JP2020083327A - 吐出器 - Google Patents

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州平 松本
Shuhei Matsumoto
州平 松本
徹也 石塚
Tetsuya Ishizuka
徹也 石塚
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

【課題】内容物を吐出孔から吐出する際に要する押下ヘッドへの押下力を低減する。【解決手段】ピストンガイド17は、ステム11内に嵌合され、ステムから下方に突出し、ピストン14の内側を上下方向に貫き、ピストンガイドの下端部13は、有頂筒状に形成され、コイルスプリング19は、ピストンガイドの下端部内に挿入された上端ばね部19aと、上端ばね部から下方に向けて延び、上端ばね部より外径および内径が大きい本体ばね部19bと、を備え、本体ばね部の上端開口縁と、ピストンガイドの下端開口縁と、が当接し、上端ばね部の上端開口縁は、ピストンガイドの下端部の内面と非接触となっている。【選択図】図1

Description

本発明は、吐出器に関するものである。
従来から、例えば下記特許文献1に示されるような、容器本体の口部に装着される装着キャップと、装着キャップに、上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、ステムの上端部に装着されるとともに、内容物を吐出する吐出孔が形成された押下ヘッドと、を備え、ポンプは、ステムの上下動に連係する筒状のピストンと、ピストンが上下摺動可能に嵌合されたシリンダと、ステム内に嵌合され、ステムから下方に突出し、ピストンの内側を上下方向に貫くピストンガイドと、シリンダの下端開口を開閉する下部弁体と、シリンダ内に配設され、ピストンガイドを上方に付勢するコイルスプリングと、を備える吐出器が知られている。
特開2015−182801号公報
しかしながら、前記従来の吐出器では、内容物を吐出孔から吐出する際に要する押下ヘッドへの押下力を低減することに改善の余地があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたもので、内容物を吐出孔から吐出する際に要する押下ヘッドへの押下力を低減することができる吐出器を提供することを目的とする。
上記課題を解決して、このような目的を達成するために、本発明の吐出器は、容器本体の口部に装着される装着キャップと、前記装着キャップに、上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、前記ステムの上端部に装着されるとともに、内容物を吐出する吐出孔が形成された押下ヘッドと、を備え、前記ポンプは、前記ステムの上下動に連係する筒状のピストンと、前記ピストンが上下摺動可能に嵌合されたシリンダと、前記ステム内に嵌合され、前記ステムから下方に突出し、前記ピストンの内側を上下方向に貫くピストンガイドと、前記シリンダの下端開口を開閉する下部弁体と、前記シリンダ内に配設され、前記ピストンガイドを上方に付勢するコイルスプリングと、を備え、前記シリンダは、内側に前記下部弁体が配設された収容筒部を備え、前記下部弁体は、前記収容筒部内に嵌合された嵌合部と、前記嵌合部の内側に配設され、前記シリンダの下端開口を開閉する弁本体と、弾性変形可能に形成されるとともに、前記弁本体と前記嵌合部の内周面とを連結する連結片と、を備える吐出器であって、前記ピストンガイドの下端部は有頂筒状に形成され、前記コイルスプリングは、前記ピストンガイドの下端部内に挿入された上端ばね部と、前記上端ばね部から下方に向けて延び、前記上端ばね部より外径および内径が大きい本体ばね部と、を備え、前記本体ばね部の上端開口縁と、前記ピストンガイドの下端開口縁と、が当接し、前記上端ばね部の上端開口縁は、前記ピストンガイドの下端部の内面と非接触となっている。
この発明によれば、コイルスプリングが、ピストンガイドの下端部内に挿入された上端ばね部から下方に向けて延び、かつ上端ばね部より外径および内径が大きい本体ばね部を備え、この本体ばね部の上端開口縁と、ピストンガイドの下端開口縁と、が当接しているので、押下ヘッドを押下して、ステムおよびピストンガイドを下方移動させるときに、上端ばね部より外径および内径が大きい本体ばね部に上下方向の圧縮力が加えられることとなる。したがって、外径および内径が上端ばね部と同等のコイルスプリングに上下方向の圧縮力が加えられる場合と比べて、発生する上方付勢力を低く抑えることが可能になり、内容物を吐出孔から吐出する際に要する押下ヘッドへの押下力を低減することができる。
