JP6722504B2 - 鋏 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば理美容師(理容師及び美容師をいう)が業務で使用でき、又は理美容師以外の者が紙や布を裁断する場合にも使用できる鋏に関する。
従来の理美容用の鋏は、動刃を有する第1の鋏部材と、静止刃を有する第2の鋏部材をねじによって取外し可能、回動自在に連結し、第1、第2の鋏部材の基部にはそれぞれ親指及び薬指を入れる環状指掛け部を有していた。この理美容用の鋏は、通常、第1の鋏部材の環状指掛け部に親指を入れ、第2の鋏部材の環状指掛け部に薬指を入れて、髪切り作業を行っていた。そのため、第2の鋏部材の環状指掛け部と薬指と中指を用いて鋏を保持可能であるが、第1の鋏部材の環状指掛け部と挿入した親指との間には隙間があるので親指が環状指掛け部内で動いていた。更に、理美容師は手に保持した理美容用の鋏の傾きを種々に変化させて髪を切るので親指の操作距離が長くなり、薬指、中指及び人指し指で理美容用の鋏全体を支えるので、各指に掛かる負担が大きいという問題があった。
そこで、特許文献1には、親指を入れる環状親指掛け部の一部を取り除き略U字状の指掛け部としたものが提案されている。
また、特許文献2には、弾性手段(コイルバネ)によって常時刃部を開くように付勢し、中指又は薬指が挿通する円形の指掛け環は残した状態で、親指が挿通する指掛け環を無くし、親指宛面を形成した理美容用鋏が提案されている。
特公平3−8223号公報 特許第4249968号公報
しかしながら、特許文献1記載の理美容用鋏において、親指を用いて鋏刃部を開こうとする場合、力の掛かりが悪くなり、長時間使用しずらいという問題があった。
また、特許文献2記載の理美容用鋏においては、常時弾性手段によって、鋏刃部を開く方向に付勢しているので、この付勢力に対抗して鋏部材を操作する必要があり、長時間使用すると疲れるという問題があった。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、開閉が容易で、長時間使用が可能となる理美容用又はその他の用途にも使用できる鋏を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係る鋏は、それぞれ基側に指掛け部を有する第1、第2の鋏部材を中央で回動可能に連結した鋏において、
前記第1の鋏部材の指掛け部が環状指掛け部となって、該環状指掛け部に裾部が連接される半球状、円錐台状(円錐状を含む)、又はスプーン掬い部形状の親指掛け部を設けている。ここで、半球状は、完全に半球となっているものの他、部分球状となっているもの、更に平面視した円の直交する径の長さが異なるもの(短径、長径)であっても窪み内部に親指の先側が嵌入すれば、適用される。
本発明に係る鋏において、前記親指掛け部の深さは4〜10mmの範囲にあるのが好ましい。
本発明に係る鋏において、前記親指掛け部の周囲は、前記環状指掛け部に一体的に連接されているのが好ましい。
そして、本発明に係る鋏において、前記親指掛け部の周囲は、前記環状指掛け部に取外し可能に連結されている場合もある。
本発明に係る鋏は、基側に指掛け部を有する第1、第2の鋏部材が中央で回動可能に連結し、第1の鋏部材の指掛け部を環状に形成し、この環状指掛け部に裾部が連接される半球状、円錐台状、又はスプーン掬い部形状の親指掛け部を設けているので、以下の効果がある。
従来の鋏において、親指の先部のみを第1の鋏部材の環状指掛け部に入れて第1の鋏部材を操作すると、環状指掛け部と親指との間に隙間があるので、第1、第2の鋏部材の閉時(髪の切断時)と第1、第2の鋏部材の開時とで親指と環状指掛け部の当接位置(作用点)が異なり、親指に無駄な動きを生じることになるが、この発明の場合、親指の先が嵌入する親指掛け部の窪みは奥が幅狭となっているので、第1、第2の鋏部材の開閉時に親指の無駄な動きがなく、長時間作業をしても疲れ難い。
また、親指掛け部は奥側が徐々に狭くなるので、親指の大きさが異なっても、親指の位置が変わることなく、親指が第1の鋏部材の環状指掛け部に当たることになり、異なる理美容師もこの鋏を共通に使用できる。
更に、初心者が従来の鋏を使用すると、第1の鋏部材の環状指掛け部に親指を根元の部分まで垂直又は斜めに挿入する傾向があるが、本発明に係る鋏においては、環状指掛け部は親指掛け部が設けられて貫通はしていないので、親指の操作位置も決まり、初心者であっても疲れ難い鋏作業ができる。
なお、作業効率の良くない持ち方をしている初心者やベテランにも、この鋏の使用で、作業効率の悪い鋏の持ち方が矯正されて、鋏が切れ易く、指が疲れにくい理想的な持ち方になって、作業効率が上がる。
(A)は本発明の一実施の形態に係る鋏の正面図、(B)は同側面図、(C)は図1(A)における矢視P−P’断面図、(D)は図1(A)における矢視Q−Q’断面図である。 (A)は同背面図、(B)は同側面図である。 同鋏の使用状態の説明図である。 同鋏の使用状態の説明図である。
続いて、添付した図面を参照して本発明を具体化した実施の形態について説明する。
