JP6131142B2 - フォーマポンプ - Google Patents
フォーマポンプ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6131142B2 JP6131142B2 JP2013159889A JP2013159889A JP6131142B2 JP 6131142 B2 JP6131142 B2 JP 6131142B2 JP 2013159889 A JP2013159889 A JP 2013159889A JP 2013159889 A JP2013159889 A JP 2013159889A JP 6131142 B2 JP6131142 B2 JP 6131142B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- elastic seal
- liquid
- cylinder
- stem
- seal portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
Description
フォーマポンプは、押下ヘッドを押し下げてステムを下方に移動させることにより、容器体内の液体を移送するとともに空気と混合させ、これらの気液混合体が発泡されてなる泡体を吐出する。
本発明に係るフォーマポンプは、液体が収容された容器体の口部に、上方付勢状態で下方移動可能に立設されるステムと、前記ステムの上端部に配設されノズル孔が形成された押下ヘッドと、前記ステムを上方に付勢する付勢部材と、前記ステムに連係する液用ピストンと、内部に前記液用ピストンが上下摺動自在に収容された液用シリンダと、前記ステムに連係する空気用ピストンと、内部に前記空気用ピストンが上下摺動自在に収容された空気用シリンダと、前記液用シリンダからの液体と前記空気用シリンダからの空気とを混合する気液混合室と、前記気液混合室と前記ノズル孔との間に配設され、前記気液混合室からの気液混合体を発泡する発泡部材と、を備えるフォーマポンプであって、前記押下ヘッドは、前記ステムの上端部に固定された固定部材と、前記固定部材上に下方移動可能に配設された操作部材と、上下方向に延びる上下流路を有し前記発泡部材と前記ノズル孔とを接続する接続路と、を備え、前記固定部材および前記操作部材のうちのいずれか一方には、前記上下流路内を開放可能に閉塞する弾性シール部が配設され、いずれか他方には、前記弾性シール部を上下方向に押圧して弾性変形させることで前記上下流路内を開放する押圧体が配設され、前記弾性シール部のばね定数は、前記付勢部材のばね定数よりも小さく、前記弾性シール部は、上下方向に延びる胴部と、前記胴部の一端開口部を閉塞する閉塞部と、を備え、前記押圧体は、上下方向に延びるとともに基端部が固定端とされ、先端部が、前記胴部の他端開口部から前記胴部内に進入して前記閉塞部に上下方向に対向する棒状に形成され、前記操作部材が押下されて前記押圧体が前記閉塞部を押圧するときに、前記弾性シール部が上下方向に伸長変形することで、前記弾性シール部による前記上下流路内の閉塞が解除されることを特徴とする。
泡体を吐出するときには、操作部材を押下する。このフォーマポンプでは、弾性シール部のばね定数が、付勢部材のばね定数よりも小さいことから、操作部材が、弾性シール部の弾性力に抗して固定部材上で下方に向けて移動して、押圧体が、弾性シール部を上下方向に押圧し弾性シール部を弾性変形させる。すると、弾性シール部による上下流路内の閉塞が解除され、上下流路内が開放される。
操作部材をさらに押下すると、この操作部材を介して固定部材が押下されて押下ヘッド全体が下方に移動し、付勢部材の付勢力に抗してステムが押し下げられる。するとステムに連係し、液用ピストンおよび空気用ピストンそれぞれが、液用シリンダ内および空気用シリンダ内を下方に向けて摺動し、液用シリンダ内の液体と空気用シリンダ内の空気とが気液混合室に送られて混合される。そして、この気液混合体が発泡部材によって発泡させられて泡体となり、泡体が接続路を通してノズル孔から吐出される。泡体の吐出は、操作部材の押下を停止したり、解除したりすることで停止される。
操作部材の押下を解除すると、付勢部材の付勢力により、ステム、押下ヘッド、液用ピストンおよび空気用ピストンが上方に向けて復元変位する一方で、弾性シール部が復元変形する。このとき、弾性シール部が復元変形することで、操作部材が、弾性シール部の弾性復元力によって固定部材上で上方に向けて復元変位させられるとともに、弾性シール部が上下流路内を閉塞する。
このフォーマポンプによれば、泡体の吐出時には、弾性シール部による上下流路内の閉塞を解除させ、発泡部材からの泡体をノズル孔にスムーズに供給させる一方、泡体の吐出の前後では、弾性シール部によって上下流路内を閉塞し、発泡部材がノズル孔を通して外気にさらされるのを抑制することができる。これにより、発泡部材上で液体が乾いて固化するのを抑えることが可能になり、例えば適正な泡質の泡体を安定して発泡すること等ができる。
以下、図面を参照し、本発明の第1実施形態に係るフォーマポンプを備える吐出容器を説明する。
図1および図2に示すように、吐出容器1は、容器体2と、フォーマポンプ10と、を備えている。容器体2には、液状の内容物(液体)が収容される。フォーマポンプ10は、容器体2内の内容物を泡状にして吐出する。
以下、この共通軸を軸線Oといい、軸線Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿った容器体2の底部側を下側といい、下側の反対側を上側といい、軸線Oに直交する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という。