コイルスプリングのうち、内径および外径の小さい上端ばね部が、ピストンガイドの下端部内に挿入されているので、コイルスプリングを容易に組み付けることが可能になり、セット性を向上させることができる。
ここで、前記上端ばね部の外周面は、前記ピストンガイドの下端部の内周面に当接、若しくは近接してもよい。
この場合、上端ばね部の外周面が、ピストンガイドの下端部の内周面に当接、若しくは近接しているので、コイルスプリングがピストンガイドに対して径方向にぐらつくのを抑制することができる。
本発明によれば、内容物を吐出孔から吐出する際に要する押下ヘッドへの押下力を低減することができる。
本発明に係る一実施形態として示した吐出器の縦断面図であって、押下ヘッドが下降端位置に位置した状態を示す図である。 本発明に係る一実施形態として示した吐出器の縦断面図であって、押下ヘッドが上昇端位置に位置した状態を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る吐出器1について説明する。
本実施形態の吐出器1は、図1および図2に示されるように、容器本体Wの口部W2に装着される装着キャップ21と、装着キャップ21に、上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステム11を有するポンプ24と、ステム11の上端部に装着されるとともに、内容物を吐出する吐出孔16aが形成された押下ヘッド16と、下降端位置に位置する押下ヘッド16が離脱可能に装着され、押下ヘッド16およびステム11の上方移動を規制する規制筒22と、を備える。
ポンプ24は、ステム11の上下動に連係する筒状のピストン14と、ピストン14が上下摺動可能に嵌合された摺動筒部15aを有するシリンダ15と、ステム11内に嵌合され、ステム11から下方に突出し、ピストン14の内側を上下方向に貫くピストンガイド17と、シリンダ15の下端開口を開閉する下部弁体18と、シリンダ15内に配設され、ピストンガイド17を上方に付勢するコイルスプリング19と、を備える。
装着キャップ21、ステム11、規制筒22、ピストン14、シリンダ15、およびコイルスプリング19はそれぞれ、上下方向に延びる共通軸と同軸に配設されている。以下、この共通軸を軸線Oといい、上下方向から見て、軸線Oに交差する方向を径方向といい、軸線O回りに周回する方向を周方向という。
容器本体Wは、内容物の減少に伴って減容変形する可撓性を有する袋状のパウチW1と、パウチW1の上端部に固定され、口部W2を有するスパウトW3と、を備える。
ピストン14は、シリンダ15の内周面に摺接する外筒28と、外筒28の内側に配設された内筒29と、外筒28と内筒29とを全周にわたって連結する環状の連結部27と、を備える。
連結部27は、外筒28および内筒29それぞれにおける上端部と下端部との間に位置する中間部同士を連結している。図2に示されるような、押下ヘッド16およびステム11が上昇端位置に位置する待機状態では、連結部27の上面は、ステム11の下端開口縁の下方に位置しており、押下ヘッド16を押下したときに、ステム11の下端開口縁が、連結部27の上面に当接する。内筒29は、ステム11の下端部内に上下摺動自在に嵌合されている。
シリンダ15の上部に径方向の外側に向けて突出するフランジ部15dが全周にわたって形成され、フランジ部15dが、容器本体Wの口部W2の上端開口縁上に配置されている。シリンダ15は、摺動筒部15aより下方に位置し、内径が摺動筒部15aの内径より小さく、内側に下部弁体18が配設された収容筒部15bと、収容筒部15bから下方に向けて突出した連結筒部15cと、を備える。
連結筒部15c内に、下端開口が容器本体Wの底部に位置する吸い上げパイプ15eが嵌合されている。
装着キャップ21は、環状の天壁部21aを備える有頂筒状に形成されている。装着キャップ21の内周面に、口部W2に螺着される雌ねじ部が形成されている。
天壁部21aは、シリンダ15のフランジ部15dの上面に配置されている。天壁部21aの内側に、シリンダ15のうち、フランジ部15dより上方に位置する上端部が挿通されている。
ピストンガイド17は、ステム11の下部内に嵌合された筒状の装着部31を備える。装着部31は、ステム11の下端開口から下方に突出している。図1に示されるように、ピストンガイド17が下降端位置に位置した状態で、装着部31は、シリンダ15の摺動筒部15a内に位置する。装着部31の下端部に、径方向に開口する貫通孔31bが形成されている。貫通孔31bは、径方向の外側から見て、長辺が上下方向に真直ぐ延び、かつ短辺が上下方向の外側に向けて突の曲線状を呈する、上下方向に長い長方形状を呈する。