図1(A)〜(D)、図2(A)、(B)に示すように、本発明の一実施の形態に係る鋏10は、それぞれ硬質のステンレス材又は特殊鋼からなって、刃部11、12が一方(先側)に、他方(基側)に指掛け部の一例である環状指掛け部13、14を有する第1、第2の鋏部材15、16を、中間部に設けられた小孔を貫通するボルト及びナットの組み合わせからなるねじ17によって回動可能に連結して構成される。
そして、第1の鋏部材15の環状指掛け部13には、環状指掛け部13に裾部が連接される親指掛け部19が設けられている。
親指掛け部19は、半球状、円錐台状、又はスプーン掬い部形状となって、奥側が狭くなって、その深さdは3〜15mm(好ましくは、4〜10mm)となっている。これにより、作業者の親指23(図3参照)が親指掛け部19内に円滑に嵌入し、更に嵌入した親指23は周囲との隙間がなく、親指掛け部19の入り側内径は通常の鋏と同様、長円形となっている。なお、親指掛け部19の肉厚は1〜2mmとなっている。
親指掛け部19の窪みの向きは、図1(A)に示すように、第2の鋏部材16の環状指掛け部14を右に、第1の鋏部材15の環状指掛け部13を左にして、奥側(即ち、紙面に垂直下側)となっている。
なお、図3、図4は鋏10を背面側から見た使用状態の説明図であり、親指掛け部19は図3、図4において手前(表側)に突出している。この実施の形態に係る鋏10は右利き用で説明したが、左利き用の場合は、親指掛け部の窪みの向きが逆になることは当然である。
この鋏10の親指掛け部19は図1においては、周囲の環状指掛け部13にその縁部が一体的に連接されている。この場合、親指掛け部19を第1の鋏部材15とは別に製造して、環状指掛け部13に溶接又は鑞付けしてもよいし、環状指掛け部13の内側に内板を設け、プレス加工等によって成形してもよい。
また、場合によって、親指掛け部を周囲の環状指掛け部に取外し可能に配置してもよい。この場合、親指掛け部の周囲を断面U字状に折り返し、この折り返し部分を環状指掛け部に引っ掛けて固定することになる。親指掛け部を除けば従来の鋏となるので、好みに応じて形状の異なる親指掛け部を取り付けて、鋏を使用できる。
第1、第2の鋏部材15、16は、親指掛け部19の部分を除いて通常の鋏と同じで、第2の鋏部材16の刃部12が固定刃(静止刃)となり、第1の鋏部材15の刃部11が可動刃となり、固定刃に対して可動刃が交差して、対象物(髪の毛)を剪断力によって切断する。
また、第1、第2の鋏部材15、16の環状指掛け部13、14は略同一平面にあるので、可動刃を固定刃に対して円滑に動作できる。
この鋏(理美容用の鋏)10の使用方法を、図3及び図4を参照しながら説明する。まず、薬指20を第2の鋏部材16の環状指掛け部14に第1関節まで入れ中指21及び人指し指22を用いて、第2の鋏部材16を保持する。なお、第2の鋏部材16については、薬指20及び中指21を環状指掛け部14に入れてもよい。この状態で親指23の先部を親指掛け部19に入れる。親指掛け部19の窪みの深さは一定であるので、親指23の挿入位置は一定となる。
次に、刃部(固定刃)12の上に切断しようとする髪を載せて、親指23を上げて(即ち、第2の鋏部材16の環状指掛け部14側に近づけて)、刃部(可動刃)11を刃部12と交差させるようにして、図4に示すように刃部11、12を閉じて髪を切断する。
この後、直ちに親指23を下げて、図3に示すように、刃部11、12を開くことになるが、親指23は親指掛け部19の窪み内で保持されるので、親指23の動きに第1の鋏部材15は直動する。従って、親指23の動きに無駄がないので、理美容作業が疲れないという利点がある。
本発明は前記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲でその構成を変更することもできる。例えば、以上の実施の形態においては、第2の鋏部材に環状指掛け部を設けたが、環状指掛け部は必須の要件ではなく、第2の鋏部材を薬指、中指、人指し指を用いて固定できる構造(指掛け部)であればよい。
また、本発明は具体的数字を用いて説明したが、要旨を変更しない範囲で数値限定を外すことができる。
更には、本発明に係る鋏は、理美容師が理美容用の鋏として使用する場合の他、一般の人が文具等の通常の鋏として使用する場合も本発明は適用される。
10:鋏、11、12:刃部、13、14:環状指掛け部、15:第1の鋏部材、16:第2の鋏部材、17:ねじ、19:親指掛け部、20:薬指、21:中指、22:人指し指、23:親指

Claims (4)

  1. それぞれ基側に指掛け部を有する第1、第2の鋏部材を中央で回動可能に連結した鋏において、
    前記第1の鋏部材の指掛け部が環状指掛け部となって、該環状指掛け部に裾部が連接される半球状、円錐台状、又はスプーン掬い部形状の親指掛け部を設けていることを特徴とする鋏。
  2. 請求項1記載の鋏において、前記親指掛け部の深さは4〜10mmの範囲にあることを特徴とする鋏。
  3. 請求項1又は2記載の鋏において、前記親指掛け部の周囲は、前記環状指掛け部に一体的に連接されていることを特徴とする鋏。
  4. 請求項1又は2記載の鋏において、前記親指掛け部の周囲は、前記環状指掛け部に取外し可能に連結されていることを特徴とする鋏。
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