはその両方)と、を有し、
前記制御部(145、155、またはその両方)は、
前記輸液ポンプに対しても接続され、所定の注入プロトコルにしたがって、所定のタイミングで前記輸液ポンプに対して電気的信号を送るように構成されている。
本出願は、また、次の発明を開示する:
A1.コンピュータが、所定のディスプレイに、
前記注入ヘッドの注入動作条件、および、前記輸液ポンプの注入動作条件を含む注入プロトコルを設定するための設定画面(GUI)を表示する、
システムの作動方法。
−第1フェーズとして血管拡張剤の注入条件、
−第2フェーズとして造影剤の注入条件、
を少なくとも含む注入プロトコルのデータ(単なる数値データの場合も含む)を有し、
コンピュータが、操作者による所定の入力があったときに、その注入プロトコルのデータを読込み、ディスプレイに表示する。
本出願は、以下の発明を開示する:
B1.A:輸液ポンプ(A410)と、
B:薬液注入装置(100)と、
を備えた薬液注入システムであって、
前記輸液ポンプは、
シリンジ(200V)のピストン部材を移動させるピストン駆動機構(430)と、
それに電気的に接続された制御回路(455)と、
を有し、さらに、
前記シリンジのピストン部材を検出するための第1のセンサ(A477)および前記シリンジがセットされたことを検出する第2のセンサ(A478)の少なくとも一方を有する、
薬液注入システム。
−第1のセンサの検出結果がOFFの場合、
−第2のセンサの検出結果がOFFの場合、または、
−第1および第2のセンサの検出結果がいずれもOFFの場合、
(i)操作者が前進ボタンを押したとしても前記ピストン駆動を動作させない、
(ii)操作者が後退ボタンを押したとしても前記ピストン駆動を動作させない、または、
(iii)上記(i)と(ii)の両方
を行うように構成されている。別の態様として、ピストン駆動機構の動作中に上記のような検出が行われた場合に、ピストン駆動の動作を停止するようにしてもよい。
モータ電流を利用した第1の圧力検出手段、および/または
圧力センサを利用した第2の圧力検出手段
を備える。
エラーが検出された位置を表示するためのアラームインジケータ(状態表示部)を含む表示部を備える。
100 薬液注入装置(造影剤注入装置)
110 注入ヘッド(インジェクタヘッド)
111 筐体
121、122 アダプタ
120a シリンジ保持部(凹部)
130 ピストン駆動機構
131 モータ
132 伝達機構
133 ラム部材
138 ロードセル
155 制御回路
150 コンソール
151 ディスプレイ
153 タッチパネル
157 物理的ボタン(スイッチ)
159 記憶部
180 スタンド
195a 電源回路
195b ACコード
197a、197b 電力供給線
198 信号線
200C、200S、200V シリンジ
221 シリンダ部材
222 ピストン部材
225 ICタグ
230 延長チューブ
235 延長チューブ
410 輸液ポンプ
411 筐体
420a シリンジ保持部(凹部)
422 押さえ部材
431 モータ
432 伝達機構
433 プレッサー部材
438 ロードセル
440 操作部
455 制御回路
495a 電源回路
495b ACコード
610 注入プロトコルウィンドウ
611、613、615〜617 ボックス
621 テンキー
625 グラフィカル画像
630 人体画像
1100 撮像装置
1101 ガントリ
1103 ベッド
1150 心電計
A410 輸液ポンプ
A420 シリンジ保持構造
A420a シリンジ保持部
A421 受け溝
A423 シリンジアダプタ
A430 ピストン駆動機構
A433 プレッサー部材
A470 表示部
A477 クランプセンサ
A478 シリンジセンサ
A481 支持バー
Claims (10)
- 輸液ポンプと、
造影剤注入装置と、
を備えた薬液注入システムであって、
前記輸液ポンプは、心筋解析検査用の薬剤を患者に向けて注入するための駆動機構およびその駆動機構の動作を制御する制御回路を有するものであり、
前記造影剤注入装置は、造影剤が充填されたシリンジのピストン部材を移動させるピストン駆動機構を少なくとも有する注入ヘッドと、ディスプレイと、制御部と、を有し、
前記制御部は、前記ディスプレイに、前記注入ヘッドの注入動作条件、および、前記輸液ポンプの注入動作条件を含む注入プロトコルを設定するための設定画面を表示するように構成されるとともに、前記輸液ポンプに対して、その動作の開始および停止の少なくとも一方のトリガとなる電気的信号を送るように構成されている、
薬液注入システム。 - さらに、
前記注入プロトコルを記憶する記憶部を有する、
請求項1に記載の薬液注入システム。 - 前記注入ヘッドが、希釈剤または生理食塩水が充填されたシリンジのピストン部材を移動させる他のピストン駆動機構も有する、
請求項1または2に記載の薬液注入システム。 - 前記注入プロトコルの設定画面は、
第1フェーズとして血管拡張剤の注入フェーズを含み、
第2フェーズとして造影剤の注入フェーズを含む、
請求項3に記載の薬液注入システム。 - 前記注入プロトコルの設定画面は、さらに、
第3フェーズとして造影剤と生理食塩水の同時注入フェーズを含み、
第4フェーズとして生理食塩水の後押し注入フェーズを含む、
請求項4に記載の薬液注入システム。 - 前記制御部は、前記ディスプレイに、
血管拡張剤の注入が行なわれていることを示すグラフィカル画像を表示するように構成されている、
請求項1〜5のいずれか一項に記載の薬液注入システム。 - 輸液ポンプと、
造影剤注入装置と、
を備えた薬液注入システムであって、
前記輸液ポンプは、心筋解析検査用の薬剤を患者に向けて注入するための駆動機構およびその駆動機構の動作を制御する制御回路を有するものであり、
前記造影剤注入装置は、
造影剤が充填されたシリンジのピストン部材を移動させるピストン駆動機構と、
前記ピストン駆動機構の動作を制御する制御部と、を有し、
前記制御部は、
前記輸液ポンプに対しても接続され、所定の注入プロトコルにしたがって、所定のタイミングで前記輸液ポンプに対して電気的信号を送るように構成されるとともに、前記輸液ポンプに対して、その動作の開始および停止の少なくとも一方のトリガとなる電気的信号を送るように構成されている、
薬液注入システム。 - さらに、撮像装置を備え、
前記制御部は、前記撮像装置にも接続されている、
請求項1〜7のいずれか一項に記載の薬液注入システム。 - 前記造影剤注入装置がコンソールを備え、
前記コンソールに、前記制御部および前記ディスプレイが設けられている、請求項1〜6のいずれか一項に記載の薬液注入システム。 - さらに、
心筋解析検査用の前記薬剤とは別の他の薬剤を患者に向けて注入するための別の輸液ポンプも備える、
請求項1〜9のいずれか一項に記載の薬液注入システム。
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