ピストンガイド17は、装着部31の下端部から下方に向けて突出する栓部(下端部)13を備える。栓部13は有頂筒状に形成されている。栓部13の周壁部の内径および外径はそれぞれ、装着部31の内径および外径より大きい。栓部13の周壁部の内径は、装着部31の外径より大きい。栓部13の天壁部のうち、径方向の外側部分は、周壁部の上端部から径方向の内側に向かうに従い漸次、上方に向けて延び、径方向の内側部分は、平坦に形成され、装着部31の下端部に接続されている。
押下ヘッド16およびステム11が上昇端位置に位置する待機状態で、栓部13の天壁部における径方向の外側部分の上面に、ピストン14の内筒29の下端部が当接している。これにより、シリンダ15内において、ピストン14より下方に位置する部分と、ピストンガイド17の貫通孔31bと、の連通が遮断されている。
押下ヘッド16を押下すると、栓部13の天壁部における径方向の外側部分の上面が、ピストン14の内筒29の下端部から下方に離れ、シリンダ15内において、ピストン14より下方に位置する部分と、ピストンガイド17の貫通孔31bと、が連通する。
押下ヘッド16を押下して内容物を吐出した後、ステム11が上方に復元移動する際に、栓部13の天壁部における径方向の外側部分の上面が、ピストン14の内筒29の下端部に当接することで、シリンダ15内において、ピストン14より下方に位置する部分と、ピストンガイド17の貫通孔31bと、の連通が遮断された状態で、ピストン14が上方に復元移動する。
栓部13の周壁部の外周面に、シリンダ15の摺動筒部15aの内周面に近接する近接突起13aが周方向に間隔をあけて複数形成されている。近接突起13aにおける径方向の外端部は、シリンダ15の収容筒部15bの内周面より径方向の外側に位置している。ピストンガイド17が下降端位置に位置した状態で、近接突起13aは、シリンダ15の摺動筒部15a内の下端部に位置する。近接突起13aは、栓部13の周壁部の上端部に配設されている。
栓部13の周壁部において、近接突起13aより下方に位置する下部は、ピストンガイド17が押下ヘッド16およびステム11とともに下降端位置に位置したときに、収容筒部15b内に離脱可能に嵌合され、この収容筒部15b内と摺動筒部15a内との連通を遮断する。
下部弁体18は、押下ヘッド16およびステム11が上昇端位置に位置する待機状態で、シリンダ15内において、ピストンガイド17の下方に位置する部分に配設されている。下部弁体18は収容筒部15b内に配設されている。図示の例では、下部弁体18の上端部は、摺動筒部15aの下端部内に位置している。
下部弁体18は、収容筒部15b内に嵌合された嵌合部33と、嵌合部33の内側に配設され、シリンダ15の下端開口を開閉する弁本体34と、弾性変形可能に形成されるとともに、弁本体34と嵌合部33の内周面とを連結する連結片34aと、を備える。
嵌合部33は、収容筒部15bの下端部内に嵌合された下部33aと、下部33aから上方に向けて延びる上部33bと、を備える。
上部33bは、下部33aより径方向の内側に位置している。上部33bは、軸線O上に配置されている。
下部33aは、下端部に位置し全周にわたって連続して延びる環状体と、環状体の上端開口縁と上部33bの下端縁とを連結する連結板と、を備える。連結板は、軸線Oを径方向に挟む両側に各別に配置され、上方を向く座面33cを有する。座面33cは、ピストンガイド17の栓部13の下端開口縁と上下方向で対向している。
弁本体34は、収容筒部15bの内面における、収容筒部15bの下端開口の周縁部に、上方に向けて離反可能に載置されている。弁本体34は、嵌合部33の下部33aの内側に配設されている。弁本体34は、嵌合部33の下部33aにおける前記環状体の内周面に、弾性変形可能な連結片34aを介して連結されている。
下部弁体18は、シリンダ15内の加圧時に、シリンダ15の下端開口を閉塞したままに維持し、シリンダ15内の減圧時に、シリンダ15の下端開口を開放する逆止弁となっている。これにより、シリンダ15内の加圧時に、シリンダ15内の内容物がシリンダ15の下端開口から容器本体W内に戻ることが阻止され、シリンダ15内の減圧時に、容器本体W内の内容物がシリンダ15の下端開口からシリンダ15内に流入する。
コイルスプリング19は、ピストンガイド17の栓部13内に挿入された上端ばね部19aと、上端ばね部19aから下方に向けて延び、上端ばね部19aより外径および内径が大きい本体ばね部19bと、を備え、ステム11およびピストンガイド17を一体に上方に向けて付勢する。
