JP6722571B2 - 吐出器 - Google Patents
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Description
また、帯体が装着キャップと一体に形成されているので、吐出器の部品点数を削減することができる。
この場合には、外カバーを押し下げた際に、帯体の前記中間部が、押下ヘッドの外面に形成された支持溝に幅方向に支持されながら、長手方向に沿って移動することができ、外カバーを押し下げた際の帯体の動作を安定させることができる。
この場合には、外カバーおよび押下ヘッドの周方向の相対移動が規制されるため、外カバーが押下ヘッドに対して相対的に下降する動作を安定させることができる。
装着キャップ12は、挿通孔12Aが形成された天壁部20と、天壁部20の外周縁から下方に向けて延びた装着周壁部21と、天壁部20における挿通孔12Aの開口周縁部から上方に向けて延びるガイド筒部22と、を備えている。装着周壁部21の内周面には、容器本体11の口部Aに螺着された雌ねじ部が形成されている。
なお、装着キャップ12の構成は、この場合に限定されるものではなく、例えば装着周壁部21を容器本体11の口部Aに対してアンダーカット嵌合させることで装着しても構わない。
より詳細には、空気用シリンダ14は、有底筒状に形成され、その底面に筒状の液用シリンダ16が空気用シリンダ14の内部と連通した状態で連結されている。つまり、大径の空気用シリンダ14の下側に小径の液用シリンダ16が連設されている。
なお、液用シリンダ16と空気用シリンダ14とをそれぞれ別体に構成したうえで、例えば、両者を係止する等して繋げても構わない。
また、押下ヘッド3には、装着筒部30から径方向の外側に向けて突出するノズル部32が一体に形成されている。ノズル部32の先端部に吐出口32aが形成されている。なお、ノズル部32は、押下ヘッド3と別体であってもよい。
装着筒部30は、装着キャップ12におけるガイド筒部22の径方向の内側に上下動自在に挿入されている。装着筒部30の上端開口部は、ノズル部32の基端開口部に連通している。装着筒部30とノズル部32とは縦断面視でL字状をなすように接続されている。
外筒部31の内径は、ガイド筒部22の外径よりも大きくなっている。押下ヘッド3を押し下げたときに、外筒部31の内周面とガイド筒部22の外周面とが径方向で対向する。
なお、ケーシング40の上端開口縁は、装着筒部30の内周面から径方向の内側に突出するとともに、周方向に間隔をあけて配置された複数の縦リブ30bの各下端に当接している。
なお、上側摺接部51aの上端縁と、装着筒部30の内周面と、の間には、上下方向の隙間Sが設けられている。また、装着筒部30の下端開口縁と天板部53の上面との間にも上下方向の隙間が設けられている。
装着筒部30の内周面において、ステム10の上端部が嵌合された部分には、上下方向に延在し、かつ下方に開口した縦溝30aが、周方向に間隔をあけて複数形成されている。縦溝30aは、ステム10の上端開口縁を径方向に跨いで、発泡部材17のケーシング40に形成された複数のケーシング溝42に連通しているとともに上記隙間Sに連通している。
当接部62は、空気用ピストン13における内筒51の下端開口縁に、内筒51の下方から当接する。これにより、当接部62は、空気通路5を通した気液混合室R1内と空気用シリンダ14内との連通を遮断している。
液用ピストン15のうち、その上端側がステム10の内側に密に嵌合される小径筒部15aとされ、下端側がステム10の下端開口縁から下方に突出し、かつその外周面がステム10の外周面とほぼ面一とされた大径筒部15bとされている。
液用ピストン15および液用シリンダ16の内部には、上端部が中空逆円錐状をなす上部弁体65aとされるとともに、下端部が液用シリンダ16内の下端開口部に着座および離反可能な下部弁体65bとされた棒状の弁部材65が設けられている。
このコイルスプリング66は、液用ピストン15を、大径筒部15bの下方から上方付勢状態で下方移動可能に支持している。
図5に示すように、外カバー70は、上面視で円形状をなす押下板71と、押下板71の下面から下方に向けて突出する連結筒72と、を備えている。押下板71および連結筒72はそれぞれ、シリンダ軸Oと同軸に配設されている。
図5に示すように、連結筒72の内周面における下端部には、径方向の内側に向けて突出する係合突部72bが形成されている。係合突部72bは、周方向に間隔をあけて複数形成されている。図1に示すように、係合突部72bは、押下ヘッド3の嵌合突部31aに、嵌合突部31aの下方から当接若しくは近接している。
なお、帯体23は1つ配設されてもよいし、3つ以上配設されてもよい。また、帯体23は、装着キャップ12のうち、連結板24ではなく、天壁部20、装着周壁部21、又はガイド筒部22に、直接形成されてもよい。
帯体23の他端部23bには、外カバー70に連結された連結片23dが形成されている。連結片23dは、帯体23の他端部23bの表裏面のうち、左右方向の外側を向く表面に形成されている。
2つの帯体23のうち、前側に位置する帯体23の幅広片23eは、後側から前側に向かうに従い漸次、径方向の大きさが小さくなり、後側に位置する帯体23の幅広片23eは、前側から後側に向かうに従い漸次、径方向の大きさが小さくなっている。
支持溝33は、押下ヘッド3に前後方向に間隔をあけて2つ形成され、互いに同等の形状をなしている。支持溝33は、押下ヘッド3の外周面のうち、ノズル部32を左右方向に挟む両側面、および押下ヘッド3の上面に一体に形成されている。図2に示すように、2つの支持溝33内に、2つの帯体23が各別に収容されている。
図5に示すように、第1規制部73は、外カバー70の連結筒72の内周面に形成され、径方向の内側に向けて突出している。
2つの第1規制部73は、連結筒72の内周面に上下方向の全域にわたって形成されている。第1規制部73は、連結筒72の内周面のうち、上面視においてシリンダ軸O回りに180°回転対称となる位置に各別に配設されている。
帯体23の連結片23dのうち、幅広片23eが収容部74の第1凹部74a内に収容され、接続片23fが収容部74の第2凹部74b内に収容される。
2つの第2規制部34は、押下ヘッド3の両側面のうち、上面視においてシリンダ軸O回りに180°回転対称となる位置に各別に配設されている。第2規制部34は、押下ヘッド3の側面のうち、2つの支持溝33の前後方向の間に位置する部分に、上下方向の全域にわたって形成されている。
図2に示すように、外カバー70の第1規制部73における第1規制面73bと、押下ヘッド3の第2規制部34における第2規制面34bと、が前後方向で当接若しくは近接している。
ステム10に押下ヘッド3を装着した後に、装着キャップ12に連結された2つの帯体23の中間部23cを、押下ヘッド3の上面を跨がせながら、押下ヘッド3の支持溝33内に各別に収容する。
その後、外カバー70を押下ヘッド3に取り付ける際に、帯体23の連結片23dを、外カバー70の連結筒72に形成された収容部74内に、下方から挿入して収容する。
はじめに、図1に示すように、押下ヘッド3を押下する前の待機状態では、ステム10の当接部62に、空気用ピストン13における内筒51の下端開口縁が当接し、かつ押下ヘッド3における装着筒部30の内面と内筒51の上側摺接部51aの上端縁との間に隙間Sが設けられている。
このため、帯体23の中間部23cが順次、他端部23b側に向けて、押下ヘッド3の支持溝33内を支持溝33が延びる方向に移動する。これにより、中間部23cが、押下ヘッド3をコイルスプリング66の付勢力に抗して、下方に向けて押し下げる。
この際、帯体23のうちの一端部23aは、装着キャップ12の連結板24に固定されており、他端部23bは、外カバー70に連結されている。このため、中間部23cにより押し下げられる押下ヘッド3は、外カバー70および帯体23と近似的に動滑車を構成している。すわなち、外カバー70の下方に向けた変位量は、押下ヘッド3の下方に向けた変位量と比べて、動滑車における仕事の原理により、約2倍となる。