ケーシング42は、上側が大径部42aとされ、下側が小径部42bとされた2段筒状に形成されている。大径部42aは、後述する装着筒部48内に嵌合され、小径部42bはステム16の上端部内に嵌合されている。
固定部材44は、ステム16の上端部に固定されている。固定部材44は、ステム16と別体に形成され、ステム16に装着されている。固定部材44には、内容物を吐出するノズル孔46が形成されている。固定部材44は、天壁部47と、装着筒部48と、案内筒部49と、外装筒部50と、吐出筒部51と、を備えている。天壁部47、装着筒部48、案内筒部49および外装筒部50は、軸線Oと同軸に配置されている。
外装筒部50は、案内筒部49を径方向の外側から囲繞している。外装筒部50は、天壁部47の外周縁部から下方に向けて延びている。外装筒部50の下端部は、案内筒部49の下端部よりも上側に位置している。
このとき、空気用ピストン17の内摺動筒部37がステム16の前記摺動部分の外周面上を摺動するとともに、内摺動筒部37の上端部が装着筒部48の内周面上を摺動することにより、空気用ピストン17の上下方向の位置が保持される。その結果、ステム16のフランジ部16aと、空気用ピストン17の内摺動筒部37の下端縁と、の間に、前記空気導入路Rと前記下室40bとを連通する図示しない連通隙間が設けられ、下室40bと気液混合室19とが連通される。またこのとき、弁部材34も下方に移動させられ、弁部材34の下部弁体34bが液用シリンダ13のテーパ部29に着座して、液用シリンダ13の下端開口部が閉塞される。
そしてフォーマポンプ70では、弾性シール部56の外面が、突出部71の表面に当接することで、弾性シール部56が、上下流路53a内を閉塞している。突出部71の表面には、弾性シール部56の縮径部56cの上面が、この突出部71の下方から当接している。
このフォーマポンプ70によれば、操作部材45を押下すると、弾性シール部56が弾性変形し、弾性シール部56の縮径部56cが伸長変形して縮径部56cの上面が突出部71の表面から離間して、弾性シール部56による上下流路53a内の閉塞が解除され、本実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
次に、本発明に係る第2実施形態のフォーマポンプを、図6および図7を参照して説明する。
なお、この第2実施形態においては、第1実施形態における構成要素と同一の部分については同一の符号を付し、その説明を省略し、異なる点についてのみ説明する。
胴部56aのうち、上端部と下端部との間に位置する中間部は、上側から下側に向かうに従い漸次、拡径していて、この中間部には、貫通孔56eが形成されている。貫通孔56eは、胴部56aに、周方向に間隔をあけて複数形成されている。
操作部材45をさらに押下し、操作部材45を介して固定部材44が押下されて押下ヘッド20全体が下方に移動すると、前記第1実施形態のフォーマポンプ10と同様に、発泡部材18で発泡させられた泡体が、接続路53を流通してノズル孔46から吐出される。
2a 口部
10、70 フォーマポンプ
12 空気用シリンダ
13 液用シリンダ
14 液用ピストン
15 付勢部材
16 ステム
17 空気用ピストン
18 発泡部材
19 気液混合室
20 押下ヘッド
44 固定部材
45 操作部材
46 ノズル孔
53 接続路
53a 上下流路
56 弾性シール部
56a 胴部
56b 閉塞部
58 押圧体
Claims (5)
- 液体が収容された容器体の口部に、上方付勢状態で下方移動可能に立設されるステムと、
前記ステムの上端部に配設されノズル孔が形成された押下ヘッドと、
前記ステムを上方に付勢する付勢部材と、
前記ステムに連係する液用ピストンと、
内部に前記液用ピストンが上下摺動自在に収容された液用シリンダと、
前記ステムに連係する空気用ピストンと、
内部に前記空気用ピストンが上下摺動自在に収容された空気用シリンダと、
前記液用シリンダからの液体と前記空気用シリンダからの空気とを混合する気液混合室と、
前記気液混合室と前記ノズル孔との間に配設され、前記気液混合室からの気液混合体を発泡する発泡部材と、を備えるフォーマポンプであって、
前記押下ヘッドは、前記ステムの上端部に固定された固定部材と、前記固定部材上に下方移動可能に配設された操作部材と、上下方向に延びる上下流路を有し前記発泡部材と前記ノズル孔とを接続する接続路と、を備え、
前記固定部材および前記操作部材のうちのいずれか一方には、前記上下流路内を開放可能に閉塞する弾性シール部が配設され、いずれか他方には、前記弾性シール部を上下方向に押圧して弾性変形させることで前記上下流路内を開放する押圧体が配設され、
前記弾性シール部のばね定数は、前記付勢部材のばね定数よりも小さく、
前記弾性シール部は、上下方向に延びる胴部と、前記胴部の一端開口部を閉塞する閉塞部と、を備え、
前記押圧体は、上下方向に延びるとともに基端部が固定端とされ、先端部が、前記胴部の他端開口部から前記胴部内に進入して前記閉塞部に上下方向に対向する棒状に形成され、
前記操作部材が押下されて前記押圧体が前記閉塞部を押圧するときに、前記弾性シール部が上下方向に伸長変形することで、前記弾性シール部による前記上下流路内の閉塞が解除されることを特徴とするフォーマポンプ。 - 請求項1記載のフォーマポンプであって、
前記弾性シール部は、前記胴部の外周面が前記上下流路の内周面に当接することで、前記上下流路内を閉塞することを特徴とするフォーマポンプ。 - 請求項1または2に記載のフォーマポンプであって、
前記弾性シール部は、前記固定部材に、前記閉塞部を下方に向けるとともに前記胴部の他端開口部を前記操作部材に向けて開口させた状態で配設され、
前記押圧体は、前記操作部材から下方に延びて前記胴部の他端開口部から前記胴部内に進入していることを特徴とするフォーマポンプ。 - 請求項3記載のフォーマポンプであって、