上端ばね部19aの外周面は、ピストンガイド17の栓部13の内周面に当接、若しくは近接している。上端ばね部19aの上端開口縁は、栓部13の天壁部の下面より下方に位置しており、栓部13の内面と非接触となっている。上端ばね部19aの長さは、本体ばね部19bの長さより短い。
本体ばね部19bの上端開口縁と、栓部13の下端開口縁と、が当接している。栓部13の厚さは、コイルスプリング19の線径と同等になっている。本体ばね部19bの下部の内側に、嵌合部33の上部33bが挿入されている。本体ばね部19bの下端部の内周面は、上部33bに当接、若しくは近接している。本体ばね部19bの下端開口縁が、嵌合部33の座面33cに当接している。
押下ヘッド16は、ステム11の上端部に外嵌された嵌合筒16bと、嵌合筒16bから径方向の外側に向けて突出し、その先端に吐出孔16aが形成された吐出筒16cと、嵌合筒16bを径方向の外側から囲う螺着筒16dと、を備える。吐出筒16cは、螺着筒16dを径方向に貫いている。嵌合筒16bの外周面に、全周にわたって連続して延びるシール突部16eが形成されている。
規制筒22は、シリンダ15の上端部に外嵌された外嵌筒22aと、下降端位置に位置する押下ヘッド16の螺着筒16dが螺着される雄ねじ筒22bと、を備える。
外嵌筒22aの下端部は、装着キャップ21の天壁部21aの内周縁部に連結されており、規制筒22および装着キャップ21は一体に形成されている。
雄ねじ筒22bのうち、下部がシリンダ15の上端部内に挿入され、かつ上部がシリンダ15の上端部から上方に突出しており、この上部の外周面に雄ねじ部が形成されている。雄ねじ筒22bの下部の外周面、およびシリンダ15の上端部の内周面にはそれぞれ、互いに係合する回り止め部が形成されている。雄ねじ筒22bの内周面と、ステム11の外周面と、の間に、外部とピストン14の外筒28の内周面側とを連通する導入通路25が形成されている。押下ヘッド16およびステム11が上昇端位置に位置する待機状態で、雄ねじ筒22bの下端開口縁に、ピストン14の外筒28の上端開口縁が当接、若しくは近接する。
雄ねじ筒22bの上端開口縁に、上方に向けて突出するシール筒部22cが形成されている。ステム11および押下ヘッド16が下降端位置に位置して、押下ヘッド16が規制筒22に螺着された状態で、シール筒部22c内に、押下ヘッド16のシール突部16eが密に嵌合する。
以上のように構成された吐出器1の使用方法について説明する。
まず、下降端位置に位置する押下ヘッド16を、規制筒22に対して軸線O回りに回転させることで、押下ヘッド16の螺着筒16dの雌ねじ部と、規制筒22の雄ねじ筒22bの雄ねじ部と、の螺合を解除する。この際、押下ヘッド16、ステム11、およびピストンガイド17が、シリンダ15に対して上昇し、ピストンガイド17の栓部13が、シリンダ15の収容筒部15bから外れ、収容筒部15b内と摺動筒部15a内とが連通する。そして、コイルスプリング19の上方付勢力によって、ピストンガイド17、ステム11、および押下ヘッド16が一体に上昇する。この過程において、ピストンガイド17の栓部13の天壁部における径方向の外側部分の上面が、ピストン14の内筒29の下端部に当接し、ピストン14も上昇する。
これにより、シリンダ15内が減圧することで、下部弁体18がシリンダ15の下端開口を開放し、容器本体W内の内容物が、吸い上げパイプ15eを通してシリンダ15内に流入する。
そして、押下ヘッド16を押下して、ステム11およびピストンガイド17を下降移動させると、まず、ピストンガイド17の栓部13の天壁部における径方向の外側部分の上面が、ピストン14の内筒29の下端部から下方に離れて、シリンダ15内において、ピストン14より下方に位置する部分と、ピストンガイド17の貫通孔31bと、が連通し、また、ステム11の下端開口縁が、ピストン14の連結部27の上面に当接する。さらに、この下降移動を継続すると、ピストン14も下降移動することで、シリンダ15内の内容物が、ピストンガイド17における貫通孔31bおよび装着部31内を通して、ステム11内に流入し、吐出孔16aから吐出される。
次に、押下ヘッド16の押下を解除すると、コイルスプリング19の上方付勢力によって、前述と同様に、ピストンガイド17、ピストン14、ステム11、および押下ヘッド16が上方に復元移動し、容器本体W内の内容物がシリンダ15内に流入する。
以上説明したように、本実施形態による吐出器1によれば、コイルスプリング19が、ピストンガイド17の栓部13内に挿入された上端ばね部19aから下方に向けて延び、かつ上端ばね部19aより外径および内径が大きい本体ばね部19bを備え、この本体ばね部19bの上端開口縁と、ピストンガイド17の下端開口縁と、が当接しているので、押下ヘッド16を押下して、ステム11およびピストンガイド17を下方移動させるときに、上端ばね部19aより外径および内径が大きい本体ばね部19bに上下方向の圧縮力が加えられることとなる。したがって、外径および内径が上端ばね部19aと同等のコイルスプリングに上下方向の圧縮力が加えられる場合と比べて、発生する上方付勢力を低く抑えることが可能になり、内容物を吐出孔16aから吐出する際に要する押下ヘッド16への押下力を低減することができる。
コイルスプリング19のうち、内径および外径の小さい上端ばね部19aが、ピストンガイド17の栓部13内に挿入されているので、コイルスプリング19を容易に組み付けることが可能になり、セット性を向上させることができる。
また、上端ばね部19aの外周面が、ピストンガイド17の栓部13の内周面に当接、若しくは近接しているので、コイルスプリング19がピストンガイド17に対して径方向にぐらつくのを抑制することができる。
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば 前記実施形態では、規制筒22として、下降端位置に位置する押下ヘッド16が離脱可能に螺着される構成を示したが、これに限らず例えば、押下ヘッドが離脱可能にアンダーカット嵌合される構成にする等、適宜変更してもよい。
装着キャップ21および規制筒22は別部材であってもよく、また、規制筒22は有しなくてもよい。
上端ばね部19aの上端開口縁を、栓部13の内面に当接させてもよい。
シリンダ15に、径方向に開口し、容器本体W内とシリンダ15内とを連通する導入孔を形成してもよい。この導入孔は、図2に示されるような、前述の待機状態で、外筒28の外周面に閉塞されてもよい。シリンダ15に導入孔を形成した場合、容器本体Wは減容変形しなくてもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した変形例を適宜組み合わせてもよい。
1 吐出器
11 ステム
13 栓部(ピストンガイドの下端部)
14 ピストン
15 シリンダ
15b 収容筒部
16 押下ヘッド
16a 吐出孔
17 ピストンガイド
18 下部弁体
19 コイルスプリング
19a 上端ばね部
19b 本体ばね部
21 装着キャップ
24 ポンプ
33 嵌合部
34 弁本体
34a 連結片
W 容器本体
W2 口部

Claims (2)

  1. 容器本体の口部に装着される装着キャップと、
    前記装着キャップに、上方付勢状態で下方移動可能に貫設されたステムを有するポンプと、
    前記ステムの上端部に装着されるとともに、内容物を吐出する吐出孔が形成された押下ヘッドと、を備え、
    前記ポンプは、
    前記ステムの上下動に連係する筒状のピストンと、
    前記ピストンが上下摺動可能に嵌合されたシリンダと、
    前記ステム内に嵌合され、前記ステムから下方に突出し、前記ピストンの内側を上下方向に貫くピストンガイドと、
    前記シリンダの下端開口を開閉する下部弁体と、
    前記シリンダ内に配設され、前記ピストンガイドを上方に付勢するコイルスプリングと、を備え、
    前記シリンダは、内側に前記下部弁体が配設された収容筒部を備え、
    前記下部弁体は、前記収容筒部内に嵌合された嵌合部と、前記嵌合部の内側に配設され、前記シリンダの下端開口を開閉する弁本体と、弾性変形可能に形成されるとともに、前記弁本体と前記嵌合部の内周面とを連結する連結片と、を備える吐出器であって、
    前記ピストンガイドの下端部は有頂筒状に形成され、
    前記コイルスプリングは、前記ピストンガイドの下端部内に挿入された上端ばね部と、前記上端ばね部から下方に向けて延び、前記上端ばね部より外径および内径が大きい本体ばね部と、を備え、
    前記本体ばね部の上端開口縁と、前記ピストンガイドの下端開口縁と、が当接し、
    前記上端ばね部の上端開口縁は、前記ピストンガイドの下端部の内面と非接触となっている、吐出器。
  2. 前記上端ばね部の外周面は、前記ピストンガイドの下端部の内周面に当接、若しくは近接している、請求項1に記載の吐出器。
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