このとき、空気用ピストン13は移動せず、この空気用ピストン13における内筒51の下端開口縁と、ステム10における当接部62と、の間に隙間が形成される。また、空気用ピストン13における内筒51の上端縁と、装着筒部30の内面と、の間の隙間Sが小さくなる。これにより、空気通路5を通して空気用シリンダ14内と気液混合室R1内とが連通する。
そして、この下部弁体65bが液用シリンダ16の下端開口部に着座して閉塞する。また、液用ピストン15の上端部が弁部材65の上部弁体65aから下方に離反し、液用シリンダ16とステム10内とが連通する。
詳細には、ステム10の上昇により、当接部62が空気用ピストン13における内筒51の下端開口縁に下方から当接するので、空気用ピストン13がステム10とともに上昇する。この際、空気用シリンダ14の下室の体積が膨張することで負圧が生じるので、ピストン用弁体54が開き、空気孔52を通じて空気用シリンダ14内に空気が引き込まれる。これにより、空気用シリンダ14の下室の負圧が解消され、ピストン用弁体54が空気孔52を閉塞することで図1に示す状態に復帰する。また、液用ピストン15がステム10とともに上昇することで、ステム10および液用シリンダ16内の体積が膨張することで負圧が生じ、容器本体11内の内容物が液用シリンダ16内に供給される。
また、帯体23が装着キャップ12と一体に形成されているので、吐出器1の部品点数を削減することができる。
また、上記実施形態においては、押下ヘッド3および外カバー70に、互いが係合することで、周方向の相対移動を規制する規制部73、34が各別に形成されている構成を示したが、このような態様に限られない。押下ヘッド3および外カバー70に規制部73、34が各別に形成されなくてもよい。
3 押下ヘッド
11 容器本体
12 装着キャップ
13 空気用ピストン
14 空気用シリンダ
15 液用ピストン(ピストン部)
16 液用シリンダ(シリンダ部)
23 帯体
23a 一端部
23b 他端部
23c 中間部
32 ノズル部
32a 吐出口
33 支持溝
34 第2規制部(規制部)
70 外カバー
73 第1規制部(規制部)
Claims (3)
- 内側が容器本体内に連通するとともに、上下方向に延びるシリンダ部と、
容器本体の口部に装着されるとともに、前記シリンダ部を前記容器本体の前記口部に固定する装着キャップと、
前記シリンダ部内に上下摺動可能に配設されたピストン部と、
上方付勢状態で下方移動可能に配設されるとともに、前記ピストン部の上下動に連係する押下ヘッドと、
前記シリンダ部内の内容物を吐出する吐出口が形成されたノズル部と、を備え、
前記押下ヘッドを押し下げることで、前記シリンダ部内の内容物が前記吐出口から吐出され、前記押下ヘッドの押し下げを解除したときに、前記容器本体内の内容物が前記シリンダ部内に供給される構成とされた吐出器であって、
前記押下ヘッドを覆う外カバーと、
一端部側が前記装着キャップに連結され、かつ他端部側が前記外カバーに連結された帯体と、を備え、
前記帯体は、前記押下ヘッドを跨いで配設され、前記帯体のうち、前記一端部と前記他端部との間の中間部は、前記押下ヘッドを押し下げ可能に前記押下ヘッドに係合し、
前記帯体は前記装着キャップと一体に形成されていることを特徴とする吐出器。 - 前記押下ヘッドの外面には、前記帯体を長手方向に移動可能に収容し、前記帯体を幅方向の両側から支持する支持溝が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の吐出器。
- 前記押下ヘッドおよび前記外カバーには、互いが係合することで、シリンダ軸周りに沿う周方向の相対移動を規制する規制部が各別に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の吐出器。
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