前記胴部の下端部には、下側から上側に向かうに従い漸次、縮径する縮径部が備えられていることを特徴とするフォーマポンプ。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載のフォーマポンプであって、
前記操作部材は、前記固定部材に上下動自在に嵌合されていることを特徴とするフォーマポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013159889A JP6131142B2 (ja) | 2013-07-31 | 2013-07-31 | フォーマポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013159889A JP6131142B2 (ja) | 2013-07-31 | 2013-07-31 | フォーマポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015030490A JP2015030490A (ja) | 2015-02-16 |
JP6131142B2 true JP6131142B2 (ja) | 2017-05-17 |
Family
ID=52516165
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013159889A Active JP6131142B2 (ja) | 2013-07-31 | 2013-07-31 | フォーマポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6131142B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6321245B1 (ja) * | 2017-03-06 | 2018-05-09 | 東芝エレベータ株式会社 | エレベータ保守作業支援システム |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008213849A (ja) * | 2007-02-28 | 2008-09-18 | Yoshino Kogyosho Co Ltd | 吐出容器 |
JP5214418B2 (ja) * | 2008-11-28 | 2013-06-19 | 株式会社吉野工業所 | フォーマーディスペンサー |
-
2013
- 2013-07-31 JP JP2013159889A patent/JP6131142B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2015030490A (ja) | 2015-02-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5674138B2 (ja) | 泡吐出器 | |
KR102128801B1 (ko) | 거품 토출기 | |
JP6745186B2 (ja) | 吐出器用アタッチメント及び吐出器 | |
JP2009101258A (ja) | ポンプディスペンサ | |
JP2008265802A (ja) | 吐出ポンプ | |
JP6131142B2 (ja) | フォーマポンプ | |
JP6240498B2 (ja) | フォーマディスペンサ | |
JP5000200B2 (ja) | 吐出容器 | |
JP2015163518A (ja) | 泡吐出器 | |
JP2015227197A (ja) | 泡吐出器 | |
JP6034677B2 (ja) | 泡吐出器 | |
JP5924734B2 (ja) | 泡吐出器 | |
JP5337571B2 (ja) | 吐出器 | |
JP6240522B2 (ja) | フォーマディスペンサ | |
JP7012531B2 (ja) | フォーマポンプ | |
JP7267179B2 (ja) | 吐出器 | |
JP5016989B2 (ja) | 吐出器 | |
JP6186188B2 (ja) | フォーマポンプ | |
JP2015163524A (ja) | 泡吐出器 | |
JP7433199B2 (ja) | 吐出器 | |
JP7433726B2 (ja) | 泡噴出ポンプ容器及び泡噴出ポンプ | |
JP6259258B2 (ja) | フォーマポンプ | |
JP6910286B2 (ja) | フォーマポンプ | |
JP2019119472A (ja) | フォーマーディスペンサー | |
JP5840440B2 (ja) | エア混合式噴出器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160202 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20161109 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20161115 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170106 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20170321 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20170417 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6131142 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |